説明

車両内装の展示品

【課題】輸送性を悪化させることなく、使用状態でのイメージを湧き立たせた状態で表皮カバーを展示できる車両内装の展示品を提供することを課題とする。
【解決手段】車両内装の展示品1は、車両の内装部材を模す格好に成形されたレリーフ10と、このレリーフ10の表面をカバーリングした表皮カバー30とから構成されている。そして、この車両内装の展示品1は、正面から見た場合でも、予め設定した視点から見た状態を成すように、レリーフ10が遠近法によって模擬的な立体状に成形されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の内装部材を模す格好に成形されたレリーフと、このレリーフの表面をカバーリングした表皮カバーとから構成された車両内装の展示品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば、車両用シートのパッド部材の表面をカバーリングしている表皮カバーを展示する方法として、単に、表皮カバーのみを展示するのではなく、例えば、カマボコ型に成形されたレリーフの表面を表皮カバーでカバーリングした状態で展示する方法が知られている。すなわち、カマボコ型に成形されたレリーフの表面を表皮カバーでカバーリングした展示品が知られている。これにより、質感を際立たせた状態で表皮カバーを展示できる。これとは別に、例えば、車両用シートを模す格好で車両用シートの実寸大程度に成形された形状モデルの表面に塗装を施し、展示する方法も知られている。
【0003】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【特許文献1】特開2003−241670号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した前者の展示品では、レリーフがカマボコ型に成形されているため、車両用シートとしてのイメージが湧き難いという問題が発生していた。一方、後者の展示品では、形状モデルが車両用シートを模す格好で車両用シートの実寸大程度に成形されているため、上述した問題(前者の展示品で生じた問題)は解決されているが、形状モデルの輸送性が悪く、これを解決するため、形状モデルをコンパクトに(小さく)成形すれば、この新たな問題は解決されることになるが、形状モデルをコンパクトにし過ぎると、実寸大におけるイメージが湧き難いという問題が発生していた。
【0005】
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、輸送性を悪化させることなく、使用状態でのイメージを湧き立たせた状態で表皮カバーを展示できる車両内装の展示品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、車両の内装部材を模す格好に成形されたレリーフと、このレリーフの表面をカバーリングした表皮カバーとから構成された車両内装の展示品であって、正面から見た場合でも、予め設定した視点から見た状態を成すように、レリーフは遠近法によって模擬的な立体状に成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、レリーフは、例えば、その「横幅」、「奥行き」および「高さ」の3方向のうち、「横幅」と「奥行き」の2方向を消失させた2点透視図法によって模擬的な立体状に成形されている。このように成形されていると、レリーフを模擬的な立体状に見せることができる。そのため、このレリーフの表面に表皮カバーをカバーリングすると、使用状態でのイメージを湧き立たせた状態で表皮カバーを展示できる。また、このように成形されていると、レリーフの厚みを薄くすることができる。そのため、レリーフを、例えば、車両用シートの実寸大程度に成形した場合でも、その厚みを10cm程度に抑えることができる。したがって、車両内装の展示品の輸送性を向上させることができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両内装の展示品であって、レリーフは、予め設定した所望する位置で分割可能な構造になっており、この分割された各レリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする。
この構成によれば、分割された各レリーフの組み換えを容易にできる。そのため、例えば、分割された各レリーフの表皮カバーを同じ色の組み合わせにしていても、簡便に、異なる色の組み合わせに変更することができる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両内装の展示品であって、レリーフは、シートクッションとシートバックとから構成されている車両用シートを模す格好に成形されていると共に、シートクッションに相当するクッションレリーフと、シートバックに相当するバックレリーフとから構成されており、クッションレリーフとバックレリーフとは分割可能な構造になっており、この分割されたクッションレリーフとバックレリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする。
この構成によれば、クッションレリーフやバックレリーフの組み換えを容易にできる。そのため、例えば、クッションレリーフの表皮カバーとバックレリーフの表皮カバーとを同じ色の組み合わせにしていても、簡便に、異なる色の組み合わせに変更することができる。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両内装の展示品であって、クッションレリーフは、乗員の着座位置に相当する着座レリーフと、この着座レリーフの両側のサポートレリーフとから構成されており、着座レリーフと両サポートレリーフとは分割可能な構造になっており、この分割された着座レリーフと両サポートレリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする。
