説明

誘導体化超分岐ポリグリセロール類

本明細書中、癌等の適応疾患を治療するために、尿路、消化管、気道、膣腔及び頸部及び腹膜腔への、薬物又は他の生物学的に活性のある部分の送達用薬剤として使用するための誘導体化超分岐ポリグリセロール類(「dHPG類」)であって、薬剤の処理又は製造において、癌、感染症、炎症性疾患又は自己免疫疾患の治療のための医薬組成物の調製において有用であり得る、誘導体化超分岐ポリグリセロール類を提供する。組織における薬物取り込みを向上させるための、前処理又は共処理として使用するためのdHPG類も提供する。更に、dHPG類の作製方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
超分岐ポリグリセロールであって:
−C20アルキル鎖で誘導体化された超分岐ポリグリセロールを含むコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェルであって、少なくとも1の親水性置換基が以下:−NH、=NH、−NH及び−NR(式中、各Rは、Rが窒素と第4級アミンを形成するよう、独立してC−Cアルキル基であるか、又は1つのRが独立してC−Cアルキル基で、且つ2つのRが一緒になってC−C12環状アルキル基を形成する)の1以上から選択される少なくとも1の官能基を含むシェル
を含み、
超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、超分岐ポリグリセロール。
【請求項2】
少なくとも1の官能基が−NHである、請求項1の超分岐ポリグリセロール。
【請求項3】
少なくとも1の親水性置換基がメトキシポリエチレングリコール(MePEG)又はポリエチレングリコール(PEG)である、請求項1又は2の超分岐ポリグリセロール。
【請求項4】
少なくとも1の親水性置換基がMePEGである、請求項1、2又は3の超分岐ポリグリセロール。
【請求項5】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約100モル含む、請求項1〜4のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項6】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約40モル含む、請求項1〜5のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項7】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約40モル含む、請求項1〜6のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項8】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約30モル含む、請求項1〜7のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項9】
−C20アルキル鎖がC−C20アルキル鎖である、請求項1〜8のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項10】
−C20アルキル鎖がC−C18アルキル鎖である、請求項1〜9のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項11】
−C20アルキル鎖がC−C10アルキル鎖である、請求項1〜10のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項12】
生物学的に活性のある部分を更に含む、請求項1〜11のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項13】
生物学的に活性のある部分が疎水性薬物である、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項14】
生物学的に活性のある部分がタキサン又はその類似体である、請求項12の超分岐ポリグリセロール
【請求項15】
生物学的に活性のある部分がパクリタキセル又はその類似体である、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項16】
生物学的に活性のある部分がドセタキセル又はその類似体である、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項17】
生物学的に活性のある部分がバルルビシンである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項18】
生物学的に活性のある部分がビンブラスチンである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項19】
生物学的に活性のある部分がマイトマイシン又はその類似体である、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項20】
生物学的に活性のある部分がシスプラチンである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項21】
生物学的に活性のある部分がメトトレキセートである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項22】
生物学的に活性のある部分がドキソルビシン又はその類似体である、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項23】
生物学的に活性のある部分がエピルビシンである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項24】
生物学的に活性のある部分がゲムシタビンである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項25】
生物学的に活性のある部分がエベロリムスである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項26】
生物学的に活性のある部分がスラミンである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項27】
生物学的に活性のある部分が、部分の組合せである、請求項12の超分岐ポリグリセロール。
【請求項28】
部分の組合せがメトトレキセート、ビンブラスチン及びドキソルビシン(M−VAC)である、請求項27の超分岐ポリグリセロール。
【請求項29】
部分の組合せがM−VAC及びシスプラチンである、請求項27の超分岐ポリグリセロール。
【請求項30】
少なくとも1の親水性置換基の1部がコア中に位置し得る、請求項1〜29のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項31】
