説明

車両下部構造

【課題】アンダーカバーの耐久性を低下させることなく充分な整流効果を得ることができる車両下部構造を得る。
【解決手段】車体前後方向に延在する長尺状の整流フィン50がアンダーパネル14の一般部14Aから車両下方側へ突出するように形成されると共に、ジャッキアップブラケット16をこの整流フィン50の後方に設けた。さらに、ジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16A、車幅方向右側の端面16B及び車幅方向左側の端面16Cが、整流フィン50の車両下方側の端面50A、車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cに沿ってその延長方向にそれぞれ配置されるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車等の車両下部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両の下部を流れる空気を整流するために、アンダーカバーを車両の下部に設けることが知られている。また、車両の下部に設けられたジャッキアップブラケットがアンダーカバーに覆われている構造では、車両のメンテナンスを容易にするために、アンダーカバーを取り外すことなく車両をジャッキアップすることが可能とされた構造が適用されている。例えば、下記特許文献1には、アンダーカバーの一部がジャッキアップブラケットを囲う形状に形成されていると共に、該アンダーカバーの一部がジャッキアップブラケットの形状に沿って変形可能とするための薄肉部が該アンダーカバーの一部に隣接して設けられた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平4−84087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の構造では、車両をリフトアップする際に、リフトアップツールとリフトアップブラケットとの間においてアンダーカバーが挟み込まれる。また、リフトアップ作業が繰り返し行なわれた場合、薄肉部には、該リフトアップ作業による繰り返し応力が生じる。その結果、アンダーカバーにおけるリフトアップツールとリフトアップブラケットとの間に挟み込まれる部分や薄肉部が劣化し、アンダーカバーの耐久性が低下することが考えられる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、アンダーカバーの耐久性を低下させることなく充分な整流効果を得ることができる車両下部構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明に係る車両下部構造は、車両の下部に設けられかつ車両の前後方向及び車幅方向に延在する一般部を備えたアンダーカバーと、前記アンダーカバーの前記一般部から車両下方側へ突出して形成されかつ車体前後方向に沿って延在する整流フィンと、前記整流フィンの前方側又は後方側に設けられると共に、車両下方側の端面が前記整流フィンの車両下方側の端面に沿ってその延長方向に配置されかつ車幅方向の両端面が前記整流フィンの車幅方向の両端面に沿ってその延長方向に配置されたジャッキアップブラケットと、を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の本発明では、ジャッキアップブラケットがアンダーカバーに覆われていないため、リフトアップツールとジャッキアップブラケットとの間において、アンダーカバーを挟み込むことなく、車両をリフトアップさせることが可能となる。
【0008】
また、請求項1記載の本発明では、車両前後方向に沿って形成された整流フィンがジャッキアップブラケットの前方又は後方に設けられている。さらに、このジャッキアップブラケットの下端面は整流フィンの下端面に沿ってその延長方向に配置されており、またジャッキアップブラケットの車幅方向の両端面は整流フィンの車幅方向の両端面に沿ってその延長方向に配置されている。そのため、ジャッキアップブラケットが整流フィンの後方に設けられている場合にあっては、整流フィンによって整流された空気がジャッキアップブラケットの下端面及び車幅方向外側の両端面に沿って流れた後、車両の後方に流れてゆく。また、ジャッキアップブラケットが整流フィンの前方に設けられている場合にあっては、ジャッキアップブラケットの下端面及び車幅方向外側の両端面に沿って流れた空気が整流フィンによって整流された後、車両の後方に流れてゆく。その結果、車体の下部を流れる空気がジャッキアップブラケットによって乱されることがない。
【0009】
請求項2記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項1記載の車両下部構造において、前記アンダーカバーには開口部が形成されており、前記ジャッキアップブラケットの先端がこの開口部から突出していることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の本発明では、ジャッキアップブラケットの先端がアンダーカバーに設けられた開口部から突出しているため、リフトアップツールとジャッキアップブラケットとの間においてアンダーカバーを挟み込むことなく、車両をリフトアップさせることが可能となる。
【0011】
請求項3記載の本発明に係る車両下部構造は、請求項1又は請求項2記載の車両下部構造において、前記整流フィンが車両後方側に向けて車幅方向へ末広がりとなるように形成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の本発明では、整流フィンが上記のように形成されているため、整流フィンの車幅方向の両側面に沿って流れる空気が該整流フィンの両側面から剥離することによって生じる乱流の発生が抑制される。その結果、走行時の車両の姿勢が安定する。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、請求項1及び請求項2記載の本発明に係る車両下部構造は、アンダーカバーの耐久性を低下させることなく充分な整流効果を得ることができる、という優れた効果を有する。
