説明

資料提示装置

【課題】撮像カメラ支柱を収納位置に傾倒したとき、使用者が望むときだけロックできるようにして使い勝手を向上した資料提示装置を提供する。
【解決手段】資料提示装置1は、撮像カメラ支柱4を回動して収納位置に傾倒したとき、手動の操作ダイヤル69の回動操作により、撮像カメラ支柱4を装置本体2にロックするロック機構68を設けたから、使用者が望むときだけロックでき使い勝手がよいとともに、フリーストップ機能のみでロックするものに比して、回動軸支部12に大きなトルクを作用させる必要がなく、撮像カメラ支柱4を起立させる際に大きな力を必要としない。さらにロック機構68の全体構成をコンパクトにでき、装置本体2内に組み込むことができる。また、操作ダイヤル69が、装置本体2の上面に現れるから操作性が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置本体上の載置面に載置した資料の撮像画像を、モニターやスクリーン等に表示させる資料提示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
撮像カメラを取り付けた撮像カメラ支柱を、装置本体に回動可能に支持した資料提示装置の中には、撮像カメラ支柱を回動して収納位置に傾倒したとき、自動的にロックされる自動ロック機構を備えたものがある。また、ロック機構を備えないで、フリーストップ機構のみで収納位置に傾倒した撮像カメラ支柱を保持するものがある。
【0003】
本来ロック機構は、運搬時に撮像カメラ支柱が不意に回動しないようにするためのものである。しかしながら、自動ロック機構を備えた資料提示装置は、使用途中で撮像カメラ支柱を傾倒して一時的に収納形態とした場合にも自動的にロックされてしまう。このため、使用者が望むときだけロックできるようにするのが、使い勝手の点で便利である。
【0004】
また、フリーストップ機構のみで収納位置に傾倒した撮像カメラ支柱を保持する資料提示装置の場合は、フリーストップのために回動部に大きなトルクを作用させる必要がある。このため、撮像カメラ支柱を起立させてセットアップ位置に移行させる際に、大きな負荷が必要となり使い勝手がよくない。
【特許文献1】特開平6−113180号公報
【特許文献2】特開平11−258708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、撮像カメラ支柱を回動して収納位置に傾倒したとき、使用者が望むときだけロックできるようにして使い勝手を向上した資料提示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題点を解決するための請求項1に記載の資料提示装置は、撮像カメラと、上面に資料載置面を形成した装置本体と、前記撮像カメラを先端部に取り付けて、前記装置本体に回動可能に支持されるとともに、フリーストップ機構により任意の位置に保持させることができる撮像カメラ支柱とからなる資料提示装置において、前記撮像カメラ支柱を回動して収納位置に傾倒したとき、該撮像カメラ支柱を手動操作部材の操作により、前記装置本体にロックするロック機構を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の資料提示装置は、請求項1に記載の構成において、前記ロック機構は、前記装置本体の上面に現れる操作ダイヤルと、該操作ダイヤルと係合して連動する作動部材と、該作動部材と係合して連動するロックピンとからなり、前記操作ダイヤルの操作により、ロックピンを前記撮像カメラ支柱に設けたロック孔に係入してロックすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の資料提示装置によれば、撮像カメラ支柱を回動して収納位置に傾倒したとき、手動操作部材の操作により撮像カメラ支柱を装置本体にロックするロック機構を設けたから、使用者が望むときだけロックでき使い勝手がよいとともに、フリーストップ機能のみでロックするものに比して、回動部に大きなトルクを作用させる必要がなく、撮像カメラ支柱を起立させる際に大きな力を必要としない。
【0009】
