説明

講義履歴データベースと受講履歴データベースとを備えた遠隔講義システム

【課題】通信ネットワークを介して、リアルタイムに映像および音声を双方向に通信する遠隔講義システムにおいて、一講義単位の講義報酬および受講料金では、講師においては受講した生徒数に応じた講義報酬を、受講生においては実際に受講した実時間に応じた受講料金の設定を求める者が多かった。
【解決手段】講義履歴データおよび受講履歴データから、講師への講義報酬および受講者の受講料金を、一講義単位の講義報酬および受講料金だけではなく、実講義時間・実受講者数・実受講時間の従量に応じた講義報酬および受講料金の算出することができることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信ネットワークを介して、講師と受講者がリアルタイムに映像および音声を双方向に通信することができる遠隔講義システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネットの普及に伴い、インターネットを教育システムのひとつとして利用し、通信端末、マイク、ウェブカメラ等を用いて、遠隔地にいる講師と受講者との間でリアルタイムに講義を行う遠隔講義が行われている。
そして、遠隔講義システムにおいて、動画配信の一部のみを視聴した場合等、実際に視聴した実時間従量による利用制限を行うシステムが開示されている。
【特許文献1】特開平08−77136号公報
【特許文献2】特開2004−287868号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
通信ネットワークを利用した遠隔地にいる講師と受講者との間でリアルタイムに講義を行う遠隔講義システムにおいて、従来は、講義のコンテンツ単位での課金を行うことが多く、講師への講義報酬および受講者の受講料金は、講義コンテンツ単位で設定されることが通常であった。
しかし、リアルタイムに行う遠隔講義において、講師においては、実際の講義時間に応じた、もしくは実際に講義を受講した受講者数に応じた報酬を求める者があり、受講者においては、やむを得ず講義すべてを受講できない場合があり、実際に受講した時間に応じた受講料金を求める者があった。
【0004】
そこで、本発明は、講師の講義履歴データと受講者の受講履歴データを管理することにより、講義のコンテンツ単位の講義報酬および受講料金だけではなく、講義報酬においては、講師が実際に講義を行った時間従量、実際に講義を受講した受講者数従量、各受講者が実際に講義を受講した時間従量での講義報酬を算出でき、受講料金においては、受講者が実際に講義を受講した時間従量での受講料金を算出できる遠隔講義システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の遠隔講義システムは、通信ネットワークを介して、講師側通信端末と、少なくとも1台の受講者側通信端末と、ウェブサーバとが、相互に接続された環境下において、講師と受講者がリアルタイムに映像および音声を双方向に通信することができる遠隔講義システムであって、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴を格納するデータベースと、受講者の受講履歴を格納するデータベースとを備えていることを特徴とする
【0006】
前記の発明によれば、講師の講義履歴と受講者の受講履歴とを格納するデータベースを備えていることにより、講義履歴データと受講履歴データから、様々なパターンでの講義報酬および受講料金を算出することができる遠隔講義システムを提供することができる。
【0007】
請求項2記載の遠隔講義システムは、請求項1記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記受講者側通信端末から入力された受講開始要求情報を取得する開始要求情報取得手段と、前記受講者側通信端末による受講を許可するか否かを決定する受講許可手段と、前記受講許可手段により受講が許可された場合、前記受講者側通信端末と前記講師側通信端末との通信接続を行う接続開始制御手段とを、備えていることを特徴とする。
【0008】
前記の発明によれば、請求項1記載の遠隔講義システムにおいて、受講権限を有する受講者のみが、講義を受講することができることとなる。
【0009】
請求項3記載の遠隔講義システムは、請求項1〜2いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、受講者側通信端末から入力された受講終了要求情報を取得する終了要求情報取得手段と、前記受講者通信端末を前記講師側通信端末との通信接続を終了させる処理を行う接続終了制御手段とを、備えていることを特徴とする。
【0010】
前記の発明によれば、請求項1〜2いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、受講者が講義を受講中、講義が終了しているか否かにかかわらず、受講者が任意の時間で受講を終了することができることとなる。
【0011】
請求項4記載の遠隔講義システムは、請求項1〜3いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記講師側通信端末から入力された、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断要求情報を取得する遮断要求情報取得手段と、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を許可するか否かを決定する接続遮断許可手段と、前記通信遮断許可手段により通信接続の遮断が許可された場合、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を行う接続遮断制御手段とを、備えていることを特徴とする。
【0012】
