車両内部のための移行型照明システム
特定の夜間の運転関連の出来事に関連して、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させる、自動車の内部客室内の光の強さを制御するための方法。安全を求める人間の自然な願望は、運転者が駐車された自動車に接近する際に、セーフティーアプローチ信号を生成したことに応じて、複数の光源(18、20、22)で内部客室を照らすことによって、満たされる。閉塞された空間内で快適でありたいという人間の自然な願望は、ドア(28)を開ける動作によって満たされ、この時、内部照度が自動的に第2の強さのレベルまで下げられる。一旦、変速セレクタが変速セレクタの駐車状態から動かされると、内部光度は、第3の強さのレベルに自動的に低下されて、ストレスが低減される感覚を提供し、したがって、平穏でありたいという人間の自然な願望を満たす。第3の強さのレベルモードの間、断続的に、運転者または他の乗員は、客室の局部的な領域を照らしたいというタスク駆動型の願望を有することがあり得、この願望は、客室内に方向性のある光線を生じるスポットライトサブアセンブリ(22)によって、叶えられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年11月10日に出願された米国仮特許出願第60/865175号に対する優先権の利益を主張するものである。
【0002】
発明の背景
発明の分野
本発明は、一般に自動車の内部客室を照らすための方法に関し、より具体的には、高強度全般照明と、多色の低強度全般照明と、高強度スポット照明との各局面で順次起動され得る、照明アセンブリの魅力的な直線的配列に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術
自動車の内部キャビンで使用するための照明アセンブリは、周知である。このような照明アセンブリは、数ある他の用途の中で、直接照明、間接照明および背面照明を提供し、また、より小型、より効率的、より耐久性があり、より長もちするようになった。通常は、間接または全般照明の照明は、広い面積にわたって光を分散しようとするが完全にはこの目的を達成しない室内天井灯アセンブリまたは他の照明装置によって、成し遂げられる。これは、光源からの光が比較的狭い領域に焦点を合わせられている地図または読書灯などの、直接またはタスク照明用途とは対照的である。
【0004】
通常は、フラッド照明およびスポット照明の諸特徴は、各機能専用の個別の照明アセンブリによって達成される。代替例として、限定された機能性を有する可変焦点照明アセンブリが提案されている。通常は、これらの装置は、ビームパターンを分散状態と集中状態の間で調整するいくつかの技術を採用している。2007年5月22日に付与された本出願人の米国特許第7022029号は、このようなアセンブリの例であり、該特許の全ての開示内容は、参照により本願明細書に組み込まれるものとする。フラッド照明およびタスク照明を提供する内部照明アセンブリの更なる例は、米国特許第5582474号を参照することにより有することができる。米国特許公開第2005/0111231号は、選択的にLED照明をオンおよびオフするためおよび/または照明出力の色を変更するために使用される、照明制御システムを開示している。
【0005】
これらの従来技術の構造にも関わらず、この分野においては、多数の局面または段階の間で移行し得る改良された照明アセンブリであって、各段階は、内部空間が安全か否か、内部空間が快適か否か、内部空間が平穏か否か、および内部空間が特定のタスク指向型の個人的なニーズを満たすか否か、を含む、夜間の運転に関連するストレスにさらされる人々によって経験される共通の問題を解決する照明アセンブリが、必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の概要
主題発明は、好ましい実施形態において自動車の内部客室内で光の強さを意図的に制御するための方法を提供して、特定の夜間の運転に関連する諸々の出来事に関連して、安全性と、快適さと、個人的居住性(personal accommodation)とを知覚させることによって、従来技術の不利な点および欠点を克服する。本方法は、内部客室と、客室にアクセスするための少なくとも1つのドアと、客室内に配置された変速セレクタと、を有するタイプの駐車された自動車に接近することと;セーフティーアプローチ
信号を生成することと;客室内の複数の光源で内部客室を照らして、セーフティーアプローチ信号の生成に応じて最大の第1の強さのレベルの光を達成することと;内部客室を照らすステップに続いてドアを開けることと;ドアを開けることに応じて内部照度をより低い第2の強さのレベルに自動的に低下させることと;変速セレクタを駐車状態から動かすことに応じて、内部光度を第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに自動的に低下させることと;の各ステップを備える。
【0007】
この新規な方法を実施するように構成された1つまたは複数の照明アセンブリが、客室内のヘッドライナに取り付けられてよく、かつ車両内部の全長にわたって延在してよい。2つのこのようなランプアセンブリが、ヘッドライナの両側に沿って平行に取り付けられることが好ましい。ランプアセンブリは、客室空間内に下方へ投射される、滑らかな一様な照明を提供する。白熱光源、LED光源、または蛍光光源が、適切なオプティクスと共に、滑らかな照明および移行機能性を提供するために使用してもよく、それにより、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させる。
【0008】
ライトアセンブリから放射される光は、車両内部を完全に照らすのを助けるために白色であってよく、かつ/またはブランド識別を提供するために個人によって指定されたムードタイプの設定もしくは配色を提供するために青もしくは他の着色光に変わってもよい。個別の光源が、異なる色効果を提供するために採用され得る。旋回式の可動スポットランプ、すなわちリーディングランプまたはマップランプ、が、読書または物体を見るために、目的とする照明を提供するために、ライトアセンブリ内に組み込まれて設計されている。光は、読書または物体の観察をし易くするために白色光または着色光であってよい。スポットランプと一体であるかまたはスポットランプの側部に取り付けられたスイッチが、該ランプの光源を起動させる。
