説明

課金システム、電話機、サービス管理システム、課金方法及びプログラム

【課題】電話機から発呼時に送信された課金先電話番号に通話料金を課金する課金システムにおいて、利用者の指示により、課金先電話番号への課金を制限できるようにする。
【解決手段】利用者管理データベース(DB)406には、利用者毎に、課金先電話番号とこの課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録されている。この利用停止フラグの内容は、サービス管理システム402が開設しているホームページを利用して利用者が自由に変更することができる。利用者が訪問先等の電話機を借りる場合、発呼時に課金先電話番号をサービス管理システム402へ送信する。サービス管理システム402は、課金先電話番号が送られてくると、利用者管理DB406を参照し、上記課金先電話番号に対応付けて登録されている利用停止フラグを参照する。そして、上記フラグが利用停止を示している場合は、課金先電話番号への課金を制限する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定電話機や携帯電話機などの電話機から発呼時に送信された課金先電話番号に、上記発呼に関する通話料金を課金する課金技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電話機を利用して通話を行った場合、その通話料金は、通常発呼側電話機に課金される。このため、訪問先などにおいて、電話機を借りて通話を行った場合、その電話機の所有者(電話機の名義人)に通話料金が課金されてしまい、電話機の所有者に経済的な負担をかけてしまう。訪問先において、利用者が所有している携帯電話機を使用すれば、このような問題は生じないが、情報セキュリティの重要性が問題になっている昨今、携帯電話機の持ち込みが制限される場合もあり、このような場合、やはり訪問先などの電話機を借りなければならず、電話機の所有者に経済的な負担をかけてしまう。
【0003】
そこで、このような問題点を解決するため、発呼側電話機ではなく、発呼時に電話機から送信されてきた課金先電話番号に課金を行う利用者課金サービスが従来から提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
【0004】
特許文献1、2、3に記載されている従来の技術では、発呼時に電話機から交換機へ、課金先電話番号と、利用者課金サービスを利用するための特殊電話番号と、暗証番号と、通話相手の電話番号とを送信し、交換機側では、特殊電話番号が送られてきた場合、上記暗証番号と課金先電話番号とに基づいて利用者課金サービスを利用可能な利用者であるか否かを認証し、認証に成功した場合、発呼側電話機と着呼側電話機とを接続し、通話終了後に、上記課金先電話番号に課金するようにしている。
【0005】
【特許文献1】特開昭57−23358号公報
【特許文献2】特開平3−280779号公報
【特許文献3】特開平4−51649号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来の技術によれば、発呼側電話機ではなく、発呼時に電話機から送られてきた課金先電話番号に通話料金を課金することができるので、訪問先などにおいて電話機を借りて通話を行った場合であっても、電話機の所有者に経済的な負担をかけることがなくなる。
【0007】
しかしながら、上述した従来の技術は、課金先電話番号と暗証番号を知っている正当な利用者であれば、無制限に利用者課金サービスを利用することができるため、課金先電話番号に対する課金金額が非常に高額になってしまう場合があるという問題がある。
【0008】
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、利用者の指示により、課金先電話番号に対する課金を制限できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明にかかる第1の課金システムは、
電話機が発呼時に送信した課金先電話番号に、前記発呼に関する通話料金を課金する課金システムにおいて、
利用者毎に、課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースと、
利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明にかかる第2の課金システムは、第1の課金システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とする。
【0011】
本発明にかかる第3の課金システムは、第2の課金システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記電話機が、発呼時に利用者識別子を送信し、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とする。
【0012】
本発明にかかる第4の課金システムは、第1の課金システムにおいて、
前記変更手段が、前記利用者の利用者端末装置から送られてきたログインID及びパスワードに基づいて認証を行い、認証に成功した場合、前記利用者端末装置から送られてきた指示に従って、前記利用停止フラグの内容を変更することを特徴とする。
【0013】
本発明にかかる第5の課金システムは、第1、2、3または4の何れかの課金システムにおいて、
前記電話機が、課金先を発呼時に送信した課金先電話番号にする利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明にかかる第1の電話機は、
課金先を発呼時に送信した課金先電話番号にする利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明にかかる第2の電話機は、第1の電話機において、
前記表示手段が、利用者課金サービスの利用を要求する利用者課金識別情報が発生したことを検出したとき、その表示状態を利用者課金サービスを利用していることを示すものに変更することを特徴とする。
【0016】
本発明にかかる第1のサービス管理システムは、
利用者毎に、発呼時に電話機から送信される課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースと、
利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
本発明にかかる第2のサービス管理システムは、第1のサービス管理システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とする。
【0018】
本発明にかかる第3のサービス管理システムは、第2のサービス管理システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、発呼時に電話機から送信される利用者識別子の内の、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とする。
【0019】
本発明にかかる第1の課金方法は、
電話機が発呼時に送信した課金先電話番号に、前記発呼に関する通話料金を課金する課金方法において、
利用者毎に、課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースを設け、
変更手段が、利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更することを特徴とする。
【0020】
本発明にかかる第2の課金方法は、第1の課金方法において、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とする。
【0021】
本発明にかかる第3の課金方法は、第2の課金方法において、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、発呼時に電話機から送信される利用者識別情報の内の、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とする。
