説明

車両用シート

【課題】複数のレバーを操作してシートを移動操作するものにおいて、操作の案内をして操作を判り易くすることを課題とする。
【解決手段】複数のレバー31、41、51を操作することにより、乗員が着座する位置と車両内のいずれかの場所に格納する位置との間でシートを移動させる車両用シートにおいて、複数の操作レバー31、41、51又はその付近に発光部材61〜63を設け、シートを移動させる際に操作されるべき操作レバーの操作順に合わせて発光部材を順次発光させる制御手段を備える。発光部材の発光により操作すべきレバーが案内されるので複雑な操作でも操作可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のレバーを操作することにより、乗員が着座する位置と車両内のいずれかの場所に格納する位置との間でシートを移動させる車両用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
かかるシートは、格納シートと呼ばれ、いわゆるミニバンタイプの自動車に採用されることが多く、複数のレバーを操作してシートを移動操作するものであるため、操作が複雑であり、慣れないと操作ができない問題がある。そのため、折角の機能が使われないままとなることもある。そこで、一部の車両では、単一操作のみで着座位置から格納位置へ自動的に移動させるものも採用されている。
下記特許文献1には、シートの操作レバーを夜間でも見易くするために照明をレバー付近に設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭63−125632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の単一操作のみで着座位置から格納位置へ自動的に移動させるものの場合には、動力源として電動モータや比較的大きなばねを装備する必要があり、車両重量が重くなる問題がある。一方、特許文献1のように操作レバーを照明してもレバーの位置が判り易くなるのみで操作の仕方は判り易くならない。
本発明は、このような問題に鑑み、複数のレバーを操作してシートを移動操作するものにおいて、操作の案内をして操作を判り易くすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1発明は、複数のレバーを操作することにより、乗員が着座する位置と車両内のいずれかの場所に格納する位置との間でシートを移動させる車両用シートにおいて、前記複数の操作レバー又はその付近に発光部材を設け、シートを移動させる際に操作されるべき操作レバーの操作順に合わせて前記発光部材を順次発光させる制御手段を備えることを特徴とする車両用シートである。
第1発明によれば、発光部材の発光により操作すべきレバーが案内されるので複雑な操作でも操作可能となる。
【0006】
本発明の第2発明は、第1発明の車両用シートにおいて、前記発光部材の発光により明るくされる部分に、操作時の注意等の操作に必要な表示を施すことを特徴とする車両用シートである。
第2発明によれば、発光のみでなく操作に必要な表示も行われるため、より間違いのない操作ができる。
【0007】
本発明の第3発明は、第1又は第2発明の車両用シートにおいて、前記制御手段は、複数の操作レバーのいずれかが操作されたことを検出して発光部材の発光を開始することを特徴とする車両用シートである。
第3発明によれば、操作レバーの操作によって発光が開始されるため、特別のスイッチなしでもシート操作が必要なときのみ発光部材を発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係る車両用シートの一つの実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1と同様の実施形態の図1とは別の角度から見た斜視図である。
【図3】図1と同様の実施形態においてシートバックが前倒しされた状態を示す斜視図である。
【図4】図1と同様の実施形態の側面図である。
【図5】図4と同様の側面図であり、シートバックが前倒しされた状態を示す。
【図6】図4と同様の側面図であり、シートが車両後方に格納された状態を示す。
【図7】図1と同様の実施形態における制御ブロック図である。
【図8】図1と同様の実施形態における制御フローチャート(その1)である。
【図9】図1と同様の実施形態における制御フローチャート(その2)である。
【図10】図1と同様の実施形態における制御フローチャート(その3)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態として、ミニバン型自動車の後方格納シートに本発明を適用した場合について図面に基づいて説明する。図示したシートは、図4〜6に示すように車両後方のフロア面に形成された格納凹部Gに折り畳んだシートを格納するようにされており、図からは明らかではないが、車両幅方向に6:4の比率で2分割されたシートのうち、左側に配置された4側のシートを示している。
各図に示すように、本実施形態の後方格納シートは、シートバック12をシートクッション11上で前倒しし、更にシートクッション11後方と格納凹部Gの前側とにヒンジを形成された格納アーム21によって、シートバック12と共にシートクッション11がシートクッション11の前後方向を変えることなく格納凹部G内に格納されるものである。