前記の発明によれば、請求項1〜3記載の遠隔講義システムにおいて、講義中の講師は、一人または複数の受講者がいる場合において、受講者の受講継続の意思の有無にかかわらず、強制的に任意の一人または複数の受講者に対する講義を終了することができることとなる。
【0013】
請求項5記載の遠隔講義システムは、請求項1〜4いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴データから任意の期間における講義報酬を算出する報酬算出手段と、受講者の受講履歴データから任意の期間における受講料金を算出する料金算出手段とを、備えることを特徴とする。
【0014】
前記の発明によれば、請求項1〜4記載の遠隔講義システムにおいて、講義履歴データと受講履歴データから、任意の期間における様々なパターンの講義報酬および受講料金を算出することができる遠隔講義システムを提供することができる。
【0015】
請求項6記載の遠隔講義システムは、請求項5記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータから、前記受講料金を減算する決済処理手段を、備えることを特徴とする
【0016】
前記の発明によれば、請求項5記載の遠隔講義システムにおいて、受講者があらかじめ前払いした料金を、前記受講料金の支払に充てることができることとなる。
【0017】
請求項7記載の遠隔講義システムは、請求項6記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するか否かを判断する残高管理手段と、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記受講者側通信端末に警告情報を送信する警告出力手段とを、備えることを特徴とする。
【0018】
前記の発明によれば、請求項6記載の遠隔講義システムにおいて、受講者があらかじめ前払いした料金から、前記受講料金の支払に充てていった場合に、プリペイドデータが任意に定める残額となった場合に、受講者側通信端末に対し、残高が少なくなっている旨の警告を発することができることとなる。
【0019】
請求項8記載の遠隔講義システムは、請求項6〜7いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するかを判断する残高管理手段を備え、前記受講者が前払いしている料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記講師側通信端末と前記受講者側通信端末との通信接続を許可しないことを特徴とする。
【0020】
前記の発明によれば、請求項6〜7いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、受講者があらかじめ前払いした料金から、前記受講料金の支払に充てていった場合に、プリペイドデータが任意に定める残額となった場合に、受講者が前払い料金を充当しない限り、受講者は講義を受講できない遠隔講義システムを提供できることとなる。
【0021】
請求項9記載の遠隔講義システムは、請求項6〜8いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記講義報酬を前記料金のプリペイドデータに変換するデータ処理手段を備えることを特徴とする
【0022】
前記の発明によれば、請求項6〜8いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、講師が希望すれば、講義報酬の支払いに変えて、受講者として他の講師の講義を受講する際の前払い料金のプリペイドデータに変換できることとなる。
【0023】
請求項10記載の遠隔講義システムは、請求項1〜9いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記通信ネットワークを介して、講師希望者側通信端末と、管理者側端末と、前記ウェブサーバとが、相互に接続されている場合であって、前記ウェブサーバは、講師を希望する者が、講師希望者側通信端末から入力する講師登録申込情報を取得する申込情報取得手段と、前記講師登録申込情報を前記管理者側通信端末に送信する申込情報出力手段と、前記管理者側通信端末から入力された講師登録可否情報を取得する可否情報取得手段と、前記講師登録可否情報を前記講師希望者側通信端末に送信する可否情報出力手段とを、備えていることを特徴とする。
【0024】
前記の発明によれば、請求項1〜9いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、講師を希望する者は応募書類等を作成することなく、通信端末上での入力により管理者に申込事項が送信され、講師登録を可能とすることができることとなる。
【0025】
請求項11記載の遠隔講義方法は、通信ネットワークを介して、講師側通信端末と、少なくとも1台の受講者側通信端末と、ウェブサーバとが、相互に接続された環境下において、講師と受講者がリアルタイムに映像および音声を双方向に通信することができる遠隔講義システムであって、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴を格納するステップと、受講者の受講履歴を格納するステップとを含んでいることを特徴とする
【0026】
前記の発明によれば、講師の講義履歴と受講者の受講履歴とを格納するステップを含んでいることにより、講義履歴データと受講履歴データから、様々なパターンでの講義報酬および受講料金を算出することができる遠隔講義方法を提供することができる。
【0027】
請求項12記載の遠隔講義方法は、請求項11記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記受講者側通信端末から入力された受講開始要求情報を取得する情開始要求報取得ステップと、前記受講者側通信端末による受講を許可するか否かを決定する受講許可ステップと、前記受講許可ステップにより受講が許可された場合、前記受講者側通信端末と前記講師側通信端末との通信接続を行う接続開始制御ステップとを、含んでいることを特徴とする。
