説明

警備システム及び警備システムの画像表示方法

【課題】
画像伝送装置側のルータの機能に依らずに画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、ルータのIPアドレスが固定アドレスで無い場合でもダイナミックDNSの機能を用いることなく画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られる警備システム及び警備システムの画像表示方法を提供することにある。
【解決手段】
画像伝送装置が、受信装置に対して、受信装置側ルータのIPアドレスをもとに画像伝送装置ポート番号を送信し、次に、画像表示端末が、受信装置に対して、画像を確認したい画像伝送装置の画像送信機番号等を送信し、次に、受信装置が、画像表示端末から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置に対して、カメラ情報等を送信し、画像伝送装置が、受信装置から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラの画像データを、画像表示端末に送信することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、警備対象施設とセンターとの間で、インターネット回線を介して、画像監視や画像警備を行う警備システム及び警備システムの画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、一般の家庭や店舗、工場等の警備対象施設側に、その警備対象施設の状況を画像で監視・警備するカメラ及び画像伝送装置を設け、インターネット回線等の電気通信回線を用いて、その画像を警備監視側のセンターに送る警備システム(例えば、特許文献1)が運用されている。
【0003】
そして、インターネット回線を通信手段として使用する場合、警備対象施設側にブロードバンドルータを設けて既設のインターネット回線と接続し、そのブロードバンドルータに画像伝送装置を接続することにより、画像の伝送を可能としている場合が多い。ここで、ブローバンドルータにインターネット回線上の固定IPアドレスが付与されていない場合には、ダイナミックDNSの機能にて、ドメイン名からIPアドレスを解決することにより目的とするブロードバンドルータへの接続を解決している。
【0004】
また、ブロードバンドルータは、そのポートフォワーディング機能により、ブロードバンドルータの特定のポートへ到着したデータを配下の端末へ転送し、外部のインターネット回線との接続を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−272701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、警備システムを構築するにあたって、警備対象施設に既に引き込まれたインターネット回線を用いる場合が多く、ブロードバンドルータのポートフォワーディング機能を用いるような場合、ブロードバンドルータの機種により機能の有無や設定方法が異なり、警備システム構築の作業が繁雑である。また、既設のブロードバンドルータのユーザ名やパスワードがわからず、設定自体をすることができないケースがある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、画像伝送装置側のルータの機能に依らずに画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、ルータのIPアドレスが固定アドレスで無い場合でもダイナミックDNSの機能を用いることなく画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られる警備システム及び警備システムの画像表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の警備システムは、警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、画像伝送装置から出力された画像データをインターネット回線を介してセンターに送る画像送信側ルータとを備え、センターに、インターネット回線を介して警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、受信装置側ルータを介して警備対象施設からの警備情報を受け取る受信装置と、インターネット回線を介して警備対象施設からの画像データを受信する画像表示側ルータと、画像表示側ルータを介して警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを備え、画像伝送装置には、受信装置側ルータのIPアドレス及び画像伝送装置に付与された画像送信機番号が予め設定され、受信装置には、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示端末に付与された画像表示側ルータのポート番号が予め設定され、画像伝送装置が、受信装置に対して、受信装置側ルータのIPアドレスをもとに画像伝送装置ポート番号を送信する画像伝送元情報送信手段を有し、画像表示端末が、受信装置に対して、画像を確認したい画像伝送装置の画像送信機番号及び画像を確認したいカメラのカメラ情報を送信するカメラ情報送信手段を有し、受信装置が、画像表示端末のカメラ情報送信手段から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置に対して、カメラ情報、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号を送信する画像表示端末情報送信手段を有し、画像伝送装置が、受信装置の画像表示端末情報送信手段から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラの画像データを、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号をもとに、画像表示端末に送信することを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の警備システムの画像表示方法は、警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、画像伝送装置から出力された画