説明

距離ベースのセキュリティ

【課題】2つ以上のデバイスに関連づけられた距離関連機能、情報に基づいて、1つ又は複数の機能を或るデバイスが実行してよいかどうかを制御する。
【解決手段】1つ又は複数の機能の実行を他のデバイスへ要求することを或るデバイスが許可されるかどうかを制御するために、1つ又は複数の距離ベース機能が使用される。同様に、他のデバイスによって要求された1つ又は複数の機能を或るデバイスが実行してよいかどうかを制御するために、1つ又は複数の距離ベース機能が使用される。距離関連機能は、デバイス間の1つの距離、デバイス間の2つ以上の距離、デバイス間の相対距離における変化率、デバイス間の相対加速度、又は2つ以上のこれら距離関連機能の或る組み合わせを含む様々な形態を取り得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[35U.S.C.§119による優先権主張]
本願は、代理人ドケット第060999P1号へ割り当てられた2006年4月14日に出願された米国仮特許出願第60/792,034号、及び代理人ドケット第061886P1号へ割り当てられた2007年3月27日に出願された米国仮特許出願第60/908,271号の利益及び優先権を主張する。これらの仮特許出願の各々は本願の譲受人へ譲渡され、これら仮特許出願の各々の開示は本明細書で参照により、本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、一般的には無線通信に関し、無線通信デバイスにおける距離ベースの機能性に関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムにおいて、2つ以上の無線デバイスが相互に通信することを可能にするために、また、幾つかのアプリケーションでは1つの無線デバイスが他の無線デバイスによって提供された機能性へのアクセスを可能にするために、様々な準備(provisions)がなされる。例えば、或る無線デバイスが他の無線デバイスのカバレージエリアへ入ると、無線デバイスは2つのデバイスが相互に通信できるように関連づけ動作を実行する。
【0004】
幾つかのアプリケーションにおいては、デバイスは、他のデバイスからの通信に応答する前に、又は他のデバイスからの機能性へのアクセス要求に応答する前に、他のデバイスの真偽に関して或るレベルの確実性を要求する。例えば、販売時点管理の応用において、第1のデバイスはディジタル財布機能を含み、第2のデバイスは電子キャッシュレジスタの機能を含む。この場合、第1のデバイスは、金銭の振替を認可する前に、第2のデバイスが実際に意図された受取人であることを検証する。他の例はセットトップボックスで、(例えば、認可されたデバイスを使用する)認可された人物のみがセットトップボックスによって提供されるコンテンツの制御又はアクセスを許されることを保証するように、セットトップボックスが構成される。
【0005】
他の例において、第三者が携帯電話とヘッドセットとの間の無線通信を盗聴しないようにするため、各デバイスは認可されたデバイスとの通信のみを確立することを保証する。例えば、Bluetooth(登録商標)動作が可能デバイスが経験している1つの攻撃は、或る人物がBluetoothヘッドセットを装着し、第三者が高利得指向性アンテナを使用してヘッドセットと通信する場合である。このシナリオにおいて、第三者はマイクロホンをアクティブ化して、人物の周囲及び会話を聴取するかも知れない。
【0006】
相互にデバイスを認証し、あるいは、デバイス間の通信を保証するために様々な手法が採用される。例えば、幾つかのインプリメンテーションにおいて、デバイス間で送られるデータは、1つ又は複数の公開又は秘密鍵を使用して暗号化される。しかし、実際には、弱い鍵がしばしば採用され、あるいは鍵交換プロセスが危険にさらされる。例えば、Bluetoothは、所与のデバイスとの通信を保証するプロトコルをサポートするが、実際には、大部分のユーザはこのセキュリティ・プロトコルを動作可能にすることができないか、容易に危険にさらされる比較的簡単なセキュリティ鍵を使用する。更に、幾つかの従来のセキュリティ・プロトコルは、鍵を解読するためには計算が極めて複雑であることが必要であるという仮定に基づいている。しかしながら、鍵が放出された後、より効率的な計算方法が発見されるかも知れない。しかも、そのようなセキュリティ・プロトコルを破るために使用される型のデバイスの計算能力は、そのようなデバイスのより新しい版が開発されるにつれて増加を続けている。
【0007】
上記の観点から、デバイス間の通信及び他のインタラクションを保証するより一層効果的な方法が必要である。
【発明の概要】
【0008】
開示の実例的態様の要約は次のとおりである。態様という用語へのあらゆる参照は、開示の1つ又は複数の態様を意味するものと理解されたい。
【0009】
本願は、幾つかの態様においては、デバイス間の少なくとも1つの距離(distance)に基づいてある動作を実行することに関する。例えば、2つのデバイス間の距離又は相対移動のような距離関連機能(distance-related function)を決定するために様々な手法が採用される。次に、決定された距離機能が指定の基準を満たすかどうかについて決定が行われる。そして、もし満たすならば対応する行動が取られる。
【0010】
幾つかの態様において、デバイスは、1つ又は複数の決定された距離に基づいて他のデバイスと協同して或る動作を実行する。例えば、2つ以上のデバイスは、距離ベースの基準に基づいて相互を認証する。そのような認証は、様々な形態を取り、様々な動作を伴う。
【0011】
幾つかの態様においては、1つ以上の距離ベース基準(distance-based criterion)が使用され、或るデバイスが他のデバイスに1つ又は複数の機能の実行を要求することが許されるかどうかを制御する。例えば、デバイスは、デバイスが相互に1つ又は複数の距離範囲の中にあるかどうか、及び/又は、或る方法で相互に移動されるかどうかに基づいて、1つ又は複数の機能の実行を他のデバイスに要求するように動作可能にされるか、要求しないように動作不能にされる。
【0012】
幾つかの態様においては、デバイスが他のデバイスによって要求された1つ以上の機能を実行するかどうかを制御するために、1つ以上の距離ベース基準が使用される。例えば、デバイスは、デバイスが相互に1つ以上の距離範囲の中にあるかどうか、及び/又は或るやり方で相互に移動されるかどうかに基づいて、1つ以上の機能を実行するように動作可能にされるか、実行しないように動作不能にされる。
【0013】
本明細書で教示される距離関連機能は、様々な形態を取り得る。例えば、そのような機能は、デバイス間の1つの距離、もしデバイスが相互に関して移動されるならばデバイス間の2つ以上の距離、デバイス間の相対距離の変化率(rate of change in relative distance)、デバイス間の相対加速度(relative acceleration)、他のいくつかの距離関連機能、あるいはこれら距離関連機能の2つ以上の組み合わせに関連する。
【0014】
本明細書で教示される距離関連機能は、様々な方法でインプリメントされる。例えば、距離は、信号が1つのデバイスから他のデバイスへ進み、そして戻るのにかかる時間(例えば、往復時間)を決定することによって測定される。そのような往復時間は、例えば、双方向測距を使用して、あるいは、デバイス間で質問及び応答信号を送ることによって計算される。距離は、更に、到着時刻測定又は受信電力測定を使用して決定されてもよい。相対距離における変化率は、例えば、到着時刻測定、受信電力測定、加速度読み取り、イメージング技術、電磁場における変化の検出、又はドップラー偏移の検出を使用して決定されてもよい。デバイス間の相対加速度は、相対距離データにおける変化率から決定できる。
【0015】
開示のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、下記の詳細な説明、添付された特許請求の範囲、及び付随する図面に関して考察されるとき、一層十分に理解されるであろう。
【0016】
通常の慣行に従って、図面中で示された様々な特徴は一定の縮尺で描かれてはいない。したがって、様々な特徴の寸法は、明瞭を目的として恣意的に拡張及び縮小されている。しかも、図面の幾つかは、明瞭を目的として単純化されている。そのため、図面は所与の装置(例えば、デバイス)あるいは方法のコンポーネントの全てを描写していないかも知れない。最後に、同様の参照番号は明細書及び図面を通して同様の特徴を示すために使用されている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、距離ベース動作を実行するように適応された通信システムの幾つかのサンプル態様の簡単なブロック図である。
【図2】図2は、要求に応答して1つ又は複数の機能を実行するデバイスによって実行されてよい動作の幾つかのサンプル態様のフローチャートである。
【図3A】図3Aは、1つ又は複数の機能の実行を他のデバイスに要求するため、或るデバイスによって実行されてよい動作の幾つかのサンプル態様のフローチャートである。
【図3B】図3Bは、1つ又は複数の機能を実行するための他のデバイスへの要求と連動して実行されてよい動作の幾つかのサンプル態様のフローチャートである。
【図4】図4は、1つ又は複数の機能の実行を他のデバイスに要求するように適応された無線デバイスの幾つかのサンプル態様の簡単なブロック図である。
【図5】図5は、要求に応答して1つ又は複数の機能を実行するように適応された無線デバイスの幾つかのサンプル態様の簡単なブロック図である。
【図6】図6は、少なくとも1つの距離を決定するため、デバイスによって実行されてよい動作の幾つかのサンプル態様のフローチャートである。
【図7】図7は、1つ又は複数の機能を実行する要求を認可することと連動して実行されてよい動作の幾つかのサンプル態様のフローチャートである。
【図8】図8は、距離ベース動作を実行するように適応された無線デバイスの幾つかのサンプル態様の簡単なブロック図である。
【図9】図9は、通信コンポーネントの幾つかのサンプル態様の簡単なブロック図である。
【図10】図10は、距離ベース動作を実行するように適応されたデバイスの幾つかのサンプル態様の簡単なブロック図である。
【詳細な説明】
【0018】
開示の様々な態様は下記で説明される。本明細書の教示は多様な形態で具体化されてよく、ここで開示される任意の具体的な構造、機能、又はこれらの双方は単に代表であるにすぎない。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本明細書で開示される1つの態様が任意の他の態様から独立してインプリメントされてよいこと、及びこれらの態様の2つ以上が様々な方途で組み合わせられてよいことを理解すべきである。例えば、本明細書で記述される任意の数の態様を使用して装置がインプリメントされ、あるいは方法が実施されてよい。しかも、他の構造、機能、又は本明細書で記述される態様の1つ又は複数に加えて、又はこれら以外の構造及び機能を使用して、そのような装置がインプリメントされ、あるいは、そのような方法が実施されてよい。例えば、幾つかの態様においては、デバイスが他のデバイスによって要求された1つ以上の機能を実行するかどうかを制御するために1つ以上の距離ベース基準が使用される。加えて、幾つかの態様においては、デバイスが他のデバイスによって要求された1つ又は複数の機能を実行するかどうかを制御するために、決定された時間量も使用される。
【0019】
図1は、通信システム100の例示的態様を図解し、第1のデバイス102は無線通信リンク106を経由して第2のデバイス104と通信する。1つの例として、デバイス102はデバイス104の無線カバレージエリアに入り(その逆も同様)、次に、デバイス102及び104を動作可能にして通信させ、さもなければ相互にインタラクトさせるために、下記で説明されるような様々な準備がなされる。具体的には、デバイス102及び104は機能性を含み、この機能性によって、デバイス102と104との間の1つ以上の距離関係に従って、1つ以上の動作が起動、終了、又は実行される。
【0020】
図1の例におけるデバイス102及び104は、距離の決定及び関連動作に関連する機能を提供するコンポーネントを強調するために、簡略化して描写されている。具体的には、デバイス102は、1つ以上の機能の実行を他のデバイス(例えば、デバイス104)に要求する、デバイス中で採用されるコンポーネントを強調するために描写される。逆に、デバイス104は、デバイスの中で採用されて、デバイス102と104との間の1つ以上の距離を決定し、決定された距離及び他のデバイス(例えば、デバイス102)からの要求に基づいて1つ以上の機能を実行するコンポーネントを強調するように描写されている。
【0021】
一般的に、所与のデバイスは、デバイス102のために描写された機能、デバイス104のために描写された機能、あるいはこれらの或る組み合わせを組み込む。例えば、いずれのデバイスも、距離を決定するかデバイスの他方による距離決定を容易にする機能を含む。また、デバイスのいずれも、距離決定に基づいて1つ以上の動作を実行する。
【0022】
幾つかの態様において、第1のデバイス(例えば、デバイス104)は認証手続きをインプリメントし、この認証手続きによって、第2のデバイス(例えば、デバイス102)はデバイスに関連づけられた距離関連機能が指定基準(specified criterion)を満たす場合にのみ、第1のデバイスへアクセスすることを許される。そのような基準は、例えば、デバイス102がデバイス104の1つ以上の指定された距離(例えば、距離範囲)の中にあるか、又はデバイス104に関して指定された方法で移動されるかどうか、あるいはその逆の関係であるかを伴う。
【0023】
認証手続きの簡単な例は次のとおりである。最初に、デバイス102はアクセスを求める要求をデバイス104へ送る。図1の例において、要求発生器108はトランシーバ112の送信機110と協力して、デバイス104のトランシーバ116の受信機114へ要求を送信する。デバイス102は、例えば、デバイス104が接続されるネットワークへの接続を要求するため、又はデバイス104によって制御される(例えば、デバイス104に記憶されるか、デバイス104を通過する)或る情報へアクセスすることを要求するため、又は或る動作の実行をデバイス104に要求するため、又はデバイス104にデバイス102のアイデンティティを検証させる他の或る要求を行うために、デバイス104へのアクセスを要求する。
【0024】
デバイス104は、デバイス102から要求を受け取った後、デバイス102と104との間の距離を測定する。下記で一層詳細に説明されるように、デバイス104は様々な測距手法の1つ以上を採用してこの距離を測定する。図1の例を再び参照すると、典型的なインプリメンテーションにおいて、デバイス104の距離決定器コンポーネント118は送信機120及び受信機114と協力して、測距信号をそれぞれ送信及び受信する。幾つかのインプリメンテーションにおいて、デバイス102の受信機122及び送信機110は、トランシーバ116と協力して、それぞれ測距信号を受信及び送信する。
【0025】
幾つかの態様において、複数の距離測定がこのステップで行われる。例えば、距離ベース機能は2つのデバイス間の相対移動に関連する。そのような相対移動は、幾つかの態様において、デバイス間の相対距離、デバイス間の相対移動、又はデバイス間の相対加速度のシーケンスを含む。
【0026】
距離を測定した後、デバイス104(例えば、コントローラ124)は、デバイス102と104との間の各々の測定された距離が指定された基準を満たすかどうかを決定する。もし基準が満たされるならば、デバイス104(例えば、機能制御コンポーネント126)はデバイス102からの要求を許可する。したがって、デバイス104の機能プロセッサ128は1つ以上の機能を実行して、要求されたアクセスを提供する。
【0027】
指定された基準は、所与のアプリケーションの要件に基づいて様々な形態を取り得る。例えば、幾つかのアプリケーションにおいては、基準は、測定された距離が閾値距離よりも小さいかどうかである。幾つかのアプリケーションにおいては、基準は、測定された距離が一対の距離(例えば、D1及びD2)の間に入るかどうかである。幾つかのアプリケーションにおいては、基準は、デバイス(例えば、デバイス102)が既定のシーケンス(例えば、パターン)に基づいて他のデバイス(例えば、デバイス104)に関して一連の範囲の中へ移動し、そしてこの範囲の外へ移動しなければならないことを指定する。
【0028】
幾つかの態様においては複数の距離ベース基準が採用され、異なるレベルのセキュリティ(例えば、アクセス制御)を提供する。一般的に、対応する認可距離(authorization distance)(例えば、D1、D2、...、Dn)に関連づけられた複数レベルのアクセス(例えば、A1、A2、...、An)が存在する。ここで、デバイス104は、デバイス102への距離を測定し、測定された距離を認可距離と比較して、デバイス102へ提供されるべきアクセスのレベルを決定する。
【0029】
1つの使用実例の場合、もし遠隔制御デバイス(例えば、デバイス102)がセットトップボックス(例えば、デバイス104)の1メートル内にあるならば、デバイス102はペイ・パー・ビュー購買を行うように認可される。もしデバイス102がセットトップボックスの5メートル内にあるならば(例えば、もしユーザが同じ室の中に居れば)、デバイス102はチャンネルを変更することを認可される。対照的に、もしデバイス102がセットトップボックスから5メートルよりも遠くに離れていれば(例えば、もしユーザが室から立ち去ったのであれば)、デバイス102はセットトップボックスへのアクセスを許可されない。
【0030】
他の使用実例の場合は携帯電話と周辺デバイス(例えば、ヘッドセット)との間の通信に関連する。ここで、ヘッドセット及び携帯電話は、これらが0.5メートル以内で離れているときにのみ対として一緒にされる。加えて、一度ヘッドセット及び携帯電話が対として一緒にされると、これらは1.5メートル以内で離れている場合に相互に通信する。このため、もしヘッドセット及び携帯電話が1.5メートルよりも遠く離れているならば、ヘッドセットは呼をセットアップするか呼を切ることを許可されない。
【0031】
幾つかの態様においては、デバイス間の通信は進行中のトランザクションを備える。例えば、トランザクションはデバイス104からデバイス102へのマルチメディア・ストリームの送信を伴う。そのような場合、デバイス104はデバイス102への距離を定期的に測定して、トランザクションを継続するかどうかを決定する。幾つかの態様においては、トランザクションを継続するかどうかの決定と併せて、試行錯誤的手法が採用されてよい。例えば、もしデバイス間の距離が所与の期間に指定された基準(例えば、最大距離閾値)を満たさないならば、トランザクションは終了される。上記で検討されたセットトップボックスの例を参照すると、もし認可された視聴者が指定期間を超えて室を離れるならば、コンテンツへのアクセス(例えば、映画の上映)は動作不能にされる。
