説明

車両ドア用内装布帛

【課題】本発明は、自動車等におけるドア用の内装布帛に使用する布帛であって、乗員が自動車の乗降時に該布帛に軽く触れるだけで、低湿度環境であっても静電気の放電による強い衝撃を受けるのを防止することができるドア用の内装布帛を得ることを目的とする。
【解決手段】本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討の結果、ドア用の内装布帛にイオン伝導剤と浸透剤を含む溶剤を塗布することで上記課題を克服し、本発明に到達した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等のドアに使用する内装布帛であって、乗員が自動車の乗降時に静電気の放電による強い衝撃を受けるのを防止するものである。
【背景技術】
【0002】
布帛に帯電防止性を与える方法としては、従来から様々な方法が提案されている。例えば帯電防止性を有する界面活性剤を繊維に付着させたり、布帛を構成する繊維に導電性繊維を混入したり、パイル布帛においては、バッキング層内にカーボンを配合することにより帯電防止性を付与する方法等が多く提案されている。
【0003】
一方、自動車等の乗員が自動車の乗降時に静電気の放電による強い衝撃を受けることを防止する方法として特許文献1においては、ドア開閉用の取っ手部分とドアの鉄板部分を電線で結び、人体に貯まった静電気を自動車の金属部に流出するようにして、人体が強い衝撃を受けることを防止する方法を開示している。
【0004】
また、特許文献2においては、自動車のドアトリムや天井、シートカバーなどのワディング材に自己放電により静電気中和機能を発揮する除電繊維を混入した自動車内装用表面材を開示している。
【0005】
しかしながら上記の方法では、未だ十分な帯電防止性能や除電性能の付与はなされておらず、低湿度下では静電気の放電による衝撃が残り、またコストの高いものとなる難点があった。
【0006】
【特許文献1】特開平9−58378号公報
【特許文献2】特開平9−39131号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、自動車等におけるドア用の内装布帛に使用する布帛であって、冬場の低湿度環境であっても、乗員が自動車の乗降時に該布帛に軽く触れるだけで、帯電した人体が自動車の鉄板等の金属に接する時に受ける、強い衝撃から身を守るものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討の結果、ドア用の内装布帛にイオン伝導剤と浸透剤を含む溶剤を塗布することで上記課題を克服することができ、本発明に到達した。前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
【0009】
[1]車両ドア用の内装布帛であって、内装布帛の体積抵抗値を10〜1010Ωにしたことを特徴とする車両ドア用の内装布帛。
【0010】
[2]前記車両ドア用の内装布帛において、浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布し、内装布帛に導電層を設けたことを特徴とする前項1に記載の車両ドア用の内装布帛。
【0011】
[3]前記車両ドア用の内装布帛において、内装布帛の裏面側から浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布し、内装布帛の表面側には、撥水加工を施したことを特徴とする前項1又は2に記載の車両ドア用の内装布帛。
【0012】
[4]前記車両ドア用の内装布帛において、前記イオン伝導剤が、内装布帛に対して0.1〜10重量%担持されていることを特徴とする前項1〜3のいずれか1項に記載の車両ドア用の内装布帛。
【発明の効果】
【0013】
[1]の発明では、体積抵抗値を10〜1010Ωにした車両ドア用の内装布帛であるので、内装布帛に人が触れることにより人体に帯電した静電気は、徐々に放電され、放電による強い衝撃を受けることを防止することができる。
【0014】
[2]の発明では、車両ドア用の内装布帛に浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布しているので、イオン伝導剤が内装布帛の内部にまで入り込んで、耐久性のある導電効果に優れた車両ドア用の内装布帛とすることができる。
【0015】
[3]の発明では、車両ドア用の内装布帛の表面に撥水加工を施し、裏面にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布しているので、導電性能と撥水性能を具備した繊維布帛とすることができる。通常撥水加工を施すと導電性能は低下するので、撥水加工と導電加工は同時にすることはなかったが、導電加工が繊維布帛の裏面からの加工で効果を発揮することが確認できたことから表面に撥水加工することにより、導電性能と撥水性能の両効果を発揮する車両ドア用の内装布帛とすることができる。撥水加工が施されているので、人が触れても汚れにくい車両ドア用の内装布帛とすることができる。