像データをインターネット回線を介してセンターに送る画像送信側ルータとを設け、センターに、インターネット回線を介して警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、受信装置側ルータを介して警備対象施設からの警備情報を受け取る受信装置と、インターネット回線を介して警備対象施設からの画像データを受信する画像表示側ルータと、画像表示側ルータを介して警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを設け、画像伝送装置に、受信装置側ルータのIPアドレス及び画像伝送装置に付与された画像送信機番号を設定し、受信装置に、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示端末に付与された画像表示側ルータのポート番号を設定し、画像伝送装置が、受信装置に対して、受信装置側ルータのIPアドレスをもとに該画像伝送装置ポート番号を送信し、次に、画像表示端末が、受信装置に対して、画像を確認したい画像伝送装置の画像送信機番号及び画像を確認したいカメラのカメラ情報を送信し、次に、受信装置が、画像表示端末から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置に対して、カメラ情報、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号を送信し、画像伝送装置が、受信装置から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラの画像データを、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号をもとに、画像表示端末に送信することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の警備システムは、警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、画像伝送装置から出力された画像データをインターネット回線を介してセンターに送る画像送信側ルータとを備え、センター外に、インターネット回線を介して警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、受信装置側ルータを介して警備対象施設からの警備情報を受け取る受信装置と、受信装置側ルータへの接続を認証する認証装置とを備え、警備対象施設外に、インターネット回線を介して警備対象施設からの画像データを受信する画像表示側ルータと、画像表示側ルータを介して警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを備え、画像表示端末には、受信装置側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号が予め設定され、受信装置には、画像送信側ルータのIPアドレスが予め設定され、画像伝送装置には、画像伝送装置に付与された画像送信機番号が予め設定され、画像表示端末が、認証装置に対して、受信装置への接続の認証を依頼する認証依頼手段を有し、又、画像表示端末が、認証装置の認証を受けた後に、受信装置に対して、画像を確認したい画像伝送装置の画像送信機番号、画像を確認したいカメラのカメラ情報及び画像表示側ルータのポート番号を送信するカメラ情報送信手段を有し、受信装置が、画像表示端末のカメラ情報送信手段から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置に対して、カメラ情報、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号を送信する画像表示端末情報送信手段を有し、画像伝送装置が、受信装置の画像表示端末情報送信手段から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラの画像データを、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号をもとに、画像表示端末に送信することを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の警備システムの画像表示方法は、警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、画像伝送装置から出力された画像データをインターネット回線を介してセンターに送る画像送信側ルータとを設け、センター外に、インターネット回線を介して警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、受信装置側ルータを介して警備対象施設からの警備情報を受け取る受信装置と、受信装置側ルータへの接続を認証する認証装置とを設け、警備対象施設外に、インターネット回線を介して警備対象施設からの画像データを受信する画像表示側ルータと、画像表示側ルータを介して警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを設け、画像表示端末に、受信装置側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号を設定し、受信装置に、画像送信側ルータのIPアドレスを設定し、画像伝送装置に、画像伝送装置に付与された画像送信機番号を設定し、画像表示端末が、認証装置に対して、受信装置への接続の認証を依頼し、画像表示端末が、認証装置の認証を受けた後に、受信装置に対して、画像を確認したい画像伝送装置の画像送信機番号、画像を確認したいカメラのカメラ情報及び画像表示側ルータのポート番号を送信し、次に、受信装置が、画像表示端末から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置に対して、カメラ情報、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号を送信し、画像伝送装置が、受信装置から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラの画像データを、画像表示側ルータのIPアドレス及び画像表示側ルータのポート番号をもとに、画像表示端末に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1及び請求項2の発明によれば、各ルータのIPアドレスやポート番号を、適宜情報通知しながら接続を確立していることから、画像伝送装置側のルータの機能に依らずに画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、ルータのIPアドレスが固定アドレスで無い場合でもダイナミックDNSの機能を用いることなく画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、画像表示装置で表示可能である。