【0032】
幾つかのアプリケーションは上記の基準の1つ又は複数を採用する。例えば、基準は2つの距離D1及びD2を指定し、D1はD2よりも小さいか等しい。しかも、基準は、トランザクションをスタートするためにはデバイス間の距離がD1よりも小さくなければならないこと、及び、トランザクションを継続するためにはデバイス間の距離がD2よりも小さくなければならないことを指定する。
【0033】
幾つかの態様においては、デバイス102がデバイス104へのアクセスを要求するかどうかを制御するために用意がされる。例えば、コントローラ130は要求制御コンポーネント132を備え、要求制御コンポーネント132は要求発生器108が要求をデバイス104へ送るかどうかを制御する。幾つかのインプリメンテーションにおいては、この制御は距離関連機能に基づく。それゆえ、デバイス102は距離決定器コンポーネント134を含む。距離決定器コンポーネント134は本明細書で説明されるようにデバイス102と104との間の1つ又は複数の距離を測定する。
【0034】
上記のことから、本明細書の教示が2つ以上のデバイスについて基本レベルのセキュリティを提供するために採用されることが理解されよう。このセキュリティは独立にインプリメントされるか、他の認証形態と併せてインプリメントされる。後者のシナリオの例として、第1のデバイスが1つ又は複数の公開又は秘密暗号鍵を使用して第2のデバイスを認証する認証手続きのために、距離ベースのセキュリティ手続きがセキュリティ(例えば、認証)の追加層として使用される。従来の慣行に従って、第1及び第2のデバイスは、或る形態の鍵交換プロトコルを経由して暗号鍵を取得する。
【0035】
上記の概説を念頭に置き、図2及び図3Aのフローチャート及び図4及び図5のブロック図を併用して、距離ベース動作をより詳細に説明する。図2は、例えば、1つ又は複数の機能を実行する要求に応答して実行される動作に関する。図3Aは、例えば、1つ又は複数の機能の実行を他のデバイスに要求するために実行される動作に関する。図4は、1つ又は複数の機能の実行を他のデバイスに要求するサンプルデバイス402(例えば、図1のデバイス102と類似)の幾つかの機能コンポーネントを図解する。図5は、1つ又は複数の機能を実行するサンプルデバイス502(例えば、デバイス104と類似する)の幾つかの機能コンポーネントを図解する。便宜上、図2及び図3Aの動作(又は、本明細書で検討される他の動作)は、特定のコンポーネント(例えば、デバイス402及び502)によって実行されるものとして説明される。しかしながら、これらの動作は、他のコンポーネントと併用して、及び/又は他のコンポーネントによって、及び、幾つかの場合には、異なる数のコンポーネントを使用して実行されてよいことを理解すべきである。更に、本明細書で説明される動作の1つ又は複数は、所与のインプリメンテーションでは採用されないかも知れないことを理解すべきである。
【0036】
先に図5を参照すると、デバイス502は距離機能決定器コンポーネント(今後は、距離決定器504と呼ぶ)を含む。距離決定器は1つ又は複数の距離関連パラメータの決定に関連する様々な機能を実行するように適応される。例えば、距離決定器504は、デバイス402と502との間の絶対距離、デバイス402と502との間の2つ以上の距離(例えば、デバイス402及び502が相互に関して移動される場合)、デバイス402と502との間の相対距離の変化率、デバイス402と502との間の相対加速度、又は他の距離関連機能を決定する。下記で一層詳細に検討されるように、距離決定器504は適当なコンポーネントを含むか、又は1つ又は複数の他のコンポーネント(例えば、トランシーバ510)と協力して、デバイス402と502との間の距離を決定してよい。
【0037】
デバイス502は、更に、表示生成器512を含む。表示生成器512は、決定された距離パラメータに関連する表示を生成するように適応される。例えば、表示生成器512は、決定された絶対距離、相対距離における変化率、相対加速度などの表示を生成する。さらに、表示生成器512は比較器514を含む。比較器514は、決定された距離をデバイス502の中に(例えば、データメモリ中に)保持されている距離比較パラメータ516(例えば、閾値)と比較する。次に、表示生成器512は、比較に従って比較結果の表示を生成する。幾つかの態様において、距離比較パラメータ516は1つ又は複数の距離閾値544、1つ又は複数の距離変化率閾値546、1つ又は複数の加速度閾値550、及び1つ又は複数の規定されたシーケンス548を備える。こうして、1つのタイプの比較結果表示は、決定された距離が最大距離閾値よりも小さいことを表示する。
【0038】
デバイス502はコントローラ518(例えば、プロセッサ)を含む。コントローラ518は少なくとも1つの決定された距離に基づいて様々な動作を実行するようにされている。例えば、コントローラ518は、表示の値に依存して、及び、任意的にタイマ532によって提供された距離関連タイミング情報に基づいて、1つ又は複数の動作を呼び出す(invoke)。幾つかの態様において、デバイス502は機能プロセッサ526を含む。機能プロセッサ526は、表示に基づいて1つ又は複数の機能(例えば、第1の機能528及び第2の機能530)を実行するか、実行を容易にするように適応される。追加として、又は代替として、コントローラ518及び/又は機能プロセッサ526によって実行される1つ又は複数の動作は、いくつかの方法で表示を利用してもよい。
【0039】
図5の例において、コントローラ518は機能性を提供し、この機能性は認証に関連し、また1つ又は複数の機能を動作可能にするか動作不能にすることに関連する。例えば、認証手続き、機能、又はこれらの双方が呼び出され、あるいは、デバイス402と502との間の所与の距離関連関係に依存する。それゆえ、コントローラ518は、認証プロセッサ520、1つ以上の機能を動作可能にするコンポーネント522、及び1つ以上の機能を動作不能にするコンポーネント524の機能性を提供するように適応された1つ又は複数のコンポーネントを備える。
【0040】
ここで図4を参照すると、デバイス402は、デバイス502の対応するコンポーネントと連動して動作する幾つかのコンポーネントを含む。例えば、デバイス402はトランシーバ410を含む。トランシーバ410は1つ又は複数の無線通信リンク(例えば、図1のリンク106)を経由して1つ又は複数の無線デバイス(例えば、デバイス502のトランシーバ510)と通信するようにされている。デバイス402は、更に、コントローラ418を含み、コントローラ418はコントローラ518の機能性と相補的な機能性を提供する。例えば、コントローラ418は認証プロセッサ420を含む。認証プロセッサ420は認証プロセッサ520と協同して、デバイス402及び502を相互に対して認証する。デバイス402は、更に、距離機能決定器400を含む。距離機能決定器400は、距離決定器508と協力して距離関連動作を実行する。
【0041】
幾つかの態様において、デバイス402は、デバイス502の対応するコンポーネントと類似した機能性を提供する1つ又は複数のコンポーネントを含む。例えば、距離決定器408は1つ又は複数の距離関連機能を決定する。これらの距離関連機能は、デバイス402の機能性を動作可能又は動作不能にするために使用される。デバイス402は、更に、表示生成器412(比較器414を含む)を含む。表示生成器412は、距離関連機能及び距離比較パラメータ416に基づいて距離関連表示を生成する。上記で検討したと同じ方法で、距離比較パラメータ416は、1つ以上の距離閾値444、1つ以上の変化率閾値446,1つ以上の加速度閾値450、又は1つ以上の規定されたシーケンス448を備える。デバイス402は、更に、タイマ426を含む。タイマ426は距離ベース動作に関連するタイミング情報を提供する。
【0042】
デバイス402及び502又は他の類似のデバイスによって実行される動作の追加の例を、図2及び図3Aのフローチャートを併用して検討する。先ず、図2の動作を取り扱う。
【0043】
ブロック202によって表されるように、第1のデバイス、例えば、デバイス502は、第2のデバイス、例えば、デバイス402との通信を開始する。通信は、例えば、デバイス402がデバイス502に関連づけられた無線カバレージエリアへ入ったことをデバイス502が決定するとき、又はその逆のときに起動される。通信は自動的に開始されるか、あるいはデバイス402及び502が或る方法で対話することを欲するユーザの行動に基づいて開始される。前者の場合、発見モード(discovery mode)が継続的に動作可能にされ、デバイスが反復的に走査して、このデバイスが無線ネットワーク(例えば、ボディ・エリア・ネットワーク又はパーソナル・エリア・ネットワーク)のカバレージエリアに入ったかどうか、又は他の無線デバイスのカバレージエリアに入ったかどうかを決定する。後者の場合、ユーザがデバイスの入力デバイスを利用して(例えば、作動して)発見モードを起動し、デバイス(例えば、デバイスの受信機)が近くの無線ネットワーク又は無線デバイスの走査を開始する。ブロック202の動作と関連して、ユーザはデバイス402及び502を互いに或る範囲内に持ってくる。
【0044】
図3Aを参照すると、デバイス402も、ブロック202の動作と類似及び/又は相補的な動作を実行する。ブロック302によって表されるように、デバイス402は、例えば、近くの無線デバイスの発見を試みることによって、通信動作を起動する。上記で検討したように、これは自動的に開始されるか、ユーザによる或る行動(例えば、デバイス402の入力デバイスを利用すること)に応答して開始される。追加として、又は代替として、デバイス402は、デバイス502から受け取られた信号に応答して、発見手続きを開始してもよい。発見を開始するため、あるいは、デバイス間(例えば、デバイス402及び502の間)の通信の起動のための他の類似手続きを開始するために他の手法が採用されてもよいことを理解すべきである。
【0045】
デバイス402及び502間の通信の確立と共に、デバイスは認証手続き(authentication procedure)又は他の類似の手続きを実行する。一般的に、認証は他のデバイスのアイデンティティを検証(verify)することに関連する。認証手続きを使用して、デバイスは他のデバイスとの通信を認可されることを検証し、及び/又は、動作の所与の集合が他のデバイスと共に実行されることを検証する。前者のシナリオの例として、認証手続きは、デバイス402と502を一対にして、デバイス402と502との間で或るタイプの通信(例えば、接続の確立)を動作可能にすることを伴う。こうして、認証手続きが使用され、アプリケーションレベルの通信がデバイス402と502との間で確立されてよいかどうかが決定される。後者のシナリオの例として、もし要求しているデバイスが適当な認可を有するならば、所与のデバイスは、要求しているデバイスが所与のデバイスによって提供又は制御される或るサービスにアクセスすることを許可する。そのようなサービスは、例えば、ネットワークへの接続、デバイス設定の修正、ディジタルライツの移転、ペイ・パー・ビュー・サービスへのアクセス、保護されたメディアを含む情報、例えば、データ、オーディオ、ビデオへのアクセス、又はこれらの或る組み合わせを含む。
【0046】
認証は多様な方法で実行され得る。幾つかのインプリメンテーションにおいて、認証手続きは、セキュリティ証明書(例えば、パスワード)及び/又はユーザ生物測定情報を1つのデバイスから他のデバイスへ送ることを伴う。典型的なシナリオにおいて、各デバイスは他のデバイスを認証する。例えば、デバイス502はデバイス402を認証し、デバイス402はデバイス502を認証する。こうして、図3Aのブロック302によって表されるように、デバイス402は、ブロック202の動作と類似及び/又は相補的である認証動作を実行する。このようにして、各デバイスはセキュリティ証明書又は他の適切な情報を他のデバイスへ送り、対応する情報を他のデバイスから受け取る。
【0047】
認証手続きと共に、又は距離ベース動作と共に、多様な動作が実行され得る。例えば、幾つかのアプリケーションにおいては、認証手続き(例えば、ペアリング(pairing)プロセス)は人間同期化テスト(human synchronization test)を使用する。例えば、そのようなテストは人間同期化能力に基づき、それによって所与の人物は2つのスイッチを実質的に同時に容易に作動させるが、傍観者が正しい時間を予想して他の人物と実質的に同じ時間にスイッチを作動させることは非常に困難である。したがって、ブロック202の動作は、デバイス402及び502で入力デバイスを同時にアクティブ化する(例えば、スイッチを作動させる)ことをユーザに(例えば、ディスプレイ上の可視コマンドによって、又は照明素子、例えば、LEDの特殊な構成によって、又はオーディオ・コマンドによって)命令することを伴う。このように、認証手続きは、デバイス402上のスイッチが作動される実質的に同じ時間にデバイス502上のスイッチが作動される(例えば、押下及び/又は解除される)かどうかを決定することを伴う。図3Aのブロック302によって表されるように、デバイス402は、ブロック202の動作と類似及び/又は相補的な動作を実行する。下記で一層詳細に検討されるように、(例えば、スイッチ以外の)多様なユーザ入力デバイスが、この動作のために使用される。
【0048】
同期化テストは多様な方途でインプリメントされ得る。例えば、幾つかのインプリメンテーションにおいて、デバイス502は、デバイス402及び502上のそれぞれのスイッチが押下される時間、デバイス402及び502上のそれぞれのスイッチが解除される時間、又はこれら双方の時間を比較する。幾つかのインプリメンテーションにおいて、同期化テストはスイッチの複数の作動を伴う。例えば、ユーザは幾つかの無作為タイミングを選んで、各デバイス上のボタンを同時に押下及び解除する。この場合、各デバイスは、自分のスイッチの作動に関連づけられた時間のシーケンスを生成する。次に、デバイス502はシーケンスのタイミングを比較し、同じ人物がデバイス402及び502上のスイッチを作動させたかどうかを決定するように試みる。上記のインプリメンテーションのいずれにおいても、もしデバイス402及び502からの作動タイミングが十分に類似していれば、デバイス402及び502は相互に認証される。
【0049】
幾つかのインプリメンテーションにおいて、作動時間の比較は、1つのデバイス(例えば、デバイス502)のユーザ入力デバイスの1つの作動時間(又は、複数の作動時間)を表す第1の表示を、他のデバイス(例えば、デバイス402)のユーザ入力デバイスの1つの作動時間(又は、複数の作動時間)を表す第2の表示と比較することを伴う。例えば、認証プロセッサ520は、デバイス502のユーザ入力デバイスを経由して第1の表示を獲得し、デバイス402から第2の表示を受け取る。次に、認証プロセッサ520は2つの表示を比較して、デバイス502のユーザ入力デバイスの作動が、デバイス402のユーザ入力デバイスの作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定する。
【0050】
再び図2を参照すると、ブロック204によって表されるように、デバイス502はデバイス402から要求を受け取って、少なくとも1つの機能(例えば、1つ又は複数の機能)の第1の集合を実行する。ここで、デバイス402の要求発生器428は、コントローラ418の制御のもとで要求を生成する。上述したように、要求発生器428はトランシーバ410と協力して要求をデバイス502へ送信する。同様に、デバイス502のトランシーバ510は要求を受け取って、これをコントローラ518へ供給する。
【0051】
ブロック206によって表されるように、要求に応答して、コントローラ518は、次にデバイス502が機能の実行を許可されるかどうかを制御する。本明細書の教示に従って、この制御は、デバイス402と502との間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づく。ブロック208〜218は、デバイス502が、そのような距離ベース・テストに基づいて、要求された機能の実行を許されるかどうかを制御することと関連して実行される幾つかのサンプル動作を説明する。
【0052】
ブロック208によって表されるように、デバイス502(例えば、距離決定器508)は、デバイス402と502との間の少なくとも1つの距離を決定する。この目的のため、デバイス502は1つ又は複数の信号をデバイス402から受信及び処理する。更に、デバイス502は様々な信号を生成して、これらの信号をデバイス402へ送信する。ブロック210及び212によって表されるように、デバイス502(例えば、表示生成器512)は、1つ又は複数の決定された距離に対応する1つ又は複数の表示を生成する。幾つかの態様において、ブロック206〜212の動作は、ブロック202の動作の起動と連動して起動される。こうして、これらの動作は自動的に開始されるか、デバイス502のユーザ側の或る行動に応答して開始される。
【0053】
様々な手法の1つ又は複数が採用されて、デバイス402と502との間の距離を決定する。例えば、幾つかのインプリメンテーションにおいて、距離は、到着時刻測定、往復時間測定、信号強度測定、ドップラー偏移測定、又は他の適切な手法を使用して測定される。距離を測定する手法の幾つかの例は、ブロック602から開始する図6を併用して検討される。
【0054】
ブロック604によって表されるように、幾つかのインプリメンテーションにおいて、デバイス、例えば、距離測定動作を起動するデバイス502は1つ又は複数の信号を応答デバイス、例えば、デバイス402へ送る。例えば、起動デバイスはメッセージを応答デバイスへ送る。このメッセージは1つ又は複数の信号を起動デバイスへ戻すことを他のデバイスに命令する。こうして、図5の例において、距離決定器508は送信機510と協力して適当な信号をデバイス402へ送信する。
【0055】
ブロック606で表されるように、応答デバイスは受け取られた信号を処理し、応答信号を生成する(例えば、メッセージを形成する)。図4において、距離決定器408はトランシーバ410の受信機と協同して、デバイス502から信号を受け取る。
【0056】
ブロック608で表されるように、応答信号は応答デバイスから起動デバイスへ送信される。図4において、距離決定器408、及び任意的に表示生成器412はこうしてトランシーバ410の送信機と協同してこれらの信号をデバイス502へ送信する。
【0057】
ブロック610で表されるように、起動デバイスは受け取られた応答信号を処理し、必要に応じて起動デバイスと応答デバイスとの間の距離を決定する。図5において、距離決定器508はトランシーバ510の受信機と再び協同して、信号をデバイス402から受け取る。
