説明

超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ

【課題】 低温領域で良好な動作を行う超磁歪素子を採用し、スイッチとしての即応性が高い超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチを提供する。
【解決手段】 超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、低温領域11内に配置されるとともに、磁場を印加することによって長さ寸法が変化する超磁歪素子15(32)を備え、その長さ寸法の変化により永久電流スイッチ12の開閉を行って、超電導コイル22への電流のオフ状態又は超電導コイル22の永久電流モードを生成するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ(機械式PCS)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
永久電流スイッチは、超電導コイルに永続的に電流を流し続けるために必要とされる部分であり、その制御方式として機械式、熱式が良く知られている。
図14は従来の機械式永久電流スイッチによる永久電流モードの作り方の説明図である。
図14において機械式永久電流スイッチ100は、接点101とこの接点101を駆動ロッド102を介して駆動させるハンドル103からなり、ハンドル103を回すことにより接点101を開閉する構造となっている。
【0003】
この永久電流スイッチの励磁時(永久電流スイッチOFF)には接点101は開になっており、コイル電源104から徐々に超電導コイル105に電流を流して励磁した後に、永久電流スイッチのハンドル103を回すことにより、接点103を閉にする(永久電流スイッチON)。すると、コイル電源104からの電流を下げても、超電導コイル105に電流は流れ続けて永久電流スイッチモードとなる。その後、コイル電源104を切り離す。
【0004】
図15は従来の熱式永久電流スイッチによる永久電流モードの作り方の説明図であり、図15(a)は超電導コイルの励磁時(永久電流スイッチOFF)、図15(b)は永久電流モード運転時(永久電流スイッチON)を示している。
図15において、201は永久電流スイッチ、202は超電導線、203はヒータ線、204はヒータ線203に接続されるヒータ電源、204Aはヒータ電源204のスイッチ、205は定電流源、206は定電流源205のスイッチ、207は超電導コイルであり、図15(a)のように、超電導コイルの励磁時(永久電流スイッチOFF)には、ヒータ電源204により加熱されるヒータ線203が導通状態となり、超電導線202は温められて不導通状態となるため、定電流源205からの電流により超電導コイル207が励磁され、励磁が終了すると、図15(b)のように、ヒータ電源204を開として加熱を止めて超電導線202が導通状態となり、定電流源205のスイッチ206がOFFにされても超電導コイル207は永久電流モードとなる。
【0005】
なお、NbTi超電導コイルの場合には、比熱も小さいため熱式が良く使われる。一方、高温超電導コイルの場合は、比熱が大きいことから熱式だと応答性が悪くなるので、機械式が使われる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】A.Mavanur et al,“MAGNETOSTRICTIVE TUNERS FOR SRF CAVITIES”,Proceedings of the 2003 Particle Accelerator Conference,pp.1407−1409
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、図14に示した従来の機械式永久電流スイッチは、手動でスイッチを動作させることにしていたが、駆動ロッドからの熱侵入が大きいという問題があった。また、図15に示した熱式永久電流スイッチは、前述のように特に高温超電導コイルに適用する場合には、比熱の関係により応答性が悪いという問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、低温領域で良好な動作を行う超磁歪素子を採用し、スイッチとしての即応性が高い超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、低温領域内に配置されるとともに、磁場を印加することによって長さ寸法が変化する超磁歪素子を備え、その長さ寸法の変化により永久電流スイッチの開閉を行って、超電導コイルへの電流のオフ状態又は超電導コイルの永久電流モードを生成することを特徴とする。
【0009】
〔2〕上記〔1〕記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記低温領域内に配置される永久電流スイッチ用コイルを備え、この永久電流スイッチ用コイルから印加される磁場によって前記超磁歪素子を伸長または収縮させて、接触子の接点を駆動することにより、超電導コイルの永久電流モードを生成することを特徴とする。
〔3〕上記〔1〕又は〔2〕記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がTerfenol−D(登録商標)(Tb−Dy−Fe)であることを特徴とする。
【0010】
〔4〕上記〔1〕又は〔2〕記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がTb−Dyであることを特徴とする。
