説明

誘導機器

【課題】コイル及びコアの冷却を効率よく行うことができ、大電流領域でも使用可能な誘導機器の提供にある。
【解決手段】上コア部材11及び上コア部材11と対向配置された下コア部材12からなるコアを有し、上コア部材11の上面部11a、円柱部11b及び、周壁部11cと、下コア部材12の下面部12a、円柱部12b及び周壁部12cとによって形成される空間部Sにコイル13のコイル部13aが収容された誘導機器としてのリアクトル10であって、上コア部材11及び下コア部材12には空間部Sに連通する冷媒流通口としての冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15が配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、リアクトルやトランスなど誘導機器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1で開示された従来技術においては、底面部と、底面部の中央に設けられた磁心部と、底面部の周囲に一体に設けられた周壁部と、底面部と対向する位置に設けられ、磁心部の端部と直接接触して固定される蓋部とを有する磁性体から構成されるポットコアと、磁心部に挿入され、周壁部内に収納される巻線とを有するリアクトルが開示されている。この従来技術では、巻線と底面部との間に絶縁兼放熱シートが配置されている。
ところで、リアクトルにおいては、通電によりポットコア及び巻線が共に発熱するが、上記構造により、巻線から発生した熱を、絶縁兼放熱シートを介してポットコアの底面部に効率よく伝導させることができる。従って、ポットコアを外部から強制冷却手段により直接冷却することによって、巻線及びポットコアから発生する熱を効率よく放熱することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−310550号公報(第5〜7頁、図1〜図4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記構造を有する従来技術においては、巻線がポットコアの内部にあり、また、磁心部と巻線との間に空隙があるために、巻線で発生した熱をポットコアに充分に伝導させることが難しく、巻線の放熱が不十分となる問題がある。従って、用途として熱的に余裕のある小電流領域に限られ、大電流領域では使用できない恐れがある。また、熱による影響を緩和するためにポットコア及び巻線の体格を大きくせざるを得ない問題がある。
【0005】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、コイル及びコアの冷却を効率よく行うことができ、大電流領域でも使用可能な誘導機器の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、上面部と、該上面部に対向配置された下面部と、前記上面部又は前記下面部の中央に設けられた柱部と、該柱部の周囲に設けられた周壁部とを有し、前記上面部、前記下面部、前記柱部及び前記周壁部によって空間部が形成された磁性体からなるコアと、前記空間部に収容されたコイルとを備えた誘導機器であって、前記コアには前記空間部に連通する冷媒流通口が形成されていることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、コアには空間部に連通する冷媒流通口が形成されていることにより、冷媒流通口から空間部に冷媒を流入させて、冷媒とコイル及び冷媒とコアの内周面とを直接接触させ、コイル及びコアで発生した熱を冷媒により放熱させることができる。そして、空間部を循環させた冷媒を冷媒流通口から外部に流出させて放熱すればよいので、コイル及びコアの冷却を効率よく行うことができる。
従って、従来技術と比較して、小電流領域のみならず大電流領域でも使用可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の誘導機器において、前記コアは、2つ以上のコア部材から形成され、各コア部材間に介装されたシール部材により前記空間部を密閉することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、コアは2つ以上のコア部材から形成されているので、コア部材内にコイルを配設してから各コア部材を間にシール部材を介装させて組み立て固定すればよいので、組み立てが簡単であると共に、空間部の密閉を確実に行うことができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の誘導機器において、前記コアは、2つ以上のコア部材から形成され、コア全体を樹脂モールドすることにより前記空間部を密閉することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、コアは2つ以上のコア部材から形成されているので、コア部材内にコイルを配設してから各コア部材を組み立て固定した後、コア全体を型に入れて樹脂モールドすればよいので、空間部の密閉を確実に行うことができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導機器において、前記コイルは、絶縁コーティングされていることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、コイルが絶縁コーティングされているので、コイルとコアとの接触によるショートを防止できる。また、冷媒として冷却水を用いることが可能となる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、コア内にコイルを収容する空間部を設け、空間部に冷媒を流通させることにより、コイル及びコアの冷却を効率よく行うことができ、大電流領域でも使用可能な誘導機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るリアクトルの全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】図1のA−A線縦断面図である。
