説明

課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体

【課題】本発明は、画像処理装置を利用する際に利用形態に応じた課金を行う課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】課金システム1は、複合装置20の各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する複合装置20の利用に対して課金管理装置10で課金する場合に、複合装置20の動作モードを取得して課金装置10に送り、課金装置10が、該動作モードに応じた課金料金を算出して、複合装置20に送り返し、複合装置20がその表示部に料金表示して、料金の決済が課金装置10で行われると、該動作モードでの複合装置20の利用を可能とする。したがって、利用者が必要とする複合装置20の動作モードに応じて課金することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、画像処理装置を利用する際に利用形態に応じた課金を行う課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル複写装置や複合装置等の画像出力装置は、一般消費者が個人で購入するには、高価であるため、コンビニエンス・ストア、スーパー、公共施設等のオープン・スペースに、デジタル複写装置や複合装置等の画像出力装置を設置して、有料の複写サービスやファクシミリ送信サービス等を提供することが行われている。
【0003】
このような画像出力装置においては、サービスの提供に際して、まず、課金装置への料金の投入を依頼して、投入料金に応じた枚数のコピー出力やファクシミリ送信を顧客に提供するようになっており、この場合、課金装置としては、現金が投入される場合に限らず、プリペイド・カードを利用したプリペイド・リーダが利用されている場合もある。
【0004】
従来、画像出力に対する課金は、枚数単位及び紙の大きさで一定の料金が決められていたが、近年、このような有料のコピーサービス等を提供する画像出力装置の利用を図るためにも、課金の適正化が望まれるようになってきている。
【0005】
そして、従来、1ページの書き込み可能ドット数に対する書き込みドット数の比率であるカバレッジを算出し、トナーの利用料金の公平な課金を図った技術(特許文献1参照)や、枚数単位ではなく、出力画像に基づいて該画像の出力にかかる料金を算出して通知・請求する技術が提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】特開2007‐79484号公報
【特許文献2】特開2003‐162190号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来技術にあっては、いずれも出力する画像のドット数や出力対象の画像に基づいて課金を行うようになっていたため、画像出力の出力形態の多様化に適切に対応することができず、改良の必要があった。
【0008】
すなわち、今日、出力する画像の利用目的や画像出力にかけられる費用や必要とされる画像品質等も多様化してきており、このような画像処理形態の多様化に対応する必要性が生じている。
【0009】
そこで、本発明は、要求される画像処理態様に応じた課金を行う課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記目的を達成するために、各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する画像処理装置の利用に対して課金管理装置で課金する場合に、画像処理装置の動作モードを取得し、該動作モードに応じた課金料金を算出することを特徴としている。
【0011】
また、本発明は、画像処理装置の画質程度、印刷剤の消費程度、印刷速度、読み取り速度、エネルギー節約程度のうち少なくとも1つを動作モードとして取得することを特徴としてもよい。
【0012】
さらに、本発明は、1つの動作要求で実行する処理枚数の増加に対して、1枚当たりの課金料金の単価を所定の割合で直線的、曲線的、または、段階的に低減させる課金料金算出方式で課金料金の算出を行うことを特徴としてもよい。
【0013】
また、本発明は、取得した動作モードに応じて加算係数または減算係数を設定し、該動作モード毎の加算係数または減算係数を加算した合計係数に基づいて1枚当たりの課金料金を算出することを特徴としてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する画像処理装置の該動作モードを取得し、該動作モードに応じた課金料金を算出するので、多種多様な動作を行う画像処理装置の動作モードに応じた課金を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
【実施例1】
【0016】
図1〜図6は、本発明の課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体の一実施例を適用した課金管理システム1のシステム構成図である。
【0017】
課金管理システム1は、課金管理装置10と複合装置20が所定の有線または無線の通信回線2によって接続されており、画像処理装置として、複合装置20が接続されているが、画像処理装置としては、複合装置20に限るものではなく、例えば、コピー装置、ファクシミリ装置、スキャナ装置、コンピュータ等であってもよい。