【0016】
[4]の発明では、イオン伝導剤が、内装布帛に対して0.1〜10重量%担持されているので、十分な導電効果のある車両ドア用の内装布帛とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
自動車等の乗員が乗降時にドアの金属部分に触れたとき、人体に帯電した静電気が瞬時に放電することから強い衝撃を受けることがあり、特に湿度の低い冬季にはその頻度が多い。本発明は、人体に帯電した静電気が瞬時に放電するのを防ぎ、徐々に放電するようにしたもので、ドア用の内装布帛に一旦触れて、人体に帯電した静電気を除電し、ドアの開閉時の放電による強い衝撃を防ぐものである。
【0018】
この発明においては、車両ドア用の内装布帛の体積抵抗値を10〜1010Ωにする必要があるがあり、まず内装布帛に導電加工を施さなければならない。内装布帛に導電性能を付与する方法は種々挙げらるが、特に湿度の低い環境下でも導電性能を得られる方法として、浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布する方法を挙げられる。イオン伝導剤として、例えば、ポリオキシアルキレン側鎖を有するオルガノポリシロキサン中に電解質塩化合物を溶解含有している帯電防止組成物を挙げることができる。オルガノポリシロキサンに側鎖として結合しているポリオキシアルキレン中に電解質塩化合物がイオン溶解し、このイオンが導電性発現に寄与していると考えられ、湿度の影響が少なく効率的に導電性を得るものである。(本発明では丸菱油化工業株式会社製のイオン伝導性ポリマーPC7060をイオン伝導剤として使用した。)
【0019】
導電層は、内装布帛に、イオン伝導剤を含む溶剤を塗布して作成する。塗布する方法は、スプレー法、ロールコート法、ブラシやはけによる塗布方法を挙げられるが、均一な導電層を形成するにはスプレー法が好適である。
【0020】
また、上記イオン伝導剤の内装布帛への付与量は、内装布帛素材に対して0.1〜10重量%とするのが好ましい。0.1重量%未満では、導電効果が十分に得られなくなり、一方10重量%を超えても付与量の増加に見合うより以上の効果が得られず、またコスト高となって経済的に不利であるし、内装布帛の物性や風合いを低下させることがあるので、好ましくない。中でも内装布帛素材に対して0.5〜5重量%とするのが一層好ましい。
【0021】
上記のようにイオン伝導剤を内装布帛に付与した後に内装布帛を乾燥させるが、乾燥手段は特に限定されないが、効率を考慮すると、加熱処理により乾燥させるのが望ましい。前記加熱処理の温度は、100〜180℃とするのが好ましい。この温度での加熱処理により、導電組成物の布帛への固着性を高めて、導電性能の耐久性を一段と向上せしめることができる。
【0022】
また、本発明においては、内装布帛に浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布し、内装布帛内に導電層を設けるようにする方がよい。さらに、内装布帛の表面近くにイオン伝導剤からなる導電層を形成するほうが、内装布帛の表面に帯電する電荷を除電する効果は大きくなることから好ましい。浸透剤としてはアルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤等を挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0023】
また、本発明においては、内装布帛の表面には撥水加工を施し、裏面にはイオン伝導剤を含む溶剤を塗布してもよい。通常、導電加工した布帛に撥水加工を施すと、導電性能は低下してしまうことから、撥水加工と導電加工は同時に行うことはなかったが、本発明における導電加工は、内装布帛の裏面からの加工で効果を十分発揮することが確認できることから、さらに表面側に撥水加工を行うことにより、導電性能と撥水性能の両効果を発揮する車両ドア用の内装布帛とすることができる。撥水剤としてはワックス系撥水剤、シリコン系撥水剤、フッ素系撥水剤等を挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0024】
また、本発明は、内装布帛における体積抵抗値が20℃湿度30%において1010Ω以下である。一般に物質の体積抵抗値を測定して帯電性を評価することが多く、なにも処理されていないPEやPPのプラスチックフィルムの体積抵抗値は1015Ω〜1017Ω程度あり、1010Ω以下であれば静電気障害は発生しにくいといわれている。本発明は、イオン伝導剤を含む溶剤を内装布帛に塗布して導電層を設けることから、20℃湿度30%の乾燥した条件下において体積抵抗値1010Ω以下を確保できる。
【0025】
