説明

貨物多視角検査装置と方法

【課題】貨物の移動方向に対して直交する平面内にX線が透過し難いものが複数重なった状態であっても、個々の被検体の形状による識別が可能である貨物多視角検査装置と方法を提供する。
【解決手段】被検体を収容した貨物1の移動方向9に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面A,B,C内において、貨物に対してX線21(線状X線22)を照射する1又は複数のX線発生装置12と、各平面内において、貨物を透過した透過X線23(線状透過X線24)の強度をそれぞれ検出する複数のX線検出器15と、検出した透過X線の強度から、貨物の各平面に直交する複数の透過X線画像25を作成する画像処理装置16と、複数の透過X線画像25を表示する画像表示装置18とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、奥行き情報を含むX線画像により車両に搭載した貨物を検査する貨物多視角検査装置と方法に関する。
【背景技術】
【0002】
空港等における貨物のセキュリティ検査のために、種々のX線検査手段が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
【0003】
特許文献1は、税関や空港における手荷物検査手段であり、被検査物の移動方向に対し複数の直角方向からX線照射を行い、その複数の撮像画像より被検査物の擬似断層像を作成し材質識別するものである。
特許文献2は、荷物のセキュリティ検査方法であり、被検査物の移動方向に対し複数の直角方向からX線照射を行い検査中に被検査物が回転動作を行う、或いはX線発生装置とX線検出器が対となり被検査体の周りを回転するものである。この文献も複数の撮像画像より被検査物の擬似断層像を作成し材質識別するものである。
特許文献3は、貨物専用コンテナ用のCT検査装置であり、コンテナを中心に半円レールを上下に配置し、そのレール上で加速器を移動するか、或いは加速器を複数台固定配置し、被検査体の断層画像を得るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−122043号公報、「材質識別検査装置および方法」
【特許文献2】特表2009−536321号公報、「多視角荷物セキュリティ検査方法」
【特許文献3】特表2005−534009号公報、「密輸品についての物体の放射線走査」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図1は、車両に搭載した貨物をX線検査する従来の貨物検査装置の模式図である。
この図において、1は貨物(又はコンテナ)、2は貨物1を載せた車両(トラック又はトレーラ)である。また、3A,3BはX線発生装置、4A,4Bは前置コリメータ、5A,5Bは後置コリメータ、6A,6Bはラインセンサ方式のX線検出器である。
【0006】
図1において、X線発生装置3A、前置コリメータ4A、後置コリメータ5A、及びX線検出器6Aは、車両2の移動方向に対して直交する平面内で水平方向にX線を照射する。また同様に、X線発生装置3B、前置コリメータ4B、後置コリメータ5B、及びX線検出器6Bは、同一の直交平面内で鉛直方向にX線を照射するようになっている。
この構成により、車両2の通過後、ラインセンサ方式のX線検出器6A,6Bの出力から、水平方向と鉛直方向のX線画像を取得することができる。
【0007】
図2は、図1の貨物検査装置の問題点を示す模式図である。この図において、7A,7B,7Cは貨物1内に収容された被検体であり、そのうち7A,7Bはセキュリティ上の問題はないがX線が透過し難い被検体(厚い鉄板など)であり、7Cはセキュリティ上の問題がある社会的悪物(拳銃や麻薬など)である。
また、この図において、8A,8Bは、それぞれ水平、鉛直方向のX線、9A,9Bはそれぞれ水平、鉛直方向のX線8A,8Bによる水平X線画像と鉛直X線画像を示している。
【0008】
上述したように、セキュリティ用途の従来の貨物検査装置では、水平方向よりX線を照射する水平方向検査と、鉛直方向よりX線を照射する鉛直方向検査の2方向検査が実施されていた。
【0009】
しかし、この手段では、図2に示すように、水平方向、垂直方向の検査面にX線が透過し難いもの(7A、7Bと7C)が複数重なった状態で検査すると、重なり合った物体の輪郭が不鮮明になり、個々の被検体7A,7B,7Cの形状による識別が困難となっていた。
【0010】
また、上述した特許文献1〜3には、水平方向と垂直方向以外の方向からのX線検査が開示されているが、貨物の移動方向に対して直交する平面内でのX線照射に限られていた。
そのため、特許文献1〜3の場合も、貨物の移動方向に対して直交する平面内にX線が透過し難いものが複数重なった状態で検査すると、重なり合った物体の輪郭が不鮮明になり、個々の被検体の形状による識別が困難となっていた。
