説明

車両の内装構造

【課題】ストライカをホイールハウスに設けた場合に、ライニングに形成するストライカ挿通孔を必要最小限の大きさにすることができる車両の内装構造を提供する。
【解決手段】シートクッションの下部に設けられたラッチと、車体に設けられラッチに係合可能なストライカ24とによりロック機構が構成され、このロック機構を解除してシートを跳ね上げることが可能な車両の内装構造において、ストライカ24がホイールハウスに設けられ、ホイールハウスを覆うリヤホイールハウスライニング93にストライカ24を露出させる開口部120が設けられ、開口部120が、ストライカ挿通孔105からストライカ24の上部を突出させるストライカリッド100によって閉塞されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の内装構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
着座姿勢のシートバックをシートクッションの上に重ね合わせ、シートバックとともにシートクッションを後方回転可能にした所謂跳ね上げ式シートでは、シートクッションを車体に対して係合離脱させるロック機構を備えている。従来、このロック機構は、車体フロアに固定されたストライカと、シートクッションの底部に設けられたラッチとから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−94996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シートの取り付け位置の関係から、ストライカを車体フロアに設けられず、例えばホイールハウスに起立姿勢に設置せざるを得ない場合には、ホイールハウスの車室内側に配置されたライニングからストライカを突出させなければならない。
【0005】
ここで、ライニングの取り付けには、ホイールハウスにストライカを固定した後、ライニングを車室内側から車幅方向外側へ水平移動して取り付けるため、ライニングに予めストライカを挿通させるストライカ挿通孔を設けておく。
【0006】
ところが、前述の如くライニングを水平移動して取り付けるため、ストライカ挿通孔が大きくなり、ライニング取り付け後に、ストライカ挿通孔においてストライカが占有している以外の部分が開口として残ってしまう。そうなると、その開口から内部が覗かれてしまい、見栄えが悪いという課題がある。
【0007】
そこで、この発明は、ストライカをホイールハウスに設けた場合に、ストライカ挿通孔を必要最小限の大きさにすることができる車両の内装構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係る車両の内装構造では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、シートクッション(例えば、後述する実施例におけるシートクッション5)の下部に設けられたラッチ(例えば、後述する実施例におけるラッチ22)と、車体に設けられ前記ラッチに係合可能なストライカ(例えば、後述する実施例におけるストライカ24)とによりロック機構が構成され、このロック機構を解除してシート(例えば、後述する実施例における第2リヤシート4)を跳ね上げることが可能な車両の内装構造において、前記ストライカがホイールハウス(例えば、後述する実施例におけるリヤホイールハウス83)に設けられ、前記ホイールハウスを覆うライニング(例えば、後述する実施例におけるリヤホイールハウスライニング93)に前記ストライカを露出させる開口部(例えば、後述する実施例における開口部120)が設けられ、該開口部が、ストライカ挿通孔(例えば、後述する実施例におけるストライカ挿通孔105)から前記ストライカの上部を突出させるリッド(例えば、後述する実施例におけるストライカリッド100)によって閉塞されていることを特徴とする車両の内装構造である。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記ホイールハウスからはサスペンションのダンパのメンテナンス部(例えば、後述する実施例におけるダンパロッド70、フランジナット71)が突出しており、前記リッドを外したときに前記開口部を介して前記メンテナンス部に対しメンテナンス作業を可能としたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、ライニングを車体に固定するときにはライニングを車室内側から車幅方向外側へ水平移動して取り付けるが、ライニングの開口部にリッドを取り付けるときには開口部の上からリッドを下方へ移動して取り付けることができるので、リッドのストライカ挿通孔を最小にすることができ、リッド装着後の見栄えがよい。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、リッドがダンパメンテナンス用のリッドを兼ねることができるので、部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明に係る車両の内装構造を備えた実施例における車両の側面図である。
【図2】前記車両の車体パネルを透視して示すシートの外観斜視図である。
【図3】前記シートの正面図である。
【図4】前記シートの側面図である。
【図5】前記シートを斜め前方から見た外観斜視図である。
