説明

貯留容器

【課題】構成が単純であり、プローブを用いた液体の吸引を行う際に液面検知を行うことなく適確な液体の吸引を実現する貯留容器を提供する。
【解決手段】液体Lqを吸引および吐出するプローブPが挿入される開口部11を有し、プローブPが吸引する前記液体を貯留する吸引用貯留部12と、吸引用貯留部12へ液体Lqを供給するとともに液体Lqを介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部13と、吸引用貯留部12と供給用貯留部13との境界をなし、吸引用貯留部12における液体Lqの液面S1を規定する隔壁14と、隔壁14の下方に位置し、吸引用貯留部12と供給用貯留部13とを連通する連通部15と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を貯留する貯留容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、検体と試薬とを反応させることによって検体の成分の分析を行う自動分析装置では、試薬や検体を吸引する吸引用のプローブの先端部を所定量だけ液面から侵入させる。この際、プローブには試薬や検体が付着するため、次の吸引を行うときに試薬や検体が汚染されないように吐出後のプローブの先端部を洗浄している。プローブの洗浄効率を考慮すると、吸引の際プローブに付着する液体の量が少ない方が好ましい。このため、試薬や検体の液面を正確に検知し、この検知した液面からプローブを所定量だけ侵入させることにより、プローブ先端部の試薬や検体への侵入深度を最小限に抑える工夫が施されている。
【0003】
しかしながら、従来の液面検知技術は、プローブが液面の高さで停止できずに試薬ボトルや検体容器の底面まで潜り込んでしまったり、プローブが液面の高さに到達するまでに停止してしまったりすることがあった。前者の場合には、プローブの外壁に広範囲にわたって液体が付着するため、次に吸引する試薬または検体への汚染の懸念があった。また、後者の場合には、データが低値となり、異常な検体が正常と判断されてしまう恐れがあった。
【0004】
このような課題を解決するため、下記特許文献1では、液面の高さを一定とするとともに、プローブの動作を一定化しておくことにより、分注動作を安定化させる技術が開示されている。
【0005】
また、下記特許文献2および3では、ペット用の給水器として、液面を一定化させる技術が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特公平6−14054号公報
【特許文献2】登録実用新案3023261号公報
【特許文献3】米国特許5259336号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、分析用容器と補給用容器とが別体であり、送気チューブや送液チューブを設ける必要があり、構成が複雑であった。
【0008】
また、上記特許文献2および3では、ペットボトルを流用した構成が開示されているが、ペット用であることからも明らかなように、給水器の位置は固定される場合を想定しているため、自動分析装置で適用される試薬容器のように容器自体が移動することは考慮されていなかった。加えて、水を飲む(液体を吸引する)のはペット(動物)であるため、自動分析装置のプローブのように、液面が上下に揺らぐことによって吸引する側に液体が付着してしまうことに対する配慮がなされていなかった。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、構成が単純であり、プローブを用いた液体の吸引を行う際に液面検知を行うことなく適確な液体の吸引を実現することができる貯留容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の発明は、液体を吸引および吐出するプローブを備えた分注装置に配設され、前記プローブが吸引する液体を貯留する貯留容器であって、前記プローブが挿入される開口部を有し、前記液体を貯留する吸引用貯留部と、前記吸引用貯留部へ前記液体を供給するとともに前記液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部と、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部との境界をなし、前記吸引用貯留部における前記液体の液面を規定する隔壁と、前記隔壁の下方に位置し、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部とを連通する連通部と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記プローブが前記開口部から挿入される挿入方向と直交する平面における前記吸引用貯留部の面積は、前記挿入方向と直交する平面における前記供給用貯留部の面積よりも小さいことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、検体と試薬とを反応させることによって前記検体の成分を分析する自動分析装置に配設され、前記試薬を貯留することを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、検体と試薬とを反応させることによって前記検体の成分を分析する自動分析装置に配設され、前記検体および