【0028】
前記の発明によれば、請求項11記載の遠隔講義方法において、受講権限を有する受講者のみが、講義を受講する方法を提供できることとなる。
【0029】
請求項13記載の遠隔講義方法は、請求項11〜12いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、受講者側通信端末から入力された受講終了要求情報を取得する終了要求情報取得ステップと、前記受講者通信端末を前記講師側通信端末との通信接続を終了させる処理を行う接続終了制御ステップとを、含んでいることを特徴とする。
【0030】
前記の発明によれば、請求項12記載の遠隔講義方法において、受講者が講義を受講中、講義が終了しているいないにかかわらず、受講者が任意の時間で受講を終了する方法を提供できることとなる。
【0031】
請求項14記載の遠隔講義方法は、請求項11〜13いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記講師側通信端末から入力された、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断要求情報を取得する遮断要求情報取得ステップと、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を許可するか否かを決定する遮断許可ステップと、前記通信遮断許可ステップにより通信接続の遮断が許可された場合、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を行う接続遮断制御ステップとを、含んでいることを特徴とする。
【0032】
前記の発明によれば、請求項11〜13記載の遠隔講義方法において、講義中の講師は、一人または複数の受講者がいる場合において、受講者の受講継続の意思の有無にかかわらず、強制的に任意の一人または複数の受講者に対する講義を終了する方法を提供できることとなる。
【0033】
請求項15記載の遠隔講義方法は、請求項11〜14いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴データから任意の期間における講義報酬を算出する報酬算出ステップと、受講者の受講履歴データから任意の期間における受講料金を算出する料金算出ステップとを、含んでいることを特徴とする。
【0034】
前記の発明によれば、請求項11〜14記載の遠隔講義方法において、講義履歴データと受講履歴データから、任意の期間における様々なパターンの講義報酬および受講料金を算出することができる遠隔講義方法を提供することができる。
【0035】
請求項16記載の遠隔講義方法は、請求項15記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータから、前記受講料金を減算する決済処理ステップを、含んでいることを特徴とする
【0036】
前記の発明によれば、請求項15記載の遠隔講義方法において、受講者があらかじめ前払いした料金を、前記受講料金の支払に充てる方法を提供できることとなる。
【0037】
請求項17記載の遠隔講義方法は、請求項16記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するか否かを判断する残高管理ステップと、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記受講者側通信端末に警告情報を送信する警告出力ステップとを、含んでいることを特徴とする。
【0038】
前記の発明によれば、請求項16記載の遠隔講義方法において、受講者があらかじめ前払いした料金から、前記受講料金の支払に充てていった場合に、プリペイドデータが任意に定める残額となった場合に、受講者側通信端末に対し、残高が少なくなっている旨の警告を発する方法を提供できることとなる。
【0039】
請求項18記載の遠隔講義方法は、請求項16〜17いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するかを判断する残高管理ステップを含み、前記受講者が前払いしている料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記講師側通信端末と前記受講者側通信端末との通信接続を許可しないことを特徴とする。
【0040】
前記の発明によれば、請求項16〜17いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、受講者があらかじめ前払いした料金から、前記受講料金の支払に充てていった場合に、プリペイドデータが任意に定める残額となった場合に、受講者が前払い料金を充当しない限り、受講者は講義を受講できない方法を提供できることとなる。
【0041】
請求項19記載の遠隔講義方法は、請求項16〜18いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記講義報酬を受講料金のプリペイドデータに変換するデータ処理ステップを含んでいることを特徴とする
【0042】
前記の発明によれば、請求項16〜18いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、講師が希望すれば、講義報酬の支払に変えて、受講者として他の講師の講義を受講する際の前払い料金のプリペイドデータに変換できる方法を提供できることなる。
【0043】
請求項20記載の遠隔講義システムは、請求項11〜19いずれか記載の遠隔講義方法において、前記通信ネットワークを介して、講師希望者側通信端末と、管理者側端末と、前記ウェブサーバとが、相互に接続されている場合であって、前記ウェブサーバは、講師を希望する者が、講師希望者側通信端末から入力する講師登録申込情報を取得する申込情報取得ステップと、前記講師登録申込情報を前記管理者側通信端末に送信する申込情報出力ステップと、前記管理者側通信端末から入力された講師登録可否情報を取得する可否情報取得ステップと、前記講師登録可否情報を前記講師希望者側通信端末に送信する可否情報出力ステップとを、含んでいることを特徴とする。