【図6】前記シートを斜め後方から見た外観斜視図である。
【図7】前記車両においてシート設置前の状態を示す斜視図である。
【図8】前記シートを収納姿勢にしたときの平面図である。
【図9】前記シートを収納姿勢にしてシート端部をカバーで覆ったときの平面図である。
【図10】前記車両のリヤホイールハウスライニングからストライカリッドを取り外した状態を示す斜視図である。
【図11】サスペンションのダンパのメンテナンス作業を説明する図である。
【図12】ストライカリッドの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、この発明に係る車両の内装構造の実施例を図1から図12の図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向に一致し、左右方向は車両の車幅方向に一致する。また、図中、FRは車体前方向を示す。
【0014】
図1に示すように、車両1の車室内には、フロア上に車体前後方向に前から後方に向かって順番に、フロントシート2、第1リヤシート3、第2リヤシート4が設けられている。このうちの第2リヤシート4が、この発明に係る車両の内装構造に関連するシートである。
【0015】
図2から図6は、第2リヤシート4を乗員が着座可能な姿勢(以下、着座姿勢という)としたときを示している。第2リヤシート4は、3人掛け用のベンチ型シートであり、シートクッション5と、シートバック6と、このシートバック6の上部に着脱可能に取り付けられた3つのヘッドレスト7とから構成されている。
シートバック6は、左側に着座する一人の乗員に対応した左シートバック部6Lと、右側に着座する二人の乗員に対応した右シートバック部6Rとに分割して構成されており、いずれのシートバック部6L,6Rも、リクライニング機構(図示略)を介して、軸8(図4参照)を支点としてシートクッション5に対して前後方向へ各々独立して傾転可能で、シートクッション5に重ね合わせて折り畳み可能となっている。
【0016】
図6に示すように、車体のリヤフロア81の後端には凹部82aを有するシートパン82が連結され、リヤフロア81の後部からシートパン82の前部に亘る部位の左右端部にはリヤホイールハウス83が連結され、シートパン82の後端にリヤフロアエンドクロスメンバ84が連結され、リヤホイールハウス83の前端部とリヤフロアエンドクロスメンバ84の左右端部にリヤインナパネル85が連結されている。リヤホイールハウス83は車体の側壁から車幅方向の内側(すなわち、車室内側)に膨出している。なお、図6では、リヤホイールハウス83とリヤインナパネル85は、図示の都合上、右側に配置されたものだけを記載し、左側に配置されたものは図示を省略している。
【0017】
また、図7は樹脂製のライニング材を取り付け後であって第2リヤシート4を取り付ける前の状態を示し、リヤフロア81はリヤフロアライニング91によって、シートパン82はシートパンライニング92によって、リヤホイールハウス83はリヤホイールハウスライニング93によって、リヤインナパネル85はリヤインナパネルライニング95によって、それぞれ覆われる。シートパンライニング92の凹部はシートパン82の凹部82aに対応して形成されており、後述するように第2リヤシート4を収納するための収納凹部92aとなる。
リヤホイールハウスライニング93には、後述するストライカ24を挿通させるためのストライカリッド100と、後述する支持装置14のアーム17を挿通させるためのアームカバー200が取り付けられている。ストライカリッド100については後で後述する。
【0018】
シートクッション5は、シートパン81の前端部外縁であってリヤイールハウス83の側部に固定された左右1対の支持装置14によって、前後方向に回動可能に支持されている。支持装置14は、シートパン81と共にリヤフレーム(図示略)に共締めされた支持フレーム15と、支持フレーム15に回転軸16を介して回動可能に支持されたアーム17と、アーム17を起立させる方向(シートクッション5を着座姿勢に戻す方向)に付勢するスプリング18等から構成されている。回転軸16はリヤフロア81よりも所定寸法高い位置に配置されている。アーム17は、略L字形をなし、第2リヤシート4を着座姿勢としたときに、支持フレーム15から上方に延びる起立姿勢となり、途中から車幅方向内側へ斜め上方に屈曲した形態をなしていて、アーム17の先端がシートクッション5の左右後端に固定されている。
【0019】
図5、図6に示すように、シートクッション5はその前端側よりも後端側が左右方向寸法が短くなっている。また、図2、図3に示すように、第2リヤシート4を着座姿勢としたときに、シートクッション5の左右の端部19が左右のリヤホイールハウス83の上方に位置する。このシートクッション5の左右の端部19は下側が円弧状に切り欠かれたような形状をなしている。換言すると、シートクッション5の端部19の背面側には円弧状に切り欠かれた凹部20が形成されている。シートクッション5の背面であって左右の端部19の下縁を接続する底面部21は平面視略矩形をなし、平坦に形成されている。この底面部21の左右後端に支持装置14のアーム17の先端部が固定されている。
【0020】
