試験装置

【課題】試験結果データに基づき、供試体の弾性率や破断点を最適に求める。
【解決手段】試験結果データに基づき、表示モニタ12の試験結果画面100に試験結果特性f0を表示する。その際、異なるアルゴリズムにより複数の弾性率の特性fa〜fcと複数の破断点Pa〜Pcを算出し、試験結果特性f0に対応付けて、これら弾性率の特性fa〜fcを線図で、破断点Pa〜Pcを点で画面上に一度に表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、試験結果の情報をモニタに表示する材料試験機等の試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、引張試験等により得られた試験結果情報をモニタ画面に表示するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の装置では、引張試験に対応した代表的なサンプルカーブをモニタに表示するとともに、このサンプルカーブを基準として、試験片の弾性率や破断点等の評価項目を併せて表示する。
【0003】
【特許文献1】特開2005−214634号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の試験装置において、例えば試験片の弾性率を算出する場合、弾性率の計算の基準となるアルゴリズムや計算に用いるデータ範囲等のデータ処理条件を設定する必要がある。しかしながら、これらデータ処理条件をいかに設定すべきかを判断することは容易ではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による試験装置は、供試体の試験結果である試験データを記憶するデータ記憶手段と、記憶された試験データに基づき、表示装置の画面上に供試体の試験結果特性を表示する特性表示手段と、記憶された試験データに基づき、異なるデータ処理条件の下で、供試体の同一種類の複数の物性値を算出する物性値算出手段と、画面上の試験結果特性に対応して、物性値算出手段で算出された複数の物性値を模式的に表示する物性値表示手段とを備えることを特徴とする。
模式的に表示された複数の物性値のいずれかを画面上で選択する選択手段と、選択手段により物性値が選択されると、この選択した物性値に対応したデータ処理条件を画面上に併せて表示するデータ処理条件表示手段とをさらに備えることもできる。
データ処理条件は、物性値を算出するためのアルゴリズムと、このアルゴリズムに用いられるパラメータとを含むことが好ましい。
この場合、異なるアルゴリズムにより算出された物性値を上記複数の物性値として各物性値の算出のために用いられるパラメータを変更するパラメータ変更手段をさらに有し、パラメータ変更手段によりパラメータが変更されると、変更後のパラメータを用いて物性値を算出することもできる。
データ記憶手段に複数の供試体の試験データを記憶する場合には、一の供試体の物性値を算出するために用いられるパラメータがパラメータ変更手段により変更されると、変更後のパラメータを用いて一の供試体および他の供試体の物性値をそれぞれ算出することが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、異なるデータ処理条件の下で算出した同一種類の複数の物性値を、試験結果特性に対応して模式的に表示するようにしたので、最適なデータ処理条件を設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図1〜図6を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明による試験装置の概略構成を示す図であり、とくに材料試験機に適用した場合の構成を示している。図1の材料試験機は、試験機本体部2と、試験機本体部2の制御および試験データの蓄積のための制御装置1と、材料試験機で行われる試験条件の設定や、試験後のデータ処理方法の設定をユーザが行うための入出力操作部3とで構成される。
【0008】
入出力操作部3は、表示モニタ10、キーボード11、ポインティングデバイスであるマウス12などで構成される。ユーザは、キーボード11あるいはマウス12を介して引張試験、圧縮試験などの試験モードやその他の試験条件を入力したり、試験データの処理方法などを入力する。そのときの設定条件や実験結果などはCRTなどの表示モニタ10に表示される。
【0009】
制御装置1はコンピュータおよびその周辺装置で構成され、入出力操作部3を介してユーザにより設定された試験条件に基づいて試験機本体部2を駆動制御する。さらに、制御装置1は試験機本体部2より試験データを逐次取得し、試験終了後にはデータを処理してその結果を表示モニタ10に表示する。これらの処理は制御装置1により実行されるデータ処理ソフトウェアによって行われる。なお、制御装置1にはデータの処理結果を出力するためのプリンタ13および補助記憶装置14が接続されている。
【0010】
