説明

試薬を吸引し分配するシステムと方法

【課題】顕微鏡スライドに取付られた組織又は細胞に染色のための試薬を自動的に付ける装置であって、試薬ブァイアル内での蒸発を最小化しながら吸引し、試薬を精確に分配し、試薬配送システムの清浄化を通して試薬ブァイアルの相互汚染を最小化するシステムを提供する。
【解決手段】試薬の吸引と分配とが管142を経由してシリンジポンプに接続された出口144を有するプローブ119を使用して達成される。プローブ119は吸引中、該試薬ブァイアル内のデイップチューブ156に結合されたブァイアルインサート150に対しシールするためにオーリング134を有する。該プローブ119は次いで該オーリング134に対しシールする分配及び洗浄ステーションへ動かされ、そして該試薬は分配され、該プローブは洗浄される。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は1998年2月27日出願の米国仮出願出願番号第60/076、198号への35ユー.エス.シー第119条(イー){35 U.S.C.§119(e)}に依る優先権(priority benefit)を請求する。又本出願は1998年2月27日出願の米国仮出願出願番号第60/076,198号をその全体について引用によりここに組み入れる。
【技術分野】
【0002】
A. 発明の分野
本発明は一般的には組織学と細胞学の分野に関し、特に試薬(reagent)を吸引し分配するための方法と装置に関する。
【背景技術】
【0003】
B. 関連技術の説明
試薬は組織学と細胞学の分野で種々の装置で使用される。例えば、試薬を使用する1つの装置は組織化学的な染色装置(histochemical staining device)である。組織化学的な染色は組織化学的診断及び組織形態学(tissue morphology)の研究での有用なツールである。組織化学的な“特殊染料(Special Stains)”では、選択的に染色することにより病変状態の或る形態的指標を際立たせる(highlight)ためにガラススライド上に設置された組織部分について行われる1連の処理過程を必要とする。典型的な過程は、染色を容易化するための該組織部分の事前処理、形態学的構造を染色するための種々の染料の塗布、未反応染料を除去するための清澄化剤(clarifiers)、鑑別用薬品(differentiating agents)、対比染色剤(counterstains)等を含んでいる。これらの過程の各々は、前の過程からの未反応残留試薬を除去するための多数のすすぎ過程により分離されている。高い温度、通常は摂氏60度付近での培養(incubations)が行われ、そして該組織は連続的に脱水(dehydration)から防御されねばならない。その処理の1部として試薬を使用する他の装置には、免疫組織化学的染色装置(Immunohistochemical stainers)、デーエヌエイ/アールエヌエイの原位置細胞融合(in−situ hybridization of DNA/RNA)を行う装置、酵素的な組織染色を行う染色装置(stainers that perform enzymatic tissue stains)、及びヘモトキシン及びエオシン(hemotoxylin and eosin){エイチアンドイー(H & E)}染色装置が含まれる。
【0004】
処理中に試薬と他の流体を導入するために、試薬配送のシステムと方法が使用される。典型的には、該試薬配送システムは、ニードル又はプラスチックのチューブを試薬貯蔵器すなわちブァイアル(vial)内に挿入することにより自動的に試薬をピペットし(pippettes)、モータ駆動のシリンジ(syringes)で該試薬を該チューブ内に引き上げ、該ニードルを該スライド(又は他のレセプタクル)へ動かしそして該試薬を分配するために該シリンジを逆送する。この様な典型的な設計は、該ブァイアルが開いており、該試薬を大気に曝しており、蒸発を可能にしそして酸素露出により試薬の反応性を減ずる可能性があると言う欠点を有する。更に、開いたブァイアルは、こぼれて試薬が損失したり操作者へ触れることになる弱点を有する。
【発明の概要】
【0005】
本発明は組織化学的又は細胞学的解析用に試薬をスライドに付けるための装置と方法に
向けられている。これらの解析の1部として、スライド上に置かれた組織部分に種々の種類の試薬が付けられる。次いで該組織部分は、パテントの(patent)診断、予後の又は処置の選択の目的で該スライドを読む開業医(medical practioner)により目視される。特に、該装置は、標準的なガラスの顕微鏡スライドに設置され又は取付られた組織又は細胞に化学的又は生物学的試薬を自動的に付ける染色器械である。各スライドは試薬ブァイアルから分配された選択された試薬を受ける。
【0006】
試薬を得るのはプローブ、ブァイアルインサートそして試薬ブァイアルを具備する独特の試薬分配システムを通して達成される。該ブァイアルインサートは該試薬ブァイアルに取付られている。又該ブァイアルインサートはシールを形成するために該プローブの少なくとも1部と接触しそこでは試薬が該試薬ブァイアルから引き出される。試薬の分配はプローブとプローブ分配及び洗浄ステーションにより達成される。該プローブは、試薬を分配するためそして該プローブを清浄化するためにシールを形成するように該プローブ分配及び洗浄ステーションの少なくとも1部分と接触する。
【0007】
本発明のキーとなる利点は該試薬ブァイアル内での蒸発を最小化しながらブァイアルから試薬を吸引するシステムを提供することである。
【0008】
本発明のもう1つの利点は試薬を精確に分配するシステムを提供することである。
【0009】
本発明のなおもう1つの利点は該試薬配送システムの清浄化を通して該試薬ブァイアルの相互汚染を最小化するシステムを提供することである。
【0010】
この後明らかになる本発明の前記及び他の目的、利点、及び特徴と共に、本発明の性質は次なる本発明の詳細な説明、付属する請求項及び図面で図解された幾つかの図を参照することによりより明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1a】本発明の実施例による試薬カルーセル、試薬トレー、及び試薬ブァイアルを示す生物学的反応システムの斜視図である。
【図1b】ホスト及び試薬のブロック図である。
【図1c】図1aで開示された生物学的反応システムのブロック図である。
【図2】図1a及び図1bで開示された試薬配送システムの図である。
【図3】図2の試薬配送システム用のプローブ、ブァイアルインサート及び試薬ブァイアルの正面断面図である。
【図4a】図3に示すブァイアルインサートの平面図である。
【図4b】図4aのA−A断面での断面図である。
【図4c】図3に示す該ブァイアルインサートの左側面図である。
【図4d】図3に示す該ブァイアルインサートの右側面図である。
【図4e】図4dのB−B断面での断面図である。
【図4f】図3に示す該ブァイアルインサートの底面図である。
【図5】図2の該試薬配送システム用の該プローブとプローブ分配及び洗浄ステーションの正面断面図である。
【図6】図2の該試薬配送システム用の空気シリンダの斜視図である。
【図7】図2の該試薬配送システムの動作の例の流れ図である。
【図8a】図3に示す試薬ホルダの断面図である。
【図8b】図3に示す試薬ホルダの側面図である。
【図8c】図3に示す試薬ホルダの底面図である。
【図8d】図3に示す試薬ホルダの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
今、図を詳細に参照すると、図では全体を通して同様な部品は同様な引用数字で呼称されているが、全体を引用数字10で呼称された本発明の組織病理学的装置の斜視図が図1aに図解されている。これは処理中に試薬を使用する装置の単なる1例である。装置10は、望ましいシーケンス、時間、及び温度で顕微鏡スライド上に設置された組織をそれに付随する試薬で自動的に染色するか又は他の仕方で処置するよう設計されている。処理のコースで試薬を使用する他の装置には、免疫組織化学的染色装置、デーエヌエイ/アールエヌエイの原位置細胞融合を行う装置、酵素的な組織染色を行う染色装置、及びヘムトキシリン及びエオシン{エイチアンドイー(H & E)}染色装置が含まれる。この様に染色されるか処置された組織部分は次いで開業医により顕微鏡下で視認されるべきものであるが該開業医は患者診断、予後、又は処置の選択の目的で該スライドを読画する。システム12のみならず装置10の好ましい構成は、発明者ドルイヨアーサンシェズ他(Druyor−Sanchez et al.)による1997年8月11日出願の(係属中の)米国特許出願の出願番号第08/909、335号、及び発明者ドルイヨア−サンシェズ他(Druyor−Sanchez et al.)による1997年12月19日出願の(係属中の)米国特許出願の出願番号第08/995,052号で全体的に説明されており、その両出願も又、下記で開示される様に、新規の試薬の吸引/配送システムに関してを除けば、引用によりここで組み入れられるものとする。
【0013】
好ましい実施例では、装置10は、図1bに示す様に、ホスト装置14を含むシステム11内で1つの部品又はモジュールとして機能する。ホスト装置14はプロセサー16を有する典型的パーソナルコンピユータである。又該プロセサー16はアールオーエム(ROM)22の様な不揮発性メモリー素子、アールエイエム(RAM)24の様な揮発性メモリー素子、及びハードデイスク26を含む、メモリー素子20と通信している。該メモリー素子の何れかがデータベース又はルックアップテーブル(look−up tables)を含んでもよいが、しかしながら、該好ましい実施例ではハードデイスク26が該データベース又はルックアップテーブル28を含んでいる。遠隔装置10は、そこではマイクロコントローラ30が相当するが、マイクロコントローラ30の様なプロセサーを含んでいる。代替えの実施例では、該遠隔装置10のマイクロコントローラ30はパーソナルコンピユータで置き換えられる。該マイクロコントローラ30はダラスセミコンダクタ(Dallas Semiconductor)で製造され、モデル番号デーエス2251テー128ケーソフトマイクロコントローラモジュール(model number DS2251T 128K Soft microcontroller module)である。該マイクロコントローラ30は該ホストと該遠隔装置の間の通信を実現するために2本のライン{ピーシーへのシリアル、次の器械へのシリアル(serial to