この構成によれば、着座レリーフや両サポートレリーフの組み換えを容易にできる。そのため、例えば、着座レリーフの表皮カバーと両サポートレリーフの表皮カバーとを同じ色の組み合わせにしていても、簡便に、異なる色の組み合わせに変更することができる。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3〜4のいずれか1項に記載の車両内装の展示品であって、バックレリーフは、乗員の背凭れ位置に相当する背凭れレリーフと、この背凭れレリーフの両側のサポートレリーフとから構成されており、背凭れレリーフと両サポートレリーフとは分割可能な構造になっており、この分割された背凭れレリーフと両サポートレリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする。
この構成によれば、背凭れレリーフや両サポートレリーフの組み換えを容易にできる。そのため、例えば、背凭れレリーフの表皮カバーと両サポートレリーフの表皮カバーとを同じ色の組み合わせにしていても、簡便に、異なる色の組み合わせに変更することができる。
【0011】
また、請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両内装の展示品であって、レリーフには、車両内面トリムを模した車両内面レリーフが一体成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、車両内面レリーフの表皮カバーの色合いに合わせて、クッションレリーフの表皮カバーの色合い、およびバックレリーフの表皮カバーの色合いを検討できる。
【0012】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両内装の展示品であって、レリーフは、その背面側がパネル部材の表面側に対して着脱可能となるように、パネル部材に組み付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、車両内装の展示品の保管および展示を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜4を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る車両内装の展示品の正面図である。図2は、図1の(上から見た)平面図である。
図3は、図1の右側側面図である。図4は、図1のA−A線断面図である。
【0014】
図1に示すように、実施例1の車両内装の展示品1は、車両の内装部材である車両用シートを模す格好に成形されたレリーフ10と、このレリーフ10の表面をカバーリングした表皮カバー30とから構成されている。以下に、これら構成部材10、30を個別に説明する。
【0015】
はじめに、レリーフ10から説明する。このレリーフ10は、シートクッションとシートバックとから構成されている車両用シートを模す格好で車両用シートの実寸大程度に成形されている。そのため、このレリーフ10は、シートクッションに相当するクッションレリーフ12と、シートバックに相当するバックレリーフ14とから構成されている。
【0016】
これら両レリーフ12、14について詳述すると、クッションレリーフ12は、乗員の着座位置に相当する着座レリーフ12aと、この着座レリーフ12aの両側に配置され着座した乗員をサポートするサポートレリーフ12b、12bとから構成されている。一方、バックレリーフ14も、乗員の背凭れ位置となる背凭れレリーフ14aと、この背凭れレリーフ14aの両側に配置され背凭れした乗員をサポートするサポートレリーフ14b、14bとから構成されている。
【0017】
そして、このレリーフ10は、その「横幅」、「奥行き」および「高さ」の3方向のうち、「横幅」と「奥行き」の2方向を消失させた2点透視図法によって模擬的な立体状に成形されている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「正面から見た場合でも、予め設定した視点から見た状態を成すように、レリーフは遠近法によって模擬的な立体状に成形されている」に相当する。このように成形すると、レリーフ10を正面から見た場合でも、レリーフ10の厚みを多く必要とすることなく、レリーフ10を模擬的な立体状に見せることができる。そのため、本実施例のように、レリーフ10を車両用シートの実寸大程度に成形した場合でも、その厚みを10cm程度に抑えることができる(図2、3参照)。
【0018】
また、このレリーフ10は、その表面が「横幅」方向の消失点に向けて滑らかに下り傾斜する格好となるように成形されている。このことを、例えば、バックレリーフ14で説明すると、バックレリーフ14は、その表面が左手側(図4において、向かって右側)のサポートレリーフ14bの頂点(盛り上がり点)から右手側(図4において、向かって左側)のサポートレリーフ14bの框溝xに向けて滑らかに下り傾斜するように成形されている(図4参照)。このように成形されていると、レリーフ10を正面から見た場合でも、レリーフ10をさらに模擬的な立体状に見せることができる。
【0019】
また、このレリーフ10は、その背面側が略平らな状態となるように成形されている。なお、このレリーフ10は、例えば、発砲スチロールやケミウッド等の樹脂部材の塊を人為的にまたはNC加工などを用いて機械的に切り欠くことによって、各構成部材12(12a、12b)、14(14a、14b)が一体となるように成形されている。
【0020】