組織における薬物(drup)取り込みを増加させるための前処理又は共処理としての使用のための、超分岐ポリグリセロールの使用であって、当該超分岐ポリグリセロールが:
超分岐ポリグリセロールを含むコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェルであって、少なくとも1の親水性置換基が以下:−NH、=NH、−NH及び−NR(式中、各Rは、Rが窒素と第4級アミンを形成するよう、独立してC−Cアルキル基であるか、又は1つのRが独立してC−Cアルキル基で、且つ2つのRが一緒になってC−C12環状アルキル基を形成する)の1以上から選択される少なくとも1の官能基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、使用。
【請求項32】
コアがC−C20アルキル鎖で更に誘導体化される、請求項31の使用。
【請求項33】
少なくとも1の官能基が−NHである、請求項31又は32の使用。
【請求項34】
少なくとも1の親水性置換基がメトキシポリエチレングリコール(MePEG)又はポリエチレングリコール(PEG)である、請求項31、32又は33の使用。
【請求項35】
少なくとも1の親水性置換基がMePEGである、請求項31〜34のいずれか1項の使用。
【請求項36】
超分岐ポリグリセロールが、少なくとも1の官能基を超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約100モル含む、請求項31〜35のいずれか1項の使用。
【請求項37】
超分岐ポリグリセロールが、少なくとも1の官能基を超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約40モル含む、請求項31〜36のいずれか1項の使用。
【請求項38】
超分岐ポリグリセロールが、少なくとも1の官能基を超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約40モル含む、請求項31〜37のいずれか1項の使用。
【請求項39】
超分岐ポリグリセロールが、少なくとも1の官能基を超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約30モル含む、請求項31〜38のいずれか1項の使用。
【請求項40】
−C20アルキル鎖がC−C20アルキル鎖である、請求項31〜39のいずれか1項の使用。
【請求項41】
−C20アルキル鎖がC−C18アルキル鎖である、請求項31〜40のいずれか1項の使用。
【請求項42】
−C20アルキル鎖がC−C10アルキル鎖である、請求項31〜41のいずれか1項の使用。
【請求項43】
組織における薬物取り込みを増加させるための前処理又は共処理として使用するための超分岐ポリグリセロールであって、
超分岐ポリグリセロールを含むコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェルであって、少なくとも1の親水性置換基が以下:−NH、=NH、−NH及び−NR(式中、各Rは、Rが窒素と第4級アミンを形成するよう、独立してC−Cアルキル基であるか、又は1つのRが独立してC−Cアルキル基で、且つ2つのRが一緒になってC−C12環状アルキル基を形成する)の1以上から選択される少なくとも1の官能基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、超分岐ポリグリセロール。
【請求項44】
コアがC−C20アルキル鎖で更に誘導体化された、請求項43の超分岐ポリグリセロール。
【請求項45】
少なくとも1の官能基が−NHである、請求項43又は44の超分岐ポリグリセロール。
【請求項46】
少なくとも1の親水性置換基がメトキシポリエチレングリコール(MePEG)又はポリエチレングリコール(PEG)((PEG)MePEG,or PEG)である、請求項43、44又は45の超分岐ポリグリセロール。
【請求項47】
少なくとも1の親水性置換基がMePEGである、請求項43〜46のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項48】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約100モル含む、請求項43〜47のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項49】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約40モル含む、請求項43〜48のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項50】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約40モル含む、請求項43〜49のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項51】
少なくとも1の官能基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約30モル含む、請求項43〜50のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項52】
−C20アルキル鎖がC−C20アルキル鎖である、請求項43〜51のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項53】
−C20アルキル鎖がC−C18アルキル鎖である、請求項43〜52のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項54】
超分岐ポリグリセロールであって、当該超分岐ポリグリセロールが:
−C20アルキル鎖で誘導体化された超分岐ポリグリセロールを含むコアであって、グリセロール単位に対するC−C20アルキル鎖の比が、コアの周縁部と比較して、コアの中心部でより大きいコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の親水性置換基を含む、超分岐ポリグリセロール。
【請求項55】
生物学的に活性のある部分を更に含む、請求項54の超分岐ポリグリセロール。
【請求項56】
生物学的に活性のある部分が疎水性薬物である、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項57】
生物学的に活性のある部分がタキサン又はその類似体である、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項58】
生物学的に活性のある部分がパクリタキセル又はその類似体である、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項59】
