説明

車両用カウル部構造

【課題】ワイパアームへの被水を防止し得る車両用カウル部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】カウルトップパネル116の下面に取付けられるワイパ取付用ブラケット166は、カウルトップパネル116の下面116aから車両後方斜め下方向に延びる車幅方向外側の側面166aおよび側面に連続して車幅方向内側に延びる背面166bを含み、側面166aおよび背面166bの下端部に沿って連続して突設されたフランジ部168を有し、フランジ部168は、背面166bの車幅方向内側の端部(Q点)に到達する前に終端している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フロントガラスの下端部に沿って車幅方向に延び該フロントガラスを支持するカウルトップパネルを含む車両用カウル部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車には、フロントガラスに付着した水滴を払拭するためのワイパユニットが設けられている。このワイパユニットは、フロントガラスの下端側に配置されたカウル部にユニット本体を収容し、駆動モータによって駆動されるピボット軸にワイパアームを連結している。このワイパアームの基端部は雨水等によって被水しやすい。
【0003】
従来、例えば特許文献1には、カウル部のカウルトップガーニッシュに排水用の開口部を形成し、この開口部の下方位置に、開口部からカウル部内に浸入した雨水等を収容して排水口に案内する皿状部材を設けた構成が開示されている。そして、この皿状部材により、雨水等がカウル部の前端部に設けられたカウルフロントパネルを乗り越えてエンジンルームに浸入するのを防止するというものである。
【0004】
また、例えば特許文献2には、カウルトップパネルに形成されたピボット軸の挿通孔と、この挿通孔の周縁からカウルトップパネルの内側へ向けて筒状に形成された周壁部とを設け、この周壁部の先端部に周方向に沿って凹凸形状の凹凸壁部を形成した技術が開示されている。
【0005】
これにより、凹凸壁部は凹部によって、内周面積が半減しているので、挿通孔に浸入した雨水等の一部は凸部から凸部へと周方向に重力に従って移動していく。この移動の過程で、移動エネルギーが消費されて雨水等の勢いが減少し、雨水等の移動速度が低下する。こうして、速度低下した雨水を重力の作用で所定排水位置に落下させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−126188号公報
【特許文献2】特開2007−331651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1では、カウル部内に浸入した雨水等がエンジンルームに浸入するのを防止する技術は開示されているが、浸入した雨水等によってワイパアームが被水するのを防止する手段については何らの開示も示唆もない。
【0008】
また、特許文献2では、雨水の勢いを低下させて排出することにより、ワイパ装置の駆動源やリンク機構の連結部分への被水を回避することはできても、ピボット軸から露出したワイパアームの基端部が被水するのを防止することはできない。
【0009】
すなわち、特許文献1、2にあっては、ワイパアームの基端部が被水すると、ワイパアームとピボット軸との取付部が、浸入した雨水等により錆びてしまうおそれがある。このため、ワイパアームの基端部への被水を防止する何らかの防水対策が必要となる。これに対し、ワイパアームやピボット軸に防水処理(メッキ処理等)を施そうとすると、作業工数が増加したり、または部品点数が増加して製造コストが増大してしまう。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑み、ワイパアームへの被水を効果的に防止し得る車両用カウル部構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用カウル部構造の代表的な構成は、車両のフロントガラスの下端部に沿って車幅方向に延びフロントガラスを支持するカウルトップパネルを含む車両用カウル部構造において、カウルトップパネルの下面に取付けられワイパユニットが取付けられるワイパ取付用ブラケットは、カウルトップパネルの下面から車両後方斜め下方向に延びる車幅方向外側の側面および側面に連続して車幅方向内側に延びる背面を少なくとも含み、側面および背面の下端部に沿って連続して突設されたフランジ部を有し、フランジ部は、背面の車幅方向内側の端部に到達する前に終端していることを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、ワイパ取付用ブラケットは、車幅方向外側の側面および車幅方向内側に延びる背面の下端部に沿って連続して突設されたフランジ部を有するので、車幅方向外側の側面を伝ってきた雨水等は、下端部のフランジ部に沿って側面から背面に移動し、さらに背面の車幅方向内側の終端縁から落下する。
【0013】