試験機本体部2は、試験片TPに対して引張や圧縮などの試験力を加え、そのときの試験片TPの挙動を調べるものであり、テーブル22の上に立設された一対のねじ棹23、24の上端にはヨーク25が横架されるとともに、ねじ棹23、24にクロスヘッド26が螺合される。クロスヘッド26にはロードセル27を介して上つかみ具28が設けられ、テーブル22には下つかみ具29が設けられている。試験片TPは、これら上つかみ具28および下つかみ具29によって両端を把持される。
【0011】
テーブル22にはモータ31および変速機32が設置され、これらモータ31および変速機32でねじ棹23,24が回転駆動されてクロスヘッド26が昇降する。モータ31はモータドライバ33を介して制御装置1によって制御される。クロスヘッド26の昇降に伴い、上つかみ具28および下つかみ具29により把持された試験片TPに引張試験力または圧縮試験力が付加される。試験片TPに付加された試験力はロードセル27により検出され、アンプ37、A/Dコンバータ38を介して制御装置1に入力される。
【0012】
変速機32には、エンコーダ35が設置され、変速機32の回転あるいはねじ棹23、24の回転に応じたパルス信号を出力する。このエンコーダ35からのパルス信号はカウンタ36でカウントされ、このカウント結果が制御装置1に入力される。制御装置1はカウンタ36からの入力や変速機32の変速比、そしてねじ棹23、24のねじピッチなどに基づいて試験片TPの変位を検出する。
【0013】
試験機本体部2には試験の開始および停止を指示するためのスイッチ30が設けられている。ユーザが上述したように入出力操作部3で試験方法や試験後のデータ処理方法などを設定した後、スイッチ30を操作することにより材料試験機が作動を開始する。
【0014】
以下、試験片TPの引張試験を行う場合について説明する。引張試験では、試験片TPに負荷された試験力と、その試験力における試験片TPの変位を検出し、試験片TPの試験力−変位特性を測定する。引張試験は複数の試験片TPに対して行われ、ロードセル27とエンコーダ35によって検出された試験データは、制御装置1のメモリあるいは補助記憶装置14に記憶される。引張試験では、試験片TPの弾性率、破断点、上降伏点、下降伏点、引張強さ、ポアソン比等を算出するためにデータ処理を行うが、本実施の形態では、とくに弾性率と破断点のデータ処理方法について説明する。
【0015】
図2は、横軸を歪み、縦軸を応力とした応力−歪み特性f0に対する複数の弾性率の算出のためのアルゴリズムを説明する図である。なお、横軸を変位、縦軸を試験力とした場合も同様な特性となる。図2(a)では、弾性率を算出するためのデータの範囲を予め2点の歪みデータεa,εbで設定し、この範囲内の全データを最小二乗法により直線近似した直線を弾性率特性faとしている(以下、A法と呼ぶ)。
【0016】
図2(b)では、予め弾性率の基準となる2点の歪みデータεa,εbを設定し、この歪みデータεa,εbに対応した実測データpa,pbを結んだ直線を弾性率特性fbとしている(以下、B法と呼ぶ)。
【0017】
図2(c)では、予め弾性率を算出するための歪みデータεaを設定し、この歪みデータεaに対応する実測データの点paから引かれた接線を弾性率特性fcとしている(以下、C法と呼ぶ)。
【0018】
図3は、応力−歪み特性f0の破断点を算出するためのアルゴリズムを説明する図である。図3(a)では、少なくとも下降伏点よりも大きな歪みの範囲で、所定時間(例えば1秒間)毎にデータを区切り、この所定時間内の応力の低下率を連続的に求める。例えば図のa1〜a2、a2〜a3、a3〜a4、・・・の各範囲内で応力の低下率f12、f23、f34、・・・を求める。そして、この低下率が予め定めた所定値X以上となった最初の点(例えばa3〜a4間で所定値X以上となったときはa3)を破断点としている(以下、D法と呼ぶ)。
【0019】
図3(b)では、予め最大応力を100%としたときの最大応力からの応力低下の割合X%を指定し、実測応力が最大応力からこの割合Xだけ減少したら破断点としている(以下、E法と呼ぶ)。
【0020】
図3(c)では、実測応力が予め定めた所定値X以下となった点を破断点としている(以下、F法と呼ぶ)。
【0021】
以上のように弾性率と破断点を算出するためのアルゴリズムは複数あるが、本実施の形態では、これら全てのアルゴリズムによって算出した弾性率と破断点を表示モニタ10に同時に表示する。図4は、表示モニタ10に表示される試験結果画面100の一例を示す図である。この画面100は、引張試験終了後に、例えばユーザがキーボード11の操作により試験結果の出力を指令すると表示される。
【0022】
図中、特性f0は、実測データに基づき描かれた試験片TPの試験力−変位特性である。特性fa〜fcは、それぞれ上記A〜Cの各手法により算出された弾性率の特性であり、点Pa〜Pcは、それぞれ上記D〜Fの各手法により算出された破断点である。なお、複数の試験片TPのデータがあるときは、最初に試験した試験片TPのデータのみが表示される。ユーザが選択した任意の試験片TPのデータを表示させることもできる。
