評価表示システム、方法およびプログラム

【課題】今回の走行区間における走行効率の評価と過去の走行効率の評価とを運転中に容易に比較することが可能な技術の提供。
【解決手段】表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、車両の今回の走行における単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を今回効率評価として取得し、今回の走行よりも過去の走行における単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を過去効率評価として取得し、地図上に単位区間毎の今回効率評価と過去効率評価とを併せて表示する。また、今回効率評価が過去効率評価よりも改善した場合、達成目標をより高い目標に修正する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行効率の評価を表示する評価表示システム、方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の燃費を改善させるための表示を行う各種の技術が開発されている。例えば、特許文献1においては、過去の走行における燃費の評価(良、中間、悪等)を地図上にて地点または路線毎に表示し、車両の現在位置における現在の燃費の評価を併せて表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−350152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術においては、車両の燃費を評価することが開示されているものの、評価を行う際の評価基準は示されていない。一般には、車両の運転者毎に運転技術が異なるため、例えば、一定の評価基準によって車両の燃費を評価しても、当該評価は各運転者のそれぞれに適切な運転技術向上のための指標とはならない。さらに、一人の運転者に着目した場合、当該運転者の運転技術は時間の経過とともに向上することが考えられるため、特定の運転者が運転する車両の燃費を評価する場合に一定の評価基準で評価しても運転技術を向上させるための指標とはならない。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、運転者が運転技術を向上させて車両の走行効率を向上させるための指標を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するため、本発明においては、今回の走行と過去の走行とについて車両の走行効率と達成目標とを比較し、それぞれを今回効率評価、過去効率評価として取得し、車両の現在位置が表示されている地図上の単位区間毎に今回効率評価と過去効率評価とを併せて表示する。さらに、今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合、達成目標をより高い目標となるように修正する。すなわち、今回効率評価と過去効率評価との比較によって運転者自身の運転技術が向上したとみなされる場合に達成目標が修正され、さらに、高い達成目標と走行効率とが比較されるように構成されている。この結果、今回効率評価と過去効率評価とは、運転者が運転技術を向上させて車両の走行効率を向上させる指標として機能し、運転者が、運転技術の向上に応じてより高い達成目標を達成するように促すことができる。
【0006】
ここで、地図表示制御手段は、表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、また、地図上に単位区間毎の今回効率評価と過去効率評価とを併せて表示することができればよい。すなわち、表示部に、車両の現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図と、車両の現在位置を示す情報と、今回効率評価と過去効率評価とを表示することができればよい。なお、本発明においては地図上の単位区間毎に今回効率評価と過去効率評価とが表示されるように構成される。ここで、今回効率評価と過去効率評価とは単位区間毎に定義され、今回においても過去においても通常は、複数の単位区間を走行するため、地図上においては複数の連続する単位区間における今回効率評価と過去効率評価とが表示されることになる。
【0007】
また、単位区間は、走行効率に関する評価の結論を導くための区間であればよく、一定距離の区間を単位区間としても良いし、所定の規則によって決められた区間を単位区間としても良い。後者としては、例えば、地図情報が示す最も近いノード同士を端点とする一つのリンクを一つの単位区間とする構成等を採用可能である。さらに、今回効率評価を表示する対象となる単位区間と過去効率評価を表示する対象となる単位区間とは、一致していても良いし異なっていても良い。すなわち、単位区間が共通の規則で決められていればよく、表示対象の単位区間は適宜選択されて良い。
【0008】
さらに、今回効率評価と過去効率評価とを併せて表示するための態様としては、種々の態様を想定可能である。すなわち、今回効率評価と過去効率評価とが同時に運転者に認識されるような態様で各評価が表示されればよい。従って、今回効率評価と過去効率評価とを直接的に示す情報を表示する態様であっても良いし、今回効率評価と過去効率評価との一方を直接的に示す情報と他方を間接的に示す情報とを表示する態様であってもよい。後者としては、例えば、今回効率評価と過去効率評価との一方を表示するとともに、他方と一方との相対的な関係を示す情報(他方が一方よりも良い評価である、悪い評価である、同等の評価であることを示す情報等)を表示する構成等が挙げられる。
【0009】
今回効率評価取得手段は、車両の今回の走行における走行効率と達成目標とを比較した結果を今回効率評価として取得するとともに、今回効率評価が前記過去効率評価よりも改善された場合、前記達成目標をより高い目標に修正することができればよい。すなわち、現在位置を終点とする今回の走行区間のうち、少なくとも地図に表示されている区間についての単位区間毎の今回効率評価を取得すればよい。ここで、今回の走行区間は現在位置が終点となる区間であり、車両の進行とともに区間の総距離が大きくなる。また、今回の走行区間の始点は特に限定されず、現在位置まで連続的に走行した場合において当該連続的な走行の開始地点を今回の走行区間の始点としても良いし、走行日が異なるなど非連続な走行が行われた場合において現在位置に到達する前に車両が存在した地点を区間の始点としても良い。すなわち、今回の走行と今回の走行よりも過去の走行とが区別されて対比できるように今回の走行区間が定義されていればよい。
【0010】
また、今回効率評価取得手段が達成目標を修正する際には、車両の走行効率と達成目標とを比較することで今回の走行および過去の走行における走行効率を評価する構成において、評価が改善された場合に達成目標を修正することができればよい。すなわち、車両の走行が所定の規則に従って車両の走行履歴を過去の走行、今回の走行に分類し、過去の走行に分類された走行における過去効率評価と今回の走行に分類された走行における今回効率評価とを比較し、改善された場合に達成目標を修正する。修正された達成目標の適用時期は種々の時期とすることができ、今回の走行の途中であっても評価が改善された後については達成目標を修正する構成であってもよいし、今回の走行に分類された走行が終了した後に達成目標が修正されるように構成してもよい。すなわち、達成目標の修正が次回の走行の際に適用されるように構成されていてもよい。なお、今回の走行における走行効率を評価する達成目標が修正されることに伴って、過去の走行における走行効率を評価する達成目標が修正されても良いし、修正されなくてもよい。
【0011】
また、走行効率は単位区間毎に定義され、参照できるように所定の記録媒体に記録される。例えば、車両が走行効率の評価対象となる区間を走行するたびに当該走行効率が定義され、走行履歴中のいずれの履歴に関する情報であるのかを特定するための情報(例えば、走行日時)が走行効率と単位区間とに対応付けられて記録媒体に記録される構成等を採用可能である。むろん、走行効率に基づいて特定された今回効率評価と過去効率評価とが所定の記録媒体に記録される構成であっても良い。さらに、走行効率は、車両が単位距離を走行するために必要とされる際のコストを示していればよく、当該コストが少ないほど効率が高くなる。コストは、価格(液体燃料や電力の補給単価)であっても良いし、エネルギー量であっても良いし、これらの組み合わせであっても良い。
【0012】
さらに、達成目標は、達成すべき走行効率を示していれば良く、走行効率と比較されるべき閾値であっても良いし、走行効率が向上し得る状態が達成目標となっていても良い。後者としては、例えば、ハイブリッド車両において、相対的に安価な駆動源(例えば電力)の利用比率が所定の比率以上となる状態を走行効率が向上し得る状態とする構成等を採用可能である。
【0013】
さらに、今回効率評価や過去効率評価は、車両の走行効率と達成目標とを比較した結果であって、運転技術の向上に寄与する指標であればよく、例えば、燃費と閾値とを比較した結果を示す情報や燃費と閾値との乖離を示す情報であっても良いし、単位区間内の評価区間でEV走行できた距離の割合を示す情報であっても良い。また、走行効率を改善させるための運転操作の有無を評価する情報(例えば、走行効率改善に寄与する運転操作の頻度を示す情報)であっても良い。
【0014】
さらに、達成目標を修正する際には、過去効率評価に対して今回効率評価が改善された場合に、達成目標をより高くすることができれば良く、達成目標を一定量高くしても良いし、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度に応じて達成目標の修正幅を変動させても良い。むろん、達成目標は、より低い目標となるように修正されてもよい。すなわち、今回効率評価が過去効率評価よりも悪くなった場合により低い目標となるように達成目標を修正する構成としても良い。
【0015】
過去効率評価取得手段は、今回の走行よりも過去の走行における走行効率と達成目標とを比較した結果を過去効率評価として取得することができればよい。すなわち、地図上での過去効率評価の表示対象区間について過去効率評価を取得することができればよい。具体的には、地図に表示されている今回よりも過去の走行区間のうち、今回効率評価と対比すべき区間を過去効率評価の表示対象区間とし、当該表示対象区間についての走行効率と達成目標とを比較した結果を単位区間毎に取得すればよい。ここで、過去効率評価の表示対象区間は、過去効率評価の情報が存在する区間の全てであっても良いし、一部であっても良い。すなわち、過去の走行効率を定常的に特定して記録媒体に記録する構成とし、地図に含まれる道路上の単位区間であって、過去の走行効率が記録媒体に記録されている全ての単位区間については過去効率評価を特定して表示する構成としても良いし、過去の走行効率が記録媒体に記録されている単位区間から表示対象区間を選択して過去効率評価を特定し、表示しても良い。
【0016】
