説明

詰め替え可能な液体製品容器システム

詰め替え可能な液体製品容器システムは、本体および本体から外方に延びる首を有する液体製品容器(100)を備え、首または首に配置されたオプションの供給付属品が、容器からの液体製品の供給を容易にするようになっている。システムは、さらに、液体製品が容器から供給される際にユーザによって容器(100)から取り外され、容器を閉じるために元に戻される、手で操作可能なねじ式キャップ(1)を備える。ねじ式キャップは、上壁(2)と、下方に垂下する周方向スカート部(3)を有するとともに、首またはオプションの供給付属品が存在するときにそのねじ山と螺合するねじ山(11)を有する。詰め替えステーション(110)は、ユーザが容器(100)に液体製品を詰め替えることを可能にし、液体製品を容器に供給する雄型充填要素(30)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、詰め替え可能な液体製品容器システムに関する。
【背景技術】
【0002】
詰め替え可能な液体製品容器システム、特に家庭用品、例えば、洗剤や液体洗濯製品用の詰め替え可能な液体製品容器システムは、先行技術から公知である。
【0003】
これら公知のシステムでは、液体製品は、ねじ式キャップを有する単一ブロー成形された、手持ち式のプラスチック製液体製品容器に詰められる。このパッケージは、そのような製品用に最も広く使用される形のパッケージである。
【0004】
別の形では、液体製品は、容器の首を形成する注ぎ口を持つ、折り畳み可能なパウチに詰められる。
【0005】
消費者がそのような容器に、特にスーパーマーケットにおいておよび/または自動販売機の形をとる詰め替えステーションを利用して、詰め替えを行うことは、例えば、欧州特許第1427640号(Unilever)、米国特許第6578763号(Restore Products)および米国特許出願公開第2004/0020723号において提案されている。
【0006】
容器を何度使用してもよいので、詰め替えは明らかに環境にとって大きな有益な効果がある。食品の安全性のため、使用済み容器に液体食品を詰め替えることは、容認または推奨できない場合がある。この問題は、多くの非食品液体製品、例えば、洗剤、洗濯用洗剤、柔軟剤などには当てはまらないようであるが、自動車関連の液体製品、例えば、エンジンオイル、ウィンドウウォッシャ液なども同様である。
【0007】
環境保全上の利点にもかかわらず、そのような容器の詰め替えが幅広く受け入れられることはなかった。特に、消費者自身が店舗、例えば、スーパーマーケット、給油所などに設置された詰め替えステーションで詰め替えを行うことが予測される消費者市場にとって、既存のシステムは満足のいくものではないようである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】欧州特許第1427640号
【特許文献2】米国特許第6578763号
【特許文献3】米国特許出願公開第2004/0020723号
【特許文献4】国際特許出願公開第2009/025717号
【特許文献5】米国特許第6923341号
【特許文献6】米国特許第6968980号
【特許文献7】米国特許第5071037号
【特許文献8】米国特許出願公開第2003/0051767号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
公知のシステムに関連する欠点を回避し、消費者による容易な詰め替えを可能にする、改良されたシステムを提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、請求項1の前提部に記載のシステムを提案するものであり、システムは、
ねじ式キャップに、管状部分、好ましくは、上壁から下方に延びるとともに、上壁に詰め替えステーションの雄型充填要素のための挿入用開口を有する穴が形成された管状部分が設けられており、
管状部分には、穴内に挿入用開口から間隔を置いてストッパ用の座が形成されており、
容器が、座の中で穴を塞ぐように配置されたストッパをさらに備えており、
雄型充填要素が、穴に嵌まり込む管状部分を有し、雄型充填要素には、管状部分を貫いて、容器内に液体製品を供給するための1つ以上のポートまで延びる液体製品流路が設けられており、