本発明における導電加工の対象となる内装布帛としては、特に限定されるものではなくどのようなものでも使用できる。例えば、ビロード、別珍、コール天、カーペット、モケット、立毛メリヤス、起毛トリコット、シンカーパイル、シングルラッセル、ダブルラッセル、タフティングパイル布帛等のパイル布帛や、トリコット、ジャージ、インレイニット、紋織物、ドビー織物等の製編織した布地の他、ニードルパンチ、スパンボンド不織布等の不織布などを例示できる。
【0026】
また、導電加工の対象となる内装布帛の素材としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ビニロン繊維、ポリエチレン繊維、ポリウレタン繊維等からなるものを挙げることができる。
【0027】
内装布帛表面をパイルとしたパイル布帛では、毛抜け防止の為にバッキング加工が行われることが多いが、本発明では、内装布帛の裏面に本発明の導電加工を行ったあとに、内装布帛の裏面にバッキング加工を施すようにしなければならない。バッキング加工を施したあとに本発明の導電加工を行っても、内装布帛表面に優れた導電効果を得ることはできない。
【0028】
バッキング層に使用する樹脂としては特に限定しないが、ゴム及び合成樹脂から選択される1種または2種以上の高分子成分を含むもので、高分子成分としては、SBR(スチレン−ブタジエン共重合体)、NBR(アクリロニトリル−ブタジエン共重合体)、MBR(メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体)、アクリル樹脂エマルジョン、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)天然ゴム等から選らばれる。
【0029】
一般的にバッキング剤には無機充填剤が添加されるが、本発明においても無機充填剤を添加してもよい。無機充填剤としては特に限定しないが、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、シリカ等を例示できる。また、必要に応じて本発明の効果を妨げない範囲において抗菌剤、防虫剤、消臭剤、難燃剤、防炎剤等の各種添加剤をバッキング剤に配合することもできる。
【0030】
また、本発明においては、車両ドア用の内装布帛としているが、ドア以外の例えば天井やシートカバー等の一部に本発明の内装布帛を装着し、降車時に該内装布帛に一旦触れても、人体に帯電した静電気は除電されて、放電による強い衝撃を防ぐことができる。
【実施例】
【0031】
つぎに本発明の具体的な実施例を比較例と対比して説明する。なお、体積抵抗値、放電衝撃性の測定は以下のように行った。
【0032】
<体積抵抗値測定法>
低低抗率計(三菱化学株式会社製ロレスターGP)によって測定した。
【0033】
<放電衝撃試験>
20℃30%RHの室内に、試験用に内装布帛部分を単純に嵌め込み交換できるように改造した自動車ドアを絶縁ブロックの上に固定して置き、静電気発生器で5KVに人体を帯電させてから、内装布帛部分に一旦触れてドアの金属部分を触った時の衝撃の有無をみた。
【0034】
<実施例1>
繊維布帛として、ポリエステル繊維65重量%とレーヨン繊維35重量%とが混紡された30番双糸を地糸として地組織を形成するとともに、これと同時進行で地組織に30番双糸からなるパイル糸を経2重パイル織し(織物重量350g/m)て、地組織の裏面に、イオン伝導剤(丸菱油化工業株式会社製のイオン伝導性ポリマーPC7060)と、浸透剤(西村株式会社製のイソプロピルアルコール)を1対1に配合した水溶液を塗布量4.0g/m
(固形成分)となるようにスプレー塗布し110度7分間乾燥し、直ぐに、その裏面にアクリル系樹脂エマルジョンを塗布量90g/m (固形成分)で塗布してバッキング層を形成し、160度8分間乾燥して車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、10Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、衝撃はなかった。
【0035】
<実施例2>
実施例1と同じ繊維布帛において、地組織の裏面に、イオン伝導剤を塗布すると同時に、パイル側に撥水剤(明成化学工業株式会社製のアサヒガードAG970)を塗布量1.5g/m
(固形成分)となるようにした以外は実施例1と同様にして、車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、10Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、衝撃はなかった。
【0036】
<実施例3>
実施例1と同じ繊維布帛において、イオン伝導剤(丸菱油化工業株式会社製のイオン伝導性ポリマーPC7060)と浸透剤(西村株式会社製のイソプロピルアルコール)を1対1に配合した水溶液を塗布量7.0g/m
(固形成分)となるようにした以外は実施例1と同様にして、車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、10Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、衝撃はなかった。