【0009】
主題のライトアセンブリによって、車両に出入りする際に車両の内部客室の全体を光で照らすための、滑らかな照明の出力が可能になる。これにより、車両に出入りする人のために、ある程度の安全性が提供される。白色または着色のムード照明が、抑制されたレベルの光のための第2の低強度の作動モードで提供され得る。旋回式の可動スポットランプが、読書または物体を観察するために、主題のライトアセンブリに組み込まれている。
【0010】
本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付の図面に関連して考慮されると、より容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ヘッドライナの下に固定され、かつ抑制された照明効果を有して内部客室を照らしている、主題発明による1対のライトアセンブリを含み、その一方で、1対の通電されたスポットランプが目的とする照明を提供している、車両の内部客室の部分切欠図である。
【図2】スポットライトとスポットライト自体の関連する電源スイッチと共に拡散レンズを示す、主題の照明アセンブリの部分上面図である。
【図3】拡散レンズが一部切り欠かれて、車両の客室内に高強度全般照明を提供するために通電された光源の配列を現している、主題の照明アセンブリの部分斜視図である。
【図4】図3と同様の図であるが、車両の客室内に低強度の全般照明を生じるために通電された、選択された少数の光源を示す図である。
【図5】図3と同様の図であるが、方向矢印によって示されるように移動可能に差し向けられ得る高強度のスポットビームを提供するために通電された、スポットランプのみを描写している図である。
【図6】移行段階を説明する単純化されたフローチャートであって、これにより、主題の照明アセンブリが、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させるために操作され得る、フローチャートである。
【図6A】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図6B】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図6C】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図6D】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図7】3つの車両座席と、第1の強さのレベルの全般照明モードでの主題発明による頭上の照明アセンブリと、によって表された、車両の内部客室の概略図である。
【図8】図7と同様の図であるが、客室内で高強度の目的とするスポット照明を提供するために通電された複数のスポットランプのうちの1つと共に、第2の強さのレベルの照明モードでの主題の照明アセンブリを描写している図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
好ましい実施形態の詳細な説明
各図(同様の参照符号は複数の図の全体にわたって同様のまたは対応している部分を示している)を参照すると、ヘッドライナ下方に固定された主題発明による照明アセンブリが、全体として10示されており、該ヘッドライナは、今度は、自動車の屋根の下面を覆っている。照明アセンブリ10は、車両の屋根のヘッドライナすなわち下面に直接に固定されたベース12を有する、細長い装置である。トラフ上の外側拡散レンズ14は、ベース12を覆っており、照明アセンブリ10から放射される光を滑らかにかつ均一に分散するために半透明である。ライトパイプまたは他の内側レンズもまた、外側拡散レンズ14の有無にかかわらず、光を拡散してよい。照明アセンブリ10はまた、ベース12および拡散レンズ14の終端を審美的に訴えかけるために、エンドキャップ16または他の特徴を含むことができる。
【0013】
複数の光源18が、実質的にベース12の長さに沿ってベース12に固定される。おそらく最も良く図3〜5に示されるように、光源18は、非常に接近して配列されたLED装置を備えてよい。いくつかの光源は、着色20されていてよく、または他の方法で光源18の普通の配列とは異なる照明特性を備えていてよい。図示されていないが本発明者によって完全に考察されている代替実施形態において、多数の光源18は、放射された光をアセンブリ10の長さに沿ってパイピングしかつ白色光および/または着色光を均一に分配するための、1つまたは複数の導波管装置と組み合わせた、単一の光源によって交換され得る。
【0014】
照明アセンブリ10は、図2〜5に全体として22で示される、スポットライトサブアセンブリを更に含む。スポットライトサブアセンブリ22は、リーディングランプまたはマップランプタイプの、旋回式の可動スポットランプであることが好ましい。スポットライト22は、いつでも使用および操作できるように露出されるように、拡散レンズ14に一体化されている。スポットライトサブアセンブリ22から放射される光は、読書または物体を観察し易くするために、白色光または着色光であってよい。図2に示すように、スポットライトサブアセンブリ22は、スポットライト22を起動させるためのスイッチ24を含んでよい。あるいは、スイッチ24は、主題発明の本譲受人に譲渡されかつ参照によってその全部が本明細書に組み込まれ依拠されている、2007年5月22日に付与された米国特許第7022029号に図と共に記載されているのとほぼ同一の仕方で、スポットライトサブアセンブリ22のための光オプティクスに一体化され得る。
【0015】
図3〜5および6A〜6Dを参照すると共に、ここで図6に戻るが、主題の移行型照明システムは、夜間や他の視界の悪い状態の時にしばしば注意を引く、人間の実際的な状態の文脈で説明される。これらの多様な関心事の解決策は、夜間の特定の予測可能な運転関連の出来事に関連して、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させることによって、主題発明によって提供される。これらの人間の状態は、しばしば自分自身に問いかける