過去の走行効率が記録媒体に記録されている単位区間から表示対象区間を選択する構成の例として、今回の走行よりも過去に現在位置を含む区間を走行した場合の車両の走行効率の評価を単位区間毎に示す過去効率評価を取得する構成としても良い。すなわち、現在位置を含む区間を過去効率評価の表示対象区間として過去効率評価を取得する。この構成によれば、現在位置以前の今回効率評価が地図上に表示されている状態において、現在位置を含む区間の過去効率評価が地図上に併せて表示される。現在位置を含む区間は、現在位置の直後に走行する道路を含むため、運転者は現在位置以後の過去効率評価を認識し、さらに、現在位置以前の今回効率評価を対比させながら運転を行うことが可能になる。
【0017】
さらに、車両が出発地から目的地に向けて走行している場合において、出発地から現在位置までの区間についての今回効率評価を取得し、車両が今回の走行よりも過去に出発地と同一の地点から出発し、目的地と同一の地点まで走行した場合における過去効率評価を取得する構成としても良い。すなわち、今回の走行と過去の走行とで出発地と目的地とが共通である場合に今回効率評価と過去効率評価とを表示する構成とする。この構成によれば、ある出発地から他の目的地に向けて今回走行する際に過去の走行に比べて総消費燃料を抑制するための指針を提供することが可能になる。また、出発地と目的地とは、運転者が明示的に指示した地点であっても良いし、車両の動作状態に基づいて出発したと判定される地点や到着したと判定される地点を出発地や目的地とする構成を採用しても良い。さらに、今回の目的地を、例えば、今回の走行の経路や過去の走行履歴等に基づいて推定しても良い。
【0018】
さらに、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度に応じて達成目標の修正幅を変動させて達成目標をより高い目標に修正する際の構成例として、今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度が大きいほど達成目標がより高い目標となるように達成目標を修正する構成を採用しても良い。この構成によれば、過去の走行と比較して今回の走行における運転技術が高い技術であるほど達成目標がより高い目標となる。従って、運転者の運転技術に合致した達成目標となるように当該達成目標を修正することができる。なお、ここでは、今回効率評価の過去効率評価に対する改善度が大きいほど達成目標の修正幅が大きくなればよく、改善度に対する修正幅は単調増加であっても良いし、段階的に増加しても良い。
【0019】
さらに、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を特定するための構成例として、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間の数が多いほど改善度が大きいとみなす構成を採用可能である。すなわち、過去効率評価および今回効率評価は単位区間毎に定義されるため、単位区間毎に過去効率評価と今回効率評価とを対比することができる。そして、ある単位区間における過去効率評価および今回効率評価が、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行で達成目標を達成したことを示しているのであれば、当該単位区間において評価は改善されたことになる。
【0020】
従って、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間の数が多いほど、今回効率評価が過去効率評価に対して改善された程度が大きいことになる。そこで、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間の数によって改善度を定義することができる。この構成によれば、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を容易に定義することができる。なお、改善度の定義は種々の定義を採用可能であり、評価が改善された単位区間の数を示す値や評価が改善された単位区間の数から評価が改悪された単位区間の数を減じた値であっても良いし、これらの値を過去の走行において達成目標を達成しなかった単位区間の数等によって規格化した値であっても良い。
【0021】
さらに、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を特定するための構成例として、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での、過去の走行における走行効率の達成目標からの乖離度が大きいほど改善度が大きいとみなす構成を採用可能である。すなわち、過去効率評価および今回効率評価は走行効率を達成目標と比較した結果であり、ある単位区間の今回効率評価が今回の走行において達成目標を達成したことを示している場合、当該単位区間における走行効率は少なくとも達成目標を超えていたことになる。従って、当該単位区間における過去効率評価が過去の走行において達成目標を達成していなかったことを示している場合、当該単位区間における今回の走行における走行効率は、過去の走行における走行効率と達成目標との乖離度に相当する程度以上の改善があったことになる。
【0022】
従って、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での、過去の走行における走行効率の達成目標からの乖離度が大きいほど今回効率評価が過去効率評価に対して改善された程度が大きいことになる。そこで、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での、過去の走行における走行効率の達成目標からの乖離度に基づいて改善度を定義することができる。この構成によれば、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を容易に定義することができる。
【0023】
なお、改善度の定義は種々の定義を採用可能であり、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての乖離度のみに基づいて改善度を特定しても良いし、他の単位区間も参照して改善度を特定してもよい。前者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての過去の走行における乖離度を特定し、当該乖離度や当該乖離度を過去の走行において達成目標を達成しなかった単位区間における乖離度等によって規格化した値によって改善度を特定する構成を採用可能である。また、後者としては、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての過去の走行における乖離度から、過去の走行において達成目標を達成しており今回の走行において達成目標を達成しなかった単位区間についての今回の走行における乖離度を減じた値や当該値を規格化した値等によって改善度を特定することが可能である。
【0024】
さらに、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を特定するための構成例として、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間において、走行効率を改善する際の難易度が高いほど改善度が大きいとみなす構成を採用可能である。すなわち、道路の形状や属性、道路周辺の地物の状況、道路上の渋滞状況等は単位区間毎に異なり得るため、単位区間毎に達成目標を達成する際の難易度は異なり得る。そして、難易度が高いほど達成目標を達成した運転者の運転技術は高い。そこで、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間において、走行効率を改善する際の難易度が高いほど改善度が大きいとみなせば、当該改善度を、運転技術を向上させるために達成目標を修正する際の指標とすることができる。
【0025】
なお、難易度の定義は種々の定義を採用可能であり、単位区間の道路の形状や属性、道路周辺の地物の状況、道路上の渋滞状況等に依存して難易度を特定する規則を予め規定しておくことによって定義可能である。すなわち、地図情報や通信によって単位区間の道路の形状や属性、道路周辺の地物の状況、道路上の渋滞状況等を特定し、上述の規則に基づいて各単位区間の難易度を特定すればよい。
【0026】
また、ここでも、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての難易度のみに基づいて改善度を特定しても良いし、他の単位区間も参照して改善度を特定してもよい。前者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての難易度を示す値を特定し、当該難易度や当該難易度を過去の走行において達成目標を達成しなかった単位区間における難易度等によって規格化した値によって改善度を特定することが可能である。また、後者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての難易度から、過去の走行において達成目標を達成しており今回の走行において達成目標を達成しなかった単位区間についての難易度を減じた値や当該値を規格化した値等によって改善度を特定することが可能である。
【0027】
さらに、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を特定するための構成例として、今回の走行における達成目標の達成度から過去の走行における達成目標の達成度を減じて得られた値が大きいほど改善度が大きいとみなとみなす構成を採用可能である。すなわち、走行効率と達成目標とを比較した結果としては、達成目標よりも走行効率が下回る状況から達成目標よりも走行効率が上回る状況まで各種の結果があり得るとともに、達成目標を下回る、あるいは上回る程度も各種の程度が想定し得る。そこで、過去や今回の走行における走行効率を達成目標と比較した場合の結果を達成度として表現することが可能である。例えば、達成目標としての走行効率に対する実際の走行効率の割合を数値化すれば達成度を定義することができる。
【0028】
このように達成度を定義すれば、過去効率評価と今回効率評価とを比較することが可能であり、今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合に当該今回の走行における達成目標の達成度から過去の走行における達成目標の達成度を減じて得られた値が過去効率評価と今回効率評価とを比較した際の改善幅であると見なすことができる。従って、達成度の減算で得られた値が大きいほど改善度が大きいとみなすことができる。
【0029】
なお、ここでも、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間について達成度の減算を行った値のみに基づいて改善度を特定しても良いし、他の単位区間も参照して改善度を特定してもよい。前者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間について、今回の走行の達成度から過去の走行の達成度を減じた値を特定し、当該値や当該値を達成目標を示す値等によって規格化した値によって改善度を特定することが可能である。また、後者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成していない単位区間について、今回の走行の達成度から過去の走行の達成度を減じた値を特定し、当該値や当該値を達成目標を示す値等によって規格化した値によって改善度を特定することが可能である。
