説明

身体清浄用化粧料

【目的】 使用後のべたつき感を低減し、使用感が改善された身体清浄用化粧料を得る。
【構成】 特ポリオキシエチレン残基およびオキシプロピレン残基からなる親水基を有する非イオン性界面活性剤とスクラブ粒子を含有する身体洗浄用化粧料。スクラブ粒子としてはポリエチレン粒子等の合成高分子粒子又は環境に適合したものとするために生分解性有機質粒子を3〜20質量%含有させることが好ましく、また、スクラブ粒子の均一な分散状態を維持するために増粘剤を含有させることが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は使用感の改善された身体清浄用化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
身体清浄用化粧料として界面活性剤を用いることは従来行われてきたことであり、殊に、産業用分野では切削油やグリースのような強固な汚れを取り除き、しかも皮膚のあれを最小限にとどめるために非イオン性界面活性剤とスクラブ粒子を含有する皮膚清浄用化粧料が用いられてきており、特許文献1〜7に等開示されている。
しかしながら従来用いられてきた配合においては使用後にベタツキ感が残り、使用者の満足を得られないという問題点があった。
【0003】
【特許文献1】特開平2−80497号公報
【特許文献2】特開昭62−135598号公報
【特許文献3】特開平4−91018号公報
【特許文献4】特開平4−331294号公報
【特許文献5】特開平7−126152号公報
【特許文献6】特開平10−25239号公報
【特許文献7】米国特許3645904号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、使用後にベタツキ感が残らない身体清浄用化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者はかかる問題を解決するために鋭意検討を行った結果、使用後のベタツキ感の原因が、用いられる界面活性剤にあることを見出し、特定の高使用感界面活性剤を用いることによって解決することを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記に記載する通りの特定の高使用感界面活性剤を配合してなる身体清浄用化粧料である。
(1)ポリオキシエチレン残基およびオキシプロピレン残基からなる親水基を有する非イオン性界面活性剤とスクラブ粒子を含有することを特徴とする身体洗浄用化粧料。
(2)ポリオキシエチレンオキシプロピレンラウリルエーテルを界面活性剤として配合し、スクラブ粒子を含有することを特徴とする身体清浄用化粧料。
(3)スクラブ粒子として有機質粒子を3〜20質量%を含有する事を特徴とする(1)または(2)に記載の身体清浄用化粧料。
(4)増粘剤を含有する事を特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
(5)増粘剤が合成高分子であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
(6)スクラブ粒子が生分解性有機質粒子であることを特徴とする(1)〜(のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
(7)手指の清浄に用いられる事を特徴とする(1)〜(6)のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、使用後のべたつき感を低減し、著しく使用感が改善された身体清浄用化粧料が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明は、必須成分として特定の高使用感界面活性剤を含有する。更に、本発明は手指、足、胴体、顔、頭部を洗浄する用途に用いることが可能であるが、手指に付着した油、錆、カーボン等の強固な汚れを除去するのに最適である。
また、本発明に用いられる特定の高使用感界面活性剤は、高使用感界面活性剤であり具体的には、
陽イオン性界面活性剤としては:
アンモニウム系では;
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルペンタエトキシアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、カチオン化セルロース、
アミド系では;
アシルジエチルアミノエチルアミド、アシルジメチルアミノプロピルアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、
その他では;
ミリスチルジメチルアミンオキシド、
【0008】
両イオン性界面活性剤としては:
ベタイン系では;
脂肪酸残基の炭素数が13以上のアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アシルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
イミダゾリニウム系では;
N−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アルキル−N―カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン・ラウリル硫酸およびその塩、
グリシン型では;
ポリオクチルポリアミノエチルグリシン、
アミノプロピオン酸型では;
アルキルアミノプロピオン酸、アルキルアミノジプロピオン酸、
【0009】
陰イオン性界面活性剤としては:
石鹸では;
炭素数が17以下のナトリウム石鹸、
アミノ酸系では;
脂肪酸残基の炭素数が17以下のアシルサルコシンおよびその塩、アシルアミノ酸およびその塩(ただし、アシルグルタミン酸トリエタノールアミン塩は洗い落とし時にヌルツキがあるので本願発明の目的には適さない)、
アシル化ペプチドおよびその塩(ただし、アシル化ペプチドナトリウム塩はベタツキがあるので本願発明の目的には適さない)
ポリオキシアルキレン付加物では;
ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸およびその塩、
リン酸系では;
アルキルリン酸およびそのカリウム塩またはアルカノールアミン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸およびその塩、
スルホコハク酸系では;
スルホコハク酸ジアルキルおよびその塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸アルキルエーテルおよびその塩、
アルキルフェノール系では;
アルキルフェノールエーテルリン酸エステルおよびその塩、
【0010】
非イオン性界面活性剤としては:
ポリオキシアルキレンエーテル系では;
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンステロール、ポリオキシエチレン水素添加ステロール、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物
リン脂質としては;
レシチン、
エステル系では;
プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸残基の炭素数が17以下のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸残基が飽和炭素鎖であるポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、
から選ぶことが出来、さらに、この中でも非イオン性界面活性剤は刺激性が特に低い点が優れており、次いで両イオン性界面活性剤、陽イオン生界面活性剤、陰イオン性界面活性剤の順に優れる。一方、洗浄力の高さから清潔になったと感じる爽快感を与える効果は陰イオン性界面活性剤が最も優れ、陽イオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤の順である。
【0011】
とりわけ、非イオン性界面活性剤の中でもポリオキシアルキレンエーテル系の方がエステル系やリン脂質よりも製剤の安定性で勝っており、環境中での分解性の高さではエステル系、リン脂質系がポリオキシアルキレン付加物よりも優れている。
また、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルは最も使用感が好適で、これに次いでポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの順で優れている。
【0012】
また、陰イオン性界面活性剤は泡立ちが良く、洗浄力に優れ、使用感がさっぱりとしているので使用者に爽快感を与える効果に優れている。ポリオキシアルキレン付加物の中ではポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸の順に使用感がよい。
また、陰イオン性界面活性剤の中では、アミノ酸系、ポリオキシアルキレン付加物、スルホコハク酸系、石鹸、リン酸系、アルキルフェノール系の順に刺激性が少なく、アルキルフェノール系、リン酸系、石鹸、スルホコハク酸系、ポリオキシアルキレン付加物、アミノ酸系、の順に洗浄力が高い点で好適である。
【0013】
より更に好ましくは、直鎖脂肪族の疎水基を有する非イオン性界面活性剤であることが望ましく、更に好ましくは非イオン性界面活性剤がポリオキシプロピレンを親水基として有するものまたは炭素数16以上の飽和または不飽和炭素鎖を疎水基として有するものであることがのぞましい。
【0014】
また、本発明の身体清浄用化粧料は、スクラブ粒子を含有させることによって洗浄力を増強し、界面活性剤の含有量を必要最小限とすることが望ましく、スクラブ粒子として有機質粒子3〜20質量%を含むものが最適である。すなわち、スクラブ粒子として含有する粒子としては皮膚を傷つけない適当な硬度を持つものとして有機質粒子であることが好ましく、中でも粒子径分布、粒子形状が揃っているという点では合成高分子が好ましく、とりわけ高密度および低密度のポリエチレン粒子が最適である。一方、環境中での分解性の良さでは動植物由来の物であることが好ましい。
更に、本発明の身体清浄用化粧料は増粘剤を含有することによりスクラブ粒子の均一な分散状態を維持することが望ましく、更に好ましくは増粘剤として合成高分子を用いることによりベタツキの少ない良好な使用感を得ることが出来る。
【0015】
また、本発明の身体清浄用化粧料は生分解性有機質粒子をスクラブ粒子として含有することにより、より環境に適合したものとすることが出来る。
生分解性有機質粒子としてはキトサン/セルロース/でん粉混合物粒子、でん粉/ポリビニルアルコール混合物粒子、ポリエステルカーボネート粒子、ポリエチレンサクシネート粒子、ポリカプロラクトン系樹脂粒子、ポリグリコール酸粒子、ポリテトラメチレンアジペート・コ・テレフタレート粒子、ポリブチレンアジペートテレフタレート粒子、ポリブチレンサクシネート・コ・アジペート・コ・テレフタレート粒子、ポリブチレンサクシネートアジペート粒子、ポリブチレンサクシネートカーボネート粒子、ポリブチレンサクシネートテレフタレート粒子、ポリブチレンサクシネート粒子およびポリ乳酸粒子を用いることが適当であり、好ましくはポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペートまたはポリ乳酸の粒子から選ばれる一種または二種以上であり、更に好ましくはポリブチレンサクシネートアジペートまたはポリ乳酸であり、より更に好ましくはポリブチレンサクシネートアジペートを含有する。
【0016】
一方、本発明の身体清浄用化粧料は、発明の効果を阻害しない範囲において通常化粧料等に用いられる他の成分と適宜、併用しうる。例えば、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、カオリン、ラウロイルリジン、二酸化チタン、二酸化亜鉛等の粉末成分;ホホバ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、月見草油、ミンク油、ナタネ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、トーモロコシ油、カカオ油、ヤシ油、コメヌカ油、オリーブ油、アーモンド油、ごま油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック油、ヒマシ油、ミンク油、綿実油、モクロウ、パーム油、パーム核油、卵黄油、ラノリン、スクワレン等の天然動植物油脂類、合成トリグリセライド;スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフィン等の炭化水素類;カルナバウロウ、パラフィンワックス、鯨ロウ、ミツロウ、キヤンデリラワックス、ラノリン等のワックス類;セタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール類;
【0017】
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、軟質ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸類;コレステリル−オクチルドデシル−ベヘニル等のコレステロールおよびその誘導体;イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2エチルヘキサン酸グリセロール、ブチルステアリン酸、リノール酸エチル等のエステル類;ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリトリトールエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル等の極性オイル;
【0018】
その他、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサンエマルション、高重合メチルポリシロキサン(1)および(2)、トリメチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン(2)等、更にはアミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、片末端反応性シリコーン、異種官能基変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、親水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸含有シリコーン、フッ素変性シリコーン等の各種誘導体を含むシリコーン類;
