説明

認証再生システムならびに該システムに用いるプログラムおよび記録媒体

【課題】BDなどに記録できる特定の映像ストリームを認証して再生する場合、認証を簡単な操作でできるようにした認証再生システム,プログラム,記録媒体を提供する。
【解決手段】BDプレイヤ装置10でBD15に記録されているBD−Jコンテンツである、再生に認証を必要とする映像ストリームを再生する場合、サーバ装置30にパスコード,コンテンツIDを送ることにより認証を行う。サーバ装置30は携帯電話機50から送られるユーザID,パスワードを受けて登録者からの認証依頼であることを確認する。BDプレイヤ装置10は認証済の情報をサーバ装置30から受信すれば、認証を必要とする特定の映像ストリームの再生を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、次世代光ディスクであるBD(ブルーレイディスク)などにおいて、認証が必要な映像を再生する場合の認証再生システムと、このシステムに用いるプログラムおよびプログラムを格納する記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
次世代光ディスクであるBlu−rayにおいて、認証が必要なコンテンツ(有料コンテンツ・会員登録しないと視聴できないコンテンツなど)を実現するシステムが構成されている。コンテンツそのものはディスクにあり、再生するかどうかはプログラムで制御することとなる。
認証には次世代光ディスクプレイヤ装置に認証に関する情報(ID、パスワードなど)を入力する必要がある。かかる場合、プレイヤ装置には文字などの情報を入力するための入力装置が設置されていないのが通常である。プレイヤ装置のリモコンを用いて文字入力することとなるが、リモコンは簡単に文字入力ができるようにキー操作が構成されておらず、情報入力しにくいという問題がある。
【0003】
BD−ROMの映像を再生するための制御に関する応用技術が提案されている。
特許文献1は仮想マシンを対象としたアプリケーションの実行を制御するアプリケーション制御の技術を開示しており、記録媒体に対する制御を実現するようなアプリケーションが異常終了した場合、または起動に失敗した場合のFail Safeを実現できることを目的としている。
特許文献2は著作権保護されたコンテンツのデータを汎用的なHDDに記録した場合にコンテンツの不正なコピーを防止することを趣旨としており、そのためにHDDにコンテンツを記録したとき、およびHDDに記録されたコンテンツをBDにムーブしたときに、乱数出力部がその都度ユニークな照合情報を出力してHDDおよびEEPROMの各照合ファイルに上書き記録し、そしてHDDに記録されたコンテンツをBDにムーブするときに照合部でHDDの照合ファイルに記録された照合情報とEEPROMの照合ファイルに記録された照合情報を照合してこれらが一致した場合にのみコンテンツのムーブを許可するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】WO2005/045840号公報
【特許文献2】特開2005−276282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1,2はBDなどのディスクに記録されているコンテンツを再生する場合に、特定のコンテンツを再生するときに認証をして再生するという技術については言及していない。
本発明の目的は、BDなどのディスク内の認証を必要とする特定の映像ストリームを再生する場合、携帯電話機などを利用して簡単な操作でできるようにした認証再生システムを提供することにある。
本発明の他の目的は該認証再生システムに用いられるプログラムを提供することにある。
本発明のさらなる他の目的は該認証再生システムに用いられるプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために本発明はユーザが使い慣れている携帯電話機などを活用する。携帯電話機が2次元バーコード読み取り機能を持っている場合は、2次元バーコードによってプレイヤ装置と携帯電話機間の関連付けをする。携帯電話機が2次元バーコード読み取り機能を持っていない場合は、携帯電話機のメール機能によってプレイヤ装置と携帯電話機の関連付けをする。そしてプレイヤ装置がネットワーク接続されている場合は、プレイヤ装置が直接サーバ装置と通信を行い認証を実現する。プレイヤ装置がネットワーク接続されていない場合は、コンテンツごとに異なる方式で生成される暗証番号を介して認証したかどうかを判定する。
すなわち本発明の請求項1(BASICパターン)はBD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、2次元バーコードを読み込むカメラを有し前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、前記BDプレイヤ装置は、パスコードを生成する生成手段と、前記パスコードおよびBDのコンテンツID情報を送信する手段と、前記サーバ装置から取得した連動用セッションIDを前記装置Aに取得させるため2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成手段と、BDプレイヤ装置の再生ボタンを押すことにより前記サーバ装置に連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報を返送する手段と、前記サーバ装置から認証済の情報を受けたときBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、前記サーバ装置は、前記BDプレイヤ装置からパスコードおよびBDのコンテンツID情報を受信したとき連動用セッションIDを生成する連動用セッションID生成手段と、ユーザの登録操作によってユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、前記連動用セッションIDとパスコードを記憶する連動用セッションID・パスコード対応表を有するセッション情報記憶手段と、前記生成した連動用セッションIDをBDプレイヤ装置に送信する手段と、前記装置Aより連動用セッションID,パスコードを受けるとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき、これら情報を記憶する連動用セッションID・ユーザ情報対応表を有する認証情報記憶手段と、記憶した連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報をBDプレイヤ装置に送信し、戻ってくるこれら情報を前記連動用セッションIDユーザ情報対応表でチェックする認証制御手段と、前記認証制御手段でチェックし、一致すれば認証済の情報を前記BDプレイヤ装置に返送する手段とを有し、前記装置Aは、前記カメラにより前記BDプレイヤ装置で表示される連動用セッションID,パスコードを含む2次元バーコードを読み込む手段と、前記2次元バーコードを解読し、連動用セッションID,パスコードおよび装置Aを特定するユーザ情報を送信する手段と、サーバ装置から認証情報を受信する手段とを有し、ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はサーバ装置にパスコード,コンテンツIDを送信し、これを受信したサーバ装置から送られる連動用セッションID,パスコードを前記BDプレイヤ装置が受信してBDプレイヤ装置のディスプレイに該連動用セッションID,パスコードを含むURLを2次元バーコードで表示し、ユーザが装置Aのカメラで該2次元バーコードを読み込み操作した場合、装置Aが認識した連動用セッションID,パスコードおよび装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送ると、前記サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認し、連動用セッションID・パスコード対応表で連動用セッションとパスコードをチェックし、連動用セッションID・ユーザ情報対応表で連動用セッションとユーザ情報をチェックすることにより、再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする。
ここで送信する手段および返送する手段は、実施の形態ではBDプレイヤ装置またはサーバ装置が有する通信制御部に対応するものである。以下の請求項においても同様である。
