説明

読影レポート作成システム及び読影レポート表示方法

【課題】読影レポートの作成における操作性を向上させる。
【解決手段】医用画像に対して複数の読影段階毎にそれぞれ異なるユーザにより入力される読影結果を示す複数の読影レポートを作成するための読影レポート作成システムにおいて、複数の読影レポートのそれぞれを含む各読影レポート画面を、0次読影タブ41、1次読影タブ42、2次読影タブ43、承認読影タブ44により切り替え可能に表示させる。この際、複数の読影段階毎の読影状態、及び、使用中のユーザに対応する複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択し、選択された読影段階の読影レポート画面を初期画面として表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、読影レポート作成システム及び読影レポート表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PACS(Picture Archiving and Communication System)の普及により、CR(Computed Radiography)、CT(Computed Tomography)、MR(Magnetic Resonance)等のモダリティで撮影された医用画像は、デジタル画像として画像サーバに保存されている。
【0003】
大病院等では、診断精度を向上させるために、一つの検査に対して複数の医師が読影を行う方法が取られている。具体的には、患者を撮影して得られた医用画像を第1の医師が読影した後、第2の医師が読影し、承認権限のある医師(承認医)が最終的な読影結果を確定させている。このような読影方法は、ダブルリーディング、オーバーリーディングと呼ばれている。複数の読影結果を区別して表示するために、複数の医師による所見が記入された読影レポートを作成する読影レポートシステムにおいて、医師毎に所見を抽出して表示するものが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−60945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ダブルリーディングにおいては、複数のユーザによって複数の段階を経て読影が進むため、読影段階毎に読影レポートを管理する必要がある。そのため、読影段階毎の複数の読影レポート画面の中から、ユーザが入力又は参照すべき読影レポート画面を、その都度選択する必要があり、煩雑な作業であった。
【0006】
本発明は上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、読影レポートの作成における操作性を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、医用画像に対して複数の読影段階毎にそれぞれ異なるユーザにより入力される読影結果を示す複数の読影レポートを作成するための読影レポート作成システムであって、前記複数の読影段階毎の読影状態を記憶する読影状態記憶手段と、前記複数の読影段階毎に作成される前記複数の読影レポートを記憶する読影レポート記憶手段と、前記読影レポート記憶手段に記憶されている複数の読影レポートのそれぞれを含む各読影レポート画面をタブにより切り替え可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、前記読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する選択手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記選択手段により選択された読影段階の読影レポート画面を初期画面として前記表示手段に表示させる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の読影レポート作成システムにおいて、当該読影レポート作成システムのユーザを認識する認識手段と、ユーザ毎に前記複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無を記憶する権限記憶手段と、を備え、前記選択手段は、さらに、前記権限記憶手段から前記認識されたユーザに対応する前記複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無を取得し、当該読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の読影レポート作成システムにおいて、前記複数の読影レポート毎に読影結果を入力したユーザを記憶する作成者記憶手段を備え、前記表示制御手段は、前記読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態、及び、前記作成者記憶手段に記憶されている前記複数の読影レポート毎の読影結果を入力したユーザに基づいて、前記医用画像に対する読影が終了している読影段階の読影レポート画面については、当該読影レポート画面に対応するタブに、当該読影レポート画面に表示される読影結果を入力したユーザを表示させる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の読影レポート作成システムにおいて、前記表示制御手段は、前記読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、前記医用画像に対する読影が最終段階まで終了している場合には、最終段階の読影レポート画面のみを表示させ、他の読影段階の読影レポート画面を選択するためのタブを非表示とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、医用画像に対して複数の読影段階毎にそれぞれ異なるユーザにより入力される読影結果を示す複数の読影レポートを作成する際の読影レポート表示方法であって、読影レポート記憶手段に記憶されている、前記複数の読影段階毎に作成される複数の読影レポートのそれぞれを含む各読影レポート画面をタブにより切り替え可能に表示手段に表示させる表示制御工程を含み、読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する選択工程をさらに含み、前記表示制御工程では、前記選択工程において選択された読影段階の読影レポート画面を初期画面として前記表示手段に表示させる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1、5に記載の発明によれば、複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、初期画面として表示する読影レポート画面を選択するので、読影レポートの作成における操作性を向上させることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、認識されたユーザに対応する読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面として表示する読影レポート画面を選択するので、読影レポートの作成における操作性を向上させることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、各読影レポート画面に対応する作成者を表示することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、最終段階以外の読影レポート画面を選択するためのタブを非表示とするので、誤診を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】読影レポート作成システムのシステム構成図である。
【図2】医用情報管理サーバの機能的構成を示すブロック図である。
【図3】各TBLの関係を示す概念図である。
【図4】レポートTBLの例を示す図である。
【図5】レポートドキュメントTBLの例を示す図である。
【図6】レポート添付画像TBLの例を示す図である。
【図7】ユーザTBLの例を示す図である。
【図8】クライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。
【図9】クライアント端末において実行される読影レポート画面表示処理を示すフローチャートである。
【図10】クライアント端末において実行される読影レポート画面表示処理を示すフローチャートである。
【図11】クライアント端末において実行される読影レポート画面表示処理を示すフローチャートである。
【図12】第1の実施の形態における読影レポート画面の例を示す。
【図13】第2の実施の形態における読影レポート画面の例を示す。
【図14】第3の実施の形態における読影レポート画面の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1に、読影レポート作成システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、読影レポート作成システム100は、医用情報管理サーバ10とクライアント端末20とが、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介してデータ通信可能に接続されて構成されている。ネットワークNは、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格が適用されている。
【0018】
読影レポート作成システム100は、医用画像に対して複数の読影段階毎に、それぞれ異なるユーザにより入力される読影結果を示す複数の読影レポートを作成するためのシステムである。
【0019】
医用情報管理サーバ10は、PACSにより構成され、各種モダリティにより生成された医用画像の画像データのファイル(以下、画像ファイルという。)や読影レポート等を保存し、クライアント端末20等の外部機器からの要求に応じて画像ファイルや読影レポート等を提供する。
【0020】
図2に、医用情報管理サーバ10の機能的構成を示す。図2に示すように、医用情報管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、操作部12、表示部13、通信部14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)16、記憶部17を備えて構成され、各部はバス18により接続されている。
【0021】
CPU11は、医用情報管理サーバ10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU11は、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、ROM15に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM16内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0022】
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU11に出力する。
