説明

車両用バッテリーの冷却構造

【課題】吸気ダクトに落下した異物を収容可能な異物収容部を備え、荷室やキャビンのスペースを広く確保することができる車両用バッテリーの冷却構造を提供する。
【解決手段】床下から荷室11又はキャビンを区画する側壁面23内に延設される吸気ダクト15には、吸気口14から落下した異物を収容する異物収容部30が冷却風の流路22bから分岐して設けられている。異物収容部30は、側壁面23内であって、且つ、車幅方向において流路22bよりも内側に配置され、異物収容部30の下方には吸気ダクト15の一部が配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に適用されるバッテリーの冷却構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車では、例えば、ラゲッジスペースの床下に、電動機の駆動エネルギー源であるバッテリーが搭載されている。バッテリーは、充放電が行われる際に発熱する発熱部品であるので、バッテリー性能を維持するための冷却が必要であり、車室内などから取り込んだ冷却風により冷却することが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の車両用電源ユニットの冷却構造は、後部座席近傍に設けた吸気口から車室内の空気を冷却ファンにより取り込み、その空気を冷却風としてバッテリーを含む電源ユニットに供給して冷却している。蓋部材を備える防水ケース内に収容された電源ユニットは、一対の吊り下げフレームを介してリヤサイドフレームに吊り下げ支持された状態でラゲッジスペース下方のスペアタイヤを収納するタイヤパンを利用して収納されており、電源ユニットの上方には、スペアタイヤが収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010‐120397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、吸気口から車室内の空気を取り込む吸気ダクトを配設すると、誤って指輪などの導電性の異物を吸気口から送気ダクト内に落下させる可能性があり、この導電性の異物が、電源ユニット側にまで落下すると、バッテリーを短絡させる虞があった。特許文献1に記載の車両用電源ユニットの冷却構造では、送気ダクト内に落下する異物に対して何ら記載されていない。
【0006】
また、荷室やキャビンのスペースはできるだけ広く確保することが好ましい。
【0007】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気ダクトに落下した異物を収容可能な異物収容部を備え、荷室やキャビンのスペースを広く確保することができる車両用バッテリーの冷却構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
荷室(例えば、後述の実施形態における荷室11)又はキャビンの床下に配置されるバッテリー(例えば、後述の実施形態におけるバッテリー12)と、吸気口(例えば、後述の実施形態における吸気口14)を有して車室内の空気を冷却風として前記バッテリーに供給する吸気ダクト(例えば、後述の実施形態における吸気ダクト15)と、を備える車両用バッテリーの冷却構造であって、
前記吸気ダクトは、前記床下から前記荷室又はキャビンを区画する側壁面(例えば、後述の実施形態における側壁面23)内に延設され、
前記吸気ダクトには、前記吸気口から落下した異物を収容する異物収容部(例えば、後述の実施形態における異物収容部30)が冷却風の流路(例えば、後述の実施形態における流路22b)から分岐して設けられ、
前記異物収容部は、前記側壁面内であって、且つ、車幅方向において前記流路よりも内側に配置され、
前記異物収容部の下方に前記吸気ダクトの一部が配置されることを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記吸気ダクトは、鉛直方向上方に屈曲する屈曲部(例えば、後述の実施形態における屈曲部24)を有し、
前記屈曲部の少なくとも一部は、前記異物収容部の下方に配置されることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記異物収容部は、着脱可能であることを特徴とする。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかの構成に加えて、
前記異物収容部は、下部断面が上部断面に対して小さく構成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項5に係る発明は、請求項4の構成に加えて、
前記異物収容部は、車両の前後方向の壁面の幅(例えば、後述の実施形態における上部幅W1、下部幅W2)を上部に対して下部で短くなるように構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかの構成に加えて、
前記吸気ダクトは、前記異物収容部に繋がる通路(例えば、後述の実施形態における通路22a)と前記冷却風の流路(例えば、後述の実施形態における流路22b)とが分岐部(例えば、後述の実施形態における22c)で分岐しており、
