説明

車両消毒装置

【課題】適切な消毒作業ができる車両消毒装置を提供する。
【解決手段】車両消毒装置1は、水噴射手段6、第1風噴射手段7、消毒液噴射手段8および第2風噴射手段9を備える。水噴射手段6は、車両Sに向けて温水を噴射し、車両Sを洗浄および加熱する。第1風噴射手段7は、車両Sに向けて温風を噴射し、車両に付着した温水を除去して車両Sを乾燥する。消毒液噴射手段8は、車両Sに向けて消毒液を噴射し、車両Sを消毒する。第2風噴射手段9は、車両Sに向けて温風を噴射し、車両Sに付着した消毒液を除去して車両Sを乾燥する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を消毒する車両消毒装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、牧場等の畜産施設においては、口蹄疫等の伝染病から家畜を護るための防疫対策が重要視されている。そして、例えば車両が畜産施設に入る際にこの車両を消毒する車両消毒装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
この従来の車両消毒装置は、消毒液を供給する消毒液供給手段と、少なくとも消毒対象の車両の下部を囲む枠組と、消毒液供給手段から供給される消毒液を通し枠組に取り付けられた配管と、この配管に接続され消毒液を枠組の内側に噴射するための複数の噴射ノズルとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−89951号公報(図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の車両消毒装置では、例えば気温が氷点下になる冬期において、車両の車体表面の温度が低い場合には、消毒液が車両の車体表面に接触した際に瞬時に凍り付いてしまうため、消毒効果(殺菌効果)が低減し、適切な消毒作業が行われないおそれがある。また、車両に糞や氷等の付着物が付着したまま、消毒液を噴射しても、十分な消毒効果が得られない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、適切な消毒作業ができる車両消毒装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の車両消毒装置は、車両に向けて液体を噴射し、車両を洗浄および加熱する噴射手段と、この噴射手段にて洗浄および加熱された車両に向けて温風を噴射し、車両に付着した液体を除去して車両を乾燥する第1風噴射手段と、この第1風噴射手段にて乾燥された車両に向けて消毒液を噴射し、車両を消毒する消毒液噴射手段と、この消毒液噴射手段にて消毒された車両に向けて温風を噴射し、車両に付着した消毒液を除去して車両を乾燥する第2風噴射手段とを備えるものである。
【0008】
請求項2記載の車両消毒装置は、請求項1記載の車両消毒装置において、噴射手段、第1風噴射手段、消毒液噴射手段および第2風噴射手段は、車両の進行方向に並んで位置するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、噴射手段が車両に向けて液体を噴射し、第1風噴射手段が噴射手段にて洗浄および加熱された車両に向けて温風を噴射し、消毒液噴射手段が第1風噴射手段にて乾燥された車両に向けて消毒液を噴射し、第2風噴射手段が消毒液噴射手段にて消毒された車両に向けて温風を噴射するため、消毒液が車両に凍り付いてしまうことがなく、適切な消毒作業ができ、しかも、消毒前に車両を洗浄するため、十分な消毒効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両消毒装置の側面図である。
【図2】同上車両消毒装置の水噴射手段の部分正面図である。
【図3】同上車両消毒装置の作用説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1において、1は車両消毒装置で、この車両消毒装置1は、例えば牧場等の畜産施設の入出場口に設置されている。そして、車両消毒装置1は、車両Sが進行方向(入場方向)に向かって走行して畜産施設に入る際に、畜産施設内の家畜が伝染病に感染するのを防止するために、消毒液を用いて車両Sを消毒する消毒システムである。
【0013】
車両消毒装置1は、地面に設置され車両Sが上面の車両走行面2a上を走行する床部2と、この床部2を加熱する床加熱部(床暖房装置)3とを備えている。
【0014】