【0023】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、CPU11から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
【0024】
通信部14は、クライアント端末20等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
【0025】
ROM15は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0026】
RAM16は、CPU11により実行制御される各種処理において、ROM15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0027】
記憶部17は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部17には、画像ファイル30、患者TBL(テーブル)31、検査TBL32、シリーズTBL33、画像TBL34、レポートTBL35、レポートドキュメントTBL36、レポート添付画像TBL37、ユーザTBL38が記憶されている。
【0028】
図3は、各TBL31〜37の関係を示す概念図である。ある検査(検査により生成された医用画像)に対して、レポート(読影レポート)が対応付けられており、各レポートに対して、レポートを構成するレポートドキュメント(文書・テキスト内容)及びレポート添付画像が対応付けられている。
【0029】
患者TBL31には、患者LID(Link Identification)と対応付けられて、患者名、生年月日、性別等の患者に関する情報が格納されている。
検査TBL32には、検査LIDと対応付けられて、検査インスタンスUID、検査日、担当医師名等の検査に関する情報が格納されている。
シリーズTBL33には、シリーズLIDと対応付けられて、シリーズインスタンスUID、モダリティ名(検査種)、検査部位、シリーズ番号等のシリーズに関する情報が格納されている。
画像TBL34には、画像LIDと対応付けられて、SOPインスタンスUID、画像番号等の医用画像に関する情報が格納されている。
【0030】
図4に、レポートTBL35の例を示す。レポートTBL35には、読影レポートの識別情報であるレポートLIDと対応付けられて、検査LID、読影段階、読影状態、作成者ID、作成日付、作成時刻、読み取り権限グループ、書き込み権限グループ等が格納されている。
【0031】
読影段階は、複数の読影段階を示すものであり、0次読影、1次読影、2次読影、承認読影等が含まれる。
「0次読影」とは、技師によって行われるものであり、読影レポートとして、画像撮影時に気付いたことや医師に伝えておきたいことが入力される。
「1次読影」とは、第1の医師により行われるものであり、読影レポートとして、読影結果が入力される。
「2次読影」とは、第1の医師による読影後、第2の医師により行われるものであり、読影レポートとして、読影結果が入力される。
「承認読影」とは、第1の医師及び第2の医師による読影後、承認権限のある医師により行われるものである。通常は、読影レポートとして、1次読影又は2次読影の読影結果が採用されるが、その他の情報を含んでいてもよい。
【0032】
読影状態は、各読影段階における読影の状態を示す情報であり、未読影、読影中、読影済、修正待等が含まれる。
「未読影」は、対象検査画像が、まだ読影されていない状態である。
「読影中」は、いずれかのユーザによって、対象検査画像が読影されている状態(読影レポート画面が表示されている状態、読影レポート画面に対して書き込みが行われている状態)である。
「読影済」は、対象検査画像の読影が終了している状態である。
「修正待」は、一旦「読影済」になった読影レポートに対して、他のユーザ(読影レポートを記載した医師よりも権限のある医師)によって修正するように依頼があった状態である。
【0033】
作成者IDには、読影結果を入力したユーザ、すなわち、読影レポートを作成したユーザのユーザLIDが格納されている。
作成日付、作成時刻は、読影レポートが作成された日付、時刻である。
【0034】
読み取り権限グループは、対応する検査の各読影段階の読影レポートに対して読み取りが許可されているユーザのグループを示す。すなわち、読み取り権限グループにおいて指定されたグループのみが、読影レポートの読み取りが可能となる。
書き込み権限グループは、対応する検査の各読影段階の読影レポートに対して書き込みが許可されているユーザのグループを示す。すなわち、書き込み権限グループにおいて指定されたグループのみが、読影レポートの書き込みが可能となる。
【0035】
図5に、レポートドキュメントTBL36の例を示す。レポートドキュメントTBL36には、レポート文書LIDと対応付けられて、レポートLID、テキスト文書情報等が格納されている。テキスト文書情報には、実際に読影レポートとして記載された読影結果が保存される。
【0036】
図6に、レポート添付画像TBL37の例を示す。レポート添付画像TBL37には、レポート添付画像LIDと対応付けられて、レポートLID、ファイルパス等が格納されている。ファイルパスは、読影レポートに添付される画像ファイル30が保存されている場所を示す情報である。
【0037】
図7に、ユーザTBL38の例を示す。ユーザTBL38には、ユーザLIDと対応付けられて、ユーザが所属するグループ、ログイン名等が格納されている。
なお、ユーザTBL38のユーザLIDに対するグループと、レポートTBL35の各レポートLID(ある検査画像の読影段階に対応している)に対する書き込み権限グループと、により、ユーザ毎に複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無を記憶する権限記憶手段が構成される。