前記分岐部の下流側の流路断面は、鉛直方向から見て前記分岐部の上流の流路断面とオフセットしており、
前記異物収容部は、鉛直方向から見て前記分岐部の上流の流路断面とオーバーラップしていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、万一、吸気口からコイン、指輪などの導電体の異物が落下しても、異物収容部に収容して、バッテリーの短絡発生を防止することができる。また、異物収容部の下方に吸気ダクトの一部が配置されるので、異物収容部の下方のスペースを有効に利用することができ、荷室やキャビンのスペースを広く確保することができる。
【0015】
請求項2の発明によれば、吸気ダクトの床下部分から鉛直方向上方に屈曲する屈曲部の曲率半径を大きくすることができ、吸気ダクトの通気抵抗を低減させて、効率的にバッテリーを冷却することができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、必要に応じて異物収容部に収容されている異物を回収することができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、異物収容部内に落下した異物の跳ね返りを抑制して、異物を確実に異物収容部内に収容しておくことができる。
【0018】
請求項5の発明によれば、車両の加速時又は減速時に異物が前後の壁面に接触する可能性が高いので、前後方向の壁面の幅を上部に対して下部で短くすることで、異物収容部内に落下した異物の跳ね返りを抑制して、異物を確実に異物収容部内に確保しておくことができる。
【0019】
請求項6の発明によれば、吸気口から落下した異物を、確実に異物収容部に収容してバッテリーの短絡発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態の車両用バッテリーの冷却構造が適用される車両から内装カバーを外した車両後部を示す斜視図である。
【図2】図1において、バッテリーの断面が見えるように前後方向に沿って切断した断面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図1において、吸気ダクトの断面が見えるように前後方向に沿って切断した断面図である。
【図5】図3における円Bで囲む部分の拡大図である。
【図6】異物収容部の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
【0022】
図1から図4に示すように、本実施形態の車両用バッテリーの冷却構造は、後部座席シート10後方の荷室11の床下に配置され、防水ケース13に収容されたバッテリー12と、吸気口14を有し下流側の一端が防水ケース13に接続されて、吸気口14から取り込んだ空気を冷却風としてバッテリー12に供給する吸気ダクト15と、上流側の一端が防水ケース13に接続されて、バッテリー12を冷却した冷却風を防水ケース13内から排出する排気ダクト16と、を備える。なお、符号Fが荷室11の床面を示している。
【0023】
吸気ダクト15の吸気口14は、クォーターウインドウ40の窓枠下部に網目状に形成された吸気グリル41を介して車室内と連通する。
【0024】
排気ダクト16の上流側には、電動式のファン17が設けられており、このファン17が発生する負圧で、吸気口14から吸気ダクト15内に冷却風が吸入される。バッテリー12(防水ケース13)は、車幅方向に延びる前後一対の吊り下げフレーム18を介して左右のリヤサイドフレーム19に吊り下げ支持されている。なお、バッテリー12は、防水ケース13内に単独で設けられていてもよく、車両用バッテリー以外に、インバータ、DC/DCコンバータ等のバッテリーに付随する電装部品も含む電源ユニットとして設けられていてもよい。
【0025】
吸気ダクト15は、少なくとも一部が荷室11の床下に略水平に配置される第1ダクト部材20と、車両の右側の側壁面23に沿って略垂直に配置される上流側第2ダクト部材21及び下流側第2ダクト部材22と、から構成され、上流側から上流側第2ダクト部材21、下流側第2ダクト部材22、及び第1ダクト部材20の順で接続されている。上流側第2ダクト部材21及び下流側第2ダクト部材22は、側方から見て、一部がホイールハウス31に沿うように湾曲しており(図2参照)、後方から見て、一部がホイールハウス31とオーバーラップしている(図5参照)。
【0026】
第1ダクト部材20は、図4に示すように、床下に配置される部分の流路に直交する断面が、鉛直方向の高さHに対し水平方向の長さLが長い扁平形状に形成されている。第1ダクト部材20の下流側端部は、バッテリー12が収容された防水ケース13の側面に接続する。第1ダクト部材20の上流側は、図3に示すように、大きな曲率半径で側壁面23に沿って垂直に立ち上る屈曲部24が形成され、屈曲部24の上方で下流側第2ダクト部材22の下端と接続部材25で接続される(図5参照)。この接続部材25、第1ダクト部材20の上端及び下流側第2ダクト部材22の下端で接続部45が構成される。
【0027】
図5も参照して、接続部材25には、下流側第2ダクト部材22の下端に設けられた係合凸部27と係合する凹溝26が内周面に設けられている。これにより、第1ダクト部材20と下流側第2ダクト部材22とは、着脱可能に接続される。