床部2は、車両Sの進行方向長手状のもので、この床部2の長手方向中央部には、車両Sの進行方向に対して直交する方向に長手状の凹溝10が形成されている。そして、床部2の上面にて構成された車両走行面2aは、車両Sを消毒した後の消毒液(消毒後廃液)が凹溝10に向かって流れるように、凹溝10側に向かって下り傾斜状に形成されている。なお、凹溝10の上面部には複数の開口部を有する溝蓋(グレーチング)16が配設されている。
【0015】
床加熱部3は、床部2内に埋設された温水パイプおよびこの温水パイプに温水を供給する温水供給手段を有している。また、床部2の複数箇所には柱部4が立設され、これら複数本の柱部4の上端部に屋根部5が架設されている。
【0016】
そして、床部2と屋根部5との間には、噴射手段である水噴射手段6、第1風噴射手段7、消毒液噴射手段8および第2風噴射手段9が車両Sの進行方向(走行方向)に並んで位置するように配設されている。つまり、畜産施設に入場する車両Sの進行方向上流側から進行方向下流側に向かって順に、水噴射手段6、第1風噴射手段7、消毒液噴射手段8および第2風噴射手段9が互いに所定距離をおいて配設されている。
【0017】
水噴射手段6は、車両Sの周囲の雰囲気温度である気温が所定温度(例えば−10℃)以下の場合において、車両Sに向けて温かい液体である温水(例えば60℃)を噴射し、車両Sを洗浄および加熱するものである。また、水噴射手段6は、気温が所定温度(例えば−10℃)より高い場合は、車両Sに向けて常温の液体である水(例えば水道水)を噴射し、車両を洗浄する。なお、洗浄効果の向上のために、水噴射手段6から噴射される水(液体)に洗剤を入れてもよく、例えば水を含まない洗浄液を噴射してもよい。
【0018】
また、水噴射手段6は、図1および図2に示されるように、上下1対の水平管部11および左右1対の鉛直管部12にて構成され車両Sを囲む矩形環状の配管13と、この配管13の複数箇所にそれぞれ設けられ車両Sに向けて水(温水や常温の水)を噴射する水噴射ノズル14と、配管13に水(温水や常温の水)を供給する水供給手段15とを有している。なお、下側の水平管部11は床部2の車両走行面2aより下方に配設され、この下側の水平管部11に設けられた水噴射ノズル14は車両Sの下面(タイヤを含む)に向けて水を噴射する。
【0019】
第1風噴射手段7は、気温が所定温度(例えば−10℃)以下の場合において、水噴射手段6にて洗浄および加熱された車両Sに向けて温風(例えば20℃)を噴射し、車両Sに付着した液体である水を除去して車両Sを乾燥するものである。また、第1風噴射手段7は、気温が所定温度(例えば−10℃)より高い場合は、水噴射手段6にて洗浄された車両Sに向けて常温の風(例えば外気)を噴射し、車両Sに付着した液体である水を除去して車両Sを乾燥する。
【0020】
また、第1風噴射手段7は、上下1対の水平管部21および左右1対の鉛直管部22にて構成され車両Sを囲む矩形環状の配管23と、この配管23の複数箇所にそれぞれ設けられ車両Sに向けて風(温風や常温の風)を噴射する風噴射ノズル(図示せず)と、配管23に風(温風や常温の風)を供給する風供給手段25とを有している。なお、下側の水平管部21は床部2の車両走行面2aより下方に配設され、この下側の水平管部21に設けられた風噴射ノズルは車両Sの下面(タイヤを含む)に向けて風を噴射する。
【0021】
消毒液噴射手段8は、気温が所定温度(例えば−10℃)以下の場合において、第1風噴射手段7にて乾燥され少なくとも車体表面が所定温度(例えば10℃)以上になっている車両Sに向けて温かい消毒液(0〜60℃の範囲で、例えば20℃)を噴射し、車両Sを消毒するものである。また、消毒液噴射手段8は、気温が所定温度(例えば−10℃)より高い場合は、第1風噴射手段7にて乾燥された車両Sに向けて常温の消毒液を噴射する。
【0022】
また、消毒液噴射手段8は、上下1対の水平管部31および左右1対の鉛直管部32にて構成され車両Sを囲む矩形環状の配管33と、この配管33の複数箇所にそれぞれ設けられ車両Sに向けて消毒液を噴射する液噴射ノズル(図示せず)と、配管33に消毒液を供給する液供給手段35とを有している。なお、下側の水平管部31は床部2の車両走行面2aより下方に配設されて凹溝10内に位置し、この下側の水平管部31に設けられた液噴射ノズルは車両Sの下面(タイヤを含む)に向けて消毒液を噴射する。
【0023】
第2風噴射手段9は、気温が所定温度(例えば−10℃)以下の場合において、消毒液噴射手段8にて消毒された車両Sに向けて温風(例えば20℃)を噴射し、車両Sに付着した消毒液を除去して車両Sを乾燥するものである。また、第2風噴射手段9は、気温が所定温度(例えば−10℃)より高い場合は、消毒液噴射手段8にて消毒された車両Sに向けて常温の風(例えば外気)を噴射し、車両Sに付着した消毒液を除去して車両Sを乾燥する。