【0023】
試験結果画面100に表示された特性fa〜fcと点Pa〜Pcは、任意に選択可能である。例えば、ユーザがマウス12を操作して特性fa〜fcと点Pa〜Pcの一つにカーソルを近づけると、これらの一つを選択することができる。図5は、弾性率の特性faを選択した例を示す図である。選択された特性faは、他の特性fb,fc,点Pa〜Pcと異なる形態で強調して表示(例えば点滅表示)される。さらに画面上に、選択した特性faに対応した条件設定画面110が吹き出し画面として表示される。
【0024】
条件設定画面110には、アルゴリズムを表す名称(例えば「弾性率、最小二乗法」など)、弾性率の計算値、アルゴリズムの説明、弾性率計算に用いたパラメータの種類(歪み)、およびパラメータの値(上記εa,εb)が表示される。パラメータの種類とパラメータの値はそれぞれ表示釦111〜113上に表示され、これらはマウス12の操作により選択可能である。
【0025】
例えば表示釦111を選択すると、パラメータの候補がプルダウン表示される。表示されるパラメータの種類としては、歪み以外に、試験力、応力、変位などである。ユーザはプルダウン表示されたものの中から任意のパラメータを選択する。これによりパラメータの種類を変更することができ、歪み基準ではなく、試験力基準や変位基準により弾性率を算出することができる。
【0026】
表示釦112,113を選択すると、弾性率を算出するためのパラメータの値εa,εb、すなわち弾性率の算出に用いるデータ範囲を変更可能になる。この場合、例えば表示釦112,113を選択後、キーボード11を操作してパラメータの値を直接数値入力することで、パラメータの値を変更できる。
【0027】
パラメータの変更は、確定釦114の選択により確定する。例えば弾性率のパラメータの値εa,εbを変更後、マウス12を操作して確定釦114を選択すると、変更後のパラメータにより特定される試験データを用いて弾性率が再計算され、計算結果が条件設定画面上に表示される。この際、試験結果画面100の特性faの表示も計算結果に応じて同時に変更される。これによりユーザはパラメータの妥当性を判断できる。なお、複数の試験片TPの試験データがあるときは、確定釦114の選択と同時に、他の試験片TPについても変更後のパラメータにより特定される試験データを用いて弾性率が再計算される。
【0028】
閉じる釦115を選択すると、試験結果画面上から条件設定画面110が消去され、図4の状態に戻る。この状態で、マウス12を操作して特性fa〜fcを選択すれば、再び図5の条件設定画面110が表示され、選択した特性fa〜fcの弾性率の値が表示されるとともに、パラメータを変更して弾性率を再計算することができる。
【0029】
なお、図示は省略するが、試験結果画面上で破断点Pa〜Pcを選択した場合にも同様に条件設定画面110が表示される。この場合は、条件設定画面上に、選択した破断点Pa〜Pcの値が表示されるとともに、破断点を計算するためのパラメータの種類(歪み)、パラメータの値(上記X)が表示される。パラメータは上述したのと同様に変更可能であり、パラメータ変更後に確定釦114を選択すると破断点Pa〜Pcを再計算することができる。
【0030】
以上の動作は、制御装置1のCPUで実行される所定の処理によって実現できる。図6は、CPUで実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、試験終了後、キーボード11の操作により試験結果の出力が指令されるとスタートする。
【0031】
ステップS1では、各試験片TPの試験データを用いて上記A法〜F法によりそれぞれ弾性率と破断点を算出する。なお、制御装置1には予めパラメータとして初期値が設定されており、ステップS1ではこの初期値を用いて各物性値が算出される。例えば前回の試験で用いたパラメータの値を予め記憶しておき、これが初期値に設定される。ステップS2では、表示モニタ10に図4に示す試験結果画面100を表示させる。すなわち、最初の試験片TPの試験データの特性f0を表示させるとともに、この特性f0に対応付けて、算出した弾性率の特性fa〜fcと破断点Pa〜Pcを模式的に表示させる。
【0032】
ステップS3では、マウス12の操作により、試験結果画面上で弾性率の特性fa〜fcまたは破断点Pa〜Pcのいずれかが選択されたか否かを判定する。ステップS3が肯定されるとステップS4に進み、否定されるとステップS5に進む。ステップS4では、図5に示すように選択された特性fa〜fcまたは点Pa〜Pcを点滅表示させるとともに、この選択された特性fa〜fc、点Pa〜Pcのアルゴリズム等の説明を表す条件設定画面110を試験結果画面上に重ねて表示させる。
【0033】
ステップS5では、パラメータの変更操作の有無、すなわち表示釦111〜113が選択されたか否かを判定する。ステップS5が肯定されるとステップS6に進み、否定されるとステップS6をパスしてステップS7に進む。ステップS6では、表示釦111〜113の操作による入力値にパラメータの設定値を変更する。
