説明

超長波温熱肩マッサージ器および超長波温熱肩マッサージ器が装着された温熱按摩マットレス

【課題】本発明は,超長波温熱肩マッサージ器と超長波温熱肩マッサージ器が装着された温熱按摩マットレスに関する。
【解決手段】本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器(100)は,肩と首が触れる部位が人体構造にフィットするように屈曲して,肩全体を覆うC字状のカバー部(50),電源が供給され,熱発生手段によって発熱する熱発生部(10),隣接する熱発生部と熱発生部との間に設けられ電磁波を遮断するシールド生地(11),振動モータ(21)またはソレノイド(22)が内蔵された振動マッサージ部(20),超長波発生部(30)およびカバー部(50)に接続された制御部で構成されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,超長波温熱肩マッサージ器および超長波温熱肩マッサージ器が付着された温熱按摩マットレスに関し,詳しくは,肩と首に触れる部位が人体構造にフィットするように屈曲して,肩全体を覆うC字状のカバー部と,電源を供給された熱発生手段によって発熱する複数の熱発生部と,隣接した熱発生部と熱発生部との間に連結され,電磁波を遮断するシールド生地と,振動モータまたはソレノイドから選択されるいずれか一つ以上が内蔵された振動マッサージ部と,超長波発生部と,カバー部に連結された制御部とで構成され,低周波パッド(41)を備えて,制御部の信号によって低周波発生部40が作動され,前記カバー部に,肩の構造にフィットするように屈曲して肩と首の後側の僧帽筋が直角で触れ合う構造で,羽部内側に振動モータまたはソレノイドから選択されるいずれか一つ以上によって作動される振動マッサージ部および超長波発生部が電気的に接続され,カバー部と羽部とが結合された構造を有する超長波温熱肩マッサージ器に関する。また,外皮層,外皮層の内側の所定空間に緩衝材,電熱線,ソレノイドおよび按摩棒が備えられ,制御部によって作動され,マットレス上部に脱付着可能な前記の超長波温熱肩マッサージ器が付着される温熱按摩マットレスに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に,事務室で長時間座ったまま勤務する事務職従事者,特に最近コンピュータを用いる事務の一般化に伴い,コンピュータモニターとキーボードの前で一日中勤務する人々が,一定の姿勢を保つことに起因する肩の痛みを訴えることが頻繁に発生している。しかし,このような長時間の勤務環境の下で固まった肩の筋肉を適切にほぐしていないため,慢性的な肩凝りに苦しめられ,これによって事務能率の低下およびストレスによる人体疾患を引き起こす可能性がある。
【0003】
従来の肩凝りをほぐすことのできるマッサージ器は,単純な物理的刺激によって行われることが多く,温熱マットの場合には,横になったとき,背中の部位には温熱が伝わるが,肩の部位は温熱マットから離れているため,温熱が伝わらなかった。
【0004】
上記のような問題点を解決しようと,従来には,肩筋と首に温熱とマッサージ機能を同時に行うための枕が公開されている。大韓民国登録実用新案出願第2001−0018966号,第2001−0031515号,第2001−0031590号,第2001−0018965号では,肩の部位が枕と一体に構成され,首と肩下部位にのみ温熱機能があり,肩の上部と肩から胸の側には温熱機能は備わっておらず,筋肉の奥深いところの凝りをほぐすには限界があった。
【0005】
物理的刺激を与える振動マッサージの場合,肩から力を抜いた状態でマッサージを受ける必要があるが,従来のマッサージ器の場合,殆ど器械を持った状態で使わなければならないため,肩に力が入った状態でマッサージをするようになる。これによって筋肉の凝りを十分に解消できなかった。
【0006】
なお,超長波温熱マッサージ器の場合,動きのないじっと横になった状態で適用する他に,床または事務室の椅子に座った状態で,しかも上体が動いている状況で使うには限界があった。
【0007】
