説明

車両用前照灯

【課題】ランプレンズ表面形状や車体表面形状などの車両デザインにマッチすること。
【解決手段】この発明は、スポットランプユニット4が、拡散ランプユニット5に対して、車両Cの後方側Bに、かつ、車両Cの外側(右側R)に、かつ、車両Cの上方側Uに、位置する。この結果、この発明は、ランプレンズ3の表面形状が所謂「上がり目」形状をなしている車両デザインにマッチし、かつ、車体表面形状が所謂「スラント」形状をなしている車両デザインにマッチする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スポットランプユニットと拡散ランプユニットとを備える車両用前照灯に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用前照灯は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用前照灯について説明する。従来の車両用前照灯は、第1配光パターンを形成する第1投影光学系と、第1配光パターンよりも水平方向に拡散した第2配光パターンを形成する第2投影光学系と、を備えるものである。従来の車両用前照灯は、第1投影光学系から投影される第1配光パターンと、第2投影光学系から投影される第2配光パターンとを重畳して所定の合成配光パターンを形成する。
【0003】
かかる車両用前照灯においては、ランプレンズ表面形状や車体表面形状などの車両デザインにマッチすることが重要である。たとえば、車両デザインとして、ランプレンズ表面形状が所謂「上がり目」形状をなしている車両デザイン(図1、図2参照)がある。すなわち、ランプレンズ表面形状が、車両の正面視(前面視)において、車両の内側から外側にかけて上方に上がっている形状をなしている。また、車両デザインとして、車両の前部の左右両端部形状が所謂「スラント」形状をなしている車両デザイン(図1、図3参照)がある。すなわち、車両の前部の左右両端部形状が、車両の平面視(上面視)において、車両の内側から外側にかけて後方に湾曲傾斜している形状をなしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−282844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、ランプレンズ表面形状や車体表面形状などの車両デザインにマッチすることが重要である、という点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明(請求項1にかかる発明)は、スポットランプユニットが、拡散ランプユニットに対して、車両後方側に、かつ、車両外側に、かつ、車両上方側に、位置する、ことを特徴とする。
【0007】
この発明(請求項2にかかる発明)は、スポットランプユニットを垂直軸回りに回転させるスイブル装置を備え、スイブル装置が、スポットランプユニットに対して車両下方側に位置する、ことを特徴とする。
【0008】
この発明(請求項3にかかる発明)は、スポットランプユニットおよび拡散ランプユニットが、1個のブラケットに取り付けられていて、ブラケットが、光軸調整機構を介して前記ランプハウジングに取り付けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、スポットランプユニットが拡散ランプユニットに対して車両の外側でかつ車両の上方側に位置するので、ランプレンズ表面形状が所謂「上がり目」形状をなしている車両デザインにマッチする。
【0010】
また、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、スポットランプユニットが拡散ランプユニットに対して車両の外側でかつ車両の後方側に位置するので、車両の前部の左右両端部形状が所謂「スラント」形状をなしている車両デザインにマッチする。
【0011】
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯は、スポットランプユニットが拡散ランプユニットに対して車両の外側に位置するので、スポットランプユニットから照射されるスポット光がスポットランプユニットよりも車両の前方側に位置する拡散ランプユニットにより遮蔽されることが無いので(図3(A)参照)、スポットランプユニットから照射されるスポット光を有効に利用することができる。ここで、図3(B)に示すように、拡散ランプユニットをスポットランプユニットに対して車両の外側に位置させた場合においては、拡散ランプユニットから照射される拡散光が拡散ランプユニットよりも車両の前方側に位置するスポットランプユニットにより遮蔽される場合があるので、拡散ランプユニットから照射される拡散光を有効に利用することができない場合がある。
【0012】
この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、スポットランプユニットを垂直軸回りに回転させるスイブル装置がスポットランプユニットに対して車両の下方側に位置するので、スポットランプユニットを拡散ランプユニットに対して車両の上方側に位置させた分、スイブル装置の下部と拡散ランプユニットの下部とを左右水平方向に合わせることができる(図2(A)参照)。この結果、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯は、灯室内のスペースを有効に利用することができる。ここで、図2(B)に示すように、スポットランプユニットと拡散ランプユニットとを上下させずに左右水平方向に合わせて位置させた場合においては、スポットランプユニットの下方側に位置するスイブル装置が拡散ランプユニットに対して車両の下方側に位置するので、灯室内のスペースが二点鎖線で示すスペース(図2(A)に示すスペース)と比較して大きくなり、有効に利用されない場合がある。
【0013】
この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、1個のブラケットでスポットランプユニットおよび拡散ランプユニットを光軸調整機構を介してランプハウジングに取り付けることができるので、部品点数を軽減することができ、製造コストを安価にすることができる。また、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、1個のブラケットを介してスポットランプユニットの光軸と拡散ランプユニットの光軸とを同時にかつ高精度に調整することができる。
【0014】
しかも、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用前照灯は、スイブル装置の下部と拡散ランプユニットの下部とを左右水平方向に合わせることができるので(図2(A)参照)、ブラケットの形状を単純化することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。ここで、図2(B)に示すように、スイブル装置が拡散ランプユニットに対して車両の下方側に位置する場合においては、取付ブラケットの形状が凹凸形状となり複雑化する場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、この発明にかかる車両用前照灯の実施例を示し、この実施例の車両用前照灯を搭載した車両の斜視図である。