シートバック12の左側下部には第1レバー31が設けられ、第1レバー31は柔軟性を有するストラップ32を介してシートバック12内でリクライニング機構14に連結されており、第1レバー31を引くと、ストラップ32を介してリクライニング機構14がロック解除され、図3及び図5のようにシートバック12がシートクッション11上に前倒しされるようにされている。
【0010】
シートバック12の背面には図2に良く示されるように、互い違いに配置された第2レバー41及び第3レバー51が常時はシートバック12背面の窪みに収まるように設けられ、ストラップ42を介して第2レバー41は第1レバー31と同様、シートバック12内でリクライニング機構14に連結されており、第3レバー51は、ストラップ52を介してシートバック12及びシートクッション11内で、シートクッション11下に3個配置されたロック機構22、24,25に連結されている。第2レバー41を引くと、第1レバー31の場合と同様にシートバック12が前倒しされ、第3レバー51を引くと、3個のロック機構22、24、25が全てロック解除されて、図3及び図5の状態にあるシートは車両フロアFに設けられた前後のストライカSA、SBから離れて、図6のように格納凹部G内に格納される。格納途中では第3レバー51を引きながらシートを格納位置へ案内する。なお、このときシートの姿勢を適切に維持するためにシートクッション11とフロアFとの間にワイヤ23が設けられている。そして、格納完了すると、格納凹部G内にあるストライカSCにシートクッション11後方の2つのロック機構24、25が係合されてシートが格納位置に固定される。なお、第1レバー31は操作者がシート前方にいる場合に操作しやすいよう設けられており、第2レバー41は操作者がシート後方にいる場合、特にハッチバック式のバックドアを開けた状態で操作しやすいように設けられている。
【0011】
一方、図6のようにシートが格納位置にある状態で、第3レバー51を引いたときには、シートクッション11後方にある2つのロック機構24,25がロック解除され、更に第3レバー51を引いてシートを持ち上げることによりシートは図3及び図5の状態へ移動される。このようにシートが移動されると、3個のロック機構22、24、25が対応するフロアF上の各ストライカSA、SBと係合し、その位置でシートが固定される。
この状態で、第2レバー41を引くと、シートバック12が着座状態へ移動され、シートバック12が好みの角度まで起こされたとき、第2レバー41の操作を止めればリクライニング機構14によってシートバック12がその位置でロックされる。
このような後方格納シートに対し、有機ELから成る第1表示灯61、第2表示灯62、第3表示灯63が設けられている。第1表示灯61は第1レバー31に対応させてシートバック12の左側下部に設けられ、第2表示灯62は第2レバー41に対応させてシートバック12背面で第2レバー41の左隣に設けられ、第3表示灯63は第3レバー51に対応させてシートバック12背面で第3レバー51の上隣に設けられる。各表示灯61〜63が順次点灯し、その点灯した表示灯に対応するレバーを操作することによりシートを着座状態と格納状態との間で移動することができる。各表示灯は連続的な点灯ではなく短い周期で点滅するものとしても良い。また、発光色としては、緑、青、白等、好みに応じて選択可能である。この選択に当たっては、レバー操作の案内のみを考慮するか、案内の他に、暗い環境下でもレバー位置を見易くすることも考慮するかによって選択すると良い。これらの表示灯61〜63は、本発明の発光部材に相当する。
なお、シートバックの右肩部には警告灯64が設けられ、所望のシートの移動に対して不適切なレバーが操作されたときに点灯して、その旨を警告するようになっている。警告灯64の発光色は赤系の色が好ましい。
【0012】
図7は各表示灯61〜63及び警告灯64を点消灯制御するための制御ブロック図であり、制御回路70には第1〜第3レバースイッチ71〜73、並びにシートバック前倒検出スイッチ74及びシート格納検出スイッチ75が接続され、各スイッチの状態を入力するようにされている。第1〜第3レバースイッチ71〜73は、第1〜第3レバーが操作されたときにオンとなって、各レバーが操作されたことを検出するもので、厳密にはレバー操作が開始され、そのレバーに対応するロック機能が作用する前、レバーに軽く触れた程度でオンとなる。従って、いわゆるタッチセンサでも良いし、レバーが操作されてからロック機能が作用を開始する前までストロークする間にオンとなるものが採用できる。シートバック前倒スイッチ74はシートバック又はその付近に設けられ、シートバックが前倒しされたときにオンとなって、シートバックが前倒しされたことを検出する。また、シート格納検出スイッチ75はクッションアーム15に設けられ、シートクッション11が格納されてクッションアーム15に対する格納アーム21の角度が図6のように変化したときにオンとなって、シートが格納されたことを検出する。制御回路70からの点消灯制御信号は、第1〜3表示灯61〜63及び警告灯64に対応させて設けられている各点灯回路76〜79を介して各表示灯61〜63及び警告灯64に出力される。