【0014】
請求項3記載の本発明に係る車両下部構造は、車両の操縦安定性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1実施形態に係る車両下部構造が適用された車体を示す、該車体の下方側から見た斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】第2実施形態に係る車両下部構造が適用された車体を示す、該車体の下方側から見た斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第1実施形態>
図1及び図2を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両下部構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。
【0017】
図1に示されるように、本実施形態に係る車両下部構造10は、車体12の後部に適用されている。この車体12の後部には、アンダーカバー14及びジャッキアップブラケット16が設けられている。以下、先ず車体12の後部の構造について説明し、次いで本実施形態の要部であるアンダーカバー14及びジャッキアップブラケット16について説明する。
【0018】
(車体12の後部)
図2に示されるように、車体12は車両前後方向に延在することによりキャビン18の床面を形成するセンタフロアパネル20を備えている。このセンタフロアパネル20の上部には、シート取付用フレーム22を介してリヤシート24が取付けられている。また、車体12は車両前後方向に延在することによってトランクルーム26の底壁を形成するリヤフロアパネル28を備えている。このリヤフロアパネル28の前端部はセンタフロアパネル20の後端部と重ね合わされると共にスポット溶接にて接合されている。また、リヤフロアパネル28には、車両下方側に向けて凹んだ凹部28Aが形成されている。この凹部28Aには、スペアタイヤ30が収容されると共に、該スペアタイヤ30がブラケット32及び固定具34を介してリヤフロアパネル28に固定されている。さらに、リヤフロアパネル28に固定されたスペアタイヤ30の上部には工具などが収納されるトレイ36が設けられると共に、このトレイ36の上部にはデッキボード38が設けられている。また、車体12は車幅方向に延在すると共に、車両側面視で車両上方側に開口するように形成されたハット型断面のクロスメンバアウタパネル40を備えている。このクロスメンバアウタパネル40は、上記センタフロアパネル20とリヤフロアパネル28との接合部を跨ぐように配置されて、センタフロアパネル20及びリヤフロアパネル28に接合されている。また、クロスメンバアウタパネル40がセンタフロアパネル20及びリヤフロアパネル28に接合されることにより、車両側面視で5角形の閉断面が形成されている。その結果、車幅方向に延びるクロスメンバ42が形成されている。
【0019】
さらに、車体12は、車両上下方向に延在すると共にトランクルーム26の後方に配置されたロアバックパネル44を備えている。このロアバックパネル44の下端部は上記リヤフロアパネル28の後端部と重ね合わされると共にスポット溶接にて接合されている。さらに、ロアバックパネル44の上端部には、車両前方側に開口するように形成されたハット型断面のバンパリインフォースアウタパネル46が接合されている。このバンパリインフォースアウタパネル46がロアバックパネル44に接合されることにより、車両側面視で6角形の閉断面が形成されている。その結果、車幅方向に延びるバンパリインフォース48が形成されている。
【0020】
(アンダーカバー14)
図1に示されるように、アンダーカバー14は樹脂系の材料を用いて形成された一体成型部品である。また、アンダーカバー14は、リヤフロアパネル28を被うように設けられており、車体12の下部を流れる空気を整流する役割を担っている。具体的には、アンダーカバー14は、車体前後方向及び車幅方向に延在する一般部14Aを備えている。また、この一般部14Aの後端側における車幅方向の中間部には、車体前後方向に延在する長尺状の整流フィン50が車両下方側へ突出するように形成されている。また、整流フィン50は車両後方側に向けて車幅方向へ末広がりとなるように形成されている。さらに、整流フィン50の車両下方側の端面50Aは上記一般部14Aと略平行に延在すると共に、整流フィン50の車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cはそれぞれ車幅方向外側へ傾斜して延在している。また、一般部14Aにおける整流フィン50の後方には、後述するジャッキアップブラケット16の先端部が車両下方側へ突出する矩形状の開口部14Bが形成されている。さらに、一般部14Aには、車両前後方向に延在する補助整流フィン52が車両下方側へ突出するように形成されている(本実施形態では、補助整流フィン52が車幅方向右側及び左側にそれぞれ2個ずつ形成されている)。また、一般部14Aには、車両上方側に窪んで形成された取付部14Cが形成されている
【0021】
また、アンダーカバー14は、一般部14Aの車両前方側の端部から車両上方側に屈曲して延在する前壁部14Dを備えている。この前壁部14Dには、車両上方側及び後方側に窪んで形成された取付部14Cが形成されている さらに、アンダーカバー14は、一般部14Aの車幅方向左側の端部から車両上方側に屈曲して延在する左側縦壁部14F及び一般部14Aの車幅方向右側の端部から車両上方側に屈曲して延在する右側縦壁部14Eを備えている。