【0044】
前記の発明によれば、請求項11〜19いずれか記載の遠隔講義方法において、講師を希望する者は応募書類等を作成することなく、通信端末上での入力により管理者に申込事項が送信され、講師登録を可能とする方法を提供できることとなる。
【0045】
請求項21記載の遠隔講義プログラムは、請求項11〜20に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0046】
本発明によれば、通信ネットワークを介して、講師と受講者がリアルタイムに映像および音声を双方向に通信することができる遠隔講義システムにおいて、様々なパターンでの講義報酬および受講料金を設定できるとともに、その算出・管理が容易に行うことができる等の優れた効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0047】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態については、通信ネットワークとしてインターネットを利用し、講師側通信端末、受講者側通信端末、管理者側通信端末および講師希望者側通信端末としてコンピュータ端末を利用した場合について説明する。
【0048】
なお、本実施の形態の説明としては、通信ネットワークとしてインターネットを利用しているが、これは例示であって、イントラネット等の他の通信ネットワーク環境下においても実施可能である。
【0049】
また、同様に、講師側通信端末、受講者側通信端末、管理者側通信端末および講師希望者側通信端末としてコンピュータ端末を利用しているが、通信ネットワークに接続して情報のやりとりが可能であるものならば、携帯電話端末他のどのような端末であってもよい。
【0050】
本発明の実施の形態に係る情報配信システムの構成について説明をする。図1は、全体構成を示す機能ブロック図である。
【0051】
本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムは、接続制御装置となるウェブサーバ10と、コンピュータ端末から構成される講師側通信端末2と、コンピューター端末から構成される受講者側通信端末3と、コンピュータ端末から構成される管理者側通信端末4と、コンピューター端末から構成される講師希望者側通信端末5とが、インターネット1を介して、相互に接続された環境下において、講師側通信端末2と受講者側通信端末3との接続を制御することができるように構成されている。
【0052】
ウェブサーバ10は、経路制御装置、電話回線、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等を経由してインターネット1に接続されている。
【0053】
制御手段11は、CPU等から構成され、各部の制御や、データの転送、種々の演算、データの一時的な格納等を行う。入力制御手段12は、インターネット1を介して接続された講師側通信端末2、受講者側通信端末3、管理者側通信端末4および講師希望者側通信端末5から入力されるデータを制御する。出力制御手段13は、講師側通信端末2、受講者側通信端末3、管理者側通信端末4および講師希望者側通信端末5に出力されるデータを制御する。符号14〜17は、それぞれ以下のファイルが格納されているデータベースとなっている。
【0054】
データベース14には、講師の行った講義履歴のデータが格納され、データベース15には、受講者の受講した受講履歴のデータが格納され、データベース16は管理者が使用するデータベースであり、データベース17には、受講者が前払いした料金のプリペイドデータが格納される。
【0055】
プログラム18は、講師側通信端末2と受講者側通信端末3との接続を制御するプログラム、データベース14および15から講義報酬および受講料金を算出するプログラム、データベース17から前記受講料金を減算するプログラム等が記憶されており、制御手段11において用いられる。
【0056】
講師側通信端末2、受講者側通信端末3、管理者側通信端末4および講師希望者側通信端末5は、インターネット1を介して、ウェブサーバ10と接続され、その制御により、講師側通信端末2と受講者側通信端末3とが接続されることとなる。
なお、本実施例においては、受講者側通信端末3は単数となっているが、複数とすることもできる。
【0057】
次に、図2を参照しつつ、受講者が受講を開始する手順について説明する。ここで、図2は本実施例の受講開始方法を示すフローチャートである。
【0058】
受講者側通信端末3から、インターネット1を介して、ウェブサーバ10にアクセスすると(ステップ101)、受講者側通信端末3に受講開始要求情報入力画面が表示される(ステップ102)。ここで、受講者は受講者側通信端末3から、受講したい講師・講義を選択し、受講者ID・パスワードからなる識別情報を入力すると(ステップ103)、受講開始要求情報がウェブサーバ10に送信され、受講が許可された場合には(ステップ104)、受講者側通信端末3と講師側通信端末2との通信接続が開始され(ステップ105)、受講者は講義を受講できることとなる。
【0059】
なお、講義時間内であれば、講義開始後であっても任意の時間に受講を開始でき、講義開始前であっても、講義開始と同時に受講開始できるように予約設定することも可能である。
【0060】
次に、図3を参照しつつ、受講者が受講を終了する手順について説明する。
ここで、図3は本実施例の受講終了方法を示すフローチャートである。
【0061】
通常、受講中は受講者側通信端末3と講師側通信端末2とが通信接続され、講義が終了すると、その接続が解除されるようになっている。
しかし、受講者は、講義時間中であっても、任意の時間に、受講を終了することができる。