/または前記試薬を希釈する希釈液を貯留することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る貯留容器によれば、液体を吸引および吐出するプローブが挿入される開口部を有し、前記プローブが吸引する前記液体を貯留する吸引用貯留部と、前記吸引用貯留部へ前記液体を供給するとともに前記液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部と、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部との境界をなし、前記吸引用貯留部における前記液体の液面を規定する隔壁と、前記隔壁の下方に位置し、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部とを連通する連通部と、を備えたことにより、構成が単純であり、プローブを用いた液体の吸引を行う際に液面検知を行うことなく適確な液体の吸引を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。なお、以下の説明で参照する図面はあくまでも模式的なものであって、同じ物体を異なる図面で示す場合には、寸法や縮尺等が異なる場合もある。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る貯留容器の構成を示す図である。また、図2は、図1のA−A線断面図である。さらに、図3は、図1のB−B線断面図である。これらの図に示す貯留容器1は、液体を吸引および吐出するプローブを挿入する開口部11を有し、開口部11から挿入されるプローブが吸引する液体を貯留する吸引用貯留部12と、吸引用貯留部12へ液体を供給するとともにその液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部13と、貯留容器1の上面から延出し、吸引用貯留部12と供給用貯留部13との境界をなす隔壁14と、隔壁14の下方で吸引用貯留部12と供給用貯留部13とを連通する連通部15と、を備える。
【0017】
図3に示すように、吸引用貯留部12のxy平面の面積M2は、供給用貯留部13のxy平面の面積M1よりも小さい(M1>M2)。すなわち、プローブが開口部21から挿入される挿入方向と直交する平面における吸引用貯留部12の面積は、その挿入方向にと直交する平面における供給用貯留部13の面積よりも小さい。
【0018】
図4は、貯留容器1に液体Lqを収容した状態を示すとともに、液体Lqの吸引および吐出を行う分注装置が具備するプローブPを開口部11から挿入して吸引を行う状況を示す図である。この図において、貯留容器1内の底面から隔壁14の下端面までの高さhは、吸引用貯留部12における液面S1の底面からの高さと等しくなるように液体が注入されている。すなわち、隔壁14は、吸引用貯留部12における液面S1の高さを規定する機能を有している。
【0019】
液体Lqを貯留容器1へ注入する際には、まず貯留容器1を図2に示す状態からy軸を中心としてz軸方向からx軸方向へ90度回転させ、隔壁14の表面をx軸方向に平行(水平)とする。その後、液体Lqを開口部11から所定量注入する。液体Lqの注入量は、注入した後に貯留容器1を元の状態すなわち図2等に示すに戻したとき、吸引用貯留部12での液面S1が隔壁14の下端面となるように定めておく。
【0020】
液体Lqを注入した貯留容器1は、所定の分注装置に装着され、細管状のプローブPによって液体Lqが吸引される。開口部11を介して上方から挿入され、液体Lqを吸引するプローブPは、その下降量が予め一定値となるように設定されている。より具体的には、プローブPの先端部の液面S1からの侵入深度がΔuとなる位置まで下降するように予め設定されている。
【0021】
図4に示す状態でプローブPが吸引を開始する前は、連通部15に対して吸引用貯留部12から加わる圧力と供給用貯留部13から加わる圧力とはつりあっているため、液面S1およびS2は一定である。なお、プローブPの先端部の体積は非常に小さく、その先端部が液体Lqに侵入することによって生じる液面S1の上昇は無視できるものとする。
【0022】
図4に示す状態でプローブPが所定量の液体Lqを吸引すると、吸引用貯留部12で貯留する液体Lqが減少するため、液面S1は瞬間的に隔壁14の下端面よりも下がる。これにより、連通部15において吸引用貯留部12から加わる圧力と供給用貯留部13から加わる圧力とのつりあいが崩れ、吸引用貯留部12から供給用貯留部13へ空気が流れ込む。この流入してきた空気によって供給用貯留部13の液面S2は下降し、供給用貯留部13で貯留されていた液体Lqの一部が連通部15を介して吸引用貯留部12へと流れ込む。この結果、連通部15が吸引用貯留部12側から加わる圧力と供給用貯留部13側から受ける圧力とは再びつりあって定常状態となる。この定常状態における吸引用貯留部12の液面S1は、供給用貯留部13の液面S2が隔壁14の下端面よりも上方に位置している間は、常に隔壁14の下端面と一致する。
【0023】
以上の説明からも明らかなように、プローブPによって所定量の液体Lqが吸引された後、吸引用貯留部12には供給用貯留部13から液体Lqが供給され、吸引用貯留部12における液面S1の高さは一定に保たれる。したがって、プローブPを下降する際に液面検知を行う必要がないので、プローブPの下降量だけを予め設定しておけばよい。