本発明の請求項2(PUSHパターン)はBD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置とメールのやり取りが可能で前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、前記BDプレイヤ装置は、パスコードを生成する生成手段と、パスコードおよびBDのコンテンツID情報を送信する手段と、前記サーバ装置から取得した連動用セッションIDを前記装置Aに取得させるためBDプレイヤ装置の表示部に連動用セッションID,パスコードを含むメール文面を表示する表示手段と、BDプレイヤ装置の再生ボタンを押すことにより前記サーバ装置に連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報を返送する手段と、前記サーバ装置から認証済の情報を受けたときBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、前記サーバ装置は、前記BDプレイヤ装置からパスコードおよびBDのコンテンツID情報を受信したとき連動用セッションIDを生成する連動用セッションID生成手段と、ユーザの登録操作によりユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、前記連動用セッションIDとパスコードを記憶する連動用セッションID・パスコード対応表を有するセッション情報記憶手段と、前記生成した連動用セッションIDを前記BDプレイヤ装置に送信する手段と、前記装置Aより連動用セッションID,パスコードを受けるとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき、これら情報を記憶する連動用セッションID・ユーザ情報対応表を有する認証情報記憶手段と、記憶した連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報をBDプレイヤ装置に送信し、戻ってくるこれら情報を前記連動用セッションID・ユーザ情報対応表でチェックする認証制御手段と、前記認証制御手段でチェックし、一致すれば認証済の情報を前記BDプレイヤ装置に返送する手段とを有し、前記装置Aは、前記BDプレイヤ装置のディスプレイに表示された連動用セッションID,パスコードおよび装置Aのユーザ情報を含むメールを前記サーバ装置に送信する手段と、サーバ装置から認証情報を受信する手段とを有し、ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はサーバ装置にパスコード,コンテンツIDを送信し、これを受信したサーバ装置は連動用セッションID,パスコードを含む文面をBDプレイヤ装置に送り、BDプレイヤ装置はディスプレイに表示し、ユーザが装置Aに該連動用セッションID,パスコードを入力してメールで装置Aを特定するユーザ情報とともにサーバ装置に送ると、前記サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認し、連動用セッションID・パスコード対応表で連動用セッションとパスコードをチェックし、連動用セッションID・ユーザ情報対応表で連動用セッションとユーザ情報をチェックすることにより、再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする。
本発明の請求項3(PULLパターン)は装置AのメールアドレスをBDプレイヤ装置に登録してあり、BD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置とメールのやり取りが可能で前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、前記BDプレイヤ装置は、パスコードを生成する生成手段と、パスコードおよびBDのコンテンツID情報を送信する手段と、BDプレイヤ装置の再生ボタンを押すことにより前記サーバ装置に連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報を返送する手段と、前記サーバ装置から認証済の情報を受けたときBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、前記サーバ装置は、前記BDプレイヤ装置からパスコードおよびBDのコンテンツID情報を受信したとき連動用セッションIDを生成する連動用セッションID生成手段と、ユーザの登録操作によりユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、前記連動用セッションIDとパスコードを記憶する連動用セッションID・パスコード対応表を有するセッション情報記憶手段と、前記生成した連動用セッションID,パスコードを含むURLを前記BDプレイヤ装置の登録アドレスにメールする手段と、前記装置Aより連動用セッションID,パスコードを受けるとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき、これら情報を記憶する連動用セッションID・ユーザ情報対応表を有する認証情報記憶手段と、記憶した連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報をBDプレイヤ装置に送信し、戻ってくるこれら情報を前記連動用セッション・IDユーザ情報対応表でチェックする認証制御手段と、前記認証制御手段でチェックし、一致すれば認証済の情報を前記BDプレイヤ装置に返送する手段とを有し、前記装置Aは、前記サーバ装置から送られてきたURLの内容を表示する手段と、前記URLに含まれる連動用セッションID,パスコードおよび装置Aのユーザ情報を前記サーバ装置に送信する手段とを有し、ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はサーバ装置にパスコード,コンテンツIDを送信し、これを受信したサーバ装置は連動用セッションID,パスコードを含むURLをBDプレイヤ装置の登録アドレス宛にメールして連動用セッションIDをBDプレイヤ装置に返し、かつ装置Aで受信した連動用セッションID,パスコードを含むURLをユーザが開く操作を行うことにより装置Aのディスプレイに表示し、ユーザが装置Aから連動用セッションID,パスコードと装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送ると、前記サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認し、連動用セッションID・パスコード対応表で連動用セッションとパスコードをチェックし、連動用セッションID・ユーザ情報対応表で連動用セッションとユーザ情報をチェックすることにより、再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする。
本発明の請求項4(VIRTUAL 01パターン)はBD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、2次元バーコードを読み込むカメラを有し前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、前記BDプレイヤ装置は、パスコードを生成する手段と、前記パスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLをBDプレイヤ装置のディスプレイに2次元バーコードとして表示する手段と、前記サーバ装置から視聴コードを前記装置Aが受けて表示し、ユーザが視聴コードを入力して再生ボタンを押したとき、該視聴コードを検証する視聴コード検証手段と、視聴コードが正しければBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、前記サーバ装置は、ユーザの登録操作によりユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、前記装置AからパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLを受信するとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき認証する認証制御手段と、認証成功であれば、視聴コードを生成する視聴コード生成手段と、前記視聴コードを前記装置Aに返送する手段と、前記装置Aは、前記BDプレイヤ装置のディスプレイに表示されたパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLの2次元バーコードをユーザが撮影し、ユーザの操作により前記サーバ装置にパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLおよび装置Aを特定するユーザ情報を送信する送信手段と、前記サーバ装置から送られる視聴コードを受信表示する手段とを有し、ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はパスコードを生成し、パスコード,コンテンツID情報を含むURLをBDプレイヤ装置のディスプレイに2次元バーコードとして表示し、ユーザが装置Aのカメラで該2次元バーコードを読み込み操作した場合、装置Aはパスコード,コンテンツID情報および装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送り、サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認しサーバ装置から視聴コードを装置Aが受信することにより、再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする。