【0019】
パラアミノ安息香酸およびその誘導体、ホモメチル−7N−アセチルアラントイラニレート、ブチルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイ皮酸ーモノー2ーエチルヘキサン酸グリセリル、オクチルシンナメート等のパラメトキシケイ皮酸誘導体、アミルサリシレート等のサリチル酸誘導体、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エチルヘキシル、酢酸液状ラノリン、コガネバナ根抽出エキス、トリアニリノ−p−カルボエチルヘキシルオキシ−トリアジン等の紫外線吸収剤;アルブチン、コウジ酸、リン酸アスコルビン酸マグネシウムなどのアスコルビン酸およびその誘導体、グルタチオン、甘草エキス、チョウジエキス、茶抽出物、アスタキサンチン、牛胎盤エキス、トコフェロールおよびその誘導体、トラネキサム酸およびその塩、アズレン、γ−ヒドロキシ酪酸等の美白成分;
【0020】
マルチトール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコール、ピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダ、クエン酸ソーダなど有機酸およびその塩、ヒアルロン酸ソーダなどヒアルロン酸およびその塩、酵母および酵母抽出液の加水分解物、酵母培養液、乳酸菌培養液など醗酵代謝産物、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性蛋白、コラーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のぺプチド類およびその塩、トレハロース、キシロビオース、マルトース、ラフィノース、メリビオース、蔗糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の糖類、結晶性セルロース、非結晶性セルロース、キシラン、マンナン、ガラクタン、アラビナン、アラビノキシラン等の多糖類およびその誘導体、水溶性キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸およびその塩等のグリコサミノグリカンおよびその塩、グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物、アロエ、マロニエ等の植物抽出液、トリメチルグリシン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、スクワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA等の核酸関連物質等の保湿剤;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、デンプン、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、メチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、ニトロセルロース、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド等の増粘剤;
【0021】
エチレンジアミン四酢酸およびその塩類、ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸およびその塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類などの金属イオン封鎖剤;エタノール、プロピレングリコール、1,3ーブチレグリコール等の有機溶剤、ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸等の酸化防止剤;安息香酸およびその塩、サリチル酸およびその塩、ソルビン酸およびその塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチルパラベン、ブチルパラベン等)およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩類、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノール、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニド、酢酸トコフェロール、ジンクピリチオン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、ヘキサクロロフェン等の抗菌・防腐剤;
【0022】
クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸等の有機酸;ビタミンA及びその誘導体;ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体等のビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類、αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロール等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸等のビタミン類;
【0023】
ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)グリチルレチン酸およびその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、サポニン類(キラヤサポニン、アズキサポニン、ヘチマサポニン等)トラネキサム酸、パントテルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファランチン、ビタミンEおよびその誘導体、ガンマーオリザノールなどの血行促進剤;トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどの局所刺激剤、各種ビタミンやアミノ酸などの栄養剤、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤;酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などの収斂剤;メントール、カンフルなどの清涼剤;抗ヒスタミン剤;トコフェロール類、BHA、BHT、没食子酸、NDGAなどの酸化防止剤等の各種薬剤;
【0024】