【0034】
ステップS7では、確定釦114が選択されたか否かを判定する。ステップS7が肯定されるとステップS8に進み、否定されるとステップS10に進む。ステップS8では、変更後のパラメータに基づき、試験片TPの弾性率または破断点を再計算する。この再計算は、全ての試験片TPにつき同時に行う。ステップS9では、再計算の結果に合わせて特性fa〜fcまたは破断点Pa〜Pcの表示を変更するとともに、条件設定画面上の数値表示を変更する。
【0035】
ステップS10では、閉じる釦115が選択されたか否かを判定する。ステップS10が肯定されるとステップS2に戻り、否定されるとステップS5に戻る。
【0036】
以上の実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)試験片TPの試験結果データに基づき、異なるアルゴリズムにより複数の弾性率の特性fa〜fcと破断点Pa〜Pcとを算出し、これらを表す線図および点を、試験結果の特性f0とともに試験結果画面100に同時に表示するようにした。これによりユーザは弾性率や破断点を算出するための最適なデータ処理条件を容易に選別でき、所望の物性値を得ることができる。
(2)試験結果の特性f0をサンプルカーブではなく実測データを用いた実測カーブで表示し、その特性f0上に弾性率を表す線図と破断点を表す点を表示するので、試験結果を予測しにくい試験片TPであっても、最適な物性値を求めることができる。
【0037】
(3)複数の弾性率の特性fa〜fcおよび破断点Pa〜Pcのいずれかを画面上で選択すると、これら物性値を算出するために用いたアルゴリズムやパラメータ等のデータ処理条件を条件設定画面110に表示するようにしたので、ユーザはデータ処理に用いたアルゴリズムやパラメータの内容を容易に把握できる。
(4)条件設定画面110に表示されるパラメータを変更可能とし、パラメータが変更されると、変更後のパラメータを用いて弾性率と破断点を再計算するようにしたので、最適なデータ処理条件の設定が可能である。
(5)データ処理条件のパラメータを変更すると、この変更後のパラメータを用いて全ての試験片TPの弾性率と破断点を再計算するようにしたので、試験片毎にパラメータを設定する必要がなく、パラメータの設定が容易である。
【0038】
なお、上記実施の形態では、引張試験により得られた試験データを処理する例について説明したが、引き剥がし試験や圧縮試験等、他の試験により得られた試験データも同様に処理することができる。したがって、表示装置としての表示モニタ10に表示される試験結果特性f0は、図4に示したものに限らない。弾性率と破断点以外の試験片TPの物性値を物性値算出手段としての制御装置1により算出してもよい。破断に要したエネルギー等を算出してもよい。試験データは制御装置1のメモリや補助記憶装置14に記憶すればよいが、他のデータ記憶手段を用いてもよい。
【0039】
上記実施の形態では、弾性率の特性fa〜fcと破断点Pa〜Pcを線図と点で表示するようにしたが、物性値を他の表示形態で模式的に表示するようにしてもよい。すなわち、特性f0に対応付けて表示された複数の物性値をユーザが容易に見比べて、その優劣を容易に判断できるのであれば、物性値表示手段としての制御装置1がモニタ10に表示させる表示形態は上述したものに限らない。例えばマウス12により物性値の表示領域を指定し、その領域内にある物性値のみを試験結果画面100に表示するようにしてもよい。試験結果画面100上で、マウス12により特性fa〜fcあるいは点Pa〜Pcのいずれかを選択するようにしたが、他の選択手段を用いてもよい。
【0040】
表示釦111〜113を選択してパラメータを変更するようにしたが、パラメータ変更手段はこれに限らない。例えばマウス12でデータ範囲を指定してパラメータを変更するようにしてもよい。上記実施の形態では、異なるアルゴリズムにより算出した複数の特性fa〜fcを同時に表示するようにしたが、例えばアルゴリズムが共通で、パラメータが異なる複数の特性を同時に表示するようにしてもよい。
【0041】
試験装置の全体構成は図1のものに限らない。例えば硬度計などの試験装置にも本発明を同様に適用可能である。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の試験装置に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施の形態に係る試験装置の概略構成を示す図。
【図2】弾性率を算出するための複数の異なるアルゴリズムを説明する図。
【図3】破断点を算出するための複数の異なるアルゴリズムを説明する図。
【図4】図1の表示モニタに表示される試験結果画面の一例を示す図。
【図5】図1の表示モニタに表示される条件設定画面の一例を示す図。
【図6】図1の制御装置で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0043】
1 制御装置
