説明

車両用カウル構造

【課題】フロントウインドウシールドガラスの下部に衝突体が衝突した際に衝突エネルギーを吸収することができると共に、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラスの振動を十分に抑制することができる。
【解決手段】本車両用カウル構造では、フロントウインドウシールドガラス14の下部を支持するガラス支持部35の本体部36が開断面状に構成されているが、本体部36の開口部38にはリインフォースメント40が設けられており、このリインフォースメント40によって、ガラス支持部35の車体上下方向の剛性が十分に確保されている。しかも、フロントウインドウシールドガラス14の下部に衝突体54が衝突した際には、エアバック装置42のエアバック袋体が膨張してリインフォースメント40の下部が屈曲される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のウインドウシールドガラスを支持する車両用カウル構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のフロントウインドウシールドガラスとダッシュパネルとの間には、フロントウインドウシールドガラスの下部を支持するカウルトップ部材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献に示されたフロントデッキ構造では、カウルトップ部材が剛性の高い閉断面構造とされることで、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラスの振動を抑制するようにしている。また、カウルトップ部材には、フロントウインドウシールドガラスの下部に衝突体が衝突した際のカウルトップ部材の座屈を促進する座屈促進手段が設けられており、これにより、衝突エネルギーを吸収するようにしている。
【特許文献1】特開2004−155351号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記構成のフロントデッキ構造では、上述のように座屈促進手段によってカウルトップ部材の座屈(変形)が促進される構成であるため、カウルトップ部材の剛性が低下し、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラスの振動が十分に抑制されなくなる可能性がある。
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、フロントウインドウシールドガラスの下部に衝突体が衝突した際に衝突エネルギーを吸収することができると共に、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラスの振動を十分に抑制することができる車両用カウル構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明に係る車両用カウル構造は、車両のフロントウインドウシールドガラスの下側に車幅方向に沿って延在すると共に、上端部が前記フロントウインドウシールドガラスに連結され、下端部がダッシュパネルに連結されたガラス支持部を有するカウルと、作動することで前記ガラス支持部の一部を曲げて前記ガラス支持部の車体上下方向の剛性を低下させる曲げ手段と、を有することを特徴としている。
【0006】
請求項1に記載の車両用カウル構造では、曲げ手段が作動すると、カウルのガラス支持部の一部が曲げられて、ガラス支持部の車体上下方向の剛性が低下する。したがって、例えばフロントウインドウシールドガラスの下部に衝突体が衝突した際に曲げ手段を作動させれば、ガラス支持部の車体上下方向の剛性を低下させることができるので、ガラス支持部の変形によって衝突体の衝突エネルギーを吸収することができる。しかも、上述のようにガラス支持部の車体上下方向の剛性を、必要なときに強制的に低下させることができるため、通常時のガラス支持部の車体上下方向の剛性を十分に確保することができる。したがって、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラスの振動を十分に抑制することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明に係る車両用カウル構造は、請求項1に記載の車両用カウル構造において、前記ガラス支持部は、車幅方向から見て車体前方側が開口した開断面形状の本体部と、前記本体部の前記開口部に設けられ、前記本体部を車体上下方向に補強するリインフォースメントとを有し、前記曲げ手段は、作動することで前記リインフォースメントを曲げることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の車両用カウル構造では、ガラス支持部の本体部の開口部には、本体部を車体上下方向に補強するリインフォースメントが設けられている。したがって、このリインフォースメントによってガラス支持部の車体上下方向の剛性を十分に確保することができる。しかも、曲げ手段が作動されると、リインフォースメントが曲げられてガラス支持部の車体上下方向の剛性が低下する。このように、リインフォースメントの曲げ変形の有無によってガラス支持部の車体上下方向の剛性を変更する構成であるため、ガラス支持部の剛性の設定を容易にすることができる。
【0009】