【0038】
CPU11は、クライアント端末20から画像ファイル30の取得要求があった場合に、要求された画像ファイル30を記憶部17から読み出し、クライアント端末20に送信する。
【0039】
CPU11は、クライアント端末20から各TBL31〜38の情報の取得要求があった場合に、要求された情報を記憶部17から読み出し、クライアント端末20に送信する。
【0040】
クライアント端末20は、医用情報管理サーバ10から取得した画像ファイル30に基づいて医用画像を表示させ、当該医用画像の読影を行うための装置であって、PC(Personal Computer)等から構成される。
【0041】
図8に、クライアント端末20の機能的構成を示す。図8に示すように、クライアント端末20は、CPU21、操作部22、表示部23、通信部24、ROM25、RAM26、記憶部27を備え、各部はバス28により接続されている。
【0042】
CPU21は、クライアント端末20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU21は、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、ROM25に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM26内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
【0043】
操作部22は、ユーザによる操作指示を受け付ける機能部である。操作部22は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU21に出力する。
【0044】
表示部23は、LCDにより構成される高精細モニタ装置であり、CPU21から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。例えば、表示部23は、読影対象となる医用画像や読影レポートを表示する。
【0045】
通信部24は、医用情報管理サーバ10等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
【0046】
ROM25は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
【0047】
RAM26は、CPU21により実行制御される各種処理において、ROM25から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0048】
記憶部27は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。
【0049】
CPU21は、通信部24を介して、医用情報管理サーバ10に対して、記憶部17に記憶されている医用画像の画像ファイル30の取得要求を送信し、医用情報管理サーバ10から医用画像の画像ファイル30を取得する。CPU21は、医用情報管理サーバ10から取得した画像ファイル30に基づいて、医用画像を表示部23に表示させる。
【0050】
CPU21は、読影対象の医用画像に対する複数の読影レポートを医用情報管理サーバ10から取得し、複数の読影レポートのそれぞれを含む各読影レポート画面をタブにより切り替え可能に表示部23に表示させる。
この際、CPU21は、読影対象の医用画像に対する複数の読影段階毎の読影状態を医用情報管理サーバ10から取得する。また、CPU21は、読影レポート作成システム100を使用中であると認識されたユーザ(クライアント端末20からログイン中のユーザ)に対応する複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無を医用情報管理サーバ10から取得する。CPU21は、複数の読影段階毎の読影状態及び読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する。そして、CPU21は、選択された読影段階の読影レポート画面を初期画面として表示部23に表示させる。
【0051】
次に、動作について説明する。
図9〜図11は、クライアント端末20において実行される読影レポート画面表示処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
【0052】
まず、ユーザの操作部22からの操作により、読影レポート作成システム100に対するログイン操作が行われると、CPU11により、ログインしたユーザが認識される(ステップS1)。具体的には、操作部22からユーザのログイン名が入力され、CPU21により、通信部24を介して医用情報管理サーバ10にログイン名が送信される。ログイン後は、クライアント端末20のCPU21と、医用情報管理サーバ10のCPU11とにより、ログイン名に対応するユーザLID(図7参照)のユーザが読影レポート作成システム100を使用中であることが認識されている。
【0053】
次に、CPU21により、通信部24を介して医用情報管理サーバ10に検査リストの取得要求が送信される。そして、CPU21により、医用情報管理サーバ10から検査リストが取得され、検査リスト画面が表示部23に表示される。そして、ユーザの操作部22からの操作により、読影対象検査が選択される(ステップS2)。
【0054】
