説明

誘導型一酸化窒素シンターゼ抑制剤として有用なキノロン類

本発明は、誘導型NOSシンターゼを抑制する式(I)の新規キノロン類、ならびに一酸化窒素合成を抑制または調節する方法および/または疾患を処置するために該化合物を投与し、患者の体内における一酸化窒素濃度を低下させる方法を含む、該化合物の合成方法および使用方法に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療有効量の、式Iの化合物、またはその塩、エステル、もしくはプロドラッグの患者への投与を含む、患者における効果を実現する方法であって、前記効果が、iNOSの抑制、およびこれを必要とする患者におけるiNOS媒介性の疾患の処置からなる群より選択される方法:
【化1】

[式中、
は、アシル、アルキル、アルキレン、アミノアルキル、アミドアルキル、アルキニル、アミド、アミノ、アミノアルキル、アリール、アリールアルキル、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールアミノアルキル、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールアミノアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩、スルホニルアミノおよびスルホニルアミノアルキルからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
は、アシル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アルキルイミノ、アミド、アミノ、アリール、カルボキシ、シアノ、シクロアルキル、エステル、ハロ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキルおよび水素からなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、あるいは、RはRとともにヘテロシクロアルキルを形成してもよく、これらは任意に置換されてもよく、
は、アルキル、アミノ、アリールアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルおよび水素からなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDはそれぞれ独立して、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、あるいは、A、B、CおよびDのうちの任意の2つ以上はともにアリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルを形成してもよく、これらはどれも任意に置換されてもよい]。
【請求項2】
前記効果はiNOSの抑制である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記効果はiNOS媒介性の疾患の治療である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記化合物が、式IIの構造を有する化合物またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグである、請求項3に記載の方法:
【化2】

[式中、
は、CR、N(R)(R)、S(O)R、S(O)またはOR10からなる群より選択され、
およびRは、アルキル、アミノ、アリールアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
およびRは、アシル、アルキル、アミノ、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、水素およびスルホニルからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、あるいは、RおよびRは、化合してヘテロシクロアルキルまたはヘテロアリールを形成することができ、これらは任意に置換されてもよく、
およびRは、アルキル、アミノ、アリールアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
10は、アルキル、アミノ、アリールアルキル、アリール、シクロアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキルおよび水素からなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい]。
【請求項5】
前記化合物は、式III:
【化3】

またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグを有し、
およびRは、アシル、アルキル、アルキレン、アミノアルキル、アルキニル、アミド、アミノ、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、水素、チオおよびスルホニルからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、あるいは、RおよびRは、化合してヘテロシクロアルキルまたは5員環〜14員環のヘテロアリールを形成することができ、これらはどちらも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記疾患は、掻痒症、乾癬、ブドウ膜炎、1型糖尿病、糖尿病性ネフロパシー、敗血性ショック、炎症性痛覚、神経因性疼痛、帯状疱疹、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経障害、慢性腰痛、複合性局所疼痛症候群線維筋痛、片頭痛、関節リウマチ、変形性関節症、痛風性関節炎、炎症性大腸炎、ぜんそく、COPD、アレルギー性鼻炎、糖尿病性網膜症、免疫複合体病、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、虚血脳浮腫、毒素性ショック症候群、心不全、潰瘍性大腸炎、アテローム性動脈硬化症、糸球体腎炎、パジェット病、骨粗鬆症、ウイルス感染の炎症性後遺症、網膜炎、オキシダントに誘導された肺外傷下肢静止不能症候群、湿疹、歯周病、歯肉炎、NOを産生する、侵襲性真菌症に起因する急性の同種移植の拒絶反応および感染からなる群より選択される、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
式Iの前記化合物は、別の治療薬と併用して投与される、請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記疾患は、掻痒症、乾癬、ブドウ膜炎、1型糖尿病、糖尿病性ネフロパシー、敗血性ショック、炎症性痛覚、神経因性疼痛、帯状疱疹、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経障害、慢性腰痛、複合性局所疼痛症候群、線維筋痛、片頭痛、関節リウマチ、変形性関節症、痛風性関節炎、炎症性大腸炎、ぜんそく、COPD、アレルギー性鼻炎、糖尿病性網膜症、免疫複合体病、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、虚血脳浮腫、毒素性ショック症候群、心不全、潰瘍性大腸炎、アテローム性動脈硬化症、糸球体腎炎、パジェット病、骨粗鬆症、ウイルス感染の炎症性後遺症、網膜炎、オキシダントに誘導された肺外傷、下肢静止不能症候群、湿疹、歯周病、歯肉炎、NOを産生する、侵襲性真菌症に起因する急性の同種移植の拒絶反応および感染からなる群より選択され、前記別の治療薬は、コルチコステロイド、非ステロイド系抗炎症薬、筋肉弛緩剤、麻酔薬、去痰薬、抗うつ剤、抗けいれん薬、降圧剤、オピオイド、局所反対刺激剤および局所カンナビノイドからなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
式III:
【化4】