【0022】
本発明にかかる第1のプログラムは、
利用者毎に、発呼時に電話機から送信される課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースを備えたコンピュータを、
利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更する変更手段として機能させる。
【0023】
本発明にかかる第2のプログラムは、第1のプログラムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とする。
【0024】
本発明にかかる第3のプログラムは、第2のプログラムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、発呼時に電話機から送信される利用者識別情報の内の、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とする。
【0025】
〔作用〕
利用者管理データベースに登録されている利用停止フラグにより、課金先電話番号への課金を制限するか否かを制御することができる。また、上記利用停止フラグの内容は、利用者が、変更手段に指示を出すことにより、自由に変更することができる。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、利用者の指示により、課金先電話番号への課金を制限することが可能になり、その結果、課金先電話番号に対する課金金額が非常に高額になってしまうという事態の発生を防止することが可能になる。その理由は、利用者毎に課金先電話番号と、この課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグが登録された利用者管理データベースを備えると共に、利用者からの指示に従って利用停止フラグの内容を変更する変更手段を備えているからである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
〔第1の実施の形態の構成の説明〕
図1を参照すると本発明にかかる課金システムの第1の実施の形態は、電話機500、530と電話サービス会社400のサービス管理システム402とが電話回線網300を介して接続されている。
【0029】
電話機500は、利用者が発呼時にダイヤルした課金先電話番号に通話料金を課金する利用者課金サービスを利用可能な電話機である。この電話機500には、利用者課金サービスを利用する状態か否かを切り替えるための切り替えボタン503と、利用者課金サービスを利用しているか否かを表示するLED等の課金状態表示部504と、ナンバーディスプレイ等の表示に使用されるメッセージ表示部505と、送受話器506と、0〜9の数字キー、#キー、*キーなどを含むテンキー部507とが設けられている。なお、本実施の形態では、LED等によって実現される課金状態表示部504を用いて利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示するようにしたが、メッセージ表示部505を有する電話機であれば、課金状態表示部504を設けず、メッセージ表示部505に、利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示させることもできる。
【0030】
図2は、電話機500の内部構成例を示すブロック図であり、内部に設けられている制御部516は、特殊電話番号生成部511と、ダイヤル信号発生部512と、特殊電話番号検出部513と、フック検出部514と、表示駆動回路515とを備えている。
【0031】
特殊電話番号生成部511は、切り替えボタン503が押下されたとき、利用者課金サービスの利用を要求するための特殊電話番号を生成する。本実施の形態では、特殊電話番号を例えば「0099」とする。
【0032】
ダイヤル信号発生部512は、特殊電話番号生成部511が生成した特殊電話番号に対応するダイヤル信号を信号線502を介して電話回線網300へ送信すると共に、テンキー部507のキーが押下されたとき、押下されたキーに対応するダイヤル信号を信号線502を介して電話回線網300へ送信する。
【0033】
特殊電話番号検出部513は、ダイヤル信号発生部512から送信される特殊電話番号を検出する。
【0034】
フック検出部514は、送受話器506のオンフック及びオフフックを検出する。
【0035】
表示駆動回路515は、特殊電話番号検出部513によって特殊電話番号が検出されたとき、課金状態表示部504を駆動して、利用者課金サービスを利用している状態であることを表示させ(例えば、LEDを点灯させる)、フック検出部514が送受話器506のオンフックを検出したとき、課金状態表示部504の駆動を停止する。
【0036】
制御部516内の特殊電話番号生成部511、ダイヤル信号発生部512、特殊電話番号検出部513、フック検出部514は、コンピュータ(CPU)によって実現可能であり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータを特殊電話番号生成部511、ダイヤル信号発生部512、特殊電話番号検出部513、フック検出部514として機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、特殊電話番号生成部511、ダイヤル信号発生部512、特殊電話番号検出部513、フック検出部514を実現する。
【0037】
また、本実施の形態では、法人100の管理者103が利用しているパーソナルコンピュータ(PC)等の法人管理端末装置102と、個人サービス利用者201が利用しているPC等の個人利用者端末装置202と、サービス管理システム402と、複数のサービス会社窓口410〜412とがインターネット900を介して接続されている。サービス会社窓口410〜412には、図示を省略したが、PC等の端末装置(窓口端末装置)が設けられており、各窓口端末装置は、インターネット900を介してサービス管理システム402に接続されている。なお、インターネット900を介して接続する代わりに、電話サービス会社400内の専用ネットワークを介して接続するようにしても構わない。
【0038】
電話サービス会社400には各サービスを管理するサービス管理システム402が設置されており、その配下には、利用者課金サービスを利用している各利用者の利用者情報を管理する利用者管理データベース(DB)406と、課金情報を管理する課金DB413とが設けられている。なお、利用者管理DB406には、法人サービス利用者101の利用者情報を管理する法人利用者管理DB404と、個人サービス利用者201の利用者情報を管理する個人利用者管理DB405とが設けられている。
【0039】
サービス管理システム402は、主要な機能として次のような機能を備えている。
【0040】
・電話機500から発呼時に特殊電話番号と通話相手の電話番号(接続先電話番号)が送られてきたとき、課金先電話番号の入力を促すメッセージを電話機500に送信する。
・上記メッセージに応答して電話機500から課金先電話番号が送られてきたとき、利用者管理DB406の利用禁止フラグ欄、利用停止フラグ欄、サービス利用禁止者欄の内容に基づいて、利用者課金サービスを利用可能か否かを判断する。
・利用不可能である場合は、そのことを示すメッセージを電話機に送信し、利用可能である場合は、暗証番号の入力を促すメッセージを電話機500へ送信する。
・上記メッセージに応答して電話機500から送られてきた暗証番号が正しいか否かを判定する。
・暗証番号が正しくない場合は、利用者課金サービスを利用できないことを示すメッセージを電話機500へ送信し、暗証番号が正しい場合は、通話相手の電話機と電話機500とを接続する。
・通話終了後、課金DB413に課金情報を登録する。その際、課金先は、電話機500から送られてきている課金先電話番号とする。
・管理者103や個人サービス利用者201からの指示に従って、利用者管理DB406に登録されている利用停止フラグの内容を変更する。
