説明

車両の車体前部構造

【課題】歩行者への車両の前突時に、歩行者の障害値の無用な増加を防止できるようにする。
【解決手段】車両の車体前部構造は、車体2前部の上面を形成するフードパネル21と、フードパネル21の前縁部21aの下方に位置して車体2前部の前面を形成するバンパ33とを備える。フードパネル21の前縁部21aの後方近傍にバンパ33の上縁部33aを配置する。フードパネル21の前縁部21aに係合部37を形成する一方、バンパ33の上縁部33aに被係合部38を形成する。車両1の前突時の外力Fによりフードパネル21の前縁部21aがバンパ33の上縁部33aに接近するとき、係合部37が被係合部38に係合するようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の前進走行中に、この車両が前方の歩行者に衝突(前突)した時、この歩行者の損害値を小さく抑制させるための車両の車体前部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上記車両の車体前部構造には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報によれば、車両の車体前部構造は、車体前部の上面を形成するフードパネルと、このフードパネルの前縁部の下方に位置して車体前部の前面を形成するバンパとを備えている。
【0003】
そして、上記車両の前突時には、まず、上記バンパの下部が歩行者の脚に衝突して、この脚を払うことにより、この歩行者の脚が車体前部の下側に巻き込まれることが防止される。次に、上記バンパの上部とフードパネルの前部とが順次歩行者に衝突し、これにより、この歩行者は上記フードパネル上にまで導かれる。そして、このような前突時の作用により、上記歩行者についての二次障害の発生が防止されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−71837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、車両におけるバンパの強度と剛性とは、その機能上、一般に、上記フードパネルのそれに比べて大きく設定される。また、その一方、上記フードパネルは、その機能上、全体的に水平方向に延びる平坦な形状とされる。このため、前記した車両の前突時には、歩行者からの外力によりフードパネルは前後方向における全体的なわずかな変形で、その前部が上記バンパを基準として後方移動しがちとなる。
【0006】
ここで、上記前突時には、歩行者の脚部のうちの下脚部に上記バンパが衝突する一方、上脚部に上記フードパネルの前部が衝突することが多く見られる。このため、上記したように、前突時における歩行者からの外力により、バンパを基準としてフードパネルの前部が単に後方移動した場合には、上記バンパが衝突する下脚部と、フードパネルの前部が衝突する上脚部とを結ぶ関節の曲げ角度や伸びが過大となりがちであり、よって、前記したように、歩行者がフードパネル上に導かれて二次障害の発生が防止される以前に、歩行者の障害値が無用に増加するおそれがある。
【0007】
また、前記したように、前突時における歩行者からの外力により、バンパを基準としてフードパネルの前部が単に後方移動したとすると、歩行者からの外力により上記バンパは変形したとしても、上記フードパネルが十分に変形することは期待できない。よって、このフードパネルによっては、上記外力に基づくエネルギーは十分には吸収されないおそれがあり、この点でも、上記した歩行者の障害値が無用に増加するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、歩行者への車両の前突時に、この歩行者の障害値の無用な増加を防止できるようにすることである。
【0009】
請求項1の発明は、車体2前部の上面を形成するフードパネル21と、このフードパネル21の前縁部21aの下方に位置して車体2前部の前面を形成するバンパ33とを備えた車両の車体前部構造において、
上記フードパネル21の前縁部21aの後方近傍に上記バンパ33の上縁部33aを配置し、上記フードパネル21の前縁部21aに係合部37を形成する一方、上記バンパ33の上縁部33aに被係合部38を形成し、車両1の前突時の外力Fにより上記フードパネル21の前縁部21aがバンパ33の上縁部33aに接近するとき、上記係合部37が被係合部38に係合するようにしたことを特徴とする車両の車体前部構造である。
【0010】
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
【発明の効果】
【0011】
本発明による効果は、次の如くである。
【0012】
請求項1の発明は、車体前部の上面を形成するフードパネルと、このフードパネルの前縁部の下方に位置して車体前部の前面を形成するバンパとを備えた車両の車体前部構造において、
上記フードパネルの前縁部の後方近傍に上記バンパの上縁部を配置し、上記フードパネルの前縁部に係合部を形成する一方、上記バンパの上縁部に被係合部を形成し、車両の前突時の外力により上記フードパネルの前縁部がバンパの上縁部に接近するとき、上記係合部が被係合部に係合するようにしている。