意識下の問題として現れる。例えば、暗いまたは十分に照らされていない領域で夜間に車両に接近する場合、平均的な人は、車両の内部空間が安全かどうかを疑問に思う。車両の内部空間が暗いまたは十分に照らされていない場合には、普通、誰かまたは安全でない何かが客室内に隠れていることがあり得るという恐れがある。主題の照明アセンブリ10は、車両の内部空間を明るく照らして安全性の感覚を促進することによって、この不安に取り組むものである。したがって、運転者は、夜間に自分の車両に接近する際に、キーフォブ26上の適切なボタンを押すことができる、または自分のドアラッチのハンドルを持ち上げ、それによって、主題の照明アセンブリ10を通電して、高強度光で内部空間を全体的に照らすことができる。次いで、運転者は、明るい白色光によって、自分の車両の中や周りに隠れている不審者がいないことを確信する。
【0016】
このように、主題の照明アセンブリ10のための第1の作動モードが、図3、6Aおよび7内に描写されており、光源18は、最大の第1の強さのレベルに通電され、客室内に高強度の全般照明を生じる。第1の強さのレベルの光のモードは、セーフティーアプローチ信号を生成する人によって開始され、該信号は、キーフォブ26を起動させること、ドアハンドルを持ち上げること、または他の予測可能ないくつかの動作、のいずれかであってよい。第1の強さのレベル状態では、光源18の全部または実質的な大部分が、スポットライトサブアセンブリ22と共に通電されて、客室内に明るい白色光または他の方法ではっきりと照らし出す光を生じる。この最大照明の第1の強さのレベルモードにより、内部の客室に接近する個人が、該空間全体をはっきりと見ることができる。この光レベルは、この第1の強さのレベルの間、非常に明るいため、車両外部のかなりの部分もまた、窓を通ってこぼれてくる光によって照らされる。この第1の強さのレベルの光で内部客室を明るく照らすことによって、内部空間が安全か否かについての人間の不安が解消される。
【0017】
運転者は、一旦、自分の満足する程度に内部空間が安全であると判断すると、おそらく車両に乗り込むであろう。内部空間内の人にもたらされる次に続いて起こる関心事は、その空間が自分にとって快適か否かということである。照明の点からは、快適さは、適切な照明の色、強さおよび位置によって達成される。図6Bは、主題の照明アセンブリ10のための第2の作動モードを図示しており、ここでは、この第2の作動モードは、客室内に居心地が良い白熱光を生じる、より低い第2の強さのレベルの室内灯照明として説明される。車両のドア28が開けられると、第2の強さのレベルが自動的に開始される。この状態で、特定の着色(すなわち、白色でない)光源20がこのモードの間使用されてもよく、または、(通常の光源18の光源が、数が少ないか第1の強さのレベルモードよりも低い強度値で通電されるならば)通常の光源18が使用されてもよい。必ずしもというわけではないが、琥珀色の光が、暖かさの感覚および落ちついたムードを増しながら車両内部を満たすことが好ましい。琥珀色が何らかの理由で調達しにくい場合には、光源18は、第1の強さのレベルと比較して強度が低い照明環境を内部客室内に提供するように、通電されてもよい。人は、客室内で十分な周囲光を有することにより快適さの感覚を知覚して、自分自身およびその持ち物および/または乗客を位置づけてから、車両を動かす。したがって、第2の強さのレベルモードの間は、車両シフトレバーは、駐車状態に入ったままである。
【0018】
一旦、快適さが内部空間において達成され、車両が動かされる準備が整うと、乗員にもたらされる次の課題は、安全でストレスのない運転につながるムードの空間内に乗員が適切に置かれているか否か、ということである。照明の点からは、必要なムードのシフトは、適切な照明の色、強さおよび位置によって達成される。図4および6Cは、主題の照明アセンブリ10のための第3の作動モードを図示しており、ここでは、この第3の作動モードは、第3の強さのレベルすなわちムード照明モードとして説明される。車両のシフトレバーがそれ自体の駐車状態から例えばドライブ状態などに動くと自動的に、内部客室内に抑制された快適な照明環境を提供するために、着色20の光源のみが通電される。必ず
しもというわけではないが、この第3の強さのレベルの光の色は、ストレスを洗い流す感覚を与え、人を平穏な運転のために備えさせる、冷たい青い外観を達成するように変更されることが好ましい。着色光源を使用することまたは着色光源20をわずかに増強させることが所望されない場合には、(光源18が、数が非常に少ないか、または他のより高い強さモードよりも実質的により低い強度値で通電されるならば)通常の光源18が使用されてもよい。
【0019】
一旦、照明状態が、運転者がストレスのない運転ムードを達成するのを助けるように最適化され、車両が安全に動き始めると、典型的に時折起こり得る次の課題は、内部空間が乗員の特定の個人的ニーズに適切に適応しているか否か、ということである。これには、車両が動いている間に、夜間に地図を読んだり、おそらく車両内の物体を見つけたり点検したりする必要性が含まれ得る。このモードは、タスク照明モードと称され(refereed)、第3の強さモードの間に必要に応じて実施される。このタスク照明作動モードを表す図面の各図には、図1、5、6Dおよび8が含まれ、スポットライトサブアセンブリ22が、所望の位置に光の集束ビームを投射するように通電されているところが示されている。客室内の乗員は、このようにして、夜間に走行する間、他の乗員を巻き込まない、また巻き込むべきではない、個人空間のニーズを有する。このようにして、旅行の間、散乱光が他人に到達することなく、また、さらに重要なことには、運転者に到達することなく、個人が、特定の領域を照らすことが可能になる。
【0020】
夜間に車で走行する間、内部照度は、第3の強さのレベルに維持される。しかし、変速セレクタが駐車状態に戻されるや否や、主題の照明アセンブリは、第2の強さのレベルに自動的に調整されて戻る。このようにして、照明状態は、運転者と自動車の乗員が自分達自身とその持ち物を降ろす準備をする際に、快適モードの暖かい明るさに戻される。
【0021】