【0028】
上流側第2ダクト部材21は、吸気口14を有し、側壁面23に沿って略垂直に配置される直線部21aと、直線部21aから車幅方向内側に傾斜する傾斜部21bと、傾斜部21bから延設され、直線部21aより車幅方向内側で略垂直に配置される直線状の連結部21cと、が一体に形成されている。上流側第2ダクト部材21の下端には、下流側第2ダクト部材22の上端に設けられた凹溝28と係合する突起29が設けられ、これにより上流側第2ダクト部材21と下流側第2ダクト部材22とは、着脱可能に接続される。
【0029】
下流側第2ダクト部材22は、吸気口14から落下した異物(図示せず)を収容する袋状の異物収容部30を備える。具体的に、下流側第2ダクト部材22には、異物収容部30に繋がる通路22aと接続部45に繋がる流路22bとに分岐する分岐部22cが設けられており、異物収容部30は、接続部45よりも車幅方向内側にオフセットして配置されている。分岐部22cは、騒音の発生原因となり易いエッジ部をなくすため、大きな曲面で形成されている。
【0030】
異物収容部30は、鉛直方向から見て、下流側第2ダクト部材22の分岐部22cより上流の流路断面とオーバーラップしている。また、分岐部22cより下流側の流路断面は、鉛直方向から見て、分岐部22cの上流側の流路断面とオフセットしている。また、下流側第2ダクト部材22の分岐部22cより下流側の流路断面積は、上流側第2ダクト部材21の最小流路断面積と略等しくなっている。
【0031】
このように、異物収容部30を車幅方向内側にオフセットして配置することにより、接続部45を防水ケース13から車幅方向外側に離間した位置に配置することができ、接続部45から繋がる屈曲部24の曲率半径を大きくして、流路抵抗を低減している。また、下流側第2ダクト部材22の分岐部22cより下流側の流路断面積と、上流側第2ダクト部材21の最小流路断面積と略等しくして、流線を滑らかにして送気損失を抑制すると共に、騒音発生を防止している。
【0032】
また、異物収容部30は、鉛直方向から見て、下流側第2ダクト部材22の分岐部22cより上流の流路断面とオーバーラップしていることにより、異物を確実に異物収容部30内に収容することができる。一方で、分岐部22cより下流側の流路断面は、鉛直方向から見て、分岐部22cの上流側の流路断面とオフセットしているので、異物が分岐部22cより下流側の流路に落下することが効果的に防止される。
【0033】
図2に示すように、異物収容部30は、壁面の車両前後方向幅が、上部幅W1より下部幅W2が短くされて、下部断面が上部断面より小さくなっている。これにより、車両の加速時又は減速時に前後の壁に接触する可能性が高い、落下する異物の跳ね返りを抑制して、異物が異物収容部30から飛び出すことを防止している。
【0034】
次に、上記の構成を備えた本実施形態の作用について説明する。図3中破線矢印で示すように、排気ダクト16に設けられた電動式のファン17を回転させ、防水ケース13内の空気を排気して負圧にすることで、荷室11内の空気を吸気口14から吸気ダクト15(上流側第2ダクト部材21)内に吸入する。
【0035】
上流側第2ダクト部材21内に取り込まれた空気は、下流側第2ダクト部材22及び第1ダクト部材20を経由して防水ケース13に冷却風として供給され、防水ケース13内のバッテリー12を冷却した後、排気ダクト16から吸気ダクト側のホイールハウス31とは反対側の不図示のホイールハウスの後方に排気される。
【0036】
吸気ダクト15の断面積は、各部で略同じ断面積となるように設定され、更に各屈曲部の曲率半径は、できるだけ大きくされているので、吸気ダクト15の流路抵抗、即ち、送気損失を小さくすることができると共に、騒音の発生が抑制される。
【0037】
また、万一、吸気口14からコイン、指輪などの異物を落下させた場合、この異物は、上流側第2ダクト部材21の連結部21cの略真下に位置する異物収容部30内に確実に収容されて、防水ケース13内に入り込むことはなく、バッテリーの短絡発生が防止される。更に、異物収容部30内に収容された異物は、下流側第2ダクト部材22を第1ダクト部材20及び上流側第2ダクト部材21から取り外すことにより、異物収容部30から取り出して回収することができる。
【0038】
異物収容部30は、図6に示すように、下流側第2ダクト部材22から着脱可能に形成されていてもよい。これにより、下流側第2ダクト部材22を第1ダクト部材20及び上流側第2ダクト部材21から取り外すことなく、異物収容部30内に収容された異物を取り出して回収することができる。
【0039】
以上説明したように、本実施形態に係る車両用バッテリーの冷却構造によれば、床下から荷室11を区画する側壁面23内に延設される吸気ダクト15には、吸気口14から落下した異物を収容する異物収容部30が冷却風の流路22bから分岐して設けられている。異物収容部30は、側壁面23内であって、且つ、車幅方向において流路22bよりも内側に配置され、異物収容部30の下方には吸気ダクト15の一部が配置されているので、万一、吸気口14からコイン、指輪などの導電体の異物が落下しても、異物収容部30に収容して、バッテリー12の短絡発生を防止することができる。また、異物収容部30の下方に吸気ダクト15の一部が配置されるので、異物収容部30の下方のスペースを有効に利用することができ、荷室11のスペースを広く確保することができる。