・管理者103からの指示に従って、利用者管理DB406のサービス利用禁止者欄に社員管理番号を追加或いは削除する。
・電話サービス会社400の担当者からの指示に従って、利用禁止フラグの内容を変更する。より具体的には、サービス会社窓口410〜412に配置されている窓口端末装置から、変更対象にする利用禁止フラグを特定する情報および変更後の内容を含んだ利用禁止フラグ変更指示が送られてきたとき、その指示に従って、利用禁止フラグの内容を変更する。
【0041】
このような機能を有するサービス管理システム402は、コンピュータによって実現可能であり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータに上記機能を持たせるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に上記機能を実現する。
【0042】
図3(A)、(B)は、それぞれ法人利用者管理DB404、個人利用者管理DB405の構成例を示す図である。
【0043】
法人利用者管理DB404は、同図(A)に示すように、利用者課金サービスを利用する際の課金先電話番号が登録される「電話番号欄」と、正規の利用者であるか否かを認証するための暗証番号が登録される「法人暗証番号欄」と、法人名が登録される「法人名欄」と、電話サービス会社400が料金滞納等の理由により利用者課金サービスの利用を禁止するために利用する利用禁止フラグが登録される「利用禁止フラグ欄」と、法人100の管理者103が一時的に利用者課金サービスの利用を制限するために利用する利用停止フラグが登録される「利用停止フラグ欄」と、法人100内に利用者課金サービスを利用禁止されている利用者がいるかどうかを示すサービス利用禁止者有無フラグが登録される「サービス利用禁止者有無フラグ欄」と、利用者課金サービスの利用を禁止する社員の社員管理番号が登録される「サービス利用禁止者欄」とから構成されている。なお、電話番号欄に登録する課金先電話番号は、固定電話機の電話番号でも、携帯電話機の電話番号であっても構わない。また、サービス利用禁止者有無フラグ欄を設けているのは、社内の不正利用の常習者、暗証番号を記憶している可能性のある退職者などの利用に制限をかけるためである。
【0044】
個人利用者管理DB405は、同図(B)に示すように、利用者課金サービスを利用する際の課金先電話番号が登録される「電話番号欄」と、正規の利用者であるか否かを認証するための暗証番号が登録される「個人暗証番号欄」と、利用名が登録される「利用者名欄」と、電話サービス会社400が料金滞納等の理由により利用者課金サービスの利用を禁止するために利用する利用禁止フラグが登録される「利用禁止フラグ欄」と、個人サービス利用者201が一時的に利用者課金サービスの利用を制限するために利用する利用停止フラグが登録される「利用停止フラグ欄」とから構成されている。なお、電話番号欄に登録する課金先電話番号は、固定電話機の電話番号であっても、携帯電話機の電話番号であっても構わない。
【0045】
利用者課金サービスを利用する法人100にいる、法人サービス利用者101の管理を行う管理者103は、それぞれ社員管理番号を有する社内の複数の法人サービス利用者101(単にサービス利用者101と記す場合もある)の登録、サービス利用者101がサービスを利用することの許可、不許可を管理している。また、法人のサービス利用者101にはそれぞれ異なる社員管理番号が付与され、法人の管理者103は、サービス利用者101の利用状況を管理したり、利用者課金サービスを利用することの許可、不許可を管理するため社員管理番号を利用する。
【0046】
利用者課金サービスを利用する法人100にいる管理者103が、サービスの申し込みを電話サービス会社400のサービス会社窓口410〜412を介して行うか、または、電話サービス会社400が公開しているホームページでネットワークを介して行う。この時に、暗証番号を変更する、サービスの利用を一時的に停止する、サービス利用禁止者欄を変更する、等といった電話サービス会社400の利用者管理DB406にアクセスする際に使用するログインID及びパスワードと、利用者課金サービスを利用する際に使用する暗証番号が電話サービス会社400から受け付け完了と共に与えられる。
【0047】
このログインIDとパスワードとを使用して、先の利用者管理DB406にアクセスし、暗証番号の変更、サービスの一時的な停止・開始(利用停止フラグの内容変更)、サービス利用禁止者の登録や削除を随意に行うことができる。これらの操作は、法人100の管理者103、個人サービス利用者201を問わず、利用者として登録された者であれば実施することができる。
【0048】
電話サービス会社400に複数あるサービス会社窓口410〜412では、顧客からの問い合わせに応答したり、サービスの申し込みを受け付けたりする。また、通常はサービス利用者がインターネット900経由で行う前述の変更作業についても、利用者が必要な書式の申込書を提出したことを条件にして代行する。
【0049】
利用者課金サービスを個人で利用する個人サービス利用者201は、任意のサービス会社窓口(例えば、サービス会社窓口411)を訪れ、必要な手続きを行ってサービスを申し込む。法人の管理者103が申し込んだ時と同様に、電話サービス会社400の利用者管理DBをアクセスするログインID及びパスワードと、利用者課金サービスの利用に使用する暗証番号とが電話サービス会社400から与えられる。
【0050】
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0051】
先ず、電話機500の動作を説明する。利用者は、利用者課金サービスを利用して通話を行う場合、先ず、送受話器506をオフフックし、次いで、切り替えボタン503を押下し、その後、テンキー部507を用いて接続先電話番号を入力する。特殊電話番号生成部511は、切り替えボタン503が押下されると、利用者課金サービスの利用を要求するための特殊電話番号を生成し、ダイヤル信号発生部512は、生成された特殊電話番号に対応するダイヤル信号を信号線502を介して電話回線網300へ送信する。ここで、特殊電話番号は、フリーダイヤルを意味する「0120」や、遠距離通話を行う際の中継電話会社を選択する「0033」、「0038」等と同様に、所定のサービスを要求するための電話番号であり、本実施の形態では、利用者課金サービスの利用を要求する特殊電話番号として、例えば、「0099」が割り当てられている。特殊電話番号検出部513は、ダイヤル信号発生部512から特殊電話番号が送信されたことを検出すると、表示駆動回路515に対して駆動指示を入力し、これにより、表示駆動回路515は、課金状態表示部504の表示を、利用者課金サービスを利用中であることを示すものにする(例えば、LEDを点灯)。また、ダイヤル信号発生部512は、テンキー部507から接続先電話番号が入力されると、その番号に対応するダイヤル信号を信号線502を介して電話回線網300へ送信する。
【0052】
利用者は、通話相手との間に回線が確立すると、通話を行い、通話終了後、送受話器506をオンフックする。フック検出部514は、オンフックを検出すると、表示駆動回路515に対して停止指示を入力し、これにより、表示駆動回路515は、課金状態表示部504の表示を、利用者課金サービスを利用していないことを示すものにする(例えば、LEDを消灯)。以上が、電話機500の動作である。
【0053】
次に、図4〜図7のフローチャートを参照して、電話機500の利用者が利用者課金サービスを利用せずに通話を行う場合の動作、及び利用者課金サービスを利用して通話を行う場合の動作を説明する。
【0054】
先ず、利用者課金サービスを利用せずに、通常の使い方で通話を行う場合の動作について説明する。この場合、利用者は、先ず、送受話器506をオフフックし、その後、切り替えボタン503を押下せずに、直ちにテンキー部507を用いて接続先電話番号を入力する(図4のステップS101、S102、S103がN、S109)。これにより、電話機500から電話回線網300を介してサービス管理システム402へ接続先電話番号が送られる。