主題発明は、このように、自動車の内部客室内の光の強さを意図的に制御して、特定の出来事に関連して安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させる方法として、説明され得る。該方法は、運転者(すなわち人)が駐車された自動車に接近する際に、セーフティーアプローチ信号を生成することに応じて、客室内部の複数の光源18、20、22で内部客室を照らして、最大の第1の強さのレベルの光を達成するステップを備える。照明のこの第1の強さのレベルは、安全でありたいという人間の自然な願望を満たす。ドア28を開ける動作は、直接的結果として、内部照度をより低い第2の強さのレベルに自動的に低下させる。照明のこの第2の強さのレベルは、閉塞された空間、すなわち内部客室内において、快適でありたいという人間の自然な願望を満たす。次いで、一旦、変速セレクタが駐車状態から動かされると、内部光度は、第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに自動的に低下されて、ストレスが低減される感覚を提供する。この第3の照明の強さのレベルは、平穏でありたいという人間の自然な願望を満たす。この第3の強さのレベルモードの間、断続的に、運転者または他の乗員は、客室の局部的な領域を照らしたいというタスク駆動型の願望を有することがあり得、この願望は、客室内に明るい白色のまたは他の方法ではっきりと照らし出す光線を生じるスポットライトサブアセンブリ22によって叶えられる。
【0022】
したがって、主題のライトアセンブリ10は、車両から出入りする際に車両内部全体を光で照らすために、滑らかに移行する照明を提供する。着色のまたは他の低強度ムード照明が、抑制されたレベルの光のために提供され、それによって、快適さの諸問題が対処される。旋回式の可動スポットライトサブアセンブリ22が、必要に応じて内部空間内で読書したり物体を観察したりするために、提供されている。
【0023】
前述の本発明を関連する法的基準に従って説明してきたが、本説明は、本質的に、限定的なものではなく例示的なものである。開示した実施形態に対する変更および修正が、当
業者にとって明らかとなり得、かつ本発明の範囲内に入る。したがって、本発明に与えられる法的保護の範囲は、以下の請求の範囲を検討することによってのみ決定され得る。
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年11月10日に出願された米国仮特許出願第60/865175号に対する優先権の利益を主張するものである。
【0002】
発明の背景
発明の分野
本発明は、一般に自動車の内部客室を照らすための方法に関し、より具体的には、高強度全般照明と、多色の低強度全般照明と、高強度スポット照明との各局面で順次起動され得る、照明アセンブリの魅力的な直線的配列に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術
自動車の内部キャビンで使用するための照明アセンブリは、周知である。このような照明アセンブリは、数ある他の用途の中で、直接照明、間接照明および背面照明を提供し、また、より小型、より効率的、より耐久性があり、より長もちするようになった。通常は、間接または全般照明の照明は、広い面積にわたって光を分散しようとするが完全にはこの目的を達成しない室内天井灯アセンブリまたは他の照明装置によって、成し遂げられる。これは、光源からの光が比較的狭い領域に焦点を合わせられている地図または読書灯などの、直接またはタスク照明用途とは対照的である。
【0004】
通常は、フラッド照明およびスポット照明の諸特徴は、各機能専用の個別の照明アセンブリによって達成される。代替例として、限定された機能性を有する可変焦点照明アセンブリが提案されている。通常は、これらの装置は、ビームパターンを分散状態と集中状態の間で調整するいくつかの技術を採用している。2007年5月22日に付与された本出願人の米国特許第7022029号は、このようなアセンブリの例であり、該特許の全ての開示内容は、参照により本願明細書に組み込まれるものとする。フラッド照明およびタスク照明を提供する内部照明アセンブリの更なる例は、米国特許第5582474号を参照することにより有することができる。米国特許公開第2005/0111231号は、選択的にLED照明をオンおよびオフするためおよび/または照明出力の色を変更するために使用される、照明制御システムを開示している。
【0005】
これらの従来技術の構造にも関わらず、この分野においては、多数の局面または段階の間で移行し得る改良された照明アセンブリであって、各段階は、内部空間が安全か否か、内部空間が快適か否か、内部空間が平穏か否か、および内部空間が特定のタスク指向型の個人的なニーズを満たすか否か、を含む、夜間の運転に関連するストレスにさらされる人々によって経験される共通の問題を解決する照明アセンブリが、必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明の概要
主題発明は、好ましい実施形態において自動車の内部客室内で光の強さを意図的に制御するための方法を提供して、特定の夜間の運転に関連する諸々の出来事に関連して、安全性と、快適さと、個人的居住性(personal accommodation)とを知覚させることによって、従来技術の不利な点および欠点を克服する。本方法は、内部客室と、客室にアクセスするための少なくとも1つのドアと、客室内に配置された変速セレクタと、を有するタイプの駐車された自動車に接近することと;セーフティーアプローチ
信号を生成することと;客室内の複数の光源で内部客室を照らして、セーフティーアプローチ信号の生成に応じて最大の第1の強さのレベルの光を達成することと;内部客室を照らすステップに続いてドアを開けることと;ドアを開けることに応じて内部照度をより低い第2の強さのレベルに自動的に低下させることと;変速セレクタを駐車状態から動かすことに応じて、内部光度を第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに自動的に低下させることと;の各ステップを備える。
【0007】