【0024】
また、第2風噴射手段9は、上下1対の水平管部41および左右1対の鉛直管部42にて構成され車両Sを囲む矩形環状の配管43と、この配管43の複数箇所にそれぞれ設けられ車両Sに向けて風(温風や常温の風)を噴射する風噴射ノズル(図示せず)と、配管43に風(温風や常温の風)を供給する風供給手段45とを有している。なお、下側の水平管部41は床部2の車両走行面2aより下方に配設され、この下側の水平管部41に設けられた風噴射ノズルは車両Sの下面(タイヤを含む)に向けて風を噴射する。
【0025】
なお、図1から明らかなように、側面からみて、消毒液噴射手段8の配管33と第1風噴射手段7の配管23との離間距離が、消毒液噴射手段8の配管33と第2風噴射手段9の配管43との離間距離よりも短くなっている。
【0026】
また、車両消毒装置1は、床部2の長手方向一端側(入場時の車両入口側)付近に配設され車両Sの有無を検知する光学系の第1検知手段51と、床部2の長手方向他端側(入場時の車両出口側)付近に配設され車両Sの有無を検知する光学系の第2検知手段52とを備えている。各検知手段51,52は、床部2の短手方向一端側付近に配設され検知光を発光する発光部と、床部2の短手方向他端側付近に配設されその発光部からの検知光を受光する受光部とを有している。
【0027】
そして、第1検知手段51が車両Sの有りを検知すると各噴射手段6〜9が噴射動作を開始し、第2検知手段52がその車両Sの無しを検知すると各噴射手段6〜9が噴射動作を停止する。
【0028】
さらに、車両消毒装置1は、車両Sを消毒した後の消毒液(消毒後廃液)を浄化する浄化手段53を備えている。浄化手段53は、例えば図示しないが、床部2の凹溝10の端部に配管を介して接続され凹溝10からの消毒液を一時的に貯留する桝と、この桝に配管を介して接続されたグリーストラップと、このグリーストラップに配管を介して接続された曝気槽と、この曝気槽に配管を介して接続された浄化槽と、この浄化槽に接続され浄化後の消毒液を例えば下水本管等に排出する排出管とを有している。
【0029】
次に、車両消毒装置1の作用等を説明する。
【0030】
図3に示すように、北海道等の寒冷地における冬期、すなわち例えば気温が−30〜−10℃の場合(気温が予め設定された設定温度以下の場合)には、まず、水噴射手段6が、入場してきた車両Sに向けて温水(例えば60℃)を噴射する。
【0031】
その結果、車両Sの車体表面(ホディおよびタイヤ等を含む車両S全体の外表面)に付着した付着物(例えば細菌、ごみ、泥、堆肥、糞、氷、雪等)が除去される。また、氷点下の外気で冷えた車両Sの車体表面が温水から熱を受けて所定温度(例えば10℃)以上になる。
【0032】
次いで、第1風噴射手段7が、水噴射手段6にて洗浄および加熱された車両Sに向けて温風(例えば20℃)を噴射する。つまり、車両Sに向けて温風を吹き付ける。
【0033】
その結果、車両Sの車体表面に付着した温水の水滴や温度が下がった水の水滴が除去され、車両Sの車体表面が乾燥した状態となる。また、車両Sの車体表面が温風から熱を受けて所定温度(例えば10℃)以上に維持される。
【0034】
次いで、消毒液噴射手段8が、第1風噴射手段7にて乾燥されて車体表面が所定温度(例えば10℃)以上になっている車両Sに向けて温かい消毒液(例えば20℃)を噴射する。
【0035】
その結果、車両Sの車体表面、つまり車両S全体の外表面が消毒される。このとき、消毒液が車両Sの車体表面に凍り付くようなことはない。
【0036】
次いで、第2風噴射手段9が、消毒液噴射手段8にて消毒された車両Sに向けて温風(例えば20℃)を噴射する。つまり、車両Sに向けて温風を吹き付ける。
【0037】
その結果、車両Sの車体表面に付着した消毒液の液滴が除去され、車両Sの車体表面が乾燥した状態となる。
【0038】
こうして、冬期における車両Sに対する消毒処理が完了する。
【0039】
また、図3に示すように、夏期、すなわち例えば気温が10〜25℃の場合にあっては、まず、水噴射手段6が、入場してきた車両Sに向けて常温の水(例えば水道水)を噴射する。その結果、車両Sの車体表面に付着した付着物(例えば細菌、ごみ、泥、堆肥、雪等)が除去される。
【0040】
次いで、第1風噴射手段7が、水噴射手段6にて洗浄された車両Sに向けて常温の風(例えば外気)を噴射する。その結果、車両Sの車体表面に付着した水滴が除去され、車両Sの車体表面が乾燥した状態となる。
【0041】