生物学的に活性のある部分がドセタキセル又はその類似体である、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項60】
生物学的に活性のある部分がバルルビシンである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項61】
生物学的に活性のある部分がビンブラスチンである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項62】
生物学的に活性のある部分がマイトマイシン又はその類似体である、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項63】
生物学的に活性のある部分がシスプラチンである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項64】
生物学的に活性のある部分がメトトレキセートである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項65】
生物学的に活性のある部分がドキソルビシン又はその類似体である、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項66】
生物学的に活性のある部分がエピルビシンである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項67】
生物学的に活性のある部分がゲムシタビンである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項68】
生物学的に活性のある部分がエベロリムスである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項69】
生物学的に活性のある部分がスラミンである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項70】
生物学的に活性のある部分が、部分の組合せである、請求項55の超分岐ポリグリセロール。
【請求項71】
部分の組合せがメトトレキセート、ビンブラスチン及びドキソルビシン(M−VAC)である、請求項70の超分岐ポリグリセロール。
【請求項72】
部分の組合せがM−VAC及びシスプラチンである、請求項70の超分岐ポリグリセロール。
【請求項73】
少なくとも1の親水性置換基がメトキシポリエチレングリコール(MePEG)又はポリエチレングリコール(PEG)である、請求項54〜72のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項74】
少なくとも1の親水性置換基が、−OH、−COOH、−NHS、−SH、−NH、−NH又は−NR+(式中、各Rは、Rが窒素と第4級アミンを形成するよう、独立してC−Cアルキル基であるか、又は1つのRが独立してC−Cアルキル基で、且つ2つのRが一緒になってC−C12環状アルキル基を形成する)である少なくとも1の官能基を含む、請求項54〜73のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項75】
少なくとも1の親水性置換基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約100モル含む、請求項54〜74のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項76】
少なくとも1の親水性置換基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1モル〜約40モル含む、請求項54〜75のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項77】
少なくとも1の親水性置換基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約40モル含む、請求項54〜76のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項78】
少なくとも1の親水性置換基を、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約10モル〜約30モル含む、請求項54〜77のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項79】
−C20アルキル鎖がC−C20アルキル鎖である、請求項54〜78のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項80】
−C20アルキル鎖がC−C18アルキル鎖である、請求項54〜79のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項81】
−C20アルキル鎖がC−C10アルキル鎖である、請求項54〜80のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項82】
少なくとも1の親水性置換基の1部がコア中に位置する、請求項54〜81のいずれか1項の超分岐ポリグリセロール。
【請求項83】
生物学的に活性のある部分の、生物の組織への送達方法であって、当該方法は:
生物学的に活性のある部分をロードした超分岐ポリグリセロールを生物の組織に投与することを含み、当該超分岐ポリグリセロールは:
−C20アルキル鎖で誘導体化された超分岐ポリグリセロールを含むコアであって、グリセロール単位に対するC−C20アルキル鎖の比が、コアの周縁部と比較して、コアの中心部でより大きいコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含む超分岐ポリグリセロールであって、
超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の親水性置換基を含む、方法。
【請求項84】
超分岐ポリグリセロールに生物学的に活性のある部分を組み込むことを更に含む、請求項83の方法。
【請求項85】
生物学的に活性のある部分が疎水性薬物である、請求項83又は84の方法。
【請求項86】
生物学的に活性のある部分がタキサン又はその類似体である、請求項83又は84の方法。
【請求項87】
生物学的に活性のある部分がドセタキセル又はその類似体である、請求項83又は84の方法。
【請求項88】
生物学的に活性のある部分がパクリタキセル又はその類似体である、請求項83又は84の方法。
【請求項89】
生物学的に活性のある部分がバルルビシンである、請求項83又は84の方法。
【請求項90】
生物学的に活性のある部分がビンブラスチンである、請求項83又は84の方法。
【請求項91】
生物学的に活性のある部分がマイトマイシン又はその類似体である、請求項83又は84の方法。
【請求項92】
生物学的に活性のある部分がシスプラチンである、請求項83又は84の方法。
