説明

車両の側部構造

【課題】乗員の利便性を確保しながら、車体上部からの衝撃に対する車体側部の剛性を向上すること。
【解決手段】車体側部に形成された上下方向に延びるピラー10と、ピラー10の上下方向上端部に接続され、車両前後方向に延びるルーフサイドレール20と、ピラー10とルーフサイドレール20との接続部を補強する補強部材30と、を備えた車両の側部構造であって、補強部材30が、ピラー10に沿って延びる補強部31と、補強部31の上下方向上端部からルーフサイドレール20に沿って延びる補強部32と、補強部31、補強部32の少なくともいずれか一方に一体的に形成され、かつ、補強部31と補強部32とに渡って設けられると共に乗員が把持可能に形成された把持部33と、を備えたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の側部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、車両の側部には、インナパネルとアウタパネルとの間に補強部材を配設することにより閉断面を形成したルーフサイドレールが配設される(特許文献1)。このルーフサイドレールには、上下方向に延びるピラーが接続され、その接続部に略T字状の補強部材が設けられ、更にルーフサイドレールとピラーとを連結するように上下方向に延びる把持部が設けられることがある。
【特許文献1】特開平9−277864号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、例えば、車両の横転時等のように、車体上部に大きな衝撃が加わった際に、上述の略T字状の補強部材を設けただけでは、乗員の安全性は確保可能ではあってもピラーが折れ曲がったり座屈したりして車体が大きく変形してしまう可能性がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、乗員の利便性を確保しながら、車体上部からの衝撃に対する車体側部の剛性を向上することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明においては、車体側部に形成された上下方向に延びるピラーと、前記ピラーの上下方向上端部に接続され、車両前後方向に延びるルーフサイドレールと、前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続部を補強する補強部材と、を備えた車両の側部構造であって、前記補強部材が、前記ピラーに沿って延びるピラー補強部と、前記ピラー補強部の上下方向上端部から前記ルーフサイドレールに沿って延びるルーフサイドレール補強部と、前記ピラー補強部、前記ルーフサイドレール補強部の少なくともいずれか一方に一体的に形成され、かつ、前記ピラー補強部と前記ルーフサイドレール補強部とに渡って設けられると共に乗員が把持可能に形成された把持部と、を備えたことを特徴とする車両の側部構造が提供される。
【0006】
本発明によれば、前記補強部材が、前記ピラー補強部と前記ルーフサイドレール補強部とに渡って設けられると共に乗員が把持可能に形成された把持部を備えたため、乗員の利便性を確保しながら、車体上部からの衝撃に対する車体側部の剛性を向上することができる。
【0007】
また、本発明においては、前記ピラー補強部は、前記ルーフサイドレール補強部と一体的に形成される構成であってもよい。この構成によれば、前記ピラー補強部が前記ルーフサイドレール補強部と一体的に形成されたため、部品点数の削減と加工工程の短縮ができる。また、前記ルーフサイドレール補強部が受けた荷重を効率良く前記ピラー補強部へ伝達でき、前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続部が座屈するのを効果的に抑制することができる。
【0008】
また、本発明においては、前記補強部材は、前記車両の側面視で前記ピラー補強部、前記ルーフサイドレール補強部及び前記把持部によって囲まれた囲み領域を形成する構成であってもよい。この構成によれば、前記補強部材が前記囲み領域を形成するため、前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続強度を更に向上することができる。
【0009】
また、本発明においては、前記ピラーの車両前後方向前方又は後方の少なくともいずれか一方に設けられ、乗員が乗降するための開口部を更に備えた構成であってもよい。この構成によれば、前記ピラーの車両前後方向前方又は後方の少なくともいずれか一方に前記開口部が形成されている場合には、車体側部の剛性が低下するため、前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続強度をより効果的に向上することができる。また、前記開口部を用いて乗員が降車する際に、前記把持部を使用することができるため、乗員の利便性を更に向上することができる。
【0010】
