説明

身体に装着されるサポータ

【課題】単に装着しているだけで、安全に、着実にたるみ抑制・たるみ防止の効果を発揮できるだけでなく、これに加えて、優れた保温性を発揮でき、また、除菌防臭効果や、新陳代謝促進、人体内の老廃物除去、人体における痛みの解消などの効果を発揮できるサポータ。
【解決手段】1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品からなり、伸縮性及び/又は弾性を有して、人体に装着されるサポータ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、身体に装着されるサポータに関し、特に、身体に装着されて、その伸縮力及び/又は弾性力により、たるみの抑制、たるみの防止に用いられるサポータに関する。
【背景技術】
【0002】
人間の体は、年齢を重ねるにつれて、いわゆる、たるみが生じてくるのが一般的である。例えば、二重あごや、頬、二の腕、腹回り、太もも、ふくらはぎなど、全体的なたるみが年齢を重ねるにつれて体に生じてくるのが一般的である。このようなたるみを抑制、あるいは防止する目的で、ダイエットや運動を行うことが試みられるが、これらを継続することはなかなか難しい。
【0003】
そこで、従来から、身体に装着されて、その伸縮力及び/又は弾性力により、たるみの抑制、たるみの防止に用いられるサポータが種々提案されている(例えば、特許文献1、2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−162192号公報
【特許文献2】特開2010−12188号公報
【特許文献3】実用新案登録第3120555号公報
【特許文献4】特開平4−272212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、単に装着しているだけで、安全に、着実にたるみ抑制・たるみ防止の効果を発揮できるだけでなく、これに加えて、優れた保温性を発揮でき、また、除菌防臭効果や、新陳代謝促進、人体内の老廃物除去、人体における痛みの解消などの効果を発揮できるサポータを提案することを目的にしている。
【0006】
更に、たるみ抑制・たるみ防止の効果の中でも、特に、顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れているサポータを提案することを目的にしている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、この発明が提案するサポータは以下の通りのものである。
【0008】
請求項1記載の発明は、
1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、
少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維
を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品からなり、
伸縮性及び/又は弾性を有して、
人体に装着されるサポータである。
【0009】
請求項2記載の発明は、
伸縮性及び/又は弾性を有していて人体に装着されるサポータであって、
長手方向における両端部に互いを取り付け、取り外しする取り付け手段をそれぞれ備えていると共に、
前記取り付け手段が配備されている両端部よりも中央側にそれぞれ長手方向に延びる孔部を備えており、
当該長手方向に延びる2つの孔部を長手方向に結ぶ線分を長手方向に引いたときに、当該線分から前記サポータの長手方向に延びる2つの長辺の中のいずれか一方の長辺までの長さと、当該線分から他方の長辺までの長さとの比が1:1.7〜1.8となる位置に、前記2つの孔部が形成されている
ことを特徴とする人体に装着されるサポータである。
【0010】
請求項3記載の発明は、
前記サポータは、
1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、
少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維
を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の人体に装着されるサポータである。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、単に装着しているだけで、安全に、着実にたるみ抑制・たるみ防止の効果を発揮できるだけでなく、これに加えて、優れた保温性を発揮でき、また、除菌防臭効果や、新陳代謝促進、人体内の老廃物除去、人体における痛みの解消などの効果を発揮できるサポータを提供することができる。
【0012】
すなわち、この発明が提案するサポータによれば、特に意識的な努力をすることなしに、例えば、家庭でテレビを見ながら、単に装着しているだけで、安全に、着実にたるみ抑制・たるみ防止の効果を発揮できる。
【0013】
更に、たるみ抑制・たるみ防止の効果の中でも、特に、顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れているサポータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明のサポータの中で特に顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れているサポータの一例を表す図であって、(a)は正面図、(b)は背面図。
【図2】図1図示の本発明のサポータを顔に取り付けた状態の一例を説明する斜視図。