一方,今まで肩筋をほぐすための物理治療機構としては,温熱および/または振動程度の機能だけを有するマッサージ器が殆どで,超長波および低周波を共に用いつつ陰イオン発生機能が結合された,すなわち温熱,振動,低周波,陰イオン発生機能を同時に有する肩マッサージ器は提供されていない。さらに,肩筋を完璧にほぐしつつ,身体全般に温熱按摩機能を提供する温熱按摩マットレスも開発されていない状態である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は,前記のような従来の問題点を解決するために案出されたものであって,本発明の技術的課題は,肩全体をC字形で覆っている本体内の発熱部で発生する温熱が肩全体を暖めるので,皮膚の奥深くで固まった筋肉を弛緩させるのに十分であって,汗によって乳酸のような疲労物質を皮膚の外に排出でき,本体内に振動モータを設けることで,熱作用によって弛緩された筋肉を振動により揺すって,よりすっきりしたマッサージ効果を期待でき,カバー部が肩に密着される保温素材からなるために,椅子に座って勤務する事務職従事者が,業務を行う状態でもマッサージ器が動いたり滑ったりすることなく,肩全体にわたって様々な物理治療効果を期待できる超長波温熱肩マッサージ器を提供することにある。なお,電熱線とソレノイドおよび按摩棒が内蔵された温熱按摩マットレスの外皮層に,柔軟性発泡フォームの本体内に熱発生装置,振動マッサージ装置,超長波発生装置が内設された超長波温熱肩マッサージ器を着脱できる構造の温熱按摩マットレスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の技術構成および実施例を,添付図面を参照して詳しく説明する。本発明による超長波温熱肩マッサージ器100は,肩と首の触れる部位が人体構造にフィットするように屈曲して,肩全体を覆うC字状のカバー部50と,電源を供給され,熱発生手段によって発熱する熱発生部10と,隣接した熱発生部と熱発生部との間に設けられた電磁波を遮断するシールド生地11と,振動モータ21またはソレノイド22から選択されたいずれか一つ以上が内蔵された振動マッサージ部20と,超長波発生部30およびカバー部50に連結された制御部と,で構成されることを特徴とする。
【0010】
特に,本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器は,低周波パッド41が付着された低周波発生部40が,上記のC字状のカバー部50内に低周波パッド41を備え,制御部の信号によって,低周波発生部40が作動されることを特徴とする。また他には,上記のカバー部50に,肩の構造にフィットするように屈曲して,肩と首の後側の僧帽筋が直角で触れ合う構造で,羽部54を構成し,上記の羽部54内側に振動モータ21またはソレノイド22から選択されるいずれか一つ以上によって作動される按摩部20および超長波発生部30が回路連結されて,制御部によって駆動され,カバー部50と羽部54が結合された構造を有することを特徴とする。
【0011】
なお,外皮層71,外皮層の内側の所定空間に緩衝材75,電熱線72,ソレノイド74および按摩棒73が備えられ,制御部によって作動され,マットレス70上部に,ベルクロテープ(Velcro Tape)57によって脱付着可能な上記の超長波温熱肩マッサージ器100が付着されることを特徴とする温熱按摩マットレスであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器は,肩全体をC字形で覆っている本体内の発熱部で発生する温熱が肩全体を暖めるので,皮膚の奥深くで固まった筋肉を弛緩させるのに十分で,汗によって乳酸のような疲労物質を皮膚の外に排出でき,本体内に振動モータを設けることで,熱作用によって弛緩された筋肉を振動によってほぐすことができ,よりしっかりしたマッサージ効果を期待でき,カバー部が肩に密着される保温素材からなることで,椅子に座ったまま勤務する事務職従事者が,業務を行う状態でも,マッサージ器が動いたり滑ったりすることなく,肩全体にわたって多様な物理治療効果を期待でき,超長波温熱肩マッサージ器が付着された温熱按摩マットレスは,横になった状態で肩以下全身の温熱と按摩機能によって,血液循環が促進され,さらに按摩マットレス上部に付着された温熱マッサージ器によって,肩全体を暖めるので,皮膚の奥深くで固まった筋肉を弛緩させるのに十分で,汗によって乳酸のような疲労物質を皮膚の外に排出でき,本体内にソレノイドを含む振動マッサージ装置を構成して,熱作用によって弛緩された筋肉を振動によって更に揺することで,よりしっかりしたマッサージ効果を期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下,本発明の各構成要素別技術的特性を具体的に説明する。