請求項3に記載の発明に係る車両用カウル構造は、請求項2に記載の車両用カウル構造において、前記リインフォースメントは、平板状に形成され、車体上下方向に沿って配置されていることを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載の車両用カウル構造では、ガラス支持部のリインフォースメントが平板状に形成されて車体上下方向に沿って配置されている。このため、仮にリインフォースメントの板厚が薄い場合でも、リインフォースメントの面剛性によって、ガラス支持部の車体上下方向の剛性を十分に確保することができる。またこの場合、例えば曲げ手段によってリインフォースメントに対し板厚方向の荷重を付与することで、リインフォースメントを容易に曲げることができるので、ガラス支持部の車体上下方向の剛性を容易に低下させることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明に係る車両用カウル構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用カウル構造において、前記曲げ手段は、前記ガラス支持部の前記一部に対向して配置され、前記フロントウインドウシールドガラスに衝突体が衝突した際に作動して前記ガラス支持部の前記一部側へ袋体を膨張させるエアバッグ装置を有することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の車両用カウル構造では、フロントウインドウシールドガラスに衝突体が衝突すると、ガラス支持部の一部に対向して配置されたエアバッグ装置がガラス支持部の当該一部側へ袋体を膨張させる。これにより、ガラス支持部の一部が曲げられる。このように、エアバッグ装置を用いてガラス支持部の一部を曲げるため、フロントウインドウシールドガラスの下部への衝突体の衝突時に迅速にガラス支持部の一部を曲げることができる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、請求項1に記載の発明に係る車両用カウル構造では、フロントウインドウシールドガラスの下端部に衝突体が衝突した際に衝突エネルギーを吸収することができると共に、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラスの振動を十分に抑制することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明に係る車両用カウル構造では、ガラス支持部の剛性の設定を容易にすることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明に係る車両用カウル構造では、ガラス支持部の車体上下方向の剛性を十分に確保することができると共に、ガラス支持部の車体上下方向の剛性を容易に低下させることができる。
【0016】
請求項4に記載の発明に係る車両用カウル構造では、フロントウインドウシールドガラスの下部への衝突体の衝突時に迅速にガラス支持部を曲げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1には、本発明の実施形態に係る車両用カウル構造が適用されて構成された車両10(自動車)のカウル16周辺の構成が車体11の一部を破断した斜視図にて示されている。また、図2には、図1の2−2線断面図が示されている。なお、図中矢印FRは車体前方向を示し、矢印UPは車体上方向を示し、矢印INは車体内側方向を示している。
【0018】
図1に示されるように、本実施形態に係る車両10は、車体11の前部に形成されたフロントウインドウ12を塞ぐフロントウインドウシールドガラス14を備えている。フロントウインドウシールドガラス14の下部(前部)の下側には、フロントウインドウシールドガラス14の下部を支持するカウル16が車幅方向に沿って延在している。カウル16の幅方向両端部は、エンジンルーム18の左右の側壁の上縁に沿って車体前後方向に延びるエプロンアッパメンバ20の後端部と、左右のフロントピラー22の上下方向中間部との連結部に結合されている。
【0019】
このカウル16は、図2に示されるように板材の組み合わせによって構成されており、カウルインナ24、カウルアウタ26、補強板28、OAカウル30、及びリインフォースメント40を有している。
【0020】
カウルインナ24は、車体11のエンジンルーム18と車室32との間に介在されたダッシュパネル34の上端部から車体上方側へ向けて立設されている。カウルインナ24の下端部には、車体前方側へ向かって斜め下向きに突出するフランジ部24Aが設けられており、このフランジ部24Aの下面には、ダッシュパネル34の上端部に設けられたフランジ部34Aが結合されている。また、フランジ部24Aの上面には、前記結合部を補強する補強板28が結合されており、この補強板28の上側には、OAカウル30(図1参照)の後端部が配置されている。OAカウル30の後端部は、図示しないボルトとナットによって補強板28及びフランジ部24A、34Aに締結されている。
【0021】
カウルインナ24の上下方向中間部には、屈曲部24Bが形成されている。このため、カウルインナ24は、屈曲部24Bよりも車体下方側の部分が車体上下方向に沿って配置されており、屈曲部24Bよりも車体上方側の部分が車体上下方向に対して車体後方側へ僅かに傾いて配置されている。また、カウルインナ24の上端部には、車体後方側へ向かって斜め上向きに突出するフランジ部24Cが設けられており、このフランジ部24Cがカウルアウタ26との結合部となっている。
【0022】
カウルアウタ26は、カウルインナ24の上端部から車体前方側へ向かって延び出している。カウルアウタ26の後端部には、車体後方側へ向かって斜め上向きに突出するフランジ部26Aが設けられており、このフランジ部26Aがカウルインナ24のフランジ部24Cに結合されている。
【0023】
カウルアウタ26の前後方向中間部には、屈曲部26Bが形成されており、カウルアウタ26は、屈曲部26Bよりも車体後方側の部分が後下がりの状態に傾斜すると共に、屈曲部26Bよりも車体前方側の部分が前下がりの状態に傾斜している。また、カウルアウタ26の前端部には、車体下方側へ向かって突出するフランジ部26Cが設けられている。