【0018】
課金管理システム1は、課金管理装置10と複合装置20が、図2に示すようにブロック構成されている。課金管理装置10は、制御部11と通信部12及び図示しない課金機構部がバス13で接続されており、複合装置20は、制御部21、記憶部22、操作部23、画像制御部24、読み取り部25、書き込み部26及び通信部27等がバス28によって接続されている。課金管理装置10と複合装置20は、その通信部12と通信部27が通信回線2によって接続されている。
【0019】
課金管理装置10の制御部11は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータ等が用いられており、課金管理装置10の各部を制御して、課金管理装置としての機能を実現するとともに、通信部12及び通信回線2を介して複合装置20と通信を行って、必要な情報の授受を行う。
【0020】
通信部12は、制御部12の制御下で、通信回線2を介して複合装置20の通信部27と通信して、各種情報、特に、課金に必要な情報を授受する。
【0021】
課金管理装置10の課金機構部は、通常の課金管理を行うものであり、後述する画像出力モードに応じた課金の精算が現金、プリペイド・カード、その他のカード等によって行われたか否かを確認して、確認結果を制御部11が通信部12を介して複合装置20に渡す。
【0022】
課金管理装置10は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の課金管理方法を実行する課金管理プログラムを読み込んで制御部11の内部メモリ等に導入することで、後述する画像データに埋め込まれている関連情報を効率的にかつ高速に識別する課金管理方法を実行する課金装置として構築されている。この課金管理ログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
【0023】
複合装置20は、制御部21は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータ等が用いられており、複合装置20の各部を制御して、複合装置20としての機能を実現するとともに、通信部27及び通信回線2を介して課金管理装置10と通信を行って、複合装置20を利用するのに必要な課金情報の授受を行う。
【0024】
記憶部22は、画像データ等を記憶し、操作部23は、複合装置20の操作や複合装置20を利用する上での課金処理を行うのに必要な各種操作キーが設けられているとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)等を備えている。
【0025】
読み取り部25は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したラインイメージセンサ、アナログ/デジタル(A/D)変換回路及びこれらを駆動する駆動回路等を備えており、一般的にADFを備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつ読み取り部25の原稿読み取り位置に送給する。読み取り部25は、ADFから搬送されてきた原稿を主走査及び副走査して原稿の濃淡情報から画像を所定の解像度で読み取って、例えば、RGB各所定ビット(例えば、各8ビット)の画像データを生成して出力する。なお、読み取り部25は、CCDを用いたものに限るものではなく、例えば、CIS(Contact Image Sensor:密着イメージセンサ)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を用いたものであってもよい。 書き込み部26は、CMYKからなるデジタル画像データを受け取ると、レーザビームを用いた電子写真プロセスによって、用紙に該画像データの画像を記録出力する。書き込み部26は、その画像形成プロセスが電子写真プロセスに限るものではなく、任意の画像形成プロセスであってよく、例えば、インク噴射プロセスであってもよい。
【0026】
画像制御部24は、読み取り部25で読み取った画像の処理や書き込み部26で記録出力する画像の処理を行う。このように、本実施例の課金管理システム1は、複合装置20の制御部21、通信部27が複合装置20の動作モードを取得して課金管理装置10に出力する動作モード取得処理を実行する動作モード取得手段として機能し、課金管理装置10の制御部11が、画像処理装置である複合装置20の動作モードに応じた課金料金を算出する料金算出処理を実行する料金算出手段として機能している。
【0027】
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の課金管理装置10は、複合装置20と通信を行って複合装置20での利用形態に応じた課金管理を行う。
【0028】
いま、複合装置20を利用してコピーサービスが利用される場合について、図3に基づいて説明する。複合装置20は、複合装置20の読み取り部25のADFに原稿がセットされると(ステップS101)、操作部23のディスプレイに、コピーモード選択画面を表示し(ステップS102)、利用者によってコピーモードの各種動作モードの選択設定が行われたかチェックして(ステップS103)、コピーモードの動作もウドの選択設定が行われるまで、操作部23のディスプレイへのコピーモード選択画面の表示を行う(ステップS102、S203)。
【0029】