また、本発明においては、前記把持部は、前記車両の側面視で前記開口部に重なる位置に設けられる構成であってもよい。この構成によれば、前記把持部が前記開口部に重なる位置に設けられるため、前記囲み領域を大きく確保することができる。これにより、前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続強度を更に向上することができる。また、前記把持部が前記開口部に重なる位置に設けられるため、乗員が乗車する際に把持部を目視し易く、乗員の利便性を更に向上することができる。
【0011】
また、本発明においては、前記把持部は、前記ルーフサイドレールから上下方向下方に延びる下方延伸部と、前記下方延伸部に連設され、車両前後方向後方下方又は前方下方に傾斜して前記ピラーまで延在する傾斜部とを有する構成であってもよい。この構成によれば、前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続強度を向上しながら、前記把持部としての利便性を向上することができる。
【0012】
また、本発明においては、前記把持部は、前記車両の側面視で前記ピラー補強部及び前記ルーフサイドレール補強部に重なる位置に設けられ、前記ピラー補強部及び前記ルーフサイドレール補強部から離間して形成されたフランジ部を有する構成であってもよい。この構成によれば、前記把持部が前記車両の側面視で前記ピラー補強部及び前記ルーフサイドレール補強部に重なる位置に設けられ、前記ピラー補強部及び前記ルーフサイドレール補強部から離間して形成されたフランジ部を有するため、車室内空間を狭めることなく乗員の利便性を向上することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、乗員の利便性を確保しながら、車体上部からの衝撃に対する車体側部の剛性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で以下の実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【0015】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の側面図である。図2は、第1の実施形態に係る車両の側部を示す斜視図である。図3は、図2のA1−A1線に沿った断面図である。図4は、図2のB1−B1線に沿った断面図である。図5は、トリムボード12fの取付手順を示す図である。
【0016】
本発明に係る車両の側部構造は、車体側部に形成された上下方向に延びるピラー10と、ピラー10の上下方向上端部に接続され、車両前後方向に延びるルーフサイドレール20と、センターピラー12とルーフサイドレール20との接続部を補強する補強部材30とを備える。
【0017】
ピラー10は、フロントピラー11(Aピラーとも呼ばれる)と、センターピラー12(Bピラーとも呼ばれる)と、リアピラー13(Cピラーとも呼ばれる)とを有する。センターピラー12の車両前後方向前方及び後方には、乗員が乗降するための開口部41、42が形成される。リアピラー13の車両前後方向後方には、リアウインドウを配設するための開口部43が形成される。ピラー10の車両前後方向前方及び後方に開口部41、42、43が形成されている場合には、特に車体側部の剛性が低下するため、後述する補強部材30が必要となる。
【0018】
センターピラー12は、補強部材12aと、補強部材12aの車室内側に溶接等で接合されたインナパネル12bと、補強部材12aの車室外側に接合されたアウタパネル12cとを有する。すなわち、補強部材12aは、センターピラー12の剛性を向上させるため、インナパネル12bとアウタパネル12cとの間に挟まれて介在している。また、センターピラー12は、インナパネル12bとアウタパネル12cとにより閉断面を形成している。インナパネル12bの車室内側には、後述の補強部材30が溶接等で接合される。更に、補強部材30の車室内側には、内装用のトリムボード12fが係合ピン等により取り付けられる。トリムボード12fは、図5で示すように、2つのボード12f−1、12f−2を有し、これらの間に後述の把持部33を挟み込むように取り付けられる。これにより、把持部33が安全に使用可能となる。センターピラー12の車両前後方向前方側及び後方側のフランジ部12dには、図示しないサイドドアとの水漏れを防止する防水用ゴム12e(シーミングウェルトとも呼ばれる)が取り付けられる。
【0019】
ルーフサイドレール20は、補強部材21と、補強部材21の車室内側に溶接等で接合されたインナパネル22と、補強部材21の車室外側に溶接等で接合されたアウタパネル23とを有する。すなわち、補強部材23は、ルーフサイドレール20の剛性を向上させるため、インナパネル22とアウタパネル23との間に挟まれて介在している。また、ルーフサイドレール20は、インナパネル22とアウタパネル23とにより閉断面を形成している。
【0020】
ルーフサイドレール20の車幅方向外側のフランジ部24には、防水用ゴム25(シーミングウェルトとも呼ばれる)が取り付けられる。また、ルーフサイドレール20の車幅方向内側のフランジ部26には、ルーフ50が溶接等で接合される。インナパネル22の車室内側には、内装用のトリムボード27が係合ピン等により取り付けられる。なお、ルーフサイドレール20には、図示しないが、センターピラー12の上下方向上端部が溶接等で接合される。