この新規な方法を実施するように構成された1つまたは複数の照明アセンブリが、客室内のヘッドライナに取り付けられてよく、かつ車両内部の全長にわたって延在してよい。2つのこのようなランプアセンブリが、ヘッドライナの両側に沿って平行に取り付けられることが好ましい。ランプアセンブリは、客室空間内に下方へ投射される、滑らかな一様な照明を提供する。白熱光源、LED光源、または蛍光光源が、適切なオプティクスと共に、滑らかな照明および移行機能性を提供するために使用してもよく、それにより、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させる。
【0008】
ライトアセンブリから放射される光は、車両内部を完全に照らすのを助けるために白色であってよく、かつ/またはブランド識別を提供するために個人によって指定されたムードタイプの設定もしくは配色を提供するために青もしくは他の着色光に変わってもよい。個別の光源が、異なる色効果を提供するために採用され得る。旋回式の可動スポットランプ、すなわちリーディングランプまたはマップランプ、が、読書または物体を見るために、目的とする照明を提供するために、ライトアセンブリ内に組み込まれて設計されている。光は、読書または物体の観察をし易くするために白色光または着色光であってよい。スポットランプと一体であるかまたはスポットランプの側部に取り付けられたスイッチが、該ランプの光源を起動させる。
【0009】
主題のライトアセンブリによって、車両に出入りする際に車両の内部客室の全体を光で照らすための、滑らかな照明の出力が可能になる。これにより、車両に出入りする人のために、ある程度の安全性が提供される。白色または着色のムード照明が、抑制されたレベルの光のための第2の低強度の作動モードで提供され得る。旋回式の可動スポットランプが、読書または物体を観察するために、主題のライトアセンブリに組み込まれている。
【0010】
本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付の図面に関連して考慮されると、より容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ヘッドライナの下に固定され、かつ抑制された照明効果を有して内部客室を照らしている、主題発明による1対のライトアセンブリを含み、その一方で、1対の通電されたスポットランプが目的とする照明を提供している、車両の内部客室の部分切欠図である。
【図2】スポットライトとスポットライト自体の関連する電源スイッチと共に拡散レンズを示す、主題の照明アセンブリの部分上面図である。
【図3】拡散レンズが一部切り欠かれて、車両の客室内に高強度全般照明を提供するために通電された光源の配列を現している、主題の照明アセンブリの部分斜視図である。
【図4】図3と同様の図であるが、車両の客室内に低強度の全般照明を生じるために通電された、選択された少数の光源を示す図である。
【図5】図3と同様の図であるが、方向矢印によって示されるように移動可能に差し向けられ得る高強度のスポットビームを提供するために通電された、スポットランプのみを描写している図である。
【図6】移行段階を説明する単純化されたフローチャートであって、これにより、主題の照明アセンブリが、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させるために操作され得る、フローチャートである。
【図6A】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図6B】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図6C】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図6D】主題の方法の多様な移行段階を図式的に描写している。
【図7】3つの車両座席と、第1の強さのレベルの全般照明モードでの主題発明による頭上の照明アセンブリと、によって表された、車両の内部客室の概略図である。
【図8】図7と同様の図であるが、客室内で高強度の目的とするスポット照明を提供するために通電された複数のスポットランプのうちの1つと共に、第2の強さのレベルの照明モードでの主題の照明アセンブリを描写している図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
好ましい実施形態の詳細な説明
各図(同様の参照符号は複数の図の全体にわたって同様のまたは対応している部分を示している)を参照すると、ヘッドライナ下方に固定された主題発明による照明アセンブリが、全体として10示されており、該ヘッドライナは、今度は、自動車の屋根の下面を覆っている。照明アセンブリ10は、車両の屋根のヘッドライナすなわち下面に直接に固定されたベース12を有する、細長い装置である。トラフ上の外側拡散レンズ14は、ベース12を覆っており、照明アセンブリ10から放射される光を滑らかにかつ均一に分散するために半透明である。ライトパイプまたは他の内側レンズもまた、外側拡散レンズ14の有無にかかわらず、光を拡散してよい。照明アセンブリ10はまた、ベース12および拡散レンズ14の終端を審美的に訴えかけるために、エンドキャップ16または他の特徴を含むことができる。
【0013】
複数の光源18が、実質的にベース12の長さに沿ってベース12に固定される。おそらく最も良く図3〜5に示されるように、光源18は、非常に接近して配列されたLED装置を備えてよい。いくつかの光源は、着色20されていてよく、または他の方法で光源18の普通の配列とは異なる照明特性を備えていてよい。図示されていないが本発明者によって完全に考察されている代替実施形態において、多数の光源18は、放射された光をアセンブリ10の長さに沿ってパイピングしかつ白色光および/または着色光を均一に分配するための、1つまたは複数の導波管装置と組み合わせた、単一の光源によって交換され得る。
【0014】
照明アセンブリ10は、図2〜5に全体として22で示される、スポットライトサブアセンブリを更に含む。スポットライトサブアセンブリ22は、リーディングランプまたはマップランプタイプの、旋回式の可動スポットランプであることが好ましい。スポットライト22は、いつでも使用および操作できるように露出されるように、拡散レンズ14に一体化されている。スポットライトサブアセンブリ22から放射される光は、読書または物体を観察し易くするために、白色光または着色光であってよい。図2に示すように、スポットライトサブアセンブリ22は、スポットライト22を起動させるためのスイッチ24を含んでよい。あるいは、スイッチ24は、主題発明の本譲受人に譲渡されかつ参照によってその全部が本明細書に組み込まれ依拠されている、2007年5月22日に付与された米国特許第7022029号に図と共に記載されているのとほぼ同一の仕方で、スポットライトサブアセンブリ22のための光オプティクスに一体化され得る。