【0024】
上記構成のカウルインナ24及びカウルアウタ26は、フロントウインドウシールドガラス14の下部を支持するガラス支持部35の本体部36を構成している。この本体部36は、図2に示されるように、車幅方向から見て車体前方側へ開口する開断面形状に形成されており、カウルアウタ26のフランジ部26Cと屈曲部26Bとの間の部分(前下がりの状態に傾斜した部分)がガラス連結部とされている。このガラス連結部の上面には、接着剤38によってフロントウインドウシールドガラス14の下端部が接着(連結)されている。
【0025】
また、本実施形態では、ガラス支持部35の本体部36の開口部38には、リインフォースメント40が設けられている。リインフォースメント40は、カウル16の他の構成部材(カウルインナ24、カウルアウタ26、補強板28、及びOAカウル30)よりも板厚の薄い板材によって、長尺な矩形平板状に形成されたものであり、長手方向が車幅方向に沿い且つ板厚方向が車体前後方向に沿った状態で本体部36の車幅方向中央部に配置されている。
【0026】
このリインフォースメント40は、図2に示されるように、本体部36の開口部38において車体上下方向に沿って配置されており、上端部がカウルアウタ26のフランジ部26Cにおける車体後方側の面に結合されている。また、リインフォースメント40の下端部には、車体前方側へ向かって斜め下向きに突出するフランジ部40Aが設けられており、このフランジ部40Aは、OAカウル30後端部の上面に結合されている。このため、本体部36の開口部36側がリインフォースメント40によって車体上下方向に補強されており、これにより、ガラス支持部35の車体上下方向の剛性が十分に確保されている。
【0027】
さらに、本実施形態では、リインフォースメント40とカウルインナ24との間には、曲げ手段としてのエアバック装置42を構成するエアバッグケース44が設けられている。エアバッグケース44は、カウルインナ24の屈曲部24Bの下側でカウルインナ24に固定されており、リインフォースメント40の下部(リインフォースメント40の上下方向中間部における下側部分)の車幅方向中央部に対して板厚方向に対向して配置されている。
【0028】
図2に示されるように、エアバックケース44の内部には、エアバック装置42を構成するインフレータ46(ガス発生装置)と、エアバック袋体48とが設けられている(なお、図2では、エアバッグケース44の断面による図示を省略してある)。インフレータ46は、作動(点火)されることで高圧のガスを噴出するようになっている。また、エアバッグ袋体48は、インフレータ46の開口側に折り畳み状態で配置されており、インフレータ46から噴出されるガスによって車体前方側(リインフォースメント40側)へ膨張(展開)するようになっている。そして、リインフォースメント40側へ膨張したエアバッグ袋体48は、リインフォースメント40の下部に衝突すると共に、リインフォースメント40の下部を車体前方側へ押圧することで、図3に示されるように、リインフォースメント40の下部を屈曲させるようになっている。
【0029】
なお、本実施形態では、図1に示されるように、エアバッグケース44がリインフォースメント40に対応して車幅方向を長手方向とする長尺な形状に形成されており、このエアバッグケース44内に収容されたエアバッグ袋体48も車幅方向を長手方向とする長尺な形状に形成されている。
【0030】
また、本実施形態では、インフレータ46には、エアバッグ装置42を構成するコントロールユニット50(制御装置)が電気的に接続されており、このコントロールユニット50には、エアバッグ装置42を構成するエアバックセンサ52(衝突検知器)が電気的に接続されている。これらのコントロールユニット50及びエアバッグセンサ52は、車体11の所定位置に搭載されている。
【0031】
エアバッグセンサ52は、フロントウインドウシールドガラス14の下部に衝突体54が衝突したことを検知すると共に、当該検知時にコントロールユニット50に所定の電気信号を出力するようになっている。エアバックセンサ52からの電気信号が入力されたコントロールユニット50は、インフレータ46に所定の電気信号を出力してインフレータ46を点火させる。これにより、前述したようにエアバッグ袋体48が膨張し、リインフォースメント40の下部が屈曲される構成になっている。なお、図4には、エアバッグ装置42の作動制御の手順が流れ図にて示されている。
【0032】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0033】
上記構成のカウル16では、フロントウインドウシールドガラス14の下部を支持するガラス支持部35の本体部36が開断面状に構成されているが、本体部36の開口部38にはリインフォースメント40が設けられており、このリインフォースメント40によってガラス支持部35の車体上下方向の剛性が十分に確保されている。したがって、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラス14の振動を十分に抑制することができる。
【0034】
しかも、本実施形態では、フロントウインドウシールドガラス14の下部に衝突体54が衝突した際には、エアバッグセンサ52からの電気信号に基づいてコントロールユニット50がエアバック装置42のインフレータ46を点火させる。これにより、エアバック装置42のエアバック袋体48が膨張されてリインフォースメント40の下部が車体前方側へ押圧される。これにより、リインフォースメント40の下部が屈曲され、ガラス支持部35の車体上下方向の変形荷重(剛性)が低下する。したがって、ガラス支持部35が上記衝突の衝撃力によって、図3に示されるように変形される(折れ曲る)ことで、衝突体54の衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