【図4】図1のB−B線横断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るシール部の断面構成を示す拡大縦断面図である。(a)コアの端部の構成を示す、(b)冷媒流入口の構成を示す、(c)コイルのリード部の構成を示す。
【図6】その他の実施形態に係るリアクトルの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(本発明の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係るリアクトルを図1〜図5に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、誘導機器としてのリアクトル10は、断面E字型をした上コア部材11と、上コア部材11と同一形状をし上コア部材11に対向配置される下コア部材12と、上コア部材11及び下コア部材12により形成された空間部Sに収容されるコイル13と、空間部Sと外部とを連通する冷媒流通口としての冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15から構成されている。
【0014】
上コア部材11は、円板状に形成された上面部11aと、上面部11aの中央に下方に向けて立設された円柱部11b(柱部)と、円柱部11bの周囲に所定の間隔をおいて設けられた円筒状の周壁部11cから構成され、フェライトなどの磁性体で形成されている。
下コア部材12は、円板状に形成された下面部12aと、下面部12aの中央に上方に向けて立設された円柱部12b(柱部)と、円柱部12bの周囲に所定の間隔をおいて設けられた円筒状の周壁部12cから構成され、フェライトなどの磁性体で形成されている。上コア部材11及び下コア部材12の内周面は防錆処理が施されている。
【0015】
コイル13は、平角線をエッジワイズ巻きで円形状に所定の巻数分、巻回して形成されたコイル部13aと、コイル部13aの両端部に形成され外向きに突出するように形成された2つのリード部13bを備えている。なお、エッジワイズ巻きとは、平角線の短辺を内径面として積層状に巻いたコイルのことを指す。コイル13は、エナメル処理された銅線の表面を絶縁性の樹脂コーティングしたものである。リード部13bは、先端部が被膜を剥離し、導体を剥き出し状態にしてある。
【0016】
上コア部材11の周壁部11cの開口端側の端部11fには、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15を挿通するための半円状の2つの切り欠き11dと、コイル13のリード部13bを外側に案内するための矩形状の2つの切り欠き11eとがそれぞれ形成されている。なお、2つの切り欠き11dは円柱部11bを通る同一直線上に位置するように設けられ、2つの切り欠き11eは隣接して設けられている。
【0017】
下コア部材12の周壁部12cの開口端側の端部12fには、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15を挿通するための半円状の2つの切り欠き12dと、コイル13のリード部13bを外側に案内するための矩形状の2つの切り欠き12eとがそれぞれ形成されている。なお、2つの切り欠き12dは円柱部12bを通る同一直線上に位置するように設けられ、上コア部材11と下コア部材12を対向配置したときに、切り欠き11d及び12dがそれぞれ対向する位置に形成されている。また、2つの切り欠き12eは隣接して設けられ、上コア部材11と下コア部材12を対向配置したときに、切り欠き11e及び12eがそれぞれ対向する位置に形成されている。
冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15は、内部に冷却液が流通する通路が形成された円筒状のパイプで形成されている。なお、この実施形態においては、冷媒として冷却水を使用している。
【0018】
次に、リアクトル10の組立ての手順について説明を行う。
図2に示すように、先ず、下コア部材12の円柱部12bにコイル13のコイル部13aを上方から挿入し、2つのリード部13bを切り欠き12eにそれぞれ嵌め込み配置する。このとき、図5(c)に示すように、リード部13bは周りにゴム製で筒状のシール部材16を装着させてから切り欠き12eに嵌め込み配置される。
【0019】
次に、2つの切り欠き12dの一方に冷却液流入パイプ14の一端を嵌め込み配置し、他方に冷却液流出パイプ15の一端を同様に嵌め込み配置する。このとき、図5(b)に示すように、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15の周りにゴム製で筒状のシール部材17を装着させてから切り欠き12dに嵌め込み配置される。
【0020】
