説明

路面を覆っている水の温度を測定する装置

【課題】タイヤが通過した後の路面上の水の温度の正確な測定を行なう。
【解決手段】路面(T)を覆っている水の温度を測定する装置(37)は、水の温度を測定する部材(70)及び路面(T)を覆っている水を導く手段(64)を有し、この導水手段は、路面(T)を覆っている水の温度を測定するチャンバ(68)を含む。測定部材(70)は、測定チャンバ(68)内に位置した測定ヘッド(72)を有する。装置(37)は、装置(37)を路面上でこれに沿って駆動する手段(58)を有し、この駆動手段(58)は、温度測定ヘッド(72)が路面(T)から幾分かの距離をおいたところに位置するよう配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、路面を覆っている水の温度を測定する分野に関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術は、濡れた路面におけるタイヤの性能を計測する方法を開示しており、この方法の実施中、水で覆われた路面上で測定を行なう試験用車両が用いられ、この試験用車両は、単一のタンクと、この単一タンクからの水を用いて水撒きを行なう撒水手段とを有する。
【0003】
路面は、試験対象のタイヤの上流側で、車両が走行しているときに撒水手段を用いて水撒きされ、或るタイヤパラメータ及び外部パラメータ、特にタイヤの下流側でタイヤが通過した路面を覆う水の温度を測定する。これを行なうため、車両は、この温度を測定する手段を有し、この手段は、赤外高温計(パイロメーター)を含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、赤外高温計によって行なわれる温度測定は、第1に濡れた路面からの光の反射により、第2にタイヤによって霧状にされてこのタイヤの後ろに液滴のミストを生じる水により妨害される。具体的に説明すると、これら液滴が反射体となり、これら反射体の温度は、タイヤがこれら反射体である液滴上を通過した直後に変わり、この温度は、路面を覆いタイヤが通過した後の水の温度とは異なっている。
【0005】
したがって、本発明の目的は、路面を覆いタイヤが上を通過した水の温度の正確な測定を行なうことにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的のため、本発明の要旨は、路面を覆っている水の温度を測定する装置であって、水の温度を測定する部材を有する装置において、
この装置は、路面を覆っている水を導く手段を有し、この手段は、路面を覆っている水の温度を測定するチャンバを含み、
測定部材は、測定チャンバ内に位置した測定ヘッドを有し、
この装置は、当該装置を路面上でこれに沿って駆動する手段を有し、この手段は、温度測定ヘッドが路面から幾分かの距離を置いたところに位置するよう配置されていることを特徴とする装置にある。
【0007】
本発明の装置により、路面を覆いその上をタイヤが通過した水の温度を正確に測定することができる。温度が測定される水は、測定装置がこの路面上を移動するときに路面を覆っている水である。具体的に説明すると、水と測定チャンバ内部の測定ヘッドの直接的な接触を用いて測定を行なうことにより、路面を覆っている水及び霧状になった液滴からの赤外高温計の環境の反射と関連した妨害が回避される。更に、導水手段により、測定ヘッド上に水が存在するようにすることができるようにする。
【0008】
さらに、駆動手段の配置の仕方により、路面と測定ヘッドの接触が回避され、路面との接触時に摩擦による測定部材の摩耗の問題が回避される。
【0009】
好ましくは、測定部材は、熱電対である。
【0010】
この測定装置のオプションとしての特徴によれば、
導水手段は、水が装置に対して流れる方向を考慮した場合に測定チャンバの上流側に位置していて、路面を覆っている水を収集するチャンバを有する。
収集チャンバは、ラッパ状に広げられた全体形状を有し、収集チャンバの導水断面は、装置に対する水の流れ方向を考慮した場合に幅が狭く又は細くなっている。
【0011】
このような収集チャンバにより、水を導いて測定ヘッドが路面を覆っている水の中に十分に浸漬されるようになる。