本発明の請求項5(VIRTUAL 02パターン)はBD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置とメールのやり取りが可能で前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、前記BDプレイヤ装置は、パスコードを生成する手段と、前記パスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLをBDプレイヤ装置のディスプレイに表示する手段と、前記サーバ装置からメールで視聴コードを前記装置Aが受けて表示し、ユーザが視聴コードを入力して再生ボタンを押したとき、該視聴コードを検証する視聴コード検証手段と、視聴コードが正しければBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、前記サーバ装置は、ユーザの登録操作によってユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、前記装置AからパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むメールを受信するとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき認証する認証制御手段と、認証成功であれば、視聴コードを生成する視聴コード生成手段と、前記視聴コードをメールで前記装置Aに返送する手段とを有し、前記装置Aは、前記BDプレイヤ装置のディスプレイに表示されたパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むメールを送信するとともに装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送信する送信手段と、前記サーバ装置からメールで送られる視聴コードを受信表示する手段とを有し、ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はパスコードを生成し、パスコード,コンテンツID情報を含むメール文面をBDプレイヤ装置のディスプレイに表示し、ユーザが装置Aでディスプレイの表示に従いパスコード,コンテンツID情報および装置Aを特定するユーザ情報をメールでサーバ装置に送ると、サーバ装置が前記ユーザIDパスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認しサーバ装置から視聴コードを装置Aが受信することにより、再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする。
本発明の請求項6は請求項1,2,3,4または5記載の発明において前記装置Aは携帯電話機であることを特徴とする。
本発明の請求項7はBD内に記憶できる映像の認証再生において、コンピュータに、映像の再生を行う再生制御機能と、パスコードを生成するパスコード生成機能と、2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成機能と、視聴コードを検証する視聴コード検証機能と、通信を制御する通信制御機能とを実現させることを特徴とする。
本発明の請求項8はコンピュータに、映像の再生を行う再生制御機能と、パスコードを生成するパスコード生成機能と、2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成機能と、視聴コードを検証する視聴コード検証機能と、通信を制御する通信制御機能とを実行させるための認証再生プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明の請求項9は請求項8記載の発明においてBDまたはHDDであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記構成によればBD内の認証が必要な特定の映像ストリームを再生する場合、携帯電話機などの装置を利用しサーバ装置での認証が簡単な操作でできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】本発明による認証再生システムの概要を説明するための図である。
【図1B】BD内のBD−Jプログラムの構成例を説明するための図である。
【図2】BDプレイヤ装置の回路の実施の形態を示す回路図である。
【図3】サーバ装置の回路の実施の形態を示す回路図である。
【図4】携帯電話機の回路の実施の形態を示す回路図である。
【図5】BASICパターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
【図6A】BASICパターンで認証する流れを説明するための図である。
【図6B】BASICパターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
【図7】PUSHパターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
【図8A】PUSHパターンで認証する流れを説明するための図である。
【図8B】PUSHパターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
【図9】PULLパターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
【図10A】PULLパターンで認証する流れを説明するための図である。
【図10B】PULLパターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
【図11】VIRTUAL−01パターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
【図12A】VIRTUAL−01パターンで認証する流れを説明するための図である。
【図12B】VIRTUAL−01パターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
【図13】VIRTUAL−02パターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
【図14A】VIRTUAL−02パターンで認証する流れを説明するための図である。
【図14B】VIRTUAL−02パターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1A〜図14Bを参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1Aは本発明による認証再生システムの概要を説明するための図である。
本発明による認証再生を行うためには認証して再生すべき映像を記録するBD15を再生するBDプレイヤ装置10,このBDプレイヤ装置10に接続され、再生される映像・音声ストリーム等を表示出力するディスプレイ装置20,再生認証の処理を行うサーバ装置30および該サーバ装置30と通信する装置Aとなる携帯電話機50よりシステムが構成される。
【0010】
図1BはBD内のBD−Jプログラムの構成例を説明するための図である。
BD内のBD−JプログラムディレクトリにBD−Jプログラムが格納されている。BD−Jプログラムの実行によりプレイリストがプレイディレクトリに配置される。図1Bではプレイリスト#1,プレイリスト#2,プレイリスト#3が格納されている。プレイリストはストリームを指定する。ストリームディレクトリにはストリーム#1,ストリーム#2が格納されている。この例ではストリーム#1はプレイリスト#1とプレイリスト#2によって組み込まれる映像スリームであり、ストリーム#2はプレイリスト#3によって組み込まれる映像ストリームである。映像ストリーム再生にあたって関連するデータ、例えばオーディオストリームなども含まれている。
【0011】
有料コンテンツで会員登録しないと視聴できないコンテンツが例えば、ストリーム#2であるとする。このストリーム#2を視聴するためにサーバ装置で認証をとった後に再生できるものである。この例ではBD内に記録されている、認証をとって再生可能とするコンテンツを対象としているが、上記ストリーム#2の映像データなどはBD内ではなく、HDDなどの他の記録媒体に保存されていても良い。
BD内に記憶する方式としてDR記憶モード,圧縮して記憶するAVC記憶モードまたはBD記憶モードで記憶した、再生に認証を必要とする映像ストリームが本発明の再生対象となる。
【0012】
サーバ装置側でどのような認証処理を行うか本発明では5つの実施の形態を示している。表1にそのパターン例を示す。
【表1】

そのときのユーザの認識は、ユーザID,パスワードなどや携帯電話固有の情報(電話番号,携帯電話契約者の課金情報など)を用いる。
また、利用制限をつけることもできる。
・何回まで視聴可能かという回数制限
サーバ装置側でユーザ情報を覚えているため、プレイヤに記憶させた情報が買い換え・修理で消失しても回数制限の把握に問題は生じない(サーバ装置側で再生回数を管理しているため、プレイヤに代わって回数を守ることができる)。
・何月何日まで視聴可能/登録から何日間視聴可能という期間制限
サーバ装置側で期間情報を管理しているため、プレイヤの設定変更・買い替え・修理などによってプレイヤの内部時計の値が変わっても、期限を守ることができる。
【0013】
また、上記のような制限を設けて視聴回数を把握しているためマーケティング情報収集が可能である。視聴ログをとることによってユーザがどのような映像を何回視聴しているかなどサーバ装置側でコンテンツごとの再生回数を管理できるため、マーケティングなどに活用することができる。
【0014】
図2はBDプレイヤ装置の回路の実施の形態を示す回路図である。
この実施の形態は本発明に直接関連する回路部分のみを記載したものである。
BDプレイヤ装置10は記憶部(ROM)11,CPU12,BD制御部13,BDドライブ14,受信センサ18,センサ制御部19,操作部21,入力制御部22,RAM23,LAN制御部24,LAN回線接続部25,画像処理部26および接続部28を備えている。接続部28にはモニタ27が接続され、モニタ27には2次元バーコードやプレイヤに対する必要な指示などが表示されたり、再生される映像などが表示される。また音声再生のスピーカを持っている。BDドライブ14にはBD−Jコンテンツを持つBD15が装脱着される。
【0015】
BD内にはBD−Jコンテンツとして再生制御プログラム,パスコード生成プログラム,2次元バーコード生成プログラム,視聴コード検証プログラム,通信制御プログラム,映像データなどが記憶されている。記憶媒体としてBDプレイヤ装置にHDDを設け、インターネットの特定の映像提供サイトからダウンロードしてBD−JコンテンツをHDDに保存することも可能であり、かかる場合にはHDDに格納されたBD−Jコンテンツが認証再生の対象となる。
【0016】