PC,setial to next inst)}を有する。図1bに示す様に、該ホスト装置14は、該プロセサー152を通して、遠隔装置1(10)のマイクロコントローラ30のピーシーピン(PC pin)へのシリアルと接続されている。遠隔装置1(10)の該マイクロコントローラ30の次の器械ラインへのシリアルは遠隔装置2(10)のピーシーピンへのシリアルと接続されている。該接続は遠隔装置N(10)まで同様に従っている。該好ましい実施例では、該ネットワーク上に8個までの遠隔装置がある。該ネットワーク上での何等かのパルスの反射を避けるように正しいインピーダンスで該ネットワークを成端する(terminate)ために次の器械ラインへのシリアルはターミネータ(terminator)34に接続されている。該ターミネータ34はそれにより該ネットワークのインピーダンスを整合させる(match)ことが出来る。該ネットワーク上の遠隔装置の1つが該ネットワークから除去されねばならぬ場合、該ネットワークから除去されるべき該遠隔装置10用の、ピーシーラインへの該シリアルと次の遠隔装置のラインへの該シリアルが相互に接続されるだけでよい。それにより、該ネットワークはその遠隔装置10を“見る(see)”ことはなくなり該ネットワークから有効に除去される。
【0014】
図1cを参照すると、図1aで開示された遠隔装置の拡大されたブロック図が示されている。前に論じた様に、遠隔装置10はマイクロコントローラ30を含んでいる。マイクロコントローラ30はステイタスピーシービー(status PCB)(プリント回路基板)40へ接続するユーザスイッチ及びエルイーデーエス(LEDs)ラインを有する。該ステイタスピーシービー40は遠隔装置10用ユーザ向けインターフエースであり電力判定、エラー通知及び運転進行通知の各用の3つのエルイーデーエス(発光ダイオード)を含んでいる。
【0015】
又マイクロコントローラ30はブロワフアン42を制御するため使用されるスライドフアンアウト接続部(slide fan out connection)を有している。該ブロワフアン42はヒータ48上そして次いで該スライド上へ空気を強制することにより該遠隔装置10のスライドカルーセル(slide carousel)44上のスライドを加熱するため空気を再循環させる。マイクロコントローラ30上の該スライドテンプイン接続部(slide temp in connection)は該空気の温度を検出するスライド温度モニタ用センサ46と接続されている。該スライド温度モニタ用センサ46は該加熱された空気の通路内に位置付けられ、それにより該スライドヒータ48が何時オン及びオフに切り替わるべきかの情報を該マイクロコントローラ30へ送る。該スライドヒータアウト接続部(slide heater out connection)は該スライドヒータ48に接続されているが該ヒータは、前に論じた様に、該スライドの温度を上げるために該空気を加熱する。ホスト装置14は該遠隔装置10へ、運転プログラムの過程のシーケンスと、運転ルールと呼ばれるセンサモニタ動作及び制御ロジックと、の両者をダウンロードする(downloads)。環境パラメータの1つは該スライドの空気温度(スライド加熱に使用)の上下限界である。運転中、スライド温度モニタ用センサ46により示される様に、もし環境温度が下方限界の下になった場合、該スライドヒータ48はオンに切り替わる。同様に、スライド温度モニタ用センサ46により示される様に、もし該環境温度が該上方限界の上になった場合、該スライドヒータ48はオフに切り替わる。電源50は適用される直流24ボルト及び直流5ボルト接続部へ直流24ボルトと直流5ボルトの両者を供給する。該24ボルト電源50はスライドカルーセル44と試薬カルーセル(reagent carousel)38とシリンジ28とを動かすモータ86,96、126に給電するため使用される。交流120ボルト入力は電力スイッチ56,フユーズ54及びフイルタ52を通して電源50の交流イン接続部(AC In connection)へ送られる。又交流120ボルト入力は該スライドヒータ48、バッフアヒータ(buffer heater)60及び、次に説明される、バルク流体モジュール(bulk fluid module)の圧縮機70に給電するために使用される。ピーシーラインへのシリアルと次の遠隔装置ラインへのシリアルは図1bを参照して説明されている。
【0016】
ブロックの温度を制御するために、アルミニウムブロック上に物理的に置かれたバッフアーヒータ温度センサ76が使用される。マイクロコントローラ30はバッフアーテンプライン(buffer temp line)を経由してバッフアー温度センサ入力を受けそれにより該バッフアヒータ60の温度を制御出来るがそれは該ピーシービーマイクロコントローラ(PCB microcontroller)30上のバッフアーヒータラインを経由して該バッフアーヒータ60をオンオフと切り替えることに依る。
【0017】
リキッドカバースリップ(Liquid Coverslipa)用流体バルブ78と洗浄バッフアとは流体バルブ接続部により制御される。図1cに示す各バルブ78用には別々の対の線(電力と接地と)があるが表示を容易にするため省略されている。各バルブ78はリレーでありそれは該マイクロコントローラ30により賦活される。更に、スライドドア光センサ80があり、それはスライドドアスイッチインのライン接続部(slid
e door switch in line connection)への入力であり、かつ、該遠隔装置10の前ドアが開いているかどうかを判定するため使用される。このセンサ80は安全の理由で使用されるのでもし該前ドアが開いており5分間開いた儘の場合スライドカルーセル44は動かない。
【0018】
モータ86,96はスライドカルーセル44と試薬カルーセル38とを動かし、スライドモータアウト接続部と試薬モータアウト接続部とにそれぞれ接続されている。該モータ86,96は典型的にステップモータである。センサ88,98は各々の“ホーム(home)”ポジションを判定するために該スライドカルーセル44と該試薬カルーセル38の近くに置かれている。該スライドカルーセル44の場合、スライドカルーセルホームセンサ86は誘導型であり“ホーム”ポジションと呼ばれる該スライドの下に置かれた1片の金属を検出する。該“ホーム”ポジションが見出されると、該センサ88は該マイクロコントローラ30のスライドホームインのラインに信号を送る。試薬トレー36の場合、該センサ96も誘導型のセンサである。該試薬トレー36は該ホーム位置を除いてトレー全周に大きく平な金属リングを有する。この仕方で、該センサ96が金属のないことを検出すると、これはホームポジションにあると判定されそれにより、試薬ホームイン接続部を経由して、該マイクロコントローラ30へ該ホームポジションが見出されたことを指示する。該センサ96は、該試薬カルーセル38よりもむしろ該試薬トレー36を検出するがそれはユーザが該試薬トレー36を取り除くかも知れないからである。加えて、該センサ96は該ホームポジション用金属の非存在を探すので該試薬トレー36の非存在は2つの連続した位置で金属の非存在を探すことによりテストされる。
【0019】
システム圧力は変換器(transducer)に直接供給するシステム空気ラインを介して判定される。図1cに示す様に、バルク流体モジュール75は約0.621MPa(90ピーエスアイ)まで空気を加圧する圧縮機70を含んでいる。圧縮された空気は水及び他の汚染物を濾過して除くためにフイルタ72に送られる。圧力は2段方式で調整される。第1に、該圧力は該圧縮機がばねダイアフラム{ピーアールブイ(prv)}68を経由して約0.173MPa(±約0.0069MPa){約25ピーエスアイ(±1ピーエスアイ)}に調整される。該ピーアールブイ68はコロラド州、リトルトンのノルゲン(Norgen in Littleton,Colorado)により製造されるプラスチックボンネットを有する部品番号エヌアイピー−702(NIP−702)である。第2に、該圧力は空気圧力調整器74を使用して約0.0896MPa(13ピーエスアイ)に微調整される(fine−tuned)。該圧力調整器74は長い期間に亘り精密な圧力調整の意味では非常に精確である。この仕方で、圧縮機70はそれ自身でオーバワークする(overwork)必要はないが、それは該圧力が約0.173MPa(25ピーエスアイ)を越えると開いて過剰な圧力を放出することにより該ピーアールブイ(prv)68が該圧縮機の出力での圧力を約0.173MPa(25ピーエスアイ)に保持するからである。該フイルタ72を介して空気から濾過して出された水と粒子はウエースト受け(waste receptacle)へ送られる。該圧縮空気はリキッドカバースリップ(Liquid Coverslipa)と洗浄バッフアー瓶64,62を加圧するので、リキッドカバースリップ(Liquis Coverslipa)、ボリュームアジャスト(volume adjust)、デユアルリンストップ(dual rinse top)、デユアルリンスボトム(dual rinse bottom)の各ラインに対応する該バルブ78が開いた時、該ライン上に既に該圧力があり該流体は流れるかも知れない。該圧縮空気は、分配シリンダ延長ライン、分配シリンダ引き込みライン、ミラー空気シリンダライン(mirror air cylinder line)、ボルテックスミキサライン(vortex mixer line)、及びバーコードブローオフ/エアナイフライン(bar code blowoff/airknife line)用に使用される。該圧縮空気は又、次に説明する様に、プローブアウト空気バルブ104,プローブイン空気バルブ106、及びプローブ空気ダウンバルブ108
用にも使用される。
【0020】
ミラー空気シリンダラインはミラーシリンダ90を回転するため使用されるのでバーコードリーダ94はスライドカルーセル44のスライド上のバーコードか該試薬カルーセル38上の流体分配器上のバーコードか何れかを読む。該バーコードリーダ94からの出力はバーコードシリアルアイ/オー接続部(bar code serial I/O connection)を経由して該マイクロコントローラ30への入力となる。ミラー空気シリンダライン用バルブ82とミラーシリンダとの間に流れ制限器(flow restrictor)84がある。該流れ制限器84は該ライン内の空気流れを遅くする一方該ライン上の約0.0896MPa(13ピーエスアイ)の圧力をなお保持する。この仕方で、これは該制限器84なしで異なってなされるよりゆっくりと該ミラーを動かす。