【0013】
図8〜10は、制御回路70による制御内容を示すフローチャートであり、ステップ101,111,131では、第1〜第3レバー31、41、51のいずれかが操作されたか否かを判断している。第1レバー31が操作されたとすると、ステップ101が肯定判断され、ステップ102で第1表示灯61が点灯される。その後、10秒間は点灯を継続し、10秒間を経過すると、ステップ103が否定判断され、ステップ108で第1表示灯61が消灯される。10秒間を経過する前であっても、第1レバー31の操作に伴ってシートバック12が前倒しされると、ステップ104が肯定判断され、ステップ105において第1表示灯61が消灯され、第3表示灯63が点灯される。第3表示灯63の点灯に案内されて操作者が第3レバー51を操作し、シートクッション11のロック機構22、24、25をロック解除し、シートの格納を行い、格納完了がシート格納検出スイッチ75によって検出されると、ステップ106が肯定判断され、ステップ107において第3表示灯63が消灯される。
このように、第1レバー31の操作をきっかけに第1表示灯61、第3表示灯63が順次点灯され、それに合わせて第1レバー31、第3レバー51を操作することにより、着座状態のシートを格納状態へ移動させることができる。従って、操作者は前もってシートを格納させるための操作方法を知らなくても表示灯の点灯案内に従って操作するのみで、シートを格納することができる。
【0014】
初めに第2レバー41が操作されたときは、ステップ111が肯定判断され、図9のステップ112においてシートが着座状態にあるか否かが判断される。この判断のためには、シート格納検出スイッチ75によってシートが格納位置にないこと、及びシートバック前倒検出スイッチ74によってシートバック12が前倒しされてないことのいずれもが検出されたとき、着座状態にあると判断され、ステップ112が肯定判断される。ステップ112が肯定判断されると、ステップ113において第2表示灯62が点灯され、その後、10秒間は点灯を継続し、10秒間を経過すると、ステップ114が否定判断され、ステップ115で第2表示灯62が消灯される。10秒間を経過する前であっても、第2レバー41の操作に伴ってシートバック12が前倒しされると、ステップ116が肯定判断され、ステップ117において第2表示灯62が消灯され、第3表示灯63が点灯される。その後は第1レバー31が操作された場合について上述したのと同様に、ステップ106、107が処理され、シートが格納されると第3表示灯63が消灯される。
このように、第2レバー41の操作をきっかけに第2表示灯62、第3表示灯63が順次点灯され、それに合わせて第2レバー41、第3レバー51を操作することにより、着座状態のシートを格納状態へ移動させることができる。従って、操作者は前もってシートを格納させるための操作方法を知らなくても表示灯の点灯案内に従って操作するのみで、シートを格納することができる。
第2レバー41が操作されたときにシートが着座状態になく、ステップ112が否定判断されたときは、ステップ121において警告灯64が赤色に点灯される。即ち、第2レバー41はシートバック12を前倒しするためのレバーであるのに対し、シートが着座状態に無く既にシートバック12が前倒しされている状態で第2レバー41が操作されても意味がなく、操作者が操作を誤っていることになるため、警告灯64によって警告を与えるようになっている。警告灯64は10秒間点灯し、その後はステップ122が肯定判断され、ステップ123において消灯される。
【0015】
初めに第3レバー51が操作されたときは、ステップ131が肯定判断され、図10のステップ132においてシートが格納状態にあるか否かが判断される。この判断のためには、シート格納検出スイッチ75によってシートが格納位置にあることが検出されたとき、シートが格納状態にあると判断され、ステップ132が肯定判断される。ステップ132が肯定判断されると、ステップ133において第3表示灯63が点灯され、その後、10秒間は点灯を継続し、10秒間を経過すると、ステップ134が否定判断され、ステップ139で第3表示灯63が消灯される。10秒間を経過する前であっても、第3レバー51の操作に伴ってシートが格納位置から引き上げられると、ステップ135が肯定判断され、ステップ136において第3表示灯63が消灯され、第2表示灯62が点灯される。その後は第2表示灯62の点灯に案内されて操作者が第2レバー41を操作し、リクライニング機構14のロックを解除し、シートバック12を前倒し状態から起立させ、この起立がシートバック前倒検出スイッチ74によって検出されると、ステップ137が肯定判断され、ステップ138において第2表示灯62が消灯される。
このように、第3レバー51の操作をきっかけに第3表示灯63、第2表示灯62が順次点灯され、それに合わせて第3レバー51、第2レバー41を操作することにより格納状態のシートを着座状態へ移動させることができる。従って、操作者は前もってシートを着座状態へ移動させるための操作方法を知らなくても表示灯の点灯案内に従って操作するのみで、シートを着座状態に移動することができる。