【0024】
本実施の形態1に係る貯留容器1は、検体と試薬とを反応させることによって検体の成分の分析を行う自動分析装置において、試薬を貯留する試薬容器として適用することができる。図5は、貯留容器1が試薬容器として配設された自動分析装置要部の構成を示す図である。同図に示す自動分析装置100は、検体と試薬との間で生じる反応を光学的に測定する測定ユニット101と、測定ユニット101における測定結果のデータ処理を行うデータ処理ユニット201とを有し、これら二つのユニットが連携することによって複数の検体の成分の分析を自動的かつ連続的に行う装置である。
【0025】
測定ユニット101は、検体を収容する検体容器51が搭載された複数のラック52を収納して順次移送する検体移送部102と、試薬容器としての貯留容器1を保持する試薬容器保持部103と、検体と試薬とを反応させる反応容器53を保持する反応容器保持部104と、検体移送部102上の検体容器51に収容された検体を反応容器53に分注する検体分注部105と、プローブPを備え試薬容器保持部103上の貯留容器1に収容された試薬を反応容器53に分注する分注装置としての試薬分注部106と、反応容器53の内部の液体を攪拌する攪拌部107と、光源から照射されて反応容器53内を通過した光を受光して所定の波長成分の強度等を測定する測光部108と、反応容器53の洗浄を行う洗浄部109と、を備える。
【0026】
データ処理ユニット201は、CPU,ROM,RAM等を具備するコンピュータを用いて実現され、自動分析装置100の動作制御、測定ユニット101の測定結果に基づいた検体の成分の分析演算、分析に関する情報を含む各種情報の記憶および入出力等の機能を備える。
【0027】
以上の構成を有する自動分析装置100の試薬容器として貯留容器1を使用することにより、試薬分注部106に対してプローブPを下降させるときに試薬の液面を検知する液面検知機能を設けることなく、試薬の正確な吸引を実現することができる。
【0028】
なお、一般に、自動分析装置では、試薬や検体を希釈する希釈液を用いることもある。この希釈液の分注を、試薬分注部106と同様の構成を有する希釈液分注部を設けることによって実現する場合には、貯留容器1を希釈液容器として適用することも可能である。
【0029】
以上説明した本発明の実施の形態1に係る貯留容器によれば、液体を吸引および吐出するプローブが挿入される開口部を有し、前記プローブが吸引する前記液体を貯留する吸引用貯留部と、前記吸引用貯留部へ前記液体を供給するとともに前記液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部と、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部との境界をなし、前記吸引用貯留部における前記液体の液面を規定する隔壁と、前記隔壁の下方に位置し、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部とを連通する連通部と、を備えたことにより、構成が単純であり、プローブを用いた液体の吸引を行う際に液面検知を行うことなく適確な液体の吸引を実現することができる。
【0030】
また、本実施の形態1によれば、吸引用貯留部から吸引された液体の分は、この吸引用貯留部とは隔離された供給用貯留部から補給されるため、この補給が可能である間は液面の高さを一定に保つことができる。したがって、プローブの液体への侵入深度も最小限に抑えることができ。汚染やデータ異常に関する懸念を回避することが可能となる。
【0031】
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る貯留容器の構成を示す図である。同図に示す貯留容器2は、上述した貯留容器1と同様に、プローブを挿入する開口部21と、プローブによって吸引される液体を貯留する吸引用貯留部22と、吸引用貯留部22へ液体を供給するとともにその液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部23と、吸引用貯留部22と供給用貯留部23との境界をなし、吸引用貯留部22における液体の液面を規定する隔壁24と、隔壁24の下方に位置し、吸引用貯留部22と供給用貯留部23とを連通する連通部25と、を備える。本実施の形態2においても、プローブの開口部21からの挿入方向と直交する平面における吸引用貯留部22の面積は、その挿入方向にと直交する平面における供給用貯留部23の面積よりも小さい。
【0032】
貯留容器2の外観形状は、上記実施の形態1に係る貯留容器1と同様であるが、吸引用貯留部22と供給用貯留部23との位置関係は貯留容器1の吸引用貯留部12と供給用貯留部13との位置関係とは異なっている。これに伴って、開口部21の位置も開口部11の位置とは異なっており、貯留容器2の上面がなす略台形の短辺側に近い。
【0033】
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様、構成が単純であり、プローブを用いた液体の吸引を行う際に液面検知を行うことなく適確な液体の吸引を実現することができる。また、吸引用貯留部から吸引された液体の分は、この吸引用貯留部とは隔離された供給用貯留部から補給されるため、この補給が可能である間は液面の高さを一定に保つことができる。したがって、プローブの液体への侵入深度も最小限に抑えることができ。汚染やデータ異常に関する懸念を回避することが可能となる。