記憶部(ROM)11にこのプレイヤ装置全体の制御を司るプレイヤ制御プログラムおよびデータが記憶されている。CPU12はプレイヤ制御部12a,再生制御部12b,パスコード生成部12c,2次元バーコード生成部12d,視聴コード検証部12eおよび通信制御部12fの各機能を実現する。プレイヤ制御部12aは記憶部(ROM)11よりプレイヤ制御プログラムを読み込むことにより実現される。また、再生制御部12bはBD15から再生制御プログラムを読み込むことにより実現され、映像の再生を制御する。同様にパスコード生成部12cはBD15からパスコード生成プログラムを読み込むことにより実現され、サーバ装置に送るべきパスコードを生成する。さらに2次元バーコード生成部12dは2次元バーコード生成プログラムを読み込むことにより実現され、携帯電話機に撮影させるべき2次元バーコードを生成する。また、視聴コード検証部12eは視聴コード検証プログラムを読み込むことにより実現され、サーバ装置から送られる視聴コードを検証する。通信制御部12fは通信制御プログラムを読み込むことにより実現され、サーバ装置との間でパスコードや連動用セッションID等の送受信を行う。
【0017】
プレイヤ制御部12aはBD制御部13に指示を出しBD15装脱着時のドライブの駆動を行う。また、BD制御部13を介して映像データや各プログラムの読み出しの制御を行う。
操作部21は再生,ストップ,早送りなどのプレイヤ再生のための操作部で、操作信号は入力制御部22を介してCPU12に送られる。リモコン17も操作部21と同様な操作ボタンなどを備えており、ボタン操作信号は赤外線方式により受信センサ18に送信される。センサ制御部19は受信センサ18が受信したボタン操作信号をCPU12に送出する。リモコン17や操作部21から送られてくる操作信号はCPU12でどのような操作の信号かを分析し、CPU12はその分析に沿った処理を行う。例えば、リモコン17から再生の操作信号が入力されれば、BD制御部13に指示を出しBD15内の映像の再生を行う。
【0018】
RAM23はCPU12が演算や処理するときに使用される作業エリアとして用いられまた、一時的なデータ保持エリアとして使用される。LAN回線接続部25はLANケーブルに接続され、ADSLモデムなどを介してインターネット回線に接続される。
通信制御部12fはLAN制御部24に指示を出しデータの送受信を行う。
【0019】
図3はサーバ装置の回路の実施の形態を示す回路図である。
この実施の形態も本発明に直接関連する部分のブロックを示したものである。
サーバ装置30は記憶部(HDD)31,CPU32,記憶部(ROM)33,RAM34,LAN制御部35およびLAN回線接続部36を備えている。
記憶部(ROM)33に連動用セッション生成プログラム,認証制御プログラム,視聴コード生成プログラム,通信制御プログラムが格納されており、CPU32がこれらプログラムを読み出すことによりそれぞれ連動用セッションID生成部32a,認証制御部32b,視聴コード生成部32cおよび通信制御部33dを実現する。
連動用セッションID生成部32aはBDプレイヤ装置からパスコード,コンテンツID情報が送られてきたとき連動用セッションIDを生成する。通信制御部33dによってこの連動用セッションIDを返送することによりBDプレイヤからのコンテンツID情報に対する接続確立のレイヤ層を形成する。
【0020】
認証制御部32bは連動用セッションID・パスコード対応表のチェックや連動用セッションID・ユーザ情報対応表のチェックを行うことにより認証処理を行う。
視聴コード生成部32cはBDプレイヤ装置とサーバ装置との間にネットワーク接続がない場合(VIRTUAL 01,02)に視聴コードを生成する。サーバ装置が認証に成功した場合、認証結果をBDプレイヤ装置に送ることか出来ないため携帯電話機にメールによって視聴コードとして送るようにしたものである。通信制御部33dはBDプレイヤ装置にネットワーク接続されていれば、データの送受信を行う。また、BDプレイヤ装置にネットワーク接続されていなければ、携帯電話キャリヤのデータ交換網を介して携帯電話機とメールによって通信を行う。
【0021】
セッション情報記憶部31aは連動セッションID・パスコード対応表を、認証情報記憶部31bは連動セッションID・ユーザ情報対応表をそれぞれ格納する。
記憶部(HDD)31には会員登録(会員登録された会員のみに映像ストリームを再生する)されたユーザIDとパスワードの表がユーザID・パスワード記憶部31cに記憶されている。サーバ装置30への会員登録は、ユーザが携帯電話機50などによってサーバ装置30に行う。また各種プログラム,データなども格納される。
なお、CPU32で実現される連動用セッションID生成部,認証制御部,視聴コード生成部,通信制御部を実現するプログラムは記憶部33(ROM)に格納されているとしているが、これら機能を実現するプログラムを各種プログラム31dとして記憶部(HDD)31に格納してもよい。
RAM34はCPU32が演算や処理するときに使用される作業エリアとして用いられまた、一時的なデータ保持エリアとして使用される。LAN回線接続部36はLANケーブルに接続され、ADSLモデムなどを介してインターネット回線に接続される。
通信制御部33dはLAN制御部35に指示を出しデータの送受信を行う。
【0022】
図4は携帯電話機の回路の実施の形態を示す回路図である。
この実施の形態は本発明に直接関連する部分のブロックを示したもので、電話通話機能や様々な機能を実現する構成部分は省略してある。
携帯電話機50は、記憶部(ROM)51,CPU52,カメラ53,カメラ制御部54,テンキーなどの操作部55,入力制御部56,RAM57,無線制御部58,画像処理部59,ディスプレイ61およびアンテナ62を備えている。
記憶部(ROM)51に通信制御プログラム51a,2次元バーコード読み取りプログラム51b,認証情報制御プログラム51cおよびデータ51dを格納している。
CPU52が通信制御プログラム51aを読み込むことにより通信制御部52cを、2次元バーコード読み取りプログラム51bを読み込むことにより2次元バーコード読み取り部52bが、認証情報制御プログラム51cを読み込むことにより認証情報制御部52aの各機能が実現する。
【0023】
認証情報制御部52aはサーバ装置から送られてくる認証用ページを受けて認証情報であるユーザ名,パスワードをユーザが入力した場合、これをサーバ装置に送信する制御を行う。
BDプレイヤ装置のディスプレイに表示される2次元バーコードをユーザがカメラで撮影するが、かかる場合、撮影準備がなされたディスプレイ61の2次元バーコードをユーザが見ながら操作部55の撮影ボタンを押すと、CPU52はカメラ制御部54に指示を送ってカメラ53で2次元バーコードを取り込む。2次元バーコード読み取り部52bは、取り込まれた2次元バーコードの画像からその内容を認識する。例えば、認識されるのは連動用セッションID,パスコード,サーバ装置のURLなどである。
通信制御部52cはメールやデータの送信を行う場合、それら情報を無線制御部58で搬送波を変調しアンテナ62から無線基地局に向けて発射させる制御を行う。
【0024】
RAM57はCPU52が演算や処理するときに使用される作業エリアとして用いられまた、一時的なデータ保持エリアとして使用される。無線制御部58は上述のように送信したり、受信したりするメールやデータの情報を変調したり、復調したりする高周波回路である。
2次元バーコード読み取り部52bは携帯電話機にカメラが設置されていない場合は搭載されない。かかる場合ではPUSHパターン,PULLパターンおよびVIRTUAL 02パターンで実行する認証再生システムとなる。
【0025】
図5はBASICパターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
BDプレイヤ装置10Aはインターネット1を介してサーバ装置30Aと通信を行うことができる。また、携帯電話機50Aはカメラを搭載しており、ディスプレイ装置20Aに表示される2次元バーコードを撮影し、2次元バーコードの内容を解読することができる。携帯電話機50Aとサーバ装置30Aの間はインターネット2を介して通信することができる。
【0026】
図6AはBASICパターンで認証する流れを説明するための図、図6BはBASICパターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。図6A,図6Bを参照して処理の流れを説明する。
ユーザがBDプレイヤ装置の操作部21(リモコン17でも良い)を操作し、BDドライブ14に装着されたBDに対し、BD−Jコンテンツの再生に認証が必要な特定の映像ストリームを再生指示する開始指示のボタンを押す。プレイヤ制御部12aはその操作情報を受けてパスコード(BDプレイヤ特定用)生成のためにパスコード生成部12cに制御を渡す。パスコード生成部12cはパスコードを生成して通信制御部12fに制御を渡す。また、プレイヤ制御部12aは映像データなどのコンテンツIDを読み出し、通信制御部12fに制御を渡す。
【0027】
通信制御部12fはLAN制御部24,LAN回線接続部25を介してパスコードおよびコンテンツIDをサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30においてCPU32ではLAN回線接続部36,LAN制御部35を介して通信制御部33dがパスコードおよびコンテンツIDを受信して連動用セッションID生成部32aに制御を渡す。連動用セッションID生成部32aは連動用セッションID(BDプレイヤ装置との接続確立のためのID)を生成する。そして、セッション情報記憶部31aに生成した連動用セッションID,パスコードをセッション情報記憶部31aの連動用セッションID・パスコード対応表に記憶する。連動用セッションIDは通信制御部33dに渡され、通信制御部33dは連動用セッションIDをBDプレイヤ装置10に送信する。BDプレイヤ装置10の通信制御部12fは連動用セッションID,パスコードを受信すると、プレイヤ制御部12aに制御を渡す。プレイヤ制御部12aは受信した連動用セッションID,パスコードを2次元バーコード生成部12dに渡し、連動用セッションID,パスコードを含む2次元バーコードを生成させる。