【0058】
ブロック612は、取られるべき他の距離測定が、もし存在するならば、上記の動作が反復されることを表す。ここで、複数の距離決定が、同時に、又は逐次のやり方で、又は他のやり方で行われてよいことを理解すべきである。
【0059】
到着時刻測定、往復時間測定、及び信号強度測定に関連する具体例と共に、ここでブロック604〜610のサンプル動作を一層詳細に検討する。これらの測定は、採用されてよい測定手法の少数にすぎないこと、及び本明細書の教示は他の測定手法と共に使用されてよいことを理解すべきである。
【0060】
到着時刻を利用して距離を決定する幾つかのインプリメンテーションにおいて、起動デバイスは、応答デバイスから受け取られた信号の到着時刻を測定する。例えば、ブロック604において、起動デバイス(例えば、距離決定器508)は、到着時刻測定に使用されるべき幾つかの信号を応答デバイスが送信することを要求する。ブロック606及び608において、応答デバイスは適当な信号を生成し、これらの信号を起動デバイスへ送信する。例えば、距離決定器408は、トランシーバ410に適当な信号をトランシーバ510へ送信させる。次に、ブロック610において、起動デバイス(例えば、距離決定器508)は到着時刻測定を実行し、これらの測定に基づいて、起動デバイスと応答デバイスとの間の距離を決定する。
【0061】
往復時間測定を利用する幾つかのインプリメンテーションにおいて、起動デバイス(デバイス502)は、所与の時間にメッセージを応答デバイスへ送信する(ブロック604)。ブロック606において、距離決定器408は、デバイス402による要求信号の受信とデバイス402による応答信号の送信との間の時間量(即ち、ターンアラウンドタイム)を決定する。代替として、距離決定器408は、トランシーバ410と協同して、応答信号が規定のターンアラウンドタイム内に送信されることを保証する。デバイス402は、こうして応答メッセージ(例えば、幾つかの場合には、表示生成器412によって生成されたターンアラウンドタイムの表示を含む)を生成し、メッセージをデバイス502へ送信する(ブロック608)。ブロック610において、デバイス502は受け取られた応答信号を処理し、往復時間を計算し、同様に、デバイス402と502との間の距離を計算する。この目的のため、距離決定器508は、応答メッセージがデバイス502で受け取られた時点を(例えば、トランシーバ510と協同して)決定する。距離決定器508は、ブロック604における信号の送信とブロック610における応答信号の受信との間で経過した時間から往復時間を決定するが、応答メッセージを供給されたデバイス402のターンアラウンドタイムは除かれる。
【0062】
受け取られた信号強度を利用して距離を決定する幾つかのインプリメンテーションにおいて、起動デバイスは応答デバイスから受け取られた信号の信号強度を測定する。例えば、ブロック604において、起動デバイス(デバイス502)はメッセージを応答デバイスへ送信する。このメッセージは、応答デバイスが既知の信号強度(例えば、一定のエネルギー・レベル)で信号を送信することを要求する。ブロック606において、受け取られた信号に応答して、応答デバイス(例えば、距離決定器408)は、トランシーバ410に適当な信号をデバイス502へ送信させる(ブロック608)。ブロック610において、距離決定器508は、トランシーバ510によって受け取られた対応信号の強度に基づいてデバイス402と502との間の距離を計算する。
【0063】
図2のブロック210を再び参照すると、デバイス502(例えば、表示生成器512)は、ブロック208で生成された少なくとも1つの決定された距離に関連する表示を生成する。上記で検討されたように、距離決定及び表示生成動作は、1つ又は複数の距離関連パラメータを決定することを伴う。1つ又は複数の距離関連パラメータは、例えば、デバイス402と502との間の1つの距離、デバイス402と502との間の2つ以上の距離、デバイス402と502との間の相対距離における変化率、及びデバイス402と502との間の相対加速度を含む。ここで、デバイス402と502との間の距離における変化率(例えば、相対速度)は、例えば、1つの時点におけるデバイス間の距離を決定し、1つ又は複数の他の時点におけるデバイス間の距離を決定し、関連づけられた期間での距離変化を計算することによって決定される。公知の手法、例えば、変化率情報の導関数を取ることによってデバイス402と502との間の相対加速度を決定するため、類似の情報が利用される。少なくとも1つの距離に関連する表示は、本明細書で明白に言及された表示以外の形態を取ってよいことを理解すべきである。
【0064】
幾つかの態様において、表示は、デバイス402と502との間の単一の決定された距離を単純に指定する。下記で一層詳細に検討されるように、この形態の表示は1つ又は複数の閾値距離と比較され、或る機能を実行するために許容可能と思われる距離だけデバイス402及び502が分離されているかどうかを決定する。
【0065】
表示は、更に、デバイス402と502との間の幾つかの決定された距離を指定する。例えば、デバイス402と502との間の距離は、様々な時間にチェックされる。そのような動作は、異なるタイプの距離決定シナリオと併用して実行され得る。
【0066】
例えば、幾つかの態様において、デバイス間の距離は1回を超えてチェックされ、一層正確な距離示度数を提供する。ここで、明らかに誤った示度数は廃棄される。加えて、幾つかの場合には、平均の決定された距離が計算され、又は平均決定距離及び標準偏差が計算される。したがって、このシナリオにおいて、表示は、幾つかの類似の決定された距離、決定された距離に加えてこの決定された距離の標準偏差、決定された距離の範囲、又は他の類似の情報を備える。
【0067】
幾つかの態様では、相互に規定のシーケンスで移動されているデバイス402及び502で動作の実行が断定されるシナリオにおいて、複数の距離示度数が採用される。例えば、デバイス402及び502は最初に第1の距離だけ離されて置かれ、次に第2の距離だけ離されて置かれ、以下同様に置かれる。したがって、このシナリオにおいて、表示は幾つかの決定された距離のシーケンスを備える。
【0068】
幾つかの態様においては、デバイス402と502との間の相対距離における変化率を決定するため、複数の距離示度数が採用される。例えば、デバイス間の第1の距離が第1の時点で決定され、デバイス間の第2の距離が第2の時点で決定される。距離における変化率は、例えば、経過時間(例えば、第2の時点から第1の時点を差し引いた時間)に対する距離変化(例えば、第1の距離から第2の距離を差し引いた距離)の比を計算することによって決定される。こうして、このシナリオでは、表示は相対距離における決定された変化率(例えば、相対速度の表示)を備える。
【0069】
幾つかの態様においては、相対距離における変化率の複数の示度数が採用される。例えば、規定のシーケンスで変更されているデバイス402と502との間の距離における変化率で、動作の実行が断定される。ここで、デバイス402及び502は、異なる期間では異なる速度で相互に関して移動される。このシナリオでは、表示は相対距離における複数の異なる変化率を備える。
【0070】
同様に、デバイス402と502との間の相対加速度を決定するため、相対距離における変化率の複数の示度数が利用される。例えば、加速度情報は、或る期間に収集された相対速度情報の導関数を取ることによって取得される。こうして、このシナリオでは、表示は所与の時点での決定された相対加速度を備える。
【0071】
上記で検討されたのと類似の方法で複数の加速度示度数が採用され、規定のシーケンスで変更されているデバイス402と502との間の相対加速度で、動作の実行が断定される。こうして、このシナリオでは、表示は複数の異なる相対加速度を備える。
【0072】
幾つかの態様においては、デバイスは幾つかの型の距離関連パラメータを同時に決定する。例えば、デバイス502はデバイス402と502との間の絶対距離を決定し、デバイス402と502との間の相対距離における変化率を決定する。ここで、幾つかの態様において、異なる距離測定手法が採用され、これらの異なる型の距離関連パラメータを測定してよいことを理解すべきである。例えば、所与の測定手法は、他の測定手法よりも、或るタイプの距離測定をより効果的に決定するかも知れない。
【0073】
ブロック212によって表されるように、ブロック210で生成された表示は、1つ又は複数の距離比較パラメータ516と比較される(図5)。ここで、比較動作の性質は、表示の特定の形態に依存する。
【0074】
例えば、もし単一の距離に関連する表示がブロック210で生成されたならば、この形態の表示は1つ又は複数の距離閾値544と比較され、或る機能の実行に受け入れ可能と思われる距離範囲内にある距離だけデバイス402及び502が分離されているかどうかを決定する。サンプル使用の場合、或る距離(例えば、1メートル、3メートルなど)より少なく又は多く離れているデバイスで、機能の起動が断定される。代替として、2つの距離閾値544によって規定された範囲内に入る距離だけ分離されているデバイスで、機能の起動が断定されてもよい。
【0075】
上記で検討されたように、幾つかの態様において、1つを超えるレベルの機能性(例えば、第1及び第2の機能528及び530)が定義され、デバイス402と502との間の異なる距離(例えば、少なくとも1つの第1の距離及び少なくとも1つの第2の距離)に基づいて、異なるレベルの機能性が採用される。ここで、決定された距離が1つの範囲内に入る(例えば、デバイス402及び502が相互に対して比較的に近い)場合、1つのタイプの機能性が採用され、決定された距離が他の範囲内に入る(例えば、デバイス402及び502が相互から遠く離れている)場合、他のタイプの機能性が採用される。この場合、決定された距離は1つ、2つ、又はもっと多い距離閾値544と比較される。しかも、この場合の表示は幾つかの下位表示を備える。下位表示の各々は、少なくとも1つの対応する距離関連パラメータ及び機能に関連づけられる。
【0076】
上記したように、もし幾つかの距離に関連する幾つかの表示がブロック210で生成されたならば、これらの表示は1つ又は複数の距離閾値544と比較される。幾つかのインプリメンテーションにおいて、距離閾値544は距離のシーケンスに関連する。この場合、デバイス間の距離は、規定されたシーケンス548内の様々な距離の間で変更されるべきである。実際には、公差が、シーケンス548の各距離閾値に関連づけられ、決定された距離と規定されたシーケンス548との間の比較的小さい偏差の原因となる。したがって、表示は、決定された距離の集合が、規定されたシーケンスと実質的に等しいことを表示する。
【0077】
もし相対距離における変化率に関連する表示がブロック210で生成されたのであれば、この表示は、1つ又は複数の規定された変化率閾値546と比較される。規定された変化率閾値546は、例えば、変化率の上限閾値、変化率の下限閾値、変化率の範囲、又は変化率の規定されたシーケンスを備える。後者のシナリオの例として、測距基準は、デバイス間の変化率が、規定されたシーケンス548内の様々な変化率の間で変更されるべきことを指定する。再び、公差が、規定されたシーケンス548内の各々の規定された変化率に関連づけられて、決定された変化率と規定されたシーケンス548との間の比較的小さい偏差を説明する。
【0078】
もし相対加速度に関連する表示がブロック210で生成されたのであれば、この表示は1つ又は複数の規定された加速度閾値550と比較される。規定された加速度閾値550は、例えば、加速度の上限閾値、加速度の下限閾値、加速度の範囲、又は加速度のシーケンスを備える。後者のシナリオの例として、測距基準は、デバイス間の相対加速度が、規定された加速度シーケンス548に従って加速度間で変更されるべきこと(例えば、公知のパターンで)を指定する。上記のシナリオと同じように、公差の範囲が、規定された加速度シーケンス548の加速度に関連づけられて、決定された加速度と規定された加速度シーケンス548との間の比較的小さい偏差を説明する。
【0079】
ブロック212の比較は、様々な方法でインプリメントされてよいことを理解すべきである。例えば、決定された距離は、距離比較パラメータから単純に引かれる。加えて、或るインプリメンテーションでは、複数の比較が行われる。例えば、距離が或る期間の間反復してチェックされるとき、推移条件を低減するため幾つかの測定が行われ、相対距離における変化率又は相対加速度に関連する動作を実行するとき、又は2つ以上の型の決定された距離の組み合わせが採用されるとき、そのようなアプローチが使用される。後者のシナリオの例として、下記で一層詳細に検討されるように、デバイス間の相対距離における変化率及びデバイス間の絶対距離に基づいて動作が起動され、あるいは修正される。
【0080】
ブロック212の動作と関連して、表示生成器512は比較結果の表示を生成する。この表示は比較又は他の類似の動作の結果を表示する。例えば、そのような表示は、距離ベース動作を実行するための所望の基準をデバイスが満たしたか満たさなかったことを表示する。
【0081】
ブロック214で表されるように、次にデバイス502は、比較結果に基づいて適当な行動を取る。例えば、下記で検討されるように、もし複数の距離基準(又は1つの距離基準)が満たされたことを比較結果の表示が表示するならば、デバイス502は所与の機能を呼び出すか終了し、又は或る方法で機能の動作を変更する(即ち、下記で検討されるブロック220へ動作が進む)。
【0082】
もしブロック214の比較が成功しなければ、図2の動作は終了し、或る他の時点で呼び出される。幾つかのインプリメンテーションにおいて、比較が成功しない場合、任意の前に動作可能にされた機能は動作不能にされる。代替として、デバイス502が距離を監視して、前に動作可能にされた機能を終了するかどうかを決定するインプリメンテーションにおいて、ブロック214での比較は動作可能を継続する機能に帰着する。
【0083】
ブロック216で表されるように、幾つかの態様において、距離ベース機能及び/又は表示と関係して、他の基準が任意的に採用される。例えば、ブロック214の比較結果の表示と結合して1つ又は複数の他の基準が使用され、他のデバイスによって要求された1つ又は複数の機能の実行をデバイスが許可されるかどうかを制御する(ブロック218)。もし各々の指定された基準が満たされなければ、デバイス502はメッセージをデバイス402へ送る。このメッセージは、距離測定関連動作の結果に基づいて機能が動作不能にされるか許可されないことを表示する(ブロック228)。
【0084】
幾つかの態様においては、基準は距離ベース基準が満たされた時間量に関連する。例えば、デバイス502はデバイス402と502との間の距離を反復してチェックし、要求された機能を実行する前に、所与の距離ベース基準が指定期間の間満たされたことを保証する。代替として、デバイス502はデバイス402と502との間の距離を反復してチェックし、所与の距離ベース基準が指定期間の間満たされなかったかどうかを決定してもよい。この手続きは、例えば、前に許された機能をいつ終了するかを決定するため、デバイス502によって使用される。
【0085】
ブロック220によって表されるように、一度全ての基準が満たされると、デバイス502は、1つ又は複数の機能の実行を動作可能にするか、1つ又は複数の機能の実行を動作不能にするか、又は他の類似の手続きを実行する。前者のシナリオの例として、デバイス502は、デバイス502によって提供又は制御される或るサービスにデバイス402がアクセスすることを許可する。
【0086】
後者のシナリオの例として、幾つかのインプリメンテーションにおいて、アクセスが自動的に許可される(例えば、デバイスが通信を開始するとき)。この場合、デバイス502はデバイス402と502との間の距離を監視して、アクセスをいつ終了するかを決定する。例えば、距離ベース基準は、1つ又は複数の機能を終了させるデバイス402と502との間の1つ又は複数の距離又は相対移動を指定する。より特殊な例として、デバイス502はデバイス402と502との間の距離を監視して、距離が閾値パラメータを超過するかどうかを決定する。距離がこのパラメータを超過する場合、対応する機能の実行をデバイス502が動作不能にする。
【0087】
ブロック222によって表されるように、デバイス502(例えば、機能プロセッサ526)は、要求された機能を実行する。加えて、デバイス502はメッセージをデバイス402へ送信する。このメッセージは、要求が受け入れられたことを表示する。例えば、デバイス502は、機能が動作可能にされたこと及び/又は機能が完了したことの表示を送る。上記で検討されたように、幾つかの態様において、異なる機能が、異なる距離関連基準に関連づけられる。こうして、第1の距離関連基準が満たされるかどうかに依存して、第1の機能528が実行又は終了される。更に、第2の距離関連機能が満たされるかどうかに依存して、第2の機能530が実行又は終了される。
【0088】
ブロック224によって表されるように、幾つかの態様において、デバイス502は、デバイス402と502との間の距離を反復して決定する。例えば、進行中の事象(例えば、トランザクション)、例えば、メディア・ストリーム又は通信接続に関連する機能では、デバイス502は、関連づけられた距離ベース基準が事象の持続時間の間満たされることを反復して保証する。
【0089】
ブロック226によって表されるように、図2の手続きは、上記で検討された動作の1つ又は複数の特定の結果に依存して、或る時点で終了又は動作不能にされる。
【0090】
図2の例中のブロックによって表された動作は、必ずしも図解された順序で実行されないことを理解すべきである。例えば、幾つかのインプリメンテーションにおいて、デバイス502は、デバイス402から要求を受け取る前に、デバイス402と502との間の距離を決定してよい。ここでデバイス502は、正規ベースで距離決定動作を実行する。結果として、デバイス502は、要求を受け取るとき、デバイス402と502との間の距離に関連する正確な表示を既に有する。
【0091】
更に、幾つかの態様においては、距離関連動作は、認証手続きの前提条件、認証手続きの一部分、認証手続きの後、又はこれらの或る組み合わせとして実行される。幾つかの態様において、もしデバイスが相互から所与の距離内にあり、及び/又は相互に関して或る方法で移動されるならば、認証が自動的に呼び出される。同様に、同期化テストは、認証手続きへの前提条件、認証手続きの一部分、認証手続きの後、又はこれらの或る組み合わせとして実行される。更に、同期化テストは、距離ベース手続きへの前提条件、距離ベース手続きの一部分、距離ベース手続きの後、又はこれらの或る組み合わせとして実行される。
【0092】
したがって、認証関連動作を開始又は完了する前提条件として距離ベース基準が使用されるとき、ブロック222の動作は認証関連動作の実行に関連する。こうして、これらの機能の実行は、デバイス402と502との間の距離が閾値よりも小さいかどうか、及び/又はデバイス402及び502が相互に関して正常なやり方で移動されるかどうかに基づく。