【0013】
このため、前突時における歩行者からの外力により、バンパを基準としてフードパネルの前部が単に後方移動しようとしても、上記した係合部の被係合部への係合により、上記バンパにフードパネルの前部が連結されて、このフードパネルの前部の単なる後方移動はより確実に抑制される。
【0014】
よって、前突時に、仮に、歩行者の脚部のうちの下脚部に上記バンパが衝突する一方、上脚部に上記フードパネルの前部が衝突したとしても、上記したように、フードパネルの前部の単なる後方移動は抑制されることから、上記下脚部と上脚部とを結ぶ関節の曲げ角度や伸びが過大となることは防止される。この結果、歩行者の障害値が無用に増加することが防止される。
【0015】
また、上記したように、前突時における歩行者からの外力により、フードパネルの前部の単なる後方移動は抑制されるため、第1に、前突時における車体前部と歩行者との接触面積が大きくなって、歩行者の障害値が無用に増加することが防止される。また、第2に、歩行者からの外力により、上記バンパに加え、単なる後方移動が抑制されたフードパネルの前部も共に変形することから、これらの変形により上記外力に基づくエネルギーが十分に吸収されて、この点でも、歩行者の障害値が無用に増加することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施例1を示し、図4の部分拡大図である。
【図2】実施例1を示し、車両の斜視図である。
【図3】実施例1を示し、車両の展開斜視図である。
【図4】実施例1を示し、車体前部の側面断面図である。
【図5】実施例2を示し、図3に相当する図である。
【図6】実施例2を示し、図1に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の車両の車体前部構造に関し、歩行者への車両の前突時に、この歩行者の障害値の無用な増加を防止できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
【0018】
即ち、車両の車体前部構造は、車体前部の上面を形成するフードパネルと、このフードパネルの前縁部の下方に位置して車体前部の前面を形成するバンパとを備える。上記フードパネルの前縁部の後方近傍に上記バンパの上縁部が配置される。上記フードパネルの前縁部に係合部が形成される一方、上記バンパの上縁部に被係合部が形成される。車両の前突時の外力により上記フードパネルの前縁部がバンパの上縁部に接近するとき、上記係合部が被係合部に係合することとされる。
【実施例1】
【0019】
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1〜4に従って説明する。
【0020】
図1〜4において、符号1は自動車で例示される車両であり、また、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。
【0021】
上記車両1の車体2は、その下部側を構成する車体フレーム3と、この車体フレーム3に支持され、この車体フレーム3を覆う車体本体4とを備えている。上記車体2前部の内部がエンジンルーム5とされ、車体2後部側の内部が車室6とされている。また、上記車体本体4の前端部には、左右一対のヘッドランプ7,7が取り付けられている。
【0022】
上記車体フレーム3は、それぞれ車両1の前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ9,9と、車両1の幅方向に延び、上記サイドメンバ9の各前端部を互いに結合するフロントクロスメンバ10と、上記各サイドメンバ9に支持される一方、前車輪11を懸架するサスペンションメンバ12と、上記各サイドメンバ9の前端部に支持され、不図示のラジエータを支持するラジエータサポート13とを備えている。
【0023】
また、上記ラジエータサポート13は、それぞれ上下方向に延び、その長手方向の中途部が上記各サイドメンバ9の前端部に支持される左右一対の側部サポートメンバ16,16と、それぞれ車両1の幅方向に延びて上下に離れて配置され、上記両側部サポートメンバ16,16の上、下端部にそれぞれ架設されて支持される上部、下部サポートメンバ17,18とを備えている。
【0024】
上記車体本体4は、この車体本体4前部の上面を形成し、上記エンジンルーム5の上端開口を開閉可能に閉じる板金製のフードパネル21を備えている。このフードパネル21は、その外面を全体的に形成するアウタパネル22と、このアウタパネル22の下面に沿って延び、このアウタパネル22を補強する補強パネル23とを備えている。これらアウタパネル22と補強パネル23との各外縁部はヘム加工により互いに強固に結合されている。
【0025】
上記フードパネル21の後部は、左右一対の枢支具24,24により車体本体4に枢支されている。上記フードパネル21は、その前部側が上記枢支具24,24を中心として、上、下方回動A可能とされ、下方回動したフードパネル21により、上記エンジンルーム5の上端開口が開閉可能に閉じられている。
【0026】