【0022】
以上説明したアンダーカバー14が取付部14Cを介してリヤフロアパネル28に固定されている。
【0023】
(ジャッキアップブラケット16)
図2に示されるように、ジャッキアップブラケット16は、基端部がロアバックパネル44及びバンパリインフォースアウタパネル46に接合されると共に、先端部が車両下方側に突出して形成されている。具体的には、ジャッキアップブラケット16は、内部が中空構造とされると共に、先端部が車両下方側に向けて窄まった4角錐台形状に形成されている。また、ジャッキアップブラケット16の先端部は、リヤフロアパネル28の底壁よりも車両下方側に突出すると共に、アンダーカバー14に形成された開口部14Bから突出するように形成されている。
【0024】
また、図1に示されるように、ジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16Aは、整流フィン50の車両下方側の端面50Aに沿ってその延長方向に延在すると共に、該整流フィン50の車両下方側の端面50Aよりも車両上方側にオフセットした位置に配置されている。さらに、ジャッキアップブラケット16の車幅方向右側の端面16Bは、整流フィン50の後端部における車幅方向右側の端面50Bに沿ってその延長方向に延在すると共に、該整流フィン50の後端部における車幅方向右側の端面50Bよりも車幅方向内側にオフセットした位置に配置されている。また、ジャッキアップブラケット16の車幅方向左側の端面16Cは、整流フィン50の後端部における車幅方向左側の端面50Cに沿ってその延長方向に延在すると共に、該整流フィン50の後端部における車幅方向左側の端面50Cよりも車幅方向内側にオフセットした位置に配置されている。即ち、ジャッキアップブラケット16の先端が、車両正面視で整流フィン50によって覆われている構成である。
【0025】
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0026】
図1に示されるように、本実施形態の車両下部構造10では、ジャッキアップブラケット16の先端がアンダーカバー14に設けられた開口部14Bから突出しているため、リフトアップツールとジャッキアップブラケット16との間においてアンダーカバー14を挟み込むことなく、車両をリフトアップさせることが可能となる。
【0027】
また、本実施形態の車両下部構造10では、ジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16A、車幅方向右側の端面16B及び車幅方向左側の端面16Cが、整流フィン50の車両下方側の端面50A、車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cに沿ってその延長方向にそれぞれ配置されている。そのため、2点鎖線で示されるように、整流フィン50によって整流された空気がジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16A及び車幅方向右側の端面16B及び車幅方向左側の端面16Cに沿って流れた後に車両の後方に流れてゆく。その結果、車体の下部を流れる空気がジャッキアップブラケットによって乱されることが抑制される。
【0028】
従って、本実施形態の車両下部構造10では、アンダーカバーの耐久性を低下させることなく充分な整流効果を得ることができる。
【0029】
さらに、本実施形態の車両下部構造10では、整流フィン50の車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cが該整流フィン50の前端部から後端部にかけて互いに離間する方向へ末広がりとなるように配置されている。そのため、整流フィン50の車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cに沿って流れる空気が該整流フィン50の車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cから剥離することによって生じる乱流の発生が抑制される。その結果、本実施形態の車両下部構造10では、車両の操縦安定性を向上させることができる。
【0030】
また、本実施形態の車両下部構造10では、整流フィン50に加え補助整流フィン52が設けられているため、車両の下部における車幅方向の広範囲において、該車両の下部を流れる空気を整流することができる。その結果、車両の操縦安定性をより一層向上させることができる。
【0031】
<第2実施形態>
図3及び図4を用いて、本発明の第2実施形態に係る車両下部構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】
図3に示されるように、本実施形態の車両下部構造54は、整流フィン50がアンダーカバー14の一般部14Aの前端側に設けられていること及びジャッキアップブラケット16が整流フィンの前方に設けられていることに特徴がある。
【0033】
具体的には、整流フィン50は、アンダーカバー14の一般部14Aの前端側における車幅方向の中間部に設けられている。この整流フィン50は、車体前後方向に延在すると共に車両下方側へ突出するように形成されている。また、整流フィン50の車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cは、整流フィン50の前端部から後端部に向けて略平行に延在すると共に整流フィン50の後端部にて接続されている。
【0034】