【0093】
デバイス402は、これらの動作に類似及び/又は相補的な動作を実行する。こうして、もし認証手続きが許されるならば(例えば、ブロック220での成功した比較を表示するデバイス502からのメッセージの受け取りによって表示されるように)、デバイス402はデバイス502と協力して認証動作を実行する。
【0094】
上記のことを考慮して、1つ又は複数の機能及び認証関連動作は、2つ以上のデバイスの適切な距離関連特性によって呼び出され、終了され、又は影響されてよいことを理解すべきである。例えば、機能又は認証の動作は、デバイス間の絶対距離、デバイス間の距離の規定されたシーケンス(ここで、規定されたシーケンスは絶対距離又は相対距離に基づいてよい)、デバイス間の相対距離における変化率、デバイス間の相対加速度、又はこれらの或る組み合わせに依存する。こうして、デバイス間の測定されたパラメータ(例えば、距離、変化率、又は加速度)が、規定された閾値(例えば、対応する規定されたパラメータ)よりも小さい、大きい、又は実質的に同じ(例えば、等しい)か、そのような閾値の範囲より下、上、又は範囲内にあるかどうかに依存して、機能又は認証が動作可能又は動作不能にされる(例えば、呼び出され、終了され、影響される)。
【0095】
幾つかの態様において、1つ又は複数の機能の実行をデバイス502に要求することをデバイス402が許可されるかどうかを制御するため、距離ベース機能が使用される。図3Aは、デバイス402が距離ベース動作を実行して、要求を送ることをデバイス402が許可されるかどうかを制御するインプリメンテーションに関連する。図7は、デバイス502が距離ベース動作を実行して、要求を送ることをデバイス402が許されるかどうかを制御するインプリメンテーションに関連する。
【0096】
図3Aのブロック302によって表されるように、デバイス402はデバイス502との通信を開始する。ブロック302における動作は、ブロック202に関して上記で説明された動作と同じである。
【0097】
ブロック304によって表されるように、コントローラ418は、或る時点で、1つ又は複数の機能の実行をデバイス502に要求することをデバイス402が許可されるかどうかを制御する。本明細書の教示に従って、この制御は、デバイス402と502との間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づく。ブロック306〜316及び326は、そのような距離ベース・テストに基づいてデバイス502へ要求を送ることをデバイス402が許可されるかどうかを制御することと連動して実行される幾つかのサンプル動作を説明する。これらの動作は、ブロック208〜218及び228に関して上記で説明された動作と同じであってよい。
【0098】
ブロック318によって表されるように、一度ブロック310〜316の基準の全てが満たされると、コントローラ418(例えば、要求動作可能器(request enabler)422)は、要求を動作可能にするか、他の類似の手続きを実行する。1つの例として、要求動作可能器422は、上記で検討したように距離ベース基準に基づいて要求の生成及び送信に関連するデバイス402の或る機能性を動作可能にする。例えば、幾つかのインプリメンテーションにおいて、デバイス402のユーザ表示デバイスに要求関連表示が表示される。要求が動作可能にされないとき、要求関連表示は表示デバイス上で「グレー表示」にされ、対応動作が呼び出されないことを表示する。対照的に、要求が動作可能にされるとき、要求関連表示は正常に表示され、対応動作か呼び出されることを表示する。要求を動作可能又は動作不能にするため、他の手法がデバイス402によって採用されることを理解すべきである。
【0099】
幾つかのインプリメンテーションにおいては、要求は自動的に許可される(例えば、デバイスが通信を開始するとき)。この場合、デバイス402はデバイス402と502との間の距離を監視し、要求をいつ動作不能にするかを決定する。例えば、上記で検討されたような距離ベース基準が、要求の動作不能にするデバイス402と502との間の1つ又は複数の距離又は相対移動を指定する。より具体的な例として、デバイス402はデバイス402と502との間の距離を監視し、距離が閾値パラメータと等しいか超過するかを決定する。決定された距離がこのパラメータよりも大きいか等しい場合、要求動作不能器(request disabler)424は要求を動作不能にする。
【0100】
ブロック320によって表されるように、デバイス402(例えば、要求発生器428)は要求を生成し、トランシーバ410と協力して要求をデバイス502へ送信する。ブロック322によって表されるように、幾つかの態様において、デバイス402はデバイス402と502との間の距離を反復して決定し、所与の事象(例えば、トランザクションなど)について要求が動作可能又は動作不能にされるべきであるかを決定する。ブロック324によって表されるように、図3Aの手続きは、或る時点で、上記で検討された1つ又は複数の動作の特定の結果に依存して終了又は動作不能にされる。
【0101】
ここで図3Bを参照すると、1つ又は複数の機能の実行を要求することと関連して実行されてよい他の動作のサンプル態様が取り扱われる。これらの動作は、例えば、デバイス402及び502が相互との通信を開始した(例えば、上記のブロック202及び302)後で開始してよい。ブロック330によって表されるように、デバイス402はメッセージをデバイス502へ送信する。このメッセージは、少なくとも1つの機能の第1の集合をデバイス502が実行することを要求する。
【0102】
ブロック332によって表されるように、要求に応答して、デバイス402はメッセージをデバイス502から受け取る。このメッセージは、或る距離測定関連動作をデバイス402が実行することを要求する。ここで、デバイス402は往復時間距離測定動作について応答信号を生成し、又はデバイス402は本明細書で検討されたような他の距離測定動作を実行する。ブロック334によって表されるように、次にデバイス403は対応表示を生成する。そのような表示は、例えば、デバイス402によって実行された往復時間測定動作に関連づけられたタイミングに関連するか、又は他の距離測定動作によって生成された距離関連パラメータに関連する。次にデバイス402は、表示をデバイス52へ送信する(ブロック336)。
【0103】
ブロック338によって表されるように、送信された表示に応答して、デバイス402はメッセージをデバイス502から受け取る。このメッセージは、要求が受け入れられたかどうかを表示する。例えば、デバイス402は、機能が動作可能にされること及び/又は機能が完了したことの表示を受け取る。代替として、デバイス402は、距離測定関連動作の結果に基づいて機能が許されなかったことの表示を受け取ってもよい。
【0104】
ここで図7を参照すると、幾つかの応用において、第1のデバイス(例えば、デバイス502)は、第2のデバイス(例えば、デバイス402)が、1つ又は複数の機能の実行を第1のデバイスに要求するかどうかを制御する。ブロック702によって表されるように、デバイス402及び502は、本明細書で教示されるような距離ベース機能性に先行するか、後続するか、又は組み込んでよい認証又は他の類似の手続き(上記で検討されたような)を使用して通信を開始する。
【0105】
ブロック704〜708は、要求をデバイス502へ送ることをデバイス402に認可するメッセージをデバイス402へ送信するため、デバイス502によって実行される動作に関連する。ブロック704において、デバイス502は、本明細書で教示される1つ又は複数の手続きを使用して、デバイス間の距離が受け入れ可能かどうかを決定する。もし距離がブロック706で受け入れ可能であれば、デバイス502はメッセージを第2のデバイスへ送信する。このメッセージは、第2のデバイスが要求の生成を認可されることを表示する(ブロック708)。もし受け入れ可能でなければ、デバイス502はメッセージをデバイス402へ送る。このメッセージは、距離測定関連動作の結果に基づいて、機能が動作不能にされるか許可されないことを表示する(ブロック720)。
【0106】
ブロック710〜714は、要求をデバイス502へ送信するため、デバイス402によって実行される動作に関連する。要求を生成する認可をブロック710で受け取った後、デバイス402はブロック712で要求を動作可能にする。これは、例えば、上記で検討されたようにユーザ入力デバイスの或る機能性を動作可能にすることを伴う。ブロック714において、デバイス402は要求をデバイス502へ送信する。
【0107】
ブロック716及び718は、要求された機能を実行するため、デバイス502によって実行されてよい動作に関連する。こうして、上記で検討されたように、ブロック716で要求を受け取った後、デバイス502は要求された機能を実行する。
【0108】
本明細書で説明されるコンポーネントは、多様な形態を取ってよいことを理解すべきである。例えば、図8は、無線デバイス800(例えば、デバイス402及び/又はデバイス502と類似する)が、大まかに、ユーザ入力デバイス802、通信デバイス804、距離、移動、及び加速度測定回路806、位置/移動検出器808、及びユーザ出力デバイス814に関連する機能性を含む。
【0109】
ユーザ入力デバイス802は、或る形態の入力を無線デバイス800へ提供するようにユーザを動作可能にする多様なコンポーネントの1つ又は複数を備える。例えば、ユーザ入力デバイス802は、1つ又は複数のスイッチ、例えば、プッシュボタン又はキーパッドを備える。ユーザ入力デバイス802は、更に、タッチスクリーン、タッチパッド、又は他の類似の入力機構を備えてもよい。ユーザ入力デバイス802は、ポインティング・デバイス、例えば、マウス、トラックボール、電子ペン、ポインティング・スティックなどを備えてもよい。ユーザ入力デバイス802は、更に、非機械形態の入力、例えば、オーディオ(例えば、音声)入力、光ベース入力、RFベース入力、又は他の適切な形態の入力を受け取るように適応されてもよい。上記で検討されたように、或る機能、例えば、認証又は存在管理を容易にする機能を無線デバイス内で起動するため、ユーザ入力デバイス802がユーザによって利用される。後者の場合の例として、ユーザ入力デバイス802は、上記で検討され、デバイス402及び502の双方で実質的に同時にアクティブ化される入力デバイスを備える。
【0110】
通信デバイス804は、関連づけられた送信機及び受信機コンポーネント810及び812それぞれを有するトランシーバ(例えば、無線周波数)を備える。トランシーバは無線メディアを介する通信を容易にする様々なコンポーネント(例えば、信号生成器及び信号プロセッサ)を含む。この目的のため、通信デバイス804は様々な無線物理層スキームの1つ又は複数を採用する。例えば、物理層は、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、又は他の変調及び多重化スキームの或る形態を利用する。幾つかの態様において、通信デバイス804はパルス・ベース物理層を経由して通信する。ここで、物理層は超広帯域パルスを利用する。超広帯域パルスは、比較的短い長さ(例えば、数ナノ秒の桁)及び比較的広い帯域幅を有する。幾つかの態様において、超広帯域システムは、約20%以上の桁で比帯域幅を有する、及び/又は、約500MHz以上の桁で帯域幅を有するシステムとして定義される。
【0111】
回路806は、更に、1つ又は複数の距離、移動、及び加速度を測定するように適応された多様なコンポーネントの1つ又は複数を備える。上記で検討されたように、距離を測定するために様々な手法が採用される。手法は、例えば、双方向測距、質問/応答信号、受信電力測定、加速度示度数、ディジタル又はアナログ・イメージング、電磁場における変化の検出、及び信号内ドップラー偏移の検出を含む。したがって、回路806は対応回路(例えば、無線周波数回路、光学系、加速度計、信号強度センサ、電磁場センサ、又はドップラー偏移センサ)を採用し、1つ又は複数のこれらの手法を使用して距離を測定する。具体的例において、光学デバイス、例えば、ビデオ・デバイスがビデオ処理を採用し、フレームの差及び類似に基づき相対距離における変化率を計算する。他の例において、相対距離における変化率は、電磁場の相対方位における変化率を識別することによって決定される。更に、幾つかの応用において、加速度計が使用され、距離、速度、又は加速度の測定を取得する。
【0112】
幾つかのインプリメンテーションにおいては、回路806のコンポーネントの1つ又は複数が、無線通信デバイス804の中でインプリメンテーションされる。例えば、RF信号の往復時間を計算することによって距離を決定するインプリメンテーションは、送信機及び受信機コンポーネントを利用して、往復時間を計算するために使用される測距信号(例えば、超広帯域パルス)又は他の信号を送信及び受信する。
【0113】
幾つかのインプリメンテーションでは、位置及び/又は移動検出器808が採用され、2つ以上のデバイスに関連づけられた1つ又は複数の距離関連パラメータを決定する。例えば、1つ又は複数のデバイスの中で加速度計を使用することによって、2つのデバイス間の相対距離における変化率は、より大きな正確度で、より容易に取得又は決定される。幾つかのインプリメンテーションにおいて、位置/移動検出器808の1つ又は複数のコンポーネントは、回路806の中でインプリメントされる。
【0114】
ユーザ出力デバイス814は、或る形態の出力をデバイス800のユーザへ呈示する多様なコンポーネントの1つ又は複数を備える。例えば、ユーザ出力デバイス814は、可視出力、可聴出力、又は他の適切な形態の出力を提供する。結果として、ユーザ出力デバイス814は、対応するコンポーネントを備える。このコンポーネントは、例えば、表示デバイス、例えば、表示スクリーン又は1つ又は複数の点灯要素、例えば、LED、音響トランスデューサ(例えば、スピーカ)、又は他の適切な機構(例えば、トランスデューサ)を含む。
【0115】
デバイス(例えば、デバイス402、502、又は800)は、様々な感知特性に関連づけられた機能を実行する様々なコンポーネントを含む。例えば、ヘッドセットは、受信機によって受け取られた信号に基づいて、又は、1つ又は複数の機能の実行をデバイスに要求することをヘッドセットが許可されるかどうかに基づいて、可聴出力を提供するように適応されたトランスデューサを含む。腕時計は、受信機によって受け取られた信号に基づいて可視出力を提供するように適応されたディスプレイを含み、又は送信機を経由して送信されるべき信号を提供するように適応された入力デバイスを含む。医療用デバイスは、デバイスへ送信されるべき(例えば、送信機を経由して)感知信号を生成するように適応されたセンサを含む。
【0116】
本明細書の教示は、多様な装置(例えば、デバイス)の中へ組み込まれ(例えば、内部でインプリメンテーションされ、又は実行され)る。例えば、本明細書で教示される1つ又は複数の態様は、電話(例えば、携帯電話)、パーソナル・データ・アシスタント(「PDA」)、娯楽デバイス(例えば、音楽又はビデオ・デバイス)、ヘッドセット(例えば、ヘッドホン、イヤホンなど)、マイクロホン、医療用デバイス(例えば、生物計測センサ、心拍数モニタ、歩数計、EKGデバイスなど)、ユーザI/Oデバイス(例えば、腕時計、リモコン、電灯スイッチ、キーボード、マウスなど)、タイヤ空気圧モニタ、コンピュータ、店舗販売時点デバイス、娯楽デバイス、補聴器、セットトップボックス、又は他の適切なデバイスの中へ組み込まれる。
【0117】
これらのデバイスは、異なる電力及びデータ要件を有してもよい。幾つかの態様においては、本明細書の教示は、低電力応用で使用されるように適応され(例えば、パルス・ベース・シグナリング・スキーム及び低負荷サイクル・モードの使用によって)、比較的高いデータ転送速度を含む多様なデータ転送速度を(例えば、高帯域幅パルスの使用によって)サポートする。
【0118】
デバイス(例えば、デバイス402、502、又は800)は、様々な無線通信リンク及び無線ネットワーク・トポロジをサポート又は使用する。例えば、幾つかの態様において、デバイス402及び502は、ボディ・エリア・ネットワーク又はパーソナル・エリア・ネットワーク(例えば、超広帯域ネットワーク)の一部分を備えるか形成する。加えて、幾つかの態様において、デバイス402及び502は、ローカルエリアネットワーク又は広域ネットワークの一部分を備えるか形成する。デバイス402及び502は、更に、例えば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX、Wi−Fi、及び他の無線技術を含む多様な無線通信プロトコル又は標準の1つ又は複数をサポート又は使用する。したがって、デバイス402及び502は、様々な無線技術を使用して1つ又は複数の通信リンクを確立するための適当なコンポーネントを含む。
【0119】
幾つかの態様においては、デバイス(例えば、デバイス502)は、通信システムのアクセス・デバイス(例えば、Wi−Fiアクセス・ポイント)を備える。例えば、デバイス502は、有線又は無線通信リンクを経由して、他のネットワーク(例えば、広域ネットワーク、例えば、インターネット)への接続性を提供する。したがって、デバイス502は、他のネットワークにアクセスするようにデバイス402(例えば、Wi−Fi局)を動作可能にする。しかも、デバイス402及び502の1つ又は双方は、持ち運び可能であり、又は、幾つかの場合、比較的に持ち運び不可能であってよいことを理解すべきである。
【0120】
本明細書の教示は、少なくとも1つの他のデバイスと通信するための様々なコンポーネントを採用するデバイスへ組み込まれる。図9は、デバイス間の通信を容易にするために採用されてよい幾つかのサンプルコンポーネントを描写する。ここで、第1のデバイス(例えば、アクセス端末)902及び第2のデバイス(例えば、アクセス・ポイント)904は、適切なメディア上で通信リンク906を経由して通信するように適応される。
【0121】
始めに、デバイス902からデバイス904へ情報を送ること(例えば、逆方向リンク)に伴うコンポーネントが論じられる。送信(「TX」)データ・プロセッサ908は、データ・バッファ910又は他の適切なコンポーネントからトラフィック・データ(例えば、データ・パケット)を受け取る。送信データ・プロセッサ908は、選択された符号化及び変調スキームに基づいて、各データ・パケットを処理(例えば、符号化、インタリーブ、及び記号マップ)し、データ記号を提供する。一般的に、データ記号はデータの変調記号であり、パイロット記号はパイロット(先験的に知られている)の変調記号である。変調器912は、データ記号、パイロット記号、及び可能性として逆方向リンクのシグナリングを受け取り、変調(例えば、OFDM又は他の適切な変調)及び/又はシステムによって指定されるような他の処理を実行し、出力チップのストリームを提供する。送信機(「TMTR」)914は、出力チップ・ストリームを処理(例えば、アナログへの変換、フィルタ、増幅、及び周波数アップコンバート)して変調信号を生成する。変調信号はアンテナ916から送信される。