【0012】
本発明の別の要旨は、水で覆われた路面上で測定を行なう試験用車両において、
路面に車両から取り出した水を撒く手段と、
上述の測定装置と、
車両の走行方向を考慮した場合に路面に水撒きする手段の下流側に且つ測定装置の上流側に位置決めされた試験されるべきタイヤと、を有し、車両が走行しているとき、タイヤは、撒かれた水のうちの少なくとも何割かの上で駆けり、装置は、タイヤが通過した後の少なくとも何割かの水の温度を測定するようになっていることを特徴とする車両にある。
【0013】
測定装置は、このような装置がこの路面上を移動したときに路面を覆っている水の温度を測定する。このような車両により、タイヤが通過した後の水の温度の変化を正確に測定することができる。このような車両は、特に、濡れた路面に対するタイヤのグリップをシミュレートして研究するために用いられる。
【0014】
このような試験用車両の他のオプションとしての特徴によれば、
この車両は、低温源と呼ばれている水源及び高温源と呼ばれている水源を含む水貯蔵手段を有し、低温源からの水は、高温源からの水よりも温度が低い。
この車両は、低温源及び高温源からの水を混合する手段を有する。
【0015】
濡れた路面上におけるタイヤの挙動を研究するため、1つ又は幾つかの所定の濡れた路面が用いられる。タイヤの挙動は、特に、路面を覆っている水の温度に依存するが、路面によって提供されるグリップのレベルにも依存する。路面を覆っている水の温度は、幾分か一年の時季に従って変化する外部温度及びタイヤ挙動が研究されている場所に依存する。したがって、先行技術では、タイヤが用いられる条件を代表する所与の温度範囲、例えば0℃〜35℃にわたってデータを得るために、タイヤ挙動を一年中研究する必要がある。しかしながら、一年間にわたり、路面により提供されるグリップのレベルは変化し、このことは、互いに比較することができるタイヤ挙動データを得ることが可能ではないということを意味している。
【0016】
本発明の車両により、数時間のオーダの極めて短い期間で、タイヤの使用条件を代表する温度範囲全体にわたってタイヤ挙動を研究することが可能である。この期間にわたり、路面により提供されるグリップのレベルは、一定のままであり、かくして、比較可能なタイヤ挙動データを得ることができる。
【0017】
オプションとして、車両は、測定装置を車両に対して懸架する手段を有する。
【0018】
測定装置及び駆動手段は、路面と接触状態に保たれ、その結果、路面を覆っている水は、路面の条件とは無関係に、測定チャンバに入るようになる。
【0019】
本発明のもう1つの要旨は、所定の濡れた路面(T1)を覆っている水の温度を測定する方法であって、
上述の車両を路面上でこれに沿って走行させ、
車両から水を少なくとも互いに異なる第1の温度と第2の温度で連続して路面に対して撒き、
第1及び第2の温度の各々に関し、撒かれると共にタイヤPが通過した後の水の温度を測定することを特徴とする方法にある。
【0020】
本発明の方法により、タイヤの挙動を路面のグリップのレベルを変化させることができるのに足るほど長くはない比較的短い期間で、路面を覆っている水の種々の温度について研究することができる。
【0021】
有利には、車両を別の所定の路面上でこれに沿って走行させ、この別の路面に対して車両から水を少なくとも互いに異なる第1の温度及び第2の温度で連続して撒く。
【0022】
比較的短い期間にわたり互いに異なるグリップレベルを示す互いに異なる路面についてタイヤの挙動を研究することも可能である。
【0023】
非限定的な例であり図面に言及する以下の説明を読むことにより、本発明の内容を良好に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の車両を示す図である。
【図2】本発明の車両を示す図である。
【図3】本発明の測定装置を示す図である。
【図4】本発明の測定装置を示す図である。
【図5】本発明の測定装置を示す図である。
【図6】本発明の測定装置を示す図である。
【図7】本発明の測定装置を示す図である。