【0034】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る貯留容器の構成を示す斜視図である。また、図8は、図7のC−C線断面図である。これらの図に示す貯留容器3は、上述した貯留容器1と同様に、プローブを挿入する開口部31と、プローブによって吸引される液体を貯留する吸引用貯留部32と、吸引用貯留部32へ液体を供給するとともにその液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部33と、吸引用貯留部32と供給用貯留部33との境界をなし、吸引用貯留部32における液体の液面を規定する隔壁34と、隔壁34の下方に位置し、吸引用貯留部32と供給用貯留部33とを連通する連通部35と、を備える。本実施の形態3においても、プローブの開口部31からの挿入方向と直交する平面(図7のXY平面)における吸引用貯留部22の面積は、その挿入方向と直交する平面における供給用貯留部23の面積よりも小さい。
【0035】
本実施の形態3では、吸引用貯留部32の上面が供給用貯留部33の上面よりも低くなるように形成されているが、これ以外の内部構成および作用は上記実施の形態1に係る貯留容器1と同様である。したがって、このような本実施の形態3に係る貯留容器が、上述した実施の形態1および2と同様の効果を奏することは勿論である。
【0036】
以上、本発明を実施するための最良の形態として、実施の形態1〜3を詳述してきたが、本発明はそれらの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、容器の外観形状やプローブを挿入する開口部の形状は、必ずしも上述したものに限られるわけではない。
【0037】
このように、本発明は、ここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態1に係る貯留容器の構成を示す図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る貯留容器の使用状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る貯留容器を試薬容器として配設した自動分析装置要部の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る貯留容器の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係る貯留容器の構成を示す図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】
【0039】
1、2、3 貯留容器
11、21、31 開口部
12、22、32 吸引用貯留部
13、23、33 供給用貯留部
14、24、34 隔壁
15、25、35 連通部
51 検体容器
52 ラック
53 反応容器
100 自動分析装置
101 測定ユニット
102 検体移送部
103 試薬容器保持部
104 反応容器保持部
105 検体分注部
106 試薬分注部
107 攪拌部
108 測光部
109 洗浄部
201 データ処理ユニット
Lq 液体
P プローブ
1、S2 液面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を吸引および吐出するプローブを備えた分注装置に配設され、前記プローブが吸引する液体を貯留する貯留容器であって、
前記プローブが挿入される開口部を有し、前記液体を貯留する吸引用貯留部と、
前記吸引用貯留部へ前記液体を供給するとともに前記液体を介して大気との間が遮蔽される供給用貯留部と、
前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部との境界をなし、前記吸引用貯留部における前記液体の液面を規定する隔壁と、
前記隔壁の下方に位置し、前記吸引用貯留部と前記供給用貯留部とを連通する連通部と、
を備えたことを特徴とする貯留容器。
【請求項2】
前記プローブが前記開口部から挿入される挿入方向と直交する平面における前記吸引用貯留部の面積は、前記挿入方向と直交する平面における前記供給用貯留部の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の貯留容器。
【請求項3】
検体と試薬とを反応させることによって前記検体の成分を分析する自動分析装置に配設され、前記試薬を貯留することを特徴とする請求項1または2記載の貯留容器。
【請求項4】
検体と試薬とを反応させることによって前記検体の成分を分析する自動分析装置に配設され、前記検体および/または前記試薬を希釈する希釈液を貯留することを特徴とする請求項1または2記載の貯留容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−26221(P2008−26221A)
【公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−200797(P2006−200797)
【出願日】平成18年7月24日(2006.7.24)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】