説明

設置環境情報監視システム、処理装置、設置環境情報監視方法およびプログラム

【課題】ユーザコンピュータへの設置環境改善の通知が可能な設置環境情報監視システム、処理装置、設置環境情報監視方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】処理装置21は、コンピュータAa11が温度センサ111、湿度センサ112、電圧センサ113、振動・衝撃センサ114、風量センサ115で取得した設置環境情報データがコンピュータAa11の構成部品毎の推奨される動作温度範囲、動作湿度範囲、動作電圧範囲、振動・衝撃範囲、動作風量範囲情報を保持する設置環境データベース25に照らし設置環境に問題があると設置環境改善項目を保守管理端末40に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末機器の設置環境情報を監視し、自動的に環境改善項目をユーザへ提示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術として、温度センサ、湿度センサ、稼働時間センサのデータを定期的に取得して推奨環境での寿命時間ならびに非推奨環境での稼働時間および寿命進行率から使用寿命時間、残寿命時間を算定し、残寿命時間が負の場合は保守見積書を作成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−065413号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述の関連技術では、ユーザコンピュータの稼働状況に応じた装置自体の寿命を算出するとともに、寿命通知ならびに寿命によるリプレースを支援することは可能であるが、設置環境データベースに基づいた、ユーザコンピュータへの設置環境改善の通知は困難であった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、ユーザコンピュータへの設置環境改善の通知が可能な設置環境情報監視システム、処理装置、設置環境情報監視方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の設置環境情報監視システムは、監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段と、処理装置とを備える設置環境情報監視システムであって、
前記処理装置は前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースと、
前記監視対象の装置が検出手段により検出した設置環境情報データを取得する取得手段と、
該設置環境情報データに基づいて前記設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断する判断手段と、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の処理装置は、監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースと、
前記監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段により検出した設置環境情報データを取得する取得手段と、
該設置環境情報データに基づいて前記設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断する判断手段と、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の設置環境情報監視方法は、監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段により検出した設置環境情報データを取得するステップと、
該設置環境情報データに基づいて前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断するステップと、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信するステップとを有することを特徴とする設置環境情報監視方法。
【0008】
また、本発明のプログラムは、情報処理装置に、監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段により検出した設置環境情報データを取得するステップと、
該設置環境情報データに基づいて前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断するステップと、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信するステップとを実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザコンピュータへ設置環境改善の通知を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の第一の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示す本実施の形態における設置環境情報監視システムは、ユーザコンピュータ10と、処理装置21と、製造元端末30と、保守管理端末40と、担当者端末50と、これらを相互に接続するインターネット等のネットワーク100から構成されている。
【0011】