雄型充填要素が、ストッパと連結するよう構成されたヘッドを有しており、雄型充填要素を穴に導入すると、ヘッドが、座の中にあるときのストッパと連結し、雄型充填要素を穴にさらに導入すると、ヘッドがストッパを座から押し離し、1つ以上の供給用ポートを容器の内部と連通させるようになっており、
雄型充填要素を穴から引き出すと、雄型充填要素がストッパを座の中に引き入れ、雄型充填要素をさらに引き出すと、雄型充填要素がストッパから外れることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、雄型充填要素がねじ式キャップの穴から離れる前であっても、充填後に容器が再び閉じられるので、容器の詰め替え時の液体製品の流出が回避される。先行技術のシステムでは、ねじ式キャップを元に戻す前に消費者が不注意に容器からこぼす可能性が高く、さらにひどいときは、消費者がねじ式キャップを再び取り付けるのを忘れるおそれがある。
【0012】
詰め替えステーションが、適切なねじ式キャップの存在を(例えば、機械的および/または電子的に)検出して詰め替えルーチンが問題なく実行されることを確認するセンサアセンブリを備えていることが好ましいことは分かるであろう。
【0013】
先行技術に示すように、容器は、識別手段、例えば、バーコード、RFIDトランスポンダまたは機械的特徴を有していてもよく、詰め替えステーションは、該識別手段用の認識手段を有していてもよい。
【0014】
好ましい実施形態では、特に洗濯用液体製品容器の場合に、ねじ式キャップは計量キャップの形をとり、例えば、スカート部は、逆さまにした位置においてキャップが液体製品をある量だけ入れることができるようになっている。
【0015】
計量キャップの容積は、少なくとも10ml、例えば、高濃縮の洗剤や洗濯用製品の場合に17mlであることが好ましい。これにより、消費者は、ある量の液体製品を、回し外したキャップの中に注ぐことができる。キャップには、様々な充填量を、例えば、一定間隔で表すしるし、例えば、リブが設けられてもよい。
【0016】
考えられる実施形態では、ねじ式キャップがスカート部の周りに径方向に間隔を置いて延びる外側環状壁を有しており、外側環状壁の内側にはねじ山が設けられており、外側環状壁は、ねじ式キャップの円周フランジを介してスカート部に結合されている。
【0017】
考えられる実施形態では、ねじが、円周フランジから下方に垂下する環状の封止リブを有しており、封止リブは、容器またはオプションの付属品の首を封止状に係止する。
【0018】
考えられる実施形態では、容器に、上記オプションの付属品が設けられている。最も好ましくは、付属品は、注ぎ口付属品であり、場合によっては、当分野で公知の液戻し機能をもつ注ぎ口付属品である。
【0019】
発明が容易に適用され得る容器の例は、例えば、国際特許出願公開第2009/025717号、米国特許第6923341号、米国特許第6968980号、米国特許第5071037号、米国特許出願公開第2003/0051767号に示されている。これらの文献が単なる例であって、添付の特許請求の範囲を限定するものと解すべきでないことは分かるであろう。
【0020】
本発明は、また、発明にかかるシステムで使用されるねじ式キャップに関する。
【0021】
本発明は、さらに、発明にかかるシステムで使用される詰め替えステーションに関する。
【0022】
本発明は、さらに、ねじ式キャップの穴に導入可能な雄型充填要素を有する詰め替えステーションとともに使用される、ねじ式キャップ付きの液体製品容器に関する。
【0023】
本発明は、さらに、液体製品、例えば、洗濯用洗剤や洗濯用柔軟剤などの液体洗濯用製品が充填された、キャップ付きのそのような液体製品容器に関する。
【0024】
本発明は、さらに、詰め替えステーションを備え、液体製品容器、好ましくは充填された容器の保存場所を、例えば、消費者に対する販売用の棚の上に持つ小売店、例えば、スーパーマーケットや給油所に関する。
【0025】
本発明は、さらに、発明のシステムを使用し、容器の液体製品を詰め替える、1種類以上の液体製品を特に消費者に販売する方法に関する。
【0026】
本発明は、さらに、発明のシステムの液体製品容器に詰め替えを行う方法に関する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1は、発明にかかる、例えば洗濯用の液体製品容器の、液体製品計量ねじ式キャップの実施例を、関連する雄型充填要素とともに縦断面図で示す。
【図2】図2は、図1の構成要素を分解図で示す。