の化合物、またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグであって、
は、アシル、アルキル、アルキレン、アルキニル、アミノ、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシアルキル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
は、アシル、アルキレン、アミノアルキル、アルキニル、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、あるいは、RおよびRは、化合して5員環〜14員環のヘテロアリールを形成することができ、これらはC−Cアルキル、アリール、アリールチオ、アリールアミノ、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールチオおよびヘテロシクロアルキルと任意に置換されてもよく、これらはどれも自身が任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい、化合物。
【請求項10】
前記化合物は、式IV:
【化5】

またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグを有し、
は、CR12およびNからなる群より選択され、
は、CR13およびNからなる群より選択され、
は、CR14およびNからなる群より選択され、
は、CR15およびNからなる群より選択され、
は、CR16およびNからなる群より選択され、
12およびR16は、アルコキシ、アシル、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
13およびR15は、アシル、C2−6アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
14は、C3−6アルコキシ、アシル、C2−6アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群から選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
は、アシル、アルキル、アルキレン、アルキニル、アミノスルホニル、アリールチオ、ベンジル、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、フランアルキル、フランカルボニル、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アミノヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、イミダゾールカルボニル、イソオキサゾールカルボニル、オキサゾールカルボニル、ピラジンカルボニル、チオフェンカルボニル、チアゾールカルボニル、チオおよびスルホン酸塩からなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
が2−フランカルボニルの場合、A、B、C、DおよびR12−R16は、すべて水素であることはできないことを条件とする、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物は、式V:
【化6】

またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグを有し、
は、CR12およびNからなる群より選択され、
は、CR13およびNからなる群より選択され、
は、CR14およびNからなる群より選択され、
は、CR15およびNからなる群より選択され、
は、CR16およびNからなる群より選択され、
12およびR16は、アルコキシ、アシル、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
13およびR15は、アシル、C2−6アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
14は、C3−6アルコキシ、アシル、C2−6アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
17は、アルキル、アリール、アリールチオ、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサレン、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン、2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール、イソオキサゾール、イソチアゾール、インドリジン、インドール、イソインドール、3H−インドリン、インドリン、1H−インダゾール、イソキノリン、イミダゾール、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、ナフタリン、オキサゾール、1,2,3−オキサジアゾール、モルホリン、2H−ピラン、4H−ピラン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、チオフェン、ピロール、2H−ピロール、2−ピロリン、3−ピロリン、ピロリジン、プリン、チアゾール、ピラゾール、2−ピラゾリン、ピラゾリジン、キノリン、キナゾリン、キナキサリン、1,2,3−トリアゾール、1,3,4−チアジアゾールおよび1,3,5−トリアジンからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
はCR12、XはCR13、XはCR14、XはCR15、XはCR16であって、
12−R15は、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキルおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
は、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、イソチアゾール、イミダゾール、フェニル、ピリジン、ピラゾールおよびチアゾールからなる群より選択され、これらは任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、ハロおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択される、請求項11に記載の化合物、またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグ。
【請求項13】
前記化合物は、式VI:
【化7】

またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグを有し、
は、CR17およびNはからなる群より選択され、
は、CR18およびNからなる群より選択され、
は、CR19およびNからなる群より選択され、
10は、CR20およびNからなる群より選択され、
11は、C−Cアルキル、アリール、アリールチオ、アリールアミノ、シクロアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクロアルキル、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサレン、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン、2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール、フラン、イソオキサゾール、イソチアゾール、インドリジン、インドール、イソインドール、3H−インドリン、インドリン、1H−インダゾール、イソキノリン、イミダゾール、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、ナフタリン、オキサゾール、1,2,3−オキサジアゾール、モルホリン、2H−ピラン、4H−ピラン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、チオフェン、ピロール、2H−ピロール、2−ピロリン、3−ピロリン、ピロリジン、プリン、チアゾール、ピラゾール、2−ピラゾリン、ピラゾリジン、キノリン、キナゾリン、キナキサリン、1,2,3−トリアゾール、1,3,4−チアジアゾールおよび1,3,5−トリアジンからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
17−R20は、アルコキシ、アシル、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノ、からなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
はCR17、XはCR18、XはCR19、X10はCR20であって、
11は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、イソチアゾール、イミダゾール、フェニル、ピリジン、ピラゾールおよびチアゾールからなる群より選択され、これらは任意に置換されてもよく、
17−R20は、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキルおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、ハロおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択される、請求項13に記載の化合物、またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグ。
【請求項15】
前記化合物は、式VII:
【化8】

またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグを有し、
は、CR12およびNからなる群より選択され、
は、CR13およびNからなる群より選択され、
は、CR14およびNからなる群より選択され、
は、CR15およびNからなる群より選択され、
は、CR16およびNからなる群より選択され、
12−R16は、アルコキシ、アシル、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、アリール、アリールアルコキシ、アリールアミノ、アリールチオ、カルボキシ、シクロアルキル、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアミノ、ヘテロシクロアルキル、ヒドラジニル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
21は、アルキル、アリール、アリールチオ、アリールアミノ、シクロアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクロアルキル、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサレン、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン、2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール、フラン、イソオキサゾール、イソチアゾール、インドリジン、インドール、イソインドール、3H−インドリン、インドリン、1H−インダゾール、イソキノリン、イミダゾール、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、ナフタリン、オキサゾール、1,2,3−オキサジアゾール、モルホリン、2H−ピラン、4H−ピラン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、チオフェン、ピロール、2H−ピロール、2−ピロリン、3−ピロリン、ピロリジン、プリン、チアゾール、ピラゾール、2−ピラゾリン、ピラゾリジン、キノリン、キナゾリン、キナキサリン、1,2,3−トリアゾール、1,3,4−チアジアゾールおよび1,3,5−トリアジンからなる群より選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい、請求項10に記載の化合物。
【請求項16】
はCR12、XはCR13、XはCR14、XはCR15、XはCR16であって、
12−R16は、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキルおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
21は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、イソチアゾール、イミダゾール、フェニル、ピリジン、ピラゾールおよびチアゾールからなる群より選択され、これらは任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDはハロおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択される、請求項15に記載の化合物、またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグ。
【請求項17】
前記化合物は、式VIII:
【化9】

またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグを有し、
22−R24は、アルキル、アリール、アリールチオ、アリールアミノ、シクロアルキル、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクロアルキル、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサレン、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4]ジオキセピン、2,2−ジフルオロベンゾ[d][1,3]ジオキソール、フラン、イソオキサゾール、イソチアゾール、インドリジン、インドール、イソインドール、3H−インドリン、インドリン、1H−インダゾール、イソキノリン、イミダゾール、2−イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾール、ナフタリン、オキサゾール、1,2,3−オキサジアゾール、モルホリン、2H−ピラン、4H−ピラン、ピペリジン、ピリダジン、ピラジン、ピペラジン、フェニル、ピリジン、ピリミジン、チオフェン、ピロール、2H−ピロール、2−ピロリン、3−ピロリン、ピロリジン、プリン、チアゾール、ピラゾール、2−ピラゾリン、ピラゾリジン、キノリン、キナゾリン、キナキサリン、1,2,3−トリアゾール、1,3,4−チアジアゾールおよび1,3,5−トリアジンからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDは、アシル、アルコキシ、アルキル、アルキレン、アルキルアミノ、アルキニル、アミド、アミノ、アミノスルホニル、カルボキシ、エステル、エーテル、ハロ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、水素、イミノ、チオ、スルホン酸塩およびスルホニルアミノからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらはどれも任意に置換されてもよい、請求項9に記載の化合物。
【請求項18】
22−R24は、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、イソチアゾール、イミダゾール、フェニル、ピリジン、ピラゾールおよびチアゾールからなる群よりそれぞれ独立して選択され、これらは任意に置換されてもよく、
A、B、CおよびDはハロおよび水素からなる群よりそれぞれ独立して選択される、請求項17に記載の化合物、またはその塩、エステル、あるいはプロドラッグ。
【請求項19】
実施例1〜265からなる群より選択される化合物。
【請求項20】
薬剤として使用される、請求項9に記載の化合物。
【請求項21】
iNOSを抑制することによって改善される、疾患または症状の予防または治療用の薬剤の製造に使用される、請求項9に記載の化合物。
【請求項22】
薬学的に許容されるキャリアとともに、請求項9に記載の化合物を含む医薬組成物。

【公表番号】特表2009−529496(P2009−529496A)
【公表日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−556576(P2008−556576)
【出願日】平成19年2月23日(2007.2.23)
【国際出願番号】PCT/US2007/062769
【国際公開番号】WO2007/117778
【国際公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(505375355)カリプシス・インコーポレーテッド (11)
【Fターム(参考)】