このとき、フランジ部は、背面の車幅方向内側の端部に到達する前に終端しているので、車幅方向内側に位置するワイパユニットを構成するワイパアーム等への被水が防止される。これにより、ワイパアーム等の錆やワイパユニットに塗布された潤滑油の流出が防止される。
【0014】
また、フランジ部の終端している部分とワイパユニットとの間に、車幅方向外側が低くなるよう傾斜した板状の反射部材をさらに有するとよい。
【0015】
上記構成によれば、ワイパ取付用ブラケットの背面の車幅方向内側の終端縁から落下した雨水等は、反射部材により車幅方向外側に方向変換されて、ワイパユニットから離れた位置に落下するので、ワイパユニットへの飛散が防止される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ワイパアームへの被水を効果的に防止し得る車両用カウル部構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本実施形態の車両用カウル部構造が適用された車両の要部斜視図である。
【図2】図1の車両前部の構造を示す斜視図である。
【図3】図2の車体前方からフロントフードを開放してエンジンルームの後端部を見たときの要部の斜視図である。
【図4】図2のX方向矢視図である。
【図5】本実施形態との比較例を示す、図4に対応した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
【0019】
なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。また、本実施形態において、説明の便宜上、「上」は鉛直上方、「下」は鉛直下方とする。
【0020】
図1は、本実施形態の車両用カウル部構造が適用された車両の概略の斜視図であり、図2は、図1の車両前部の構造を示す斜視図である。
【0021】
図1および図2において、車両100は、フロントフード110の後端部とフロントガラス112の下端部との間に形成されたカウル部114を有している。このカウル部114は、車幅方向に延びるカウルトップパネル116およびカウルフロントパネル118によって区画されている。
【0022】
上記のカウルトップパネル116は、フロントガラス112の下端部に沿って車幅方向に延び、フロントガラス112を支持している。図2に示すように、このカウルトップパネル116の下面には、第1のワイパ取付用ブラケット166が取付けられている。この第1のワイパ取付用ブラケット166に、ワイパユニット120が取付けられる。
【0023】
なお、図2に示すように、カウル部114は、側面をカウルサイドパネル124で覆われ、その内側にカウルサイドメンバ126が設けられている。このカウルサイドメンバ126の後部には、前述したカウルトップパネル116およびカウルフロントパネル118が車幅方向に延設されている。
【0024】
また、カウルサイドメンバ126の前部には、ストラットタワー128、フェンダエプロン129、およびエプロンサイドメンバ130が設けられている。ストラットタワー128とフェンダエプロン129とは共に前輪のフェンダを形成している。ストラットタワー128は筒状になっていて、内部で前輪のサスペンション(不図示)を支持する。
【0025】
フェンダエプロン129は前輪の車内側でエンジンルーム(図示せず)を外部から仕切る泥除けとして機能する。エプロンサイドメンバ130は左右一対で設けられ、これらの間を架け渡すようにフロントアッパメンバ132が設けられている。
【0026】
図3は、図2の車体前方からフロントフード110を開放してエンジンルームの後端部を見たときの要部の斜視図である。
【0027】
図3において、ワイパユニット120は、車体側に取付けられる板金状の左右のフレーム部材134、136と、これらフレーム部材134、136を一体的に連結する連結ロッド137とを有している。このフレーム部材134、136は、カウルトップパネル116およびカウルフロントパネル118に3箇所でボルト138、140、142により固定されている。
【0028】
ここで、カウルトップパネル116には、前述した柱状の第1のワイパ取付用ブラケット166(図3の左端部)が取付けられ、また、カウルフロントパネル118には、柱状の第2のワイパ取付用ブラケット174および断面コ字状の第3のワイパ取付用ブラケット176が取付けられている。
【0029】
ワイパユニット120の左右のフレーム部材134、136は、前述した第1〜第3のワイパ取付用ブラケット166、174、176に、それぞれボルト138、140、142によって固定されている。なお、本実施形態では、カウルトップパネル116およびカウルフロントパネル118に、合計3個のワイパ取付用ブラケットが取付けられた場合について説明するが、ワイパ取付用ブラケットの個数は3個に限られない。ワイパ取付用ブラケットの個数は、ワイパユニット120の取付剛性を高めるために設計者が適宜選択することができる。
【0030】