【0015】
図3〜5および6A〜6Dを参照すると共に、ここで図6に戻るが、主題の移行型照明システムは、夜間や他の視界の悪い状態の時にしばしば注意を引く、人間の実際的な状態の文脈で説明される。これらの多様な関心事の解決策は、夜間の特定の予測可能な運転関連の出来事に関連して、安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させることによって、主題発明によって提供される。これらの人間の状態は、しばしば自分自身に問いかける
意識下の問題として現れる。例えば、暗いまたは十分に照らされていない領域で夜間に車両に接近する場合、平均的な人は、車両の内部空間が安全かどうかを疑問に思う。車両の内部空間が暗いまたは十分に照らされていない場合には、普通、誰かまたは安全でない何かが客室内に隠れていることがあり得るという恐れがある。主題の照明アセンブリ10は、車両の内部空間を明るく照らして安全性の感覚を促進することによって、この不安に取り組むものである。したがって、運転者は、夜間に自分の車両に接近する際に、キーフォブ26上の適切なボタンを押すことができる、または自分のドアラッチのハンドルを持ち上げ、それによって、主題の照明アセンブリ10を通電して、高強度光で内部空間を全体的に照らすことができる。次いで、運転者は、明るい白色光によって、自分の車両の中や周りに隠れている不審者がいないことを確信する。
【0016】
このように、主題の照明アセンブリ10のための第1の作動モードが、図3、6Aおよび7内に描写されており、光源18は、最大の第1の強さのレベルに通電され、客室内に高強度の全般照明を生じる。第1の強さのレベルの光のモードは、セーフティーアプローチ信号を生成する人によって開始され、該信号は、キーフォブ26を起動させること、ドアハンドルを持ち上げること、または他の予測可能ないくつかの動作、のいずれかであってよい。第1の強さのレベル状態では、光源18の全部または実質的な大部分が、スポットライトサブアセンブリ22と共に通電されて、客室内に明るい白色光または他の方法ではっきりと照らし出す光を生じる。この最大照明の第1の強さのレベルモードにより、内部の客室に接近する個人が、該空間全体をはっきりと見ることができる。この光レベルは、この第1の強さのレベルの間、非常に明るいため、車両外部のかなりの部分もまた、窓を通ってこぼれてくる光によって照らされる。この第1の強さのレベルの光で内部客室を明るく照らすことによって、内部空間が安全か否かについての人間の不安が解消される。
【0017】
運転者は、一旦、自分の満足する程度に内部空間が安全であると判断すると、おそらく車両に乗り込むであろう。内部空間内の人にもたらされる次に続いて起こる関心事は、その空間が自分にとって快適か否かということである。照明の点からは、快適さは、適切な照明の色、強さおよび位置によって達成される。図6Bは、主題の照明アセンブリ10のための第2の作動モードを図示しており、ここでは、この第2の作動モードは、客室内に居心地が良い白熱光を生じる、より低い第2の強さのレベルの室内灯照明として説明される。車両のドア28が開けられると、第2の強さのレベルが自動的に開始される。この状態で、特定の着色(すなわち、白色でない)光源20がこのモードの間使用されてもよく、または、(通常の光源18の光源が、数が少ないか第1の強さのレベルモードよりも低い強度値で通電されるならば)通常の光源18が使用されてもよい。必ずしもというわけではないが、琥珀色の光が、暖かさの感覚および落ちついたムードを増しながら車両内部を満たすことが好ましい。琥珀色が何らかの理由で調達しにくい場合には、光源18は、第1の強さのレベルと比較して強度が低い照明環境を内部客室内に提供するように、通電されてもよい。人は、客室内で十分な周囲光を有することにより快適さの感覚を知覚して、自分自身およびその持ち物および/または乗客を位置づけてから、車両を動かす。したがって、第2の強さのレベルモードの間は、車両シフトレバーは、駐車状態に入ったままである。
【0018】
一旦、快適さが内部空間において達成され、車両が動かされる準備が整うと、乗員にもたらされる次の課題は、安全でストレスのない運転につながるムードの空間内に乗員が適切に置かれているか否か、ということである。照明の点からは、必要なムードのシフトは、適切な照明の色、強さおよび位置によって達成される。図4および6Cは、主題の照明アセンブリ10のための第3の作動モードを図示しており、ここでは、この第3の作動モードは、第3の強さのレベルすなわちムード照明モードとして説明される。車両のシフトレバーがそれ自体の駐車状態から例えばドライブ状態などに動くと自動的に、内部客室内に抑制された快適な照明環境を提供するために、着色20の光源のみが通電される。必ず
しもというわけではないが、この第3の強さのレベルの光の色は、ストレスを洗い流す感覚を与え、人を平穏な運転のために備えさせる、冷たい青い外観を達成するように変更されることが好ましい。着色光源を使用することまたは着色光源20をわずかに増強させることが所望されない場合には、(光源18が、数が非常に少ないか、または他のより高い強さモードよりも実質的により低い強度値で通電されるならば)通常の光源18が使用されてもよい。
【0019】
一旦、照明状態が、運転者がストレスのない運転ムードを達成するのを助けるように最適化され、車両が安全に動き始めると、典型的に時折起こり得る次の課題は、内部空間が乗員の特定の個人的ニーズに適切に適応しているか否か、ということである。これには、車両が動いている間に、夜間に地図を読んだり、おそらく車両内の物体を見つけたり点検したりする必要性が含まれ得る。このモードは、タスク照明モードと称され(refereed)、第3の強さモードの間に必要に応じて実施される。このタスク照明作動モードを表す図面の各図には、図1、5、6Dおよび8が含まれ、スポットライトサブアセンブリ22が、所望の位置に光の集束ビームを投射するように通電されているところが示されている。客室内の乗員は、このようにして、夜間に走行する間、他の乗員を巻き込まない、また巻き込むべきではない、個人空間のニーズを有する。このようにして、旅行の間、散乱光が他人に到達することなく、また、さらに重要なことには、運転者に到達することなく、個人が、特定の領域を照らすことが可能になる。