次に、表皮カバー30を説明する。表皮カバー30は、上述したレリーフ10の表面をカバーリングする汎用のカバー部材である。そのため、この表皮カバー30は、予め、レリーフ10に合う形状に成形されている。また、この表皮カバー30は、レリーフ10の表面をカバーリングするとき、テンションを掛けた状態でカバーリングできる構造となっている。これにより、レリーフ10の表面に対して表皮カバー30を綺麗にカバーリングすることができる。これらレリーフ10と表皮カバー30とによって車両内装の展示品1は構成されている。
【0021】
本発明の実施例1に係る車両内装の展示品1は、上述したように構成されている。この構成によれば、レリーフ10は、車両用シートを模す格好に成形されている。このとき、レリーフ10は、その「横幅」、「奥行き」および「高さ」の3方向のうち、「横幅」と「奥行き」の2方向を消失させた2点透視図法によって模擬的な立体状に成形されている。このように成形されていると、レリーフ10を正面から見た場合でも、レリーフ10を模擬的な立体状に見せることができる。そのため、このレリーフ10の表面に表皮カバー30をカバーリングすると、車両用シートの使用状態でのイメージを湧き立たせた状態で表皮カバー30を展示できる。また、このように成形されていると、レリーフ10の厚みを薄くすることができる。そのため、本実施例のように、レリーフ10を車両用シートの実寸大程度に成形した場合でも、その厚みを10cm程度に抑えることができる。したがって、車両内装の展示品1の輸送性を向上させることができる。すなわち、車両内装の展示品1の搬送を容易に行うことができる。
【0022】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を説明する。図5は、本発明の実施例2に係る車両内装の展示品の分解状態の正面図である。
【0023】
実施例2の車両内装の展示品2は、既に説明した実施例1の車両内装の展示品1と比較すると、レリーフ10の各構成部材12(12a、12b)、14(14a、14b)が分割可能な構造になっている点が相違している。なお、以下の説明にあたって、実施例1と同一もしくは均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで、重複する説明は省略することとする。このことは、後述する実施例3以降においても同様である。
【0024】
図5に示すように、レリーフ10は、クッションレリーフ12とバックレリーフ14とに2分割可能になっている。この記載が、特許請求の範囲に記載の「レリーフは、予め設定した所望する位置で分割可能な構造になっており」に相当する。このクッションレリーフ12の縁のうち、バックレリーフ14に接する側の縁には凸部(図示しない)が形成されており、これとは逆に、バックレリーフ14の縁のうち、クッションレリーフ12に接する側の縁には凹部(図示しない)が形成されている。そして、これら凸部と凹部が嵌め合い可能になっている。なお、これらクッションレリーフ12とバックレリーフ14には、異なる仕様(例えば、異なる色)および異なる物性(例えば、異なる素材)の表皮カバーを個別にカバーリングできる。
【0025】
これと同様に、クッションレリーフ12も、着座レリーフ12aと両サポートレリーフ12bとに3分割可能になっている。そして、分割された着座レリーフ12aと両サポートレリーフ12bにも、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできる。また、これと同様に、バックレリーフ14も、背凭れレリーフ14aと両サポートレリーフ14bとに3分割可能になっている。そして、分割された背凭れレリーフ14aと両サポートレリーフ14bにも、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできる。
【0026】
本発明の実施例2に係る車両内装の展示品2は、上述したように構成されている。この構成によれば、レリーフ10の各構成部材12(12a、12b)、14(14a、14b)は分割可能な構造になっている。そのため、例えば、クッションレリーフ12やバックレリーフ14の組み換えを容易にできる。したがって、クッションレリーフ12の表皮カバー30とバックレリーフ14の表皮カバー30とを同じ色の組み合わせにしていても、簡便に、異なる色の組み合わせに変更することができる。このことは、着座レリーフ12aと両サポートレリーフ12bにおいても同様であり、さらに、背凭れレリーフ14aと両サポートレリーフ14bにおいても同様である。
【0027】
(実施例3)
続いて、本発明の実施例3を説明する。図6は、本発明の実施例3に係る車両内装の展示品の正面図である。
【0028】
実施例3の車両内装の展示品3は、既に説明した実施例1の車両内装の展示品1と比較すると、レリーフ10は、車両用シートだけでなく、車両の室内空間をも模す格好に成形されている点が相違している。
【0029】
図6に示すように、レリーフ10には、車両用シートに隣り合う格好となるように、車両内面トリムを模した車両内面レリーフ16が一体成形されている。この車両内面レリーフ16も、クッションレリーフ12とバックレリーフ14と同様に、2点透視図法によって模擬的な立体状に成形されていると共に、その表面が表皮カバー30によってカバーリングされている。
【0030】
本発明の実施例3に係る車両内装の展示品3は、上述したように構成されている。この構成によれば、レリーフ10には、車両内面トリムを模した車両内面レリーフ16が一体成形されている。そのため、車両内面レリーフ16の表皮カバー30の色合いに合わせて、クッションレリーフ12の表皮カバー30の色合い、およびバックレリーフ14の表皮カバー30の色合いを検討できる。
【0031】
(実施例4)
最後に、本発明の実施例4を説明する。図7は、本発明の実施例4に係る車両内装の展示品の正面図である。
【0032】
実施例4の車両内装の展示品4は、既に説明した実施例1の車両内装の展示品1と比較すると、レリーフ10は、パネル部材40に組み付けられている点が相違している。
【0033】