【0021】
試薬配送システム
図1cで、より詳細には図2で示す様に、該試薬配送システムは、試薬カルーセル38,試薬ブァイアル116、試薬ブァイアルインサート132,試薬吸引/分配プローブ119,プローブ運動制御部品(バルブ104,106,108、空気シリンダ112,120,及び制限器110の形の)、モータ駆動シリンジポンプ(モータ126及びシリンジ128の形の)及び制御要素(分配制御プリント回路基板124及びマイクロコントローラ30の形の)を含んでいる。該試薬カルーセル38は、試薬モータアウトラインを通して該マイクロコントローラ30により制御されるモータ96を介して動かされる。該試薬配送システムは試薬ブァイアル116からスライド114へ試薬を動かすためにシリンジ128を使用する。図1cに示す様に、試薬分配位置にある該スライドはスライド位置2である。スライド位置2はスライドカルーセル44上“2”と示されたスライドに対応する。試薬ブァイアル116は試薬を包装するために使用される標準的プラスチックブァイアルである。マイクロコントローラ30はシステム圧力インライン(system pressure in line)による空気シリンダの制御を介してプローブ119の運動を制御する。マイクロコントローラ30は又次に説明する様に分配制御ピ−シービー124を介してプローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118の清浄化を制御する。マイクロコントローラは分配制御ラインを経由して分配制御ピーシービー(dispense control pcb)124へ制御信号を送る。分配制御ピーシービー124は、洗浄バッフアー(wash buffer)をプローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118へ導くバルブ100,102を制御する。該分配制御ピーシービー124は更にシリンジ128のプランジャに接続されたモータ126を制御する。該分配制御ピーシービー124がシリンジ128の位置を決定するために該シリンジがホームポジションにある時賦活される光センサ130がある。
【0022】
好ましい実施例では、プローブ運動制御部品は空気シリンダ112,120を含んでいる。該空気シリンダ112,120は、’ゼット(Z)’及び’シータ(θ)’方向を含む全ての必要な方向にプローブ119を動かす、ピストンの様な運動を生ずる。例えば、プローブイン/アウト空気シリンダ(probe in/out air cylinder)112は、プローブアウト空気バルブ104とプローブイン空気バルブ106とに組み合わされて、水平方向でプローブ119の運動を制御する。プローブアウト空気バルブ104とプローブイン空気バルブ106とは約0.0896MPA(13ピーエスアイ)に加圧された空気を使用している。プローブアウト空気バルブ104とプローブイン空気バルブ106の出力は流れ制限器110に接続されているが、該制限器は今度はプローブイン/アウト空気シリンダ112に接続されている。該プローブ119の水平方向の運動を制御するためにマイクロコントローラ30はプローブアウト空気バルブ104とプローブイン空気バルブ106との開閉を制御する。加えて、バルブ104,106からプローブイン/アウト空気シリンダ112への加圧空気の流れを制御するために流れ制限器110が使用される。実際は、プローブイン/アウト空気シリンダ112は、プローブ分配
及び洗浄ステーション118と試薬ブァイアル116の上からプローブ119を動かしてもよい。
【0023】
加えて、’ゼット(Z)’方向の運動は戻りばね120を有するプローブ空気シリンダと組み合わされたプローブダウン空気バルブ108により制御される。約0.0896MPa(13ピーエスアイ)に加圧された空気がプローブダウン空気バルブ108に接続されている。プローブダウン空気バルブ108の出力は戻りばね120を有するプローブ空気シリンダに接続されている。マイクロコントローラ30はプローブダウン空気バルブ108の開閉を制御するので、プローブダウン空気バルブ108が賦活されると、プローブ空気分配シリンダ120はプローブ119を下方へ押す。従って、プローブダウン空気バルブ108が閉じると、プローブ空気シリンダ120は戻りばねにより引き込まれる。
【0024】
実際は、次に説明する様に、プローブ119がプローブ分配及び洗浄ステーション118内へ挿入される時プローブ119は分配位置にある。更に、これも次に説明する様に、プローブ119がブァイアルインサートに挿入される時プローブ119は吸引位置にある。従って、押し込み押し出す空気シリンダ及び戻りばね組み合わせ式空気シリンダを含め種々の空気シリンダが使用出来る。代替えの実施例では、該プローブはモータ、ソレノイド又はピストンの様な種々の力印加機構(force mechanisms)を使用することにより動かされる。
【0025】
シリンジ128は、図2に示す様に、モータ126を介して試薬を吸引し分配する。該シリンジはハミルトン社(Hamilton Corporation)により製造される、モデルガスタイト(Model Gastight)でありそしてそのプランジャ129はステッピングモータにより回転されるリードスクリュー(lead screw)126に接続される。又、次に説明する様に、管142も該プローブに接続される。マイクロコントローラ30は、プローブ129が吸引位置(すなわちブァイアルインサート132内に挿入されている)にある時該ステッピングモータとリードスクリュー126が該試薬ブァイアル116から試薬を引き出すためにシリンジ128のプランジャ129を駆動するよう、分配制御ピーシービー(dispense control pcb)124を介して、該ステッピングモータとリードスクリュー126を制御する。又該マイクロコントローラ30は、該プローブ119が分配位置(すなわちプローブ分配及び洗浄ステーション118内に挿入されている)にある時、該ステッピングモータとリードスクリュー126が試薬をシリンジ128と管142とから、追加の管170を通して、該プローブ分配及び洗浄ステーション118内へそして顕微鏡スライド114上へ強制するため該シリンジ128のプランジャ129を駆動するように、該ステッピングモータとリードスクリューとを制御する。代替えの実施例では、該シリンジは、空気シリンダ、ソレノイド又は該シリンジのプランジャを動かす他の如何なる手段をも含む種々の方法を通して試薬を吸引及び分配するよう駆動されてもよい。
【0026】
図3を参照すると、図2の試薬配送システム用のプローブ119、ブァイアルインサート132及び試薬ブァイアル116の正面断面図が示されている。好ましい実施例では、プローブはステンレス鋼製で形作られ、表面である1端を有する、円筒形のものである。1つの好ましい実施例では、該1端は半球形にカーブしている。該ブァイアルインサート132はサントプレン(SANTOPRENEa)の様な柔軟な材料から成る。該プローブとブァイアルインサートとは該ブァイアルインサート132とプローブ119とが接触した時、次に説明する様に、シールを形成するどんな物質から成ってもよい。例えば、該プローブとブァイアルインサートとの1つ又は双方は柔らかい、柔軟な材料から成ってもよい。代わって、該プローブはゴムの種類の材料から成りブァイアルインサートは、部分的に、ステンレス鋼から成ってもよい。
【0027】
プローブ119は、オーリング(o−ring)134がプローブ119のミリング加工された部分内にパチンと填められるように1部をミリング加工される。好ましい実施例では、該オーリング134はデユポン(Dupont)によるカルレヅ(KALREZa)の様な柔軟な材料から成る。該オーリング134の両端には該オーリング134を位置的に保持するためにオーリングホルダ136,138がある。次に詳細に説明する様に、プローブ119とブァイアルインサート132とはシールを形成するために相互に接触する。それで、該プローブは、該プローブ119の1つの表面の少なくとも1部分とブァイアルインサート132の少なくとも1部分の間でシールを形成する1端を有するどんな形でもよい。好ましい実施例では、形成されたシールは環状である。該プローブはシリンジ128への管を受けるために中空の部分140を更に有する。好ましい実施例では、該管は該プローブ119の1端で孔144へ通されている。
【0028】
図4a−fを参照すると、図3に示すブァイアルインサート132の平面図、断面A−Aでの断面図、左側面図、右側面図、断面B−Bでの断面図及び底面図が示されている。該ブァイアルインサート132はリブを有する試薬ブァイアルの頂部部分に圧入されるが、該リブは該ブァイアルインサート132の周辺部又は外表面の周りに形成され、該試薬ブァイアル116の開口部内へ該ブァイアルインサート132を固く嵌合するために変形する。加えて、ブァイアルインサートの頂部部分は該試薬ブァイアルの頂部部分に対し接するシート部(seat)148を有する。又ブァイアルインサート132は形作られた上部表面150を有する。好ましい実施例では、該上部表面は漏斗状の(funnel−like)カーブした表面である。プローブがブァイアルインサート132と係合すると、上部表面150の1部はプローブの下部部分の少なくとも1部と嵌合する。好ましい実施例では、ブァイアルインサートの上部表面は図3aに示す様にオーリングの下のプローブ上の部分と接触する。代替えの実施例では、漏斗状のカーブした表面の部分はオーリングを含め該プローブのどんな部分と係合してもよい。
【0029】
プローブがブァイアルインサート132と接触又は係合すると、試薬を引き出した時、次に説明する様に、空気が該ブァイアルインサートの上部表面150から漏れないようにシールが形成される。好ましい実施例では、プローブの下部の球形の形状の部分と接触するブァイアルインサートの上部表面の円錐形の形状は空洞152を形成する。好ましい実施例の該空洞152は漏斗状であるためブァイアルインサート132内に残ったどんな試薬もプローブを取り除いた時該ブァイアル116内へ下方へ流れ戻る。代替えの実施例では、上部表面は半球形のカーブした表面であるためプローブのカーブした端部の表面積のより大きいパーセンテージが上部表面と接する。しかしながら、再び毛細管現象を回避するために、該プローブ119と該ブァイアルインサート132の間の空気漏れはなお避けながら該プローブとブァイアルインサート132の間の接触の表面積は最小に保たれるれるべきである。