【図3】図3は、図1の構成要素を断面分解図で示す。
【図4】図4は、発明にかかるシステムを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
ここで、図面に基づいて発明をより詳細に説明する。
【0029】
図面には、液体計量ねじ式キャップのみを示し、関連する手持ち式または携帯用の液体製品容器については、そのような容器が、その好ましいオプションの特徴も含め、例えば上述の文献から当分野で周知であるので示していない。それをさらに説明することは、本発明を理解する上で必要ではない。
【0030】
また、図1〜図3には、詰め替えステーションの雄型充填要素のみを示し、詰め替えステーション自体については、そのようなステーションが、その好ましいオプションの特徴も含め、例えば上述の文献から当分野で周知であるので示していない。それをさらに説明することは、本発明を理解する上で必要ではない。図4は、発明にかかるシステムの詰め替えステーションおよび容器の実施例を概略的に示す。
【0031】
図示のように、手持ち式液体製品容器は、本体と、好ましくは容器の上端領域において、本体から外方に延びる首とを備える。首は、単純な円筒状の首であってもよいし、注ぎ口として形成されてもよい。オプションで、洗濯用液体製品容器の場合によく見られるように、液体製品の容器からの供給を容易にするように、供給付属品が首に配置される。
【0032】
好ましい実施形態では、容器は単一ブロー成形された、手持ち式のプラスチック製液体容器である。
【0033】
図面は、液体製品が容器から供給される際にユーザが容器から取り外す、手で操作可能なねじ式キャップ1を示している。キャップ1は、容器を閉じるために元に戻されるようになっている。
【0034】
好ましくは、ねじ式キャップ1は、単一成形されたプラスチック製品である。ねじ式キャップ1は、上壁2と、下方に垂下する周方向スカート部3を有する。
【0035】
キャップ1には、管状部分4、この場合上壁2から下方に、この場合スカート部3と同軸に延びる管状部分4が設けられている。管状部分は、その上端が上壁2と一体の管状壁の形をとっている。
【0036】
管状部分は、詰め替えステーション(図示せず)の雄型充填要素30用の穴4aを形成している。雄型充填要素30は、穴4aに嵌まり込む管状部分aを有している。また、雄型充填要素30には、その管状部分を貫いて、容器内に液体製品を供給するための1つ以上のポート32まで延びる液体製品流路31も設けられている。説明したように、詰め替えステーションにより、ユーザが容器に液体製品を詰め替えることが可能になる。
【0037】
穴は、上壁1に雄型充填要素30用の挿入用開口5を有している。
【0038】
管状部分4は、穴4a内にストッパ7用の座6を形成しており、その座6は、挿入用開口5から間隔を置いて位置している。
【0039】
好ましくは、ストッパ7は単一成形されたプラスチック製品である。ストッパ7は、1本以上の可撓性アームを介してねじ式キャップ1の本体と一体であってもよいし、ねじ式キャップ1が、ねじ式キャップと協働する、例えば、雄型充填要素が穴内に最大限に導入されたときにその位置でストッパを支持する、1つ以上の保持部材を有していてもよい。
【0040】
図1では、ストッパは座6の中で穴4aを塞ぐように配置されている。
【0041】
雄型充填要素30は、ストッパ7と解除可能に連結するよう構成されたヘッド34を有している。図1では、ヘッド34がストッパ7に連結されている。
【0042】
雄型充填要素30を穴4aに導入すると、ヘッド34が、座内にあるときのストッパ7と、スナップ嵌合のように連結する(図1参照)。雄型充填要素30を穴4aにさらに導入すると、雄型充填要素30がストッパ7をその座6から押し離して、1つ以上の供給ポート32が容器の内部と連通状態になる。ここで、容器に液体製品を詰め替えることができる。
【0043】
雄型充填要素30を穴4aから引き出すと、雄型充填要素がストッパ7をその座6の中に引き入れ、さらに引き出すと、雄型充填要素がストッパ7から外れる。
【0044】
分かるように、ねじ式キャップは詰め替え工程の間容器上にとどまっている。これにより、先行技術の詰め替え可能な容器システムに関連する、例えば、不測の流出に関する多くの問題が回避される。流出は、詰め替えステーションを汚すという欠点も有する。小売店の経営者は、最小限のスタッフで営業しようと努めており、先行技術の詰め替えステーションをそれほど頻繁に清掃することを望まないために、そのようなステーションを受け入れないことがある。