また、以下の説明では、本実施形態の要部である「第1のワイパ取付用ブラケット166」を便宜上、単に「ワイパ取付用ブラケット166」と略称する。また、「枢支」は、凸部分と凹部分で回動自在に支持するという意味で使用する。
【0031】
図3において、フレーム部材134にはワイパモータ144が固定されている。このワイパモータ144は、不図示の減速機に連結され、この減速機から出力軸145が突設されていて、この出力軸145には、クランクアーム146の基端部が固定されている。また、クランクアーム146の先端部は、コネクティングロッド148の基端部に枢支されている。
【0032】
一方、フレーム部材134、136にそれぞれ枢支されたピボット軸150、152には、それぞれ駆動アーム154、156の基端部が固定されている。この駆動アーム154、156の先端部には、それぞれコネクティングロッド148の先端部とリンクロッド158の基端部が枢支されている。また、ピボット軸150側の駆動アーム154の先端部には、リンクロッド158の先端部が枢支されている。
【0033】
なお、ピボット軸150、152の先端部には、それぞれワイパアーム160、162が固定され、さらにその先端部にワイパブレード161、163が連結されている(図1参照)。
【0034】
次に、図3に基づきワイパユニット120の動作を簡単に説明する。ワイパモータ144が回転駆動されると、その出力軸145に固定されたクランクアーム146が旋回駆動し、この駆動力がコネクティングロッド148を介して駆動アーム154に伝達されることにより、駆動アーム154の先端部が円弧状に揺動する。また、駆動アーム154の駆動力がリンクロッド158を介して駆動アーム156に伝達され、この駆動アーム156の先端部が円弧状に揺動する。
【0035】
こうして、駆動アーム154の揺動に対応して2つのピボット軸150、152が揺動駆動されて、ワイパアーム160、162が駆動され、さらにワイパブレード161、163が揺動する。こうして、フロントガラス112のガラス面が払拭される。
【0036】
次に、図4に基づき本実施形態の要部構成について説明する。図4は、図2のX方向矢視図を示している。
【0037】
本実施形態では、図4に示すように、ワイパ取付用ブラケット166は、カウルトップパネル116の下面116aに取付けられている。このワイパ取付用ブラケット166は、基端側の断面が下方先端側の断面よりも若干寸法が大きい略角柱状をなしている。このワイパ取付用ブラケット166は、車幅方向外側(図4のA側)に角部が略円弧状に面取りされた側面166aを有している。
【0038】
この車幅方向外側の側面166aに連続して、車幅方向内側(図4のB側)に延びる背面166bを有している。この背面166bのさらに車幅方向内側には、前述したワイパユニット120が位置している。なお、ワイパユニット120はボルト138等でワイパ取付用ブラケット166に取付けられるが、図4では、その取付部の近傍を切り欠いて示している。
【0039】
本実施形態では、車幅方向外側の側面166aおよび車幅方向内側に延びる背面166bの下端部に沿って、連続して突設された(外方に張り出された)フランジ部168をさらに有している。このフランジ部168は、車幅方向外側の側面166aの下端部に沿って延びる側面フランジ部168aと、車幅方向内側の背面166bの下端部に沿って延びる背面フランジ部168bとを有している。
【0040】
なお、フランジ部168を、ワイパ取付用ブラケット166の側面166aおよび背面166bの下端部に配置したのは、ワイパ取付用ブラケット166の周囲に浸入してきた雨水等を、可及的に下方位置で受け止めて案内するためである。浸入してきた雨水等は、重力の作用により下方位置に落下するからである。
【0041】
さらに、本実施形態では、背面フランジ部168bは、ワイパ取付用ブラケット166の背面166bの車幅方向内側の終点側の端部(図4のQ点)に到達する前に終端している点に特徴を有している。具体的には、背面フランジ部168bは、ワイパ取付用ブラケット166の背面166bで、車幅方向内側に延びる始点側の端部(図4のP点)と終点側の端部(図4のQ点)との略中央の終端縁169で終端している。
【0042】
この場合、背面フランジ部168bの中間を切断して終端とする際は、ワイパ取付用ブラケット166の機械的強度・剛性が不足しない範囲で行うのが好ましい。フランジ部168は、雨水等の案内の他に、ワイパ取付用ブラケット166を補強する機能も有しているからである。
【0043】
また、本実施形態では、背面フランジ部168bの終端縁169とワイパユニット120のピボット軸152との間に、車幅方向外側(図4のA側)が低くなるように傾斜した板状の反射板(反射部材)170を有している。
【0044】
具体的には、反射板170は、合成樹脂またはアルミニウム等からなり、また、背面フランジ部168bの延長線と交差する面が上向きとなるように略45°に傾斜して形成されている。
【0045】