【0030】
該ブァイアルインサート132は、上部表面の最下部部分がブァイアル移行範囲(vial transition area)154を含むように成型される。該ブァイアル移行範囲154は、好ましい実施例では、ブァイアルインサート132の本体(main
body)の部分を成している。代替えの実施例では、該ブァイアル移行範囲は該ブァイアルインサートの本体にパチンと填められた別ピースから成っていてもよい。該ブァイアル移行範囲154はデイップチューブ156に隣接しているが、該チューブはテフロン(Teflon)管から成り該ブァイアルインサートの成型された下部部分内に納まっている。該デイップチューブ156は、好ましい実施例では、それぞれ約0.794mm及び約1.58mm(32分の1インチ及び16分の1インチ)の内径と外径とを有する。好ましい実施例では、ブァイアル移行範囲154の直径はデイップチューブ156の内径と等しくあるべきである。かくして、該デイップチューブ156が該ブァイアル移行範囲154に隣接する空洞158内に挿入された時、該ブァイアル移行範囲154とデイッ
プチューブ156の間のスムーズな移行となる。従ってブァイアル移行範囲の直径は約0.794mm(32分の1インチ)である。この仕方で、試薬は該ブァイアル移行範囲154又はデイップチューブ156内に閉じ込められることはない。そして、該小さなブァイアル移行範囲154は試薬の蒸発を減少させる。又該ブァイアルインサートは、該ブァイアルインサートが精確に成型されるように空洞160を付けて成型される。
【0031】
動作時は、プローブ119は該ブァイアルインサート132内に挿入され、シリンジ128のプランジャ129は引き出されそして該ブァイアル116から試薬が引かれる。好ましい実施例では、該プローブの下部部分用の孔144は、図3に示す様に、該ブァイアル移行範囲と1列に並ぶ。代替えの実施例では、該孔144は該ブァイアル移行範囲154と1列に並ぶ必要はない。試薬は、該プローブ119とブァイアルインサート132との間のシールが保持される限りなお移動してもよい。
【0032】
試薬を引き出している間該試薬ブァイアル116内の圧力を補償する(equalize)ために、空気が該ブァイアルとブァイアルインサート132の外側から移動する通路が含まれている。好ましい実施例では、該通路は、図4cと4dとに示す様に、リブ内のブレーク(breaks)162により形成される。更に、該ブァイアルインサートの外側への通路を形成するために該ブァイアルインサートの上部部分内にブレーク164がある。好ましい実施例では、該リブのブレーク162は該空気が該ブァイアルインサート132の周りの回り道型の通路内を移動するために形成される。この仕方では、該通路は、もし該試薬ブァイアルが、回り道型の通路のために、傾げられた場合圧力の補償を見越す一方こぼれをなお最小化する。他の通路はスパイラル(spirals)又はヘリックス(helixes)を含んでもよい。
【0033】
図5は図2の試薬配送システム用のプローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118の正面断面図である。該プローブ分配及び洗浄ステーション118は、次に説明される、上部表面168を有し、そこでは該上部表面168の少なくとも1部分は該プローブ119の少なくとも1部分と係合しシールを形成する。このシールは、管142から該プローブ分配及び洗浄ステーション118への試薬の分配を見越している。プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118は該プローブ分配及び洗浄ステーション118と該プローブ119が接触した時シールを形成させるどんな物質から成ってもよい。例えば、該プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118の両者はプラスチック又はゴム引き材料(rubberized material)から成ってもよい。好ましい実施例では、該プローブ分配及び洗浄ステーション118はステンレス鋼から成る。そして、図5に示す様に、オーリング134と該プローブ分配及び洗浄ステーションの上部表面168の1部分との間に接触点がある。
【0034】
該プローブ分配及び洗浄ステーションの上部表面168は、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118との間にシールが形成される限りどんな形状であってもよい。好ましい実施例では、プローブ分配及び洗浄ステーション118の上部表面168は環状シールを形成するためにプローブ166の下部部分と嵌合すべきである。プローブ166の下部部分は形状が球形であるのでプローブ分配及び洗浄ステーションの上部表面168も形状が球形である。実際は、該上部表面168の直径は該プローブのカーブした下部部分166の直径より僅かに大きい。それなので、好ましい実施例でのプローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118との間の接触点は該上部表面の部分と該環状シールを形成するオーリング134との間にある。そして、該プローブ分配及び洗浄ステーション内に残る試薬を最小にするために、該プローブ分配及び洗浄ステーションの上部表面168と該プローブの下部部分166との間の容積は最小に保たれる。
【0035】
動作時は、プローブ119がプローブ分配及び洗浄ステーション118と接触した後、
試薬は管142からプローブ分配及び洗浄ステーション118へ分配される。好ましい実施例では、該プローブの下部部分用の孔144はプローブ分配及び洗浄ステーション118の上部表面168内の孔174と1列に並ぶ。代替えの実施例では、該孔はプローブ分配及び洗浄ステーション118の上部表面内の孔と1列に並ぶ必要はない。プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118の間のシールが保持される限り試薬はなお移動してもよい。加えて、該プローブ分配及び洗浄ステーションの下部部分はテフロン(Teflon)管170を保持するためにねじ部(screw fitting)170を含んでいる。
【0036】
試薬の零れを避けるために(次に説明する様に、該プローブとプローブ分配及び洗浄ステーションとの間のシールが欠陥がある場合そして該プローブと該プローブ分配及び洗浄ステーションの洗浄中に)、プローブ分配及び洗浄ステーション118内に形成されたトローフ(trough)172がある。該トローフ172は試薬を捕らえるよう作用するが、それは螺旋形に下り(spirals downward)、プローブ分配及び洗浄ステーション118の外側を空にする。
【0037】
次に説明する様に、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118は試薬の分配後に洗浄される。その洗浄用に、プローブ洗浄部品176は管180を保持しており該管は、孔178を経由して、プローブ分配及び洗浄ステーション118の上部表面168へ接続されている。該孔はプローブ分配及び洗浄ステーション118の上部表面168の如何なる部分に置かれてもよい。好ましい実施例では、図5に示す様に、該孔178はオーリング134に於ける接合点と管への孔174との間に置かれている。
【0038】
図6は図2の試薬配送システム用空気シリンダの斜視図である。試薬をシリンジのプランジャ129内に置くのを避ける必要性のために管142はどんな試薬も管142内に収容されるよう充分な長さである。
【0039】
使用と動作
生物学的反応システムの動作であるから、多数の試薬が使用されるかも知れない。試薬ブァイアル、ブァイアルインサート及び顕微鏡上のサンプルの相互汚染を避けるために、プローブとプローブ分配及び洗浄ステーション118は試薬分配後清浄化されるべきである。これを達成するために、該プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118を清浄化するために洗浄バッフアー(wash buffer)が使用される。図2に示す様に、プローブパージ液体バルブ(probe purge liquid valve)102とプローブ洗浄液体バルブ(probe wash liquid valve)100は、双方共約0.0896MPa(13ピーエスアイ)の洗浄バッフアーで加圧されており、それぞれプローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118とに接続される。流れ制限器122は該プローブ洗浄液体バルブとプローブ分配及び洗浄ステーション118からの洗浄バッフアーの流れを制限する。分配制御ピーシービー124は、マイクロコントローラ30と組み合わされて、プローブパージ液体バルブ102とプローブ洗浄液体バルブ100の動作を制御する。実際は、該試薬が顕微鏡スライド114上に分配された後、カルーセル144は、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118がスライドの間にあるように進められる。そのあと、分配制御ピーシービー124は、マイクロコントローラ30と組み合わされて、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118との両者が洗浄バッフアーで濯がれるようにプローブパージ液体バルブ102とプローブ洗浄液体バルブ100をオンに替える。そして、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118とがスライドの間にあるので、該洗浄バッフアーはカルーセル44内のスライド上への代わりにウエーストタブ(waste tub)58内へ滞積される(deposited)。好ましい実施例では、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118とは、プローブ119がプローブ分配及び