【0037】
<実施例4>
実施例2において、浸透剤の量を2倍にして塗布量4.0g/m(固形成分)となるようにした以外は実施例1と同様にして、車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、10Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、衝撃はなかった。
【0038】
<比較例1>
実施例1と同じ繊維布帛において、地組織の裏面に、イオン伝導剤を配合しないで、浸透剤(西村株式会社製のイソプロピルアルコール)だけを塗布した以外は実施例1と同様にして、車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、1015Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、苦痛を伴う衝撃があった。
【0039】
<比較例2>
実施例1と同じ繊維布帛において、地組織の裏面に、アクリル系樹脂エマルジョンを塗布量90g/m (固形成分)を塗布してバッキング層を形成した後に、イオン伝導剤(丸菱油化工業株式会社製のイオン伝導性ポリマーPC7060)と、浸透剤(西村株式会社製のイソプロピルアルコール)を1対1に配合した水溶液を含む水溶液を塗布量4.0g/m
(固形成分)となるようにスプレー塗布した以外は実施例1と同様にして、車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、1015Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、強い衝撃があった。
【0040】
<参考例>
実施例1と同じ繊維布帛において、イオン伝導剤(丸菱油化工業株式会社製のイオン伝導性ポリマーPC7060)と、浸透剤(西村株式会社製のイソプロピルアルコール)を1対1に配合した水溶液を塗布量38g/m
(固形成分)となるようにスプレー塗布した以外は実施例1と同様にして、車両ドア用の内装布帛を得た。内装布帛の体積抵抗値は、10Ωであった。次に試験的に作成した自動車ドアの嵌め込み部分に該内装布帛を嵌め込んで、放電衝撃試験をおこなったところ、衝撃はなかった。
【0041】
また、上記のようにイオン伝導剤を配合した実施例1〜4の内装布帛は、低湿度条件(20℃、30%RH)において体積抵抗値は、10Ω〜10Ωとなって、放電衝撃試験をおこなっても、衝撃はなかった。
【0042】
これに対し、導電層を構成するイオン伝導剤の塗布のない比較例1の布帛は、体積抵抗値が1015Ωとなり、放電衝撃試験では、強い衝撃のあるものとなった。また、比較例2では、導電層がバッキング層の下側に形成されることになり、体積抵抗値に影響しないので体積抵抗値が1015Ωとなり、放電衝撃試験でも、強い衝撃のあるものとなった。
【0043】
また、イオン伝導剤が繊維布帛素材に対して10重量%を超えて塗布された参考例では、帯電防止性能は向上するものの硬くなってしまい、布帛本来の優れた風合いを得ることはできなかった。
【産業上の利用可能性】
【0044】
この発明に係る車両ドア用の内装布帛は、自動車以外にも、静電気を徐々に放電する除電布帛として応用される範囲は広い。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両ドア用の内装布帛であって、内装布帛の体積抵抗値を10〜1010Ωにしたことを特徴とする車両ドア用の内装布帛。
【請求項2】
前記車両ドア用の内装布帛において、浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布し、内装布帛に導電層を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両ドア用の内装布帛。
【請求項3】
前記車両ドア用の内装布帛において、内装布帛の裏面側から浸透剤と共にイオン伝導剤を含む溶剤を塗布し、内装布帛の表面側には、撥水加工を施したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア用の内装布帛。
【請求項4】
前記車両ドア用の内装布帛において、前記イオン伝導剤が、内装布帛に対して0.1〜10重量%担持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両ドア用の内装布帛。

【公開番号】特開2010−47139(P2010−47139A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−213601(P2008−213601)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【出願人】(390014487)住江織物株式会社 (294)
【Fターム(参考)】