【0014】
上記の制御部は,熱発生部10の温度を制御したり,振動モータ21と超長波作動の周期などを調節したりするためのものであって,このような技術的事項は通常的によく知られているので,詳しい説明は省略する。
【0015】
図1〜図3に示したように,本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器は,低周波パッド41が装着された低周波発生部40が,上記のC字状のカバー部50内に設けられ,制御部の信号によって低周波発生部40が動作することを特徴とする。カバー部50は首と肩の後側とに密着し肩全体を覆うC字形で構成される。カバー部50の内部には発熱可能な熱発生手段が内蔵され,周辺に温度センサを配置することでカバー部50内部の温度と断線の有無を監視している。更に,カバー部50は,隣接した熱発生部10間から発生する電磁波を遮断するためのシールド生地11が,隣接した熱発生部10間に設けられている。また,カバー部50に中空部23,23′を形成して,筋肉がよく固くなる僧帽筋周辺に,マッサージ効果と筋肉をほぐすための偏心振動モータ21および超長波発生部30が各々内設される。したがって,強力な振動マッサージが可能で,横になって使う場合にも,カバー部50と枕60が分離されており,振動と温熱が頭に殆ど影響を与えないので,より強い振動と温熱の使用が可能であることが特徴である。
【0016】
なお,枕をして横になる場合,枕と触れ合うカバー部50の外部は,枕に触れる面積を減らして,熱の伝導を低下させるための垂直状の溝を設ける。
【0017】
このようにする理由は,筋肉が固くなっている肩と首は暖かくして,頭を支える枕は冷たくするためである。
【0018】
そして,図5に示したように,より強制的に枕60の温度を下げるには,枕60の後側に吸入口61を形成し,枕60内部に送風機62を配置して,肩側と枕側に排出口を設けると,より強力に頭は冷たく,肩と首は暖かく維持できる。
【0019】
マッサージ効果を与える振動モータ21の場合には,振動モータケースが肩に触れる部分は肩ラインと同様な形状を維持し,その後側に振動モータ21を固定してから,カバー部50の中空部23に挿入して,横になった場合,自重によってより強力なマッサージ効果を得ることができる。
【0020】
超長波発生部30は,超長波発生のための超長波コア31と超長波コア31を中心に形成された超長波コイル32とで構成される超長波発生手段を備えて,これをカバー部50の中空部23′内に挿入して超長波マッサージを可能とした。
【0021】
低周波発生部は,カバー部50を覆う布に加え,複数の低周波パッド41を含む。該低周波パッド41に制御部によって低周波信号を与えると,筋肉弛緩によるまた他の物理的マッサージ効果が得られる。
【0022】
なお,カバー部50は,発泡天然ゴムまたは発泡ウレタン合成ゴムのような高分子化合物からなるフォーム形態として構成される。カバー部50の本体を製造する時に,天然玉,黄土,トルマリンなどの鉱石粉末を含有した陰イオン放出物質を充填して本体を構成することによって,肩全体にわたって温熱が伝達され,本体から陰イオンが発生する。上記の陰イオン放出物質は,酸性化した血液をアルカリ性に中和させ血液を浄化し,細胞の活性化および痛みの緩和に寄与することがよく知られている。
【0023】
そして,カバー部50自体を布で作る場合には,本体の形態を一定に維持するために,プラスチックや形状記憶合金素材51を内部に挿入することができる。
【0024】
カバー部50内にある熱発生部10と振動モータ21および超長波発生部30などを保護し,汗の吸収が容易であるように,カバー部50の外部を布または毛材質のカバー52で覆う。
【0025】
一方,熱発生部10の熱発生手段としては,低温発熱体である熱線または熱板だけでなく,高温発熱体である遠赤外線ランプ,ハロゲンランプおよびセラミックヒータを使うことができる。高温発熱体を使う時には,発熱体が皮膚に直接触れないように,カバー部50に中空部を設けて空間を設けたり,ガラスや網により皮膚を保護し火傷を予防する。
【0026】
本発明の超長波温熱肩マッサージ器は,就寝時だけでなく,日常生活でも使用可能とするために,カバー部50を目立たないように構成して,上着の内側に着用したり,マントの形態に作って上着の外側に着用したりすることもできる。また,肩ラインにフィットするように,薄い布のような材質で保温可能なカバー部50を構成し,内部に面状発熱体を構成して,首と肩全体で温熱が発生するように,電池やアダプタによる連結ジャックに連結して使用できる。