洗浄ステーション118内に挿入される時清浄化される。更に、分配制御ピーシービー124は、マイクロコントローラ30と組み合わされて、1つのバルブをオンに次いでオフに切り替えることと、そして次いで相手方バルブをオンに次いでオフに切り替えることとを交互に行う。例えば、分配制御ピーシービー124はプローブパージ液体バルブ102をオンに替え、次に説明する様に、予め決められた時間待ち、そして次いでプローブパージ液体バルブ102をオフに替える。その後、該分配制御ピーシービー124は、マイクロコントローラ30と組み合わされて、プローブ洗浄液体バルブ100をオンに替え、次に説明する様に、予め決められた時間待ち、そして次いでプローブ洗浄液体バルブ100をオフに替える。代わって、分配制御ピーシービー124はプローブ洗浄液体バルブ100を最初にオンに替えることにより清浄化を始めてもよい。プローブパージ液体バルブ102とプローブ洗浄液体バルブ100からの洗浄バッフアーの流れのこの交互作用はごしごし洗浄作用を生ずるが該作用はプローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118とをより有効に清浄化する。代替えの実施例では、プローブ119とプローブ分配及び洗浄ステーション118とを清浄化するためにプローブパージ液体バルブ102とプローブ洗浄液体バルブ100とは同時にオンにしてもよい。
【0040】
本機械(machine)の動作の例は次の様であるがすなわち、器械(instrument)の試薬カルーセル38は、必要な試薬ブァイアルが試薬プローブ119の下に位置付けされるように試薬トレーを位置付けるよう回転する;次いでプローブ119がブァイアルインサート132内に挿入され液体をシリンジ128内へ引き込むことにより試薬が該プローブ上の管142内へ吸引される;プローブ119は次いで引き上げられプローブ分配及び洗浄ステーション118上の位置へ回転される;次いでプローブ119はプローブ分配及び洗浄ステーション118内に降ろされる;プローブ分配及び洗浄ステーション118は1片の管170に接続されるが、該管は該管170の出口端部が丁度顕微鏡スライド114上に来るように該器械内のルートを辿っている;プローブ119が下がりプローブ分配及び洗浄ステーション118内に位置するとシリンジポンプ129は逆転され(reversed)試薬は顕微鏡スライド114上に分配される。この様であるから、該試薬分配システムは、精確な量の種々の試薬を該器械内のガラスの顕微鏡スライド上の患者サンプルに順次付けることを可能にするよう設計されている。
【0041】
図7を参照すると、図2の試薬配送システムの動作の例の詳細な流れ図が示されている。ブロック186−200はプローブとプローブ分配及び洗浄ステーション118の洗浄についての過程に関する。洗浄プローブマクロ(wash probe macro)と同時に、試薬トレーは特定の試薬を得ることを見越して移動させられる。ブロック184では分配ステーションはスライド間に位置付けされる。好ましい実施例では、スライドは位置の2分の1だけインデックスされる。これはプローブとプローブ分配及び洗浄ステーション118を清浄化するため使用された何等かの洗浄バッフアーがスライドの1つ上の代わりにウエーストタブ内に落ちるようにしている。ブロック186では、プローブは、プローブ分配及び洗浄ステーション118と係合するのに適した位置に置かれる(すなわち、プローブダウン空気バルブ108とプローブイン空気バルブ106が賦活される)。ブロック188では、プローブパージ液体バルブはオンに替えられ、それにより管を通してプローブへ洗浄バッフアーを送る。ブロック190では、予め決められた時間(好ましい実施例では2秒間)の間遅延ブロック(delay block)を入れる。ブロック192では、プローブパージ液体バルブがオフに替えられ、それにより該管を通る該プローブへの洗浄バッフアーを止める。ブロック194では、プローブ洗浄液体バルブはオンに替わり、それにより該管を通してプローブ分配及び洗浄ステーション118へ洗浄バッフアーを送る。ブロック196では、予め決められた時間(好ましい実施例では1秒間)の間遅延ブロックを入れる。ブロック198では、プローブ洗浄液体バルブはオフと替わり、それにより管を通してのプローブ分配及び洗浄ステーション118への洗浄バフアーを止める。ブロック200では、該洗浄マクロを繰り返すかどうかが決定される。もし繰
り返される場合は、ブロック188が入れられる。好ましい実施例では、交互に行う洗浄の第2のシーケンスは、プローブパージ液体バルブをオンに替え、0.59秒間の遅延を入れ、そして次いでプローブパージ液体バルブをオフに替える過程を含んでいる。その後、プローブ洗浄液体バルブはオンに替えられ、0.50秒間の遅延を入れ、そして次いでオフに替えられる。プローブパージ液体バルブとプローブ洗浄液体バルブの賦活のこの交互動作はごしごし洗う作用を見越しており、それによりプローブとプローブ分配及び洗浄ステーション118をより有効に清浄化する。又、該バルブの賦活間の遅延時間は洗浄のシーケンスの間に減少される。更に、図3で開示されている様に、この交互動作は2サイクルの間であるか又は如何なるサイクル数の間でもよい。更に、好ましい実施例では、交互動作はプローブパージ液体バルブをオンに替えることで始まる。代替えの実施例では該交互動作はプローブ洗浄液体バルブをオンに替えることで始まってもよい。
【0042】
ブロック202では、スライド用に必要な調節容積の量(amount of volume adjust)がシリンジによりすすられる(sipped)。スライドサンプルの処理では典型的に、サンプルを処理するために或る量の洗浄バッフアーが必要である。該洗浄バッフアーは種々の方法で該サンプルへ導入されてもよく、該方法の1つはシリンジを通しての方法である。ブロック204では、分配ステーションはスライド上に位置付けされる。好ましい実施例では、該スライド位置は位置の1/2だけインデックスされる。これはプローブ分配及び洗浄ステーション118がスライド上に適切に位置付けされるようにされている。
【0043】
ブロック206では、ブロック202で得られた調節容積(volume adjust)がスライド上に分配される。これはシリンジのプランジャを押すモータをオンに替えるプロセサーにより達成される。ブロック208では、シリンジは、流体をプローブ分配及び洗浄ステーション118からスライド上に導く管である分配管の長さに等しい量をすする。これはシリンジのプランジャを引くモータをオンに替えることにより行われそして該スライド上への滴下を避けるようになされる。ブロック210では、試薬トレーは特定の試薬を得るために必要な位置へ動かされる。ブロック212ではプローブはそのアップ位置(its up position)に置かれる。これはプローブダウン空気バルブ108を賦活を解き該空気シリンダ用戻しばねがプローブを上へ押すことを可能にすることにより行われる。ブロック214では、シリンジはデイップチューブのブローダウン長さ(blow down length of dip tube)をすする。図3に関連して前に示した様に、試薬ブァイアル116はその内側にデイップチューブ156を有する。種々の試薬ブァイアル内での試薬の種々のレベルのために、該デイップチューブは種々の量に充たされるかも知れない。各試薬ブァイアルから試薬を変わることなく引き出すために、該デイップチューブの内容積に少なくとも等しい量の空気がシリンジ内へ押し込まれる。図3に示す様に、デイップチューブは予め決められた内容積を有する。この仕方で、各試薬ブァイアル内の該チューブはデイップチューブから試薬を引き出す前に空気で充たされる。かくして、変わることのない量の試薬が引き出されるように、各試薬ブァイアルは、該試薬ブァイアルがフルであるか殆ど空であるかに関係なく、空気で充たされたデイップチューブを用いて始まる。代替えの実施例では、シリンジはデイップチューブのブローダウン長さより少ない量をすするかも知れないが、しかしながら、該量は、試薬で充たされているか或いは殆ど空のどんな試薬ブァイアルに対しても、空気が該デイップチューブ内に押し込まれた後デイップチューブが空気で充たされるべき程に、充分であるべきである。例えば、デイップチューブの頂部は試薬ブァイアルの試薬を含む部分の上にある。かくして空気の容積量は、デイップチューブの、試薬ブァイアルの充填ライン(fill line)の下にある部分用に、デイップチューブ内へ押し込められるだけでよい。
【0044】
ブロック216では、プローブアウト空気バルブ104をオンに替えプローブダウン空
気バルブ108をオンに替えることにより、該プローブはブァイアルインサートと係合する。この点に於いて、該プローブは、次に説明する様に、特定の試薬用のブァイアルインサートと係合される。ブロック218に於いて、前に論じた様に、デイップチューブを空気で充たすためにブァイアルブローダウン長さ(vial blow down length)がシリンジから吐き出される。ブロック220で、システムは予め決められた時間の間遅延させられる(好ましい実施例では0.15秒間)この遅延は該システムが平衡するのを可能にする。システム内でのプラスチックの使用(試薬ブァイアルの様に)のために、システムは或る弾性値を有する。不精確さを避けるために、該システムが安定するように該処理は遅延させられる。
【0045】
ブロック222では、該シリンジは、(1)デイップチューブ長さに等しい量{それはデイップチューブが前に脱気されている(evacuated)ので空気である}、(2)スライド上に分配するに必要な量の試薬、そして(3)試薬の過剰量、をすする。過剰量のすすりは該管内での試薬の希釈の故に必要である。前のサイクルでの洗浄バッフアーの使用のために、残留洗浄バッフアーがなおシリンジの管内にあるが、それは洗浄バッフアーが引き出される時、残留洗浄バッフアーが残るからである。管内のこの残留洗浄バッフアーは管内にすすられた試薬を希釈する。従って、10%に等しい過剰量の試薬がすすられる。ブロック224では、該システムが補償され(equalize)試薬がシリンジの管内で安定するために、予め決められた時間(好ましい実施例では1秒間)の間システムは遅延する。ブロック226で、プローブが上方へ引かれた時該プローブはブァイアルインサートとの係合を解く。そしてその直ぐ後、シリンジ用モータは、ブロック228に示す様に、少量の空気をすする。これは、該プローブを上方へ引くと、試薬の小液滴が該プローブの端部にあるかも知れない事実に依る。スライドの汚れを避けるために、該小液滴は上方へすすられる。ブロック230で、該プローブイン空気バルブ(probe in air valve)106の賦活により該プローブは内方へ引かれる。
【0046】