【0055】
サービス管理システム402は、接続先電話番号が送られてくると、その電話番号が現在利用されている電話番号か否かを調べる(ステップS110)。そして、現在利用されていない電話番号である場合(ステップS110がN)は、「この番号は現在利用されておりません。」等のメッセージを電話機500へ送信し、ダイヤルした接続先電話番号が現在利用されていないことを利用者に通知する(ステップS115)。このメッセージを聞いた利用者は、送受話器506をオンフックする(ステップS116)。これに対して、接続先電話番号が現在利用されている電話番号である場合(ステップS110がY)は、電話機500と通話相手の電話機とを接続する(ステップS111)。これにより、利用者は通話相手と通話を行い、通話が終了すると、送受話器506をオンフックする(ステップS112、S113)。これにより、サービス管理システム402は、発呼元の電話機500に課金を行うため、課金DB413に課金情報を登録する(ステップS114)。
【0056】
次に、利用者が利用者課金サービスを利用して通話を行う場合、すなわち利用者課金モードで通話を行う場合の動作を説明する。この場合、利用者は、先ず、送受話器506をオフフックし、次いで切り替えボタン503を押下し、その後、テンキー部507を用いて接続先電話番号を入力する(ステップS101、S102、S103がY、S104、S105)。切り替えボタン503が押下されると、利用者課金サービスの利用を要求する特殊電話番号が電話機500からサービス管理システム402へ送信されると共に、課金状態表示部504の表示が、利用者課金モードで通話が行われていることを示す状態になる(ステップS104)。また、接続先電話番号が入力されると、この電話番号が電話機500からサービス管理システム402へ送信される。
【0057】
サービス管理システム402は、電話機500から特殊電話番号と接続先電話番号とが送られてくると、接続先電話番号が現在利用されているか否かを調べる(ステップS106)。そして、利用されていない場合(ステップS106がN)は、前述したステップS115の処理を行う。これに対して、利用されている場合(ステップS106がY)は、「課金先電話番号を入力して下さい。」等の課金先電話番号の入力を促すメッセージを電話機500へ送信する(ステップS107)。ここで、ステップS107において、「お客様は利用者に課金するサービスを利用しようとしております。」というメッセージを付加することで、利用者に誤った操作を行ったことに気付かせることができる。つまり、利用者が誤って課金切換ボタン503に触れて特殊電話番号を送信してしまった時には、上記応答メッセージの内容から、容易に誤操作を行ったと判断できる。
【0058】
上記したメッセージを聞いた利用者は、テンキー部507から課金先電話番号を入力する(ステップS108)。これにより、電話機500からサービス管理システム402へ課金先電話番号が送信される。
【0059】
サービス管理システム402は、電話機500から課金先電話番号が送られてくると、利用者管理DB406に上記課金先電話番号が登録されているか否かを調べる(図5のステップS117)。そして、登録されていない場合(ステップS117がN)は、「このサービスはご利用になれません。」等のメッセージを電話機500へ流す(図6のステップS152)。このメッセージを聞いた利用者は、送受話器506をオンフックし、これにより、課金状態表示部504の表示が、利用者課金サービスを利用していないことを示すものとなる(ステップS153)。
【0060】
これに対して、電話機500から送られてきた課金先電話番号が利用者管理DB406に登録されている場合(図5のステップS117がY)は、サービス管理システム402は、サービス提供者(電話サービス会社400)が利用者課金サービスの利用を許可しているか否かを、上記課金先電話番号と対応付けて利用者管理DB406に登録されている利用禁止フラグに基づいて判断する(ステップS118)。そして、利用者課金サービスの利用が禁止されていると判断した場合(ステップS118がN)は、前述したステップS152の処理を行う。これに対して、利用者課金サービスの利用が許可されている場合(ステップS118がY)は、利用者によって利用者課金サービスの利用を停止すること、即ち課金先電話番号への課金を停止することが指示されているか否かを、上記課金先電話番号に対応付けて利用管理DB406に登録されている利用停止フラグに基づいて判断する(ステップS119)。
【0061】
そして、利用停止が指示されている場合(ステップS119がY)は、前述したステップS152の処理を行う。これに対して、利用停止が指示されていない場合(ステップS119がN)は、電話機500を利用している利用者が個人サービス利用者か法人サービス利用者かを判断する(ステップS120)。即ち、利用者が入力した課金先電話番号が、法人利用者管理DB404に登録されていれば、法人サービス利用者と判断し、個人利用者管理DB405に登録されていれば、個人サービス利用者と判断する。
【0062】
そして、個人サービス利用者と判断した場合(ステップS120がY)は、暗証番号、暗証番号の入力終了を意味する“#”符号の入力を促す「暗証番号を入力して、最後に#を押して下さい。」といったメッセージを電話機500へ送信する(ステップS121)。
【0063】
このメッセージを聞いた電話機500の利用者は、テンキー部507から暗証番号及び#を入力する(ステップS122)。
【0064】
サービス管理システム402は、電話機500から暗証番号が送られてくると、利用者管理DB406に登録されている該当する暗証番号と照合することにより、正しい暗証番号が入力されたか否かを判断する(ステップS123)。
【0065】
そして、正しい暗証番号が入力された場合(ステップS123がY)は、、接続先電話番号に接続する(図6のステップS140)。これにより、利用者は通話相手と通話を行い(ステップS141)、通話の終了後、送受話器506をオンフックする(ステップS142)。これにより、電話機500においては、課金状態表示部504の表示が、利用者課金サービスを利用していないことを示すものになる(ステップS143)。一方、サービス管理システム402では、電話機500から送られてきた課金先電話番号に通話料金を課金する処理が行われる(ステップS144)。
【0066】
これに対して、暗証番号の入力が正しくなければ(ステップS123がN)、再度、暗証番号の入力を促すメッセージを送信し(ステップS124がN、S121)、利用者は再度の入力を試みる(ステップS122)。正しくない入力が繰り返された時、サービス管理システム402は、試行回数を計数し、閾値(例えば3回)の超過を検出すると(ステップS124がY)、第三者による不正利用と判断し、利用停止フラグの内容を利用停止を示すものに変更し(図6のステップS151)、利用者課金サービスを利用ができないようにすると共に、「サービスを利用できない。」旨のメッセージを流す(ステップS152)。
【0067】
続いて、利用者が法人サービス利用者の場合について説明する。図5のステップS120で、利用者が法人サービス利用者であると判断すると、サービス管理システム402は、個人サービス利用者同様に「暗証番号、暗証番号の入力終了を意味する“#”符号」の入力を促すメッセージを送信し(ステップS130)、利用者は「暗証番号、#」を入力する(ステップS131)。
【0068】
サービス管理システム402は、電話機500から暗証番号が送られてくると、正しい暗証番号が入力されたか否かを判断する(ステップS132)。そして、正しい暗証番号が入力されなかった場合(ステップS132がN、S133がN)は、再試行を試みるよう指示するが(ステップS130)、再試行の試行回数を計数し、閾値(例えば3回)の超過を検出すると(ステップS133がY)、第三者による不正利用と判断し、前述したステップS151の処理を行う。
【0069】