ユーザコンピュータ10は、パーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理機器である、コンピュータAa11と、コンピュータAb12と、コンピュータBa13、プリンタや、ディスプレイ装置の出力機能を有する表示部19にて構成される。コンピュータAa11と、コンピュータAb12は同一の構成による製品であり、部品寿命も同一の製品である。コンピュータBa13はコンピュータAa11と、コンピュータAb12とは、異なる構成による製品であり、部品寿命が異なるものである。
【0012】
処理装置21は、サーバ等の情報処理装置であり、設置環境監視センター20内に設置され、顧客データベース22と、部品データベース23と、設置環境データベース24と、寿命データベース25と、稼働状況データベース26を管理し、ユーザの設置環境情報を基にした環境改善の要否判断と、部品寿命判断を行う機能を有する。さらに、ユーザコンピュータ10から送出される設置環境情報データの受け取りと、製造元端末30より送出される部品データと、設置環境データと、寿命データの受け取りと、各データベースへの更新を行う機能と、寿命となった部品の価格と、部品交換作業時間と、顧客データを、保守管理端末40へ送信する機能を有する。
【0013】
顧客データベース22は、ユーザ名、住所、電話番号、運用開始日、製品型番やシリアルナンバー等の納入装置情報、ユーザコンピュータ10のシステム管理者やシステム管理者のメールアドレス等の担当者の情報と、ユーザコンピュータにおける構成部品の部品寿命判定結果の情報を保持している(図5参照)。
【0014】
部品データベース23は、製品毎の構成部品と、各部品における価格と部品交換作業時間の情報を保持している(図6参照)。部品データベース23は、ネットワーク100を介して、製造元端末30から提供され、新規製品が出荷されると更新される。
【0015】
設置環境データベース24は、製品毎の推奨動作温度範囲、推奨動作湿度範囲、推奨動作電圧範囲、推奨動作風量範囲、推奨される振動・衝撃範囲の情報を保持している(図7参照)。設置環境データベース24は、ネットワーク100を介して、製造元端末30から提供され、新規製品が出荷されると更新される。
【0016】
寿命データベース25は、部品毎の推奨環境による運用での寿命時間より算定された寿命判定時間と、部品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率を有する(図8参照)。寿命データベース25は、ネットワーク100を介して、製造元端末30から提供され、新規製品が出荷されると更新される。
【0017】
稼働状況データベース26は、ユーザコンピュータにおける部品毎の算定残寿命データを有する(図9参照)。
【0018】
製造元端末30は、ユーザコンピュータ10を製造したメーカ側の情報処理装置である。製造元端末30は、部品データとして、製品毎の構成部品情報と、各部品における価格、部品交換作業時間の情報を設置環境監視センター20の処理装置21へ提供する。また、製造元端末30は、設置環境データとして、製品毎の推奨動作温度範囲、推奨動作湿度範囲、推奨動作電圧範囲、推奨動作風量範囲、推奨される振動・衝撃範囲を処理装置21へ提供する。また、製造元端末30は、寿命データとして、各製品における部品毎の推奨環境による運用での寿命時間より算定された寿命判定時間と、各製品における部品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率を処理装置21へ提供する。
【0019】
保守管理端末40は、設置環境監視センター20の処理装置21から提供された、寿命と判断された部品の価格、部品交換作業時間、顧客情報のデータを基に、見積書を作成する機能と、作成した見積書をユーザコンピュータの担当者端末50へ送信する機能を有する。
【0020】
担当者端末50は、ユーザコンピュータの管理者等が用いる情報処理装置であり、保守管理端末40から見積書データを受信し、保守管理端末40へ部品交換を依頼する機能を有する。
【0021】
次に、コンピュータAa11の構成について説明する。図2を参照すると、コンピュータAa11は、センサ部110と、記憶部120と、タイマ部130と、センサ情報処理部140と、通信制御部150と、ネットワーク部160を有する。
【0022】
コンピュータAa11は、ディスプレイ装置等の表示部19と接続されている。
【0023】
センサ部110は、温度センサ111と、湿度センサ112と、電圧センサ113と、振動・衝撃センサ114と、風量センサ115と、稼働時間センサ116を有する。温度センサ111は、コンピュータAa11が稼働している間に内部温度を取得する。同様に、湿度センサ112は、内部湿度を取得する。電圧センサ113は、コンピュータの入力電圧を取得する。振動・衝撃センサ114は、装置に与えられた振動・衝撃値を取得する。風量センサ115は、内部風量を取得する。稼働時間センサ116は、コンピュータAa11が稼働している時間を取得する。
【0024】
記憶部120は、センサ部110部にて取得した情報を保持、消去する機能を有する。
【0025】
タイマ部130は、時間管理を行う機能を有し、あらかじめ設定された間隔に達したことをセンサ情報処理部140へ通知する。
【0026】
センサ情報処理部140は、センサ部110で取得した情報を管理する機能を有し、センサ部110と、記憶部120に対するデータ送信命令や、記憶部120に対して、データ初期化命令を行う。
【0027】
通信制御部150は、データのやり取りを制御する機能を有し、記憶部120から送信された設置環境情報データを、ネットワーク部160から、ネットワーク100を介して、設置環境監視センター20の処理装置21へ送出する。さらに、設置環境監視センター20の処理装置21よりネットワーク部160が受信した受信完了通知をセンサ情報処理部140へ送信する。