【0028】
プレイヤ制御部12aは連動セッションID,パスコードを含むURLをディスプレイ装置(モニタ)27に2次元バーコードとして表示する。ユーザがモニタ27に表示される2次元バーコードを携帯電話機50のカメラ53で撮影すると、携帯電話機50の2次元バーコード読み取り部52bが読み取り、2次元バーコードの内容を認識する。ユーザは携帯電話機50のディスプレイ61に表示されるサーバ装置30のURLを見てこれを携帯電話機50の操作部55で選択するとWEBブラウザが起動する。これによりWEBブラウザで、連動用セッションID,パスコードが送信される。通信制御部52cが連動用セッションID,パスコードを送信する。サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで連動用セッションID,パスコードを受信すると、認証制御部32bに制御を渡す。認証制御部32bは認証用ページを通信制御部33dによって携帯電話機50に返送する。携帯電話機50のディスプレイ61に受信した認証用ページが表示されるため、ユーザは携帯電話機(ユーザ登録番号でも良い)を特定するため認証に関する情報、すなわちユーザ名,パスワードのユーザ情報を入力し、送信操作を行う。
サーバ装置30の認証制御部32bは送られてきたユーザ名,パスワードを、ユーザID・パスワード記憶部31cのユーザ名,パスワードの表でチェックすることにより、登録されたユーザであることを確認する。そしてセッション情報記憶部31aの連動用セッションID・パスコード対応表から連動用セッションID・パスコードを読み出し、送られてきた連動用セッションID,パスコードとのチェックを行い、認証結果を通信制御部33dによって携帯電話機50に返す。サーバ装置30のCPU32はこの返送とともに認証情報記憶部31bの連動用セッションID・ユーザ情報(ユーザ名,パスワード)対応表に連動用セッションID,ユーザ情報を記憶する。
【0029】
携帯電話機50では認証情報を受けると、ユーザはBDプレイヤ装置10の操作部21の再生ボタンを押すこととなる。BDプレイヤ装置10のプレイヤ制御部12aは通信制御部12fによってサーバ装置30に連動用セッションID,パスコード,コンテンツIDを送信する。サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで受信した連動用セッションID,パスコード,コンテンツIDを認証制御部32bに送って認証制御部32bに制御を渡す。認証制御部32bは連動用セッションID・ユーザ情報(ユーザ名,パスワード)対応表から連動用セッションID,ユーザ情報を読み出し、送られてきた連動用セッションIDなどとのチェックを行い、通信制御部33dで認証済であるかどうかを示すステータスを返送する。BDプレイヤ装置10の再生制御部12bは認証済であるステータスを受信すると、BD内の認証を必要とする映像ストリームの再生を開始する。
【0030】
図7はPUSHパターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
BDプレイヤ装置10Bはインターネット1を介してサーバ装置30Bと通信を行うことができる。また、携帯電話機50Bはカメラを搭載せず、ディスプレイ装置20Bに表示されるメール文面をユーザが見て、これを携帯電話機50Bに入力するものである。携帯電話機50Bとサーバ装置30Bの間はインターネット2を介して通信することができる。
【0031】
図8AはPUSHパターンで認証する流れを説明するための図、図8BはPUSHパターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
ユーザがBDプレイヤ装置の操作部21(リモコン17でも良い)を操作し、BDドライブ14に装着されたBDに対し、BD−Jコンテンツの再生に認証が必要な特定の映像ストリームを再生指示する開始指示のボタンを押す。プレイヤ制御部12aはその操作情報を受けてパスコード(BDプレイヤ装置特定用)生成のためにパスコード生成部12cに制御を渡す。パスコード生成部12cはパスコードを生成して通信制御部12fに制御を渡す。また、プレイヤ制御部12aは映像データなどのコンテンツIDを読み出し、通信制御部12fに制御を渡す。
【0032】
通信制御部12fはLAN制御部24,LAN回線接続部25を介してパスコードおよびコンテンツIDをサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30においてCPU32ではLAN回線接続部36,LAN制御部35を介して通信制御部33dがパスコードおよびコンテンツIDを受信して連動用セッションID生成部32aに制御を渡す。連動用セッションID生成部32aは連動用セッションID(BDプレイヤ装置との接続確立のためのID)を生成する。そして、セッション情報記憶部31aに生成した連動用セッションID,パスコードをセッション情報記憶部31aの連動用セッションID・パスコード対応表に記憶する。連動用セッションIDは通信制御部33dに渡され、通信制御部33dは連動用セッションID,パスコード,サーバ装置30のURLを含むメール文面をBDプレイヤ装置10に送信する。BDプレイヤ装置10の通信制御部12fは連動用セッションID,パスコード,サーバ装置30のURLを含むメール文面を受信すると、プレイヤ制御部12aに制御を渡す。プレイヤ制御部12aはモニタ27にメール文面を表示する。
【0033】
ユーザはモニタ27に表示されたサーバ装置30のURLを携帯電話機50に操作部55を操作して入力すると、携帯電話機50のWEBブラウザが起動する。ユーザはWEBブラウザにモニタ27に表示された連動用セッションID,パスコードを入力しメール送信すると、そのメールはサーバ装置30に送信される。
サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで連動用セッションID,パスコードを含むメールを受信すると、認証制御部32bに制御を渡す。認証制御部32bは認証用ページを通信制御部33dによって携帯電話機50に返送する。携帯電話機50のディスプレイ61に受信した認証用ページが表示されるため、ユーザは携帯電話機(ユーザ登録番号でも良い)を特定するため認証に関する情報、すなわちユーザ名,パスワードのユーザ情報を入力し、送信操作を行う。
サーバ装置30の認証制御部32bは送られてきたユーザ名,パスワードを、ユーザID・パスワード記憶部31cのユーザ名,パスワードの表でチェックすることにより、登録されたユーザであることを確認する。そしてセッション情報記憶部31aの連動用セッションID・パスコード対応表から連動用セッションID・パスコードを読み出し、送られてきた連動用セッションID,パスコードとのチェックを行い、認証結果をメールで通信制御部33dによって携帯電話機50に返す。サーバ装置30のCPU32はこの返送とともに認証情報記憶部31bの連動用セッションID・ユーザ情報(ユーザ名,パスワード)対応表に連動用セッションID,ユーザ情報を記憶する。
【0034】
携帯電話機50では認証情報を受けると、ユーザはBDプレイヤ装置10の操作部21の再生ボタンを押すこととなる。BDプレイヤ装置10のプレイヤ制御部12aは通信制御部12fによってサーバ装置30に連動用セッションID,パスコード,コンテンツIDを送信する。サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで受信した連動用セッションID,パスコード,コンテンツIDを認証制御部32bに送って認証制御部32bに制御を渡す。認証制御部32bは連動用セッションID・ユーザ情報(ユーザ名,パスワード)対応表から連動用セッションID,ユーザ情報を読み出し、送られてきた連動用セッションIDなどのチェックを行い、通信制御部33dで認証済であるかどうかを示すステータスを返送する。BDプレイヤ装置10の再生制御部12bは認証済であるステータスを受信すると、BD内の認証を必要とする映像ストリームの再生を開始する。
【0035】
図9はPULLパターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
BDプレイヤ装置10cはインターネット1を介してサーバ装置30cと通信を行うことができる。また、携帯電話機50cはカメラを搭載せず、ディスプレイ装置27に表示されるメール文面,携帯電話機に表示されるメール文面をユーザが見て、携帯電話機50cを操作するものである。携帯電話機50cとサーバ装置30cの間はインターネット2を介して通信することができる。
【0036】
図10AはPULLパターンで認証する流れを説明するための図で、図10BはPULLパターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。
これはBDプレイヤ装置10とサーバ装置30の間はネットワーク接続され、携帯電話機にはカメラが搭載されておらず2次元バーコード読み取り機能がないシステム構成であるが、携帯電話機のメールアドレスを予めBDプレイヤ装置に登録してある場合である。 ユーザがBDプレイヤ装置10の操作部21(リモコン17でも良い)を操作し、BDドライブ14に装着されたBDに対し、BD−Jコンテンツの再生に認証が必要な特定の映像ストリームを再生指示する開始指示のボタンを押す。プレイヤ制御部12aはその操作情報を受けてパスコード(BDプレイヤ特定用)生成のためにパスコード生成部12cに制御を渡す。パスコード生成部12cはパスコードを生成して通信制御部12fに制御を渡す。また、プレイヤ制御部12aは映像データなどのコンテンツIDを読み出し、通信制御部12fに制御を渡す。