このモードには、例えば、コピーモードでの多種多様な動作モードが用意されており、例えば、トナーを節約する省トナーモード、高画質印刷を行う高画質モード、文字のみの場合の文字コピーモード、写真を印刷する写真モード等がある。
【0030】
ステップS103で、コピーモードでの動作モードの選択設定が行われると、複合装置20は、操作部23のディスプレイにコピー枚数の入力を依頼する枚数入力画面を表示し(ステップS104)、枚数入力が行われると(ステップS105)、入力情報を取得して、通信部27、通信回線2を介して課金管理装置10に入力情報を送る(ステップS106)。
【0031】
課金管理装置10は、入力情報を受け取ると、制御部11が課金料金の算出を行い(ステップS107)、算出結果を通信部12及び通信回線2を介して複合装置20に渡す。
【0032】
この課金料金の算出においては、制御部11は、例えば、図4に示すような予め内部メモリに格納されている1ジョブ(job)当たりの印刷枚数と印刷料金との料金テーブルを参照して、ステップS104で入力された印刷枚数から1枚当たりの印刷料金を求め、印刷枚数と乗算することで、課金料金を算出する。この1ジョブ当たりの印刷枚数と印刷料金との料金テーブルでは、1ジョブ当たりの印刷枚数が多いほど、書き込み部の各ユニットの立ち上げに要する電力等を削減することができ印刷効率がよいため、1枚当たりの料金が安くなる設定となっている。
【0033】
なお、図4では、1ジョブ当たりの印刷枚数と印刷料金とが段階的に変化する設定(印刷枚数が増えるに従って段階的に印刷料金が安くなる設定)となっているが、1ジョブ当たりの印刷枚数の増加に対して印刷料金が、所定の傾斜角度を持って直線的に安くなる設定であってもよいし、曲線的(例えば、消費電力の節約率に応じた曲線)に安くなる設定であってもよい。
【0034】
また、制御部11は、図5に示すように、トナーカバレッジ率(1ページの書き込み可能ドット数に対する書き込みドット数の比率)と画質との相関関係及びトナーカバレッジ率と課金料金とのテーブル(図示略)を内部メモリに保管しており、利用者の指定する画質が高くなり、トナーカバレッジ率が高くなるほど、課金料金に反映される料金係数(重み付け)も大きく(高く)なる設定となっている。
【0035】
さらに、制御部11は、図6に示すように、印刷速度と画質との相関関係及び印刷速度が速くなり画質が高くなるほど1枚の印刷枚数当たりの料金係数(重み付け)も大きく(高く)なる設定となっている。
【0036】
そして、制御部11は、図4の1枚当たりの料金に対して、以下の課金料金計算式で、課金料金の計算を行う。
【0037】
課金料金={1枚当たりの基本料金+(1+トナーカバレッジと画質による料金係数+印刷速度と画質による料金係数)}×印刷枚数
すなわち、入力された印刷枚数から、1ジョブ当たりの印刷枚数が多いほど安価となる1枚当たりの基本料金を決定し、文字、写真等の原稿内容からトナーカバレッジ状況を判断して料金係数を決定し、省トナーモードと高画質モードのいずれが選択されているかで料金係数を決定し、また、印刷速度がどの程度の早さの印刷速度に設定されているかによって料金係数を決定する。
【0038】
複合装置20は、課金管理装置10から課金料金を受け取ると、操作部23の表示部に課金情報を表示し(ステップS108)、操作部23で印刷開始の指示操作(印刷OK)が操作されたかチェックする(ステップS109)。
【0039】
ステップS109で、利用者によって印刷OKが操作されないときには、モード変更が操作されたかチェックし(ステップS110)、モード変更キーが操作されたかチェックする(ステップS110)。モード変更キーが操作されると、制御部21は、操作部23のディスプレイに再度モード選択画面を表示して、モード設定のやり直しを可能として、上記同様に処理する(ステップS102〜S110)。ステップS110で、モード変更が操作されないときには、処理を終了して、初期状態に復帰する。
【0040】
ステップS109で、印刷モードの設定が完了して印刷OKが操作されると、制御部21は、課金管理装置10からの課金決済の完了通知を受け取るのを待って、該設定された印刷モードによる印刷動作を書き込み部26及び読み取り部25に指示して、コピーを行い、コピー処理を完了すると処理を終了する(ステップS111)。
【0041】
このように、本実施例の課金管理システム1は、各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する画像処理装置である複合装置20の利用に対して課金管理装置10で課金する場合に、複合装置20の動作モードを取得し、該動作モードに応じた課金料金を算出している。
【0042】
したがって、利用者が必要とする複合装置20の動作モードに応じて課金することができ、効率的でかつ利用に適した課金を行うことができる。
【0043】
また、実施例の課金管理システム1は、複合装置20の画質程度、印刷剤の消費程度、印刷速度、読み取り速度、エネルギー節約程度のうち少なくとも1つを動作モードとして取得している。
【0044】
したがって、利用者の必要とする動作モードを適切に取得して、課金することができる。例えば、利用者が高画質で、高速出力を求める場合には、その分高速で高品質な印刷処理を行うために、機器の劣化と電力の消費が大きくなり、コストがかかることとなるため、課金料金も高くなる。
【0045】