これに対して、正しい暗証番号が入力された場合(ステップS132がY)は、社員管理番号及びその入力終了を意味する#の入力を促す「法人サービス利用者です。社員管理番号を入力して、最後に#を1回入力して下さい。」といったメッセージを送信し(図6のステップS134)、このメッセージに応答して利用者は、テンキー部507から社員管理番号及び#を入力する(ステップS135)。
【0070】
そして、電話機500から社員管理番号が送られてくると、サービス管理システム402は、送られてきた社員管理番号の正当性をチェックする(ステップS136)。社員管理番号の正当性のチェックは、例えば、桁数、最小の社員管理番号、最大の管理番号を利用者管理DB406に登録しておき、送られてきた社員管理番号がその範囲内にあるか否かを調べることにより行う。
【0071】
そして、社員管理番号が正当なものではないと判断した場合(ステップS136がN)は、再度、社員管理番号の入力を促すメッセージを電話機500へ送信し(ステップS134)、これに応答して利用者は再度の入力を試みる(ステップS135)。サービス管理システム402は、正しくない入力が繰り返された時、試行回数を計数し(ステップS137)、閾値(例えば3回)の超過を検出すると(ステップS137がY)、「サービスを利用できない。」旨のメッセージを流す(ステップS152)。
【0072】
これに対して、社員管理番号が正当なものであると判断した場合(ステップS136がY)は、サービス管理システム402は、利用者管理DB406に登録されているサービス利用禁止者有無フラグが「有」になっているか否かを判断する(図7のステップS161)。
【0073】
そして、「無」になっている場合(ステップS161がN)には、電話機500を接続先電話番号に接続する(ステップS164)。接続先電話番号に接続されると、利用者は通話を行い(ステップS165)、通話終了後、送受話器506をオンフックする(ステップS166)。これにより、電話機500においては、課金状態表示部504の表示が、利用者課金サービスを利用していないことを示すものになる(ステップS167)。一方、サービス管理システム402では、電話機500から送られてきている課金先電話番号に通話料金を課金する処理が行われる(ステップS168)。
【0074】
これに対して、サービス利用禁止者有無フラグが「有」になっている場合(ステップS161がY)は、サービス管理システム402は、法人利用者管理DB404のサービス利用禁止者欄に登録されている社員管理番号と電話機500から送られてきた社員管理番号とを照合する(ステップS162)。そして、法人利用者管理DB404のサービス利用禁止者欄に登録されている社員管理番号の中に、電話機500から送られてきた社員管理番号と同一の社員管理番号が存在する場合(ステップS163)は、前述したステップS152の処理を行う。これに対して、同一の社員管理番号が存在しない場合(ステップS163がN)は、前述したステップS164の処理を行う。
【0075】
次に、図8のシーケンスチャートを参照して、利用者課金サービスの申し込み時の動作も含めた動作を説明する。
【0076】
まず、利用者課金サービスの利用を希望する利用者は、最寄りの電話サービス会社窓口410〜412やインターネット900を介してサービスの申し込みを行う(ステップS1)。
【0077】
次に、電話サービス会社400は、申し込みのあった利用者の審査(料金未払い、不正使用等の履歴)を行い、問題が無ければ図3に示すような個人情報、あるいは、法人の情報を利用者管理DB406に登録する(ステップS2)。
【0078】
電話サービス会社400は、登録の完了を確認し(ステップS3)、受け付け完了、利用開始ができることを利用者に回答すると共に、本サービス利用時の利用者認証を行うための暗証番号と、利用者管理DB406の一部を変更する際に、電話サービス会社400のサービス管理システム402にアクセスするためのログインID及びパスワードとを利用者に提供する(ステップS4)。
【0079】
利用者課金サービスの申し込み完了後、利用者は、訪問先などで顧客の電話機を借りたい場合、利用者課金サービスを利用して通話をさせて頂きたい旨を顧客に説明し、電話機の使用許可を求める(ステップS5)。
【0080】
顧客から使用許可があれば(ステップS6)、切り替えボタン503を押下し、更に、接続先電話番号をダイヤルする(ステップS7)。その後、課金状態表示部504の表示が、利用者課金モードになっていることを顧客に確認してもらう(ステップS8)。
【0081】
次に、電話サービス会社400のサービス管理システム402は、接続先電話番号が現在利用されているか否かを確認する(ステップS9)。そして、利用されていない場合は「現在利用されていない電話番号である。」旨のメッセージを流し、利用されている場合は、課金先電話番号の入力を求めるメッセージを流す(ステップS10)。
【0082】
利用者は課金先電話番号を入力し(ステップS11)、サービス管理システム402は、利用者管理DB406に登録されている利用禁止フラグ、利用停止フラグに基づいて、利用者課金サービスを利用できるか否かを判断し、利用できない場合は「本サービスを使用できない。」旨のメッセージを流し、利用できる場合は、暗証番号の入力を求めるメッセージを流す(ステップS12)。
【0083】
利用者は暗証番号の入力を行い(ステップS13)、電話サービス会社のサービス管理システム402は、利用者管理DB406に登録されている暗証番号と照合し(ステップ14)、不一致の場合は「本サービスを使用できない。」旨のメッセージを流し、一致している場合は、社員管理番号の入力を促すメッセージを流す(ステップS15)。
【0084】
利用者は、社員管理番号の入力を行い(ステップS16)、サービス会社400のサービス管理システム402は、入力された社員管理番号と利用者管理DB406のサービス利用禁止者欄に登録されている社員管理番号と照合し(ステップS17)、サービス利用禁止対象者であれば「本サービスを使用できない。」旨のメッセージを流し(ステップS18)、サービス利用禁止対象者でなければ接続先電話番号に接続する(ステップS19)。
【0085】
連絡先電話番号に接続されたら、利用者は通話相手と通話を開始し(ステップS20、S21)、通話を終了後、送受話器506をオンフックする(ステップS22)。
【0086】
電話サービス会社400のサービス管理システム402は通話の終了を検出すると、課金DB413に通話時間などを含む課金情報を登録する(ステップS23)。その後、月末などの請求日になると、課金先電話番号に対する請求金額を積算し、請求書を送る(ステップS24)。利用者は、利用金額を含む請求金額を電話サービス会社400に支払う(ステップS25)。ここで行う電話料金の請求や支払いは、郵送による利用者への請求金額の通知、電話サービス会社のホームページを利用した利用金額の確認、支払いについては、銀行からの自動振込み、コンビニエンスストア等での支払い等で行い、従来と変わることはない。
【0087】
次に、図9のフローチャートを参照して、個人サービス利用者201が利用者管理DB406に登録されている利用停止フラグの内容を変更する際の動作を説明する。
【0088】
利用停止フラグの内容を変更する方法としては、電話サービス会社400がインターネット900上に開設しているホームページ(HP)を利用する方法と、サービス会社窓口410〜412を利用する方法の2つの方法がある。
【0089】
ホームページを利用して利用停止フラグの内容を変更する場合(ステップS201がN)、個人サービス利用者201は、個人利用者端末装置202を用いて、電話サービス会社400がインターネット900上に開設している利用停止フラグ変更用のホームページにアクセスし(ステップS202)、電話サービス会社400から提供されているログインIDとパスワードとを使用してログインした後(ステップS203)、利用停止フラグの内容を「利用停止」にするのか「利用開始」にするのか利用停止フラグ変更画面上で指示する(ステップS204)。電話サービス会社400のサービス管理システム402は、利用停止フラグ変更画面上で行われた指示に従って、利用者管理DB406に登録されている利用停止フラグの内容を変更する(ステップS208)。