【0030】
さらに、本発明のように今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合、達成目標をより高い目標に修正する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】評価表示システムを含むナビゲーション端末を示すブロック図である。
【図2】走行効率取得処理を示すフローチャートである。
【図3】走行効率表示処理を示すフローチャートである。
【図4】達成目標修正処理を示すフローチャートである。
【図5】(5A)は表示される地図の例を示す図、(5B)(5C)(5D)(5E)は単位区間毎の評価の例を示す図である。
【図6】(6A)(6B)は単位区間毎の評価の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーション端末の構成:
(2)走行効率取得処理:
(3)走行効率表示処理:
(4)達成目標修正処理:
(5)他の実施形態:
【0033】
(1)ナビゲーション端末の構成:
図1は、車両に搭載された評価表示システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において評価表示システムは、ナビゲーション端末10によって実現される。ナビゲーション端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、ROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとしてナビゲーションプログラムを実行可能である。当該ナビゲーションプログラムは、ナビゲーション端末の表示部に車両の現在位置が含まれる地図を表示して運転者を目的地まで案内する機能を制御部20に実現させるプログラムであり、表示部に今回効率評価と過去効率評価とを併せて表示する評価表示プログラム21が含まれている。
【0034】
本実施形態にかかる車両は、走行効率評価ランプECU40とGPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43とユーザI/F部44とを備えている。GPS受信部41は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を示す信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の現在位置を取得する。車速センサ42は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ43は、車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。車速センサ42およびジャイロセンサ43等は、GPS受信部41の出力信号から特定される車両の現在位置を補正するなどのために利用される。また、車両の現在位置は、当該車両の走行軌跡に基づいて適宜補正される。
【0035】
走行効率評価ランプECU40は、車両の動作に基づいて走行中の車両の走行効率を評価するための制御回路を備えており、車両のインストルメンタルパネルに備えられたランプ40aが接続されている。本実施形態において走行効率評価ランプECU40は、消費燃料を示す情報(例えば、インジェクタを動作させるための信号から特定される情報や消費燃料センサが示す情報等)と車速センサ42の出力情報とトランスミッションの状態を示す情報との組み合わせが消費燃料を抑制する条件に合致しているか否かを判定する。すなわち、本実施形態においては、消費燃料が抑制された状態(燃費が良くなっている状態)が走行効率が良い状態であると判定する構成を採用している。なお、消費燃料を抑制する条件としては、種々の条件を定義可能であるが、本実施形態においては、消費燃料が所定量以下であり、かつ、車速が所定の閾値以上であり、かつ、トランスミッションの状態が通常の状態(スポーツモードなど高効率に加速するための状態ではないドライブモード等の状態)である場合に消費燃料を抑制する条件に合致しているとする。
【0036】
そして、走行効率評価ランプECU40は、各情報の組み合わせが消費燃料を抑制する条件に合致している場合にランプ40aを点灯させる。この結果、運転者はランプ40aが点灯している場合に消費燃料が抑制される運転を行っており、ランプ40aが消灯している場合に消費燃料が過度に消費される運転を行っていると判断することができる。また、走行効率評価ランプECU40は、ランプ40aを点灯させる場合に制御部20に対してランプ40aが点灯していることを示す情報を出力する。従って、制御部20は、当該情報に基づいてランプ40aが点灯していることおよび消灯していることを特定することができる。
【0037】
ユーザI/F部44は、運転者の指示を入力し、また運転者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカ等の音声出力部を備えている。ユーザI/F部44は制御信号を制御部20から受信し、各種案内を行うための画像をタッチパネルディスプレイに表示する。
【0038】
記録媒体30には地図情報30aが記録されている。地図情報30aは、車両が走行する道路の端点に対応するノードの位置等を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ等を含んでいる。また、本実施形態においては、車両が走行するたびに車両の走行効率の評価を示す走行効率情報30bが記録される。当該走行効率情報30bは、単位区間内における走行効率の評価対象区間内で上述のランプ40aが点灯していた割合を示す情報であるとともに、目的地を設定して走行した状態で走行効率情報30bが記録される場合には、当該目的地と出発地とを示す情報が走行効率情報30bに対応付けられて記録される。
【0039】
制御部20は、ナビゲーションプログラムに含まれる評価表示プログラム21を実行することにより、ユーザI/F部44の表示部に今回効率評価と過去効率評価とを含む地図を表示する。この処理を実行するため、評価表示プログラム21は、地図表示制御部21aと今回効率評価取得部21bと過去効率評価取得部21cとを備えている。
【0040】
地図表示制御部21aは、ユーザI/F部44の表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、また、地図上に単位区間毎の今回効率評価と過去効率評価とを併せて表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、GPS受信部41,車速センサ42,ジャイロセンサ43の出力信号に基づいて車両の現在位置を特定し、車両の現在位置周辺における地図の表示範囲を特定し、当該表示範囲内の道路や施設等の情報を地図情報30aから抽出する。そして、制御部20は、車両の現在位置と当該現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図を描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、車両の現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図と、車両の現在位置を表示する。
【0041】
今回効率評価取得部21bは、車両の今回の走行における単位区間(本実施形態においては、一定距離(例えば100m)の区間)毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を今回効率評価として取得し、今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合、達成目標をより高い目標に修正する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。なお、制御部20は、車両が走行する過程において今回効率評価取得部21bにより後述する走行効率情報取得処理を実行し、ランプ40aの単位区間毎の点灯割合を取得し、当該単位区間毎の点灯割合を走行効率情報30bとして記録する。当該走行効率情報30bからは今回効率評価と過去効率評価とが生成される。
【0042】
本実施形態においては、運転者がナビゲーションプログラムの機能により、ユーザI/F部44を操作して目的地を設定し、当該目的地を設定した時点での車両の現在位置を出発地とし、当該出発地から目的地までの経路を探索して案内する。そして、現在において当該出発地から当該目的地まで走行している場合に、当該出発地から当該目的地までの走行を今回の走行とみなす。すなわち、今回走行した区間は、出発地が始点、現在位置が終点となる区間であり、車両の進行とともに車両が目的地に到達するまで今回走行した区間の総距離が大きくなる。なお、目的地を設定した走行が行われ、車両が目的地に到達した場合、制御部20は、走行効率情報30bを記録する際に、出発地から目的地まで走行するまでの各単位区間についてのランプ40aの点灯割合と当該出発地および当該目的地とを対応付けて記録する。
【0043】
そして、制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、走行効率情報30bが示す今回の走行における走行効率と達成目標とを比較し、比較結果を今回効率評価として取得する。このために、制御部20は、出発地において車両の走行が開始された後、目的地に到達する以前において車両が今回走行した区間における単位区間毎の走行効率情報30bを取得する。そして、制御部20は、走行効率情報30bが示す単位区間毎のランプ40aの点灯割合(ランプ40aが点灯している状態で走行した距離の割合)を達成目標としての所定の閾値と比較する。そして、制御部20は、単位区間毎のランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上である場合に今回効率評価を「良」、当該点灯割合が所定の閾値よりも小さい場合に今回効率評価を「悪」とする。
【0044】
過去効率評価取得部21cは、今回の走行よりも過去における単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を過去効率評価として取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において制御部20は、車両が今回の走行よりも過去に出発地と同一の地点から出発し、目的地と同一の地点まで走行した場合における一連の走行を過去効率評価の表示対象となる過去の走行と見なす。そして、制御部20は、走行効率情報30bが示す過去の走行における走行効率と達成目標とを比較し、比較結果を過去効率評価として取得する。
【0045】