次に、上コア部材11の周壁部11cの開口端側の端部11fが、下コア部材12の周壁部12cの開口端側の端部12fに当接するように配置し、2つの切り欠き11dを冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15にそれぞれ嵌め込み配置すると共に、2つの切り欠き11eをリード部13bにそれぞれ嵌め込むように配置する。このとき、上コア部材11の端部11f及び下コア部材12の端部12fには、図5(a)に示すように、FIPG(Formed in place gaskets)などの接着剤18(シール部材)を塗布した後、対向配置される。
その後、上コア部材11及び下コア部材12を図示しない固定手段で固定した状態で、加熱炉などに入れて加熱処理を行うことにより、端部11fと端部12f間に塗付された接着剤18の硬化が行われる。
【0021】
その結果、図5(a)に示すように、上コア部材11の端部11fと下コア部材12の端部12f間は接着剤18を介して接合される。また、図5(b)に示すように、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15はシール部材17を介して切り欠き11d、12d間に挟持されるように支持された状態にある。また、図5(c)に示すように、2つのリード部13bはシール部材16を介して切り欠き11e、12e間に挟持されるように支持された状態にある。
【0022】
図3及び図4に示すように、上コア部材11の周壁部11c、円柱部11b及び上面部11aと、下コア部材12の周壁部12c、円柱部12b及び下面部12aとによって形成されるドーナツ状の空間部Sは、端部11fと端部12f間を接合する接着剤18、リード部13bの周りに装着されたシール部材16、並びに、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15の周りに装着されたシール部材17のシール効果により外部と密閉された状態にある。
【0023】
この空間部Sにはコイル13のコイル部13aが収容されると共に、空間部Sは冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15を介して外部と連通された状態にある。なお、円柱部11bと円柱部12bとの間には、円柱部11b、12b間の磁束密度を調整するために隙間Gが形成されている。
冷却液流入パイプ14の他端は、図示しないホースを介して冷却水の供給装置に連結されており、冷却液流出パイプ15の他端は、図示しないホースを介して冷却水の排出装置に連結されている。また、リード部13bの端部は、図示しない圧着端子等を介して電気回路に接続されている。
【0024】
次に、上記構成を有するリアクトル10について作用説明を行う。
図3及び図4に示すように、冷却液流入パイプ14を介して空間部Sに供給された冷却水は、矢印で示すように空間部S内を流通する。そして、冷却水は、コアの内周面(周壁部11c、12cの内周面、円柱部11b、12bの外周面、上面部11a及び下面部12aの内周面など)及び空間部Sに収容されたコイル部13aと直接接触する。これにより、上コア部材11、下コア部材12及びコイル部13aで発生した熱を冷却水により放熱させることができる。
【0025】
また、図3及び図4に示すように、空間部Sに収容されているコイル部13aは、平角線を上下方向に複数回巻回して形成されているが、平角線間には若干の隙間が形成された状態にある。よって、空間部Sに供給された冷却水は、この平角線間の隙間を流通することにより、コイル部13aで発生した熱をより一層放熱させることができる。
空間部S内を流通した冷却水は、冷却液流出パイプ15を通って外部に排出される。
このように、空間部S内に冷却水を流通させることによって、上コア部材11、下コア部材12及びコイル部13aで発生した熱を効率よく外部に放熱させることができ、リアクトルの冷却を効率良く行うことができる。
【0026】
ところで、上コア部材11の端部11fと下コア部材12の端部12f間は接着剤18により接合されており、また、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15はシール部材17を介して切り欠き11d、12d間に挟持されるように支持され、2つのリード部13bはシール部材16を介して切り欠き11e、12e間に挟持されるように支持されているので、空間部Sは外部と密閉された状態にあり、空間部S内を流通する冷却水が外部に漏れることは防止されている。
【0027】
この本発明の実施形態に係るリアクトル10によれば以下の効果を奏する。
(1)冷却液流入パイプ14を介して空間部Sに供給された冷却水は、空間部S内を流通し、コアの内周面(周壁部11c、12cの内周面、円柱部11b、12bの外周面、上面部11a及び下面部12aの内周面など)及び空間部Sに収容されたコイル部13aと直接接触する。これにより、上コア部材11、下コア部材12及びコイル部13aで発生した熱を冷却水により放熱させることができる。
(2)空間部Sに収容されているコイル部13aは、平角線を上下方向に複数回巻回して形成されているが、平角線間には若干の隙間が形成された状態にあり、空間部Sに供給された冷却水は、この平角線間の隙間を流通することにより、コイル部13aで発生した熱を放熱させることができる。
(3)空間部S内に冷却水を流通させることによって、上コア部材11、下コア部材12及びコイル部13aで発生した熱を効率よく外部に放熱させ、リアクトルの冷却を効率良く行うことができるので、従来使用できなかった大電流領域でも使用可能である。