【0090】
また、サービス会社窓口410〜412(例えば、サービス会社窓口410)を利用して利用停止フラグの内容を変更する場合(ステップS201がY)は、個人サービス利用者201は、サービス会社窓口410で登録申請書を作成する(ステップS205)。サービス会社窓口410の担当者は、申請者の個人情報(現住所、生年月日等)や、印鑑証明書、登録印鑑の印影、免許証等の公的証明書で本人確認を行う(ステップS206)。そして、本人と確認できれば、サービス会社窓口410の担当者が、サービス管理システム402を用いて利用停止フラグの内容を、申請者によって申請された内容に変更する(ステップS208)。このような、サービス会社窓口410〜412を利用した変更方法は、利用者201が自身のログインIDやパスワードを忘れてしまった場合に有効となる。パスワードの亡失等なら従来も行われているが、ホームページ上で個人情報を入力して本人認証ができれば、再発行パスワードを本人住所地に郵送等で行っても良い。
【0091】
次に、図10のフローチャートを参照して、法人100の管理者103が、利用停止フラグの内容を変更したり、法人利用者管理DB404のサービス利用禁止者欄に社員管理番号の登録或いは削除を行う場合の動作を説明する。
【0092】
法人100の管理者103は、利用停止フラグの内容や、サービス利用禁止者を変更する場合(ステップS301がY)、電話サービス会社400がインターネット900上で開設しているホームページを利用するか、サービス会社窓口410〜412を利用するか決定する(ステップS302)。
【0093】
ホームページを利用する場合(ステップS302がN)は、管理者103は、電話サービス会社400がインターネット900上に開設している利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更用のホームページにアクセスし(ステップS303)、電話サービス会社400から提供されているログインIDとパスワードとを使用してログインする(ステップS304)。その後、管理者103は、利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更画面上で、利用停止フラグに対する変更内容及びサービス利用禁止者に対する変更内容を指示する(ステップS305)。電話サービス会社400のサービス管理システム402は、利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更画面上で行われた指示に従って、利用者管理DB406に登録されている利用停止フラグの内容変更、及びサービス利用禁止者の追加、削除を行う(ステップS309)。
【0094】
また、サービス会社窓口410〜412(例えば、サービス会社窓口410)を利用する場合(ステップS302がY)は、管理者103は、サービス会社窓口410で登録申請書を作成する(ステップS306)。サービス会社窓口410の担当者は、申請書に押印された社印、組織の公印、組織長の印などの印影、委任状などを利用して本人確認を行う(ステップS307)。そして、本人確認ができれば、サービス会社窓口410の担当者が、サービス管理システム402を用いて、利用停止フラグの内容や、サービス利用禁止者を、管理者によって申請された内容に変更する(ステップS308)。
【0095】
次に、図11のシーケンスチャートを参照して、法人100の管理者103が、利用停止フラグの内容や、サービス利用禁止者を変更する場合の動作を説明する。
【0096】
先ず、法人100の管理者103が、電話サービス会社400がインターネット900上に開設している利用停止フラグ・利用禁止者変更用のホームページにアクセスし、利用者課金サービスへの加入時に与えられたログインIDとパスワードとをホームページ上に設けられた入力欄に入力する(ステップS21)。
【0097】
電話サービス会社400のサービス管理システム402は、入力されたログインID及びパスワードと、登録されているID及びパスワードとを照合し(ステップS22)、不一致が無ければ、一時的なファイルを使った利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更画面に遷移した上で、変更の許可をする(ステップS23)。
【0098】
法人100の管理者103は、利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更画面上で、利用停止フラグの内容変更や、サービス利用禁止者の追加或いは削除を指示する(ステップS24)。例えば、サービス利用禁止者を追加する場合には、利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更画面上に表示されているサービス利用禁止者追加欄に、新たなサービス利用禁止者(例えば、退職者、出向者、不正利用を改めない利用者)の社員管理番号を入力する。また、利用者課金サービスの利用が禁止されている社員に、再び利用者課金サービスの利用を許可する場合は、サービス利用禁止者の社員管理番号の一覧が表示されている禁止者一覧の欄から該当する社員管理番号を削除する。また、利用停止フラグやサービス利用禁止者有無フラグの内容を変更する場合は、利用停止フラグ・サービス利用禁止者変更画面上に表示されている利用停止フラグ変更欄やサービス利用禁止者有無フラグ変更欄に変更後の内容を入力する。
【0099】
サービス管理システム402は、一時的なファイルに変更内容を蓄積する(ステップS25)。
【0100】
法人100の管理者103は、変更作業が終了したら、サービス管理システム402に変更終了を通知する。さらに、法人100の管理者103は、今回の変更分、及び、変更前の情報をサービス管理システム402の画面切り替え機能を利用して確認する(ステップS26)。
【0101】
法人100の管理者103は、変更内容が正しいことを確認すると、全ての変更作業終了の最終的な指示をサービス管理システム402に送信する(ステップS27)。
【0102】
サービス管理システム402は、一時的なファイルに蓄積した変更内容を、利用者管理DB406に反映させる(ステップS28)。
【0103】
〔第1の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、利用者の指示により、課金先電話番号への課金を制限することが可能になり、その結果、課金先電話番号に対する課金金額が非常に高額になってしまうという事態の発生を防止することが可能になる。その理由は、利用者毎に、課金先電話番号と、この課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグが登録された利用者管理DB406を備えると共に、利用者からの指示に従って利用停止フラグの内容を変更する変更手段(サービス管理システム402)を備えているからである。
【0104】
また、本実施の形態によれば、利用者課金サービスを利用して通話を行っている状態か否かを容易に確認することができる。その理由は、利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示する表示手段(課金状態表示部504)を備えているからである。
【0105】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかる課金システムの第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態のように切り替えボタン503を設けなくとも、利用者課金サービスを利用できるようにしたことを特徴とする。
【0106】
図12は本実施の形態で利用する電話機500aの外観を示す図である。図1に示した電話機500との相違点は、切り替えボタン503が設けられていない点である。
【0107】