このために、制御部20は、走行効率情報30bから上述の今回の走行と同一の出発地、目的地が対応付けられたランプ40aの点灯割合を示す情報を取得する。なお、今回の走行と同一の出発地、目的地が対応付けられた情報が複数個記録されている場合、例えば、出発地と目的地とに対応付けられたランプ40aの点灯割合が最も大きいもの(すなわち、過去において最高の走行効率となったもの)を過去効率評価として取得する構成とすればよい。そして、制御部20は、ランプ40aの点灯割合と所定の閾値と比較し、所定の閾値以上である場合に、過去効率評価を「良」、当該点灯割合が所定の閾値よりも小さい場合に過去効率評価を「悪」とする。なお、今回の走行と過去の走行とで出発地と目的地とが同一か否かを判定するためには、地点からの距離に所定のマージンを設け、例えば、距離が300m以内の2地点は同一と見なすような構成を採用可能である。
【0046】
以上のようにして今回効率評価と過去効率評価とが取得されると、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、今回効率評価と過去効率評価とを地図上に描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。なお、今回効率評価と過去効率評価とを表示するために、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部に現在表示されている地図から、今回の走行によって走行した区間と過去の走行によって走行した区間とを抽出する。そして、制御部20は、各区間における単位区間毎の今回効率評価と過去効率評価とを特定し、当該今回効率評価と当該過去効率評価とを地図上に描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、単位区間毎の今回効率評価と過去効率評価とを表示する。
【0047】
図5Aは、表示部に表示される地図の例を示しており、本例においては、実線の曲線によって示された道路R上に車両の現在位置を示すアイコンCが表示されている。また、図5Aに示す例においては、道路上に葉を模したアイコンによって走行効率の評価を表示しており、実線のアイコンEtgによって「良」の今回効率評価、実線のハッチが付されたアイコンEtbによって「悪」の今回効率評価を示し、破線のアイコンEpgによって「良」の過去効率評価、破線のハッチが付されたアイコンEpbによって「悪」の過去効率評価を示している。
【0048】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザI/F部44の表示部に表示された地図に、今回効率評価と過去効率評価とが同時に視認できるように表示される。この結果、運転者は今回の走行区間における走行効率の評価と過去の走行効率の評価とを運転中に容易に比較しながら運転を行うことができる。なお、図5Aに示す例のように、今回効率評価と、過去効率評価とを異なる態様(実線と破線)で地図に表示することにより、運転者は、今回効率評価と過去効率評価とを混同することなく明確に区別することが可能になる。
【0049】
ここで、今回効率評価と過去効率評価とは単位区間毎に定義され、今回においても過去においても通常は、複数の単位区間を走行するため、地図上においては複数の連続する単位区間における今回効率評価と過去効率評価とが表示されることになる。従って、運転者は複数の単位区間に渡る今回効率評価と過去効率評価とを運転中に対比しながら運転を行うことができる。
【0050】
本実施形態においては、今回の走行が終了した後(車両が目的地に到達した後)に、制御部20によって達成目標を修正すべきか否かの判定がなされる。すなわち、本実施形態においては、走行効率を示すランプ40aの点灯割合を達成目標である所定の閾値と比較することによって単位区間毎の走行効率の評価を行うが、今回効率評価取得部21bによって当該達成目標が修正される以前においては予め決められたデフォルトの閾値で達成目標が特定され。走行効率の評価が行われる。
【0051】
一方、車両が目的地に到達した段階で今回の走行における今回効率評価が過去の走行における過去効率評価よりも改善された場合、次回の走行における達成目標がより高い目標となるように修正される。また、今回の走行における今回効率評価が過去の走行における過去効率評価よりも悪くなった場合、次回の走行における達成目標がより低い目標となるように修正される。このため、本実施形態において制御部20は、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度が大きいほど達成目標がより高い目標となるように修正し、過去効率評価に対する今回効率評価の改悪度が大きいほど達成目標がより低い目標となるように修正する。この構成によれば、過去の走行と比較して今回の走行における運転技術が高い技術であるほど達成目標がより高い目標となり、過去の走行と比較して今回の走行における運転技術が低い技術であるほど達成目標がより低い目標となる。従って、運転者の運転技術に合致した達成目標となるように当該達成目標を修正することができる。
【0052】
具体的には、本実施形態において制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間(評価が改善された単位区間と呼ぶ)の数と、過去の走行において達成目標を達成しており今回の走行において達成目標を達成しなかった単位区間(評価が改悪された単位区間と呼ぶ)の数とを特定する。本実施形態においては、評価が改善された単位区間の数が評価が改悪された単位区間の数よりも多く、かつ、その差分が大きいほど、今回の走行に関する今回効率評価が過去の走行に関する過去効率評価に対して改善された程度が大きいと見なすこととしており、制御部20は、評価が改善された単位区間の数から評価が改悪された単位区間の数を減じた値を、過去の走行において達成目標を達成しなかった単位区間の数で除して規格化した値を過去の走行に対する今回の走行の改善度として取得する。
【0053】
そして、制御部20は、今回効率評価の過去効率評価に対する改善度が大きいほど達成目標の修正幅が大きくなるように達成目標を修正する。本実施形態において、改善度に対する達成目標の修正幅は予め表1のように決められており、制御部20は、当該表1に従って達成目標の修正幅を特定する。
【表1】

なお、当該表1において、改善度は四捨五入されたパーセンテージであり、修正幅もパーセンテージで示されており、改善度がマイナス、すなわち、改悪であった場合には修正幅もマイナスとなる。表1に示すように、本実施形態においては、改善度が大きいほど達成目標をより高い目標とする際の修正幅が大きくなり、改悪度が大きいほど達成目標をより低い目標とする際の修正幅が大きくなる。このような、達成目標の修正は次回の走行に反映されるため、次回の走行において今回効率評価が表示部に表示されることにより、今回効率評価は、運転者が運転技術を向上させて車両の走行効率を向上させる指標として機能する。従って、運転者が、運転技術の向上に応じてより高い達成目標を達成するように促すことができる。
【0054】
なお、本実施形態においては、評価が改善された単位区間の数から評価が改悪された単位区間の数を減じた値に応じて改善度が変動するように構成されているが、評価が改悪された単位区間の数が一定の値であって評価が改善された単位区間の数が異なる複数の状況を想定すれば、評価が改善された単位区間の数が多ければその程度に応じて改善度が大きくなる。従って、本実施形態においては、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間の数が多いほど前記改善度が大きいとみなしていることになる。
【0055】
図5Bは出発地Sから目的地Gに向けた過去の走行における過去効率評価の表示例を示しており、同図5Bでは10個の単位区間における過去効率評価のうち、8個が「悪」、2個が「良」であった例を示している。一方、図5Cは図5Bと同一の出発地Sおよび目的地Gの間の区間を今回の走行で走行した場合の今回効率評価の表示例を示しており、同図5Cでは10個の単位区間における今回効率評価のうち、5個が「悪」、5個が「良」であるとともに、過去効率評価が「悪」であった単位区間のうちの3個の単位区間で評価が改善された例を示している。
【0056】
これらの例の場合、評価が改善された単位区間の数は3個、評価が改悪された単位区間の数は0個であるため、評価が改善された単位区間の数から評価が改悪された単位区間の数を減じた値は3である。そして、過去の走行において達成目標を達成しなかった単位区間の数は8個であるため、改善度は3/8であり、四捨五入されたパーセンテージは38%である。従って、制御部20は、表1に基づいて修正幅を10%とする。なお、達成目標の修正は、次回の走行を今回効率評価の評価対象とする際の達成目標について反映されれば良く、過去効率評価を評価する際の達成目標は修正されても良いし、修正前の達成目標が流用されても良い。
【0057】
(2)走行効率取得処理:
次に、走行効率取得処理について詳細に説明する。図2は、走行効率取得処理のフローチャートであり、本実施形態において制御部20は、目的地を設定した走行が開始された後に今回効率評価取得部21bによって走行効率取得処理を実行する。走行効率取得処理が実行される前に制御部20は、車両が単位区間の長さとして定義された一定距離を走行したか否かを判定するための累計距離と、単位区間内で走行効率の評価を行うことが可能であった距離を特定するための評価距離と、ランプ40aが点灯した状態で走行した距離を特定するための点灯距離とを示す変数を初期化する。
【0058】
制御部20は、走行距離を累計距離に加算する(ステップS100)。本実施形態において、ステップS100〜S130はループ処理となっており、ループ処理が繰り返される場合には一定の期間(例えば、100ms)毎にステップS100の処理が行われる。そこで、制御部20は、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43との出力信号に基づいて、前回ステップS100が実行されてから今回ステップS100が実行されるまでの間に車両が走行した走行距離ΔLを特定し、累計距離に加算する。すなわち、制御部20は、ステップS100〜S130が繰り返されている間に車両が走行した総距離を示す値が累計距離となるように加算処理を行う。
【0059】
次に、制御部20は、車速が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS110)、車速が所定値以上であると判定されない場合にはステップS115〜S125をスキップする。一方、ステップS110にて、車速が所定値以上であると判定された場合、制御部20は、走行距離を評価距離に加算する(ステップS115)。すなわち、ステップS100にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを評価距離に加算する。
【0060】