10 表示モニタ
11 キーボード
12 マウス
14 補助記憶装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
供試体の試験結果である試験データを記憶するデータ記憶手段と、
前記記憶された試験データに基づき、表示装置の画面上に供試体の試験結果特性を表示する特性表示手段と、
前記記憶された試験データに基づき、異なるデータ処理条件の下で、前記供試体の同一種類の複数の物性値を算出する物性値算出手段と、
前記画面上の試験結果特性に対応して、前記物性値算出手段で算出された複数の物性値を模式的に表示する物性値表示手段とを備えることを特徴とする試験装置。
【請求項2】
請求項1に記載の試験装置において、
前記模式的に表示された複数の物性値のいずれかを前記画面上で選択する選択手段と、
前記選択手段により物性値が選択されると、この選択した物性値に対応したデータ処理条件を前記画面上に併せて表示するデータ処理条件表示手段とをさらに備えることを特徴とする試験装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の試験装置において、
前記データ処理条件は、前記物性値を算出するためのアルゴリズムと、このアルゴリズムに用いられるパラメータとを含むことを特徴とする試験装置。
【請求項4】
請求項3に記載の試験装置において、
前記複数の物性値は、異なるアルゴリズムにより算出された物性値であり、
各物性値の算出のために用いられる前記パラメータを変更するパラメータ変更手段をさらに有し、
前記物性値算出手段は、前記パラメータ変更手段によりパラメータが変更されると、変更後のパラメータを用いて前記物性値を算出することを特徴とする試験装置。
【請求項5】
請求項4に記載の試験装置において、
前記データ記憶手段には複数の供試体の試験データが記憶され、
前記物性値算出手段は、一の供試体の物性値を算出するために用いられる前記パラメータが前記パラメータ変更手段により変更されると、変更後のパラメータを用いて前記一の供試体および他の供試体の物性値をそれぞれ算出することを特徴とする試験装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2009−109369(P2009−109369A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
物理学 | 測定;試験 | 材料の化学的または物理的性質の決定による材料の調査または分析 | 機械的応力の負荷による固体材料の強さの調査 | 細部 | 指示または記録手段の特殊な適用
物理学 | 測定;試験 | 材料の化学的または物理的性質の決定による材料の調査または分析 | 機械的応力の負荷による固体材料の強さの調査 | 定張力または定圧縮力によるもの
【出願番号】特願2007−282643(P2007−282643)
【出願日】平成19年10月31日(2007.10.31)
【出願人】(000001993)株式会社島津製作所
【Fターム(参考)】
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 調査方法;試験の仕方 | 引張試験
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 調査方法;試験の仕方 | 圧縮、耐圧試験
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 力を掛ける方法(時間的、空間的) | 静的負荷による試験
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 調査対象項目 | 強度 | 破壊強度
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 調査対象項目 | 弾性率 | 伸び弾性率(縦弾性係数)
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 試験片、材料 | 金属材料
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 試験装置;構成、部分構成(治具を含む) | コンピュータ装置を内蔵するもの
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 測定対象 | 荷重
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 測定対象 | 変位
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 測定された変化量の取扱い | データの電気的処理 | 演算処理
機械的応力負荷による材料の強さの調査 | 測定された変化量の取扱い | データの電気的処理 | 表示処理
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