【図3】本発明のサポータにおける天然鉱石粉末と、一本一本の繊維との状態を説明する概略図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
この発明が提案するサポータは、1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品からなり、伸縮性及び/又は弾性を有して、人体に装着されるものである。
【0016】
ここで、1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品は、特開平4−272212号公報(特許文献4)で提案されているものである。
【0017】
三仙石とは、中華民国台湾省の太平洋岸側に産出する着色コーデライト系天然石を指す通称名である。わが国では、オーラストーンなどとも呼ばれている。もともと海底の海山が崩れ落ち、それが打寄せたものといわれ、青色系、茶色系などいくつかの色彩系に分けられるが、そのいずれをも使用することができる。
【0018】
蛇紋石は、台湾省花蓮県内、なかでも玉里槙近辺から産出するものが品質がよく、非常に好ましい。
【0019】
石英片岩石としては、愛知県北設楽郡近辺に産出するシリカ成分に富んだものが水分吸着、脱臭、抗菌性などを有し、遠赤外線放散量も妥当な値であって、好ましい。
【0020】
三仙石は波長4.5〜20μmの範囲の遠赤外線を放射するものであることが確認されている。蛇紋石は波長2〜30.3μmの範囲の遠赤外線を放射するものであることが確認されている。
【0021】
これらの天然鉱石を含む本発明のサポータについて検討したところ、太陽光線の中で最も良いとされる波長4〜14μmの範囲の遠赤外線が多量に放射されていることを確認できた。
【0022】
これらの天然鉱石を含む人造繊維が保温性、脱臭性、抗菌性に優れていることは特許文献4においても確認されていることであるが、前述した本発明のサポータについて発明者が検討したところ、次のような優れた機能を確認することができた。
【0023】
なお、この確認において使用した本発明のサポータは次のようにして製造した2種類のサポータである。
【0024】
三仙石を50kg、蛇紋岩を40kg、愛知県北設楽郡産出の石英片岩石10kgをクラッシングで粗粉砕し、更に、衝撃式の微粉砕機を用いて粒径0.7μm以下に微粉砕した。
【0025】
三仙石の微粉末30重量部にポリエステルチップ70重量部を加え、押出機で溶融押出してマスターチップを製造した。このマスターチップ16.6に対しポリエステルチップを83.4の重量比で混合し、溶融温度255±5℃、900ホールの口金で溶融紡糸した。さらに、4.5倍に延伸し、引揃えて約50万デニール、単糸繊度3.0デニールのトウにした。これをクリンパーにかけインチ当り12〜14山のクリンプを与えた後、約32mmにカットして、三仙石の微粉末が約5重量%混入したステープルファイバーを製造した。
【0026】
このポリエステルステープルファイバーを利用して、伸縮性及び/又は弾力性を有するサポータを製造した。
【0027】
また、前記のように準備した三仙石の微粉末と、蛇紋岩の微粉末と、石英片岩石の微粉末とを、三仙石微粉末が35重量%になるように混合して、混合微粉末を調整した。この混合微粉末30重量部にポリエステルチップ70重量部を加え、前記と同様にして、前記の混合微粉末が約5重量%混入したステープルファイバーを製造し、このポリエステルステープルファイバーを利用して、伸縮性及び/又は弾力性を有するサポータを製造した。
【0028】
1.細胞を元気にする(新陳代謝促進)効果
前述した本発明のサポータは、太陽光線の中で最も良いとされる波長4〜14μmの範囲の遠赤外線を多量に放射している。遠赤外線を体に吸収すると細胞内に熱反応が生じ、体内エネルギーが増強され体内酵素の働きが活性化し、新陳代謝が促進される。
【0029】
2.血液の流れを良くする(保温性)効果
波長4〜14μmの範囲の遠赤外線による効果により、毛細血管が拡張し、血行を促進させ血液の粘度が低下しやすくなり、生活習慣病の予防も期待できる。
【0030】
3.有害物質を排除し、雑菌や悪臭を防ぐ(老廃物除去、除菌防臭効果)効果
遠赤外線が体内に吸収されると水の分子活動が活発になり、発熱し体内循環が高まることによって発汗、排尿、排便などの体内老廃物除去がスムーズに行われる。また、汗や体臭に効果を発揮し、抗菌剤を一切使用していないにもかかわらず、院内感染(MRSA)、床ずれ(緑膿菌) の原因となる菌等に効果的に対応が可能になる。
【0031】
例えば、以下のような効果が確認されている
対象 試験時間 減少率
MRSA 2時間 92.9%
MRSA 8時間 99.9%
緑膿菌 1時間 52.4%
((財)日本食品分析センター 試験結果)
アンモニア消臭 1時間 90%
((財)日本紡績検査協会 試験結果)
【0032】
4.痛みをやわらげる効果
遠赤外線は、深達性があるため病巣に当てることにより患部が温まり、例えば、骨折、腰痛、関節炎痛、リウマチ、神経痛、生理痛、虫歯、肩こり、筋肉痛などに効果を発揮する。
【0033】
前記において、人造繊維は、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリビニル系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系を始めとする各種の合成繊維、ビスコースレーヨン系、アセテート系を始めとする半合成繊維、無機繊維などのフィラメント、ステープル、綿、パイルなどが含まれる。これらの人造繊維の製造法や紡糸方法はいずれでもよく、またその繊度、断面形状なども問わないし、複合繊維であってもよい。