請求項2に記載の資料提示装置によれば、ロック機構を、装置本体の上面に現れる操作ダイヤルと、該操作ダイヤルと係合して連動する作動部材と、該作動部材と係合して連動するロックピンとからなる簡易な構成にして、操作ダイヤルの操作により、ロックピンを撮像カメラ支柱に設けたロック孔に係入してロックするようにしたから、ロック機構の全体構成をコンパクトにでき、装置本体内に組み込むことができる。また、操作ダイヤルが、装置本体の上面に現れるから操作性が向上する。
【実施例】
【0010】
本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は、実施例に係る資料提示装置1のセットアップ形態の斜視図、図2は収納形態の斜視図である。資料提示装置1は、装置本体2、撮像カメラ3、撮像カメラ支柱4、照明ランプ5及び照明ランプ支柱6等から構成されている。
【0011】
装置本体2は、平面形状が矩形であって上面に資料載置面11が形成されている。左側面の後端の隅角部に、撮像カメラ支柱4を傾倒した収納位置と、起立したセットアップ位置に回動させる回動軸支部12が配設されている。さらに、装置本体2には、回動軸支部12の対角位置に、手前側に突出する操作パネル部13が形成されている。操作パネル部13の上面には、オートフォーカスボタンを組み込んだズーミングダイヤル14、各種操作ボタン15及び液晶パネル16が配設されている。
【0012】
図3に示すように回動軸支部12は、装置本体2に固定した支柱保持ブラケット18に回動軸中心部20を嵌挿し、支柱保持ブラケット18から突出する回動軸中心部20の軸端部24に皿バネ26とワッシャ27を嵌め、該軸端部24の外周に設けられた雄ネジ25に螺合する締め付けナット28により支柱保持ブラケット18に締め付けたものである。そして、回動中心軸部20の他端部には、一方向クラッチ22を内蔵した支柱用回動軸23が嵌挿されている。また、回動中心軸部20の中心には、回動中心軸19が嵌挿され、その一端が軸ホルダ17で支柱保持ブラケット18に保持されている。
【0013】
上記回動軸支部12においては、締め付けナット28の締め付けにより皿バネ26が撓んでワッシャ27と回動軸中心部20の鍔部21とが支柱保持ブラケット18に締め付けられる。この締め付けにより、ワッシャ27と支柱保持ブラケット18の間及び回動軸中心部20のフランジ21と支柱保持ブラケット18の間に所定のブレーキ力が作用し、回動中心軸部20が支柱保持ブラケット18に対して回動できる。
【0014】
上記撮像カメラ支柱4は、回動支柱31とスライド支柱33とから構成されている。回動支柱31は、支柱カバー32a,32bから形成され、上記支柱用回動軸23に締着されている。スライド支柱33は、支柱カバー34a,34bとから形成され、回動支柱31の先端開口31aからスライド可能に挿入されている。さらに、図4及び図5に示すように回動支柱31の内部には、スライド支柱33をスライドさせるスライド機構35が組み込まれている。スライド機構35は、ベルト回転伝動部36、ギヤラック部46及びスライダ49とから構成されている。
【0015】
ベルト回転伝動部36は、大径ギヤ37と小径ギヤ38に歯付ベルト39を巻回したものである。大径ギヤ37は、回動支柱31を貫通する回動中心軸19に挿通したギヤ軸支部40に回転自在に嵌挿されている。ギヤ支持軸部40には、フランジ41が一体形成されている。小径ギヤ38は、支柱カバー32aに設けたギヤ軸42に回転自在に軸支されている。
【0016】
さらに、ギヤ軸支部40にはワッシャ43、波ワッシャ44及び押さえ板45が挿通され、該押さえ板45をギヤ支持軸部40のフランジ41に締着して波ワッシャ44を撓ませ、大径ギヤ37に対して所定のブレーキ力を作用させている。これにより、大径ギヤ37とギヤ軸支部40が相対回転できるようになっている。前記ギヤ軸42に回転自在に嵌挿された小径ギヤ38には、ギヤラック部46のギヤ47が同軸で取り付けられている。ギヤラック部46のラック48は、後述するスライダ49に取り付けられている。
【0017】