次に、CPU21により、選択された検査の検査LIDに基づいて、医用情報管理サーバ10のレポートTBL35から検査LIDに対応する情報が取得される(ステップS3)。取得される情報には、検査LIDに対応するレポートLID、レポートLID毎の読影段階、読影状態、作成者ID、作成日付、作成時刻、読み取り権限グループ、書き込み権限グループが含まれる。なお、読影レポートが作成されていない読影段階については、作成者ID、作成日付、作成時刻は空欄である。取得された情報は、CPU21により、RAM26に格納される。
具体的には、CPU21により、通信部24を介して医用情報管理サーバ10に対して、検査LIDに対応する情報の取得要求が送信される。医用情報管理サーバ10では、CPU11により、記憶部17に記憶されているレポートTBL35から検査LIDに対応する情報が読み出され、通信部14を介してクライアント端末20に送信される。
【0055】
次に、CPU21により、取得されたレポートLIDに基づいて、医用情報管理サーバ10のレポートドキュメントTBL36及びレポート添付画像TBL37からレポートLIDに対応する情報が取得される(ステップS4)。取得される情報には、レポートLIDに対応するテキスト文書情報及びファイルパスが含まれる。取得された情報は、CPU21により、RAM26に格納される。
具体的には、CPU21により、通信部24を介して医用情報管理サーバ10に対して、レポートLIDに対応する情報の取得要求が送信される。医用情報管理サーバ10では、CPU11により、記憶部17に記憶されているレポートドキュメントTBL36及びレポート添付画像TBL37からレポートLIDに対応する情報が読み出され、通信部14を介してクライアント端末20に送信される。
【0056】
次に、CPU21により、表示部23に表示される画面の構築が行われる(ステップS5)。具体的には、CPU21により、読影対象となる医用画像を表示する領域や読影レポートの入力・表示領域が決定される。
【0057】
次に、CPU21により、医用情報管理サーバ10のユーザTBL38からログイン名(ユーザLID)に対応するグループが取得され、ログインユーザが技師であるか医師であるかが判断される(ステップS6)。
具体的には、CPU21により、通信部24を介して医用情報管理サーバ10に対して、ログイン名に対応するグループの取得要求が送信される。医用情報管理サーバ10では、CPU11により、記憶部17に記憶されているユーザTBL38からログイン名に対応するグループが読み出され、通信部14を介してクライアント端末20に送信される。
【0058】
ログインユーザが技師である場合には(ステップS6;技師)、CPU21により、読影対象検査が承認読影済であるか否かが判断される(ステップS7)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「承認読影」のレコードの読影状態が「読影済」であるか否かが判断される。
【0059】
読影対象検査が承認読影済でない場合には(ステップS7;NO)、CPU21により、初期画面として0次読影タブが選択される(ステップS8)。
一方、読影対象検査が承認読影済である場合には(ステップS7;YES)、CPU21により、初期画面として承認読影タブが選択される(ステップS9)。
【0060】
ステップS6において、ログインユーザが医師である場合には(ステップS6;医師)、図10に移り、CPU21により、読影対象検査の1次読影が未読影であるか否かが判断される(ステップS10)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「1次読影」のレコードの読影状態が「未読影」であるか否かが判断される。
【0061】
読影対象検査の1次読影が未読影である場合には(ステップS10;YES)、CPU21により、読影対象検査の1次読影についてログインユーザに書き込み権限があるか否かが判断される(ステップS11)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「1次読影」のレコードの書き込み権限グループに「医師」が入っているか否かが判断される。
【0062】
読影対象検査の1次読影についてログインユーザに書き込み権限がある場合には(ステップS11;YES)、CPU21により、初期画面として1次読影タブが選択される(ステップS12)。
【0063】
ステップS10において、読影対象検査の1次読影が未読影でない場合(ステップS10;NO)、又は、ステップS11において、読影対象検査の1次読影についてログインユーザに書き込み権限がない場合には(ステップS11;NO)、CPU21により、読影対象検査の1次読影が読影中、修正待又は読影済であるか否かが判断される(ステップS13)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「1次読影」のレコードの読影状態が「読影中」、「修正待」又は「読影済」であるか否かが判断される。
【0064】
読影対象検査の1次読影が読影中、修正待又は読影済である場合には(ステップS13;YES)、CPU21により、1次読影の読影レポートが、ログインユーザ本人が記載した内容であるか否かが判断される(ステップS14)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「1次読影」のレコードの作成者IDがログインユーザと一致するか否かが判断される。なお、読影段階が「1次読影」のレコードの作成者IDがログインユーザと一致する場合には、ログインユーザに1次読影の読影レポートに対する書き込み権限があることが前提となっている。
【0065】
1次読影の読影レポートが、ログインユーザ本人が記載した内容である場合には(ステップS14;YES)、CPU21により、初期画面として1次読影タブが選択される(ステップS12)。
【0066】