受講中に、受講を終了したい場合には、受講者側通信端末3から受講終了要求をすることにより(ステップ111)、受講者側通信端末3に受講終了要求情報入力画面が表示される(ステップ112)。受講者が受講終了要求情報を入力すると(ステップ113)、受講終了要求情報がウェブサーバ10に送信され、終了が許可された場合には(ステップ114)、受講者側通信端末3と講師側通信端末2との通信接続が終了し(ステップ115)、受講者は受講を終了できる。
【0062】
次に、図4を参照しつつ、講師が受講者側通信端末との通信接続の遮断を行う手順について説明する。ここで、図4は本実施例の接続遮断方法を示すフローチャートである。
【0063】
講師が講義中に、講師側通信端末2から、接続遮断要求をすることにより(ステップ121)、講師側通信端末2に接続遮断要求情報入力画面が表示される(ステップ122)。講師が接続遮断要求情報を入力すると(ステップ123)、接続遮断要求情報がウェブサーバ10に送信され、接続遮断が許可された場合には(ステップ124)、講師側通信端末2と受講者側通信端末3との通信接続が遮断され(ステップ125)、講師は受講者に行っている講義を終了することができる。
【0064】
なお、本実施例においては、受講者側通信端末2は1台となっているが、受講者側端末が複数台あってもよく、例えば、A・B・C・Dと4台の受講者側通信端末と接続されている場合、特定のAとBの2台を指定して接続遮断し、CとDの2台の受講者側通信端末との接続を維持し、講義を続行できるようにすることもできる。これは、一部の受講者が講義を妨害するような場合に、その受講者を排除し、他の受講者に対しては講義を続けたいような場合に有効な手段となる。
【0065】
図5は、受講者が4名いる場合の講義中の講師側通信端末表示画面の一例である。各受講者側ウェブカメラから送信されている画像53〜56および講師側ウェブカメラから送信されている画像52が表示される。任意の一名の受講者側ウェブカメラから送信されている画像を拡大表示することができ、拡大表示する受講者を切り替えることも可能である。
【0066】
図6は、同じく受講者が4名いる場合の受講中の受講者Aの受講者側通信端末表示画面の一例である。講師側ウェブカメラから送信されている画像52が拡大表示され、他の受講者側ウェブカメラから送信されている画像54〜56も表示することも可能である。
【0067】
次に、図7乃至図9を参照しつつ、講師の講義履歴データと受講者の受講履歴データを格納する手順について説明する。ここで、図7は本実施例のデータ格納手順を示す構成図であり、図8は講義履歴データベースに格納される講義履歴データの一例を示すデータテーブルであり、図9は受講履歴データベースに格納される受講履歴データの一例を示すデータテーブルである。
【0068】
講師が講義開始を許可された後、講義開始時と講義終了時に、データベース14に講義履歴データが格納される。
ここで、講義履歴データテーブル81には、1回の講義につき、講師の識別子、講義題目・講義開始日時・講義終了日時および講義単価(1分あたり)が含まれる。
図8に示す例では、講師Aが英会話Aの講義を2007年5月1日の10時から11時まで行い、講義単価が50円であることを表わしている。
【0069】
受講者が受講を許可された後、受講開始時と受講終了時に、データベース15に受講履歴データが格納される。
ここで、受講履歴データテーブル91には、受講者の識別子、受講開始日時・受講終了日時・受講単価・講義題目・講師識別子および受講種別が含まれる。
図9に示す例では、受講者Aが、2007年5月1日の10時から11時まで、講師Aによる英会話Aの講義を受講し、受講単価80円であり、受講種別が1であることを表わしている。
【0070】
これらデータベース14および15に格納された講義履歴データおよび受講履歴データを基に、様々な講義報酬および受講料金の算出方法をとることができる。
【0071】
制御手段11により、データテーブル81の、講義終了日時と講義開始日時の差分から、講師の当該講義題目につき、実講義時間が算出される。
また、データテーブル91の、受講終了日時と受講開始日時との差分から、受講者の当該講義題目につき、実受講時間が算出される。
なお、講義題目と講師識別子は関連付けがなされており、それぞれの講義題目につき、任意の講義単価および受講単価の設定が可能となっている。
【0072】
ここでは、講師に対する講義報酬算出方法として、1分あたりの講義単価、受講者に対する受講料金算出方法として、1分あたりの受講単価が設定されている場合について説明する。
この単価の設定により、講義報酬においては、講師の実講義時間従量に応じた講義報酬、受講者の実受講時間従量に応じた講義報酬といった算出方法をとることができ、受講料金においては、実際に受講した時間に応じた受講料金の徴収を可能とすることができる。
【0073】
図8および図9に示す例では、講師Aに対する講義報酬の算出方法として、英会話Aに対する一講義に対する講義報酬、60分の講義を行ったことによる実講義時間に対応する講義時間従量(50円×60分)による講義報酬、受講者Aが30分受講したことによる受講者の実受講時間に対応する受講時間従量(50円×30分)による講義報酬といった算出方法をとることができる。
【0074】
図9に示す例では、受講者Aの英会話Aに対する受講料金の算出方法として、英会話Aに対する一講義に対する受講料金、30分間受講したことによる実受講時間従量(80円×30分)による受講料金という算出方法をとることができる。
【0075】
また、一の講義題目につき、複数の受講者が受講している場合においては、受講者数および各受講者の実受講時間従量に応じた講義報酬、さらに実際に受講した受講者数従量による講義報酬といった、様々な事情に応じた講義報酬の支払いを可能とすることができる。
【0076】