【図8】本発明の方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1は、全体を参照符号10で示された本発明の車両を示している。車両10は、牽引車12と、トレーラ14とを備えている。
【0026】
車両10、この場合、牽引車12は、水貯蔵(貯水)手段16を有する。車両10は、水を貯蔵手段16からトレーラ14に導く手段18を有している。貯蔵手段16は、高温源と呼ばれている源20及び低温源と呼ばれている源22を有している。源22からの水は、源20の水よりも低い温度状態にある。車両10は、各源20,22からの流量を制御する手段24、例えば、弁及び各源20,22からの水の温度を測定する手段26を有している。
【0027】
図2及び図3を参照すると、車両10、この場合トレーラ14は、高温源20及び低温源22からの水を混合する手段28を有している。トレーラ14は、路面Tに車両10からの水、この特定の場合貯蔵手段16からの水を撒く手段30を更に有している。トレーラ14は、車両が走行しているときの車両10の移動方向を考慮した場合に撒水手段30によって水撒きされた路面Tの上流側に位置していて、路面Tの温度を測定する測定手段32及び撒水手段30からの水の温度を測定する測定手段34を有している。トレーラ14は、試験するタイヤPを備えた試験用ホイールRを有している。
【0028】
更に、トレーラ14は、車両10が走行しているときにこの車両の走行方向を考慮した場合にタイヤPが通過する対象としての路面Tの下流側に位置していて、路面Tの温度を測定する手段36及び車両が走行しているときにタイヤPが通過した後の水の少なくとも一部の温度を測定する装置37を更に有している。タイヤPは、車両の移動方向を考慮した場合に路面Tに水撒きする手段30の下流側に且つ装置37の上流側に位置していて、車両が走行しているとき、タイヤは、撒水手段30によって撒かれた水のうちの少なくとも一部の上を通過するようになっている。トレーラ14は、装置37をトレーラ14に対して懸架する手段38を有している。最後に、車両10は、タイヤPのスリップ係数及びグリップ係数を測定する手段39を有している。
【0029】
図2に示されているように、導水手段18は、混合手段28と高温源20との間及び混合手段28と低温源22との間にそれぞれ配置された管40,42を有している。混合手段28は、各パイプ40,42が開口した混合チャンバ44及び混合された水のためのオリフィス48の形態をした出口46を有している。
【0030】
図3〜図7を参照すると、各源20,22からの水の温度を測定する手段26は、2つの熱電対(図示せず)を含む。撒かれた水の温度を測定する手段34も又、熱電対50を含み、この熱電対は、出口46内に撒かれた測定ヘッド52を有し、測定ヘッド52は、手段28が撒いた水の温度を測定するようになっている。手段32,36は、車両が走行しているときの車両の走行方向を考慮した場合にタイヤPの上流側及び下流側にそれぞれ配置された赤外高温計54,56を含む。
【0031】
装置37は、装置37を路面T上でこれを沿って駆動し又は移動させる手段58を有している。装置37は、駆動手段58の支持体62を更に有している。
【0032】
装置37は、タイヤが通過した対象であり、車両10が走行しているときに車両10の移動方向を考慮した場合に装置37の上流側で路面Tを覆っている水の少なくとも一部を導く導水手段64を有している。
【0033】
導水手段64は、タイヤが通過した後の水を収集するチャンバ66及び路面Tを覆っていて、収集チャンバ66から取り出された水の温度を測定するチャンバ68を有する。チャンバ66は、水が装置37に対して流れる方向を考慮した場合に測定チャンバ68の上流側に位置している。最後に、装置37は、タイヤが通過した対象であり、装置37がこの路面T上を駆けるときに路面Tを覆っている水の温度を測定する部材70を有している。部材70は、測定チャンバ68内に位置した測定ヘッド72を有している。この特定の場合、部材70は、熱電対である。
【0034】
駆動手段58は、装置37が移動しているときに測定ヘッド72が路面Tから幾分かの又は或る程度の距離を置いたところに位置するよう配置されている。この特定の場合、支持体62は、装置37が移動しているときに路面Tから約1mm離れたところに位置している。