サッカロマイセスなどの酵母、糸状菌、バクテリア、牛胎盤、人胎盤、人臍帯、酵母、牛コラーゲン、牛乳由来蛋白、小麦、大豆、牛血液、ブタ血液、鶏冠、カミツレ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカバ、茶、トマト、ニンニク、ハマメリス、バラ、ヘチマ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウカ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等の動植物・微生物およびその一部から有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出または加水分解して得た天然エキス;色素;香料;精製水等を配合することができる。
【0025】
この内粉末成分との併用は、物理的な摩擦効果によって洗浄力を高めると共に、粒子表面に汚れを吸着することで有効である。
また、油性成分との併用は油性成分の溶剤効果により油性の汚れを可溶化する効果があるために洗浄力の向上に適している。油性成分の中でも、シリコーン類との併用は使用後にさっぱりした感触を与える為に特に有効である。
さらに、保湿剤を併用することは過剰な脱脂による皮膚の荒れを防止することが出来、使用感の向上に寄与する。
【0026】
金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、防腐剤との併用は長期間または過酷な使用条件下における製品の変化を防止し、良好な使用感を提供しつづける上で有効である。
【実施例】
【0027】
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されるものではない。
[実施例1]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(5)ラウリルエーテル 15質量部
ミリスチルジメチルアミンオキシド 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0028】
[実施例2]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
プロピレングリコールオレイン酸エステル 15質量部
ポリオキシエチレン(40)ソルビタンヤシ油脂肪酸エステル 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0029】
[実施例3]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
デカグリセリンジステアリン酸エステル 15質量部
ポリエチレングリコール(10)ラウリン酸エステル 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0030】
[実施例4]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(6)ソルビットラウリン油脂肪酸エステル 15質量部
ポリオキシエチレン(10)ラノリン 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0031】
[実施例5]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(60)ヒマシ油 15質量部
グリセリンモノステアリン酸エステル 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0032】
[実施例6]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(15)グリセリンステアリン酸エステル 15質量部
ソルビタンヤシ油脂肪酸エステル 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0033】
[実施例7]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム液 50質量部
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテルリン酸エステルナトリウム液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0034】
[実施例8]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム液 50質量部
ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0035】
[実施例9]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテルスルホン酸カリウム液 50質量部
ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリルエーテルカリウム液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0036】
[実施例10]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン液 50質量部ラウリルフェノールエーテルリン酸エステルトリエタノールアミン液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0037】
[実施例11]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル(HLB15) 5.0質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル(HLB11) 7.0質量部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2) 2.0質量部
ポリオキシエチレンラノリン 0.5質量部
高融点ポリエチレン末(懸濁重合) 8.0質量部
カルボキシビニルポリマー 0.3質量部
プロピレングリコール 2.0質量部
グリセリン 1.0質量部
塩化ベンザルコニウム 0.1質量部
パラオキシ安息香酸メチル 0.01質量部
エデト酸2ナトリウム 0.05質量部
香料 0.05質量部
水道水 73.99質量部
を混合し、攪拌分散して使用感の優れた洗浄剤組成物を得た
【0038】
[実施例12]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル(HLB15) 4.0質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル(HLB11) 6.0質量部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2) 2.0質量部
低融点ポリエチレン末(粉砕) 8.0質量部
カルボキシビニルポリマー 0.4質量部
ポリオキシエチレンラノリン 0.5質量部
グリセリン 1.0質量部
プロピレングリコール 2.0質量部
塩化ベンザルコニウム 0.1質量部
パラオキシ安息香酸メチル 0.01質量部
植物エキス 0.05質量部
エデト酸2ナトリウム 0.05質量部
色素 0.002質量部
香料 0.05質量部
水 75.838質量部
を混合し、攪拌分散して使用感の優れた洗浄剤組成物を得た
【0039】
[実施例13]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル(HLB15) 4.0質量部