図7に示すように、レリーフ10は、その背面がパネル部材40の表面に向かい合うように、パネル部材40に組み付けられている。この組み付け構造を詳述すると、パネル部材40には、ボルトの貫通孔(いずれも図示しない)が形成されている。そして、パネル部材40の背面から貫通孔にボルトを差し込み、この差し込み状態でレリーフ10にボルトを螺合させることで、レリーフ10をパネル部材40に組み付けている。なお、ボルトを外せば、この組み付け状態を容易に解消することができる。
【0034】
本発明の実施例4に係る車両内装の展示品4は、上述したように構成されている。この構成によれば、レリーフ10は、その背面がパネル部材40の表面に対して着脱可能となるように、パネル部材40に組み付けられている。そのため、車両内装の展示品4の保管および展示を容易に行うことができる。
【0035】
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施例では、レリーフ10は、車両用シートの「奥行き」、「横幅」および「高さ」のうち、「奥行き」と「横幅」の2点を消失させた2点透視図法によって模擬的な立体状に成形されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、レリーフ10は1点透視図法または3点透視図法によって模擬的な立体状に成形されていても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は、本発明の実施例1に係る車両内装の展示品の正面図である。
【図2】図2は、図1の(上から見た)平面図である。
【図3】図3は、図1の右側側面図である。
【図4】図4は、図1のA−A線断面図である。
【図5】図5は、本発明の実施例2に係る車両内装の展示品の分解状態の正面図である。
【図6】図6は、本発明の実施例3に係る車両内装の展示品の正面図である。
【図7】図7は、本発明の実施例4に係る車両内装の展示品の正面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 車両内装の展示品(実施例1)
2 車両内装の展示品(実施例2)
3 車両内装の展示品(実施例3)
4 車両内装の展示品(実施例4)
10 レリーフ
12 クッションレリーフ
12a 着座レリーフ
12b サポートレリーフ
14 バックレリーフ
14a 背凭れレリーフ
14b サポートレリーフ
16 車両内面レリーフ
30 表皮カバー
40 パネル部材




【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の内装部材を模す格好に成形されたレリーフと、このレリーフの表面をカバーリングした表皮カバーとから構成された車両内装の展示品であって、
正面から見た場合でも、予め設定した視点から見た状態を成すように、レリーフは遠近法によって模擬的な立体状に成形されていることを特徴とする車両内装の展示品。
【請求項2】
請求項1に記載の車両内装の展示品であって、
レリーフは、予め設定した所望する位置で分割可能な構造になっており、
この分割された各レリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする車両内装の展示品。
【請求項3】
請求項2に記載の車両内装の展示品であって、
レリーフは、シートクッションとシートバックとから構成されている車両用シートを模す格好に成形されていると共に、シートクッションに相当するクッションレリーフと、シートバックに相当するバックレリーフとから構成されており、
クッションレリーフとバックレリーフとは分割可能な構造になっており、
この分割されたクッションレリーフとバックレリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする車両内装の展示品。
【請求項4】
請求項3に記載の車両内装の展示品であって、
クッションレリーフは、乗員の着座位置に相当する着座レリーフと、この着座レリーフの両側のサポートレリーフとから構成されており、
着座レリーフと両サポートレリーフとは分割可能な構造になっており、
この分割された着座レリーフと両サポートレリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリングできることを特徴とする車両内装の展示品。
【請求項5】
請求項3〜4のいずれか1項に記載の車両内装の展示品であって、
バックレリーフは、乗員の背凭れ位置に相当する背凭れレリーフと、この背凭れレリーフの両側のサポートレリーフとから構成されており、
背凭れレリーフと両サポートレリーフとは分割可能な構造になっており、
この分割された背凭れレリーフと両サポートレリーフには、異なる仕様および異なる物性の表皮カバーを個別にカバーリング可能となっていることを特徴とする車両内装の展示品。
【請求項6】
請求項3〜5のいずれか1項に記載の車両内装の展示品であって、
レリーフには、車両内面トリムを模した車両内面レリーフが一体成形されていることを特徴とする車両内装の展示品。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両内装の展示品であって、
レリーフは、その背面側がパネル部材の表面側に対して着脱可能となるように、パネル部材に組み付けられていることを特徴とする車両内装の展示品。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−39045(P2010−39045A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−199598(P2008−199598)
【出願日】平成20年8月1日(2008.8.1)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)