図13は、電話機500aの内部構成例を示すブロック図であり、内部に設けられている制御部516aと図2に示した制御部516との相違点は、特殊電話番号生成部511が設けられていない点、及びダイヤル信号発生部512の代わりにダイヤル信号発生部512aが設けられている点である。
【0108】
〔第2の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。ここでは、第1の実施の形態との相違点のみ説明する。
【0109】
利用者は、利用者課金サービスを利用して通話を行う場合、先ず、送受話器506をオフフックし、その後、テンキー部507から利用者課金サービスの利用を要求する特殊電話番号および接続先電話番号を入力する。
【0110】
ダイヤル信号発生部512aは、テンキー部507から特殊電話番号が入力されると、それに対応するダイヤル信号をサービス管理システム402へ送信し、接続先電話番号が入力されると、それに対応するダイヤル信号をサービス管理システム402へ送信する。これ以外の動作は第1の実施の形態と同様である。
【0111】
〔第2の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、切り替えボタン503を設けることなく、利用者課金サービスを利用することが可能になる。その理由は、テンキー部507から特殊電話番号を入力するようにしているからである。
【0112】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明にかかる課金システムの第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1、第2の実施の形態のように、特殊電話番号によって利用者課金サービスの利用を要求するのではなく、利用者課金サービスの利用を要求するか否かを示す信号線を設け、この信号線上に現れる2値の電位(グランドレベルとハイレベル)をそれぞれ、利用者課金サービスの利用を要求する状態、要求しない状態に対応付けたことを特徴とする。
【0113】
図14は、本実施の形態の構成例を示すブロック図であり、図1に示した第1の実施の形態との相違点は、電話機500の代わりに電話機500bを備えている点、および電話機500bが、利用者課金サービスの利用を要求するか否かを示す信号線501に接続されている点である。第1の実施の形態が、接続先電話番号に先立って特殊電話番号(例えば、0099)を送信することで、利用者課金サービスの利用を要求するようにしているが、本実施の形態では、信号線501上の電位を変化させることにより、利用者課金サービスの利用を要求する。
【0114】
図15に利用者課金サービスの利用を要求するための信号線501を設けた電話機500bの外観図示す。図1、図12に示す通話用の信号線502に加えて、利用者課金サービス要求用の信号線501を設けていることが特徴である。この信号線501を介して電話サービス会社400のサービス管理システム402に利用者課金サービスの利用を要求することになる。
【0115】
図16は、電話機500bの内部構成を示したブロック図であり、電源520と、抵抗521と、スイッチ524およびその接点523、525と、波形整形部526と、制御部516bとを備えている。制御部516bは、ダイヤル信号発生部512aと、利用者課金信号発生回路527と、表示駆動回路528と、フック検出部529とを備えている。
【0116】
切り替えボタン503が押下されていない状態では、スイッチ524は接点523側に接続される。この結果、波形整形部526にはスイッチ524を介して電源520が接続され、波形整形部526の出力電圧はハイレベルとなる。また、切り替えボタン503が押下されている状態では、スイッチ524が接点525側に接続される。この結果、波形整形部526はスイッチ524を介して接地されるので、波形整形部526の出力電圧はグランドレベルとなる。なお、波形整形部526は、接点切り替えの際に生じる電気的振動(チャタリング)を吸収することと、誤って非常に短い時間(切り替えを意図して押した時間より短い時間)、切り替えボタン503が押されてしまったような時の信号変化を抑止する回路である。
【0117】
利用者課金信号発生回路527は、波形整形部526の出力がハイレベルの間は、その出力をハイレベルに保つが、波形整形部526の出力がグランドレベルとなると、その出力をグランドレベルとし、図17(A)に示すように信号線501をグランドレベルにする。また、利用者課金信号発生回路527は、出力をグランドレベルとしているときに、フック検出部529によって送受話器506のオンフックが検出されると、同図(A)に示すようにその出力をハイレベルとする。
【0118】
また、利用者課金信号発生回路527は、波形整形部526の出力がグランドレベルとなると、表示駆動回路528に対して駆動指示を出力する。これにより、表示駆動回路528は、課金状態表示部504の表示を、利用者課金サービスを利用していることを示す状態にする。
【0119】
また、フック検出部529は、送受話器506のオンフックを検出すると、表示駆動回路528に対して駆動停止指示を出力する。これにより、表示駆動回路528は、課金状態表示部504の表示を、利用者課金サービスを利用していないことを示す状態にする。
【0120】
上述した実施の形態では、図17(A)に示すように、利用者課金サービスの利用を要求する際(切り替えボタン503の押下時)、信号線501をグランドレベルとし、通話が終了するまで、信号線501をグランドレベルに保つようにしたが、同図(B)〜(D)に示すようにしても良い。
【0121】
同図(B)では、利用者課金サービの利用を要求する際、信号線501をハイレベルとし、通話が終了するまで、信号線501をハイレベルに保つようにしている。
【0122】
また、同図(C)では、切り替えボタン503の押下時、一定時間T1だけ信号線501をグランドレベルとした後、ハイレベルに戻し、送受話器506のオンフック時、一定時間T2(T1<T2)だけ信号線501をグランドレベルとした後、ハイレベルに戻すようにしている。ここで、切り替えボタン503が押下されたときに信号線501をグランドレベルにする時間T1と、送受話器506がオンフックされたときに信号線501をグランドレベルにする時間T2とは異なるものになっているので、サービス管理システム402では、信号線501がグランドレベルになっている時間に基づいて、切り替えボタン503が押下されたのか、送受話器506がオンフックされたのかを認識することができる。
【0123】
また、同図(D)では、切り替えボタン503の押下時、一定時間T1だけ信号線501をハイレベルとした後、グランドレベルに戻し、送受話器506のオンフック時、一定時間T2だけ信号線をハイレベルとした後、グランドレベルに戻すようにしている。
【0124】
なお、上述した各実施の形態では説明しなかったが、IP電話網を介して通話を行うIP電話機の課金システムにも本発明は適用可能である。
【0125】
〔第3の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0126】
本発明は、通話料金の課金を、利用者によって指定された課金先電話番号に課金する課金システムに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0127】
【図1】本発明にかかる課金システムの第1の実施の形態の全体構成例を示すブロック図である。
【図2】電話機500の内部構成例を示すブロック図である。
【図3】法人利用者管理DB404、個人利用者管理DB405の構成例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態の動作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態の動作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態の動作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態の動作の一部を説明するためのフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の動作を説明するためのシーケンスチャートである。