【0045】
この実施例のねじ式キャップ1は、計量キャップの形をとっている。スカート部3は、逆さまにした位置においてキャップ1が液体製品を少なくとも10mlの量だけ入れることができるようになっている。
【0046】
この実施例では、ねじ式キャップ1は、スカート部3の周りに径方向に間隔を置いて延びる外側環状壁10を有している。外側環状壁10には、その内側にねじ山11が、例えば、容器の首の上またはオプションで設けられた付属品、例えば当分野で公知の注ぎ口付属品上のねじ山と螺合するように設けられている。キャップ1のねじ山が別の位置、例えばスカート部上または壁10の外面上に設けられてもよいことは分かるであろう。
【0047】
ここでは、外側環状壁10が、キャップ1の円周フランジ12を介してスカート部に結合されている。
【0048】
この実施例では、キャップ1が、円周フランジ12から下方に垂下する環状の封止リブ13を有しており、封止リブは、容器またはオプションの付属品の首を封止状に係止する。
【0049】
好ましくは、ストッパ7には、雄型充填要素30のヘッドの方を向く側に、1つ以上の弾性フック部材7a、例えば、弾性環状壁または弾性指が設けられている。
【0050】
1つ以上の弾性フック部材7aは、雄型充填要素とストッパとを弾性状に連結(例えば、スナップ嵌合)させるように、雄型要素のヘッドの肩部と係合する内向きのフック面を有している。
【0051】
1つ以上の弾性フック部材7aは、座6の挿入用開口5の方を向く側の、この場合座6に隣接する、穴の肩部9上に係合することができる外向きのフック面を有している。
【0052】
雄型充填要素30のヘッドには、凹型の周方向溝35が設けられている。ストッパ6がヘッド34に連結されると、1つ以上のフック部材7aの自由端が、雄型要素と1つ以上のフック部材7aとの間に若干の遊びをもって、この溝35に受け入れられる。これにより、フック部材7aがストッパ7用の座6を通過しているときに、これら自由端をさらにもっと溝35内に入り込ませることができる。
【0053】
フック部材7aとヘッド34は、さらに、ヘッド34がストッパ7に正確に連結されていない限り、1つ以上のフック部材7aの自由端が、座6の開口を通過したり肩部9と接触したりできない外方の位置に押し込まれおよび/または保持されるようになっていることが好ましい。これにより、この好ましい実施形態では、ストッパ6がその座から有効に移動される(そして、この場合、他のいかなる接続またはねじ式キャップの保持部材も存在しないので、ねじ式キャップから離脱される)前にヘッド34がストッパ6に正確に連結されることが保証される。
【0054】
雄型充填要素30は、例えば溝36内に、穴4の内側との液体封止を保証するために1つ以上のOリングを有していてもよい。
【0055】
容器は、別の実施形態では、本体が、容器の首を形成する注ぎ口が設けられた折り畳み可能なパウチ、例えば、スタンディングパウチの形をとってもよい。
【0056】
図4は、発明にかかるシステムの詰め替えステーションおよび容器の実施例を概略的に示す。
【0057】
示されている容器100、例えば、ブロー成形されたプラスチック製液体容器には、容器の首に螺着されたねじ式キャップ1が設けられ、それによりストッパが座の中にあるままで容器を密封している。
【0058】
ユーザは、詰め替えステーション110、この場合、容器100を載せるためのプラットホーム116を有するハウジング115とともに具現化された詰め替えステーション110に容器を置いている。
【0059】
ステーション110には、容器100の受入れ位置の上方に、雄型充填要素30、この場合、駆動部(例えば、電気モータスピンドル駆動部)による命令があると上下動可能な雄型充填要素30が設けられ、それにより、本明細書で説明したように、要素30のキャップ1の穴内への動きと穴から出る動きが可能になる。
【0060】
容器100は、この場合、識別手段102を有しており、ステーションは対応する認識手段117を有している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体製品容器(100)と、
ユーザが前記容器(100)に液体製品を詰め替えることを可能にし、前記液体製品を前記容器に供給する雄型充填要素(30)を備える詰め替えステーション(110)とを備え、