【0028】
次に、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8および図9を参照して、本実施の形態の動作について詳細に説明する。なお、以降の説明では、ネットワーク100はインターネットであるとする。
【0029】
最初に本発明の実施の形態に係るユーザコンピュータAa11の動作について説明する。図3を参照すると、まず、ユーザコンピュータAa11は、タイマ部130が間隔A1となったことをセンサ情報処理部140へ通知する(ステップA1)。センサ情報処理部140は、センサ部110に対して、データ送信命令を行う(ステップA2)。センサ部110は、温度センサ111と、湿度センサ112と、電圧センサ113と、振動・衝撃センサ114と、風量センサ115と、稼働時間センサ116により取得した情報を記憶部120へ送信する(ステップA3)。送信されたデータは記憶部120にて保持される(ステップA4)。
【0030】
タイマ部130は、間隔A2となった際、センサ情報処理部140に通知する(ステップA5)。センサ情報処理部140は、センサ部110に対して、データ送信命令を行う(ステップA6)。センサ部110は、温度センサ111と、湿度センサ112と、電圧センサ113と、振動・衝撃センサ114と、風量センサ115と、稼働時間センサ116により取得した情報を記憶部120へ送信する(ステップA7)。送信されたデータは記憶部120にて保持される(ステップA8)。
【0031】
間隔0から、間隔A1までの時間と、間隔A1から、間隔A2までの時間は同一である。間隔A1、A2・・・、Anは、センサを確認するための極小の単位時間であり、例えば0.1秒間となる。
【0032】
次に、ユーザコンピュータAa11は、タイマ部130が間隔B1となったことをセンサ情報処理部140へ通知する(ステップA13)。センサ情報処理部140は、記憶部120に対して、保持しているデータを通信制御部150へ送付するよう、データ送付命令を行う(ステップA14)。記憶部120は、通信制御部150に対して、データ送信を行う(ステップA15)。通信制御部150は、ネットワーク部160に対して、設置環境監視センター20の処理装置21へのデータ送付命令を行う(ステップA16)。ネットワーク部160は、設置環境監視センター20の処理装置21へのデータ送付を行う(ステップA17)。ネットワーク部160は、設置環境監視センター20の処理装置21からデータ受信完了通知を受け取ると、通信制御部150に通知を行う(ステップA18)。通信制御部150は、通信完了通知をセンサ情報処理部140に送信する(ステップA19)。センサ情報処理部140は、通信完了通知を受信すると、記憶部120に対して、データ初期化命令を行う(ステップA20)。
【0033】
記憶部120は、データ初期化を行う。(ステップA21)
【0034】
間隔0から、間隔B1までの時間と、間隔B1から、間隔B2までの時間は同一である。間隔B1、B2、・・・、Bnは、通信管理用の単位時間であり、例えば、1日間となる。
【0035】
次に、本発明の実施の形態に係るシステムの全体の動作動作について説明する。図4を参照すると、まず、製造元端末30は、部品データとして、製品毎の構成部品情報と、各部品における価格、部品交換作業時間の情報を設置環境監視センター20内に設置されている処理装置21へ送信する。また、製造元端末30は、設置環境データとして、製品毎の推奨動作温度範囲、推奨動作湿度範囲、推奨動作電圧範囲、推奨動作風量範囲、推奨される振動・衝撃範囲を処理装置21へ送信する。また、製造元端末30は、寿命データとして、各製品における部品毎の推奨環境による運用での寿命時間より算定された寿命判定時間と、各製品における部品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率を処理装置21へ送信する(ステップB1)。
【0036】
寿命判定時間は、推奨環境による運用での寿命時間よりも小さい値であり、例えば、推奨環境による運用での寿命時間の90%の値となる。
【0037】
処理装置21は、製造元端末30より送信された部品データと、設置環境データと、寿命データを基に、部品データベース23、設置環境データベース24、寿命データベース25の更新を行う(ステップB2、図6、図7、図8)。これにより、処理端末21の部品データベース23と設置環境データベース24と寿命データベース25は、新規製品が出荷された際にのみ、更新される。
【0038】
次に、コンピュータAa11は、設置環境情報データを、処理装置21へ送信する(ステップB3)。処理装置21は、データの受信を行うと、正常に受信処理が完了したことを通知する受信完了通知を、コンピュータAa11へ送信する(ステップB4)。処理装置21は、設置環境情報データを顧客データベース22と照合を行う。顧客データベース22には、ユーザ名、住所、電話番号、運用開始日、製品型番やシリアルナンバー等の納入装置情報と、システム管理者やシステム管理者のメールアドレス等担当者のデータが格納されている。そして、送信されたデータに対して、ユーザ名、住所、電話番号、運用開始日、製品型番やシリアルナンバー等の納入装置情報、システム管理者とシステム管理者のメールアドレス等の担当者データが付与される(ステップB5、図5)。
【0039】