【0027】
なお,肩の上でカバー部50が滑ったり動いたりすることを防止するために,固定バンド53やベルクロテープ57を使って,肩の前方と脇の下部で着脱を容易にすることができる。
【0028】
本発明の他の実施例として,図4および図5に示したように,カバー部50と枕60を一体に連結する場合には,カバー部50で発生した熱が枕60に直接伝わらないようにするために,カバー部50と枕60との間に断熱のための空間63を置いて底部で連結させる。枕60内部は送風機62を設けて枕の外部から冷たい空気を吸入し,カバー部50と肩および首またはその上方に送風することで,頭は冷たく,肩および首は暖かく保つことができる。
【0029】
本発明に係る他の様態の超長波温熱肩マッサージ器における技術構成および実施例について,添付図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
図6は,本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器の全体斜視図であって,本発明の超長波温熱肩マッサージ器は,肩に密着しやすく保温機能の優れた素材からなるカバー部50と,カバー部の上に肩と首の後側の僧帽筋に対して直角に触れ合いながら,肩の屈曲にフィットするように形成した柔軟性発泡フォーム素材の羽部54とを含む。
【0031】
図7に示したように,騒音防止と組立の容易性のために,カバー部に凹溝締結構造55aを含むことができる。また,肩の上でカバー部50が滑ったり動いたりすることを防止するために,ボタン64を含む固定バンドやベルクロテープを肩の前方と脇の下部で着脱が容易となるように用いることができる。
【0032】
図8に示したカバー部50および羽部54の内側の構成要素を,下記に詳細に説明する。カバー部50内側に,電源から電圧を印加され,熱発生手段によって発熱する熱発生部10,および隣接する熱発生部と熱発生部との間に電磁波を遮断するシールド生地11が形成され温熱機能を行う。
【0033】
なお,羽部54の内側には,マッサージ機能を有する振動マッサージ部20が内設される。振動マッサージ部20は,プランジャー24およびブッシングが備えられたソレノイド22と,プランジャー24の上端に設けられ,僧帽筋を含んだ肩全体をマッサージして按摩効果を示す按摩板29,およびプランジャー24の原状復元が可能であるように弾性力を付与する復帰スプリング25を含む。
【0034】
特に,按摩板29の構成は,僧帽筋を正確に刺激して,肩マッサージ効果を増進させるために,肩の屈曲した形状にフィットするように傾いて設計される。なお,図12にソレノイド22を含む按摩部の拡大断面図を示したように,プランジャー24およびブッシング27を角形で構成して,傾いた按摩板29が無駄に回転しないようにする。上記のソレノイド22によって動作する振動マッサージ部20は,羽部54内側に固定ピン26によって簡単に挿入設置できる。
【0035】
なお,羽部54内側に中空部23を形成して,中空部23内部に超長波コア31および超長波コイル32からなる超長波発生部30を形成することで,超長波マッサージが可能であるように構成し,上記の振動マッサージ部20および超長波発生部30が電気的に接続され,制御部(図示せず)によって駆動される。
【0036】
図9に示したように,図8の構造に振動モータ21を備えることで,振動モータによる振動効果をソレノイドによる按摩効果に加えて,マッサージ効果を更に向上させることができる。
【0037】
一方,本発明の超長波温熱肩マッサージ器を座ったまま使用することで,軽微な肩の動きにも柔軟に対応できるように,密着保温素材のカバー部50を採択し,肩の曲線の形態を維持するために,パッドまたは形状記憶合金がカバー部50に内蔵されることもできる。
【0038】
羽部54は,プラスチックでも形成可能であるが,羽部に内設されたソレノイドの作動による騒音の吸収,および体の動きに柔軟に対応するように,発泡ポリウレタン材質で形成することが好ましい。
【0039】