図8および図9に示す例では、英会話Bの講義報酬については、受講者Aと受講者Bの二人が受講しているため、受講者Aの実受講時間90分および受講者Bの実受講時間60分に対応する実受講時間従量(50円×90分+50円×60分)による講義報酬という算出方法をとることができる。
また、1分あたりの講義単価でなく、一講義に対する一受講者あたりの講義単価を設定しておくことにより、受講者数従量(講義単価×受講者数)といった講義報酬の算出も可能である。
【0077】
また、受講料金の算出においては、受講種別データを設け、データテーブル91に加えることにより、受講者が一人の場合の受講単価、受講者が複数いる場合の受講単価、受講者がウェブカメラ・マイクを使用しない視聴のみの場合の受講単価等の、受講種別データにそれぞれ対応させた複数の受講単価を設定することも可能である。
【0078】
次に、図10を参照しつつ、受講料金を、前払いされたプリペイドデータにより、決済する手順について説明する。
ここで、図10は本実施例のプリペイドデータによる決済方法を示すフローチャートである。
【0079】
受講者が、銀行振込等の手段により、受講料金を前払いすると、(ステップ131)、データベース17に、受講者の識別子・入金日時および入金額データを格納することとなる(ステップ132)。受講者が講義を受講し(ステップ133)、前記の手順で算出された受講料金が、データベース17に格納されている入金された金額から減算され(ステップ134)、減算後の残額データがあらためて格納されることとなる(ステップ135)。
【0080】
そして、その残額データが任意に設定する所定の金額を下回った場合には(ステップ136)、ウェブサーバ10から、受講者側通信端末3に、残額が少なくなっていることを警告する警告情報が送信されることとなる(ステップ137)。
この警告情報は、受講者のメールアドレスに対する警告メールの送信、受講者がログインしている状態での、受講者側通信端末3に警告情報を表示させる等の手段がある。
【0081】
さらに、前記警告情報を送信しても、受講者が前払い料金の補充をせずに受講をした場合や、長時間の受講により相当額の受講料金が減算された場合等に、その残額データが任意に設定する所定の金額を下回った場合には(ステップ138)、受講者が受講開始要求情報をウェブサーバ10に送信しても(ステップ103)、受講は許可されず(ステップ104)、受講者側通信端末3と講師側通信端末2とは通信接続されず、受講者は講義を受講できないこととなる(ステップ139)。
【0082】
前記ウェブサーバ10は、前記方法により算出された講義報酬データを、前記プリペイドデータに変換し、データベース17に格納することにより、講師は、受講生として、他の講師の講義を受講することができる。
【0083】
次に、図11を参照しつつ、講師として登録を希望する者が、本システム上にて講師登録申込を行い、管理者が登録可否の決定後、講師登録希望者に登録可否の連絡を行う手順について説明する。
ここで、図11は本実施例の講師登録申込手順を示すフローチャートである。
【0084】
講師としての採用を希望する者は、郵送等により応募書類を管理者に送付する以外に、前記通信ネットワークを介して、ウェブサーバ10に、通信端末によりアクセスすることにより、講師登録手続を行うことができる。
講師希望者が、講師希望者側通信端末から、講師登録申込情報を入力すると(ステップ141)、講師登録希望情報がウェブサーバ10に送信され、管理者データベースであるデータベース16に格納される(ステップ142)。そこで格納された講師登録希望情報が、管理者が前記通信ネットワーク1を介して、ウェブサーバ10に通信接続している管理者側通信端末に送信され(ステップ143)、管理者側通信端末から入力された講師登録可否情報が、ウェブサーバ10に送信され(ステップ144)、データベース16に格納される(ステップ145)。そこで格納された講師登録可否情報が、講師希望者側通信端末に送信される(ステップ146)。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムの概要構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムにおける受講者が受講を開始する手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムにおける受講者が受講を終了する手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムにおける講師が受講者側通信端末との通信接続の遮断を行う手順を示すフローチャートである。
【図5】講義中の講師側通信端末表示画面の一例である。
【図6】受講中の受講者側通信端末表示画面の一例である。
【図7】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムにおける講義履歴データおよび受講履歴データの格納手順を示す構成図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る講義履歴データベースに格納されるデータの一例を示すデータテーブルである。
【図9】本発明の実施の形態に係る受講履歴データベースに格納されるデータの一例を示すデータテーブルである。
【図10】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムにおける受講料金を前払いされたプリペイドデータにより決済する手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態に係る遠隔講義システムにおける講師登録希望者が本システム上にて講師登録申込を行う手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0086】
1 インターネット
2 講師側通信端末
3 受講者側通信端末
4 管理者側端末
5 講師登録希望者側通信端末
10 ウェブサーバ
11 制御手段
12 入力制御手段
13 出力制御手段
14 講義履歴データベース