【0037】
通信制御部12fはLAN制御部24,LAN回線接続部25を介してパスコードおよびコンテンツID,登録された携帯電話機のメールアドレスをサーバ装置30に送信する。
サーバ装置30においてCPU32ではLAN回線接続部36,LAN制御部35を介して通信制御部33dがパスコードおよびコンテンツIDを受信して連動用セッションID生成部32aに制御を渡す。連動用セッションID生成部32aは連動用セッションID(BDプレイヤ装置との接続確立のためのID)を生成する。そして、セッション情報記憶部31aに生成した連動用セッションID,パスコードをセッション情報記憶部31aの連動用セッションID・パスコード対応表に記憶する。連動用セッションIDは通信制御部33dに渡され、通信制御部33dは連動用セッションID,パスコード,サーバ装置30のURLを含むメールを登録アドレス宛にメールしBDプレイヤ装置10に連動用セッションIDを送信する。BDプレイヤ装置10の通信制御部12fは連動用セッションID,パスコード,サーバ装置30のURLを含むメール文面を受信すると、プレイヤ制御部12aに制御を渡す。プレイヤ制御部12aはモニタ27にメール文面を表示する。
【0038】
また、同様なメールが携帯電話機50にも送信される。ユーザは携帯電話機50のディスプレイ61に表示されたメール本文内のサーバ装置30のURLを操作部55によって選択すると、携帯電話機50にWEBブラウザが起動する。これによりパスコード,連動用セッションIDは携帯電話機50に自動で入力され、サーバ装置30に送信される。
サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで連動用セッションID,パスコードを受信すると、認証制御部32bに制御を渡す。認証制御部32bは認証用ページを通信制御部33dによって携帯電話機50に返送する。携帯電話機50のディスプレイ61に受信した認証用ページが表示されるため、ユーザは携帯電話機(ユーザ登録番号でも良い)を特定するため認証に関する情報、すなわちユーザ名,パスワードのユーザ情報を入力し、送信操作を行う。
サーバ装置30の認証制御部32bは送られてきたユーザ名,パスワードを、ユーザID・パスワード記憶部31cのユーザ名,パスワードの表でチェックすることにより、登録されたユーザであることを確認する。そしてセッション情報記憶部31aの連動用セッションID・パスコード対応表から連動用セッションID・パスコードを読み出し、送られてきた連動用セッションID,パスコードとのチェックを行い、認証結果を通信制御部33dによって携帯電話機50に返す。サーバ装置30のCPU32はこの返送とともに認証情報記憶部31bの連動用セッションID・ユーザ情報(ユーザ名,パスワード)対応表に連動用セッションID,ユーザ情報を記憶する。
【0039】
携帯電話機50では認証情報を受けると、ユーザはBDプレイヤ装置10の操作部21の再生ボタンを押すこととなる。BDプレイヤ装置10のプレイヤ制御部12aは通信制御部12fによってサーバ装置30に連動用セッションID,パスコード,コンテンツIDを送信する。サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで受信した連動用セッションID,パスコード,コンテンツIDを認証制御部32bに送って認証制御部32bに制御を渡す。認証制御部32bは連動用セッションID・ユーザ情報(ユーザ名,パスワード)対応表から連動用セッションID,ユーザ情報を読み出し、送られてきた連動用セッションIDなどとのチェックを行い、通信制御部33dで認証済であるかどうかを示すステータスを返送する。BDプレイヤ装置10の再生制御部12bは認証済であるステータスを受信すると、BD内の認証を必要とする映像ストリームの再生を開始する。
【0040】
図11はVIRTUAL−01パターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
BDプレイヤ装置10Dとサーバ装置30Dとはインターネットと接続されておらず、通信はできない。また、携帯電話機50Dはカメラを搭載しており、ディスプレイ装置20Dに表示される2次元バーコードを撮影し、2次元バーコードの内容を解読することができる。携帯電話機50Dとサーバ装置30Dの間はインターネット2を介して通信することができる。
【0041】
図12AはVIRTUAL−01パターンで認証する流れを説明するための図、図12BはVIRTUAL−01パターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。 ユーザがBDプレイヤ装置10の操作部21(リモコン17でも良い)を操作し、BDドライブ14に装着されたBDに対し、BD−Jコンテンツの再生に認証が必要な特定の映像ストリームを再生指示する開始指示のボタンを押す。プレイヤ制御部12aはその操作情報を受けてパスコード(BDプレイヤ特定用)生成のためにパスコード生成部12cに制御を渡す。パスコード生成部12cはパスコードを生成する。また、プレイヤ制御部12aは映像データなどのコンテンツIDを読み出す。2次元バーコード生成部12dはパスコード,コンテンツIDを含むサーバ装置30のURLを2次元バーコードに生成する。そしてプレイヤ制御部12aはこれら2次元バーコードをモニタ27に表示する。
【0042】
ユーザはモニタ27に表示される2次元バーコードを携帯電話機50のカメラ53で撮影すると、携帯電話機50の2次元バーコード読み取り部52bが読み取り、2次元バーコードの内容を認識する。ユーザは携帯電話機50のディスプレイ61に表示されるサーバ装置30のURLを見てこれを携帯電話機50の操作部55で選択するとWEBブラウザが起動する。これによりWEBブラウザで、連動用セッションID,パスコードが送信される。送信では通信制御部52cが連動用セッションID,パスコードを送信する。サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで連動用セッションID,パスコードを受信すると、認証制御部32bに制御を渡す。
認証制御部32bは認証用ページを通信制御部33dによって携帯電話機50に返送する。携帯電話機50のディスプレイ61に受信した認証用ページが表示されるため、ユーザは携帯電話機(ユーザ登録番号でも良い)を特定するため認証に関する情報、すなわちユーザ名,パスワードのユーザ情報を入力し、送信操作を行う。
サーバ装置30の認証制御部32bは送られてきたユーザ名,パスワードを、ユーザID・パスワード記憶部31cのユーザ名,パスワードの表でチェックすることにより、登録されたユーザであることを確認する。サーバ装置30ではこのように登録されたユーザであることを確認し、パスコード,コンテンツIDを受けると、制御が視聴コード生成部32cに渡される。
【0043】
視聴コード生成部32cはパスコード,コンテンツIDによって視聴コードを生成し、通信制御部33dによって視聴コードを携帯電話機50に送信する。
携帯電話機50では視聴コードを受けると、ユーザはBDプレイヤ装置10の操作部21の再生ボタンを押すこととなる。BDプレイヤ装置10の視聴コード検証部12eは送られた視聴コードを検証し、視聴コードが正しければBDプレイヤ装置10の再生制御部12bはBD内の認証を必要とする映像ストリームの再生を開始する。
【0044】
図13はVIRTUAL−02パターンを構成する認証再生システムの概要を説明するための図である。
BDプレイヤ装置10Eとサーバ装置30Eとはインターネットと接続されておらず、通信はできない。また、携帯電話機50Eはカメラを搭載しておらず、2次元バーコードを撮影することができない。携帯電話機50Eとサーバ装置30Eの間はインターネット2を介して通信することができる。
【0045】
図14AはVIRTUAL−02パターンで認証する流れを説明するための図、図14BはVIRTUAL−02パターンで認証する各装置の処理を説明するための図である。 ユーザがBDプレイヤ装置10の操作部21(リモコン17でも良い)を操作し、BDドライブ14に装着されたBDに対し、BD−Jコンテンツの再生に認証が必要な特定の映像ストリームを再生指示する開始指示のボタンを押す。プレイヤ制御部12aはその操作情報を受けてパスコード(BDプレイヤ特定用)生成のためにパスコード生成部12cに制御を渡す。パスコード生成部12cはパスコードを生成する。また、プレイヤ制御部12aは映像データなどのコンテンツIDを読み出す。プレイヤ制御部12aはパスコード,コンテンツIDを含むメール文面をモニタ27に表示する。
【0046】
ユーザはモニタ27にパスコード,コンテンツIDが表示されると、携帯電話機50のメールソフトを起動し、モニタ27に表示された指示通りのパスコード,コンテンツID,携帯電話機(ユーザ登録番号でも良い)を特定するため認証に関する情報、すなわちユーザ名,パスワードのユーザ情報を入力し、この文面のメールを作成し、サーバ装置30に送信する。サーバ装置30のCPU32は通信制御部33dで連動用セッションID,パスコード,ユーザ名,パスワードを受信すると、認証制御部32bに制御を渡す。
サーバ装置30の認証制御部32bは送られてきたユーザ名,パスワードを、ユーザID・パスワード記憶部31cのユーザ名,パスワードの表でチェックすることにより、登録されたユーザであることを確認し、連動用セッションID,パスコードが視聴コード生成部32cに渡される。