ブロック232−234で、試薬は分配される。ブロック232でプローブは、該プローブを下方のプローブ分配及び洗浄ステーション118内へ置くことによりプローブ分配及び洗浄ステーションと係合する。ブロック234で、下記の各量が分配されるようにシリンジ用モータが賦活されるが、すなわち(1)空気間隙(air gap)(プローブの端部で小液滴を除去するためにブロック222ですすられたもの)、(2)試薬(ブロック222ですすられたもの、該過剰量は分配されないことに注意)、(3)デイップチューブ長さ、そして(4)分配チューブ長さ(プローブ分配及び洗浄ステーション118と該スライドの間の管である)。ブロック236で、該システムが補償されるために予め決められた時間(好ましい実施例では1.5秒間)の間の遅延がある。ブロック238で、該シリンジは1滴{例えば、25マイクロリットル(e.g.,25μL)}に概略等しい量を”吸い戻す(suck back)”。これは小液滴がスライド上の管170の端部にあるかも知れない事実に依る。そして、プローブ分配及び洗浄ステーション118が該管170と一緒に動く時、該管上の該小液滴がもう1つのスライド上に落ちるかも知れない。該小液滴を引き込む、この”吸い戻し(suck back)”は従って試薬のより精確なそしてより一層変わらぬ分配を見越している。
【0047】
図8a−dを参照すると、試薬ホルダの断面図、側面図、底面図、及び平面図が示されている。該試薬ホルダの右側にバーコードフラグを取り付けるための平らな表面254がある。左側には、図1aに示す様に、試薬トレー36に接するU字型部材256があり、それにより該試薬ブァイアルと該バーコードフラグとを固定位置に保っている。加えて、該試薬ブァイアルが上方に動くことを防止する該U字型部材と接するロック用タブがある。この仕方で、該試薬ブァイアルとバーコードフラグは固定位置に保たれる。
【0048】
試薬カルーセル38内での試薬ブァイアルの適当な位置を保持するために、該試薬ブァ
イアルは位置的に固定されるべきである。コラー(collar)242は、試薬ホルダ240の1部分として、該試薬ブァイアルを位置的に保持する。試薬ブァイアルの頸部246は、スナップ嵌合を形成するために、図3に示す様に、コラー242を通して押されるので、棚部248はコラー242の頂部と接する。加えて、試薬ホルダは、別々の試薬ブァイアルが一緒に取り付けられるようにインターロック用タブ250を有している。そして、該試薬ホルダ240の側部部分252の角度に対し、該試薬ブァイアルは、該インターロック用タブ250により取付られた時、試薬トレー36のカーブに沿うカーブを形成する。かくして、該試薬ホルダ240でインターロックされた、1連の試薬ブァイアル116は該試薬トレー36上に直接置かれてもよい。
【0049】
前記詳細な説明から、本発明のハードウエア及びソフトウエアの側面に対し多くの変更や変型がなされ得るがそれらは本発明の真の精神と範囲から離れるものでないことは評価されるところである。例えば、本発明は何等特定の種類のコンピユータのアーキテクチャ又は特定の種類のプロトコルに依存していない。本発明のこの真の精神と範囲は前記明細書に照らして解釈されるべき、付属する請求項により規定されている。
【0050】
本発明の好ましい態様を整理して記載すれば、下記のとおりである。
1. 孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブ(probe)と、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
上部表面を有するブァイアルインサート(vial insert)とを具備しており、
該上部表面の少なくとも1部分はテーパを付けられており、該上部表面はその最下部に孔を有しており、そして
該プローブの形作られた表面の少なくとも1部分が該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分と接触する時該プローブの該形作られた表面と該ブァイアルインサートの該上部表面との間にテーパを付けられ形作られた空洞(cavity)が形成され、そして
該プローブは該ブァイアルインサートの該孔と接触しないことを特徴とする吸引する試薬装置(aspirating reagent device)。
2. 上記1の吸引する試薬装置に於いて、該プローブの該形作られた表面は半球形でありそして該プローブの該形作られた表面と該ブァイアルインサートの間の該接触は環状のシールを形成することを特徴とする吸引する試薬装置。
3. 上記1の吸引する試薬装置に於いて、該ブァイアルインサートの該上部表面が形状が円錐形であることを特徴とする吸引する試薬装置。
4. 上記3の吸引する試薬装置に於いて、該プローブの該1端が形状が半球形であることを特徴とする吸引する試薬装置。
5. 上記1の吸引する試薬装置に於いて、該孔はブァイアル移行範囲(vial transition area)を有しておりそして該装置は更に該ブァイアル移行範囲に隣接してデイップチューブ(dip tube)を具備することを特徴とする吸引する試薬装置。
6. 上記1の吸引する試薬装置が更に、該プローブの該孔に接続された該管に接続されたシリンジ(syringe)を具備することを特徴とする吸引する試薬装置。
7. 上記1の吸引する試薬装置に於いて、該ブァイアルインサートは外部表面を有しておりそして該装置は更に開口部を有する試薬ブァイアルを具備しており、該ブァイアルインサートの該外部表面は該試薬ブァイアルの該開口部と接することを特徴とする吸引する試薬装置。
8. 上記7の吸引する試薬装置に於いて、該ブァイアルインサートの該外部表面はリブを有しており、該リブは該試薬ブァイアルの該開口部に対し加圧していることを特徴とする吸引する試薬装置。
9. 吸引する試薬装置に於いて、
孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
外部表面と上部表面とを有するブァイアルインサートとを具備しており、該上部表面は形作られおりそして孔を有しており、該装置は又
開口部を有する試薬ブァイアルを具備しており該ブァイアルインサートの該外部表面は該試薬ブァイアルの該開口部と接しており、そして該装置は更に 該試薬ブァイアルの該開口部と該ブァイアルインサートの該外部表面との間内に形成された通路(pathway)を
具備しており、該通路は空気が流れることを可能にしており、
該プローブの形作られた表面の少なくとも1部分は該ブァイアルインサートの該上部表面の少なくとも1部分と係合することを特徴とする吸引する試薬装置。
10. 上記9の吸引する試薬装置に於いて、該通路は回り道型であることを特徴とする吸引する試薬装置。
11. 吸引する試薬装置に於いて、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
外部表面と上部表面とを有するブァイアルインサートとを具備しており、該外部表面はブレーク(breaks)を有するリブ(ribs)を備えておりそして該上部表面は形作られそして孔を有しており、そして該装置は又
開口部を有する試薬ブァイアルを具備しており、該ブァイアルインサートの該外部表面は該試薬ブァイアルの該開口部と接しており、
該プローブの形作られた表面の少なくとも1部分は該ブァイアルインサートの該上部表面の少なくとも1部分と係合しており、
該リブは該試薬ブァイアルの該開口部に対して加圧しており、そして
該ブレークは空気が流れることを可能にするための通路を形成することを特徴
とする吸引する試薬装置。
12. 上記1の吸引する試薬装置に於いて、該ブァイアルインサートの少なくとも1部分が柔軟な材料から成ることを特徴とする吸引する試薬装置。
13. 孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
上部部分と下部部分とを有する凹んだ表面を備えたプローブ分配ステーション(probe dispens station)とを具備しており、該凹んだ表面の該下部部分は孔を有しており、
該プローブの該形作られた表面の該少なくとも1部分は該凹んだ表面の該上部部分で該プローブ分配ステーションと接触しており、該プローブの該形作られた
表面は該凹んだ表面の該下部部分では該プローブ分配ステーションの該凹んだ表面とは接触しないことを特徴とする分配する試薬装置(dispensing reagent device)。
14. 上記13の分配する試薬装置に於いて、該プローブの該形作られた表面が半球形でありそして該プローブ分配ステーションの該上部表面が半球形であることを特徴とする分配する試薬装置。
15. 上記13の分配する試薬装置に於いて、該プローブの少なくとも1部分が柔軟な材料から成ることを特徴とする分配する試薬装置。
16. 上記15の分配する試薬装置に於いて、該プローブの柔軟な材料から成る該1部分がオーリング(o−ring)であることを特徴とする分配する試薬装置。
17. 上記13の分配する試薬装置に於いて、該ブァイアルインサートが更にトローフ(trough)を有し、該トローフが該ブァイアルインサートの該上部表面に隣接していることを特徴とする分配する試薬装置。
18. 上記17の分配する試薬装置に於いて、該トローフが下方へ螺旋状になっている(spirals)ことを特徴とする分配する試薬装置。
19. 上記13の分配する試薬装置に於いて、該ブァイアル分配ステーションが更
に該上部表面内に第2の孔を有し、該第2の孔が洗浄バッフアー(wash buffer)を該ブ
ァイアル分配ステーションの該上部表面へ送るための管に接続されていることを特徴とする分配する試薬装置。
20. 試薬吸引システムに於いて、
孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、
該管内で流体を動かすための手段と、
開口部を有する試薬ブァイアルと
該試薬ブァイアルの該開口部に隣接するブァイアルインサートとを具備しており、該ブァイアルインサートは上部部分と下部部分とを有する凹んだ表面を備えており、該凹んだ表面の該下部部分は孔を有しており、該プローブの該形作られた表面は該凹んだ表面の該上部部分で該ブァイアルインサートに接触しており、該プローブの該形作られた表面は該凹んだ表面の該下部部分では該ブァイアルインサートに接触しておらず、そして該システムは又
該ブァイアルインサートと接触するために該プローブを動かすための手段を具備することを特徴とする試薬吸引システム。
21. 上記20の試薬吸引システムに於いて、該管内で流体を動かすための該手段が、
プランジャを有するシリンジ(syringe)を備えており、該シリンジは該管に接続され
ており、そして該管内で流体を動かすための該手段は又
該プランジャに接続されたモータを備えることを特徴とする試薬吸引システム。