ここで、ステップS110の判定における判定条件となる所定値は、所定値よりも小さい車速である場合に有意な走行効率の評価が行えなくなるような車速の値(例えば4km/h)として予め定義されていればよい。すなわち、車速が過度に低速である場合、消費燃料を抑制した運転と過度に燃料を消費した運転とを区別して運転操作をすることが困難であるため、所定値よりも小さい車速である場合には走行効率の評価を行わないようにする。このために、本実施形態においては、車速が所定値よりも小さい場合、有意な走行効率の評価を行えないと見なしてステップS115を実行しないが、車速が所定値以上であれば有意な走行効率の評価を行えると見なしてステップS115にて評価距離をΔLだけ増加させることになる。なお、当該所定値は、走行効率評価ランプECU40がランプ40aを点灯させる際の条件の一つとして車速について設定されている所定の閾値と同一であっても良い。
【0061】
さらに、制御部20は、ランプ40aが点灯しているか否かを判定し(ステップS120)、ランプ40aが点灯していると判定されない場合にはステップS125をスキップする。一方、ステップS120にて、ランプ40aが点灯していると判定された場合、制御部20は、走行距離を点灯距離に加算する(ステップS125)。すなわち、有意な走行効率の評価を行うことが可能な状態であり、かつ、ランプ40aが点灯している場合に、制御部20は、ステップS100にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを評価距離に加算する。
【0062】
次に、制御部20は、累計距離が一定距離以上になったか否かを判定し(ステップS130)、ステップS130にて累計距離が一定距離以上になったと判定されるまでステップS100以降の処理を繰り返す。すなわち、制御部20は、累計距離が、単位区間の距離として予め定義された一定距離以上になった場合に、車両が単位区間を走行したと見なしてステップS100〜S130のループ処理を抜けることになる。
【0063】
ステップS130にて、累計距離が一定距離以上になったと判定された場合、制御部20は、評価距離が0より大きいか否かを判定する(ステップS135)。すなわち、車両が単位区間を走行する過程において有意な評価を行える区間が存在したか否かを判定する。ステップS135にて、評価距離が0より大きいと判定された場合、制御部20は、ランプ40aの点灯割合を点灯距離/評価距離に設定する(ステップS140)。一方、ステップS135にて、評価距離が0より大きいと判定されない場合、制御部20は、ランプ40aの点灯割合を0に設定する(ステップS145)。すなわち、点灯割合を評価するための分母が0でない場合には点灯距離と評価距離とに基づいて点灯割合を算出し、点灯割合を評価するための分母が0である場合には点灯割合の定義から点灯割合を算出できないため0とする。むろん、ここでは、評価不能などとすることも可能である。
【0064】
次に、制御部20は、ステップS140あるいはS145にて設定したランプ40aの点灯割合を累計距離の計測対象となった単位区間に対応付けて走行効率情報30bとして記録媒体30に記録する(ステップS150)。以上の処理によれば、単位区間毎の走行効率情報30bを記録媒体30に記録することができる。なお、車両の目的地が設定された状態で走行効率取得処理が実行された場合、制御部20は、ステップS150において、目的地と出発地とを示す情報を走行効率情報30bに対応付けて記録する。
【0065】
(3)走行効率表示処理:
次に、走行効率表示処理について詳細に説明する。図3は、走行効率表示処理のフローチャートであり、本実施形態においては、運転者によって目的地が設定され、今回の走行の出発地および目的地と同一の出発地および目的地であった過去の走行についての走行効率情報30bが存在する場合に当該走行効率表示処理が実行される。また、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部において所定の期間毎に地図表示を更新しており、当該更新のたびに当該走行効率表示処理が実行される。
【0066】
ステップS200〜S230は過去効率評価を地図上に表示するためのループ処理であり、制御部20は、地図表示制御部21aおよび過去効率評価取得部21cの処理により、まず、過去効率評価の表示対象から処理対象の単位区間を選択する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、ユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲を特定する。さらに、制御部20は、過去効率評価取得部21cの処理により、今回の走行における出発地および目的地と同一の出発地および目的地が対応付けられた走行効率情報30bから、出発地と目的地とに対応付けられた走行効率が最も良いもの(ランプ40aの点灯割合が最も大きいもの)を抽出する。さらに、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、抽出された走行効率情報30bに対応付けられた単位区間からユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲に含まれる単位区間を表示対象として特定する。そして、表示対象の単位区間の中から過去効率評価を表示する処理を行っていない単位区間を処理対象の単位区間として選択する。
【0067】
次に、制御部20は、過去効率評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去の走行効率を取得する(ステップS205)。すなわち、処理対象の単位区間の過去の走行におけるランプ40aの点灯割合を取得する。次に、制御部20は、過去効率評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去の走行におけるランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定された場合、制御部20は、過去効率評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去効率評価を「良」に設定する(ステップS215)。また、ステップS210でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、過去効率評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去効率評価を「悪」に設定する(ステップS220)。なお、過去の走行におけるランプ40aの点灯割合と比較される所定の閾値は過去の走行が行われた段階で達成目標とされていた閾値の値であっても良いし、過去の走行が終了した後に達成目標としての閾値が修正された場合に修正後の値を使用しても良い。
【0068】
次に、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の過去効率評価を表示する(ステップS225)。すなわち、制御部20は、処理対象の単位区間の過去効率評価に対応したアイコンを当該単位区間に描画するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、処理対象の単位区間の過去効率評価に対応したアイコンを表示する。
【0069】
次に、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、表示対象の単位区間の過去効率評価を表示済であるか否かを判定する(ステップS230)。すなわち、制御部20は、ステップS200にて特定された表示対象の単位区間の全てについて過去効率評価を表示したか否かを判定する。ステップS230にて、表示対象の単位区間の過去効率評価を表示済であると判定されない場合、ステップS200以降の処理を繰り返す。一方、ステップS230にて表示対象の単位区間の過去効率評価を表示済であると判定された場合、ステップS235以降で今回効率評価を表示するための処理を行う。表示対象の単位区間の過去効率評価を表示した時点では、図5Aに示す実線のアイコンEtg,Etb(今回効率評価を示すアイコン)は表示されておらず、破線で示すアイコンEpg,Epb(過去効率評価を示すアイコン)が表示された状態となる。なお、今回の走行と過去の走行とで経路が同一である場合、車両の現在位置よりも後方の単位区間においても過去効率評価が表示されるが、ステップS235以降の処理によって同一の単位区間上に今回効率評価が表示される場合には、今回効率評価が優先的に表示される。
【0070】
ステップS235〜S265は今回効率評価を地図上に表示するためのループ処理であり、制御部20は、地図表示制御部21aおよび今回効率評価取得部21bの処理により、まず、今回効率評価の表示対象から処理対象の単位区間を選択する(ステップS235)。すなわち、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、ユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲を特定する。さらに、制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、今回の走行の過程で記録媒体に記録された走行効率情報30bに対応付けられた単位区間からユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲に含まれる単位区間を表示対象として特定する。そして、表示対象の単位区間の中から今回効率評価を表示する処理を行っていない単位区間を処理対象の単位区間として選択する。
【0071】
次に、制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回の走行効率を取得する(ステップS240)。すなわち、処理対象の単位区間の今回の走行におけるランプ40aの点灯割合を取得する。次に、制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回の走行におけるランプ40aの点灯割合が達成目標としての所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS245)。ステップS245でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定された場合、制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回効率評価を「良」に設定する(ステップS250)。また、ステップS245でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、今回効率評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回効率評価を「悪」に設定する(ステップS255)。なお、今回の走行におけるランプ40aの点灯割合と比較される所定の閾値は今回の走行が開始されてから終了されるまで同一の値であるが、今回効率評価が過去効率評価に対して改善された場合、目的地に到達した後に修正され得る。
【0072】