また、前記支柱カバー32aにはレールホルダ50が固定されている。レールホルダ50には、スライダ49を案内するガイドレール51が取り付けられている。スライダ49は、ガイドレール51に案内されて回動支柱31の長手方向に沿ってスライドする。該スライダ49は、前記スライド支柱33の支柱カバー34aの基端部に形成した連結部52にスライダホルダ53を介して連結されている。該連結部52には、前記ギヤラック部46のラック48が取り付けられ、ギヤ47と噛み合っている。
【0018】
スライド支柱33の先端部には、直角屈曲部54が一体形成されている。直角屈曲部54の先端には、図示しない水平回動軸部が設けられていて、撮像カメラ3を取り付けたカメラ支持部55が回動可能に取り付けられている。該カメラ支持部55は、撮像用カメラ支柱4が起立するセットアップ位置で装置本体2の上面の資料載置面11の上部に臨み、自動的に撮像カメラ3を所定の位置にセットアップさせるようになっている。
【0019】
図6に示すように前記回動支柱31の側部には、軸部56により照明ランプ支柱6が回動自在に取り付けられている。照明ランプ支柱6は、支柱カバー57a,57bから形成されている。軸部56は、支柱カバー57aに固定した軸支板58に軸支されている。軸部56には、スペーサ59、軸カバー60、スペーサ61、波ワッシャ62がこの順で挿通されている。軸部56の軸端は、回動支柱31の支柱カバー32bの内部に固定した押さえ板63に締着されている。これにより波ワッシャ62が押圧され、回動支柱31と照明ランプ支柱6の相対回動に対して所定のブレーキ力が作用し、照明ランプ支柱6を任意の回動角度に保持できるフリーストップ機能が付与されている。
【0020】
また、図7に示すように照明ランプ支柱6は、回動支柱31の支柱カバー32bの側部に設けた突条64に当接して押され、回動支柱31に連動して回動して起立する。照明ランプ支柱6の先端部には、直角屈曲部65が一体形成されている。該直角屈曲部65には、照明ランプ室66が形成されている。照明ランプ室66は、撮像用カメラ支柱4が起立するセットアップ位置では、装置本体2の正面から見て、セットアップした撮像カメラ3の後側(起立回動方向側)の少し低い位置で装置本体2の上面の資料載置面11の上部に臨むようになっている。このため、照明ランプ光が資料載置面11の中心部を照明するように、照明ランプ室66の照明窓67は、手前側67aが後ろ側67bよりも高くなるように傾斜させて形成されている(図8)。
【0021】
さらに図9に示すように、前記装置本体2内には、回動支柱31の回動軸中心部20に隣り合わせて、回動支柱31のロック機構68が配設されている。ロック機構68は、回動支柱32が回動して傾倒した収納位置に保持するものである。ロック機構68は、操作ダイヤル69、作動部材70、係合部材71及びロックピン72とから構成されている。操作ダイヤル69はブラケット73に設けた垂直軸74に所定回動角度間を回動自在に軸支され、装置本体2の上面に現れている。
【0022】
操作ダイヤル69の下面には、係合切欠75が形成されている。該係合切欠75には、作動部材70の係合片76が係入され、操作ダイヤル69の回動操作により、作動部材70を往復移動させる。作動部材70は、ブラケット73に設けたガイド(図示せず)に案内されている。作動部材70には、係合切欠77が形成されている。該係合切欠77には、ロックピン72に固定した連動片78が係合している。
【0023】
ロックピン72は、前記作動部材70の移動方向と平行に移動するように、ブラケット79に設けた軸支片79a,79b間に軸支されている。ロックピン72は、操作ダイヤル69を回動操作すると、移動する作動部材70に連動して装置本体2の側部から突出させた先端部を、収納形態となったとき対応する回動支柱31のロック孔80に挿通してロックする。
【0024】
尚、上記した実施例の回動軸支部12、軸ホルダ17、回動中心軸19、回動軸中心部20、一方向クラッチ22、支柱用回動軸23、軸部56は何れも中空であり、押さえ板45,63は中心に挿通孔を設けて、電気的接続を確保するためのワイヤハーネスを挿通できるようになっている。
【0025】
前記装置本体2内には、操作パネル部13の各種操作ボタン15等の操作に基づいて、所定の制御を行う制御ユニット(図示しない)が配設されている。また、制御ユニットと撮像カメラ3の制御回路ユニット(図示せず)等の電気的接続は、何れも中空の回動軸支部12、回動中心軸19、一方向クラッチ22等に順次挿通するとともに、回動支柱31、スライド支柱35や照明ランプ支柱6内を取り回したワイヤーハーネス(図示しない)により確保される。さらに、装置本体2の背面や側面には、電源や外部機器との接続を確保するための各種の連結ソケット等が配設されている。