【0047】
視聴コード生成部32cはパスコード,コンテンツIDによって視聴コードを生成し、通信制御部33dによって視聴コードを携帯電話機50に送信する。
携帯電話機50では視聴コードを受けると、ユーザはBDプレイヤ装置10の操作部21の再生ボタンを押すこととなる。BDプレイヤ装置10の視聴コード検証部12eは送られた視聴コードを検証し、視聴コードが正しければBDプレイヤ装置10の再生制御部12bはBD内の認証を必要とする映像ストリームの再生を開始する。
【0048】
以上の実施の形態は、装置Aとして携帯電話機を用いる場合を説明したが、サーバ装置にWEBブラウザでアクセスしたり、メールを送受信できる機能を持つ装置であれば、携帯電話機に限定されない。例えば、PHSや通信機能を持つ携帯ゲーム機なども使用することができる。
また、この実施の形態は、BD内に記憶されている認証を必要とする映像ストリームを再生する場合の例について説明したが、再生に認証を必要とする映像ストリーム、例えばHDD,SSDなどに保存されていても良い。
【産業上の利用可能性】
【0049】
BD内に記憶した、再生に認証を必要とする映像ストリームを装置Aを用いサーバ装置で認証する認証再生システムである。
【符号の説明】
【0050】
10 BDプレイヤ装置
11,33,51 記憶部(ROM)
12,32,52 CPU
13 BD制御部
14 BDドライブ
15 BD
17 リモコン
18 受信センサ
19 センサ制御部
20,27,61 ディスプレイ装置(モニタ)
21,55 操作部
22,56 入力制御部
23,34,57 RAM
24,35 LAN制御部
25,36 LAN回線接続部
26,59 画像処理部
30 サーバ装置
31 記憶部(ハードディスク)
50 携帯電話機
53 カメラ
54 カメラ制御部
58 無線制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
BD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、2次元バーコードを読み込むカメラを有し前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、
前記BDプレイヤ装置は、
パスコードを生成する生成手段と、
前記パスコードおよびBDのコンテンツID情報を送信する手段と、
前記サーバ装置から取得した連動用セッションIDを前記装置Aに取得させるため2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成手段と、
BDプレイヤ装置の再生ボタンを押すことにより前記サーバ装置に連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報を返送する手段と、
前記サーバ装置から認証済の情報を受けたときBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、
前記サーバ装置は、
前記BDプレイヤ装置からパスコードおよびBDのコンテンツID情報を受信したとき連動用セッションIDを生成する連動用セッションID生成手段と、
ユーザの登録操作によってユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、
前記連動用セッションIDとパスコードを記憶する連動用セッションID・パスコード対応表を有するセッション情報記憶手段と、
前記生成した連動用セッションIDをBDプレイヤ装置に送信する手段と、
前記装置Aより連動用セッションID,パスコードを受けるとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき、これら情報を記憶する連動用セッションID・ユーザ情報対応表を有する認証情報記憶手段と、
記憶した連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報をBDプレイヤ装置に送信し、戻ってくるこれら情報を前記連動用セッションIDユーザ情報対応表でチェックする認証制御手段と、
前記認証制御手段でチェックし、一致すれば認証済の情報を前記BDプレイヤ装置に返送する手段とを有し、
前記装置Aは、
前記カメラにより前記BDプレイヤ装置で表示される連動用セッションID,パスコードを含む2次元バーコードを読み込む手段と、
前記2次元バーコードを解読し、連動用セッションID,パスコードおよび装置Aを特定するユーザ情報を送信する手段と、
サーバ装置から認証情報を受信する手段とを有し、
ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はサーバ装置にパスコード,コンテンツIDを送信し、これを受信したサーバ装置から送られる連動用セッションID,パスコードを前記BDプレイヤ装置が受信してBDプレイヤ装置のディスプレイに該連動用セッションID,パスコードを含むURLを2次元バーコードで表示し、ユーザが装置Aのカメラで該2次元バーコードを読み込み操作した場合、装置Aが認識した連動用セッションID,パスコードおよび装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送ると、前記サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認し、連動用セッションID・パスコード対応表で連動用セッションとパスコードをチェックし、連動用セッションID・ユーザ情報対応表で連動用セッションとユーザ情報をチェックすることにより、
再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする認証再生システム。
【請求項2】
BD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置とメールのやり取りが可能で前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、
前記BDプレイヤ装置は、
パスコードを生成する生成手段と、
パスコードおよびBDのコンテンツID情報を送信する手段と、
前記サーバ装置から取得した連動用セッションIDを前記装置Aに取得させるためBDプレイヤ装置の表示部に連動用セッションID,パスコードを含むメール文面を表示する表示手段と、
BDプレイヤ装置の再生ボタンを押すことにより前記サーバ装置に連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報を返送する手段と、
前記サーバ装置から認証済の情報を受けたときBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、
前記サーバ装置は、
前記BDプレイヤ装置からパスコードおよびBDのコンテンツID情報を受信したとき連動用セッションIDを生成する連動用セッションID生成手段と、
ユーザの登録操作によりユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、
前記連動用セッションIDとパスコードを記憶する連動用セッションID・パスコード対応表を有するセッション情報記憶手段と、
前記生成した連動用セッションIDを前記BDプレイヤ装置に送信する手段と、
前記装置Aより連動用セッションID,パスコードを受けるとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき、これら情報を記憶する連動用セッションID・ユーザ情報対応表を有する認証情報記憶手段と、
記憶した連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報をBDプレイヤ装置に送信し、戻ってくるこれら情報を前記連動用セッションID・ユーザ情報対応表でチェックする認証制御手段と、
前記認証制御手段でチェックし、一致すれば認証済の情報を前記BDプレイヤ装置に返送する手段とを有し、
前記装置Aは、
前記BDプレイヤ装置のディスプレイに表示された連動用セッションID,パスコードおよび装置Aのユーザ情報を含むメールを前記サーバ装置に送信する手段と、
サーバ装置から認証情報を受信する手段とを有し、
ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はサーバ装置にパスコード,コンテンツIDを送信し、これを受信したサーバ装置は連動用セッションID,パスコードを含む文面をBDプレイヤ装置に送り、BDプレイヤ装置はディスプレイに表示し、ユーザが装置Aに該連動用セッションID,パスコードを入力してメールで装置Aを特定するユーザ情報とともにサーバ装置に送ると、前記サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認し、連動用セッションID・パスコード対応表で連動用セッションとパスコードをチェックし、連動用セッションID・ユーザ情報対応表で連動用セッションとユーザ情報をチェックすることにより、
再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする認証再生システム。
【請求項3】
装置AのメールアドレスをBDプレイヤ装置に登録してあり、BD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置とメールのやり取りが可能で前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、
前記BDプレイヤ装置は、
パスコードを生成する生成手段と、
パスコードおよびBDのコンテンツID情報を送信する手段と、
BDプレイヤ装置の再生ボタンを押すことにより前記サーバ装置に連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報を返送する手段と、