次に、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の今回効率評価を表示する(ステップS260)。すなわち、制御部20は、処理対象の単位区間の今回効率評価に対応したアイコンを当該単位区間に描画するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、処理対象の単位区間の今回効率評価に対応したアイコンを表示する。
【0073】
次に、制御部20は、地図表示制御部21aの処理により、表示対象の単位区間の今回効率評価を表示済であるか否かを判定する(ステップS265)。すなわち、制御部20は、ステップS235にて特定された表示対象の単位区間の全てについて今回効率評価を表示したか否かを判定する。ステップS265にて、表示対象の単位区間の今回効率評価を表示済であると判定されない場合、ステップS235以降の処理を繰り返す。一方、ステップS265にて表示対象の単位区間の今回効率評価を表示済であると判定されると、制御部20は、走行効率表示処理を終了する。本実施形態において、同一の単位区間上に今回効率評価が表示される場合には、今回効率評価が優先的に表示されるため、表示対象の単位区間の今回効率評価が表示されると、図5Aに示す例のように、車両の現在位置以前に車両が走行した区間には実線で今回効率評価のアイコンEtg,Etbが表示される。また、ステップS235〜S265の処理においては車両の現在位置よりも前方の区間に今回効率評価は表示されないため、当該車両の現在位置よりも前方の区間においては破線で過去効率評価のアイコンEpg,Epbが表示される。
【0074】
(4)達成目標修正処理:
次に、達成目標修正処理について詳細に説明する。図4は、達成目標修正処理のフローチャートである。本実施形態においては、運転者によって目的地が設定され、今回の走行の出発地および目的地と同一の出発地および目的地であった過去の走行についての走行効率情報30bが存在する場合に、制御部20が今回効率評価取得部21bの処理により、一定期間毎(例えば、100ms毎)に達成目標修正処理を実行する。
【0075】
達成目標修正処理において、制御部20は、車両が目的地に到着したか否かを判定する(ステップS300)。すなわち、制御部20は、GPS受信部41,車速センサ42,ジャイロセンサ43の出力情報に基づいて車両の現在位置を特定し、当該車両の現在位置が運転者が予め設定した目的地から所定距離以内の位置であるか否かを判定する。
【0076】
ステップS300にて、車両が目的地に到着したと判定されない場合、制御部20は、ステップS305〜S325をスキップして達成目標修正処理を終了する。一方、ステップS300にて、車両が目的地に到着したと判定された場合、制御部20は、過去の走行における過去効率評価を取得する(ステップS305)。すなわち、制御部20は、図3に示すステップS200〜S230にて設定された過去の走行についての過去効率評価を取得する。例えば、図5Bに示す例においては、出発地から目的地までの各単位区間における過去効率評価(「良」あるいは「悪」)が取得される。
【0077】
次に、制御部20は、今回の走行における今回効率評価を取得する(ステップS310)。すなわち、制御部20は、図3に示すステップS235〜S265にて設定された今回の走行についての今回効率評価を取得する。例えば、図5Cに示す例においては、出発地から目的地までの各単位区間における今回効率評価(「良」あるいは「悪」)が取得される。
【0078】
次に、制御部20は、評価が改善された単位区間の数Nrを取得する(ステップS315)。すなわち、制御部20は、ある単位区間についての過去効率評価と今回効率評価とを比較し、単位区間についての過去効率評価が「悪」であり、今回効率評価が「良」である場合には評価が改善されたとみなす。そして、制御部20は、評価が改善された場合にはNrを1増加させる処理を今回の走行および過去の走行で走行された全ての単位区間について実行し、評価が改善された単位区間の数Nrを取得する。例えば、図5Bおよび図5Cに示す例においては、ハッチングが付されたアイコンが「悪」評価、ハッチングが付されていないアイコンが「良」評価である。従って、図5Bに示す例において、過去効率評価が「悪」である単位区間の数は8個である。そして、図5Cに示す例において、これらの8個の単位区間の中で今回効率評価が「良」となった単位区間の数は3個である。従って、評価が改善された単位区間の数Nrは3となる。
【0079】
次に、制御部20は、評価が改悪された単位区間の数Ncを取得する(ステップS320)。すなわち、制御部20は、ある単位区間についての過去効率評価と今回効率評価とを比較し、単位区間についての過去効率評価が「良」であり、今回効率評価が「悪」である場合には評価が改悪されたとみなす。そして、制御部20は、評価が改悪された場合にはNcを1増加させる処理を今回の走行および過去の走行で走行された全ての単位区間について実行し、評価が改悪された単位区間の数Ncを取得する。図5Bに示す例において、過去効率評価が「良」である単位区間の数は2個である。そして、これらの2個の単位区間の中で図5Cに示す例で今回効率評価が「悪」となった単位区間は存在しない。従って、評価が改悪された単位区間の数Nrは0となる。
【0080】
次に、制御部20は、過去の走行において達成目標が達成されなかった単位区間の数Ntを取得する(ステップS325)。すなわち、制御部20は、ある単位区間についての過去効率評価を参照し、過去効率評価が「良」である場合にNtを1増加させる処理を今回の走行および過去の走行で走行された全ての単位区間について実行し、過去の走行において達成目標が達成されなかった単位区間の数Ntを取得する。図5Bに示す例において、過去の走行において達成目標が達成されなかった単位区間の数Ntは8個である。
【0081】
そして、制御部20は、改悪度=(Nr−Nc)/Ntとして修正幅を取得し、当該修正幅で所定の閾値を修正する(ステップS330)。すなわち、制御部20は、表1に基づいて改悪度に応じた修正幅を特定し、当該修正幅にて所定の閾値を修正する。図5Bおよび図5Cに示す例においては、Nr,Nc,Ntがそれぞれ3個、0個、8個であるため、改悪度は3/8(=38%)である。従って、表1に基づいて修正幅は10%となる。このため、例えば、修正前の達成目標が、ランプ40aが50%の割合で点灯していることを示す閾値であった場合、修正後の閾値(達成目標)は55%となる。
【0082】
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合、達成目標をより高い目標に修正する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、今回効率評価や過去効率評価は、車両に搭載されていない装置、例えば、情報管理センターから取得しても良い。むろん、ナビゲーション端末10は、車両に固定的に搭載されていても良いし、持ち運び可能なナビゲーション端末10が車両内に持ち込まれて利用される態様であっても良い。
【0083】
さらに、上述の車両は内燃機関によって駆動される車両であるが、適用対象の車両はこのような車両に限定されず、ハイブリッド車や電気自動車にて今回効率評価と過去効率評価とを地図に表示する構成であっても良い。
【0084】
さらに、走行効率の評価は、複数の要素の組み合わせに対する条件によって評価されても良いし、単一の要素(例えば、燃費の値)に対する条件によって評価されても良い。また、液体燃料とバッテリーとを使用して駆動されるハイブリッド車においては、同一距離を走行するための単価が安い動力源のみで走行している場合に走行効率が良いと判断されても良い。
【0085】
さらに、出発地や目的地は、上述の構成のように運転者が明示的に目的地を指示した時点で決定される構成の他、種々の構成を採用可能である。例えば、車両の動作状態に基づいて車両が出発したと判定される地点や到着したと判定される地点を出発地や目的地とする構成を採用しても良い。さらに、今回の目的地を、例えば、今回の走行の経路や過去の走行履歴等に基づいて推定しても良い。
【0086】
さらに、出発地から目的地までの走行を今回の走行とする構成以外にも、種々の態様によって今回の走行を定義することができる。すなわち、今回の走行区間の始点は特に限定されず、現在位置まで連続的に走行した場合において当該連続的な走行の開始地点を今回の走行区間の始点としても良いし、走行日が異なるなど非連続な走行が行われた場合において現在位置よりも前に車両が存在した地点を区間の始点としても良い。すなわち、今回の走行と今回の走行よりも過去の走行とが区別されて対比できるように今回の走行区間が定義されていればよい。
【0087】
さらに、単位区間は、走行効率に関する評価の結論を導くための区間であればよく、一定距離の区間を単位区間とする構成の他、所定の規則によって決められた区間を単位区間としても良い。例えば、地図情報が示す最も近いノード同士を端点とする一つのリンクを一つの単位区間とする構成等を採用可能である。
【0088】
さらに、改善度の定義は、評価が改善された単位区間の数から評価が改悪された単位区間の数を減じた値を、過去の走行において達成目標を達成しなかった単位区間の数で除した値以外にも種々の定義を採用可能である。例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間の数が多いほど改善度が大きくなるように構成し、過去の走行において達成目標を達成しており今回の走行において達成目標を達成していない単位区間の数については考慮しない構成としても良い。すなわち、経時的に運転技術が悪くなる可能性は低いと見なし、運転技術の向上のみを評価する構成としても良い。また、単位区間の数は上述のように規格化されても良いし、規格化されない状態の単位区間の数に基づいて改善度が特定されても良い。さらに、規格化を行う際の分母は上述の例に限定されず、今回の走行において達成目標を達成していない単位区間の数等であってもよい。
【0089】
さらに、過去効率評価に対する今回効率評価の改善度を特定するための構成は上述の構成以外にも種々の構成を採用可能である。例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での、過去の走行における走行効率の達成目標からの乖離度が大きいほど改善度が大きいとみなす構成を採用可能である。すなわち、過去効率評価および今回効率評価は走行効率を達成目標と比較した結果であり、ある単位区間の今回効率評価が今回の走行において達成目標を達成したことを示している場合、当該単位区間における走行効率は少なくとも達成目標を超えていたことになる。従って、当該単位区間における過去効率評価が過去の走行において達成目標を達成していなかったことを示している場合、当該単位区間における今回の走行における走行効率は、過去の走行における走行効率と達成目標との乖離度に相当する程度以上の改善があったことになる。従って、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での、過去の走行における走行効率の達成目標からの乖離度が大きいほど今回効率評価が過去効率評価に対して改善された程度が大きいことになる。
【0090】