22. 上記20の試薬吸引システムに於いて、該ブァイアルインサートと接触するよう該プローブを動かすための該手段が少なくとも1つの空気シリンダを有することを特徴とする試薬吸引システム。
23. 上記20の試薬吸引システムに於いて、該プローブが形状が円筒形であり該プローブの下部部分に該孔を有することを特徴とする試薬吸引システム。
24. 上記20の試薬吸引システムに於いて、該プローブの該形作られた表面は凸面であり、
該ブァイアルインサートの該凹んだ表面は円錐形であり、そして
該プローブの該ブァイアルインサートとの接触中に、該プローブの該孔は直接的に該ブァイアルインサートの該孔の上にあることを特徴とする試薬吸引システム。
25. 上記24の試薬吸引システムが更に、
該プローブの形作られた表面が該上部部分で該ブァイアルインサートの該凹んだ表面と接触する時に形成される空洞を具備しており、該空洞は漏斗状の形状をしていることを特徴とする試薬吸引システム。
26. 試薬分配システムに於いて、
孔を有するプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、
該管内で流体を動かすための手段と、
孔を有する上部表面を備えたブァイアル分配ステーションとを具備しており、該プローブは該上部表面の該孔を含まない部分と接触しており、該システムは又、
該ブァイアル分配ステーションの該孔に接続された管と、そして
該プローブを該ブァイアル分配ステーションと係合させるために該プローブと該ブァイアル分配ステーションとを相互に対し動かすための手段を具備していることを特徴とする試薬分配システム。
27. 上記26の試薬分配システムに於いて、該管内で流体を動かすための該手段がプランジャを有するシリンジを含んでおり、該シリンジは該管と接続されており、そして該館内で流体を動かすための該手段は又、
該プランジャに接続されたモータを含むことを特徴とする試薬分配システム。
28. 上記26の試薬分配システムに於いて、該ブァイアル分配ステーションの該上部表面は半球形でありそして該プローブは1端に於いて半球形であることを特徴とする試薬分配システム。
29. 上記28の試薬分配システムに於いて、該プローブの少なくとも1部分は柔軟な材料から成ることを特徴とする試薬分配システム。
30. 試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法が、
プローブと、ブァイアルインサートとそして試薬ブァイアルとを提供する過程を具備しており、該プローブは下部表面を有しており、該ブァイアルインサートは上部表面を有しており該上部表面の少なくとも1部分はテーパが付けられておりそして該上部表面はその最下部に孔を有しており、該試薬ブァイアルはその中に該ブァイアルインサートが置かれる開口部を有しており、該方法は又、
該プローブの該下部表面と該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分との間にシールを形成するためそして該プローブの該下部表面と該ブァイアルインサートの該最下部との間に空洞を形成するために該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分と接触させる過程と
該試薬ブァイアルから試薬を引き出す過程と、そして
該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面から係合を解く過程とを具備することを特徴とする試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法。
31. 上記30の試薬を吸引する方法に於いて、該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分と接触させる過程が更に該プローブの該下部表面と該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分との間に漏斗状の空洞(cavity)を形成する過程を含むことを特徴とする試薬を吸引する方法。
32. 試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法に於いて、
下部表面を有するプローブと、上部表面を有しかつデイップチューブを有するブァイアルインサートと、そして開口部を有する試薬ブァイアルとを提供する過程を具備しており、該ブァイアルインサートは該開口部内に置かれておりそして
該デイップチューブは該試薬ブァイアル内に延びており、該方法は又
プローブの該下部表面の少なくとも1部分と該ブァイアルインサートの該上部表面の少なくとも1部分との間のシールを形成するために該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面と接触させる過程と、
空気を該デイップチューブ内に吹き込む過程と、
該試薬ブァイアルから試薬を引き出す過程と、そして
該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面から係合を解く過程とを具備することを特徴とする試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法。
33. 上記32の試薬を吸引する方法に於いて、該デイップチューブは予め決められた容積を有しておりそして該デイップチューブ内に或る量の空気を吹き込む該過程は該デイップチューブの該予め決められた容積に少なくとも等しい空気の量を該デイップチューブ内に吹き込む過程を含むことを特徴とする試薬を吸引する方法。
34. 上記30の試薬を吸引する方法に於いて、該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面から係合を解く過程が該プローブが該ブァイアルインサートの上にあるように該プローブと該ブァイアルインサートとを相互に対し動かす過程を含んでおり、そして該方法が更に、
該プローブと該ブァイアルインサートとを相互に対し動かす過程の直後に該プローブ内の該孔から液体の少なくとも1滴に等しい量を引き出す過程を具備していることを特徴とする試薬を吸引する方法。
35. 上記30の試薬を吸引する方法に於いて、該プローブの該下部表面は孔を有しておりそして該ブァイアルインサートの該上部表面は孔を有しており、該方法は更に、
該プローブの該下部表面内の該孔に接続された管と該管に接続されプランジャを有するシリンジとを提供する過程を具備しており、そして
該試薬ブァイアルから試薬を引き出す該過程は該ブァイアルインサートの該上部表面内の該孔を通り、該プローブの該下部表面内の該孔を通りそして該プローブの該下部表面の該孔に接続された該管内へ試薬を引き出すために該プランジャを動かす過程を含むことを特徴とする試薬を吸引する方法。
36. 上記30の試薬を吸引する方法に於いて、該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面と係合させる該過程が該プローブを動かすために少なくとも1つの空気シリンダを賦活する過程を含むことを特徴とする試薬を吸引する方法。
37. 試薬を分配する方法が、
下部表面を有するプローブと、孔を有する上部表面を備えたプローブ分配ステーションとそして該プローブ分配ステーションに接続された管とを提供する過程と、
該プローブの該下部表面の少なくとも1部分と該プローブ分配ステーションの上部表面の1部分との間にシールを形成するために該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面と係合させる過程とを具備しており、該プローブの該下部表面は該プローブ分配ステーションの該孔とは接触しておらず、該方法は又、
試薬を該管を通して分配する過程と、そして
該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面の該部分
から係合を解く過程とを具備することを特徴とする試薬を分配する方法。
38. 上記37の試薬を分配する方法に於いて、該プローブ分配ステーションの該上部表面は凹んでおり、
該孔は該上部表面の最下部にあり、そして
該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面と係合させる過程が該プローブ上の柔軟な表面を該プローブ分配ステ−ションの該上部表面の該部分と接触させる過程を含むことを特徴とする試薬を分配する方法。
39. 上記37の試薬を分配する方法が更に、該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面から係合を解く過程の前に少なくとも該プローブの該下部表面と該プローブ分配ステーションの該上部表面とを清浄化する過程を具備することを特徴とする試薬を分配する方法。
40. 上記37の試薬を分配する方法に於いて、該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面と係合させる過程が環状シールを形成するために該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面と接触させる過程を含むことを特徴とする試薬を分配する方法。
41. 上記37の試薬を分配する方法に於いて、該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面の該部分から係合を解く過程は該プローブが該プローブ分配ステーションの上にあるように該プローブと該プローブ分配ステーションとを相互に対し動かす過程を含んでおり、そして該方法は更に
該プローブと該ブァイアルインサートを相互に対し動かす過程の直後に該プローブ内の該孔から液体の少なくとも1滴に等しい量を引き出す過程を具備することを特徴とする試薬を分配する方法。
42. プローブとプローブ分配ステーションとを清浄化する方法が、
下部表面を有する該プローブと、上部表面を備えた該プローブ分配ステーションと、そして管とを提供する過程を具備しており、該上部表面は第1の孔と第2の孔と有しており、該第1の孔は該上部表面の最下部にあり、該第2の孔は該管に接続されたおり、該方法は又
該プローブの該下部表面の少なくとも1部分と該プローブ分配ステーションの該上部表面の少なくとも1部分との間にシールを形成するためそして該プローブの該下部表面と該プローブ分配ステーションの該上部表面との間に空洞を形成するために該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面と係合させる過程を具備しており、該空洞は該上部表面の第1及び第2孔を含んでおり、該方法は又更に