〔5〕上記〔1〕又は〔2〕記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がTb−Dy−Znであることを特徴とする。
〔6〕上記〔1〕又は〔2〕記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がKelvinAll(登録商標)であることを特徴とする。
【0011】
〔7〕上記〔1〕から〔6〕の何れか1項記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超電導コイルが高温超電導コイルであることを特徴とする。
〔8〕上記〔2〕から〔6〕の何れか1項記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記磁場を印加するための永久電流スイッチ用コイルが高温超電導コイルであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)低温領域で良好な動作を行う超磁歪素子による永久電流スイッチを構成することができる。
(2)従来は駆動ロッドからの熱侵入も大きいが、本発明によれば、熱侵入は駆動コイルへの配線からだけなので、熱侵入を低減することができる。
【0013】
(3)超磁歪素子の駆動速度が速いため、スイッチとしての即応性が高い。
(4)部品点数が少なく、信頼性の向上と軽量化を図ることができる。
(5)永久電流スイッチ用コイルを高温超電導コイルとすることにより、発熱を伴わずに強力な磁場を得ることが可能となる。
(6)超電導コイルが高温超電導コイルである場合にも、好適な永久電流スイッチとしての機能を果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明で用いる超磁歪素子の性質を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その2)である。
【図4】本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その3)である。
【図5】本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その4)である。
【図6】本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その5)である。
【図7】本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その6)である。
【図8】本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その1)である。
【図9】本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その2)である。
【図10】本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その3)である。
【図11】本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その4)である。
【図12】本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その5)である。
【図13】本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その6)である。
【図14】従来の機械式永久電流スイッチによる永久電流モードの作り方の説明図である。
【図15】従来の熱式永久電流スイッチによる永久電流モードの作り方の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチは、低温領域内に配置されるとともに、磁場を印加することによって長さ寸法が変化する超磁歪素子を備え、その長さ寸法の変化により永久電流スイッチの開閉を行って、超電導コイルへの電流のオフ状態又は超電導コイルの永久電流モード状態を生成する。
【実施例】
【0016】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチで使用する超磁歪素子の材料としては、上記非特許文献1で言及されているような材料を含み、例えば、(i)Terfenol−D(登録商標)(Tb−Dy−Fe)、(ii)Tb−Dy、(iii)Tb−Dy−Zn、(iv) KelvinAll(登録商標)を用いることができる。Terfenol−D(Tb−Dy−Fe)は、米国海軍兵器研究所で開発されたTb−Dy−Fe系合金超磁歪材料であり、その組成は、Tb0.27Dy0.73Fe1.9 である。また、KelvinAllは高温から絶対零度近傍まで磁歪特性を示す材料であり、特に、室温でTerfenol−Dに匹敵する磁歪を示し、その磁歪は低温領域で増加する。
【0017】
図1は本発明で用いる超磁歪素子の性質を示す模式図である。
この図に示すように、超磁歪素子1は、励磁コイル2や磁石等によりその長手方向へ印加される外部磁界に応じて、nsec〜μsecの速さで寸法が変化する素子である。寸法変化の方向としては、磁場をかけると伸長する素子もあれば、反対に収縮する素子もあり、両者を適宜選択してスイッチ開閉機構を構築することができる。また、この超磁歪素子1には、低温下でより寸法変化が大きい素子もある。
【0018】
上記したような超磁歪材料を用いた超磁歪素子1を使用することで、特に低温領域を良好な動作を行う永久電流スイッチを提供できる。