【0013】
請求項3及び請求項4の発明によれば、請求項1及び請求項2の効果に加え、従来、画像表示端末側に設けていた認証装置をセンター側に設ける仕組みとしたことから、画像表示端末に認証のための機能を付加する必要がなく、画像表示端末の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係る第1の実施例に係る警備システムの一例を示す構成図である。
【図2】同警備システムの動作のタイミングチャートを示す説明図である。
【図3】本発明に係る第2の実施例に係る警備システムの一例を示す構成図である。
【図4】同警備システムの動作のタイミングチャートを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態における警備システムは、警備対象施設とセンターとの間で、インターネット回線を介して、画像監視や画像警備を行うものである。
【実施例1】
【0016】
図1は、本発明に係る第1の実施例に係る警備システムの一例を示す構成図である。図2は、同警備システムの動作のタイミングチャートを示す説明図である。図1及び図2における警備システム1の警備対象施設である警備宅5内には、警備宅5内の様子を撮影するカメラA12、カメラB13〜カメラn14、カメラA12、カメラB13〜カメラn14が接続され撮影された画像を処理し送信可能にする画像伝送装置10と、インターネット回線8と画像伝送装置10とを接続する画像伝送側ルータであるルータC16とが設けられている。
【0017】
また、警備システム1のセンターである警備会社6内には、警備宅5内からの警備情報等を受け取る受信装置20と、インターネット回線8と受信装置20とを接続する受信装置側ルータであるルータA22と、警備宅5内の画像を表示する画像表示端末である画像表示PC(パーソナルコンピュータ)26と、インターネット回線8と画像表示PC26とを接続する画像表示側ルータであるルータB28とが設けられている。尚、画像表示PC26は画像表示端末の一例であり、パーソナルコンピュータの他、ルータB28と接続して画像を表示できる端末であればよい。
【0018】
そして、画像伝送装置10には、ルータA22のIPアドレス及び画像伝送装置10に付与された画像送信機番号が予め設定されている。また、受信装置20には、ルータB28のIPアドレス及び画像表示PC26に付与されたルータB28のポート番号が予め設定されている。
【0019】
次に、警備システム1で画像を送る動作を説明する。まず、画像伝送装置10が、ルータC16及びインターネット回線8を介して、受信装置20に対して、ルータA22のIPアドレスをもとに画像伝送装置ポート番号を送信する(画像伝送元情報送信手段)。次に、画像表示PC26が、ルータB28及びインターネット回線8を介して、受信装置20に対して、画像を確認したい画像伝送装置10の画像送信機番号及び画像を確認したいカメラA12、カメラB13〜カメラn14のカメラ情報を送信する(カメラ情報送信手段)。
【0020】
次に、受信装置20が、画像表示PC26から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置10に対して、カメラ情報、ルータB28のIPアドレス及びルータB28のポート番号を送信する(画像表示端末情報送信手段)。
【0021】
そして、画像伝送装置10が、受信装置20から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラA12、カメラB13〜カメラn14の画像データを、ルータC16及びインターネット回線8を介して、ルータB28のIPアドレス及びルータB28のポート番号をもとに、画像表示PC26に送信する。これにより、画像表示PC26側で求めたカメラA12、カメラB13〜カメラn14の画像が、画像表示PC26に表示されることになる。
【0022】
以上のように、本実施例1の警備システム1によれば、各ルータのIPアドレスやポート番号を、適宜情報通知しながら接続を確立していることから、画像伝送装置側のルータの機能に依らずに画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、ルータのIPアドレスが固定アドレスで無い場合でもダイナミックDNSの機能を用いることなく画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、画像表示装置で表示可能である。
【実施例2】
【0023】
図3は、本発明に係る第2の実施例に係る警備システムの一例を示す構成図である。図4は、同警備システムの動作のタイミングチャートを示す説明図である。図3及び図4における警備システム2の警備対象施設である警備宅5内には、警備宅5内の様子を撮影するカメラA12、カメラB13〜カメラn14、カメラA12、カメラB13〜カメラn14が接続され撮影された画像を処理し送信可能にする画像伝送装置10と、インターネット回線8と画像伝送装置10とを接続する画像伝送側ルータであるルータC16とが設けられている。
【0024】
また、警備システム2のセンターである警備会社6内には、警備宅5内からの警備情報等を受け取る受信装置20と、インターネット回線8と受信装置20とを接続する受信装置側ルータであるルータA22と、ルータA22のアクセスを認証する認証装置24とが設けられている。さらに、警備会社外部7には、警備宅5内の画像を表示する画像表示端末である画像表示PC(パーソナルコンピュータ)30と、インターネット回線8と画像表示PC30とを接続する画像表示側ルータであるルータD32とが設けられている。尚、画像表示PC30は画像表示端末の一例であり、パーソナルコンピュータの他、ルータD32と接続して画像を表示できる端末であればよい。
【0025】