上記エンジンルーム5の上端開口を閉じた上記フードパネル21の前端部を車体フレーム3のラジエータサポート13の上端部に係脱可能に係止する係止具27が設けられている。この係止具27は、上記フードパネル21の前端部における補強パネル23から下方に向かって突設されるストライカ28と、上記ラジエータサポート13の上部サポートメンバ17の前面部に枢支軸29により左右に回動可能に枢支される係止フック30とを備えている。この係止フック30の回動端部(上端部)は、上記ストライカ28の突出端部(下端部)に弾性的に係脱可能に係合して、上記フードパネル21の前端部を車体フレーム3のラジエータサポート13の上端部に係止する。
【0027】
上記ストライカ28は、車両1の側面視(図1)で、U字形状をなし、上記フードパネル21の前端部から下方に向かって突出する前後一対の縦軸31,31と、前後方向に延び、これら両縦軸31,31の下端部に架設されて支持される水平軸32とを備え、この水平軸32に上記係止フック30が係合している。
【0028】
上記車体本体4は、上記フードパネル21の前縁部21aの下方に位置して車体本体4前部の前面を形成する樹脂製のバンパ33と、上記ラジエータサポート13の下部サポートメンバ18の下面に支持され、上記バンパ33の下端部に沿って延びると共に、この下端部の後方近傍に配置されるバンパ補強体34とを備えている。このバンパ補強体34は、上記バンパ33の下部をその後側から補強する。
【0029】
上記フードパネル21の前縁部21aは下方に向かって屈曲しており、この前縁部21aの後方近傍に上記バンパ33の上縁部33aが配置されている。上記フードパネル21の前縁部21aにおいて、ヘム加工された外縁部が後方に向かって突出するよう屈曲され、これが係合部37とされている。この係合部37は、上記フードパネル21の前縁部21aの車両1の幅方向全体にわたり形成されている。一方、上記バンパ33の上縁部33aには、その車両1の幅方向のほぼ全体にわたり、前方に向かって開く凹溝形状の被係合部38が形成されている。この場合、上記係合部37の形成により、上記フードパネル21の前部の剛性が向上させられている。また、上記被係合部38の形成により、上記バンパ33の上部の剛性が向上させられている。
【0030】
車両1の通常状態(図1中、実線)で、上記フードパネル21が各枢支具24を中心として上下に回動Aするとき、このフードパネル21の前縁部21aは、上記バンパ33の上縁部33aには接触しないこととされている。一方、車両1の前進走行中に、この車両1が前方の歩行者に衝突(前突)した時には、この歩行者から上記フードパネル21の前部に外力Fが与えられる。そして、この外力Fにより、このフードパネル21の前縁部21aが、車両1の前後方向で上記バンパ33の上縁部33aに接近するとき、上記係合部37が被係合部38に嵌入されて、この被係合部38に係合することとされている(図1中、一点鎖線)。
【0031】
車両1の前後方向で、上記ストライカ28の前側の縦軸31と係止フック30との離間距離L1は、前突時に、上記フードパネル21の前縁部21aが、その当初の通常位置(図1中、実線)から、上記バンパ33の上縁部33aに接近して上記係合部37が被係合部38に係合し始めるまでの到達距離L2よりも大きくされている。
【0032】
上記車両1の前突時の作用につき、説明する。
【0033】
上記前突時には、まず、上記バンパ補強体34により補強されたバンパ33の下部が歩行者の脚に衝突して、この脚を、より確実に払うことにより、この歩行者の脚が車体2前部の下側に巻き込まれることが防止される。
【0034】
次に、上記バンパ33の上部とフードパネル21の前部とが順次歩行者に衝突し、この衝突により、この歩行者は上記フードパネル21上にまで導かれ、これにより、歩行者についての二次障害の発生が防止される。ここで、上記したようにフードパネル21の前部が歩行者に衝突すると、この歩行者から上記フードパネル21の前部に外力Fが与えられる。そして、この外力Fによりフードパネル21が前後方向における全体的なわずかな変形で、その前部が上記バンパ33を基準として後方移動し始めると、このフードパネル21の前縁部21aが上記バンパ33の上縁部33aに接近して、前記したように、上記係合部37が被係合部38に係合する。
【0035】
このため、前突時における歩行者からの外力Fにより、バンパ33を基準としてフードパネル21の前部が単に後方移動しようとしても、上記した係合部37の被係合部38への係合により、上記バンパ33にフードパネル21の前部が連結されて、このフードパネル21の前部の単なる後方移動はより確実に抑制される。
【0036】
よって、前突時に、仮に、歩行者の脚部のうちの下脚部に上記バンパ33が衝突する一方、上脚部に上記フードパネル21の前部が衝突したとしても、上記したように、フードパネル21の前部の単なる後方移動は抑制されることから、上記下脚部と上脚部とを結ぶ関節の曲げ角度や伸びが過大となることは防止される。この結果、歩行者の障害値が無用に増加することが防止される。
【0037】