【0122】
デバイス902によって送信された変調信号は、(デバイス904と通信している他のデバイスからの信号と共に)デバイス904のアンテナ918によって受け取られる。受信機(「RCVR」)920は、アンテナ918からの受信信号を処理し(例えば、条件付け、及びディジタル化し)、受信サンプルを提供する。復調器(「DEMOD」)922は、受信標本を処理(例えば、復調及び検波)して、検波されたデータ記号を提供する。データ記号は、他のデバイスによってデバイス904へ送信されたデータ記号の雑音推定値であってよい。受信(「RX」)データ・プロセッサ924は、検波されたデータ記号を処理(例えば、記号逆マップ、逆インタリーブ、及び復号)して、各送信デバイス(例えば、デバイス902)に関連づけられた復号データを提供する。
【0123】
デバイス904からデバイス902へ情報を送ること(例えば、順方向リンク)に伴うコンポーネントが今から論じられる。デバイス904において、トラフィック・データは送信(「TX」)データ・プロセッサ926によって処理され、データ記号を生成する。変調器928は、データ記号、パイロット記号、及び順方向リンクのシグナリングを受け取り、変調(例えば、OFDM又は他の適切な変調)及び/又は他の妥当な処理を実行し、出力チップ・ストリームを提供する。出力チップ・ストリームは送信機(「TMTR」)930によって更に調整され、アンテナ918から送信される。幾つかのインプリメンテーションにおいて、順方向リンクのシグナリングは電力制御コマンド及び他の情報(例えば、通信路に関連する情報)を含む。これらは、逆方向リンク上をデバイス904へ送信している全てのデバイス(例えば、端末)のためにコントローラ932によって生成される。
【0124】
デバイス902において、デバイス904によって送信された変調信号は、アンテナ916によって受け取られ、受信機(「RCVR」)934によって調整及びディジタル化され、復調器(「DEMOD」)936によって処理され、検波されたデータ記号を取得する。受信(「RX」)データ・プロセッサ938は、検波されたデータ記号を処理し、デバイス902及び順方向リンク・シグナリングのために復号データを提供する。コントローラ940は、電力制御コマンド及びデータ送信を制御する他の情報を受け取り、デバイス904への逆方向リンク上で送信電力を制御する。
【0125】
コントローラ940及び932は、それぞれデバイス902及びデバイス904の様々な動作を指図する。例えば、コントローラは、適当なフィルタ、フィルタに関する報告情報、及びフィルタを使用する復号情報を決定する。データ・メモリ942及び944は、それぞれコントローラ940及び932によって使用されるプログラム・コード及びデータを記憶する。
【0126】
図9は、更に、通信コンポーネントが、本明細書で教示されるような測距関連動作を実行する1つ又は複数のコンポーネントを含むことを図解する。例えば、測距制御コンポーネント946は、コントローラ940及び/又はデバイス902の他のコンポーネントと協同して、他のデバイス(例えば、デバイス904)への測距関連信号及び情報を送信及び受信する。同様に、測距制御コンポーネント948は、コントローラ932及び/又はデバイス904の他のコンポーネントと協力して、他のデバイス(例えば、デバイス902)への測距関連信号及び情報を送信及び受信する。
【0127】
本明細書で説明されたコンポーネントは、多様な方法でインプリメンテーションされてよい。図10を参照すると、システム1000は一連の相互関連機能ブロックとして表される。これらのブロックは、例えば、プロセッサ、ソフトウェア、これらの或る組み合わせ、又は本明細書で教示されるような他のやり方でインプリメンテーションされる機能を表す。
【0128】
図10で示されるように、システム1000は装置1002(例えば、要求デバイス)及び装置1004(例えば、機能デバイス)を備える。装置1002は、1つ又は複数のモジュール1006、1008、1010、1012、1014、1016、1018、1020、1022、及び1024を含む。これらのモジュールは、様々な図面に関して上記で説明された1つ又は複数の機能を実行する。例えば、制御するためのプロセッサ1006は、本明細書で教示されるように動作を制御することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント418に対応する。認証するためのプロセッサ1008は、本明細書で教示されるように認証関連の様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント420に対応する。送信するためのプロセッサ1010は、本明細書で教示されるように他のデバイスへ情報を送信することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたようなコンポーネント110に対応する。受信するためのプロセッサ1012は、本明細書で教示されるように他のデバイスから情報を受け取ることに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント122に対応する。入力するためのプロセッサ1014は、ユーザ入力を容易にし、例えば、上記で検討されたコンポーネント802に対応する。表示するためのプロセッサ1016は、本明細書で教示されるように画像を表示することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント814に対応する。少なくとも1つの距離を決定するプロセッサ1018は、本明細書で教示されるように距離を決定することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント408に対応する。比較するためのプロセッサ1020は、本明細書で教示されるように距離ベース情報を他の情報と比較することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント414に対応する。表示を生成するためのプロセッサ1022は、本明細書で教示されるように1つ又は複数の表示を生成し、例えば、上記で検討されたコンポーネント412に対応する。時間量を決定するためのプロセッサ1024は、本明細書で教示されるように時間追跡に関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント426に対応する。
【0129】
装置1004は、更に、1つ又は複数のモジュール1026、1028、1030、1032、1034、1036、1038、及び1040を含む。これらのモジュールは、様々な図面に関して上記で説明された1つ又は複数の機能を実行する。例えば、制御するためのプロセッサ1026は、本明細書で教示されるように動作を制御することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント518に対応する。認証するためのプロセッサ1028は、本明細書で教示されるように認証に関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント520に対応する。受信するためのプロセッサ1030は、本明細書で教示されるように他のデバイスから情報を受け取ることに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント114に対応する。入力するためのプロセッサ1032は、ユーザ入力を容易にし、例えば、上記で検討されたコンポーネント802に対応する。少なくとも1つの距離を決定するためのプロセッサ1034は、本明細書で教示されるように距離を決定することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント508に対応する。比較するためのプロセッサ1036は、本明細書で教示されるように距離ベース情報を他の情報と比較することに関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント514に対応する。表示を生成するためのプロセッサ1038は、本明細書で教示されるように1つ又は複数の表示を生成し、例えば、上記で検討されたコンポーネント512に対応する。時間量を決定するためのプロセッサ1040は、本明細書で教示されるように時間追跡に関連する様々な機能性を提供し、例えば、上記で検討されたコンポーネント532に対応する。
【0130】
上記したように、図10は、幾つかの態様において、これらのコンポーネントが、適当なプロセッサ・コンポーネントによってインプリメンテーションされることを図解する。これらのプロセッサ・コンポーネントは、幾つかの態様において、本明細書で教示されるような構造を使用して少なくとも部分的にインプリメンテーションされる。幾つかの態様において、プロセッサは、1つ又は複数のこれらコンポーネントの機能性の一部又は全部をインプリメントするように適応される。幾つかの態様において、破線ボックスによって表された1つ又は複数のコンポーネントは選択が自由である。
【0131】
幾つかの態様において、装置1000は集積回路を備える。集積回路は1つ又は複数のプロセッサを備え、これらのプロセッサは、図10で図解されたプロセッサ・コンポーネントの機能性を提供する。例えば、幾つかの態様において、単一のプロセッサが、図解されたプロセッサ・コンポーネントの機能性をインプリメントし、他の態様において、1つを超えるプロセッサが、図解されたプロセッサ・コンポーネントの機能性をインプリメントする。加えて、幾つかの態様において、集積回路は他のタイプのコンポーネントを備える。他のタイプのコンポーネントは、図解されたプロセッサ・コンポーネントの機能性の幾つか又は全部をインプリメントする。
【0132】
しかも、図10で表されたコンポーネント及び機能、並びに本明細書で説明された他のコンポーネント及び機能は、任意の適切な手段を使用してインプリメントされる。そのような手段は、更に、本明細書で教示されるような対応する構造を使用して少なくとも部分的にインプリメントされてよい。例えば、幾つかの態様において、制御するための手段はコントローラを備え、認証するための手段は認証プロセッサを備え、送信するための手段は送信機を備え、受信するための手段は受信機を備え、入力するための手段はユーザ入力デバイスを備え、表示するための手段はユーザ出力デバイスを備え、少なくとも1つの距離を決定するための手段は距離決定器を備え、比較するための手段は比較器を備え、表示を生成するための手段は表示生成器を備え、時間量を決定するための手段はタイマを備える。そのような手段の1つ又は複数は、図10のプロセッサ・コンポーネントの1つ又は複数に従ってインプリメントされる。
【0133】
当業者は、情報及び信号が、異なる多様な技術及び手法の任意のものを使用して表されてよいことを理解するであろう。例えば、上記の説明の至る所で参照されてよいデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光場又は光学粒子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0134】
当業者は、本明細書で開示された態様に関して説明された様々な例示的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、及びアルゴリズム・ステップが、電子ハードウェア(例えば、ソース・コーディング又は他の手法を使用して設計されるディジタル実装、アナログ実装、又はこれら2つの組み合わせ)、命令を組み入れる様々な形態のプログラム又は設計コード(これらは本明細書で便宜上「ソフトウェア」又は「ソフトウェア・モジュール」と呼ばれてよい)、又は双方の組み合わせとしてインプリメントされてよいことを更に理解するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明瞭に論証するため、様々な例示的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、一般的にこれらの機能性に関連して上記で説明された。そのような機能性がハードウェアとしてインプリメントされるか、ソフトウェアとしてインプリメントされるかは、システム全体に課された具体的なアプリケーション及び設計の制約に依存する。熟練した技術者は、説明された機能性を、各々の具体的応用のために様々な方途でインプリメンテーションするかも知れないが、そのようなインプリメンテーションの意思決定は、この開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されてはならない。
【0135】
本明細書で開示された態様に関して説明された様々な例示的論理ブロック、モジュール、及び回路は、集積回路(IC)、アクセス端末、又はアクセス・ポイントの中でインプリメンテーションされるか、これらによって実行されてもよい。ICは、本明細書で説明された機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション特定集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他のプログラマブル論理デバイス、離散的ゲート又はトランジスタ論理、離散的ハードウェア・コンポーネント、電気コンポーネント、光コンポーネント、機械コンポーネント、又はこれらの組み合わせを備え、ICの内部、ICの外部、又は双方に存在するコード又は命令を実行する。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであるが、代替案として、プロセッサは従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械であってもよい。プロセッサは、コンピューティング・デバイスの組み合わせ、例えば、DPSとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合した1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は他のそのような構成であってもよい。
【0136】
任意の開示されたプロセスにおけるステップの任意の具体的順序又は階層は、サンプルアプローチの例であることを理解すべきである。設計選好に基づいて、プロセスにおけるステップの具体的順序又は階層は再配列されてよいが、それでもこの開示の範囲内のままであることが理解される。添付の方法クレームは、サンプル順序における様々なステップの要素を呈示し、呈示された具体的順序又は階層へ限定されることを意味しない。
【0137】
本明細書で開示された態様に関して説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュール、又はこれら2つの組み合わせで直接体現されてよい。ソフトウェア・モジュール(例えば、実行可能命令及び関連データを含む)及び他のデータは、データ・メモリ、例えば、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、又は当分野で公知の他の形態のコンピュータ読み取り可能記憶メディアの中に存在してよい。サンプル記憶メディアは、機械、例えば、コンピュータ/プロセッサ(これらは本明細書では便宜上「プロセッサ」と呼ばれる)へ結合されてよく、そのようなプロセッサは記憶メディアから情報(例えば、コード)を読み取り、情報を書き込むことができる。サンプル記憶メディアは、プロセッサへ一体化されてよい。プロセッサ及び記憶メディアはASICの中に存在してよい。ASICはユーザ機器の中に存在してよい。代替案として、プロセッサ及び記憶メディアはユーザ機器の中の離散的コンポーネントとして存在してよい。なおまた、幾つかの態様において、任意の適切なコンピュータ・プログラムプロダクトは、この開示の1つ又は複数の態様に関連するコード(例えば、少なくとも1つのコンピュータによって実行可能である)を備えるコンピュータ読み取り可能メディアを備えてよい。幾つかの態様において、コンピュータ・プログラムプロダクトは、パッケージ資料を備えてよい。
【0138】
開示された態様のこれまでの説明は、当業者がこの開示を実施できるようにするために提供される。これらの態様への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかであり、本明細書で規定された一般的原理は、この開示の範囲から逸脱することなく他の態様へ適用されてよい。こうして、この開示は、本明細書で示された態様へ限定されることを意図されず、本明細書で開示された原理及び新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲を付与されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイスの機能性を制御する方法であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を第1のデバイスによって第2のデバイスから受け取ることと、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて、前記第2のデバイスによって要求された前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第1のデバイスが許されるかどうかを制御することと、
を備える方法。
【請求項2】
前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記第1のデバイスを動作可能にすることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記第1のデバイスを動作不能にすることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記表示が規定された基準を満たす時間量を決定することを更に備え、前記制御することは前記決定された時間量に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
もし前記表示が規定された閾値よりも小さいか前記規定された閾値に等しいならば、前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記第1のデバイスを動作可能にすることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記表示は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