(4)上コア部材11の上面部11a、円柱部11b及び周壁部11cと下コア部材12の下面部12a、円柱部12b及び周壁部12cとによって形成された空間部Sに冷却水を直接供給し流通させるコンパクトな構造なので、リアクトルを冷却するためのハウジングなどが不必要であり、リアクトルの大きさを必要最小限の大きさに縮小可能である。
(5)コアは2つのコア部材(上コア部材11及び下コア部材12)から形成されているので、コア部材内にコイル13を配設してから各コア部材間にシール部材(シール部材16、17及び接着剤18)を介装させて組み立て固定すればよいので、組み立てが簡単である。また、上コア部材11の端部11fと下コア部材12の端部12f間は接着剤18により接合されており、また、冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15はシール部材17を介して切り欠き11d、12d間に挟持されるように支持され、2つのリード部13bはシール部材16を介して切り欠き11e、12e間に挟持されるように支持されているので、空間部Sは確実に密閉された状態にあり、空間部S内を流通する冷却水が外部に漏れることを防止可能である。
(6)コイル13が絶縁コーティングされているので、コイル13と上コア部材11及び下コア部材12との接触によるショートを防止できる。また、冷媒として冷却水を用いることが可能となる。
(7)2つのコア部材は、同一形状をした上コア部材11及び下コア部材12から形成されているので、異なる形状のコア部材から形成する場合と比べて、部品点数及び製造コストを削減可能である。
【0028】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更しても良い。
○ 本発明の実施形態では、対向配置された上コア部材11及び下コア部材12の端部11f、12f間を接着剤18により接合させることにより空間部Sを密閉させるとして説明したが、図6に示すように、対向配置された上コア部材11及び下コア部材12の周囲を熱硬化性樹脂などの樹脂材料で樹脂モールド21してもよい。この場合においても、空間部Sの密閉を確実に行うことができる。
○ 本発明の実施形態では、冷却液流入パイプ14、冷却液流出パイプ15及びリード部13bの周囲をシール部材16、17によりシールするとして説明したが、Oリングによりシールをしても良いし、また、接着剤によりシールをしても良い。
○ 本発明の実施形態では、冷媒として冷却水を用いるとして説明したが、ATF(Automatic Transmission Fluid)などの絶縁オイルを用いても良い。この場合には、コイル13の絶縁コーティングや上コア部材11及び下コア部材12の内周面の防錆処理が不必要である。また、流体ではなくて冷媒として気体を用いても良い。
○ 本発明の実施形態では、上コア部材11及び下コア部材12の周壁部11c、12cに冷却液流入パイプ14及び冷却液流出パイプ15を設けるとして説明したが、上面部11a及び下面部12aにそれぞれ設けても良い。
○ 本発明の実施形態では、断面E字型をした同一形状の上コア部材11及び下コア部材12を用いるとして説明したが、一方を断面E字型のコア部材とし、他方を平板状で断面I字型の蓋部材とにより構成しても良い。
○ 本発明の実施形態では、コイル13として平角線を用いるとして説明したが、コイルとして丸線を用いても良く、その他にも種々のコイルに適用可能である。
○ 本発明の実施形態では、リアクトル10として説明したが、トランスに適用しても良い。
【符号の説明】
【0029】
10 リアクトル
11 上コア部材
11a 上面部
11b 円柱部
11c 周壁部
12 下コア部材
12a 下面部
12b 円柱部
12c 周壁部
13 コイル
13a コイル部
14 冷却液流入パイプ
15 冷却液流出パイプ
16 シール部材
17 シール部材
18 接着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面部と、該上面部に対向配置された下面部と、前記上面部又は前記下面部の中央に設けられた柱部と、該柱部の周囲に設けられた周壁部とを有し、前記上面部、前記下面部、前記柱部及び前記周壁部によって空間部が形成された磁性体からなるコアと、前記空間部に収容されたコイルとを備えた誘導機器であって、
前記コアには前記空間部に連通する冷媒流通口が形成されていることを特徴とする誘導機器。
【請求項2】
前記コアは、2つ以上のコア部材から形成され、各コア部材間に介装されたシール部材により前記空間部を密閉することを特徴とする請求項1に記載の誘導機器。
【請求項3】
前記コアは、2つ以上のコア部材から形成され、コア全体を樹脂モールドすることにより前記空間部を密閉することを特徴とする請求項1に記載の誘導機器。
【請求項4】
前記コイルは、絶縁コーティングされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の誘導機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−258244(P2010−258244A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−107230(P2009−107230)
【出願日】平成21年4月27日(2009.4.27)
【出願人】(000003218)株式会社豊田自動織機 (4,162)
【Fターム(参考)】