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、貨物の移動方向に対して直交する平面内にX線が透過し難いものが複数重なった状態であっても、奥行き情報を含むX線画像により個々の被検体の形状による識別が可能である貨物多視角検査装置と方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明によれば、被検体を収容した貨物の移動方向に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面内において、貨物に対してX線を照射する1又は複数のX線発生装置と、
前記各平面内において、貨物を透過した透過X線の強度をそれぞれ検出する複数のX線検出器と、
検出した前記透過X線の強度から、貨物の前記各平面に直交する複数の透過X線画像を作成する画像処理装置と、
前記複数の透過X線画像を表示する画像表示装置とを備える、ことを特徴とする貨物多視角検査装置が提供される。
【0013】
また本発明によれば、被検体を収容した貨物の移動方向に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面内において、貨物に対してX線を照射し、
前記各平面内において、貨物を透過した透過X線の強度をそれぞれ検出し、
検出した前記透過X線の強度から、貨物の前記各平面に直交する複数の透過X線画像を作成し、
前記複数の透過X線画像を表示する、ことを特徴とする貨物多視角検査方法が提供される。
【発明の効果】
【0014】
上記本発明の装置と方法によれば、被検体を収容した貨物の移動方向に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面内において貨物に対してX線を照射し、各平面内において貨物を透過した透過X線の強度をそれぞれ検出し、検出した透過X線の強度から貨物の各平面に直交する複数の透過X線画像を作成し表示するので、複数方向からの複数の透過X線画像が貨物の奥行き情報を含むので、被検体の個々の形状認識と複数方向より見た場合の奥行き方向の配置が瞬時にわかる。
【0015】
従って複数の被検体の重なりが解消されることにより、輪郭が不明で判別不可能であったものが可能となり、社会的悪物の有無や、不要な開扉検査の低減などが可能となり、検査業務の効率化、検査の高精度化、開扉による貨物主(運搬会社)の金銭的負担の低減につながる。

【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】車両に搭載した貨物をX線検査する従来の貨物検査装置の模式図である。
【図2】図1の貨物検査装置の問題点を示す模式図である。
【図3】本発明による貨物多視角検査装置の第1実施形態図である。
【図4】図3のD−D矢視図である。
【図5】本発明による貨物多視角検査装置の第2実施形態図である。
【図6】前置コリメータの説明図である。
【図7】本発明による貨物多視角検査装置の第3実施形態図である。
【図8】本発明による貨物多視角検査装置の第4実施形態図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【0018】
図3は、本発明による貨物多視角検査装置の第1実施形態図である。
【0019】
この図は、被検体を収容した貨物1を運搬する車両2を上方から見た平面図である。この図において、貨物1の移動方向9に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面(この例では鉛直平面)を平面A,B,Cとする。
【0020】
この例で平面A,B,Cは、鉛直線O1で交差している。また平面Aは、貨物1の移動方向9に対して直交する鉛直平面である。また、平面Bは、平面Aを鉛直線O1を中心に図で反時計回り(左回り)に角度θ1旋回させた鉛直平面であり、平面Cは、平面Aを鉛直線O1を中心に図で時計回り(右回り)に角度θ2旋回させた鉛直平面である。
【0021】
なおこの例で鉛直線O1は、車両2の移動領域内に位置しているが、本発明はこれに限定されず、車両2の移動領域外に位置してもよい。
また、複数の平面はこの例では3つの平面A,B,Cであるが、2以上の平面であればよい。なお、貨物1の移動方向9に対して直交する鉛直平面Aは、比較対象として含めることが好ましいが省略してもよい。
【0022】
図3において、本発明の貨物多視角検査装置10は、複数のX線発生装置12、複数の前置コリメータ13、複数の後置コリメータ14、複数のX線検出器15、画像処理装置16、及び画像表示装置18を備える。
【0023】
複数(この図で3台)のX線発生装置12は、各平面A,B,C内において、貨物1に対してX線21を照射する。
複数(この図で3台)の前置コリメータ13は、各X線発生装置12の前面に配置された絞り板であり、X線発生装置12で発生したX線21を各平面A,B,C内の線状X線22に変換する。
【0024】
複数(この図で3台)の後置コリメータ14は、各X線検出器15の前面に配置された絞り板であり、各後置コリメータ14に入射する透過X線23に含まれている貨物1から発せられる散乱X線のみを除去し、各平面A,B,C内の線状透過X線24に変換する。
複数(この図で3台)のX線検出器15は、ラインセンサ方式のX線検出器であり、各平面A,B,C内において、貨物1を透過した透過X線23(線状透過X線24)の強度をそれぞれ検出する。
【0025】
画像処理装置16は、例えばコンピュータ(PC)であり、検出した透過X線23(線状透過X線24)の強度から、貨物1の各平面A,B,Cに直交する複数の透過X線画像25を作成する。