次に、図4に基づき本実施形態の作用について説明する。車幅方向外側からカウルトップパネル116の下面116aに浸入した雨水等は、例えばワイパ取付用ブラケット166の車幅方向外側の側面166aに沿って下方の側面フランジ部168aに流れ落ちる。この雨水等は、次いで側面フランジ部168aを矢印C方向に移動し、さらに背面フランジ部168bに沿って車幅方向の内側に移動し、略中央の終端縁169で矢印E方向に下方に落下する。
【0046】
このとき、落下点には反射板170が上向きに傾斜して配置されているので、矢印E方向に落下した雨水等の多くは、車幅方向の外側に向けて飛散される。こうして、ワイパユニット120から離れた位置に雨水を排水することができる。このため、ワイパアーム162の基端部に雨水等が直接飛散したり、または基端部が被水するのを防止することができる。
【0047】
このように、本実施形態では、ワイパアーム162の近傍に配置した反射板170により、雨水等の流れをワイパユニット120から離れた位置に制御するとともに、飛散してくる雨水等をブロックすることができる。
【0048】
こうして、ワイパアーム162の基端部等に防水加工を施すことなく、効果的に基端部等に発生する錆びを防止することができる。これに伴い、ワイパアーム162の基端部等に塗布された潤滑油(グリス等)の流出をも防止することができる。このため、潤滑油の機能が長持ちし、長期的にワイパアーム162の潤滑性能を維持することができる。
【0049】
(比較例)
図5は、本実施形態との比較例を示す、図4に対応した図である。この比較例では、背面フランジ部168bは、ワイパ取付用ブラケット166の背面166bの車幅方向内側の終点側の端部(図5のQ点)の近傍の終端縁179まで延びている。このため、側面フランジ部168aから矢印C方向に移動してきた雨水等は、次いで背面フランジ部168bに沿って矢印D方向に移動する。さらに、雨水等は背面フランジ部168bの終点側の端部(Q点)の近傍の終端縁179から反射板170に落下する。
【0050】
反射板170に落下した雨水等は、車幅方向の外側に向けて飛散されるが、その一部は車体後方(矢印F方向)にも飛散する。こうして、雨水等はワイパ取付用ブラケット166の背面のさらに車幅方向内側に位置するワイパアーム162等に直接飛散する。これによって、ワイパアーム162の基端部等が被水して錆びるおそれが生じる。
【0051】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、フロントガラスの下端部に沿って車幅方向に延び該フロントガラスを支持するカウルトップパネルを含む車両用カウル部構造に利用することができる。
【符号の説明】
【0053】
100…車両、110…フロントフード、112…フロントガラス、114…カウル部、116…カウルトップパネル、116a…下面、118…カウルフロントパネル、120…ワイパユニット、124…カウルサイドパネル、126…カウルサイドメンバ、128…ストラットタワー、129…フェンダエプロン、130…エプロンサイドメンバ、132…フロントアッパメンバ、134、136…フレーム部材、137…連結ロッド、138、140、142…ボルト、144…ワイパモータ、145…出力軸、146…クランクアーム、148…コネクティングロッド、150、152…ピボット軸、154、156…駆動アーム、158…リンクロッド、160、162…ワイパアーム、161、163…ブレード、166…第1のワイパ取付用ブラケット、166a…車幅方向外側の側面、166b…車幅方向内側の背面、168…フランジ部、168a…側面フランジ部、168b…背面フランジ部、169、179…終端縁、170…反射板、174…第2のワイパ取付用ブラケット、176…第3のワイパ取付用ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のフロントガラスの下端部に沿って車幅方向に延び該フロントガラスを支持するカウルトップパネルを含む車両用カウル部構造において、
前記カウルトップパネルの下面に取付けられワイパユニットが取付けられるワイパ取付用ブラケットは、当該カウルトップパネルの下面から車両後方斜め下方向に延びる車幅方向外側の側面および該側面に連続して車幅方向内側に延びる背面を少なくとも含み、
前記側面および背面の下端部に沿って連続して突設されたフランジ部を有し、
前記フランジ部は、前記背面の車幅方向内側の端部に到達する前に終端していることを特徴とする車両用カウル部構造。
【請求項2】
前記フランジ部の終端している部分と前記ワイパユニットとの間に、車幅方向外側が低くなるよう傾斜した板状の反射部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の車両用カウル部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−126313(P2012−126313A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−280934(P2010−280934)
【出願日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】