【0035】
図6及び図7を参照すると、チャンバ66,68は、水を導くチャネルを形成し、これらチャネルは、第1に、支持体62により、第2に路面Tにより画定されている。かくして、チャンバ66,68により形成された各チャネルは、路面Tに開口している。チャンバ66は、断面SEの入口74及び測定チャンバ68内に開口した断面SSの出口76を有している。チャンバ66は、ラッパ状に広げられた全体形状のチャネルを形成し、このチャネルは、水が装置37に対して流れる方向を考慮した場合に幅が狭く又は細くなっている水路部分Sを有している。SS<SEである。チャンバ68は、出口76を形成する断面SSの入口78及び支持体62の外部に開口した出口80を有している。チャンバ68は、一定断面SSのチャネルを形成している。
【0036】
図4を参照すると、懸架手段38は、変形可能な平行四辺形体82及び弾性変形可能な部材84、この特定の場合、ばねを含む。平行四辺形体82は、支持体62に関して互いに平行な軸線A1,A2回りに且つ車両10、この場合トレーラ14のシャーシ90に関して互いに平行な軸線A3,A4回りに回転可能であるように設けられた2つの枝部866,88を有している。部材84は、バー88とシャーシ90との間に位置した状態でこれら両方に固定されている。
【0037】
図8は、濡れた路面上で測定を行ない、車両10によって具体化される方法、この特定の場合、濡れた路面上におけるタイヤPの制動性能を計測する方法を示している。図8は、混合水の温度(太い連続線で表された曲線)、手段34によって測定された撒かれた水の温度(太い破線で表された曲線)、手段32によって測定されたタイヤPの上流側での水撒き後における路面の温度(細い連続線で表された曲線)、手段36によって測定されたタイヤPの下流側での水撒き後における路面の温度(細い破線で表された曲線)、装置37によって測定されたタイヤPの下流側での水の温度(×印付きで引かれた曲線)、タイヤのグリップ係数の値(三角形付きで引かれた曲線)及び手段39によって測定されたタイヤのスリップ係数の値(正方形付きで引かれた曲線)の変化を時間の関数として示している。
【0038】
タイヤPを履いた車両10を第1の所定の路面T1上で走行させた。
【0039】
最初のサイクル中、t=2,1秒から先へ、路面T1に車両10から得たT=41.5℃の水を撒いた。次に、種々の温度を測定した。
【0040】
t=5秒の時点で、タイヤPの制動が始まり、タイヤPのスリップ係数G及びグリップ係数μを測定した。
【0041】
t=5,8秒の時点で、水撒きを停止させた。赤外高温計54,56を用いて測定した温度の変化(細い連続線で表された曲線及び細い破線で表された曲線)は、熱電対50,70を用いて測定された温度の変化(太い破線で表された曲線及び×印付きで引かれた曲線)とは一致していないことに注目されたい。これは、タイヤPの下流側及び上流側で測定された路面温度が低くなっており、これに対し、タイヤの下流側及び上流側で測定された撒き水の温度が高くなっているからである。したがって、赤外高温計を用いて路面温度を測定することは、濡れた路面の場合には信頼性のある方法であるとは考えられない。
【0042】
次に、第2のサイクル中、撒かれる水の温度を変化させ、路面T1に車両10(図示せず)から得たT=50℃の水を撒いた。次に、第1のサイクル中に行なった測定を同様の仕方で再び行なった。
【0043】
必要に応じて多くの種々の温度と同数の多くの測定サイクルを実施するのが良い。
【0044】
次に、車両10を種々の特性を示す第2の所定の路面T2上でこれに沿って走行させた。これら特性は、例えば、粒径を含む。次に、種々の測定サイクルを必要なほど多くの回数、第2の所定の路面T2について繰り返し実施した。
【符号の説明】
【0045】
10 試験用車両
12 牽引車
14 トレーラ
16 水貯蔵手段
20,22 水源
24 流量制御手段
30 撒水手段
37 測定装置
38 懸架手段
58 駆動手段
64 導水手段
68 測定チャンバ
70 水温測定部材
72 測定ヘッド
P タイヤ