【0034】
前記において、三仙石粉末を1ないし15重量%としているのは、含有量が1重量%以下であると効果が顕著でなく、15重量%以上であると人造繊維の性質、特に引張強度が低下するおそれがあるからである。
【0035】
前記において、少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を1ないし15重量%混入させているのは、混合粉末中三仙石粉末が30重量%以下になると、添加した効果が劣るようになるからである。
【0036】
前記の天然鉱石粉末(三仙石粉末、蛇紋石粉末、石英片岩石粉末)は、人造繊維製造工程中のいずれかで混入することができる。たとえば、原料の調整工程、重合工程などで添加し、含有量の高いマスターチップを製造し、ついでこれを通常のチップに混ぜて溶融紡糸したり、直接、紡糸液に混合して湿式紡糸したりする。
【0037】
これらの天然鉱石粉末の大きさは、人造繊維の強度などに影響しない程度の範囲に、すなわち、粒径が約5μm以下になるよう調整して混入するが、本発明では、超微粒子(0.7μm以下)にして繊維に練りこんでいる。
【0038】
前記において、繊維製品に、1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維を、繊維素材中少なくとも10重量%混入しているのは、10%重量未満であると、上述した保温効果などが十分に発揮されなくなるためである。
【0039】
次に、この発明が提案する他のサポータは、伸縮性及び/又は弾性を有していて人体に装着されるサポータであって、長手方向における両端部に互いを取り付け、取り外しする取り付け手段をそれぞれ備えていると共に、前記取り付け手段が配備されている両端部よりも中央側にそれぞれ長手方向に延びる孔部を備えており、当該長手方向に延びる2つの孔部を長手方向に結ぶ線分を長手方向に引いたときに、当該線分から前記サポータの長手方向に延びる2つの長辺の中のいずれか一方の長辺までの長さと、当該線分から他方の長辺までの長さとの比が1:1.7〜1.8となる位置に、前記2つの孔部が形成されているものである。
【0040】
このサポータは、たるみ抑制・たるみ防止の効果の中でも、特に、顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れている。
【0041】
すなわち、前記の2つの孔部をそれぞれ人体頭部の左右それぞれの耳に取り付け、前記2つの孔部を長手方向に結ぶ線分を長手方向に引いたときに、当該線分から前記サポータの長手方向に延びる2つの長辺の中のいずれか一方の長辺までの長さが1の比率になる方を首部で、これに対して当該線分から他方の長辺までの長さが1.7〜1.8の比率になる方を顎部に掛けるように装着することによって、顔の二重あごや、頬のたるみを効果的に抑制・防止することができる。
【0042】
なお、この顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れている本発明のサポータにおいても、1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品製にすることによって、前述した、優れた保温効果、除菌防臭効果、新陳代謝促進、人体内の老廃物除去、人体における痛みの解消などの効果を発揮させることができる。
【実施例1】
【0043】
人間の顔に取り付けて顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れている本発明のサポータについて好ましい実施例を説明する。
【0044】
三仙石を50kg、蛇紋岩を40kg、愛知県北設楽郡産出の石英片岩石10kgをクラッシングで粗粉砕し、更に、衝撃式の微粉砕機を用いて粒径0.7μm以下に微粉砕した。
【0045】
前記のように準備した三仙石の微粉末と、蛇紋岩の微粉末と、石英片岩石の微粉末とを、三仙石微粉末が35重量%になるように混合して、混合微粉末を調整した。この混合微粉末30重量部にポリエステルチップ70重量部を加え、押出機で溶融押出してマスターチップを製造した。このマスターチップ16.6に対しポリエステルチップを83.4の重量比で混合し、溶融温度255±5℃、900ホールの口金で溶融紡糸した。さらに、4.5倍に延伸し、引揃えて約50万デニール、単糸繊度3.0デニールのトウにした。これをクリンパーにかけインチ当り12〜14山のクリンプを与えた後、約32mmにカットして、前記のように準備した混合微粉末が約5重量%混入したステープルファイバーを製造した。
【0046】
このポリエステルステープルファイバーを利用して、伸縮性及び/又は弾力性を有するサポータ1を製造した。
【0047】
図1図示のように、サポータ1は長手方向における両端部2a、2bに互いを取り付け、取り外しする取り付け手段である面ファスナー3a、3bをそれぞれ備えている。
【0048】
また、面ファスナー3a、3bが配備されている両端部2a、2bよりも中央側にそれぞれ長手方向に延びる孔部4a、4bが形成されている。
【0049】
孔部4a、4bは図2図示のように、サポータ1を顔7に装着した際に耳8が突出する孔として利用されるものである。
【0050】
図示の実施形態では、長手方向の長さLが680mm、長手方向に直交する幅Wが110mmである。
【0051】
また、長手方向に延びる2つの孔部4a、4bを長手方向に結ぶ線分5を長手方向に引いたときに、線分5からサポータ1の長手方向に延びる2つの長辺6a、6bの中の長辺6aまでの長さ(幅)W1は40mm、長辺6bでの長さ(幅)W2は70mmである。