例えば、図5Dおよび図5Eは、図5Bおよび図5Cと同一の出発地から目的地までの過去の走行における過去効率評価と今回の走行における今回効率評価とが図5Bおよび図5Cと同一であった場合の例を示している。この例において、ランプ40aの点灯割合が50%であることが今回および過去の達成目標である状態(すなわち所定の閾値が50%である状態)を想定する。図5Dおよび図5Eに示す単位区間Z1〜Z3における評価は改善しているため、これらの単位区間Z1〜Z3を今回走行した場合のランプ40aの点灯割合は達成目標である閾値50%を上回っていたことになる。従って、これらの例において、単位区間Z1〜Z3における過去のランプ40aの点灯割合と達成目標との乖離度に相当する程度以上の改善があったことになる。そして、単位区間Z1〜Z3における過去のランプ40aの点灯割合と達成目標との乖離度が大きいほど、今回の走行において単位区間Z1〜Z3における走行効率が改善された程度が大きくなる。
【0091】
そこで、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での、過去の走行における走行効率の達成目標からの乖離度が大きいほど改善度が大きくなるように当該改善度を定義する。改善度の具体的な定義は種々の定義を採用可能である。例えば、達成目標である所定の閾値とランプ40aの点灯割合との比によって乖離度を定義することとすれば、評価が改善された単位区間についての過去の走行における乖離度から評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度を減じて規格化した値によって改善度を定義することが可能である。なお、評価が改善された単位区間や評価が改悪された単位区間が複数個存在する場合には、単位区間毎の乖離度の総和を評価すればよい。
【0092】
図5Dおよび図5Eにおいては、当該乖離度を5段階で表現した場合の例を示している。すなわち、制御部20は、評価が改善した単位区間についての過去効率評価を参照し、所定の閾値とランプ40aの点灯割合との比を特定する。例えば、所定の閾値が50%の点灯割合に相当する閾値であり、ランプの点灯割合が40%であれば、比は80%(40/50)となる。当該比は小さいほど達成目標と走行効率との乖離が大きいことを示している。そこで、制御部20は、以下の表2に基づいて比の値に対応する乖離度を特定する。
【表2】

【0093】
図5Dおよび図5Eにおいては、単位区間毎の過去効率評価および今回効率評価の上方に示す丸内に乖離度を示している。図5Dおよび図5Eに示す例において、評価が改善された単位区間は単位区間Z1〜Z3であり、単位区間Z1〜Z3についての過去の走行における乖離度は1であるため、制御部20は、乖離度の和(1+1+1=3)を取得して、評価が改善された単位区間についての過去の走行における乖離度とする。なお、図5Dおよび図5Eに示す例において、評価が改悪された単位区間は存在しないため、評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度は0である。
【0094】
そして、制御部20は、評価が改善された単位区間についての過去の走行における乖離度から評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度を減じ、過去の走行において達成目標を達成していない単位区間の乖離度で除することによって改善度を定義する。例えば、図5Dおよび図5Eに示す例において、制御部20は、評価が改善された単位区間についての過去の走行における乖離度から評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度を減じた値を3(=3−0)とする。また、制御部20は、過去の走行において達成目標を達成していない単位区間の乖離度を20(=1+1+1+5+3+4+2+3)とする。そして、制御部20は、改善度を15%(3/20)とする。改善度が特定されると、制御部20は、予め決められた改善度と修正幅との対応関係(例えば、表1に示す対応関係)に応じて修正幅を特定して達成目標である所定の閾値を修正する。
【0095】
以上の構成において、過去の走行や今回の走行における達成目標の単位区間毎の乖離度は、運転技術の変動具合に対応する数値である。例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず、かつ乖離度が大きいにもかかわらず、今回の走行で達成目標を達成した場合、過去の走行における乖離度が大きいにもかかわらず今回の走行で達成目標を達成したことになり、運転者の技術が大きく改善したと言える。一方、今回の走行において達成目標を達成しておらず、かつ乖離度が大きいにもかかわらず、過去の走行で達成目標を達成していた場合、今回の走行における乖離度が大きいにもかかわらず過去の走行で達成目標を達成していたことになり、運転者の技術が大きく改悪したと言える。従って、以上の構成のように、評価が改善された単位区間についての過去の走行における乖離度から評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度を減じた値が大きいほど改善度が大きくなるように定義することにより、運転者の運転技術の変動に応じて達成目標を修正することが可能になる。
【0096】
なお、以上の構成においては、評価が改善された単位区間についての過去の走行における乖離度から評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度を減じた値に応じて改善度が変動するように構成されているが、評価が改悪された単位区間についての今回の走行における乖離度が一定の値であって評価が改善された単位区間の過去の走行における乖離度が異なる複数の状況を想定すれば、評価が改善された単位区間の過去の走行における乖離度が大きければその程度に応じて改善度が大きくなる。従って、本実施形態においては、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間において、過去の走行における走行効率が達成目標から乖離している度合いが大きいほど改善度が大きいとみなしていることになる。
【0097】
むろん、上述の改善度の定義は一例であり、他にも種々の定義を採用可能である。例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間での過去の走行における乖離度に基づいて改善度を特定し、過去の走行において達成目標を達成しており今回の走行において達成目標を達成しなかった単位区間での今回の走行における乖離度は考慮しない構成としても良い。すなわち、経時的に運転技術が悪くなる可能性は低いと見なし、運転技術の向上のみを評価する構成としても良い。また、乖離度は上述のように規格化されても良いし、規格化されない状態の乖離度に基づいて改善度が特定されても良い。さらに、過去の走行と今回の走行との双方についての達成目標からの乖離度の差分等に基づいて改善度を特定しても良い。さらに、規格化を行う際の分母は上述の例に限定されず、今回の走行において達成目標を達成していない単位区間の乖離度等であってもよい。
【0098】
さらに、上述のような乖離度の代わりに走行効率を改善する際の難易度を考慮する構成としても良い。すなわち、単位区間毎に道路の形状や属性、道路周辺の地物の状況、道路上の渋滞状況等が異なり得るため、単位区間毎に達成目標を達成する際の難易度は異なり得る。そして、難易度が高いほど達成目標を達成した運転者の運転技術は高い。そこで、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間において、走行効率を改善する際の難易度が高いほど改善度が大きいとみなせば、当該改善度を、運転技術を向上させるために達成目標を修正する際の指標とすることができる。この構成は、例えば、図5Dおよび図5Eにおいて丸内に示す数値のように単位区間毎の難易度を定義することで実現される。
【0099】
なお、単位区間毎の難易度の定義は種々の定義を採用可能であり、単位区間の道路の形状や属性、道路周辺の地物の状況、道路上の渋滞状況等に依存して難易度を特定する規則を予め規定しておくことによって定義可能である。そこで、これらの要素に応じて単位区間毎の難易度を特定するための規則を予め規定しておく。例えば、道路の形状が上り勾配である場合に勾配が大きくなるほど難易度が高くなり、道路属性が細街路、一般道、高速道路である場合に、高速道路、一般道、細街路の順で難易度が高くなり、道路周辺の地物として道路の端点における信号機の有無が特定される場合に信号機が存在する場合には信号機が存在しない場合より難易度が高くなり、単位区間における渋滞度が大きくなるほど難易度が高くなるように予め規則を規定しておく。
【0100】
そして、制御部20が、地図情報30aを参照して単位区間の道路の形状や属性、道路周辺の地物の状況、渋滞状況(例えば、渋滞度を示す統計値)を取得し、上述の規則に基づいて単位区間毎の難易度を特定する構成とする。ここでも、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての難易度のみに基づいて改善度を特定しても良いし、他の単位区間も参照して改善度を特定してもよい。前者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての難易度を示す値を特定し、当該難易度や当該難易度を規格化した値によって改善度を特定することが可能である。また、後者としては、例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間についての難易度から過去の走行において達成目標を達成しており今回の走行において達成目標を達成しなかった単位区間についての難易度を減じた値や当該値を規格化した値等によって改善度を特定することが可能である。
【0101】
さらに、今回の走行における達成目標の達成度と過去の走行における達成目標の達成度とに基づいて改善度を特定しても良い。例えば、今回の走行における達成目標の達成度から過去の走行における達成目標の達成度を減じて得られた値が大きいほど改善度が大きいとみなす構成を採用可能である。すなわち、走行効率と達成目標とを比較した結果としては、達成目標よりも走行効率が下回る状況から達成目標よりも走行効率が上回る状況まで各種の結果があり得るとともに、達成目標を下回る、あるいは上回る程度も各種の程度が想定し得る。そこで、過去や今回の走行における走行効率を達成目標と比較した場合の結果を達成度として表現することが可能である。例えば、達成目標としての走行効率に対する実際の走行効率の割合を数値化すれば達成度を定義することができる。
【0102】
図6Aおよび図6Bは出発地Sから目的地Gまでの経路を構成する複数の単位区間を走行した場合の達成度を例示する図である。これらの例においても図6Aは10個の単位区間を過去の走行で走行し、8個の単位区間において「悪」評価となった例であり、図6Bは当該8個の単位区間のうちの3個が「良」評価となった場合を示している。また、図6Aおよび図6Bにおいては、単位区間の上方にランプ40aの点灯割合の実測例をパーセンテージで示しており、所定の閾値が50%である場合に、図6Aおよび図6Bに示すような単位区間毎の評価となる。
【0103】