そして、画像表示PC30には、ルータA22のIPアドレス及びルータD32のポート番号が予め設定されている。また、受信装置20には、ルータC16のIPアドレスが予め設定され、画像伝送装置10には、画像伝送装置10に付与された画像送信機番号が予め設定されている。
【0026】
次に、警備システム2で画像を送る動作を説明する。まず、画像表示PC30が、ルータD32及びインターネット回線8を介して、認証装置24に対して、受信装置20への接続の認証を依頼する(認証依頼手段)。それに対して認証装置24は、受信装置20に対してのアクセスを許された画像表示PCであるか否かをIDやパスワード等の情報を用いて確認する。そして、認証装置24の認証を受けた後に、画像表示PC30が、ルータD32及びインターネット回線8を介して、受信装置20に対して、画像を確認したい画像伝送装置10の画像送信機番号、画像を確認したいカメラA12、カメラB13〜カメラn14のカメラ情報及びルータD32のポート番号を送信する(カメラ情報送信手段)。
【0027】
次に、受信装置20が、画像表示PC30から送られてきた画像送信機番号の画像伝送装置10に対して、カメラ情報、ルータD32のIPアドレス及びルータD32のポート番号を送信する(画像表示端末情報送信手段)。
【0028】
そして、画像伝送装置10が、受信装置20から情報を受け取った場合に、カメラ情報で指定されたカメラA12、カメラB13〜カメラn14の画像データを、ルータC16及びインターネット回線8を介して、ルータD32のIPアドレス及びルータD32のポート番号をもとに、画像表示PC30に送信する。これにより、画像表示PC30側で求めたカメラA12、カメラB13〜カメラn14の画像が、画像表示PC30に表示されることになる。
【0029】
以上のように、本実施例2の警備システム2によれば、実施例1の効果に加え、従来、画像表示端末側に設けていた認証装置をセンター側に設ける仕組みとしたことから、画像表示端末に認証のための機能を付加する必要がなく、画像表示端末の負担を軽減することができる。
【0030】
尚、本実施例2で、画像表示装置としてパーソナルコンピュータで説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば携帯電話等の移動通信機器であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上のように、本発明によれば、画像伝送装置側のルータの機能に依らずに画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られ、ルータのIPアドレスが固定アドレスで無い場合でもダイナミックDNSの機能を用いることなく画像表示装置に画像伝送装置からの画像が送られる警備システム及び警備システムの画像表示方法を提供することができる。
【符号の説明】
【0032】
1・・・・警備システム
2・・・・警備システム
5・・・・警備宅
6・・・・警備会社
7・・・・警備会社外部
8・・・・インターネット回線
10・・・画像伝送装置
12・・・カメラA
13・・・カメラB
14・・・カメラn
16・・・ルータC
20・・・受信装置
22・・・ルータA
24・・・認証装置
26・・・画像表示PC
28・・・ルータB
30・・・画像表示PC
32・・・ルータD

【特許請求の範囲】
【請求項1】
警備対象施設とセンターとの間で、インターネット回線を介して、画像監視や画像警備を行う警備システムにおいて、
該警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、該画像伝送装置から出力された画像データを該インターネット回線を介して該センターに送る画像送信側ルータとを備え、
該センターに、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、該受信装置側ルータを介して該警備対象施設からの該警備情報を受け取る受信装置と、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの該画像データを受信する画像表示側ルータと、該画像表示側ルータを介して該警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを備え、
該画像伝送装置には、該受信装置側ルータのIPアドレス及び該画像伝送装置に付与された画像送信機番号が予め設定され、
該受信装置には、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示端末に付与された該画像表示側ルータのポート番号が予め設定され、
該画像伝送装置が、該受信装置に対して、該受信装置側ルータのIPアドレスをもとに該画像伝送装置ポート番号を送信する画像伝送元情報送信手段を有し、
該画像表示端末が、該受信装置に対して、画像を確認したい該画像伝送装置の該画像送信機番号及び画像を確認したい該カメラのカメラ情報を送信するカメラ情報送信手段を有し、
該受信装置が、該画像表示端末の該カメラ情報送信手段から送られてきた該画像送信機番号の該画像伝送装置に対して、該カメラ情報、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号を送信する画像表示端末情報送信手段を有し、
該画像伝送装置が、該受信装置の画像表示端末情報送信手段から情報を受け取った場合に、該カメラ情報で指定された該カメラの画像データを、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号をもとに、該画像表示端末に送信することを特徴とする警備システム。
【請求項2】
警備対象施設とセンターとの間で、インターネット回線を介して、画像監視や画像警備を行う警備システムの画像表示方法において、
該警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、該画像伝送装置から出力された画像データを該インターネット回線を介して該センターに送る画像送信側ルータとを設け、
該センターに、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、該受信装置側ルータを介して該警備対象施設からの該警備情報を受け取る受信装置と、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの該画像データを受信する画像表示側ルータと、該画像表示側ルータを介して該警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを設け、