【0021】
補強部材30は、ピラー10に沿って延びる補強部31(ピラー補強部)と、補強部31の上下方向上端部からルーフサイドレール20に沿って延びる補強部32(ルーフサイドレール補強部)と、補強部32に一体的に形成され、かつ、補強部31から補強部32に渡って設けられると共に乗員が把持可能に形成された把持部33と、を備える。
【0022】
補強部31、32は、本実施形態では、一体的に形成された略T字状の部材が用いられる。補強部31、32は、センターピラー12のインナパネル12b及びルーフサイドレール20のインナパネル22に車室側から溶接等で接合される。なお、補強部32は、本実施形態では、補強部31に対して車両前後方向前方及び後方の双方に延びて略T字状に形成されるものとするが、いずれか一方にだけ延びてL字状に形成されるものであってもよい。
【0023】
把持部33は、本実施形態では、補強部32と一体的に形成された部材が用いられる。すなわち、把持部33は、一方端部が補強部32の車両前後方向前端部と一体となっており、他方端部が補強部31にボルト締結又は溶接等により接合される。把持部33は、本実施形態では、補強部32の車両前後方向前端部近傍から延びて補強部31の上下方向下端部近傍に固定されてトラス構造を形成している。
把持部33は、ルーフサイドレール20から上下方向下方に延びる下方延伸部33aと、下方延伸部33aに連設され、車両前後方向後方下方又は前方下方に傾斜してピラー10まで延在する傾斜部33bとを有する。これにより、ピラー10とルーフサイドレール20との接続強度を向上しながら、把持部としての利便性を向上することができる。また、車両の要求特性に応じて、下方延伸部33aと傾斜部33bとのバランスを調整することができる。
【0024】
補強部材30は、車両の側面視で補強部31、32及び把持部33によって囲まれた囲み領域Sを形成する。これにより、補強部材30が囲み領域Sを形成するため、ピラー10とルーフサイドレール20との接続強度を更に向上することができる。
【0025】
把持部33は、車両の側面視で開口部41に重なる位置に設けられる。これにより、囲み領域Sを大きく確保することができるため、ピラー10とルーフサイドレール20との接続強度を更に向上することができる。また、車室内のシートに乗降する際に把持しやすい位置に把持部を配置することができる。
【0026】
以上述べた通り、本実施形態によれば、補強部31、32に加えて把持部33を設けたため、車体上部に大きな衝撃が加わった際に、ピラー10とルーフサイドレール20との接続強度を向上することができる。また、把持部33がルーフサイドレール20からの衝撃を効率よくセンターピラー12を介して、車体下部に伝達することにより補強部31の上下方向下端部での折れ曲がりや座屈を抑制することができる。更に、把持部33を設けたことにより、乗員の利便性を向上することができる。
【0027】
なお、本実施形態では、センターピラー12の車両前後方向前方に形成される補強部材についてのみ説明したが、センターピラー12の車両前後方向後方に同様の把持部33を配設してもよいし、リアピラー13の車両前後方向前方や後方に同様の把持部33を設けても構わない。リアピラー13の車両前後方向前方や後方に把持部33を配設する場合には、例えば、3列目のシートに対して乗降する際に、把持部として用いることができる。
【0028】
<第2の実施形態>
上述の第1の実施形態では、把持部33は、一方端部が補強部32の車両前後方向前端部と一体に形成され、他方端部が補強部31にボルト等で固定されるものとしたが、本実施形態では、把持部33の双方の端部が一体的に形成されている点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
図6は、第2の実施形態に係る車両の側部構造を示す斜視図である。図7において、(a)は成形前の補強部材30を示す斜視図であり、(b)は成形後の補強部材30を示す斜視図である。
【0030】
把持部33は、補強部31、32と一体的に形成される。すなわち、補強部材30は、1枚の薄板鋼板を用いて形成され、形状を成形する前に外周及び孔部をトリムしておく(図7(a)参照)。その後、このトリムされたパネルの成形等を行って、図7(b)で示すように、補強部31、32及び把持部33が一体的に形成された補強部材30を得る。なお、薄板鋼板が成形困難である場合には、図7(a)で示すように、予め薄板鋼板に切欠きa1等を設けておいても良い。
【0031】
以上述べた通り、本実施形態によれば、把持部33が、補強部31、32と一体的に形成されたため、1つの部品を成形するだけで補強部31、32に加えて、把持部として使用可能である把持部33を形成することができる。これにより、部品点数や組付工数を削減することができる。
【0032】
<第3の実施形態>