前記サーバ装置から認証済の情報を受けたときBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、
前記サーバ装置は、
前記BDプレイヤ装置からパスコードおよびBDのコンテンツID情報を受信したとき連動用セッションIDを生成する連動用セッションID生成手段と、
ユーザの登録操作によりユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、
前記連動用セッションIDとパスコードを記憶する連動用セッションID・パスコード対応表を有するセッション情報記憶手段と、
前記生成した連動用セッションID,パスコードを含むURLを前記BDプレイヤ装置の登録アドレスにメールする手段と、
前記装置Aより連動用セッションID,パスコードを受けるとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき、これら情報を記憶する連動用セッションID・ユーザ情報対応表を有する認証情報記憶手段と、
記憶した連動用セッションID,パスコードおよびBDのコンテンツID情報をBDプレイヤ装置に送信し、戻ってくるこれら情報を前記連動用セッション・IDユーザ情報対応表でチェックする認証制御手段と、
前記認証制御手段でチェックし、一致すれば認証済の情報を前記BDプレイヤ装置に返送する手段とを有し、
前記装置Aは、
前記サーバ装置から送られてきたURLの内容を表示する手段と、
前記URLに含まれる連動用セッションID,パスコードおよび装置Aのユーザ情報を前記サーバ装置に送信する手段とを有し、
ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はサーバ装置にパスコード,コンテンツIDを送信し、これを受信したサーバ装置は連動用セッションID,パスコードを含むURLをBDプレイヤ装置の登録アドレス宛にメールして連動用セッションIDをBDプレイヤ装置に返し、かつ装置Aで受信した連動用セッションID,パスコードを含むURLをユーザが開く操作を行うことにより装置Aのディスプレイに表示し、ユーザが装置Aから連動用セッションID,パスコードと装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送ると、前記サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認し、連動用セッションID・パスコード対応表で連動用セッションとパスコードをチェックし、連動用セッションID・ユーザ情報対応表で連動用セッションとユーザ情報をチェックすることにより、
再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする認証再生システム。
【請求項4】
BD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、2次元バーコードを読み込むカメラを有し前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、
前記BDプレイヤ装置は、
パスコードを生成する手段と、
前記パスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLをBDプレイヤ装置のディスプレイに2次元バーコードとして表示する手段と、
前記サーバ装置から視聴コードを前記装置Aが受けて表示し、ユーザが視聴コードを入力して再生ボタンを押したとき、該視聴コードを検証する視聴コード検証手段と、
視聴コードが正しければBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、
前記サーバ装置は、
ユーザの登録操作によりユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、
前記装置AからパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLを受信するとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき認証する認証制御手段と、
認証成功であれば、視聴コードを生成する視聴コード生成手段と、
前記視聴コードを前記装置Aに返送する手段と、
前記装置Aは、
前記BDプレイヤ装置のディスプレイに表示されたパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLの2次元バーコードをユーザが撮影し、ユーザの操作により前記サーバ装置にパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLおよび装置Aを特定するユーザ情報を送信する送信手段と、
前記サーバ装置から送られる視聴コードを受信表示する手段とを有し、
ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はパスコードを生成し、パスコード,コンテンツID情報を含むURLをBDプレイヤ装置のディスプレイに2次元バーコードとして表示し、ユーザが装置Aのカメラで該2次元バーコードを読み込み操作した場合、装置Aはパスコード,コンテンツID情報および装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送り、サーバ装置が前記ユーザID・パスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認しサーバ装置から視聴コードを装置Aが受信することにより、
再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする認証再生システム。
【請求項5】
BD内に記憶できる特定の映像について認証を得ることにより再生するBDプレイヤ装置と、再生認証のための処理を行うサーバ装置と、前記サーバ装置とメールのやり取りが可能で前記サーバ装置と通信可能な装置Aとからなる認証再生システムであって、
前記BDプレイヤ装置は、
パスコードを生成する手段と、
前記パスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むURLをBDプレイヤ装置のディスプレイに表示する手段と、
前記サーバ装置からメールで視聴コードを前記装置Aが受けて表示し、ユーザが視聴コードを入力して再生ボタンを押したとき、該視聴コードを検証する視聴コード検証手段と、
視聴コードが正しければBD内に記憶できる特定の映像を再生する再生制御手段とを有し、
前記サーバ装置は、
ユーザの登録操作によってユーザID・パスワードを記憶するユーザID・パスワード記憶手段と、
前記装置AからパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むメールを受信するとともに装置Aを特定するユーザ情報を受けたとき認証する認証制御手段と、
認証成功であれば、視聴コードを生成する視聴コード生成手段と、
前記視聴コードをメールで前記装置Aに返送する手段とを有し、
前記装置Aは、
前記BDプレイヤ装置のディスプレイに表示されたパスコードおよびBDのコンテンツID情報を含むメールを送信するとともに装置Aを特定するユーザ情報をサーバ装置に送信する送信手段と、
前記サーバ装置からメールで送られる視聴コードを受信表示する手段とを有し、
ユーザの操作によりBDプレイヤ装置はパスコードを生成し、パスコード,コンテンツID情報を含むメール文面をBDプレイヤ装置のディスプレイに表示し、ユーザが装置Aでディスプレイの表示に従いパスコード,コンテンツID情報および装置Aを特定するユーザ情報をメールでサーバ装置に送ると、サーバ装置が前記ユーザIDパスワード記憶手段で装置Aを特定するユーザ情報を確認しサーバ装置から視聴コードを装置Aが受信することにより、
再生すべき特定の映像再生の認証を前記装置Aを介して前記サーバ装置で行い、認証を必要とする特定の映像を再生することを特徴とする認証再生システム。
【請求項6】
前記装置Aは携帯電話機であることを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の認証再生システム。
【請求項7】
BD内に記憶できる映像の認証再生において、
コンピュータに、
映像の再生を行う再生制御機能と、
パスコードを生成するパスコード生成機能と、
2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成機能と、
視聴コードを検証する視聴コード検証機能と、
通信を制御する通信制御機能と、
を実現させることを特徴とする認証再生プログラム。
【請求項8】
コンピュータに、
映像の再生を行う再生制御機能と、
パスコードを生成するパスコード生成機能と、
2次元バーコードを生成する2次元バーコード生成機能と、
視聴コードを検証する視聴コード検証機能と、
通信を制御する通信制御機能と
を実行させるための認証再生プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
BDまたはHDDであることを特徴とする請求項8記載の記録媒体。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【公開番号】特開2010−211848(P2010−211848A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−54644(P2009−54644)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(509068389)
【Fターム(参考)】