【0026】
上記に説明した資料提示装置1の収納形態では、図2に示すように撮像カメラ支柱4と照明ランプ支柱6がともに、装置本体2の左側面で傾倒している。撮像カメラ支柱4の直角屈曲部54とカメラ支持部55は、装置本体2の正面の手前側に倒れている。カメラ支持部55に取り付けられた撮像カメラ3は、装置本体2の手前側と操作パネル部13の側部で形成されるスペース内に位置している。照明ランプ支柱6の直角屈曲部65に形成された照明ランプ室66は、装置本体2の手前側の上面に倒れている。
【0027】
上記収納形態から図1のセットアップ形態へ移行させるには、先ず撮像カメラ支柱4が収納位置でロックされている場合は、ロック機構68のロックを外す。ロック機構68は、操作ダイヤル69を回動させて作動部材70を移動させ、これに連動する連動部材によりロックピン72の先端を回動支柱31のロック孔80から装置本体2内へ後退させることにより行う。続いて、撮像カメラ支柱4の回動支柱31を回動させて起立させる。回動支柱31には、支柱カバー32bの側部に突条64が形成されていて、これに当接して押される照明ランプ支柱6が連動して回動する。
【0028】
回動支柱31の支柱用回動軸23は、回動軸支部12の回動軸中心部20に嵌挿した一方向クラッチ22に嵌挿されている。一方向クラッチ22は、回動支柱31を起立させる方向の回転に対してはフリーとなるように設定されている。従って、撮像カメラ支柱4を比較的少ない力で起立させることができる。一方向クラッチ22は、回動支柱31を傾倒させる方向の回転に対してはクラッチ機能を発揮する。従って、回動支柱31を傾倒させるときには、一方向クラッチ22のクラッチ機能により、回動軸中心部20がブレーキ力に抗して支柱保持ブラケット18に対して回転する。このときの摩擦抵抗によるフリーストップ機能により、撮像カメラ支柱4を任意の回動角度に保持できる。
【0029】
上記したように回動支柱21が回動すると、スライド機構35が作動してスライド支柱33をスライドさせる。スライド機構35のベルト伝動装置部36の大径ギヤ37は、回動支柱31を貫通する回動中心軸19に挿通したギヤ軸支部40に回転自在に嵌挿されている。回動支柱21が起立方向に回動すると、大径ギヤ37及びギヤ軸支時部40は、回動支柱21の回動方向とは逆方向に相対回動する。歯付ベルト39により回転を伝動される小径ギヤ38は、大径ギヤ37と同方向に回転する。小径ギヤ38に固定されたギヤラック部46のギヤ47の回転によりラック48が移動する。ラック48は、スライダ49が連結されたスライド支柱33の連結部53に取り付けられているため、該スライド支柱33が回動支柱21の先端開口31aから押し出され、自動的に撮像カメラ3が所定の位置にセットアップする(図4)。
【0030】
回動支柱21を傾倒させる場合は、大径ギヤ37及びギヤ軸支時部40は、回動支柱21の回動方向とは逆方向に相対回動して、上記と逆の作動によりスライド支柱33を自動的に回動支柱21内に引き込む(図5)。そして、スライド支柱33をスライド移動させるような想定外の力が外部から作用したときには、歯付ベルト39に過負荷が作用しないように、大径ギヤ37とギヤ軸支部40が相対回転して、歯付ベルト39が切断することのないように保護している。
【0031】
また、撮像カメラ支柱4が起立すると、照明ランプ支柱6が連動して起立する。このセットアップ位置では、照明ランプ室66は装置本体2の正面かせ見て撮像カメラ3よりも後ろ側で少し低い位置に位置するようになっている。図8に示すように照明ランプ室66の照明窓67が、手前側67aが奥側67bよりも高くなるように傾斜しているため、ランプ光が資料載置面11の中心部を照明することができる。さらに、この資料提示装置1を使用したプレゼンテーションでは、操作パネル部13がプレゼンター側に向くから、視聴者の視覚には照明ランプ室66の照明窓67が入らなくなり眩しさを感じることがない。
【0032】