次に、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いる場合について説明する。
図2〜図7は本発明の第1実施例を示す、磁場を印加すると伸長する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その1〜その6)である。
【0019】
これらの図において、11は低温領域、12は低温領域11内に配置されるPCS(永久電流スイッチ)、13は低温領域11外に配置されるPCS用電源、13AはPCS用電源13の開閉スイッチ、14はPCS12内に配置されるPCS用高温超電導コイル、15はPCS用高温超電導コイル14からの磁場によって伸長するタイプの超磁歪素子、16は超磁歪素子15の固定部、16Aは超磁歪素子15の固定部16に形成された穴、17は超磁歪素子15の可動部、18は超磁歪素子15の固定部16に形成された穴16Aを貫通するとともに可動部17と可動接触子20の基部19とを連結するロッド、21は固定接触子、20Aは可動接触子20の接点、22は超電導コイル、23は低温領域11外に配置されるコイル用電源、23Aはコイル用電源23の開閉部である。
【0020】
まず、図2に示すように、超電導コイル22の励磁を開始する前の状態として、PCS用電源13の開閉スイッチ13AがONとなっている。この状態では、PCS用高温超電導コイル14が励磁されているので、PCS用高温超電導コイル14からの磁場によって伸長するタイプの超磁歪素子15は伸長した状態となっている。超磁歪素子15は固定部16に一端が固定されているので、超磁歪素子15の伸長に伴い、超磁歪素子15の他端に結合されている可動部17も固定部16から離れた方向(図では左側)に移動している。可動部17はロッド18を介して可動接触子20の基部19とも結合しているため、可動部17の移動に伴って可動接触子20も左側に移動し、可動接触子20と固定接触子21は離れた状態となっており、すなわちPCS12がOFFになっている。
【0021】
次に、図3に示すように、コイル用電源23を超電導コイル22に接続することで超電導コイル22の励磁の準備をし、図4に示すように、通電を開始して通電電流(矢印)を上昇させる。
次に、図5に示すように、所定の通電電流となったところで、PCS用電源13の開閉スイッチ13AをOFFにする。すると超磁歪素子15に印加されていた磁場がなくなるので、伸長していた超磁歪素子15は元の長さに戻り、これに伴い可動部17は右側に移動し、ロッド18は可動接触子20の基部19を右側に押し出すので、可動接触子20は固定接触子21に接触し、PCS12がONとなる。
【0022】
次に、図6に示すように、コイル用電源23からの通電電流(矢印)を下降させていき、図7に示すように、通電電流を0にして、コイル用電源23の開閉部23Aを切り離す。この状態では、可動接触子20は固定接触子21に接触しているので、通電電流は永久電流Iとなり、超電導コイル22の永久電流モードを生成することができる。
次に、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いる場合について説明する。
【0023】
図8〜図13は本発明の第2実施例を示す、磁場を印加すると収縮する超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの模式図(その1〜その6)である。
これらの図において、11は低温領域、12は低温領域11内に配置されるPCS(永久電流スイッチ)、13は低温領域11外に配置されるPCS用電源、13AはPCS用電源13の開閉スイッチ、22は超電導コイル、23は低温領域11外に配置されるコイル用電源、23Aはコイル用電源23の開閉部、31はPCS12内に配置されるPCS用高温超電導コイル、32はPCS用高温超電導コイル31からの磁場によって収縮するタイプの超磁歪素子、33は超磁歪素子32の固定部、34は超磁歪素子32の可動基部、35は可動接触子、35Aは可動接触子35の接点、36は固定接触子である。
【0024】
まず、図8に示すように、超電導コイル22の励磁を開始する状態として、PCS用電源13の開閉スイッチ13AがONとなっている。この状態ではPCS用高温超電導コイル31が励磁されているので、PCS用高温超電導コイル14からの磁場によって収縮するタイプの超磁歪素子31は収縮した状態となっている。これに伴い、超磁歪素子32に超磁歪素子32の可動基部34を介して固定されている可動接触子35は固定接触子36から離れ、OFFの状態にあり、PCS12がOFFとなっている。
【0025】
次に、図9に示すように、コイル用電源23を超電導コイル22に接続することで超電導コイル22の励磁の準備をし、図10に示すように、通電を開始して通電電流(矢印)を上昇させる。
次に、図11に示すように、所定の通電電流となったところで、PCS用電源13の開閉スイッチ13AをOFFにする。すると、超磁歪素子32に印加されていた磁場がなくなるので、収縮していた超磁歪素子32は元の長さに戻り、これに伴い可動接触子35は固定接触子36に接触し、PCS12がONとなる。
【0026】
次に、図12に示すように、コイル用電源23からの通電電流(矢印)を下降させていき、図13に示すように、通電電流を0にして、コイル用電源23の開閉部23Aを切り離す。この状態では、可動接触子35は固定接触子36に接触しているので、通電電流は永久電流Iとなり、超電導コイル22の永久電流モードを生成することができる。