前記液体製品容器(100)が、本体および該本体から外方に延びる首を備え、前記首または該首に配置されたオプションの供給付属品が前記容器からの液体製品の供給を容易にするようになっており、
前記液体製品容器(100)が、液体製品が前記容器(100)から供給される際にユーザによって容器から取り外され、容器を閉じるために元に戻される、手で操作可能なねじ式キャップ(1)を備えており、
前記ねじ式キャップが、上壁(2)と、下方に垂下する周方向スカート部(3)を有するとともに、前記首または前記オプションの供給付属品が存在するときにそのねじ山と螺合するねじ山(11)を有する、液体洗剤等用の詰め替え可能な液体製品容器システムにおいて、
前記ねじ式キャップ(1)に、上壁に前記詰め替えステーションの前記雄型充填要素(30)のための挿入用開口を有する穴が形成された管状部分(4)が設けられており、
前記管状部分(4)には、前記穴内に前記挿入用開口から間隔を置いてストッパ(7)用の座(6)が形成されており、
前記容器が、前記座の中で前記穴を塞ぐように配置されたストッパ(7)をさらに備えており、
前記雄型充填要素(30)が、前記穴(4a)に嵌まり込む管状部分を有し、雄型充填要素には、前記管状部分を貫いて、前記容器内に液体製品を供給するための1つ以上のポート(32)まで延びる液体製品流路(31)が設けられており、
前記雄型充填要素が、前記ストッパ(7)と連結するよう構成されたヘッド(34)を有しており、雄型充填要素を前記穴(4a)に導入すると、前記ヘッドが、前記座(6)の中にあるときの前記ストッパと連結し、雄型充填要素を穴(4a)にさらに導入すると、前記ヘッドがストッパを座から押し離し、前記1つ以上の供給用ポート(32)を前記容器の内部と連通させるようになっており、
前記雄型充填要素(30)を前記穴から引き出すと、雄型充填要素が前記ストッパ(7)を前記座(6)の中に引き入れ、雄型充填要素をさらに引き出すと、雄型充填要素がストッパから外れることを特徴とする、システム。
【請求項2】
前記ねじ式キャップ(1)の管状部分(4)が該キャップの前記上壁(2)から下方に延びている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記容器(100)が単一ブロー成形された、手持ち式のプラスチック容器である、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
前記容器の本体が、該容器の首を形成する注ぎ口が設けられた折り畳み可能なパウチである、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項5】
前記ねじ式キャップ(1)が、少なくとも10ミリリットルなどの有効計量容積を有する計量キャップである、請求項1〜4のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のシステムで容器(100)に詰め替えを行う方法であって、詰め替えされる前記容器の首に取り付けられた前記キャップ(1)を備える該容器を、前記詰め替えステーション(110)まで持ち運び、前記雄型充填要素(30)のヘッド(34)を前記ストッパ(7)に連結するように、該雄型充填要素を前記キャップの穴(4)に導入し、前記ストッパを前記座(6)について押圧し、前記液体を、前記雄型充填要素(30)を介して前記容器に充填し、前記充填を終了し、前記雄型充填要素を前記穴から引き出すことにより、前記ストッパを前記座の中に引き入れ、前記雄型充填要素を続けて引き出すことにより、前記ヘッド(34)を前記ストッパ(7)から連結解除する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2013−518782(P2013−518782A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552827(P2012−552827)
【出願日】平成23年2月4日(2011.2.4)
【国際出願番号】PCT/NL2011/050082
【国際公開番号】WO2011/096811
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(508290183)アイピーエヌ アイピー ベスローテン フェンノートシャップ (2)
【Fターム(参考)】