15 受講履歴データベース
16 管理者データベース
17 プリペイドデータベース
18 プログラム
51 講師側通信端末表示画面
52 講師側ウェブカメラから送信されている画像
53 受講者A側ウェブカメラから送信されている画像
54 受講者B側ウェブカメラから送信されている画像
55 受講者C側ウェブカメラから送信されている画像
56 受講者D側ウェブカメラから送信されている画像
57 現在講義を受講中の各受講者名とそれぞれの受講開始時間の表示
58 メイン画面に表示する受講者の切替画面
59 接続遮断要求入力画面呼び出しボタン
61 受講者側通信端末表示画面
62 現在講義を受講中の各受講者名とそれぞれの受講開始時間の表示
63 現在時刻と受講経過時間の表示画面
64 受講終了要求入力画面呼び出しボタン
81 講義履歴データテーブル
91 受講履歴データテーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介して、講師側通信端末と、少なくとも1台の受講者側通信端末と、ウェブサーバとが、相互に接続された環境下において、講師と受講者がリアルタイムに映像および音声を双方向に通信することができる遠隔講義システムであって、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴を格納するデータベースと、受講者の受講履歴を格納するデータベースとを備えていることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項2】
請求項1記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記受講者側通信端末から入力された受講開始要求情報を取得する開始要求情報取得手段と、前記受講者側通信端末による受講を許可するか否かを決定する受講許可手段と、前記受講許可手段により受講が許可された場合、前記受講者側通信端末と前記講師側通信端末との通信接続を行う接続開始制御手段とを、備えていることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項3】
請求項1〜2いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、受講者側通信端末から入力された受講終了要求情報を取得する終了要求情報取得手段と、前記受講者通信端末を前記講師側通信端末との通信接続を終了させる処理を行う接続終了制御手段とを、備えていることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項4】
請求項1〜3いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記講師側通信端末から入力された、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断要求情報を取得する遮断要求情報取得手段と、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を許可するか否かを決定する接続遮断許可手段と、前記接続遮断許可手段により通信接続の遮断が許可された場合、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を行う接続遮断制御手段とを、備えていることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項5】
請求項1〜4いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴データから任意の期間における講義報酬を算出する報酬算出手段と、受講者の受講履歴データから任意の期間における受講料金を算出する料金算出手段とを、備えることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項6】
請求項5記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータから、前記受講料金を減算する決済処理手段を、備えることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項7】
請求項6記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するか否かを判断する残高管理手段と、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記受講者側通信端末に警告情報を送信する警告出力手段とを、備えることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項8】
請求項6〜7いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するかを判断する残高管理手段を備え、前記受講者が前払いしている料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記講師側通信端末と前記受講者側通信端末との通信接続を許可しないことを特徴とする遠隔講義システム
【請求項9】
請求項6〜8いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記ウェブサーバは、前記講義報酬を前記料金のプリペイドデータに変換するデータ処理手段を備えることを特徴とする遠隔講義システム
【請求項10】
請求項1〜9いずれか記載の遠隔講義システムにおいて、前記通信ネットワークを介して、講師希望者側通信端末と、管理者側端末と、前記ウェブサーバとが、相互に接続されている場合であって、前記ウェブサーバは、講師を希望する者が、講師希望者側通信端末から入力する講師登録申込情報を取得する申込情報取得手段と、前記講師登録申込情報を前記管理者側通信端末に送信する申込情報出力手段と、前記管理者側通信端末から入力された講師登録可否情報を取得する可否情報取得手段と、前記講師登録可否情報を前記講師希望者側通信端末に送信する可否情報出力手段とを、備えていることを特徴とする