該画像伝送装置に、該受信装置側ルータのIPアドレス及び該画像伝送装置に付与された画像送信機番号を設定し、
該受信装置に、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示端末に付与された該画像表示側ルータのポート番号を設定し、
該画像伝送装置が、該受信装置に対して、該受信装置側ルータのIPアドレスをもとに該画像伝送装置ポート番号を送信し、
次に、該画像表示端末が、該受信装置に対して、画像を確認したい該画像伝送装置の該画像送信機番号及び画像を確認したい該カメラのカメラ情報を送信し、
次に、該受信装置が、該画像表示端末から送られてきた該画像送信機番号の該画像伝送装置に対して、該カメラ情報、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号を送信し、
該画像伝送装置が、該受信装置から情報を受け取った場合に、該カメラ情報で指定された該カメラの画像データを、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号をもとに、該画像表示端末に送信することを特徴とする警備システムの画像表示方法。
【請求項3】
警備対象施設とセンターと警備対象施設外との間で、インターネット回線を介して、画像監視や画像警備を行う警備システムにおいて、
該警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、該画像伝送装置から出力された画像データを該インターネット回線を介して該センターに送る画像送信側ルータとを備え、
該センター外に、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、該受信装置側ルータを介して該警備対象施設からの該警備情報を受け取る受信装置と、該受信装置側ルータへの接続を認証する認証装置とを備え、
該警備対象施設外に、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの該画像データを受信する画像表示側ルータと、該画像表示側ルータを介して該警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを備え、
該画像表示端末には、該受信装置側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号が予め設定され、
該受信装置には、該画像送信側ルータのIPアドレスが予め設定され、
該画像伝送装置には、該画像伝送装置に付与された画像送信機番号が予め設定され、
該画像表示端末が、該認証装置に対して、該受信装置への接続の認証を依頼する認証依頼手段を有し、
又、該画像表示端末が、該認証装置の認証を受けた後に、該受信装置に対して、画像を確認したい該画像伝送装置の該画像送信機番号、画像を確認したい該カメラのカメラ情報及び該画像表示側ルータのポート番号を送信するカメラ情報送信手段を有し、
該受信装置が、該画像表示端末の該カメラ情報送信手段から送られてきた該画像送信機番号の該画像伝送装置に対して、該カメラ情報、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号を送信する画像表示端末情報送信手段を有し、
該画像伝送装置が、該受信装置の画像表示端末情報送信手段から情報を受け取った場合に、該カメラ情報で指定された該カメラの画像データを、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号をもとに、該画像表示端末に送信することを特徴とする警備システム。
【請求項4】
警備対象施設とセンターと警備対象施設外との間で、インターネット回線を介して、画像監視や画像警備を行う警備システムの画像表示方法において、
該警備対象施設に、少なくとも1つのカメラが接続された画像伝送装置と、該画像伝送装置から出力された画像データを該インターネット回線を介して該センターに送る画像送信側ルータとを設け、
該センター外に、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの警備情報を授受する受信装置側ルータと、該受信装置側ルータを介して該警備対象施設からの該警備情報を受け取る受信装置と、該受信装置側ルータへの接続を認証する認証装置とを設け、
該警備対象施設外に、該インターネット回線を介して該警備対象施設からの該画像データを受信する画像表示側ルータと、該画像表示側ルータを介して該警備対象施設からの画像を表示する画像表示端末とを設け、
該画像表示端末に、該受信装置側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号を設定し、
該受信装置に、該画像送信側ルータのIPアドレスを設定し、
該画像伝送装置に、該画像伝送装置に付与された画像送信機番号を設定し、
該画像表示端末が、該認証装置に対して、該受信装置への接続の認証を依頼し、
該画像表示端末が、該認証装置の認証を受けた後に、該受信装置に対して、画像を確認したい該画像伝送装置の該画像送信機番号、画像を確認したい該カメラのカメラ情報及び該画像表示側ルータのポート番号を送信し、
次に、該受信装置が、該画像表示端末から送られてきた該画像送信機番号の該画像伝送装置に対して、該カメラ情報、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号を送信し、
該画像伝送装置が、該受信装置から情報を受け取った場合に、該カメラ情報で指定された該カメラの画像データを、該画像表示側ルータのIPアドレス及び該画像表示側ルータのポート番号をもとに、該画像表示端末に送信することを特徴とする警備システムの画像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−71594(P2011−71594A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−218684(P2009−218684)
【出願日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(000101400)アツミ電氣株式会社 (69)
【Fターム(参考)】