もし前記表示が規定された閾値よりも大きいか前記規定された閾値に等しければ、前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記第1のデバイスを動作不能にすることを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記表示は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率、
又は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記制御することは、前記表示が規定された値の範囲の中に入るかどうかに更に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記表示は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の複数の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の複数の決定された距離を備え、
前記表示は、前記複数の決定された距離に関連する表示を備え、
前記制御することは、前記表示が、規定されたシーケンスと実質的に同じであるかどうかに基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記決定されたシーケンスは、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離のシーケンス、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率のシーケンス、又は
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度のシーケンス
を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、少なくとも1つの第1の機能及び少なくとも1つの第2の機能を備え、
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの第1の決定された距離を備え、及び前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの第2の決定された距離を更に備え、
前記表示は、前記少なくとも1つの第1の決定された距離に関連する第1の下位表示を備え、及び前記少なくとも1つの第2の決定された距離に関連する第2の下位表示を更に備え、
前記制御することは、少なくとも1つの第1の機能を実行することを前記第1のデバイスが許されるかどうかを前記第1の下位表示に基づいて制御することを備え、及び前記少なくとも1つの第2の機能を実行することを前記第1のデバイスが許されるかどうかを前記第2の下位表示に基づいて制御することを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の下位表示は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第1の距離、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における第1の変化率、又は前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第1の相対加速度を備え、
前記第2の下位表示は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第2の距離、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における第2の変化率、又は前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第2の相対加速度を備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を反復して決定し、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記第1のデバイスを動作可能にすること、又は
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記第1のデバイスを動作不能にすること
を継続するかどうかを反復して決定することを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記制御することは、少なくとも1つの公開又は秘密暗号鍵に基づいて第2のデバイスを第1のデバイスに対して認証することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記制御することは、
前記第1のデバイスのユーザ入力デバイスの作動時間を表す第1の表示を獲得することと、
前記第2のデバイスのユーザ入力デバイスの作動時間を表す第2の表示を受け取ることと、
前記第1の表示を前記第2の表示と比較して、前記第1のデバイスの前記ユーザ入力デバイスの前記作動が前記第2のデバイスの前記ユーザ入力デバイスの前記作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
到着時刻の測定に基づいて前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を決定することを更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
測距関連情報を前記第2のデバイスから受け取ることと、
前記測距関連情報に基づいて前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を決定することと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
超広帯域パルスを前記第2のデバイスから受け取ることと、
前記超広帯域パルスに基づいて前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を決定することと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記超広帯域パルスは、おおよそ20%以上の比帯域幅を有し、おおよそ500MHz以上の帯域幅を有し、又は、おおよそ20%以上の比帯域幅で且つおおよそ500MHz以上の帯域幅を有する、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、接続を確立すること、情報へのアクセスを提供すること、前記第1及び第2のデバイスを対にすること、ディジタルライツを移転すること、及びデバイスの設定を修正することから成る群の少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項23】
機能性を制御する装置であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求をデバイスから受け取るように適応された受信機と、
前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて、前記デバイスによって要求された前記少なくとも1つの機能の第1の集合を前記装置が実行することを許されるかどうかを制御するように適応されたコントローラと、
を備える装置。
【請求項24】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項23に記載の装置。
【請求項26】
前記表示が規定された基準を満たす時間量を決定するように適応されたタイマを更に備え、前記制御は前記決定された時間量に基づく、請求項23に記載の装置。
【請求項27】
前記表示を規定された閾値と比較するように適応さたれ比較器を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも小さいか前記規定された閾値に等しければ、前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項23に記載の装置。
【請求項28】
前記表示を生成するように適応された表示生成器を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記表示を規定された閾値と比較するように適応された比較器を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも大きいか前記規定された閾値と等しければ、前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項23に記載の装置。
【請求項30】
前記表示を生成するように適応された表示生成器を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項29に記載の装置。
【請求項31】
前記表示を規定された値の範囲と比較するように適応された比較器を更に備え、前記制御は、前記表示が前記規定された値の範囲に入るかどうかに更に基づく、請求項23に記載の装置。
【請求項32】
前記表示を生成するように適応された表示生成器を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記少なくとも1つの決定された距離を決定するように適応された距離決定器であって、前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離を備える、距離決定器と、
前記表示を生成するように適応された表示生成器であって、前記表示は前記複数の決定された距離に関連する決定されたシーケンスを備える、表示生成器と、
前記表示を規定されたシーケンスと比較するように適応された比較器と、
を更に備え、
前記制御は、前記表示が前記規定されたシーケンスと実質的に同じであるかどうかに更に基づく、請求項23に記載の装置。
【請求項34】
前記決定されたシーケンスは、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離のシーケンス、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率のシーケンス、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度のシーケンス
を備える、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、少なくとも1つの第1の機能及び少なくとも1つの第2の機能を備え、
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第1の決定された距離を備え、及び前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第2の決定された距離を更に備え、
前記表示は、前記少なくとも1つの第1の決定された距離に関連する第1の下位表示を備え、及び前記少なくとも1つの第2の決定された距離に関連する第2の下位表示を更に備え、
前記コントローラは、前記装置が前記少なくとも1つの第1の機能を実行することを許されるかどうかを前記第1の下位表示に基づいて制御するように更に適応され、及び前記装置が前記少なくとも1つの第2の機能を実行することを許されるかどうかを前記第2の下位表示に基づいて制御するように更に適応される、請求項23に記載の装置。
【請求項36】
前記第1の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第1の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第1の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第1の相対加速度を備え、
前記第2の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第2の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第2の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第2の相対加速度を備える、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を反復して決定するように適応された距離決定器を更に備え、
前記コントローラは、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記装置を動作可能にすること、又は
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記装置を動作不能にすること
を継続するかどうかを、前記反復して決定された少なくとも1つの距離に基づいて、反復して決定するように更に適応される、請求項23に記載の装置。
【請求項38】
前記コントローラは、少なくとも1つの公開又は秘密暗号鍵に基づいて前記デバイスを前記装置に対して認証するように適応された認証プロセッサを備える、請求項23に記載の装置。
【請求項39】
ユーザ入力デバイスを更に備え、
前記コントローラは、
前記装置の前記ユーザ入力デバイスの作動時間を表す第1の表示を獲得し、
前記デバイスのユーザ入力デバイスの作動時間を表す第2の表示を受け取り、
前記第1の表示を前記第2の表示と比較して、前記装置の前記ユーザ入力デバイスの前記作動が、前記デバイスの前記ユーザ入力デバイスの前記作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定するように更に適応される、請求項23に記載の装置。
【請求項40】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、到着時刻の測定に基づいて決定するように適応された距離決定器を更に備える、請求項23に記載の装置。
【請求項41】
前記受信機は、前記デバイスから測距関連情報を受け取るように更に適応され、前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を測距関連情報に基づいて決定するように適応された距離決定器を更に備える、請求項23に記載の装置。
【請求項42】
前記受信機は、前記デバイスから超広帯域パルスを受け取るように更に適応され、前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を前記超広帯域パルスに基づいて決定するように適応された距離決定器を更に備える、請求項23に記載の装置。
【請求項43】
前記超広帯域パルスは、おおよそ20%以上の比帯域幅を有し、おおよそ500MHz以上の帯域幅を有し、又はおおよそ20%以上の比帯域幅で且つおおよそ500MHz以上の帯域幅を有する、請求項42に記載の装置。
【請求項44】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、接続を確立すること、情報へのアクセスを提供すること、前記装置と前記デバイスを対にすること、ディジタルライツを移転すること、及びデバイスの設定を修正することから成る群の少なくとも1つを備える、請求項23に記載の装置。
【請求項45】
機能性を制御する装置であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求をデバイスから受け取る手段と、
前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて、前記デバイスによって要求された少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行することを前記装置が許されるかどうかを制御する手段と、
を備える装置。
【請求項46】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項45に記載の装置。
【請求項47】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項45に記載の装置。
【請求項48】
前記表示が規定された基準を満たす時間量を決定する手段を更に備え、前記制御することは前記決定された時間量に基づく、請求項45に記載の装置。
【請求項49】
前記表示を規定された閾値と比較する手段を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも小さいか前記規定された閾値に等しければ、前記制御は、少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項45に記載の装置。
【請求項50】
前記表示を生成する手段を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項49に記載の装置。
【請求項51】
前記表示を規定された閾値と比較する手段を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも大きいか前記規定された閾値に等しければ、前記制御は、少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項45に記載の装置。
【請求項52】
前記表示を生成する手段を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記表示を規定された値の範囲と比較する手段を更に備え、前記制御は、前記表示が前記規定された値の範囲に入るかどうかに基づく、請求項45に記載の装置。
【請求項54】
前記表示を生成する手段を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
前記少なくとも1つの決定された距離を決定する手段であって、前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離を備える、手段と、
前記表示を生成する手段であって、前記表示は、前記複数の決定された距離に関連する決定されたシーケンスを備える、手段と、
前記表示を、規定されたシーケンスと比較する手段と、
を更に備え、
前記制御は、前記表示が前記規定されたシーケンスと実質的に同じであるかどうかに更に基づく、請求項45に記載の装置。
【請求項56】
前記決定されたシーケンスは、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離のシーケンス、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率のシーケンス、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度のシーケンス
を備える、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、少なくとも1つの第1の機能及び少なくとも1つの第2の機能を備え、