さらに、本実施例の課金管理システム1は、1つの動作要求で実行する処理枚数の増加に対して、1枚当たりの課金料金の単価を所定の割合で直線的、曲線的、または、段階的に低減させる課金料金算出方式で課金料金の算出を行っている。
【0046】
したがって、複合装置20の利用にかかる経費に応じた課金を行うことができ、より適切な課金を行うことができる。
【0047】
また、本実施例の課金管理システム1は、取得した動作モードに応じて加算係数または減算係数を設定し、該動作モード毎の加算係数または減算係数を加算した合計係数に基づいて1枚当たりの課金料金を算出している。したがって、簡単かつ適切に課金の算出を行うことができる。
【0048】
また、印刷モードの判定には、ADFを使用してコピーするのか、1枚ずつ圧板を開いてコンタクトガラス上に原稿をセットしてコピーするのかを含めるようにしてもよい。すなわち、ADFを利用すると、自動で原稿1枚ずつを読み取り部25の読取位置に搬送して、原稿の読み取りを行うため、利便性は向上するが、電力の消費がその分多くなるとともにADFの劣化を早めるため、ADFの利用に対してはその分、1枚当たりの課金料金の係数を高くするようにしてもよい。
【0049】
なお、上記説明において、課金料金の演算を課金管理装置10が複合装置20から印刷モードを取得して該取得した印刷モード複合装置20に通知するようにしているが、課金料金の演算を複合装置20で行い、課金の決済処理のみを課金管理装置10で行うようにしてもよい。
【0050】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明は、複写装置、複合装置等の画像処理装置の利用に対する課金を多種多様な利用形態に応じた課金料金とする課金管理装置、課金管理システム、課金管理方法、課金管理プログラム及び記録媒体に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施例を適用した課金管理システムのシステム構成図。
【図2】図1の課金管理システムの課金管理装置と複合装置の要部ブロック構成図。
【図3】印刷モード対応課金料金算出処理を示すフローチャート。
【図4】1ジョブ当たりの印刷枚数と1枚当たりの料金を規定する料金テーブルの一例を示す図。
【図5】トナーカバレッジ率と画質との相関関係の一例を示す図。
【図6】印刷速度と画質との相関関係の一例を示す図。
【符号の説明】
【0053】
1 課金管理システム
2 通信回線
10 課金管理装置
11 制御部
12 通信部
13 バス
20 複合装置
21 制御部
22 記憶部
23 操作部
24 画像制御部
25 読み取り部
26 書き込み部
27 通信部
28 バス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する画像処理装置の利用に対して課金を行う課金管理装置において、前記画像処理装置の動作モードを取得する動作モード取得手段と、該動作モードに応じた課金料金を算出する料金算出手段と、を備えていることを特徴とする課金管理装置。
【請求項2】
前記動作モード取得手段は、前記画像処理装置の画質程度、印刷剤の消費程度、印刷速度、読み取り速度、エネルギー節約程度のうち少なくとも1つを前記動作モードとして取得することを特徴とする請求項1記載の課金管理装置。
【請求項3】
前記料金算出手段は、1つの前記動作要求で実行する処理枚数の増加に対して、1枚当たりの課金料金の単価を所定の割合で直線的、曲線的、または、段階的に低減させる課金料金算出方式で課金料金の算出を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の課金管理装置。
【請求項4】
前記料金算出手段は、前記動作モード取得手段の取得した前記動作モードに応じて加算係数または減算係数を設定し、該動作モード毎の加算係数または減算係数を加算した合計係数に基づいて1枚当たりの課金料金を算出することを特徴とする請求項1から請求項3記載のいずれかに記載の課金管理装置。
【請求項5】
各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する画像処理装置の利用に対する課金を課金管理装置で行う課金管理システムにおいて、前記画像処理装置の動作モードを取得する動作モード取得手段と、該動作モードに応じた課金料金を算出する料金算出手段と、を備えていることを特徴とする課金管理システム。
【請求項6】
各種動作モードのうち設定された動作モードで動作する画像処理装置の利用に対する課金を課金管理装置で行う課金管理方法において、前記画像処理装置の動作モードを取得する動作モード取得処理ステップと、該動作モードに応じた課金料金を算出する料金算出処理ステップと、を有していることを特徴とする課金管理方法。
【請求項7】
コンピュータに、各種動作モードで動作する画像処理装置の該動作モードを取得する動作モード取得処理と、該動作モードに応じた課金料金を算出する料金算出処理と、を実行させることを特徴とする課金管理プログラム。
【請求項8】
請求項7記載の課金管理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−74448(P2010−74448A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−238749(P2008−238749)
【出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】