ステップS13において、読影対象検査の1次読影が読影中、修正待又は読影済でない場合(ステップS13;NO)、又は、ステップS14において、1次読影の読影レポートが、ログインユーザ本人が記載した内容でない場合には(ステップS14;NO)、図11に移り、CPU21により、読影対象検査の2次読影が未読影であるか否かが判断される(ステップS15)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「2次読影」のレコードの読影状態が「未読影」であるか否かが判断される。
【0067】
読影対象検査の2次読影が未読影である場合には(ステップS15;YES)、CPU21により、読影対象検査の2次読影についてログインユーザに書き込み権限があるか否かが判断される(ステップS16)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「2次読影」のレコードの書き込み権限グループに「医師」が入っているか否かが判断される。
【0068】
読影対象検査の2次読影についてログインユーザに書き込み権限がある場合には(ステップS16;YES)、CPU21により、初期画面として2次読影タブが選択される(ステップS17)。
【0069】
ステップS15において、読影対象検査の2次読影が未読影でない場合(ステップS15;NO)、又は、ステップS16において、読影対象検査の2次読影についてログインユーザに書き込み権限がない場合には(ステップS16;NO)、CPU21により、読影対象検査の2次読影が読影中、修正待又は読影済であるか否かが判断される(ステップS18)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「2次読影」のレコードの読影状態が「読影中」、「修正待」又は「読影済」であるか否かが判断される。
【0070】
読影対象検査の2次読影が読影中、修正待又は読影済である場合には(ステップS18;YES)、CPU21により、2次読影の読影レポートが、ログインユーザ本人が記載した内容であるか否かが判断される(ステップS19)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、読影段階が「2次読影」のレコードの作成者IDがログインユーザと一致するか否かが判断される。なお、読影段階が「2次読影」のレコードの作成者IDがログインユーザと一致する場合には、ログインユーザに2次読影の読影レポートに対する書き込み権限があることが前提となっている。
【0071】
2次読影の読影レポートが、ログインユーザ本人が記載した内容である場合には(ステップS19;YES)、CPU21により、初期画面として2次読影タブが選択される(ステップS17)。
【0072】
ステップS18において、読影対象検査の2次読影が読影中、修正待又は読影済でない場合(ステップS18;NO)、又は、ステップS19において、2次読影の読影レポートが、ログインユーザ本人が記載した内容でない場合には(ステップS19;NO)、CPU21により、初期画面として承認読影タブが選択される(ステップS20)。
【0073】
ステップS8、ステップS9、ステップS12、ステップS17又はステップS20の後、CPU21により、選択されたタブの読影レポート画面が初期画面として表示部23に表示される(ステップS21)。
具体的には、CPU21により、RAM26に格納されているレポートTBL35から取得された情報に基づいて、選択されたタブ(読影段階)に対応するレポートLIDが取得される。そして、CPU21により、RAM26に格納されているレポートドキュメントTBL36から取得された情報に基づいて、このレポートLIDに対応するテキスト文書情報が読み出され、読影結果が表示される。また、CPU21により、RAM26に格納されているレポート添付画像TBL37から取得された情報に基づいて、このレポートLIDに対応するファイルパスが読み出され、ファイルパスに基づいて医用情報管理サーバ10から画像ファイル30が取得され、当該画像ファイル30に基づいて医用画像が表示される。
以上で、読影レポート画面表示処理が終了する。
【0074】
図12に、読影レポート画面の例を示す。0次読影タブ41、1次読影タブ42、2次読影タブ43、承認読影タブ44が切り替え可能に表示されている。図12は、0次読影タブ41が選択され、0次読影に対応する読影レポート画面45が初期画面として表示された状態である。0次読影タブ41で選択された読影レポート画面45には、0次読影に対する読影レポート入力・表示領域46、参照画像表示領域47が含まれる。読影レポート入力・表示領域46には、レポートドキュメントTBL36から取得されたテキスト文書情報に基づいて、0次読影の読影レポートが表示される。参照画像表示領域47には、レポート添付画像TBL37から取得されたファイルパスで指定される画像ファイル30に基づいて、レポートに添付されている医用画像が表示される。
1次読影タブ42が選択された場合には、1次読影に対応する読影レポート画面が表示され、2次読影タブ43が選択された場合には、2次読影に対応する読影レポート画面が表示され、承認読影タブ44が選択された場合には、承認読影に対応する読影レポート画面が表示される。
【0075】
以上説明したように、第1の実施の形態における読影レポート作成システム100によれば、複数の読影段階毎の読影状態、及び、認識されたユーザに対応する読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面として表示する読影レポート画面を選択するので、読影レポートの作成における操作性を向上させることができる。
【0076】