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル(HLB11) 6.0質量部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2) 2.0質量部
ポリブチレンサクシネートアジペート(粉砕) 5.0質量部
カルボキシビニルポリマー 0.4質量部
ポリオキシエチレンラノリン 0.5質量部
グリセリン 1.0質量部
プロピレングリコール 2.0質量部
塩化ベンザルコニウム 0.1質量部
パラオキシ安息香酸メチル 0.01質量部
植物エキス 0.05質量部
エデト酸2ナトリウム 0.05質量部
色素 0.002質量部
香料 0.05質量部
水 75.838質量部
を混合し、攪拌分散して使用感の優れた洗浄剤組成物を得た
【0040】
[比較例1]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル 15質量部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
水 66.1質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0041】
[比較例2]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 15質量部
ラウリルジメチルアミンオキシド 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0042】
[比較例3]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル 15質量部
ポリオキシエチレン(6)ソルビタンモノステアレート 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0043】
[比較例4]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(6)ソルビトールテトラオレエート 15質量部
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0044】
[比較例5]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(7)ラウリルエーテル 15質量部
ミリスチン酸モノエタノールアミド 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0045】
[比較例6]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(4.2)ラウリルエーテル 15質量部
塩化ベンザルコニウム液 3質量部
プロピレングリコール 5質量部
ラノリン 0.5質量部
香料 0.2質量部
カルボキシビニルポリマー 0.2質量部
トリエタノールアミン 0.1質量部
水 66質量部
を混合し、攪拌溶解した物に
ポリエチレン粉末 10質量部
を混合し、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0046】
[比較例7]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ポリオキシエチレン(5)ラウリルフェニルスルホン酸ナトリウム液 50質量部
ミリスチン酸カリウム液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0047】
[比較例8]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
ラウリルスルホン酸ナトリウム液 50質量部
ラウリル硫酸ナトリウム液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
【0048】
[比較例9]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン液 50質量部
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミド液 25質量部
香料 0.1重量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た
【0049】
[比較例10]
下記組成により手指清浄用化粧料を得た。
N−ヤシ油脂肪酸アシル加水分解タンパクナトリウム液 50質量部
N−ヤシ油脂肪酸アシルサルコシンナトリウム液 25質量部
香料 0.1質量部
ポリビニルアルコール 1質量部
水 9.4質量部
を混合、攪拌溶解し、さらに
ナイロンパウダー 14.5質量部
を混合、攪拌分散して洗浄剤組成物を得た。
<評価>
実施例1乃至12および比較例1乃至10について20名の男女のパネラーにより官能評価を行い、「使用後にべたつきを感じる」と評価した人数を数えた。
その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】

【0051】
実施例1乃至12および比較例1乃至10について20名の男女のパネラーにより官能評価を行い、「使用後に爽快感が不足する」と評価した人数を数えた。その結果を表2に示す。
【0052】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリオキシエチレン残基およびオキシプロピレン残基からなる親水基を有する非イオン性界面活性剤とスクラブ粒子を含有することを特徴とする身体洗浄用化粧料。
【請求項2】
ポリオキシエチレンオキシプロピレンラウリルエーテルを界面活性剤として配合し、スクラブ粒子を含有することを特徴とする身体清浄用化粧料。
【請求項3】
スクラブ粒子として有機質粒子を3〜20質量%を含有する事を特徴とする請求項1または2に記載の身体清浄用化粧料。
【請求項4】
増粘剤を含有する事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
【請求項5】
増粘剤が合成高分子であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
【請求項6】
スクラブ粒子が生分解性有機質粒子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。
【請求項7】
手指の清浄に用いられる事を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の身体清浄用化粧料。

【公開番号】特開2006−16402(P2006−16402A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−226297(P2005−226297)
【出願日】平成17年8月4日(2005.8.4)
【分割の表示】特願2002−123414(P2002−123414)の分割
【原出願日】平成14年4月25日(2002.4.25)
【出願人】(303046314)旭化成ケミカルズ株式会社 (2,513)
【Fターム(参考)】