例えば、図6Aにおいて単位区間Z1〜Z3での過去の走行におけるランプ40aの点灯割合は45%であったため、これらの単位区間Z1〜Z3での過去効率評価は「悪」である。一方、図6Bにおいて単位区間Z1〜Z3での今回の走行におけるランプ40aの点灯割合は60%であったため、これらの単位区間Z1〜Z3での過去効率評価は「良」である。さらに、単位区間Z1〜Z3での過去の走行におけるランプ40aの点灯割合は45%であったため、当該点灯割合を達成目標である所定の閾値(50%)で除すれば、達成度を90%(45/50)と特定することができる。一方、今回の走行におけるランプ40aの点灯割合は60%であったため、所定の閾値で除すれば達成度を120%(60/50)と特定することができる。
【0104】
以上のように達成度を定義すれば、過去効率評価と今回効率評価とを直接的に比較することが可能であり、今回効率評価が過去効率評価よりも改善された場合に当該今回の走行における達成目標の達成度から過去の走行における達成目標の達成度を減じて得られた値が過去効率評価と今回効率評価とを比較した際の改善幅であると見なすことができる。従って、達成度の減算で得られた値が大きいほど改善度が大きいとみなすことができる。
【0105】
そして、例えば、過去の走行において達成目標を達成していない単位区間(図6Aにおいてハッチングが付されたアイコンで示す8個の単位区間)について、今回の走行の達成度から過去の走行の達成度を減じた値を特定し、当該値や当該値を所定の閾値等によって規格化した値によって改善度を特定することが可能である。この構成の場合、制御部20は、過去効率評価に基づいて過去の走行において達成目標を達成していない単位区間を特定するとともに、各単位区間における達成度を特定し平均化する。図6Aに示す例では、(45+45+45+10+30+25+40+30)/8/50=67.5%が平均化された達成度として取得される。一方、制御部20は、今回効率評価に基づいて上述の8個の単位区間における達成度を特定し平均化する。図6Bに示す例では、(60+60+60+10+30+30+40+40)/8/50=82.5%が平均化された達成度として取得される。そして、制御部20は、今回の走行の達成度から過去の走行の達成度を減じた値を82.5−67.5=15%とし、改善度として特定する。
【0106】
当該改善度は、過去の走行と比較して今回の走行における達成度が高いほど大きくなるため、運転者の運転技術が向上するほど改善度が大きくなる。そこで、制御部20は、予め決められた改善度と修正幅との対応関係(例えば、表3に示す対応関係)に応じて修正幅を特定して達成目標である所定の閾値を修正する。このような構成においても、運転者の運転技術に応じて達成目標を修正することが可能である。
【表3】

【0107】
なお、ここでも、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間について達成度の減算を行った値のみに基づいて改善度を特定しても良い。例えば、過去の走行において達成目標を達成しておらず今回の走行において達成目標を達成した単位区間Z1〜Z3について、今回の走行の達成度から過去の走行の達成度を減じた値を特定し、当該値や当該値を規格化した値によって改善度を特定することが可能である。むろん、今回の走行と過去の走行とを比較可能な単位区間の中から任意の区間を抽出して過去の走行において達成度の算出対象としてもよい。
【0108】
さらに、以上の構成においては、改善度や修正幅が段階的に変化するように定義していたが、改善度と修正幅とのいずれかまたは双方が連続的に変化するように構成してもよい。例えば、改善度に対する修正幅が単調増加するように構成してもよい。修正された達成目標の適用時期は種々の時期とすることができ、今回の走行の途中であっても評価が改善された後については達成目標を修正するように構成してもよい。
【0109】
さらに、走行効率は、車両が単位距離を走行するために必要とされる際のコストを示していればよく、当該コストが少ないほど効率が高くなるように構成されていればよい。コストは、価格(液体燃料や電力の補給単価)であっても良いし、エネルギー量であっても良いし、これらの組み合わせであっても良い。
【0110】
さらに、達成目標は、達成すべき走行効率を示していれば良く、走行効率と比較されるべき閾値であっても良いし、走行効率が向上し得る状態が達成目標となっていても良い。後者としては、例えば、ハイブリッド車両において、相対的に安価な駆動源(例えば電力)の利用比率が所定の比率以上となる状態を走行効率が向上し得る状態とする構成等を採用可能である。
【0111】
さらに、今回効率評価や過去効率評価は、車両の走行効率と達成目標とを比較した結果であって、運転技術の向上に寄与する指標であればよく、例えば、燃費と閾値とを比較した結果や燃費と閾値との乖離を示す情報であっても良いし、単位区間内の評価区間でEV走行できた距離の割合であっても良い。さらに、達成目標を修正する際には、過去効率評価に対して今回効率評価が改善した場合に、達成目標をより高くすることができれば良く、達成目標を一定量変化させる構成であっても良い。
【符号の説明】
【0112】
10…ナビゲーション端末、20…制御部、21…評価表示プログラム、21a…地図表示制御部、21b…今回効率評価取得部、21c…過去効率評価取得部、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…走行効率情報、40…走行効率評価ランプECU、40a…ランプ、41…GPS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…ユーザI/F部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示する地図表示制御手段と、
前記車両の今回の走行における単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を今回効率評価として取得する今回効率評価取得手段と、
前記今回の走行よりも過去の走行における前記単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を過去効率評価として取得する過去効率評価取得手段と、を備え、
前記地図表示制御手段は、前記地図上に前記単位区間毎の前記今回効率評価と前記過去効率評価とを併せて表示し、
前記今回効率評価取得手段は、前記今回効率評価が前記過去効率評価よりも改善した場合、前記達成目標をより高い目標に修正することを特徴とする評価表示システム。
【請求項2】
前記今回効率評価取得手段は、前記達成目標を修正して前記車両の次回の走行における前記達成目標とする、
請求項1に記載の評価表示システム。
【請求項3】
前記今回効率評価取得手段は、前記今回効率評価が前記過去効率評価よりも改善した場合、前記過去効率評価に対する前記今回効率評価の改善度が大きいほど前記達成目標が高い目標になるように修正する、
請求項1または請求項2のいずれかに記載の評価表示システム。
【請求項4】
前記今回効率評価取得手段は、前記過去の走行において前記達成目標を達成しておらず前記今回の走行において前記達成目標を達成した前記単位区間の数が多いほど前記改善度が大きいとみなし、当該改善度が大きいほど前記達成目標が高い目標になるように修正する、
請求項3に記載の評価表示システム。
【請求項5】
前記今回効率評価取得手段は、前記過去の走行において前記達成目標を達成しておらず前記今回の走行において前記達成目標を達成した前記単位区間での、前記過去の走行における前記走行効率の前記達成目標からの乖離度が大きいほど前記改善度が大きいとみなし、当該改善度が大きいほど前記達成目標が高い目標になるように修正する、
請求項3または請求項4のいずれかに記載の評価表示システム。
【請求項6】
前記今回効率評価取得手段は、前記過去の走行において前記達成目標を達成しておらず前記今回の走行において前記達成目標を達成した前記単位区間において、前記走行効率を改善する際の難易度が高いほど前記改善度が大きいとみなし、当該改善度が大きいほど前記達成目標が高い目標になるように修正する、
請求項3〜請求項5のいずれかに記載の評価表示システム。
【請求項7】
前記今回効率評価取得手段は、前記今回の走行における前記達成目標の達成度から前記過去の走行における前記達成目標の達成度を減じて得られた値が大きいほど前記改善度が大きいとみなし、当該改善度が大きいほど前記達成目標が高い目標になるように修正する、
請求項3に記載の評価表示システム。
【請求項8】
前記今回効率評価取得手段は、前記過去の走行において前記達成目標を達成していない前記単位区間を、前記今回の走行における前記達成目標の達成度から前記過去の走行における前記達成目標の達成度を減じる対象の単位区間とする、
請求項7に記載の評価表示システム。
【請求項9】
表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示する地図表示制御工程と、
前記車両の今回の走行における単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を今回効率評価として取得する今回効率評価取得工程と、
前記今回の走行よりも過去の走行における前記単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を過去効率評価として取得する過去効率評価取得工程と、を含み、
前記地図表示制御工程では、前記地図上に前記単位区間毎の前記今回効率評価と前記過去効率評価とを併せて表示し、
前記今回効率評価取得工程では、前記今回効率評価が前記過去効率評価よりも改善した場合、前記達成目標をより高い目標に修正することを特徴とする評価表示方法。
【請求項10】
表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示する地図表示制御機能と、
前記車両の今回の走行における単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を今回効率評価として取得する今回効率評価取得機能と、
前記今回の走行よりも過去の走行における前記単位区間毎の走行効率と達成目標とを比較した結果を過去効率評価として取得する過去効率評価取得機能と、をコンピュータに実現させるとともに、
前記地図表示制御機能は、前記コンピュータに前記地図上に前記単位区間毎の前記今回効率評価と前記過去効率評価とを併せて表示させ、
前記今回効率評価取得機能は、前記コンピュータに前記今回効率評価が前記過去効率評価よりも改善した場合、前記達成目標をより高い目標に修正させることを特徴とする評価表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−104699(P2013−104699A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−247043(P2011−247043)
【出願日】平成23年11月11日(2011.11.11)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】