該第2の孔に接続された該管を通して流体を送ることにより少なくとも該プローブの該下部表面と該プローブ分配ステーションの該上部表面とを清浄化する過程と、そして
該プローブの該下部表面を該プローブ分配ステーションの該上部表面から係合を解く過程とを具備することを特徴とするプローブとプローブ分配ステーションとを清浄化する方法。
43. 上記42のプローブとプローブ分配ステーションとを清浄化する方法に於いて、該プローブの該下部表面は孔を有しており、該方法は更に、該プローブ内の該孔に接続された該管を通して流体を送ることにより少なくとも該プローブの該下部表面と該プローブ分配ステーションの該上部表面とを清浄化する過程を具備することを特徴とするプローブとプローブ分配ステーションとを清浄化する方法。
44. 上記43のプローブとプローブ分配ステーションとを清浄化する方法に於いて、該第2の孔に接続された該管を通して流体を送ることにより清浄化する過程と該プローブ内の該孔に接続された該管を通して流体を送ることにより清浄化する過程とが交互に行われることを特徴とするプローブとプローブ分配ステーションとを清浄化する方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸引する試薬装置(aspirating reagent device)に於いて、
孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブ(probe)と、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
上部表面を有するブァイアルインサート(vial insert)とを具備しており、
該上部表面の少なくとも1部分はテーパを付けられており、該上部表面はその最下部に孔を有しており、そして
該プローブの形作られた表面の少なくとも1部分が該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分と接触する時該プローブの該形作られた表面と該ブァイアルインサートの該上部表面との間にテーパを付けられ形作られた空洞(cavity)が形成され、そして
該プローブは該ブァイアルインサートの該孔と接触せず、
該ブァイアルインサートを該ブァイアル開口部に残しつつ、該プローブが該ブァイアルインサートとの係合から解かれることを特徴とすることを特徴とする吸引する試薬装置。
【請求項2】
吸引する試薬装置に於いて、
孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
外部表面と上部表面とを有するブァイアルインサートとを具備しており、該上部表面は形作られておりそして孔を有しており、該装置は又
開口部を有する試薬ブァイアルを具備しており該ブァイアルインサートの該外部表面は該試薬ブァイアルの該開口部と接しており、そして該装置は更に
該試薬ブァイアルの該開口部と該ブァイアルインサートの該外部表面との間内に形成された通路(pathway)を具備しており、該通路は空気が流れることを可能にしており、
該プローブの形作られた表面の少なくとも1部分は該ブァイアルインサートの該上部表面の少なくとも1部分と係合し、
該ブァイアルインサートを該ブァイアル開口部に残しつつ、該プローブが該ブァイアルインサートとの係合から解かれることを特徴とする吸引する試薬装置。
【請求項3】
吸引する試薬装置に於いて、
孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、そして
外部表面と上部表面とを有するブァイアルインサートとを具備しており、該外部表面はブレーク(breaks)を有するリブ(ribs)を備えておりそして該上部表面は形作られそして孔を有しており、そして該装置は又
開口部を有する試薬ブァイアルを具備し、該ブァイアルインサートは該試薬ブァイアルの該開口部内に置かれ、該ブァイアルインサートの該外部表面は該試薬ブァイアルの該開口部と接しており、
該プローブの形作られた表面の少なくとも1部分は該ブァイアルインサートの該上部表面の少なくとも1部分と係合しており、
該リブは該試薬ブァイアルの該開口部に対して加圧しており、
該ブレークは空気が流れることを可能にするための通路を形成し、そして
ブァイアルインサートをブァイアル開口部に残しつつ、該プローブが該ブァイアルインサートとの係合から解かれることを特徴とすることを特徴とする吸引する試薬装置。
【請求項4】
試薬吸引システムに於いて、
孔を有する形作られた表面を1端に備えたプローブと、
該プローブの該孔に接続された管と、
該管内で流体を動かすための手段と、
開口部を有する試薬ブァイアルと
該試薬ブァイアルの該開口部に隣接するブァイアルインサートとを具備しており、該ブァイアルインサートは上部部分と下部部分とを有する凹んだ表面を備えており、該凹んだ表面の該下部部分は孔を有しており、該プローブの該形作られた表面は該凹んだ表面の該上部部分で該ブァイアルインサートに接触しており、該プローブの該形作られた表面は該凹んだ表面の該下部部分では該ブァイアルインサートに接触しておらず、そして該システムは又
該ブァイアルインサートが該試薬ブァイアルの該開口部に隣接するときに該ブァイアルインサートと接触するために該プローブを動かすための手段と、該プローブを動かして該ブァイアルインサートから離す手段であって、ここで該ブァイアルインサートが該試薬ブァイアルに隣接する、を具備することを特徴とする試薬吸引システム。
【請求項5】
試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法が、
プローブと、ブァイアルインサートとそして開口部を有する試薬ブァイアルとを提供する過程を具備しており、該プローブは下部表面を有しており、該ブァイアルインサートは上部表面を有しており該上部表面の少なくとも1部分はテーパが付けられておりそして該上部表面はその最下部に孔を有しており、該試薬ブァイアルはその中に該ブァイアルインサートが置かれる該開口部を有しており、該方法は又
該ブァイアルインサートを該試薬ブァイアルの該開口部に置く過程、
該プローブの該下部表面と該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分との間にシールを形成するためそして該プローブの該下部表面と該ブァイアルインサートの該最下部との間に空洞を形成するために該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該テーパを付けられた部分と接触させる過程と
該試薬ブァイアルから試薬を引き出す過程と、そして
該ブァイアルインサートを該ブァイアル開口部に残しつつ、該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面との係合から解く過程とを具備することを特徴とする試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法。
【請求項6】
試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法に於いて、
下部表面を有するプローブと、上部表面を有しかつデイップチューブを有するブァイアルインサートと、そして開口部を有する試薬ブァイアルとを提供する過程を具備しており、該ブァイアルインサートは該開口部内に置かれておりそして
該デイップチューブは該試薬ブァイアル内に延びており、該方法は又
プローブの該下部表面の少なくとも1部分と該ブァイアルインサートの該上部表面の少なくとも1部分との間のシールを形成するために該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面と接触させる過程と、
空気を該デイップチューブ内に吹き込む過程と、
該試薬ブァイアルから試薬を引き出す過程と、そして
該ブァイアルインサートを該試薬ブァイアルの該開口部内に残しつつ、該プローブの該下部表面を該ブァイアルインサートの該上部表面との係合から解く過程とを具備することを特徴とする試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法。
【請求項7】
ブァイアルインサートが更に、試薬ブァイアルの開口部内に押し付けて嵌合するための外部表面を有し、ブァイアルインサートの上部表面の最下部にブァイアル移行範囲を有する請求項1に記載された吸引する試薬装置。
【請求項8】
ブァイアルインサートの外部表面が周囲にリブを含む請求項7に記載された吸引する試
薬装置。
【請求項9】
ブァイアルインサートとの係合から解かれた後のプローブを洗浄することを特徴とする、請求項5に記載された試薬ブァイアルから試薬を吸引する方法。

【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図4e】
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【図4f】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図7c】
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【図8a】
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【図8b】
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【図8c】
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【図8d】
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【公開番号】特開2010−91579(P2010−91579A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−282843(P2009−282843)
【出願日】平成21年12月14日(2009.12.14)
【分割の表示】特願2000−533222(P2000−533222)の分割
【原出願日】平成11年2月26日(1999.2.26)
【出願人】(599075070)ベンタナ・メデイカル・システムズ・インコーポレーテツド (31)
【Fターム(参考)】