図2、図4に示すように、シートクッション5の左右の端部19の前縁はリヤホイールハウス83の前後方向略中央の上方に位置している。図4に示すように、シートクッション5における左右の凹部20の前端側には、シートクッション5を着座姿勢にロックするためのラッチ22が取り付けられるとともに、ラッチ22を覆うラッチカバー30が取り付けられている。そして、図4、図10に示すように、左右のリヤホイールハウス83の前後方向略中央部の上部には、ラッチ22に係合離脱可能な逆U字形をなすストライカ24が、若干後傾した姿勢に起立して固定されている。なお、図5に示すように、ラッチカバー30には、ストライカ24を迎入れるための溝孔31が形成されている。ここで、ラッチ22とストライカ24はロック機構を構成する。
【0021】
第2リヤシート4は、着座姿勢の形態から、シートバック6の左右シートバック部6L,6Rをシートクッション5の上に重ね合わせ折り畳んだ形態にした後に、前記ロック機構を解除し、折り畳み形態の第2リヤシート4を支持装置14の回転軸16を回転中心として跳ね上げ、さらに後方に回転させることによって、図8に示すように、折り畳み形態の第2リヤシート4を上下反転させた状態でシートパンライニング92の収納凹部92aに収納することができるように構成されており、この収納状態において第2リヤシート4のシートクッション5の底面部21が上方を向き、リヤフロアライニング91と面一となってフロアの一部となるように構成されている。そのために、シートパンライニング92の収納凹部92aの外周形状は、折り畳み形態の第2リヤシート4を反転させた外周形状に整合し、収納凹部92aの深さは、折り畳み形態の第2リヤシート4のシートクッション5とシートバック6の厚さ寸法に設定されている。
なお、折り畳み形態の第2リヤシート4を後方へ回転するときにシートバック6とリヤホイールハウスライニング93とが干渉しないように、左シートバック部6Lの左端下部と右シートバック部6Rの右端下部には、それぞれ切欠部6aが形成されている。
以下、折り畳み形態の第2リヤシート4を上下反転させた状態で収納凹部92aに収納したときの第2リヤシート4の姿勢を収納姿勢と称す。
【0022】
また、図3〜図5、図8、図9に示すように、シートバック6の底面部21の左右端部にはシート端部カバー50が開閉可能に取り付けられており、図3〜図5に示すように第2リヤシート4を着座姿勢にするときにはシート端部カバー50をシートクッション5の底面部21に重ねることによってラッチカバー30およびラッチ22を露出することができ、第2リヤシート4を収納姿勢としたときにはシート端部カバー50を外方へ回転することによって、図9に示すようにシート端部カバー50でラッチカバー30やラッチ22およびシートクッション5の凹部20を覆うことができるようになっている。
【0023】
次に、ストライカリッド100について詳述する。
図10に示すように、リヤホイールハウス83の前後方向の略中央の上部には、ストライカ24が若干後傾した姿勢に起立して固定されるとともに、このストライカ24の後方且つ車幅方向外側から、リヤサスペンションのダンパのダンパロッド(メンテナンス部)70の先端が突出しており、ダンパロッド70にフランジナット(メンテナンス部)71が螺合している。
【0024】
また、リヤホイールハウス83の車室内側を覆っているリヤホイールハウスライニング93の上部には、ストライカ24およびダンパロッド70が配置されている領域にかけて開口する略矩形の開口部120が設けられている。
また、リヤホイールハウスライニング93の上部は、開口部120よりも後方側が車室内側に膨出する滑らかな凸部121に形成されており、開口部120よりも前方側が断面略L字形をなす凹部122に形成されていて、凸部121と凹部122は車室内側の側面部123と上縁部124によって接続されている。換言すると、開口部120はリヤホイールハウスライニング93の凸部121と凹部122と側面部123と上縁部124に囲まれている。
【0025】
この開口部120は、車室内側からリヤホイールハウスライニング93を車幅方向外側へ平行移動していったときに、ストライカ24を容易に開口部120内に収めることができる形状および大きさに設定されており、且つ、リヤホイールハウスライニング93を定位置に設置したときに、ストライカ24の上部が開口部120から外方に突出し露出するように設定されている。
また、リヤホイールハウスライニング93の開口部120の内周にはリッド受部125が設けられており、リッド受部125には複数の係止孔126が設けられている。
【0026】
このリヤホイールハウスライニング93の開口部120に、リヤホイールハウスライニング93と同色で樹脂製のストライカリッド100が取り付けられている。
図12に示すように、ストライカリッド100は、開口部120の内側にぴったりと収まるような形状及び大きさをなし、ストライカリッド100を開口部120に装着した状態において、リヤホイールハウスライニング93の凸部121にほぼ面一となる凸曲部101と、リヤホイールハウスライニング93の側面部123にほぼ面一となる側面部102と、リヤホイールハウスライニング93の上縁部124にほぼ面一となる上縁部103と、これら凸曲面部101と側面部102と上縁部103に囲まれて形成された凹部104を有し、凹部104において側面部102に連なる底面部104aと上縁部103に連なる起立面部104bがリヤホイールハウスライニング93の凹部122に連なるように形成されている。
【0027】