【0035】
なお、本実施形態では、エアバッグ装置42は、カウルインナ24の屈曲部24Bの下側でカウルインナ24に固定されている。このため、図3に示されるように、ガラス支持部35が折れ曲る際に、エアバック装置42が邪魔になることがない。
【0036】
また、本実施形態では、リインフォースメント40が平板状に形成されて車体上下方向に沿って配置されている。このため、リインフォースメント40が、カウル16の他の構成部材よりも板厚の薄い板材で形成されていても、リインフォースメント40の面剛性によって、ガラス支持部35の車体上下方向の剛性を十分に確保することができる。したがって、車両の重量増加を抑制しつつ、車両走行時におけるフロントウインドウシールドガラス14の振動を抑制することができる。
【0037】
しかも、本実施形態では、エアバック装置42のエアバッグ袋体48が、板厚の薄いリインフォースメント40に対して板厚方向に荷重を付与する構成である。このため、リインフォースメント40を低い荷重で容易に屈曲させることができるので、エアバック装置42を小型で軽量なものにすることができる。
【0038】
また、本実施形態では、エアバック装置42によってリインフォースメント40を屈曲させる構成であるため、フロントウインドウシールドガラス14の下部への衝突体54の衝突時に迅速にリインフォースメント40を屈曲させることができる。
【0039】
さらに、本実施形態では、リインフォースメント40の屈曲の有無によってガラス支持部35の剛性を変更する構成であるため、ガラス支持部35の剛性の設定を容易にすることができる。
【0040】
なお、上記実施形態では、リインフォースメント40が平板状に形成され、本体部36の車幅方向中央部において車体上下方向に沿って配置された構成としたが、本発明はこれに限らず、リインフォースメントの形状及び配置は適宜変更することができる。
【0041】
また、上記実施形態では、曲げ手段としてエアバッグ装置42が用いられた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、曲げ手段は、フロントウインドウシールドガラス14の下部への衝突体54の衝突時に迅速にリインフォースメント40を曲げることができるものであればよく、例えばガス等の圧力によってピストンを突出させる構成のものであってもよい。
【0042】
さらに、上記実施形態では、カウル16のガラス支持部35が開断面状の本体部36と、リインフォースメント40とを備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、ガラス支持部35の構成は適宜変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用カウル構造が適用されて構成された車両のカウル周辺の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】リインフォースメントが屈曲された状態を示す図2に対応する断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るエアバッグ装置の作動制御の手順を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
【0044】
10 車両
11 車体
14 フロントウインドウシールドガラス
16 カウル
34 ダッシュパネル
35 ガラス支持部
36 本体部
38 開口部
40 リインフォースメント
42 エアバッグ装置(曲げ手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフロントウインドウシールドガラスの下側に車幅方向に沿って延在すると共に、上端部が前記フロントウインドウシールドガラスに連結され、下端部がダッシュパネルに連結されたガラス支持部を有するカウルと、
作動することで前記ガラス支持部の一部を曲げて前記ガラス支持部の車体上下方向の剛性を低下させる曲げ手段と、
を有する車両用カウル構造。
【請求項2】
前記ガラス支持部は、車幅方向から見て車体前方側が開口した開断面形状の本体部と、前記本体部の前記開口部に設けられ、前記本体部を車体上下方向に補強するリインフォースメントとを有し、前記曲げ手段は、作動することで前記リインフォースメントを曲げることを特徴とする請求項1に記載の車両用カウル構造。
【請求項3】
前記リインフォースメントは、平板状に形成され、車体上下方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用カウル構造。
【請求項4】
前記曲げ手段は、前記ガラス支持部の前記一部に対向して配置され、前記フロントウインドウシールドガラスに衝突体が衝突した際に作動して前記ガラス支持部の前記一部側へ袋体を膨張させるエアバッグ装置を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用カウル構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−6801(P2009−6801A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−168980(P2007−168980)
【出願日】平成19年6月27日(2007.6.27)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】