次に、処理装置21は、顧客データベース22と照合された設置環境情報データに対して、部品データベース23と照合を行う。部品データベース23には、製品の構成部品と、各部品における価格と、交換時間のデータが格納されており、送信されたデータに対して、製品の構成部品と、各部品における価格と、交換時間のデータが付与される(ステップB6、図6)。
【0040】
次に、処理装置21は、部品データベース23と照合された設置環境情報データに対して、設置環境データベース24と照合を行う。設置環境情報データは、製品毎の推奨動作温度範囲、推奨動作湿度範囲、推奨動作電圧範囲、推奨動作風量範囲、推奨される振動・衝撃範囲の情報と照合され、推奨環境から外れた温度値と、湿度値と、電圧値と、風量値と、振動・衝撃値と、推奨環境から外れた稼働時間が算定される(ステップ7、図7)。
【0041】
次に、処理装置21は、設置環境情報データと設置環境データベースを比較し、設置環境に問題があるかの判断を行う(ステップB8)。推奨環境値内での運用が行われており、設置環境に問題がない場合(ステップB8/No)は、ステップB10へ進む。
【0042】
次に、処理装置21は、設置環境に問題があり、推奨環境から外れて稼働が行われていた場合(ステップB8/Yes)、推奨環境から外れた温度値と、湿度値と、電圧値と、風量値と、振動・衝撃値と、推奨環境から外れた稼働時間のデータと、推奨環境にて運用するために必要となる条件を、設置環境改善項目として、ユーザコンピュータの管理者等の担当者へ通知する(ステップB9)。
【0043】
次に、処理装置21は、設置環境情報データに対して、寿命データベース25との照合処理を行う。算定残寿命値データの作成は、各製品における部品毎の推奨環境から外れた温度環境、湿度環境、電圧環境、風量値、振動・衝撃値の度合で設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算する。そして、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間の算出を行う。さらに、寿命データベース25に有する、各製品における部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を引くことにより、算定残寿命値データが作成される(ステップB10)。
【0044】
次に、処理装置21は、算定残寿命値データを、稼働状況データベース26として更新する(ステップB11、図9)。
【0045】
次に、処理装置21は、算定残寿命値により、寿命判断を行う(ステップB12)。算定残寿命値が正の数であり、部品寿命でない場合(ステップB12/No)は、処理を終了する。算定残寿命値が負の数であり、部品寿命である場合(ステップB12/Yes)は、処理を継続する。
【0046】
次に、処理装置21は、顧客データベース22から、コンピュータAa11が過去に部品寿命と判断されたことがあるかどうかを確認する(ステップB13)。既に部品寿命と判断されている場合(ステップB13/Yes)は、処理を終了する。
【0047】
一方、部品寿命と判断されていない場合(ステップB13/No)は、部品寿命であることをコンピュータAa11に通知する(ステップB14)。
【0048】
次に処理装置21は、寿命と判断された部品の価格、交換時間、顧客情報を保守管理端末40内へ設置されている保守管理端末41へ送信する(ステップB15)。
【0049】
次に、処理装置21は、寿命となった部品情報を顧客データベース22に更新する(ステップB16)。
【0050】
次に、保守管理端末41は、寿命と判断された部品の価格、部品交換作業時間、顧客情報のデータを受信する(ステップB17)。
【0051】
次に、保守管理端末41は、受信したデータを基に、見積書の作成を行う(ステップB18)。保守管理端末41は、作成した見積書データをユーザコンピュータの管理者等の担当者端末50へ送信する(ステップB19)。
【0052】
次に、見積書データを受信した担当者端末50は、保守管理端末40へ部品交換を依頼する(ステップB20、B21)。保守管理端末40の所定の表示部へ部品交換の依頼が表示され、その表示をみて、保守担当者は、コンピュータAa11の部品交換作業を実施する。
【0053】
次に、保守管理端末40は、交換した部品の算定残寿命値を初期値に戻し、処理装置21内の稼働状況データベースの更新入力を行う(ステップB22)。
【0054】
そして、処理装置21は、稼働状況データ26を更新し処理を終了する(ステップ23)。
【0055】
上記の本実施の形態によれば、ユーザ納入装置の環境改善が必要な項目を通知するととともに、ユーザへ推奨環境による運用のための設置環境改善の提示できる。その理由は、ユーザ先の製品より、温度と、湿度と、電圧と、振動・衝撃と、風量の使用環境データを取得して、設置環境データと推奨動作環境データの比較結果を、即座にユーザへ提示することが出来るためである。
【0056】
また、寿命故障前に予防交換を実施するための部品情報、価格、部品交換作業時間の提示が行える。その理由は、設置環境監視センターにて部品寿命を判断された場合に、部品情報と、価格と、部品交換作業時間と、顧客情報の送信が行われ、そのデータが保守部隊により、即座に見積書として提示出来るためである。
【0057】
次に、本発明の第二の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態は、製造元端末30より提供される寿命データが、部品毎の推奨環境による運用での寿命時間であり、処理装置21にて寿命残日数の算定が行われる点で上述の第一の実施の形態と異なる。
【0058】
図3における設置環境情報データの送信動作は第一の実施の形態と同様である。