【0040】
また、吸気ダクト15は、鉛直方向上方に屈曲する屈曲部24を有し、屈曲部24の少なくとも一部は、異物収容部30の下方に配置されているので、屈曲部24の曲率半径を大きくすることができ、吸気ダクト15の通気抵抗を低減させて、効率的にバッテリー12を冷却することができる。
【0041】
さらに、異物収容部30は、吸気ダクト15から着脱可能であるので、必要に応じて異物収容部30に収容されている異物を回収することができる。なお、異物収容部30が吸気ダクト15から着脱可能であるとは、上記実施形態のように異物収容部30を備える吸気ダクト15の一部(下流側第2ダクト部材22)が、吸気ダクト15の他の部分(第1ダクト部材20、上流側第2ダクト部材21)から着脱可能であることを含む概念である。
【0042】
また、異物収容部30は、下部断面が上部断面に対して小さく構成されているので、異物収容部30内に落下した異物の跳ね返りを抑制して、異物を確実に異物収容部30内に収容しておくことができる。
【0043】
更にまた、異物収容部30は、車両の前後方向の壁面の幅を上部に対して下部で短くなるように構成されているので、異物収容部30内に落下した異物の跳ね返りを抑制して、異物を確実に異物収容部30内に確保することができる。
【0044】
更に、分岐部22cの下流側の流路断面は、鉛直方向から見て分岐部22cの上流の流路断面とオフセットしており、異物収容部30は、鉛直方向から見て分岐部22cの上流の流路断面とオーバーラップしているので、吸気口14から落下した異物を、確実に異物収容部30に収容してバッテリーの短絡発生を防止することができる。
【0045】
尚、本発明は、前述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。適用車両としては、ハイブリッド自動車以外にも、例えば、モータのみを駆動源とする電気自動車であってもよい。
また、上記実施形態では、荷室の床下にバッテリー12を配置したが、これに限らず、キャビンの床下に配置し、キャビンの床面高さを低く抑えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0046】
11 荷室
12 バッテリー
14 吸気口
15 吸気ダクト
22a 通路
22b 流路
22c 分岐部
23 側壁面
24 屈曲部
30 異物収容部
W1 上部幅(異物収容部の車両前後方向の壁面の幅)
W2 下部幅(異物収容部の車両前後方向の壁面の幅)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷室又はキャビンの床下に配置されるバッテリーと、吸気口を有して車室内の空気を冷却風として前記バッテリーに供給する吸気ダクトと、を備える車両用バッテリーの冷却構造であって、
前記吸気ダクトは、前記床下から前記荷室又はキャビンを区画する側壁面内に延設され、
前記吸気ダクトには、前記吸気口から落下した異物を収容する異物収容部が冷却風の流路から分岐して設けられ、
前記異物収容部は、前記側壁面内であって、且つ、車幅方向において前記流路よりも内側に配置され、
前記異物収容部の下方に前記吸気ダクトの一部が配置されることを特徴とする車両用バッテリーの冷却構造。
【請求項2】
前記吸気ダクトは、鉛直方向上方に屈曲する屈曲部を有し、
前記屈曲部の少なくとも一部は、前記異物収容部の下方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
【請求項3】
前記異物収容部は、着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
【請求項4】
前記異物収容部は、下部断面が上部断面に対して小さく構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
【請求項5】
前記異物収容部は、車両の前後方向の壁面の幅を上部に対して下部で短くなるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用バッテリーの冷却構造。
【請求項6】
前記吸気ダクトは、前記異物収容部に繋がる通路と前記冷却風の流路とが分岐部で分岐しており、
前記分岐部の下流側の流路断面は、鉛直方向から見て前記分岐部の上流の流路断面とオフセットしており、
前記異物収容部は、鉛直方向から見て前記分岐部の上流の流路断面とオーバーラップしていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用バッテリーの冷却構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−179979(P2012−179979A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−43083(P2011−43083)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】