上記のカバー部50と羽部54とは,図10に示したように,羽部54を覆うキャップ55を装着し,カバー部50の下部にパッドを当ててからリベット56で固定することによって結合することができる。なお,図11に示したように,カバー部50と羽部54とを結合するための他の手段として,ベルクロテープ57を肩と触れ合う部位に設けて付着したり,または固定紐58で固定したりすることもできる。上記のカバー部50と羽部54とは,図13に示したように,電気コードによって電源に接続され駆動される。
【0040】
本発明の更に異なる様態として,超長波温熱肩マッサージ器が装着された温熱按摩マットレスに関する技術構成および実施例について,図14および図15を参照して詳細に説明する。超長波温熱肩マッサージ器が装着された温熱按摩マットレスは,大きく二つの部分に分けられるが,超長波温熱肩マッサージ器については前述したものと同様であるため,按摩マットレス70の構成に対して説明する。按摩マットレスは,必要に応じて遠赤外線放射体が突出形成される外皮層71と,外皮層71の内側の所定空間に内蔵される緩衝材75および電熱線72と,複数の電熱線72に接続され,複数の電熱線72から発生する電磁波を遮断するためのシールド生地と,それぞれのソレノイド74のプランジャーの上端に,身体をマッサージして実質的なマッサージ機能を行う半球形の按摩棒73と,温熱按摩マットレス70に電気的に接続され,電熱線72とソレノイド74とに電源を供給すると同時に,温度およびソレノイドの振動を調節する温熱按摩マットレス制御部(図示せず)とで構成される。上記の制御部の技術的事項は,通常的によく知られているので,詳細な説明は省略する。
【0041】
上記の二つの部分に大きく分けて説明した構成要素を結合した全体斜視図を,図14に示した。枕28と一体に接続された肩マッサージ器本体100が,マットレス上部にベルクロテープ57で装着され,按摩マットレス制御部(図示せず)と肩マッサージ器制御部40とを,適切なモードに設定して駆動させる。
【0042】
一方,本発明の更に別の実施例として,按摩マットレス70自体を分割して,通常の折綴手段76によって折綴可能に構成する場合,本発明の温熱按摩マットレス上部を折った状態で,使用でき,さらに移動および保管が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器を示した図面である。
【図2】図1の超長波温熱肩マッサージ器の断面図である。
【図3】図1に示した超長波温熱肩マッサージ器の着用例である。
【図4】本体と枕が接続された他の実施例である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】羽部が含まれた超長波温熱肩マッサージ器の全体斜視図である。
【図7】羽部が含まれた超長波温熱肩マッサージ器の他の実施例である。
【図8】カバー部と羽部内側の構成要素を示した断面図である。
【図9】カバー部と羽部内側の構想要素に振動モータを追加した他の様態の断面図である。
【図10】カバー部と羽部との間を固定した状態の断面図である。
【図11】カバー部と羽部との間を固定するための更に別の様態の断面図である。
【図12】按摩部の拡大断面図である。
【図13】カバー部と羽部との間の電源接続を示す断面図である。
【図14】本発明に係る超長波温熱肩マッサージ器が装着された温熱按摩マットレスの全体斜視図である。
【図15】図14の断面図である。
【符号の説明】
【0044】
10 熱発生部
11 シールド生地
20 振動マッサージ部
21 振動モータ
22 ソレノイド
24 プランジャー
26 固定ピン
29 按摩板
30 超長波発生部
41 低周波パッド
50 カバー部
51 形状記憶合金
54 羽部
57 ベルクロテープ
59 電気コード
60 枕
61 吸入口
62 送風機
70 按摩マットレス
71 外皮層
72 電熱線
73 按摩棒
100 超長波温熱肩マッサージ器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
肩と首の触れる部位が人体構造にフィットするように屈曲して,肩全体を覆うC字状のカバー部(50)と;
電源を供給された熱発生手段によって発熱する複数の熱発生部(10)と;
隣接した前記熱発生部と前記熱発生部との間に設けられ,電磁波を遮断するシールド生地(11)と;
振動モータ(21)またはソレノイド(22)から選択されたいずれか一つ以上が内蔵された振動マッサージ部(20)と;
超長波発生部(30)と;
前記カバー部(50)に接続された制御部と;