【0059】
図4において、製造元端末30は部品データとして、製品毎の構成部品情報と、各部品における価格、部品交換作業時間の情報を、設置環境データとして、製品毎の推奨動作温度範囲、推奨動作湿度範囲、推奨動作電圧範囲、推奨動作風量範囲、推奨される振動・衝撃範囲を、寿命データとして、各製品における部品毎の推奨環境による運用での寿命時間と、各製品における部品毎の推奨環境を外れた場合における寿命進行率を設置環境監視センター20内に設置されている処理装置21へ送信する(ステップB1)。
【0060】
処理装置21は、製造元端末30より送信された部品データと、設置環境データと、寿命データを基に、部品データベース23、設置環境データベース24、寿命データベース25の更新を行う(ステップB2、図6、図7、図10)。これにより、処理端末21の部品データベース23と設置環境データベース24と寿命データベース25は、新規製品が出荷された際にのみ、更新される。
【0061】
ステップB3から、ステップB9までの動作は第一の実施の形態と同様である。
次に、処理装置21は、設置環境情報データに対して、寿命データベース25との照合処理を行う。算定残寿命データの作成は、各製品における部品毎の推奨環境から外れた温度環境、湿度環境、電圧環境、風量値、振動・衝撃値の度合で設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算する。そして、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間の算出を行う。さらに、寿命データベース25に有する、各製品における部品毎の寿命時間データから、みなし稼働時間を引くことにより、算定残寿命データが作成される(ステップB10)。
【0062】
次に、処理装置21は、設置環境情報データより、稼働開始日を基に運用経過日数を算出し、実際に運用した稼働時間を運用経過日数で除算し、1日当たりの稼働時間算出が行われ、さらに、算定残寿命値を1日当たりの稼働時間で除算することで寿命残日数の算出を行い、稼働状況データベース26として更新する(ステップB11、図11)。
【0063】
次に、処理装置21は、寿命残日数により、寿命判断を行う(ステップB12)。残日数が定められた日数を超過しており、部品寿命でない場合(ステップB12/No)は、処理を終了する。一方、残日数が定められた日数以下であり、部品寿命である場合(ステップB12/Yes)は、処理を継続する。この場合の、定められた日数とは、例えば60日となる。これ以降の動作は第一の実施の形態と同様である。
【0064】
以上のように、本実施の形態によれば、寿命残日数の算定と、寿命判断を行う残日数の設定が行われることにより、ユーザが希望する時期に合わせた寿命通知と、見積書の提示が可能となる。
【0065】
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、ユーザコンピュータ10、処理装置21、製造元端末30、保守管理端末40と、担当者端末50の機能を実現するためのプログラムを各装置に読込ませて実行することにより各装置の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係るコンピュータの動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第一の実施の形態に係るシステムの全体の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第一の実施の形態に係る処理装置にて管理される顧客データベースの構成例である。
【図6】本発明の第一の実施の形態に係る処理装置にて管理される部品データベースの構成例である。
【図7】本発明の第一の実施の形態に係る処理装置にて管理される設置環境データベースの構成例である。
【図8】本発明の第一の実施の形態に係る処理装置にて管理される寿命データベースの構成例である。
【図9】本発明の第一の実施の形態に係る処理装置にて管理される稼働状況データベースの構成例である。
【図10】本発明の第二の実施の形態に係る処理装置にて管理される寿命データベースの構成例である。
【図11】本発明の第二の実施の形態に係る処理装置にて管理される稼働状況データベースの構成例である。
【符号の説明】
【0067】
10 ユーザコンピュータ
20 設置環境監視センター
21 処理装置
22 顧客データベース
23 部品データベース
24 設置環境データベース
25 寿命データベース
26 稼働状況データベース
30 製造元端末
40 保守管理端末
50 担当者端末
100 ネットワーク
111 温度センサ
112 湿度センサ
113 電圧センサ
114 振動・衝撃センサ
115 風量センサ
116 稼働時間センサ
120 記憶部
130 タイマ部
140 センサ情報処理部
150 通信制御部
160 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段と、処理装置とを備える設置環境情報監視システムであって、
前記処理装置は前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースと、
前記監視対象の装置が検出手段により検出した設置環境情報データを取得する取得手段と、
該設置環境情報データに基づいて前記設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断する判断手段と、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする設置環境情報監視システム。