【図9】個人サービス利用者が利用停止フラグの内容を変更する際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】法人の管理者が利用停止フラグの内容などを変更する際の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】法人の管理者が利用停止フラグの内容などを変更する際の動作を説明するためのシーケンスチャートである。
【図12】第2の実施の形態で使用する電話機500aの外観図である。
【図13】電話機500aの内部構成例を示すブロック図である。
【図14】第3の実施の形態の全体構成例を示すブロック図である。
【図15】第3の実施の形態で使用する電話機500bの外観図である。
【図16】電話機500bの内部構成例を示すブロック図である。
【図17】信号線501の状態と、切り替えスイッチ503との関係を示す図である。
【符号の説明】
【0128】
100…法人
101…法人サービス利用者
102…法人管理端末装置
103…管理者
201…個人サービス利用者
202…個人利用者端末装置
300…電話回線網
400…電話サービス会社
402…サービス管理システム
404…法人利用者管理データベース
405…個人利用者管理データベース
406…利用者管理データベース
410〜412…サービス会社窓口
413…課金データベース
500、500a、500b、530…電話機
501、502…信号線
503…切り替えボタン
504…課金状態表示部
505…メッセージ表示部
506…送受話器
507…テンキー部
511…特殊電話番号生成部
512、512a…ダイヤル信号発生部
513…特殊電話番号検出部
514…フック検出部
515…表示駆動回路
516、516a…制御部
520…電源
521…抵抗
523、525…接点
524…スイッチ
526…波形整形部
527…利用者課金信号発生回路
528…表示駆動回路
529…フック検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話機が発呼時に送信した課金先電話番号に、前記発呼に関する通話料金を課金する課金システムにおいて、
利用者毎に、課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースと、
利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする課金システム。
【請求項2】
請求項1記載の課金システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とする課金システム。
【請求項3】
請求項2記載の課金システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記電話機が、発呼時に利用者識別子を送信し、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とする課金システム。
【請求項4】
請求項1記載の課金システムにおいて、
前記変更手段が、前記利用者の利用者端末装置から送られてきたログインID及びパスワードに基づいて認証を行い、認証に成功した場合、前記利用者端末装置から送られてきた指示に従って、前記利用停止フラグの内容を変更することを特徴とする課金システム。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の課金システムにおいて、
前記電話機が、課金先を発呼時に送信した課金先電話番号にする利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示する表示手段を備えたことを特徴とする課金システム。
【請求項6】
課金先を発呼時に送信した課金先電話番号にする利用者課金サービスを利用している状態か否かを表示する表示手段を備えたことを特徴とする電話機。
【請求項7】
請求項6記載の電話機において、
前記表示手段が、利用者課金サービスの利用を要求する利用者課金識別情報が発生したことを検出したとき、その表示状態を利用者課金サービスを利用していることを示すものに変更することを特徴とする電話機。
【請求項8】
利用者毎に、発呼時に電話機から送信される課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースと、
利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更する変更手段とを備えたことを特徴とするサービス管理システム。
【請求項9】
請求項8記載のサービス管理システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とするサービス管理システム。
【請求項10】
請求項9記載のサービス管理システムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、発呼時に電話機から送信される利用者識別子の内の、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とするサービス管理システム。
【請求項11】
電話機が発呼時に送信した課金先電話番号に、前記発呼に関する通話料金を課金する課金方法において、
利用者毎に、課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースを設け、
変更手段が、利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更することを特徴とする課金方法。
【請求項12】
請求項11記載の課金方法において、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とする課金方法。
【請求項13】
請求項12記載の課金方法において、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、発呼時に電話機から送信される利用者識別情報の内の、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とする課金方法。
【請求項14】
利用者毎に、発呼時に電話機から送信される課金先電話番号と該課金先電話番号への課金を停止するか否かを示す利用停止フラグとが登録された利用者管理データベースを備えたコンピュータを、
利用者の指示に従って前記利用停止フラグの内容を変更する変更手段として機能させるためのプログラム。
【請求項15】
請求項14記載のプログラムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号及び前記利用停止フラグに加えて、利用者課金サービスの利用を禁止するか否かを示す利用禁止フラグが登録され、
前記変更手段が、サービス提供者からの指示に従って利用禁止フラグの内容を変更することを特徴とするプログラム。
【請求項16】
請求項15記載のプログラムにおいて、
前記利用者管理データベースには、前記課金先電話番号、前記利用停止フラグ及び前記利用禁止フラグに加えて、発呼時に電話機から送信される利用者識別情報の内の、利用者課金サービスの利用を禁止する利用者の利用者識別子が登録され、
前記変更手段が、利用者からの指示に従って前記利用者管理データベースに利用者識別子を追加或いは削除することを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−124609(P2008−124609A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−303764(P2006−303764)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(000232140)NECフィールディング株式会社 (373)
【Fターム(参考)】