なお、この超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチの諸元の例について説明すると、接点20A,35Aの接触面積は1162mm2 (0.1mmのInメッキ)、ON−OFFストロークは1mm(現状は2mm)、スイッチ予圧縮力は37kgf、面圧換算は3.18kgf/cm2 である。
【0027】
このように、本発明の機械式永久電流スイッチによれば、(1)低温領域で良好な動作を行う超磁歪素子による永久電流スイッチを構成することができる。(2)熱侵入は駆動コイルへの配線からだけなので、熱侵入を低減することができる。(3)超磁歪素子の駆動速度が速いため、スイッチとしての即応性が高い。(4)部品点数が少なく、信頼性の向上と軽量化を図ることができる。
【0028】
また、永久電流スイッチ用コイルを高温超電導コイルとすることにより、発熱を伴わずに強力な磁場を得ることが可能となる。
さらに、超電導コイルが高温超電導コイルである場合にも、好適な永久電流スイッチとしての機能を果たすことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチは、低温領域での使用に好適な超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチとして利用することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 超磁歪素子
2 励磁コイル
11 低温領域
12 PCS(永久電流スイッチ)
13 PCS用電源
13A PCS用電源の開閉スイッチ
14,31 PCS用高温超電導コイル
15 PCS用高温超電導コイルからの磁場によって伸長するタイプの超磁歪素子
16,33 超磁歪素子の固定部
16A 超磁歪素子の固定部に形成された穴
17 超磁歪素子の可動部
18 ロッド
19 可動接触子の基部
20,35 可動接触子
20A,35A 可動接触子の接点
21,36 固定接触子
22 超電導コイル
23 コイル用電源
23A コイル用電源の開閉部
32 PCS用高温超電導コイルからの磁場によって収縮するタイプの超磁歪素子
34 超磁歪素子2の可動基部
I 永久電流

【特許請求の範囲】
【請求項1】
低温領域内に配置されるとともに、磁場を印加することによって長さ寸法が変化する超磁歪素子を備え、その長さ寸法の変化により永久電流スイッチの開閉を行って、超電導コイルへの電流のオフ状態又は超電導コイルの永久電流モードを生成することを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項2】
請求項1記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記低温領域内に配置される永久電流スイッチ用コイルを備え、該永久電流スイッチ用コイルから印加される磁場によって前記超磁歪素子を伸長または収縮させて、接触子の接点を駆動することにより、超電導コイルの永久電流モードを生成することを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項3】
請求項1又は2記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がTerfenol−D(Tb−Dy−Fe)であることを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項4】
請求項1又は2記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がTb−Dyであることを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項5】
請求項1又は2記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がTb−Dy−Znであることを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項6】
請求項1又は2記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超磁歪素子の材料がKelvinAllであることを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1項記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記超電導コイルが高温超電導コイルであることを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。
【請求項8】
請求項2から6の何れか1項記載の超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチにおいて、前記磁場を印加するための永久電流スイッチ用コイルが高温超電導コイルであることを特徴とする超磁歪素子を用いた機械式永久電流スイッチ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2013−58648(P2013−58648A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196627(P2011−196627)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(000173784)公益財団法人鉄道総合技術研究所 (1,666)