【0026】
この場合、平面Aに直交する透過X線画像25は、図1における水平方向のX線画像であり、図2における水平X線画像9Aに相当する。
また、平面Bに直交する透過X線画像25は、平面Aに対して斜め右側から見た水平X線画像に相当する。また、平面Cに直交する透過X線画像25は、平面Aに対して斜め左側から見た水平X線画像に相当する。
【0027】
画像表示装置18は、例えばディスプレイ装置であり、複数(この例で3つ)の透過X線画像25を表示する。
【0028】
図4は、図3のD−D矢視図であり、平面A内の構成を示している。
この図において、平面A内において、貨物1と交差し、かつ互いに交差する複数の方向を方向線a,b,cで示す。
【0029】
この例で方向線a,b,cは、水平線O2で交差している。また方向線aは、車両2に対して水平に近い線であり、方向線bは、方向線aを水平線O2を中心に図で反時計回り(左回り)に旋回させた線であり、方向線cは、方向線aを水平線O2を中心に図で時計回り(右回り)に旋回させた線である。
【0030】
なおこの例で水平線O2は、貨物1の内部(すなわち車両2の移動領域内)に位置しているが、本発明はこれに限定されず、車両2の移動領域外に位置してもよい。
方向線b,cの方向線aに対する旋回角度は、任意である。
【0031】
図4において、X線発生装置12は3台設けられ、それぞれ方向線a,b,cで示す各方向を中心とする照射角度で貨物1に対してX線21をそれぞれ照射するようになっているがその照射角度は、任意である。
また、X線検出器15は3台設けられ、それぞれ方向線a,b,cで示す各方向からそれぞれの照射角度で貨物1を透過した透過X線23(線状透過X線24)の強度をそれぞれ検出するようになっている。
【0032】
また、平面B,C内においても、平面A内と同様に、X線発生装置12とX線検出器15をそれぞれ複数設け、異なる方向を中心とする照射角度で貨物1に対してX線21をそれぞれ照射し、異なる方向からそれぞれの照射角度で貨物1を透過した透過X線(線状透過X線24)の強度をそれぞれ検出するようになっている。
【0033】
なお、平面A,B,Cにおける方向線a,b,cで示す各方向は、互いに一致することが好ましいが、異なってもよい。
また、平面A,B,CのすべてにX線発生装置12とX線検出器15を複数対設けることは必須ではなく、単一のX線発生装置12と単一のX線検出器15であってもよい。
【0034】
図5は、本発明による貨物多視角検査装置の第2実施形態図である。
この例において、X線発生装置12は1台である。また、前置コリメータ33は、X線発生装置12の前面に配置された複数の絞り板であり、X線発生装置12で発生したX線21を各平面A,B,C内のそれぞれの線状X線22A,22B,22Cに変換するようになっている。
【0035】
図6は、前置コリメータの説明図である。この図において、(A)は第1実施形態のおける前置コリメータ13、(B)は第2実施形態のおける前置コリメータ33の模式図である。
図6(A)(B)におけるX線発生装置12は同一である。この例において、X線発生装置12は、X線源から所定の照射角度でX線を照射し、照射されたX線は貨物1に対して円錐状に広がる。
【0036】
図6(A)の前置コリメータ13は、線状のスリット13aを1つ有する絞り板であり、X線発生装置12で発生したX線21を単一の線状X線22に変換する。これに対し、図6(B)の前置コリメータ33は、線状のスリット33aを複数有する絞り板であり、X線発生装置12で発生したX線21を複数の線状X線22A,22Bに変換する。
なお、図5の例では、前置コリメータ33は、X線21を3つの線状X線22A,22B,22Cに変換している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0037】
図7は、本発明による貨物多視角検査装置の第3実施形態図である。
この図は、被検体を収容した貨物1を運搬する車両2を側面から見た側面図である。この図において、貨物の移動方向9に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面を平面A,B,Cとする。
【0038】
この例で平面A,B,Cは、貨物1の移動方向9に直交する水平線O3で交差している。また平面Aは、貨物1の移動方向9に対して直交する鉛直平面であり、第1実施形態における平面Aと同一である。
平面Bは、平面Aを水平線O3を中心に図で反時計回り(左回り)に角度θ1旋回させた傾斜平面であり、平面Cは、平面Aを水平線O3を中心に図で時計回り(右回り)に角度θ2旋回させた傾斜平面である。
【0039】
この例で水平線O3は、車両2の移動領域内に位置しているが、本発明はこれに限定されず、車両2の移動領域外に位置してもよい。
角度θ1、θ2は、任意である。
図7におけるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0040】
図7の第3実施形態において、画像処理装置16は、検出した透過X線23(線状透過X線24)の強度から、貨物1の各平面A,B,Cに直交する複数の透過X線画像25を作成する。
【0041】