T 路面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
路面(T)を覆う水の温度を測定する装置(37)であって、前記水の温度を測定する部材(70)を有する装置において、前記装置(37)は、
前記路面(T)を覆っている前記水を導く手段(64)を有し、該手段は前記路面(T)を覆っている前記水の温度を測定するチャンバ(68)を含み、
前記測定部材(70)は、前記測定チャンバ(68)内に位置した測定ヘッド(72)を有し、
前記装置(37)は、該装置(37)を前記路面上でこれに沿って駆動する手段(58)を有し、該手段(58)は、前記温度測定ヘッド(72)が前記路面(T)から幾分かの距離を置いたところに位置するよう配置されている、
ことを特徴とする装置(37)。
【請求項2】
前記測定部材(70)は、熱電対である、
請求項1記載の装置(37)。
【請求項3】
前記導水手段(64)は、前記水が前記装置(37)に対して流れる方向を考慮した場合に前記測定チャンバ(68)の上流側に位置していて、前記路面(T)を覆っている前記水を収集するチャンバ(66)を有する、
請求項1又は2記載の装置(37)。
【請求項4】
前記収集チャンバ(66)は、ラッパ状に広げられた全体形状を有し、前記収集チャンバの前記導水断面は、前記装置(37)に対する水の流れ方向を考慮した場合に幅が狭くなっている、
請求項3記載の装置(37)。
【請求項5】
水で覆われた路面(T)上で測定を行なう試験用車両(10)において、
前記路面(T)に前記車両(10)から取り出した水を撒く手段(30)と、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の測定装置(37)と、
前記車両(10)の走行方向を考慮した場合に前記路面(T)に水撒きする前記手段(30)の下流側且つ前記測定装置(37)の上流側に位置決めされた試験されるべきタイヤ(P)とを有し、前記車両(10)が走行しているとき、前記タイヤ(P)は、前記撒かれた水の少なくとも一部の上を通過し、前記装置(37)は、前記タイヤ(P)が通過した後の前記少なくとも一部の水の温度を測定するようになっている、
ことを特徴とする車両(10)。
【請求項6】
低温源と呼ばれている水源(22)及び高温源と呼ばれている水源(20)を含む水貯蔵手段(16)を有し、前記低温源(22)からの水は、前記高温源(20)からの水よりも温度が低い、
請求項5記載の車両(10)。
【請求項7】
前記低温源(22)及び前記高温源(20)からの水を混合する手段(28)を有する、
請求項6記載の車両(10)。
【請求項8】
前記測定装置(37)を前記車両(10)に対して懸架する手段(38)を有する、
請求項5ないし7のいずれか1項に記載の車両(10)。
【請求項9】
所定の濡れた路面(T1)を覆っている水の温度を測定する方法であって、
請求項5ないし8のいずれか1項に記載の車両(10)を前記路面(T1)上でこれに沿って走行させ、
前記車両(10)から水を少なくとも互いに異なる第1の温度と第2の温度で連続して前記路面に対して撒き、
前記第1及び第2の温度の各々に関し、撒かれると共に前記タイヤPが通過した後の水の温度を測定する、
ことを特徴とする方法。
【請求項10】
前記車両(10)を別の所定の路面(T2)上でこれに沿って走行させ、この別の路面(T2)に対して前記車両(10)から水を少なくとも互いに異なる第1の温度及び第2の温度で連続して撒く、
請求項9記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−191309(P2011−191309A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−83132(P2011−83132)
【出願日】平成23年3月16日(2011.3.16)
【出願人】(599093568)ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン (552)
【出願人】(508032479)ミシュラン ルシェルシュ エ テクニーク ソシエテ アノニム (499)
【Fターム(参考)】