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第1の決定された距離を備え、及び前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第2の決定された距離を更に備え、
前記表示は、前記少なくとも1つの第1の決定された距離に関連する第1の下位表示を備え、及び前記少なくとも1つの第2の決定された距離に関連する第2の下位表示を更に備え、
前記制御する手段は、前記装置が前記少なくとも1つの第1の機能を実行することを許されるかどうかを前記第1の下位表示に基づいて制御し、及び前記装置が前記少なくとも1つの第2の機能を実行することを許されるかどうかを前記第2の下位表示に基づいて更に制御する、請求項45に記載の装置。
【請求項58】
前記第1の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第1の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第1の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第1の相対加速度を備え、
前記第2の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第2の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第2の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第2の相対加速度を備える、請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を反復して決定する手段を更に備え、
前記制御する手段は、
少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行するように前記装置を動作可能にすること、又は
少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行しないように前記装置を動作不能にすること
を継続するかどうかを、前記反復して決定された少なくとも1つの距離に基づいて反復して決定する、請求項45に記載の装置。
【請求項60】
前記制御する手段は、少なくとも1つの公開又は秘密暗号鍵に基づいて前記デバイスを前記装置に対して認証する手段を備える、請求項45に記載の装置。
【請求項61】
入力する手段を更に備え、
前記制御する手段は、
前記装置の前記入力する手段の作動の時間を表す第1の表示を獲得し、
前記デバイスの入力する手段の作動の時間を表す第2の表示を受け取り、及び
前記第1の表示を前記第2の表示と比較して、前記装置の前記入力する手段の前記作動が前記デバイスの前記入力する手段の前記作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定する、請求項45に記載の装置。
【請求項62】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、到着時刻の測定に基づいて決定する手段を更に備える、請求項45に記載の装置。
【請求項63】
前記受け取る手段は前記デバイスから測距関連情報を受け取り、前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を前記測距関連情報に基づいて決定する手段を更に備える、請求項45に記載の装置。
【請求項64】
前記受け取る手段は前記デバイスから超広帯域パルスを受け取り、前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を前記超広帯域パルスに基づいて決定する手段を更に備える、請求項45に記載の装置。
【請求項65】
前記超広帯域パルスは、おおよそ20%以上の比帯域幅を有し、おおよそ500MHz以上の帯域幅を有し、又はおおよそ20%以上の比帯域幅で且つおおよそ500MHz以上の帯域幅を有する、請求項64に記載の装置。
【請求項66】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、接続を確立すること、情報へのアクセスを提供すること、前記装置及び前記デバイスを対にすること、ディジタルライツを移転すること、及びデバイスの設定を修正することから成る群の少なくとも1つを備える、請求項45に記載の装置。
【請求項67】
機能性を制御するコンピュータ・プログラムプロダクトであって、
コンピュータ読み取り可能メディアを備え、
前記コンピュータ読み取り可能メディアは、少なくとも1つのコンピュータに、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を第2のデバイスから受け取らせ、
前記第2のデバイスによって要求された前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを第1のデバイスが許されるかどうかを前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御させるための実行可能なコードを備える、コンピュータ・プログラムプロダクト。
【請求項68】
機能性を制御するヘッドセットであって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求をデバイスから受け取るように適応された受信機と、
前記デバイスによって要求された前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記ヘッドセットが許されるかどうかを、前記ヘッドセットと前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記受信機によって受け取られた信号に基づいて可聴出力を提供するように適応されたトランスデューサと、
を備えるヘッドセット。
【請求項69】
機能性を制御する時計であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求をデバイスから受け取るように適応された受信機と、
前記デバイスによって要求された前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記時計が許されるかどうかを、前記時計と前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記受信機によって受け取られた信号に基づいて可視出力を提供するように適応されたディスプレイと、
を備える時計。
【請求項70】
機能性を制御する医療用デバイスであって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求をデバイスから受け取るように適応された受信機と、
前記デバイスによって要求された前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記医療用デバイスが許されるかどうかを、前記医療用デバイスと前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記デバイスへ送信されるべき感知信号を生成するように適応されたセンサと、
を備える医療用デバイス。
【請求項71】
デバイスの機能性を制御する方法であって、
第1のデバイスが少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように第2のデバイスに要求することを許されるかどうかを、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御することと、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記第1のデバイスによって前記第2のデバイスへ送信することと、
を備える方法。
【請求項72】
前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第2のデバイスに要求するように前記第1のデバイスを動作可能にすることを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第2のデバイスに要求しないように前記第1のデバイスを動作不能にすることを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記表示が規定された基準を満たす時間量を決定することを更に備え、前記制御することは前記決定された時間量に基づく、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
もし前記表示が規定された閾値よりも小さいか前記規定された閾値に等しいならば、前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第2のデバイスに要求するように前記第1のデバイスを動作可能にすることを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項76】
前記表示は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
もし前記表示が規定された閾値よりも大きいか前記規定された閾値と等しければ、前記制御することは、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第2のデバイスに要求しないように前記第1のデバイスを動作不能にすることを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項78】
前記表示は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
前記制御することは、前記表示が規定された値の範囲に入るかどうかに更に基づく、請求項71に記載の方法。
【請求項80】
前記表示は、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の複数の決定された距離、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の複数の決定された距離を備え、
前記表示は、前記複数の決定された距離に関連する決定されたシーケンスを備え、
前記制御することは、前記表示が規定されたシーケンスと実質的に同じであるかどうかに更に基づく、請求項71に記載の方法。
【請求項82】
前記決定されたシーケンスは、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された距離のシーケンス、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における決定された変化率のシーケンス、又は
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の決定された相対加速度のシーケンス
を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、少なくとも1つの第1の機能及び少なくとも1つの第2の機能を備え、
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの第1の決定された距離を備え、及び前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの第2の決定された距離を更に備え、
前記表示は、前記少なくとも1つの第1の決定された距離に関連する第1の下位表示を備え、及び前記少なくとも1つの第2の決定された距離に関連する第2の下位表示を更に備え、
前記制御することは、前記少なくとも1つの第1の機能を実行するように前記第2のデバイスに要求することを前記第1のデバイスが許されるかどうかを前記第1の下位表示に基づいて制御することを備え、及び前記少なくとも1つの第2の機能を実行するように前記第2のデバイスに要求することを前記第1のデバイスが許されるかどうかを前記第2の下位表示に基づいて制御することを更に備える、請求項71に記載の方法。
【請求項84】
前記第1の下位表示は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第1の距離、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における第1の変化率、又は前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第1の相対加速度を備え、
前記第2の下位表示は、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第2の距離、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の相対距離における第2の変化率、又は前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の第2の相対加速度を備える、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を反復して決定し、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第2のデバイスに要求するように前記第1のデバイスを動作可能にすること、又は
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記第2のデバイスに要求しないように前記第1のデバイスを動作不能にすること
を継続するかどうかを反復して決定することを更に備える、請求項71に記載の方法。
【請求項86】
前記制御することは、少なくとも1つの公開又は秘密暗号鍵に基づいて前記第2のデバイスを前記第1のデバイスに対して認証することを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項87】
前記制御することは、
前記第1のデバイスのユーザ入力デバイスの作動時間を表す第1の表示を獲得することと、
前記第2のデバイスのユーザ入力デバイスの作動の時間を表す第2の表示を受け取ることと、
前記第1の表示を前記第2の表示と比較して、前記第1のデバイスの前記ユーザ入力デバイスの前記作動が前記第2のデバイスの前記ユーザ入力デバイスの前記作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定することと、
を備える、請求項71に記載の方法。
【請求項88】
前記制御することは、前記第1のデバイスの機能性を動作可能にして前記要求を生成することを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項89】
前記機能性を動作可能にすることは、前記第1のデバイスの表示デバイス上に表示を提供することを備える、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、到着時刻の測定に基づいて決定することを更に備える、請求項71に記載の方法。
【請求項91】
前記第2のデバイスから測距関連情報を受け取ることと、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、前記測距関連情報に基づいて決定することと、
を更に備える、請求項71に記載の方法。
【請求項92】
超広帯域パルスを前記第2のデバイスから受け取ることと、
前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、前記超広帯域パルスに基づいて決定することと、
を更に備える、請求項71に記載の方法。
【請求項93】
前記超広帯域パルスは、おおよそ20%以上の比帯域幅を有し、おおよそ500MHz以上の帯域幅を有し、又は、おおよそ20%以上の比帯域幅で且つおおよそ500MHz以上の帯域幅を有する、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、接続を確立すること、情報へのアクセスを提供すること、前記第1及び第2のデバイスを対にすること、ディジタルライツを移転すること、及びデバイスの設定を修正することから成る群の少なくとも1つを備える、請求項71に記載の方法。
【請求項95】
機能性を制御する装置であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するようにデバイスに要求することを前記装置が許されるかどうかを、前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記デバイスへ送信するように適応された送信機と、
を備える装置。
【請求項96】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項95に記載の装置。
【請求項97】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項95に記載の装置。
【請求項98】
前記表示が規定された基準を満たす時間量を決定するように適応されたタイマを更に備え、前記制御は、前記決定された時間量に基づく、請求項95に記載の装置。
【請求項99】
前記表示を規定された閾値と比較するように適応された比較器を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも小さいか前記規定された閾値と等しいならば、前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することをデバイスに要求するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項95に記載の装置。
【請求項100】
前記表示を生成するように適応された表示生成器を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項99に記載の装置。
【請求項101】
前記表示を規定された閾値と比較するように適応された比較器を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも大きいか前記規定された閾値と等しいならば、前記制御は、少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行することを前記デバイスに要求しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項95に記載の装置。
【請求項102】
前記表示を生成するように適応された表示生成器を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項101に記載の装置。