なお、第1の実施の形態では、読影対象の医用画像に対する複数の読影段階毎の読影状態、及び、ユーザに対応する複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面として表示する読影レポート画面を選択する場合について説明したが、読影対象の医用画像に対する複数の読影段階毎の読影状態、又は、ユーザに対応する複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無のいずれかに基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択することとしてもよい。
【0077】
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における読影レポート作成システムは、第1の実施の形態に示した読影レポート作成システム100と同様の構成によってなるため、図1〜8を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。読影レポート画面の初期画面の選択方法については、第1の実施の形態と同様であるが、読影対象の医用画像に対する複数の読影段階毎の読影状態、又は、ユーザに対応する複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無のいずれかに基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択することとしてもよい。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0078】
CPU21は、複数の読影段階毎の読影状態、及び、複数の読影レポート毎のユーザ(作成者)に基づいて、医用画像に対する読影が終了している読影段階の読影レポート画面については、当該読影レポート画面に対応するタブに、当該読影レポート画面に表示される読影結果を入力したユーザを表示させる。
具体的には、CPU21は、読影対象検査について、医用情報管理サーバ10のレポートTBL35、ユーザTBL38から取得した情報を利用する。CPU21は、レポートTBL35から取得した情報に基づいて、読影状態が「読影済」の読影段階について、作成者IDを取得し、ユーザTBL38から取得した情報に基づいて、作成者ID(ユーザLID)に対応するユーザ名(ログイン名)を取得する。そして、CPU21は、各読影段階に対応するタブに、各タブの読影結果を入力したユーザ名を表示させる。
【0079】
図13に、2次読影まで終了した読影レポート画面の例を示す。0次読影タブ51には、0次読影の読影レポートの作成者のユーザ名が「tanaka」と表示され、1次読影タブ52には、1次読影の読影レポートの作成者のユーザ名が「yamada」と表示され、2次読影タブ53には、2次読影の読影レポートの作成者のユーザ名が「hayashi」と表示されている。
【0080】
以上説明したように、第2の実施の形態における読影レポート作成システムによれば、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、各読影レポート画面に対応するタブに、各読影レポート画面の作成者を表示することができる。そのため、ユーザは、各読影レポート画面の作成者を把握することが容易になる。
【0081】
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態における読影レポート作成システムは、第1の実施の形態に示した読影レポート作成システム100と同様の構成によってなるため、図1〜8を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。読影レポート画面の初期画面の選択方法については、読影が最終段階まで終了している場合を除き、第1の実施の形態と同様であるが、読影対象の医用画像に対する複数の読影段階毎の読影状態、又は、ユーザに対応する複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無のいずれかに基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択することとしてもよい。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0082】
CPU21は、読影対象検査に対応する複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、医用画像に対する読影が最終段階まで終了している場合には、最終段階の読影レポート画面のみを表示させ、他の読影段階の読影レポート画面を選択するためのタブを非表示とする。
具体的には、CPU21は、読影対象検査について、医用情報管理サーバ10のレポートTBL35から取得した情報に基づいて、読影段階が「承認読影」のレコードの読影状態が「読影済」であるか否かを判断する。そして、CPU21は、読影段階が「承認読影」のレコードの読影状態が「読影済」である場合には、承認読影に対応する読影レポート画面のみを表示させ、0次読影、1次読影、2次読影に対応する読影レポート画面を選択するためのタブを非表示とする。
【0083】
なお、最終段階の読影レポート画面のみを表示さる際に、第2の実施の形態と同様に、最終段階の読影レポート画面に対応するタブに、最終段階の読影レポート画面に表示される読影結果を入力したユーザ名を表示させることとしてもよい。
【0084】
図14に、承認読影まで終了した読影レポート画面の例を示す。承認読影タブ61のみが表示されており、それ以前の読影段階に対応する読影レポート画面は参照できないようになっている。また、承認読影タブ61には、承認読影の読影レポートの作成者のユーザ名が「takeda」と表示されている。