【0020】
夜間に車で走行する間、内部照度は、第3の強さのレベルに維持される。しかし、変速セレクタが駐車状態に戻されるや否や、主題の照明アセンブリは、第2の強さのレベルに自動的に調整されて戻る。このようにして、照明状態は、運転者と自動車の乗員が自分達自身とその持ち物を降ろす準備をする際に、快適モードの暖かい明るさに戻される。
【0021】
主題発明は、このように、自動車の内部客室内の光の強さを意図的に制御して、特定の出来事に関連して安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させる方法として、説明され得る。該方法は、運転者(すなわち人)が駐車された自動車に接近する際に、セーフティーアプローチ信号を生成することに応じて、客室内部の複数の光源18、20、22で内部客室を照らして、最大の第1の強さのレベルの光を達成するステップを備える。照明のこの第1の強さのレベルは、安全でありたいという人間の自然な願望を満たす。ドア28を開ける動作は、直接的結果として、内部照度をより低い第2の強さのレベルに自動的に低下させる。照明のこの第2の強さのレベルは、閉塞された空間、すなわち内部客室内において、快適でありたいという人間の自然な願望を満たす。次いで、一旦、変速セレクタが駐車状態から動かされると、内部光度は、第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに自動的に低下されて、ストレスが低減される感覚を提供する。この第3の照明の強さのレベルは、平穏でありたいという人間の自然な願望を満たす。この第3の強さのレベルモードの間、断続的に、運転者または他の乗員は、客室の局部的な領域を照らしたいというタスク駆動型の願望を有することがあり得、この願望は、客室内に明るい白色のまたは他の方法ではっきりと照らし出す光線を生じるスポットライトサブアセンブリ22によって叶えられる。
【0022】
したがって、主題のライトアセンブリ10は、車両から出入りする際に車両内部全体を光で照らすために、滑らかに移行する照明を提供する。着色のまたは他の低強度ムード照明が、抑制されたレベルの光のために提供され、それによって、快適さの諸問題が対処される。旋回式の可動スポットライトサブアセンブリ22が、必要に応じて内部空間内で読書したり物体を観察したりするために、提供されている。
【0023】
前述の本発明を関連する法的基準に従って説明してきたが、本説明は、本質的に、限定的なものではなく例示的なものである。開示した実施形態に対する変更および修正が、当
業者にとって明らかとなり得、かつ本発明の範囲内に入る。したがって、本発明に与えられる法的保護の範囲は、以下の請求の範囲を検討することによってのみ決定され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の内部客室内において光の強さを意図的に制御して、特定の出来事に関連して安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させるための方法であって、前記方法が、
内部客室と、客室にアクセスするための少なくとも1つのドアと、客室内に配置された変速セレクタと、を有するタイプの駐車された自動車に接近することと、
セーフティーアプローチ信号を生成することと、
セーフティーアプローチ信号を生成する前記ステップに応じて、客室内部の複数の光源で内部客室を照らして、最大の第1の強さのレベルの光を達成することと、
内部客室を照らす前記ステップに続いてドアを開けることと、
ドアを開ける前記ステップに応じて、より低い第2の強さのレベルに内部照度を自動的に低下させることと、
変速セレクタを駐車状態から動かすことに応じて、第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに内部光度を自動的に低下させることと、
の各ステップを備える、方法。
【請求項2】
セーフティーアプローチ信号を生成する前記ステップが無線電磁波を発生させることを含む、請求項1の方法。
【請求項3】
無線電磁波を発生させる前記ステップがキーフォブ上のボタンを押すことを含む、請求項2の方法。
【請求項4】
複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、少なくとも1つの発光ダイオードを通電することを含む、請求項1の方法。
【請求項5】
複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、少なくとも1つのスポットライトサブアセンブリに通電することを含む、請求項4の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのスポットライトサブアセンブリに通電する前記ステップが、スポットライトサブアセンブリによって投射される光線を発することを含む、請求項5の方法。
【請求項7】
複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、放射光線の少なくとも一部を拡散レンズを通して通過させることを含む、請求項1の方法。
【請求項8】
内部光度を第3の強さのレベルに自動的に低下させる前記ステップが、白色でない着色光を客室に投射することを含む、請求項1の方法。
【請求項9】
他の状態から駐車状態に変速セレクタを動かすことに応じて、内部照度を第2の強さのレベルに自動的に戻すステップを更に含む、請求項1の方法。
【請求項10】
自動車の内部客室内において光の強さを意図的に制御して、特定の出来事に関連して安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させるための方法であって、前記方法が、
内部客室と、客室にアクセスするための少なくとも1つのドアと、客室内に配置された変速セレクタと、を有するタイプの駐車された自動車に接近することと、
キーフォブ上のボタンを押すことに応じて無線電磁波を発生させることと、