図4に示されるように、ジャッキアップブラケット16は、基端部がクロスメンバ42の下端部に接合されると共に、先端部が車両下方側に向けて突出するように形成されている。また、ジャッキアップブラケット16の先端部はリヤフロアパネル28の底壁よりも車両下方側に突出するように形成されている。さらに、図3に示されるように、ジャッキアップブラケット16は、内部が中空構造とされると共に車両下方側から見て先端部が車両前方側に向けて窄まった5角形の閉断面となるように形成されている。また、ジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16Aは、整流フィン50の車両下方側の端面50Aの延長上に配置されている。さらに、ジャッキアップブラケット16の車幅方向右側の端面16B及び車幅方向左側の端面16Cは、整流フィン50の前端部における車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cの延長上にそれぞれ配置されている。
【0035】
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0036】
本実施形態の車両下部構造54では、ジャッキアップブラケット16の先端がアンダーカバー14に被われていないため、リフトアップツールとジャッキアップブラケット16との間においてアンダーカバー14を挟み込むことなく、車両をリフトアップさせることが可能となる。
【0037】
また、本実施形態の車両下部構造54では、ジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16A、車幅方向右側の端面16B及び車幅方向左側の端面16Cが、整流フィン50の車両下方側の端面50A車幅方向右側の端面50B及び車幅方向左側の端面50Cのそれぞれの延長上に配置されている。そのため、2点鎖線で示されるように、ジャッキアップブラケット16の車両下方側の端面16A、車幅方向右側の端面16B及び車幅方向左側の端面16Cに沿って流れた空気が整流フィン50によって整流された後、車両の後方に流れてゆく。その結果、車体の下部を流れる空気がジャッキアップブラケット16によって乱されることが抑制される。
【0038】
従って、本実施形態の車両下部構造54では、アンダーカバーの耐久性を低下させることなく充分な整流効果を得ることができる。
【0039】
なお、上記第1実施形態では、ジャッキアップブラケット16の各端面16A,16B,16Cが、整流フィン50の各端面50A,50B,50Cよりも車両上方側又は車幅方向内側にオフセットして配置された例について説明してきた。また、上記第2実施形態では、ジャッキアップブラケット16の各端面16A,16B,16Cが、整流フィン50の各端面50A,50B,50Cのそれぞれの延長上に配置されたれ例について説明してきた。しかしながら、本発明はこれらの構成に限定されるものではなく、例えば、ジャッキアップブラケット16の各端面16A,16B,16Cが、整流フィン50の各端面50A,50B,50Cよりも車両下方側又は車幅方向外側にオフセットして配置された構成としても良い。このように、ジャッキアップブラケット16の各端面16A,16B,16Cと整流フィン50の各端面50A,50B,50Cとの位置関係は、本発明の効果を得られる範囲内において適宜設定すればよい。
【0040】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、車体12の後部に本発明を適用した例を説明してきた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、車体12の前部に本発明を適用しても良い。
【0041】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0042】
10 車両下部構造
14 アンダーカバー
14A 一般部
16 ジャッキアップブラケット
16A 車両下方側の端面
16B 車幅方向右側の端面
16C 車幅方向左側の端面
50 ジャッキアップブラケット
50A 車両下方側の端面
50B 車幅方向右側の端面
50C 車幅方向左側の端面
54 車両下部構造

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の下部に設けられかつ車両の前後方向及び車幅方向に延在する一般部を備えたアンダーカバーと、
前記アンダーカバーの前記一般部から車両下方側へ突出して形成されかつ車体前後方向に沿って延在する整流フィンと、
前記整流フィンの前方側又は後方側に設けられると共に、車両下方側の端面が前記整流フィンの車両下方側の端面に沿ってその延長方向に配置されかつ車幅方向の両端面が前記整流フィンの車幅方向の両端面に沿ってその延長方向に配置されたジャッキアップブラケットと、
を備えた車両下部構造。
【請求項2】
前記アンダーカバーには開口部が形成されており、前記ジャッキアップブラケットの先端がこの開口部から突出している請求項1記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記整流フィンが車両後方側に向けて車幅方向へ末広がりとなるように形成された請求項1又は請求項2記載の車両下部構造。
































【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−107474(P2013−107474A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−253160(P2011−253160)
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】