【請求項2】
前記処理装置は設置環境改善項目として推奨環境にて運用するために必要となる条件を前記設置環境データベースを参照して設置環境情報の推奨環境から外れた度合いと、推奨環境から外れた稼働時間のデータとから算出する算出手段をさらに備え、
前記処理装置の判断手段は、推奨環境から外れて稼働が行われていた場合、設置環境に問題があると判断し、
前記処理装置の送信手段は、前記算出手段により算出された設置環境改善項目を送信することを特徴とする請求項1記載の設置環境情報監視システム。
【請求項3】
前記処理装置は、前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の寿命データベースと、
前記取得した設置環境情報データに基づいて前記寿命データベースを参照して前記構成部品の寿命故障時期を予測する予測手段とを備え、
前記送信手段は、該予測情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項1または2記載の設置環境情報監視システム。
【請求項4】
前記処理装置は、前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が負の数であり部品寿命である場合、前記送信手段は、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項3記載の設置環境情報監視システム。
【請求項5】
前記処理装置は、前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が予め設定された所定の日数以下の場合、前記送信手段は、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項3記載の設置環境情報監視システム。
【請求項6】
前記処理装置は、前記構成部品の寿命故障時期を予測し、前記処理装置の前記送信手段は、交換が必要となる部品情報、価格、部品交換作業時間を前記保守管理者が用いる装置に送信し、該保守管理者が用いる装置は、部品交換作業時間を含めた見積書の作成を行うことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の設置環境情報監視システム。
【請求項7】
監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースと、
前記監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段により検出した設置環境情報データを取得する取得手段と、
該設置環境情報データに基づいて前記設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断する判断手段と、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする処理装置。
【請求項8】
前記設置環境改善項目として推奨環境にて運用するために必要となる条件を前記設置環境データベースを参照して設置環境情報の推奨環境から外れた度合いと、推奨環境から外れた稼働時間のデータとから算出する算出手段をさらに備え、
前記判断手段は、推奨環境から外れて稼働が行われていた場合、設置環境に問題があると判断し、
前記送信手段は、前記算出手段により算出された設置環境改善項目を送信することを特徴とする請求項7記載の処理装置。
【請求項9】
前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の寿命データベースと、
前記取得した設置環境情報データに基づいて前記寿命データベースを参照して前記構成部品の寿命故障時期を予測する予測手段とを備え、
前記送信手段は、該予測情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項7または8記載の処理装置。
【請求項10】
前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が負の数であり部品寿命である場合、前記送信手段は、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項9記載の処理装置。
【請求項11】
前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が予め設定された所定の日数以下の場合、前記送信手段は、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項9記載の処理装置。
【請求項12】
前記構成部品の寿命故障時期を予測し、前記送信手段は、交換が必要となる部品情報、価格、部品交換作業時間を前記保守管理者が用いる装置に部品交換作業時間を含めた見積書の作成を行わせるために送信することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の処理装置。
【請求項13】
監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段により検出した設置環境情報データを取得するステップと、
該設置環境情報データに基づいて前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断するステップと、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信するステップとを有することを特徴とする設置環境情報監視方法。