セーフティーアプローチ信号を生成する前記ステップに応じて、客室内部の複数の光源で内部客室を照らして最大の第1の強さのレベルの光を達成し、複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、放射光線の少なくとも一部を拡散レンズを通して通過させることを含むことと、
内部客室を照らす前記ステップに続いてドアを開けることと、
ドアを開ける前記ステップに応じて、内部照度をより低い第2の強さのレベルに自動的に低下させることと、
変速セレクタを駐車状態から動かすことに応じて、客室内へ白色でない着色光を投射し、白色でない着色光が第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに維持された内部光度を有することと、
変速セレクタを他の状態から駐車状態に動かすことに応じて、内部照度を第2の強さのレベルに自動的に戻すことと、
の各ステップを備える、方法。
【請求項1】
自動車の内部客室内において光の強さを意図的に制御して、特定の出来事に関連して安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させるための方法であって、前記方法が、
内部客室と、客室にアクセスするための少なくとも1つのドアと、客室内に配置された変速セレクタと、を有するタイプの駐車された自動車に接近することと、
セーフティーアプローチ信号を生成することと、
セーフティーアプローチ信号を生成する前記ステップに応じて、客室内部の複数の光源で内部客室を照らして、最大の第1の強さのレベルの光を達成することと、
内部客室を照らす前記ステップに続いてドアを開けることと、
ドアを開ける前記ステップに応じて、より低い第2の強さのレベルに内部照度を自動的に低下させることと、
変速セレクタを駐車状態から動かすことに応じて、第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに内部光度を自動的に低下させることと、
の各ステップを備える、方法。
【請求項2】
セーフティーアプローチ信号を生成する前記ステップが無線電磁波を発生させることを含む、請求項1の方法。
【請求項3】
無線電磁波を発生させる前記ステップがキーフォブ上のボタンを押すことを含む、請求項2の方法。
【請求項4】
複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、少なくとも1つの発光ダイオードを通電することを含む、請求項1の方法。
【請求項5】
複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、少なくとも1つのスポットライトサブアセンブリに通電することを含む、請求項4の方法。
【請求項6】
少なくとも1つのスポットライトサブアセンブリに通電する前記ステップが、スポットライトサブアセンブリによって投射される光線を発することを含む、請求項5の方法。
【請求項7】
複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、放射光線の少なくとも一部を拡散レンズを通して通過させることを含む、請求項1の方法。
【請求項8】
内部光度を第3の強さのレベルに自動的に低下させる前記ステップが、白色でない着色光を客室に投射することを含む、請求項1の方法。
【請求項9】
他の状態から駐車状態に変速セレクタを動かすことに応じて、内部照度を第2の強さのレベルに自動的に戻すステップを更に含む、請求項1の方法。
【請求項10】
自動車の内部客室内において光の強さを意図的に制御して、特定の出来事に関連して安全性と、快適さと、個人的居住性とを知覚させるための方法であって、前記方法が、
内部客室と、客室にアクセスするための少なくとも1つのドアと、客室内に配置された変速セレクタと、を有するタイプの駐車された自動車に接近することと、
キーフォブ上のボタンを押すことに応じて無線電磁波を発生させることと、
セーフティーアプローチ信号を生成する前記ステップに応じて、客室内部の複数の光源で内部客室を照らして最大の第1の強さのレベルの光を達成し、複数の光源で内部客室を照らす前記ステップが、放射光線の少なくとも一部を拡散レンズを通して通過させることを含むことと、
内部客室を照らす前記ステップに続いてドアを開けることと、
ドアを開ける前記ステップに応じて、内部照度をより低い第2の強さのレベルに自動的に低下させることと、
変速セレクタを駐車状態から動かすことに応じて、客室内へ白色でない着色光を投射し、白色でない着色光が第2の強さのレベル未満の第3の強さのレベルに維持された内部光度を有することと、
変速セレクタを他の状態から駐車状態に動かすことに応じて、内部照度を第2の強さのレベルに自動的に戻すことと、
の各ステップを備える、方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7】
【図8】
【公表番号】特表2010−509131(P2010−509131A)
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−536508(P2009−536508)
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/084234
【国際公開番号】WO2008/060994
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(599058372)フェデラル−モーグル コーポレイション (234)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月9日(2007.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2007/084234
【国際公開番号】WO2008/060994
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(599058372)フェデラル−モーグル コーポレイション (234)
【Fターム(参考)】
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