【0085】
以上説明したように、第3の実施の形態における読影レポート作成システムによれば、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、最終段階以外の読影レポート画面を選択するためのタブを非表示とするので、承認読影まで終了した検査画像に対して、採用されなかった読影レポートをユーザが見ることを防止できる。そのため、誤診を防ぐことができる。
【0086】
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る読影レポート作成システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0087】
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
【符号の説明】
【0088】
10 医用情報管理サーバ
11 CPU
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 ROM
16 RAM
17 記憶部
18 バス
20 クライアント端末
21 CPU
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 ROM
26 RAM
27 記憶部
28 バス
30 画像ファイル
31 患者TBL
32 検査TBL
33 シリーズTBL
34 画像TBL
35 レポートTBL
36 レポートドキュメントTBL
37 レポート添付画像TBL
38 ユーザTBL
100 読影レポート作成システム
N ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医用画像に対して複数の読影段階毎にそれぞれ異なるユーザにより入力される読影結果を示す複数の読影レポートを作成するための読影レポート作成システムであって、
前記複数の読影段階毎の読影状態を記憶する読影状態記憶手段と、
前記複数の読影段階毎に作成される前記複数の読影レポートを記憶する読影レポート記憶手段と、
前記読影レポート記憶手段に記憶されている複数の読影レポートのそれぞれを含む各読影レポート画面をタブにより切り替え可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する選択手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記選択手段により選択された読影段階の読影レポート画面を初期画面として前記表示手段に表示させる、
読影レポート作成システム。
【請求項2】
当該読影レポート作成システムのユーザを認識する認識手段と、
ユーザ毎に前記複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無を記憶する権限記憶手段と、
を備え、
前記選択手段は、さらに、前記権限記憶手段から前記認識されたユーザに対応する前記複数の読影段階における読影レポートの作成権限の有無を取得し、当該読影レポートの作成権限の有無に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する、
請求項1に記載の読影レポート作成システム。
【請求項3】
前記複数の読影レポート毎に読影結果を入力したユーザを記憶する作成者記憶手段を備え、
前記表示制御手段は、前記読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態、及び、前記作成者記憶手段に記憶されている前記複数の読影レポート毎の読影結果を入力したユーザに基づいて、前記医用画像に対する読影が終了している読影段階の読影レポート画面については、当該読影レポート画面に対応するタブに、当該読影レポート画面に表示される読影結果を入力したユーザを表示させる、
請求項1又は2に記載の読影レポート作成システム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、前記医用画像に対する読影が最終段階まで終了している場合には、最終段階の読影レポート画面のみを表示させ、他の読影段階の読影レポート画面を選択するためのタブを非表示とする、
請求項1から3のいずれか一項に記載の読影レポート作成システム。
【請求項5】
医用画像に対して複数の読影段階毎にそれぞれ異なるユーザにより入力される読影結果を示す複数の読影レポートを作成する際の読影レポート表示方法であって、
読影レポート記憶手段に記憶されている、前記複数の読影段階毎に作成される複数の読影レポートのそれぞれを含む各読影レポート画面をタブにより切り替え可能に表示手段に表示させる表示制御工程を含み、
読影状態記憶手段に記憶されている複数の読影段階毎の読影状態に基づいて、初期画面としていずれの読影段階の読影レポート画面を表示するかを選択する選択工程をさらに含み、
前記表示制御工程では、前記選択工程において選択された読影段階の読影レポート画面を初期画面として前記表示手段に表示させる、
読影レポート表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−198732(P2012−198732A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−61890(P2011−61890)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(303000420)コニカミノルタエムジー株式会社 (2,950)
【Fターム(参考)】