【請求項93】
生物学的に活性のある部分がメトトレキセートである、請求項83又は84の方法。
【請求項94】
生物学的に活性のある部分がドキソルビシン又はその類似体である、請求項83又は84の方法。
【請求項95】
生物学的に活性のある部分がエピルビシンである、請求項83又は84の方法。
【請求項96】
生物学的に活性のある部分がゲムシタビンである、請求項83又は84の方法。
【請求項97】
生物学的に活性のある部分がエベロリムスである、請求項83又は84の方法。
【請求項98】
生物学的に活性のある部分がスラミンである、請求項83又は84の方法。
【請求項99】
生物学的に活性のある部分が、部分の組合せである、請求項83又は84の方法。
【請求項100】
部分の組合せがメトトレキセート、ビンブラスチン及びドキソルビシン(M−VAC)である、請求項99の方法。
【請求項101】
部分の組合せがM−VAC及びシスプラチンである、請求項99の方法。
【請求項102】
生物の組織が粘膜である、請求項83〜101のいずれか1項の方法。
【請求項103】
生物の組織が細胞である、請求項83〜101のいずれか1項の方法。
【請求項104】
生物の組織が膀胱の尿路上皮表面である、請求項83〜101のいずれか1項の方法。
【請求項105】
生物学的に活性のある部分を生物の組織へ送達するための、超分岐ポリグリセロールの使用であって、当該超分岐ポリグリセロールは:
−C20アルキル鎖で誘導体化された超分岐ポリグリセロールを含むコアであって、グリセロール単位に対するC−C20アルキル鎖の比が、コアの周縁部と比較して、コアの中心部でより大きいコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、使用。
【請求項106】
生物学的に活性のある部分を生物の組織へ送達するための薬剤を調製するための、超分岐ポリグリセロールの使用であって、当該超分岐ポリグリセロールは:
−C20アルキル鎖で誘導体化された超分岐ポリグリセロールを含むコアであって、グリセロール単位に対するC−C20アルキル鎖の比が、コアの周縁部と比較して、コアの中心部でより大きいコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、使用。
【請求項107】
超分岐ポリグリセロール及び生物学的に活性のある部分を含む医薬組成物であって、当該超分岐ポリグリセロールは:
−C20アルキル鎖で誘導体化された超分岐ポリグリセロールを含むコアであって、グリセロール単位に対するC−C20アルキル鎖の比が、コアの周縁部と比較して、コアの中心部でより大きいコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、医薬組成物。
【請求項108】
超分岐ポリグリセロールであって、当該超分岐ポリグリセロールは:
グリセロールエポキシド及びC−C20アルキルエポキシド又はC−C20アルキルグリシジルエーテルから重合された超分岐ポリグリセロールを含むコアであって、すべての、又は実質的にすべてのC−C20アルキルエポキシド又はC−C20アルキルグリシジルエーテルが、すべての、又は実質的にすべてのグリセロールエポキシドが重合される前に重合されるコア;及び
コアのヒドロキシル基に共有結合的に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、超分岐ポリグリセロール。
【請求項109】
グリセロールエポキシドがグリシドールである、請求項108の超分岐ポリグリセロール。
【請求項110】
−C20アルキルエポキシドが1,2−エポキシオクタデカンである、請求項108又は109の超分岐ポリグリセロール。
【請求項111】
−C20アルキルグリシジルエーテルがC−C10アルキルグリシジルエーテルである、請求項108又は109の超分岐ポリグリセロール。
【請求項112】
超分岐ポリグリセロールの合成方法であって、当該方法は:
グリセロールエポキシド及びC−C20アルキルエポキシド又はC−C20アルキルグリシジルエーテルを、すべての、又は実質的にすべてのC−C20アルキルエポキシド又はC−C20アルキルグリシジルエーテルが、すべての、又は実質的にすべてのグリセロールエポキシドが重合されて超分岐ポリグリセロールを形成する前に重合されるように重合すること;及び
超分岐ポリグリセロールのヒドロキシル基を、少なくとも1の親水性置換基で誘導体化することを含み、、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、方法。
【請求項113】
超分岐ポリグリセロールであって、当該超分岐ポリグリセロールは:
−C20アルキル鎖で誘導体化し、ドセタキセルをロードした超分岐ポリグリセロールを含むコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、超分岐ポリグリセロール。
【請求項114】
ドセタキセルを生物の組織へ送達するための、超分岐ポリグリセロールの使用であって、当該超分岐ポリグリセロールは:
−C20アルキル鎖で誘導体化し、ドセタキセルをロードした超分岐ポリグリセロールを含むコア;及び
コアのヒドロキシル基に結合した、少なくとも1の親水性置換基を含むシェル
を含み、
当該超分岐ポリグリセロールが、超分岐ポリグリセロール1モル当たり約1〜約200モルの、少なくとも1の官能基を含む、使用。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図11】
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【図21】
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【図22】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図2】
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【図3】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【公表番号】特表2013−521344(P2013−521344A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−555264(P2012−555264)
【出願日】平成23年3月1日(2011.3.1)
【国際出願番号】PCT/CA2011/000225
【国際公開番号】WO2011/106877
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(503384225)ザ ユニヴァーシティ オヴ ブリティッシュ コロンビア (4)
【出願人】(511197040)
【氏名又は名称原語表記】Centre for Drug Research and Development
【Fターム(参考)】