遠隔講義システム
【請求項11】
通信ネットワークを介して、講師側通信端末と、少なくとも1台の受講者側通信端末と、ウェブサーバとが、相互に接続された環境下において、講師と受講者がリアルタイムに映像および音声を双方向に通信することができる遠隔講義方法であって、前記ウェブサーバ内のデータベースに、講師の講義履歴を格納するステップと、受講者の受講履歴を格納するステップとを含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項12】
請求項11記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記受講者側通信端末から入力された受講開始要求情報を取得する開始要求情報取得ステップと、前記受講者側通信端末による受講を許可するか否かを決定する受講許可ステップと、前記受講許可ステップにより受講が許可された場合、前記受講者側通信端末と前記講師側通信端末との通信接続を行う接続開始制御ステップとを、含んでいることを特徴とする
遠隔講義方法
【請求項13】
請求項11〜12いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、受講者側通信端末から入力された受講終了要求情報を取得する終了要求情報取得ステップと、前記受講者通信端末を前記講師側通信端末との通信接続を終了させる処理を行う接続終了制御ステップとを、含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項14】
請求項11〜13いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記講師側通信端末から入力された、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断要求情報を取得する遮断要求情報取得ステップと、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を許可するか否かを決定する接続遮断許可ステップと、前記遮断許可ステップにより通信接続の遮断が許可された場合、前記講師側通信端末と少なくとも1台の前記受講者側通信端末との通信接続の遮断を行う接続遮断制御ステップとを、含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項15】
請求項11〜14いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、講師の講義履歴から任意の期間における講義報酬を算出する報酬算出ステップと、受講者の受講履歴から任意の期間における受講料金を算出する料金算出ステップとを、含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項16】
請求項15記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータから、前記受講料金を減算する決済処理ステップを、
含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項17】
請求項16記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するか否かを判断する残高管理ステップと、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記受講者側通信端末に警告情報を送信する警告出力ステップとを、含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項18】
請求項16〜17いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記受講者から前払いされた料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致するかを判断する残高管理ステップを含み、前記受講者が前払いしている料金に応じたプリペイドデータが、所定の条件に合致した場合に、前記講師側通信端末と前記受講者側通信端末との通信接続を許可しないことを特徴とする遠隔講義方法
【請求項19】
請求項16〜18いずれか記載の遠隔講義方法において、前記ウェブサーバは、前記講義報酬を前記料金のプリペイドデータに変換するデータ処理ステップを含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項20】
請求項11〜19いずれか記載の遠隔講義方法において、前記通信ネットワークを介して、講師希望者側通信端末と、管理者側端末と、前記ウェブサーバとが、相互に接続されている場合であって、前記ウェブサーバは、講師を希望する者が、講師希望者側通信端末から入力する講師登録申込情報を取得する申込情報取得ステップと、前記講師登録申込情報を前記管理者側通信端末に送信する申込情報出力ステップと、前記管理者側通信端末から入力された講師登録可否情報を取得する可否情報取得ステップと、前記講師登録可否情報を前記講師希望者側通信端末に送信する可否情報出力ステップとを、含んでいることを特徴とする遠隔講義方法
【請求項21】
請求項11〜20記載の方法をコンピュータに実行させるための遠隔講義プログラム

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−287374(P2008−287374A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−129911(P2007−129911)
【出願日】平成19年5月15日(2007.5.15)
【出願人】(507158042)
【Fターム(参考)】