【請求項103】
前記表示を規定された値の範囲と比較するように適応された比較器を更に備え、前記制御は、前記表示が前記規定された値の範囲に入るかどうかに更に基づく、請求項95に記載の装置。
【請求項104】
前記表示を生成するように適応された表示生成器を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項103に記載の装置。
【請求項105】
前記少なくとも1つの決定された距離を決定するように適応された距離決定器であって、前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離を備える、距離決定器と、
前記表示を生成するように適応された表示生成器であって、前記表示は、前記複数の決定された距離に関連する決定されたシーケンスを備える、表示生成器と、
前記表示を規定されたシーケンスと比較するように適応された比較器と、
を更に備え、
前記制御することは、前記表示が前記規定されたシーケンスと実質的に同じかどうかに基づく、請求項95に記載の装置。
【請求項106】
前記決定されたシーケンスは、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離のシーケンス、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率のシーケンス、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度のシーケンス
を備える、請求項105に記載の装置。
【請求項107】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は少なくとも1つの第1の機能及び少なくとも1つの第2の機能を備え、
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第1の決定された距離を備え、及び前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第2の決定された距離を更に備え、
前記表示は、前記少なくとも1つの第1の決定された距離に関連する第1の下位表示を備え、及び前記少なくとも1つの第2の決定された距離に関連する第2の下位表示を更に備え、
前記コントローラは、前記少なくとも1つの第1の機能を実行するように前記デバイスに要求することを前記装置が許されるかどうかを前記第1の下位表示に基づいて制御するように更に適応され、及び前記少なくとも1つの第2の機能を実行するように前記デバイスに要求することを前記装置が許されるかどうかを前記第2の下位表示に基づいて制御するように更に適応される、請求項95に記載の装置。
【請求項108】
前記第1の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第1の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第1の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第1の相対加速度を備え、
前記第2の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第2の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第2の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第2の相対加速度を備える、請求項107に記載の装置。
【請求項109】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を反復して決定するように適応された距離決定器を更に備え、
前記コントローラは、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求するように前記装置を動作可能にすること、又は
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求しないように前記装置を動作不能にすること
を継続するかどうかを、前記反復して決定された少なくとも1つの距離に基づいて、反復して決定するように適応される、請求項95に記載の装置。
【請求項110】
前記コントローラは、少なくとも1つの公開又は秘密暗号鍵に基づいて前記デバイスを前記装置に対して認証するように適応された認証プロセッサを備える、請求項95に記載の装置。
【請求項111】
ユーザ入力デバイスを更に備え、
前記コントローラは、
前記装置の前記ユーザ入力デバイスの作動時間を表す第1の表示を獲得し、
前記デバイスのユーザ入力デバイスの作動時間を表す第2の表示を受け取り、
前記第1の表示を前記第2の表示と比較して、前記装置の前記ユーザ入力デバイスの前記作動が前記デバイスの前記ユーザ入力デバイスの前記作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定する
ように更に適応される、請求項95に記載の装置。
【請求項112】
前記コントローラは、前記装置の機能性を動作可能にして前記要求を生成するように更に適応される、請求項95に記載の装置。
【請求項113】
表示デバイスを更に備え、前記機能性を動作可能にすることは、前記表示デバイス上に表示を提供することを備える、請求項112に記載の装置。
【請求項114】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、到着時刻の測定に基づいて決定するように適応された距離決定器を更に備える、請求項95に記載の装置。
【請求項115】
前記デバイスから測距関連情報を受け取るように適応された受信機を更に備え、前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、前記測距関連情報に基づいて決定するように適応された距離決定器を更に備える、請求項95に記載の装置。
【請求項116】
前記デバイスから超広帯域パルスを受け取るように適応された受信機を更に備え、前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、前記超広帯域パルスに基づいて決定するように適応された距離決定器を更に備える、請求項95に記載の装置。
【請求項117】
前記超広帯域パルスは、おおよそ20%以上の比帯域幅を有し、おおよそ500MHz以上の帯域幅を有し、又は、おおよそ20%以上の比帯域幅で且つおおよそ500MHz以上の帯域幅を有する、請求項116に記載の装置。
【請求項118】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、接続を確立すること、情報へのアクセスを提供すること、前記装置と前記デバイスとを対にすること、ディジタルライツを移転すること、及びデバイスの設定を修正することから成る群の少なくとも1つを備える、請求項95に記載の装置。
【請求項119】
機能性を制御する装置であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することをデバイスに要求することを前記装置が許されるかどうかを、前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御する手段と、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記デバイスへ送信する手段と、
を備える装置。
【請求項120】
前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項119に記載の装置。
【請求項121】
前記制御は、少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行することを前記デバイスに要求しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項119に記載の装置。
【請求項122】
前記表示が規定された基準を満たす時間量を決定する手段を更に備え、前記制御は前記決定された時間量に更に基づく、請求項119に記載の装置。
【請求項123】
前記表示を規定された閾値と比較する手段を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも小さいか前記規定された閾値と等しければ、前記制御は、前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求するように前記装置を動作可能にすることを備える、請求項119に記載の装置。
【請求項124】
前記表示を生成する手段を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項123に記載の装置。
【請求項125】
前記表示を規定された閾値と比較する手段を更に備え、もし前記表示が前記規定された閾値よりも大きいか前記規定された閾値と等しければ、前記制御は、少なくとも1つの機能の前記第1の集合を実行することを前記デバイスに要求しないように前記装置を動作不能にすることを備える、請求項119に記載の装置。
【請求項126】
前記表示を生成する手段を更に備え、
前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項125に記載の装置。
【請求項127】
前記表示を規定された値の範囲と比較する手段を更に備え、前記制御は、前記表示が前記規定された値の範囲に入るかどうかに更に基づく、請求項119に記載の装置。
【請求項128】
前記表示を生成する手段を更に備え、前記表示は、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度
を備える、請求項127に記載の装置。
【請求項129】
前記少なくとも1つの決定された距離を決定する手段であって、前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の複数の決定された距離を備える、手段と、
前記表示を生成する手段であって、前記表示は、前記複数の決定された距離に関連する決定されたシーケンスを備える、手段と、
表示を規定されたシーケンスと比較する手段と、
を更に備え、
前記制御は、前記表示が前記規定されたシーケンスと実質的に同じであるかどうかに更に基づく、請求項119に記載の装置。
【請求項130】
前記決定されたシーケンスは、
前記装置と前記デバイスとの間の決定された距離のシーケンス、
前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における決定された変化率のシーケンス、又は
前記装置と前記デバイスとの間の決定された相対加速度のシーケンス
を備える、請求項129に記載の装置。
【請求項131】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、少なくとも1つの第1の機能及び少なくとも1つの第2の機能を備え、
前記少なくとも1つの決定された距離は、前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第1の決定された距離を備え、及び前記装置と前記デバイスとの間の少なくとも1つの第2の決定された距離を更に備え、
前記表示は、前記少なくとも1つの第1の決定された距離に関連する第1の下位表示を備え、及び前記少なくとも1つの第2の決定された距離に関連する第2の下位表示を更に備え、
前記制御する手段は、前記少なくとも1つの第1の機能を実行するように前記デバイスに要求することを前記装置が許されるかどうかを前記第1の下位表示に基づいて制御し、及び前記少なくとも1つの第2の機能を実行するように前記デバイスに要求することを前記装置が許されるかどうかを前記第2の下位表示に基づいて更に制御する、請求項119に記載の装置。
【請求項132】
前記第1の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第1の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第1の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第1の相対加速度を備え、
前記第2の下位表示は、前記装置と前記デバイスとの間の第2の距離、前記装置と前記デバイスとの間の相対距離における第2の変化率、又は前記装置と前記デバイスとの間の第2の相対加速度を備える、請求項131に記載の装置。
【請求項133】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を反復して決定する手段を更に備え、
前記制御する手段は、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求するように前記装置を動作可能にすること、又は
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行することを前記デバイスに要求しないように前記装置を動作不能にすること
を継続するかどうかを、前記反復して決定された少なくとも1つの距離に基づいて反復して決定する、請求項119に記載の装置。
【請求項134】
前記制御する手段は、少なくとも1つの公開又は秘密暗号鍵に基づいて前記デバイスを前記装置に対して認証する手段を備える、請求項119に記載の装置。
【請求項135】
入力する手段を更に備え、
前記制御する手段は、
前記装置の前記入力する手段の作動の時間を表す第1の表示を獲得し、
前記デバイスの入力する手段の作動の時間を表す第2の表示を受け取り、
前記第1の表示を前記第2の表示と比較して、前記装置の前記入力する手段の作動が、前記デバイスの前記入力する手段の作動と実質的に同時に起こったかどうかを決定する、請求項119に記載の装置。
【請求項136】
前記制御する手段は、前記装置の機能性を動作可能にして前記要求を生成する、請求項119に記載の装置。
【請求項137】
表示する手段を更に備え、
前記機能性を動作可能にすることは、前記表示する手段上に表示を提供することを備える、請求項136に記載の装置。
【請求項138】
前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、到着時刻の測定に基づいて決定する手段を更に備える、請求項119に記載の装置。
【請求項139】
前記デバイスから測距関連情報を受け取る手段を更に備え、
前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、前記測距関連情報に基づいて決定する手段を更に備える、請求項119に記載の装置。
【請求項140】
前記デバイスから超広帯域パルスを受け取る手段を更に備え、
前記装置は、前記装置と前記デバイスとの間の前記少なくとも1つの距離を、前記超広帯域パルスに基づいて決定する手段を更に備える、請求項119に記載の装置。
【請求項141】
前記超広帯域パルスは、おおよそ20%以上の比帯域幅を有し、おおよそ500MHz以上の帯域幅をし、又は、おおよそ20%以上の比帯域幅で且つおおよそ500MHz以上の帯域幅を有する、請求項140に記載の装置。
【請求項142】
前記少なくとも1つの機能の第1の集合は、接続を確立すること、情報へのアクセスを提供すること、前記装置と前記デバイスを対にすること、ディジタルライツを移転すること、及びデバイスの設定を修正することから成る群の少なくとも1つを備える、請求項119に記載の装置。
【請求項143】
機能性を制御するコンピュータ・プログラムプロダクトであって、
コンピュータ読み取り可能メディアを備え、
前記コンピュータ読み取り可能メディアは、少なくとも1つのコンピュータに、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように第2のデバイスに要求することを第1のデバイスが許されるかどうかを、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御させ、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記第2のデバイスへ送信させるための実行可能なコードを備える、コンピュータ・プログラムプロダクト。
【請求項144】
機能性を制御するヘッドセットであって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するようにデバイスに要求することを前記ヘッドセットが許されるかどうかを、前記ヘッドセットと前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記デバイスへ送信するように適応された送信機と、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するように前記デバイスに要求することを前記ヘッドセットが許されるかどうかに基づいて可聴出力を提供するように適応されたトランスデューサと、
を備えるヘッドセット。
【請求項145】
機能性を制御する時計であって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するようにデバイスに要求することを前記時計が許されるかどうかを、前記時計と前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記デバイスへ送信するように適応された送信機と、
前記送信機を経由して送信されるべき信号を提供するように適応された入力デバイスと、
を備える腕時計。
【請求項146】
機能性を制御する医療用デバイスであって、
少なくとも1つの機能の第1の集合を実行するようにデバイスに要求することを前記医療用デバイスが許されるかどうかを、前記医療用デバイスと前記デバイスとの間の少なくとも1つの決定された距離に関連する表示に基づいて制御するように適応されたコントローラと、
前記少なくとも1つの機能の第1の集合を実行する要求を前記デバイスへ送信するように適応された送信機と、
前記送信機を経由して送信されるべき感知信号を生成するように適応されたセンサと、
を備える医療用デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−235476(P2012−235476A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−134983(P2012−134983)
【出願日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【分割の表示】特願2009−505629(P2009−505629)の分割
【原出願日】平成19年4月13日(2007.4.13)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】