で構成されることを特徴とする,超長波温熱肩マッサージ器(100)。
【請求項2】
前記C字状のカバー部(50)内に設けられる低周波発生部(40)と,前記低周波発生部(40)に装着され,前記制御部からの信号によって作動される複数の低周波パッド(41)を含むことを特徴とする,請求項1に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項3】
前記振動マッサージ部(20)は,C字状のカバー部(50)内に中空部(23)を形成し,前記中空部(23)に振動モータ(21)が内設され,振動マッサージを行うことを特徴とする,請求項2に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項4】
前記C字状のカバー部(50)外部に枕(60)を追加で備えるが,前記カバー部(50)と前記枕(60)との間に断熱のための空間(63)を設けて底部で連結され,前記枕(60)は枕の温度を下げるために,送風機(62)が前記枕(60)の内側に内蔵されることを特徴とする,請求項2に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項5】
前記カバー部(50)に,肩の構造にフィットするように屈曲して,肩と首の後側の僧帽筋と直角に触れ合う構造で羽部(54)を構成し,前記羽部(54)内側に振動モータ(21)またはソレノイド(22)から選択されるいずれか一つ以上によって作動される前記振動マッサージ部(20)および超長波発生部(30)が電気的に接続され,制御部によって駆動され,前記カバー部(50)と前記羽部(54)が結合された構造であることを特徴とする,請求項1に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項6】
前記振動マッサージ部(20)は,プランジャー(24)およびブッシングが備えられたソレノイド(22),前記プランジャー(24)の上端に設けられる按摩板(29)および復帰スプリング(25)を含み,前記按摩板(29)の形状が肩の屈曲にフィットするように傾いて形成され,前記ソレノイド(22)を含む前記振動マッサージ部(20)は,固定ピン(26)によって羽部(50)内側に挿入設置されることを特徴とする,請求項5に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項7】
前記カバー部(50)と前記羽部(54)との結合は,前記羽部(50)を覆うキャップ(55)を装着し,前記カバー部(50)下部にパッドを当ててからリベット(56)で固定したり,ベルクロテープ(57)を肩と触れ合う部位に設けて付着したり,または固定紐(58)で固定することを特徴とする,請求項5に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項8】
前記C字状のカバー部(50)内に,パッドまたは形状記憶合金(51)が内蔵され,前記カバー部(50)が滑ったり動いたりすることを防止するために,本体の外部に固定バンドが構成されることを特徴とする,請求項2または請求項5に記載の超長波温熱肩マッサージ器。
【請求項9】
第1項〜第8項に係る超長波温熱肩マッサージ器(100)が装着されたことを特徴とする,温熱按摩マットレス。
【請求項10】
外皮層(71),外皮層内側の所定空間に緩衝材(75),電熱線(72),ソレノイド(74)および按摩棒(73)が備えられ,通常の制御部によって作動され,マットレス(70)上部に脱付着可能な超長波温熱肩マッサージ器(100)が付着されることを特徴とする,請求項9に記載の温熱按摩マットレス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2006−517116(P2006−517116A)
【公表日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−518450(P2005−518450)
【出願日】平成16年2月6日(2004.2.6)
【国際出願番号】PCT/KR2004/000232
【国際公開番号】WO2004/069128
【国際公開日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
VELCRO
【出願人】(505299545)
【Fターム(参考)】