そして、凹部104の底面部104aに、ストライカ24を挿通させるためのストライカ挿通孔105が形成されている。ストライカ挿通孔105は、リヤホイールハウスライニング93の開口部120の上方からストライカ24の起立角度に沿ってストライカリッド100を降ろしていったときにストライカ24を挿通させることができる最小寸法に近い大きさに設定されている。
また、ストライカリッド100の外周部の下部には、リヤホイールハウスライニング93の各係止孔126に係合離脱可能な係止爪106が設けられている。係止孔126と係止爪106も、開口部120の上方からストライカ24の起立角度に沿ってストライカリッド100を押し込んだときに係止爪106が係止孔126に係合するように構成されている。
【0028】
ストライカ24は、次のようにしてストライカリッド100から突出させることができる。
予め、リヤホイールハウス83にストライカリッド100を固定しておく。
そして、車室内側からリヤホイールハウスライニング93を車幅方向外側へ平行移動するようにしてリヤホイールハウス83の内側に設置する。このとき、ストライカ24はリヤホイールハウスライニング93の開口部120に収容される。
【0029】
次に、開口部120の上方からストライカリッド100をストライカ24の起立角度に沿って降ろしていき、ストライカ24をストライカリッド100のストライカ挿通孔105に挿通させる。この後、ストライカリッド100の係止爪106をリヤホイールハウスライニング93の係止孔126に挿入し、ストライカリッド100を押し込むことにより係止爪106を係止孔126に係止する。これにより、ストライカリッド100が開口部120のリッド受部125の上に載り、図7に示すように開口部120がストライカリッド100によって閉塞され、ストライカ挿通孔105からストライカ24の上部が突出する。
ここで、ストライカ挿通孔105は、ストライカ24を挿通させることができる最小寸法に近い大きさに設定されているので、ストライカリッド100の装着した状態ではストライカ挿通孔105から内部が殆ど見えることがなく、見栄えがよい。
【0030】
また、ストライカリッド100を取り外すと、リヤサスペンションのダンパのダンパロッド70およびフランジナット71が露出するので、図11に示すように、開口部120を通してスパナ72を用いてフランジナット71を回動することができ、ダンパのメンテナンス作業を行うことができる。なお、このときにスパナ72をメンテナンス作業に必要な所定角度回転可能なように、予めストライカ24の位置をダンパロッド70から所定寸法離して配置しておく。
このように、この実施例のストライカリッド100は、ダンパメンテナンス用リッドを兼ねているので、ダンパメンテナンス専用のリッドを設ける場合よりも部品点数を削減することができる。
【0031】
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。例えば、ストライカリッド100の形状は実施例のものに限られず、適宜変更可能である。
また、前述した実施例では、跳ね上げたシートを、シート後方のフロアに設けられた収納凹部に収納する形態で説明したが、必ずしもこのような収納凹部に収納されなくても構わない。例えば、跳ね上げたシートの最終的な形態が起立姿勢であるシートや、跳ね上げたシートの最終的な形態がシート後方のフロア上に重なるシートを備えた車両にも、この発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0032】
4 第2リヤシート(シート)
5 シートクッション
22 ラッチ(ロック機構)
24 ストライカ(ロック機構)
70 ダンパロッド(メンテナンス部)
71 フランジナット(メンテナンス部)
83 リヤホイールハウス(ホイールハウス)
93 リヤホイールハウスライニング(ライニング)
100 ストライカリッド(リッド)
105 ストライカ挿通孔
120 開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートクッションの下部に設けられたラッチと、車体に設けられ前記ラッチに係合可能なストライカとによりロック機構が構成され、このロック機構を解除してシートを跳ね上げることが可能な車両の内装構造において、
前記ストライカがホイールハウスに設けられ、前記ホイールハウスを覆うライニングに前記ストライカを露出させる開口部が設けられ、該開口部が、ストライカ挿通孔から前記ストライカの上部を突出させるリッドによって閉塞されていることを特徴とする車両の内装構造。
【請求項2】
前記ホイールハウスからはサスペンションのダンパのメンテナンス部が突出しており、前記リッドを外したときに前記開口部を介して前記メンテナンス部に対しメンテナンス作業を可能としたことを特徴とする請求項1に記載の車両の内装構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−57059(P2011−57059A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−208152(P2009−208152)
【出願日】平成21年9月9日(2009.9.9)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】