第3レバー51が操作されたときにシートが格納状態になく、ステップ132が否定判断されたときは、上述したとおり図9のステップ121において警告灯64が点灯される。即ち、第3レバー51は格納状態にあるシートを引き上げるためのレバーであるのに対し、シートが格納状態に無くシートがフロアF上にある状態で第3レバー51が操作されても意味がなく、操作者が操作を誤っていることになるため、警告灯64によって警告を与えるようになっている。
【0016】
上記実施形態では、第1〜第3表示灯61〜63は単純に点消灯する発光部材としたが、表示灯の表面にフィルムを貼り付け、そのフィルムに操作時の注意等の操作に必要な表示を印刷することもできる。例えば、第1表示灯61及び第2表示灯62に貼るフィルムには、「ヘッドレストを下げて下さい。」、「シートに荷物が載っていないことを確認して下さい。」と表示しておくことにより、シートを着座状態から格納状態へ移動するに際して、ヘッドレストを下げておくことや、シートに荷物が載っていないことが必要であると操作者に気づかせることができる。また、表示灯として単なる点消灯のみでなく、文字や記号などをテロップ式に連続的に表示する機能を持たせる構成とすれば、小さな表示面積で多くの情報を見やすい大きさで表示できる。更には音声での案内を併用することもできる。
上記実施形態では、警告灯64として赤色に点灯するものを説明したが、操作すべきレバーを案内する表示を印刷したフィルムを貼っておくこともできる。この場合には、操作者は単純に警告を受けるのみでなく、どのように操作すれば良いかが判るので、よりシート移動のための操作が容易となる。この場合もテロップ式に連続的に表示できることは勿論である。また、音声での案内を併用することもできる。
上記実施形態では、発光部材として有機ELを使ったものを説明したが、それ以外でも種々のものが使用可能であることは当然である。但し、有機ELの場合には可撓性を備えるため、シート表皮に発光部材を設けることができるメリットがある。即ち、シート表皮がシートの使用中に変形しても発光部材もそれに合わせて変形することができる。勿論、発光部材は表皮上に設けなくても、周辺の剛性を持った部材上に設けても良いし、レバー自体が発光するように構成することもできる。なお、有機ELと同様に可撓性を備えた発光部材として開発されているポリイミド樹脂フィルムを使用することもできる。この場合は、発光部材がフィルム状であるため、シート表皮に接着したり、縫い付けることもできる。
【0017】
本発明は、上記実施形態で説明した外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、シートの格納形態としてタブルフォールド(シートクッションを前ヒンジで前方回動し、元々シートクッションのあった位置にシートバックを下ヒンジで回動するもの)、タンブル(シートバックをシートクッション上に前倒しし、更にシートクッションを前ヒンジでシートバックと共に前方回動するもの)、側方跳ね上げ(シートバックをシートクッション上に前倒しし、更にシートクッションを車両側壁側ヒンジでシートバックと共に側方回動するもの)等にも適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、自動車、電車、航空機、産業車両等の各種車両のシートに利用することができる。
【符号の説明】
【0019】
10 シート
11 シートクッション
12 シートバック
21 格納アーム
31 第1レバー
41 第2レバー
51 第3レバー
61 第1表示灯(発光部材)
62 第2表示灯(発光部材)
63 第3表示灯(発光部材)
64 警告灯
70 制御回路
71 第1レバースイッチ
72 第2レバースイッチ
73 第3レバースイッチ
74 シートバック前倒検出スイッチ
75 シート格納検出スイッチ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のレバーを操作することにより、乗員が着座する位置と車両内のいずれかの場所に格納する位置との間でシートを移動させる車両用シートにおいて、前記複数の操作レバー又はその付近に発光部材を設け、シートを移動させる際に操作されるべき操作レバーの操作順に合わせて前記発光部材を順次発光させる制御手段を備えることを特徴とする車両用シート。
【請求項2】
請求項1の車両用シートにおいて、前記発光部材の発光により明るくされる部分に、操作時の注意等の操作に必要な表示を施すことを特徴とする車両用シート。
【請求項3】
請求項1又は2の車両用シートにおいて、前記制御手段は、複数の操作レバーのいずれかが操作されたことを検出して発光部材の発光を開始することを特徴とする車両用シート。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−121500(P2011−121500A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−281545(P2009−281545)
【出願日】平成21年12月11日(2009.12.11)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【Fターム(参考)】