【請求項14】
前記設置環境改善項目として推奨環境にて運用するために必要となる条件を前記設置環境データベースを参照して設置環境情報の推奨環境から外れた度合いと、推奨環境から外れた稼働時間のデータとから算出するステップをさらに有し、
前記判断するステップでは、推奨環境から外れて稼働が行われていた場合、設置環境に問題があると判断し、
前記送信するステップでは、前記算出するステップにおいて算出された設置環境改善項目を送信することを特徴とする請求項13記載の設置環境情報監視方法。
【請求項15】
前記取得した設置環境情報データに基づいて前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の寿命データベースを参照して前記構成部品の寿命故障時期を予測するステップを有し、
前記送信するステップでは、該予測情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項13または14記載の設置環境情報監視方法。
【請求項16】
前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が負の数であり部品寿命である場合、前記送信するステップでは、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項15記載の設置環境情報監視方法。
【請求項17】
前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が予め設定された所定の日数以下の場合、前記送信するステップでは、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項15記載の設置環境情報監視方法。
【請求項18】
前記構成部品の寿命故障時期を予測し、前記送信するステップでは、交換が必要となる部品情報、価格、部品交換作業時間を前記保守管理者が用いる装置に部品交換作業時間を含めた見積書の作成を行わせるために送信することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の設置環境情報監視方法。
【請求項19】
情報処理装置に、監視対象の装置の設置環境情報を検出する検出手段により検出した設置環境情報データを取得するステップと、
該設置環境情報データに基づいて前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の設置環境情報の推奨範囲を保持する設置環境データベースを参照して設置環境に問題があるか判断するステップと、
設置環境に問題があると判断された場合、設置環境改善項目を保守管理者が用いる装置に送信するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項20】
前記設置環境改善項目として推奨環境にて運用するために必要となる条件を前記設置環境データベースを参照して設置環境情報の推奨環境から外れた度合いと、推奨環境から外れた稼働時間のデータとから算出するステップをさらに実行させ、
前記判断するステップでは、推奨環境から外れて稼働が行われていた場合、設置環境に問題があると判断し、
前記送信するステップでは、前記算出するステップにおいて算出された設置環境改善項目を送信することを特徴とする請求項19記載のプログラム。
【請求項21】
前記取得した設置環境情報データに基づいて前記監視対象の装置の構成部品の製品毎の寿命データベースを参照して前記構成部品の寿命故障時期を予測するステップを実行させ、
前記送信するステップでは、該予測情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項19または20記載のプログラム。
【請求項22】
前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が負の数であり部品寿命である場合、前記送信するステップでは、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項23】
前記設置環境情報データに基づいて、前記寿命データベースを参照して、構成部品毎の設置環境情報の推奨環境から外れた度合いで設定される寿命進行率を、実際に推奨環境を外れて稼働した稼働時間と乗算し、推奨環境での運用を行った稼働時間を加えることにより、使用環境に応じて補正された、みなし稼働時間を算出し、さらに、前記寿命データベースの構成部品毎の寿命判定時間データから、みなし稼働時間を減ずることにより、算定残寿命値データを作成し、該算定残寿命値により、寿命判断を行い、該算定残寿命値が予め設定された所定の日数以下の場合、前記送信するステップでは、寿命故障時期情報を保守管理者が用いる装置に送信することを特徴とする請求項21記載のプログラム。
【請求項24】
前記送信するステップでは、交換が必要となる部品情報、価格、部品交換作業時間を前記保守管理者が用いる装置に部品交換作業時間を含めた見積書の作成を行わせるために送信することを特徴とする請求項21から23のいずれか1項に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−104322(P2009−104322A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−274180(P2007−274180)
【出願日】平成19年10月22日(2007.10.22)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】