上述の第1及び第2の実施形態では、把持部33が車両の側面視で開口部41に重なる位置で囲み領域Sを形成するように設けられたが、本実施形態では、把持部33が開口部41の周縁に設けられる点で異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0033】
図8は、第3の実施形態に係る車両の側部構造を示す斜視図である。図9は、図8のA2−A2線に沿った断面図である。図10は、図8のB2−B2線に沿った断面図である。
【0034】
把持部33は、車両の側面視で補強部31、32に重なる位置に設けられ、補強部31、32から離間して形成されたフランジ部33cを有する。フランジ部33cは、本実施形態では、補強部31及び32と一体的に形成される。すなわち、フランジ部33cは、補強部31、32の上下方向上端部が車室内側に折り曲げられて形成される。つまり、補強部材30は、開口部41の周縁に設けられることとなる。本実施形態では、センターピラー12とルーフサイドレール20の接続部の両脇に設けられる。
【0035】
以上述べた通り、本実施形態によれば、把持部33が車両の側面視で補強部31、32に重なる位置に設けられ、補強部31、32から離間して形成されたフランジ部33cを有するため、車室内空間を狭めることなく車体側部の剛性及び乗員の利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両の側面図である。
【図2】第1の実施形態に係る車両の側部を示す斜視図である。
【図3】図2のA1−A1線に沿った断面図である。
【図4】図2のB1−B1線に沿った断面図である。
【図5】トリムボード12fの取付手順を示す図である。
【図6】第2の実施形態に係る車両の側部構造を示す斜視図である。
【図7】(a)は成形前の補強部材30を示す斜視図であり、(b)は成形後の補強部材30を示す斜視図である。
【図8】第3の実施形態に係る車両の側部構造を示す斜視図である。
【図9】図8のA2−A2線に沿った断面図である。
【図10】図8のB2−B2線に沿った断面図である。
【符号の説明】
【0037】
10 ピラー
20 ルーフサイドレール
30 補強部材
31 補強部(ピラー補強部)
32 補強部(ルーフサイドレール補強部)
33 把持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体側部に形成された上下方向に延びるピラーと、
前記ピラーの上下方向上端部に接続され、車両前後方向に延びるルーフサイドレールと、
前記ピラーと前記ルーフサイドレールとの接続部を補強する補強部材と、
を備えた車両の側部構造であって、
前記補強部材が、
前記ピラーに沿って延びるピラー補強部と、
前記ピラー補強部の上下方向上端部から前記ルーフサイドレールに沿って延びるルーフサイドレール補強部と、
前記ピラー補強部、前記ルーフサイドレール補強部の少なくともいずれか一方に一体的に形成され、かつ、前記ピラー補強部と前記ルーフサイドレール補強部とに渡って設けられると共に乗員が把持可能に形成された把持部と、
を備えたことを特徴とする車両の側部構造。
【請求項2】
前記ピラー補強部は、前記ルーフサイドレール補強部と一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両の側部構造。
【請求項3】
前記補強部材は、前記車両の側面視で前記ピラー補強部、前記ルーフサイドレール補強部及び前記把持部によって囲まれた囲み領域を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の側部構造。
【請求項4】
前記ピラーの車両前後方向前方又は後方の少なくともいずれか一方に設けられ、乗員が乗降するための開口部を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両の側部構造。
【請求項5】
前記把持部は、前記車両の側面視で前記開口部に重なる位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載の車両の側部構造。
【請求項6】
前記把持部は、前記ルーフサイドレールから上下方向下方に延びる下方延伸部と、前記下方延伸部に連設され、車両前後方向後方下方又は前方下方に傾斜して前記ピラーまで延在する傾斜部とを有することを特徴とする請求項5に記載の車両の側部構造。
【請求項7】
前記把持部は、前記車両の側面視で前記ピラー補強部及び前記ルーフサイドレール補強部に重なる位置に設けられ、前記ピラー補強部及び前記ルーフサイドレール補強部から離間して形成されたフランジ部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の側部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−143289(P2010−143289A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−320125(P2008−320125)
【出願日】平成20年12月16日(2008.12.16)
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】