次いで、消毒液噴射手段8が、第1風噴射手段7にて乾燥された車両Sに向けて常温の消毒液を噴射する。その結果、車両Sの車体表面である車両S全体の外表面が消毒される。なお、夏期には、消毒液の凍結を考慮する必要がない。
【0042】
次いで、第2風噴射手段9が、消毒液噴射手段8にて消毒された車両Sに向けて常温の風(例えば外気)を噴射する。その結果、車両Sの車体表面に付着した消毒液の液滴が除去され、車両Sの車体表面が乾燥した状態となる。なお、例えば気温が比較的高く、車両Sに付着した消毒液が直ぐに蒸発するような場合には、第2風噴射手段9が噴射動作しないようにしてもよい。
【0043】
こうして、夏期における車両Sに対する消毒処理が完了する。なお、春期や秋期においても、消毒液の凍結を考慮する必要がないので、夏期と同様の消毒処理が行われる。
【0044】
そして、このような車両消毒装置1によれば、消毒液が凍結するおそれがある冬期等の気温が設定温度以下の場合には、水噴射手段6が車両Sに向けて温水を噴射し、第1風噴射手段7が水噴射手段6にて洗浄および加熱された車両Sに向けて温風を噴射し、消毒液噴射手段8が第1風噴射手段7にて乾燥された車両Sに向けて消毒液を噴射し、第2風噴射手段9が消毒液噴射手段8にて消毒された車両Sに向けて温風を噴射するため、消毒液が車両Sの車体表面に接触して瞬時に凍り付いてしまうことがなく、よって、消毒液による消毒効果(殺菌効果)の低減を防止でき、適切かつ効率的な消毒作業ができ、しかも、消毒前に車両Sを温水で洗浄することにより、車両Sに付着していた糞や氷等の付着物を除去できるため、消毒液を車両Sに適切に接触させることができ、十分な消毒効果を得ることができる。
【0045】
また、水噴射手段6、第1風噴射手段7、消毒液噴射手段8および第2風噴射手段9は、車両Sの進行方向に並んで位置するため、車両Sが進行方向に走行する際に、車両Sが適切に消毒処理され、畜産施設内の家畜が伝染病に感染するのを適切に防止できる。
【0046】
さらに、車両Sを消毒した後の消毒液を浄化する浄化手段53を備えるため、この浄化手段53によって車両Sを消毒した後の消毒液を浄化して無害化でき、よって、水環境に対する環境負荷を少なくでき、消毒液による自然破壊を防止できる。
【0047】
なお、上記実施の形態では、各噴射手段6〜9の上方部を屋根部5で覆った構成について説明したが、例えば屋根部5およびこれを支持する柱部4を有しない簡略的な構成としてもよい。
【0048】
また、例えば床部2に建屋を立設し、各噴射手段6〜9をその建屋内に配設した構成でもよい。
【0049】
さらに、消毒液噴射手段8は、1種類の消毒液(薬品)を噴射するものには限定されず、例えば2種類以上の消毒液を順次噴射するもの等でもよい。
【0050】
また、例えば水噴射手段6や消毒液噴射手段8は、噴射ノズルと配管との間に位置する圧力バルブを有するものでもよい。この場合、配管を循環する液体(温水や消毒液)の圧力が設定圧力以上になると、圧力バルブが開き、噴射ノズルから液体が車両Sに向けて噴射される。
【0051】
さらに、例えば車両Sが大型であるか小型であるかを判別し、その判別結果に応じて各噴射手段6〜9の噴射量を調整するようにしてもよい。すなわち例えば配管の上側の水平管部に噴射ノズルを設け、この噴射ノズルが大型の車両Sに対してのみ消毒液、水や風(空気)を噴射するようにしてもよい。
【0052】
また、例えば水噴射手段6が床加熱部3の温水供給手段からの温水を噴射する構成等でもよい。
【符号の説明】
【0053】
1 車両消毒装置
6 噴射手段である水噴射手段
7 第1風噴射手段
8 消毒液噴射手段
9 第2風噴射手段
S 車両

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に向けて液体を噴射し、車両を洗浄および加熱する噴射手段と、
この噴射手段にて洗浄および加熱された車両に向けて温風を噴射し、車両に付着した液体を除去して車両を乾燥する第1風噴射手段と、
この第1風噴射手段にて乾燥された車両に向けて消毒液を噴射し、車両を消毒する消毒液噴射手段と、
この消毒液噴射手段にて消毒された車両に向けて温風を噴射し、車両に付着した消毒液を除去して車両を乾燥する第2風噴射手段と
を備えることを特徴とする車両消毒装置。
【請求項2】
噴射手段、第1風噴射手段、消毒液噴射手段および第2風噴射手段は、車両の進行方向に並んで位置する
ことを特徴とする請求項1記載の車両消毒装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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