また、上記したように、前突時にはおける歩行者からの外力Fにより、フードパネル21の前部の単なる後方移動は抑制されるため、第1に、前突時における車体2前部と歩行者との接触面積が大きくなって、歩行者の障害値が無用に増加することが防止される。また、第2に、歩行者からの外力により、上記バンパ33に加え、単なる後方移動が抑制されたフードパネル21の前部も共に変形することから、これらの変形により上記外力Fに基づくエネルギーが十分に吸収されて、この点でも、歩行者の障害値が無用に増加することが防止される。
【0038】
しかも、上記したように、前突時には、係合部37の被係合部38への係合により、上記バンパ33にフードパネル21の前部が連結されて、これらバンパ33とフードパネル21の前部とが前突により前後方向で相対変位することは防止される。このため、前突時に、バンパ33の下部により歩行者が脚払いされた後、バンパ33の上部とフードパネル21の前部とが順次歩行者に衝突して、この歩行者が上記フードパネル21上に導かれるとき、このような歩行者の案内は、上記したよう前突時の相対変位が防止されたフードパネル21の前部とバンパ33とによって円滑になされる。よって、歩行者についての二次障害の発生は、より確実に防止される。
【0039】
また、前記したように、離間距離L1>到達距離L2とされている。
【0040】
このため、上記前突時に、歩行者からの外力Fによりフードパネル21の前部が後方移動し始め、これに伴い上記係止フック30に対し被係合部38の水平軸32が後方に摺動するとき、このストライカ28の前側の縦軸31が上記係止フック30に達する以前に、上記係合部37が被係合部38に逸早く係合することとされる。
【0041】
よって、前突時におけるフードパネル21の前部の後方移動により、上記ストライカ28の前側の縦軸31が上記係止フック30に当接して上記フードパネル21の前部の後方移動が阻止もしくは抑制されることにより、上記係合部37の被係合部38への係合が阻害される、ということは防止される。この結果、前突時には、上記係合部37の被係合部38への係合が、より確実に得られて、前記した障害値の無用な増加や二次障害の発生が、より確実に防止される。
【0042】
なお、以上は図示の例によるが、上記フードパネル21の前部に、上記外力Fに基づくエネルギーを吸収するための吸収材を設けてもよい。また、上記フードパネル21の前縁部21aのうちの一部のみに係合部37を形成し、バンパ33の上縁部33aのうちの一部のみに被係合部38を形成してもよい。また、上記被係合部38は、上記係合部37を嵌入させる係合孔であってもよく、上記係合部37により破断されて押し込まれるような薄肉部などの脆弱部であってもよい。また、図例とは前後逆に、フードパネル21の前縁部21aに被係合部38を形成し、バンパ33の上縁部33aに、係合部37を形成してもよい。
【0043】
以下の図5,6は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
【実施例2】
【0044】
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図5,6に従って説明する。
【0045】
図5,6において、上記フードパネル21は樹脂製とされている。このフードパネル21の前縁部21aには後方に向かって突出する係合片である係合部37が、上記フードパネル21の前縁部21aに沿って複数(3つ)形成されている。一方、上記バンパ33の上縁部33aには、上記各係合部37を嵌入させて係合する係合孔である被係合部38が、上記バンパ33の上縁部33aに沿って複数(3つ)形成されている。
【0046】
上記フードパネル21は樹脂製であるため、上記のように係合部37を複数形成したり、所望形状にすることは容易にできる。
【符号の説明】
【0047】
1 車両
2 車体
3 車体フレーム
4 車体本体
21 フードパネル
21a 前縁部
27 係止具
28 ストライカ
29 枢支軸
30 係止フック
31 縦軸
32 水平軸
33 バンパ
33a 上縁部
34 バンパ補強体
37 係合部
38 被係合部
A 回動
F 外力
L1 離間距離
L2 到達距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体前部の上面を形成するフードパネルと、このフードパネルの前縁部の下方に位置して車体前部の前面を形成するバンパとを備えた車両の車体前部構造において、
上記フードパネルの前縁部の後方近傍に上記バンパの上縁部を配置し、上記フードパネルの前縁部に係合部を形成する一方、上記バンパの上縁部に被係合部を形成し、車両の前突時の外力により上記フードパネルの前縁部がバンパの上縁部に接近するとき、上記係合部が被係合部に係合するようにしたことを特徴とする車両の車体前部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−116307(P2011−116307A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−277447(P2009−277447)
【出願日】平成21年12月7日(2009.12.7)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】