【0052】
本発明のサポータ1においては、前述したようにして製造されているので、粒径0.7μm以下の天然鉱石粉末(三仙石粉末、蛇紋岩粉末、石英片岩石粉末)12が、図3に概略構成を示したように、一本一本の繊維11a、11bに練りこまれるようになっており、サポータ1を人体に装着したときに、天然鉱石粉末12が人体に直接接触し、より効果的に保温効果、除菌防臭効果、新陳代謝促進、人体内の老廃物除去、人体における痛みの解消などの効果を発揮できるようになっている。また、このように、天然鉱石粉末12が一本一本の繊維11a、11bの内部にしっかり内蔵されているので、サポータ1を何回洗濯しても、いつまでも保温効果などの優れた機能が持続される。
【0053】
また、一切の染色を行うことなしに天然鉱石の自然の色素を生かして製造しているので、皮膚に優しく馴染み、より効果的に保温効果などを発揮できる。
【0054】
人体に装着する際には、図2図示のように、長辺6aが首10側、長辺6bが顎9側になるようにして装着する。面ファスナー3a、3bにより取り付け、取り外しを行うので、使用者が任意に締め付けの強弱を調整することができる。
【0055】
発明者の実験によると、図2図示のように顔7に装着したときに耳8が突出する孔になる2つの孔部4a、4bを長手方向に結ぶ線分5を長手方向に引いたときに、線分5からサポータ1の長辺6aまでの長さ(幅)W1と、線分5から長辺6bまでの長さ(幅)W2との比を1:1.7〜1.8にすると、人間の顔7に取り付けて顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果に優れていた。すなわち、前記の2つの孔部4a、4bをそれぞれ人体頭部の左右それぞれの耳に取り付け、前記2つの孔部4a、4bを長手方向に結ぶ線分5を長手方向に引いたときに、線分5からサポータ1の長手方向に延びる2つの長辺6a、6bの中の一方の長辺6aまでの長さが1の比率になる方を首部10で、これに対して線分5から他方の長辺6bまでの長さが1.7〜1.8の比率になる方を顎部9に掛けるように装着することによって、顔の二重あごや、頬のたるみを効果的に抑制・防止することができる。
【0056】
このような、顔の二重あごや、頬のたるみを抑制・防止する効果が最も優れていたのが、図示し、説明したW1:W2=4:7であった。
【0057】
本発明のサポータ1は、特に、意識をすることなく、リラックスした状態、例えば、家庭でテレビを見ているようなリラックスした状態で使用することができる。
【0058】
この場合、人体の肌を引き締める効果を有するクリーム、ローションなどを肌に塗った上で、本発明のサポータ1を使用すると一層の効果を期待することができる。
【0059】
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0060】
例えば、図1に例示したサポータ1を顔に装着するだけでなく、腕などに装着して使用することもできるし、図1に例示したサポータ1よりも大型のサポータにして、腹部に装着して使用することもできる。
【符号の説明】
【0061】
1 サポータ
1a サポータの表面
1b サポータの裏面
2a、2b サポータの長手方向における両端部
3a、3b 面ファスナー(取り付け手段)
4a、4b 長手方向に延びる孔部
5 長手方向に延びる2つの孔部を長手方向に結ぶ線分
6a、6b サポータの長手方向に延びる2つの長辺
7 顔
8 耳
11a、11b 繊維
12 天然鉱石粉末(三仙石粉末、蛇紋岩粉末、石英片岩石粉末)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、
少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維
を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品からなり、
伸縮性及び/又は弾性を有して、
人体に装着されるサポータ。
【請求項2】
伸縮性及び/又は弾性を有していて人体に装着されるサポータであって、
長手方向における両端部に互いを取り付け、取り外しする取り付け手段をそれぞれ備えていると共に、
前記取り付け手段が配備されている両端部よりも中央側にそれぞれ長手方向に延びる孔部を備えており、
当該長手方向に延びる2つの孔部を長手方向に結ぶ線分を長手方向に引いたときに、当該線分から前記サポータの長手方向に延びる2つの長辺の中のいずれか一方の長辺までの長さと、当該線分から他方の長辺までの長さとの比が1:1.7〜1.8となる位置に、前記2つの孔部が形成されている
ことを特徴とする人体に装着されるサポータ。
【請求項3】
前記サポータは、
1乃至15重量%の三仙石粉末を含有する人造繊維、あるいは、
少なくとも30重量%の三仙石粉末を含む、三仙石と蛇紋石および/または石英片岩石との混合粉末を、1ないし15重量%含有する人造繊維
を、繊維素材中少なくとも10重量%混入した繊維製品からなる
ことを特徴とする請求項2に記載の人体に装着されるサポータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−61210(P2012−61210A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−209125(P2010−209125)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(510248512)株式会社バイオテック (1)
【Fターム(参考)】