この場合、平面Aに直交する透過X線画像25は、図1における鉛直方向のX線画像であり、図2における鉛直X線画像9Bに相当する。
また、平面Bに直交する透過X線画像25は、平面Aに対して斜め左側から見た鉛直X線画像に相当する。また、平面Cに直交する透過X線画像25は、平面Aに対して斜め右側から見た鉛直X線画像に相当する。
【0042】
図8は、本発明による貨物多視角検査装置の第4実施形態図である。
この例において、X線発生装置12は1台である。
また、前置コリメータ33は、X線発生装置12の前面に配置された複数の絞り板であり、X線発生装置12で発生したX線21を各平面A,B,C内のそれぞれの線状X線22A,22B,22Cに変換するようになっている。
その他の構成は、第3実施形態と同様である。
【0043】
上述した貨物多視角検査装置10を用い、本発明の方法では、
(A)被検体を収容した貨物1の移動方向9に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面A,B,C内において、1又は複数のX線発生装置12により、貨物1に対してX線21(又は線状X線22)を照射し、
(B)ラインセンサ方式の複数のX線検出器15により、各平面A,B,C内において、貨物1を透過した透過X線23(又は線状透過X線24)の強度をそれぞれ検出し、
(C)画像処理装置16により、検出した透過X線23(又は線状透過X線24)の強度から、貨物1の各平面A,B,Cに直交する複数の透過X線画像25を作成し、
(D)画像表示装置18により、複数の透過X線画像25を表示する。
【0044】
上述した本発明の装置と方法によれば、複数方向からの複数の透過X線画像25が貨物1の奥行き情報を含むので、被検体の個々の形状認識と複数方向より見た場合の奥行き方向の配置が瞬時にわかる。
【0045】
従って複数の被検体の重なりが解消されることにより、輪郭が不明となり判別不可能であったものが可能となり、社会的悪物の有無や、不要な開扉検査の低減などが可能となり、検査業務の効率化、検査の高精度化、開扉による貨物主(運搬会社)の金銭的負担の低減につながる。
【0046】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
【符号の説明】
【0047】
1 貨物、2 車両、9 移動方向、
10 貨物多視角検査装置、12 X線発生装置、
13 前置コリメータ、14 後置コリメータ、
15 X線検出器、16 画像処理装置(コンピュータ)、
18 画像表示装置(ディスプレイ装置)、
21 X線、22 線状X線、23 透過X線、
24 線状透過X線、25 透過X線画像、
33 前置コリメータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体を収容した貨物の移動方向に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面内において、貨物に対してX線を照射する1又は複数のX線発生装置と、
前記各平面内において、貨物を透過した透過X線の強度をそれぞれ検出する複数のX線検出器と、
検出した前記透過X線の強度から、貨物の前記各平面に直交する複数の透過X線画像を作成する画像処理装置と、
前記複数の透過X線画像を表示する画像表示装置とを備える、ことを特徴とする貨物多視角検査装置。
【請求項2】
前記X線検出器は、ラインセンサ方式であり、さらに、
X線発生装置で発生したX線を前記各平面内の線状X線に変換する前置コリメータと、
各X線検出器に入射する透過X線を前記各平面内の線状透過X線に変換する後置コリメータと、を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の貨物多視角検査装置。
【請求項3】
前記平面内において、貨物と交差し、かつ互いに交差する複数の方向が設定されており、
前記X線発生装置は、前記各方向を中心とする照射角度で貨物に対してX線をそれぞれ照射するように複数設けられ、
前記X線検出器は、前記照射角度で貨物を透過した透過X線の強度をそれぞれ検出するように複数設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の貨物多視角検査装置。
【請求項4】
被検体を収容した貨物の移動方向に対し交差し、かつ互いに交差する複数の平面内において、貨物に対してX線を照射し、
前記各平面内において、貨物を透過した透過X線の強度をそれぞれ検出し、
検出した前記透過X線の強度から、貨物の前記各平面に直交する複数の透過X線画像を作成し、
前記複数の透過X線画像を表示する、ことを特徴とする貨物多視角検査方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−64619(P2013−64619A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−202664(P2011−202664)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(000198318)株式会社IHI検査計測 (132)
【出願人】(503414751)同方威視技術股▲分▼有限公司 (18)
【Fターム(参考)】