回動支柱21に連動する照明ランプ支柱6は、軸部56にスペーサ59、軸カバー60、スペーサ61、波ワッシャ62を挿通するとともに、波ワッシャ62が押圧されている。これにより、照明ランプ支柱6は、回動支柱31との相対回動に対して所定のブレーキが作用するフリーストップ機能のため、図7の2点鎖線に示すように、照明ランプ支柱6は撮像カメラ支柱4の後方の任意の位置に倒すことができる。
【0033】
撮像カメラ支柱4及び照明ランプ支柱6を傾倒させた収納位置では、操作ダイヤル69を回動操作して、ロックピン72を回動支柱31に設けたロック孔80に係入してロックする。これにより、搬送時に不意に撮像カメラ支柱4が回動するのを防止できる。
【0034】
上記の説明で明らかなように、実施例に係る資料提示装置1は、撮像カメラ支柱4を回動して収納形態に傾倒したとき、手動の操作ダイヤル69の回動操作により、撮像カメラ支柱4を装置本体2にロックするロック機構68を設けたから、使用者が望むときだけロックでき使い勝手がよいとともに、フリーストップ機能のみでロックするものに比して、回動軸支部12に大きなトルクを作用させる必要がなく、撮像カメラ支柱4を起立させる際に大きな力を必要としない。
【0035】
さらに、ロック機構68を、装置本体2の上面に現れる操作ダイヤル69と、該操作ダイヤル69と係合して連動する作動部材70と、該作動部材70と係合して連動するロックピン72とからなる簡易な構成にして、操作ダイヤル69の操作により、ロックピン72を撮像カメラ支柱4に設けたロック孔80に係入してロックするようにしたから、ロック機構68の全体構成をコンパクトにでき、装置本体2内に組み込むことができる。また、操作ダイヤル69が、装置本体2の上面に現れるから操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】資料提示装置のセットアップ形態を示した斜視図である。
【図2】資料提示装置の収納形態を示した斜視図である。
【図3】一部を省略した撮像カメラ支柱の分解斜視図である。
【図4】スライド支柱が押し出された状態を示した側面図である。
【図5】スライド支柱が引き込まれた状態を示した側面図である。
【図6】一部を省略した照明ランプ支柱の分解斜視図である。
【図7】資料提示装置のセットアップ形態を示した側面図である。
【図8】セットアップ形態の撮像カメラと照明ランプ室の側面図である。
【図9】ロック機構部の平面図である。
【図10】操作ダイヤルの斜視図である。
【符号の説明】
【0037】
1 資料提示装置
2 装置本体
3 撮像カメラ
4 撮像カメラ支柱
11 資料載置面
12 回動軸支部
68 ロック機構
69 操作ダイヤル
70 作動部材
71 係合部材
72 ロックピン
75 係合切欠
76 係合片
77 係合切欠
78 連動片
80 ロック孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像カメラと、上面に資料載置面を形成した装置本体と、前記撮像カメラを先端部に取り付けて、前記装置本体に回動可能に支持されるとともに、フリーストップ機構により任意の位置に保持させることができる撮像カメラ支柱とからなる資料提示装置において、
前記撮像カメラ支柱を回動して収納位置に傾倒したとき、該撮像カメラ支柱を手動操作部材の操作により、前記装置本体にロックするロック機構を設けたことを特徴とする資料提示装置。
【請求項2】
前記ロック機構は、前記装置本体の上面に現れる操作ダイヤルと、該操作ダイヤルと係合して連動する作動部材と、該作動部材と係合して連動するロックピンとからなり、前記操作ダイヤルの操作により、ロックピンを前記撮像カメラ支柱に設けたロック孔に係入してロックすることを特徴とする請求項1に記載の資料提示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2007−325172(P2007−325172A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−155936(P2006−155936)
【出願日】平成18年6月5日(2006.6.5)
【出願人】(000000424)株式会社エルモ社 (104)
【Fターム(参考)】