【図2】図2は、同じく、スポットランプユニットと拡散ランプユニットのレイアウトを示す正面視の説明図である。
【図3】図3は、同じく、スポットランプユニットと拡散ランプユニットのレイアウトを示す平面視の説明図である。
【図4】図4は、同じく、図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図5は、同じく、スポットランプユニットの配光パターンと拡散ランプユニットの配光パターンを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明にかかる車両用前照灯の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。図面において、符号「F」は、車両Cの前方側(車両Cの前進方向側)を示す。符号「B」は、車両の後方側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前方側を見た上方側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前方側を見た下方側を示す。符号「L」は、ドライバー側から前方側を見た場合の左側を示す。符号「R」は、ドライバー側から前方側を見た場合の右側を示す。前記の前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。また、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。
【実施例】
【0017】
(構成の説明)
以下、この実施例における車両用前照灯の構成について説明する。図中、符号1L、1Rは、この実施例における車両用前照灯(たとえば、ヘッドランプやフォグランプなど)である。前記車両用前照灯1L、1Rは、図1に示すように、車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、前記車両Cの右側Rに搭載される前記車両用前照灯1Rについて説明する。なお、前記車両Cの左側Lに搭載される前記車両用前照灯1Lの構成は、前記車両Cの右側Rに搭載される前記車両用前照灯1Rの構成の左右逆となるので、説明を省略する。
【0018】
前記車両用前照灯1Rは、図1〜図3に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ3と、スポットランプユニット4と、拡散ランプユニット5と、スイブル装置6と、1個のブラケット7と、光軸調整機構8、9、10と、を備えるものである。
【0019】
前記ランプハウジング2および前記ランプレンズ3は、灯室11を画成する。前記灯室11内には、前記スポットランプユニット4と前記拡散ランプユニット5とがそれぞれ配置されている。前記スポットランプユニット4は、前記拡散ランプユニット5に対して、車両C後方側Bに、かつ、車両C外側(右側R。なお、前記車両Cの左側Lに搭載される前記車両用前照灯1Lの場合は、左側L)に、かつ、車両C上方側Uに、位置する。
【0020】
前記スイブル装置6は、前記スポットランプユニット4の下部に連結されていて、前記スポットランプユニット4を垂直軸V−V回りに回転させる装置である。前記スイブル装置6は、前記スポットランプユニット4に対して車両C下方側Dに位置する。
【0021】
前記スポットランプユニット4および前記拡散ランプユニット5は、1個の前記ブラケット7に取り付けられている。1個の前記ブラケット7は、前記光軸調整機構8、9、10を介して前記ランプハウジング2に取り付けられている。
【0022】
前記光軸調整装置は、ピボット機構8と、上下用のアジャストスクリューおよびスクリューマウンティング9と、左右用のアジャストスクリューおよびスクリューマウンティング10と、から構成されている。
【0023】
前記スポットランプユニット4は、図4に示すように、リフレクタ12と、半導体型光源13と、ヒートシンク部材14と、から構成されている。前記スポットランプユニット4の前記ヒートシンク部材14には、前記スイブル装置6の回転軸15が取り付けられている。前記スイブル装置6は、前記ブラケット7に取り付けられている。
【0024】
前記半導体型光源13は、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源13は、前記リフレクタ12と共に、前記ヒートシンク部材14に取り付けられている。
【0025】
前記リフレクタ12は、楕円反射面(楕円を基調(基本、基準)とする自由曲面からなる反射面、あるいは、回転楕円面からなる反射面)からなる第1反射面16と、放物線反射面(放物線を基調(基本、基準)とする自由曲面からなる反射面、あるいは、回転放物面からなる反射面)からなる第2反射面17と、からなる。
【0026】
前記第1反射面16は、前記半導体型光源13からの光L1を前記第2反射面17側に反射させるものである。前記第2反射面17は、前記第1反射面16からの反射光L2を反射させて、図5(A)に示すスポット配光パターンSPを車両Cの前方側Fに照射するものである。前記スポット配光パターンSPは、前記スイブル装置6を駆動させて、前記スポットランプユニット4を前記垂直軸V−V回りに回転させることにより、左右方向(水平方向)に移動する。前記スポット配光PターンSPは、15°カットオフラインCL1と水平カットオフラインCL2とを有する。なお、15°カットオフラインCL1の変わりに、Zカットオフラインでも良い。
【0027】
前記拡散ランプユニット5は、図示されていないが、前記スポットランプユニット4と同様に、リフレクタ(図示せず)と、半導体型光源(図示せず)と、ヒートシンク部材(図示せず)と、から構成されている。前記リフレクタおよび前記半導体型光源および前記ヒートシンク部材は、前記スポットランプユニット4の前記リフレクタ12および前記半導体型光源13および前記ヒートシンク部材14とほぼ同様の構成からなる。前記拡散ランプユニット5の前記ヒートシンク部材が前記ブラケットに取り付けられている。
【0028】
前記拡散ランプユニット5の前記リフレクタは、前記スポットランプユニット4の前記リフレクタ12とほぼ同様に、楕円反射面からなる第1反射面(図示せず)と、放物線反射面からなる第2反射面(図示せず)と、からなる。前記第1反射面は、前記半導体型光源からの光を前記第2反射面側に反射させるものである。前記第2反射面は、前記第1反射面からの反射光を反射させて、図5(B)に示す拡散(ワイド)配光パターンWPを車両Cの前方側Fに照射するものである。
【0029】
(作用の説明)
この実施例における車両用前照灯1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
【0030】
スポットランプユニット4の半導体型光源13を点灯発光させる。すると、半導体型光源13からの光L1がスポットランプユニット4の第1反射面16で反射する。この反射光L2がスポットランプユニット4の第2反射面17で反射する。この反射光L3が図5(A)に示すスポット配光パターンSPとして車両Cの前方側Fに照射される。
【0031】
スイブル装置スイブル装置6を駆動させると、スポットランプユニット4が垂直軸V−V回りに回転する。この結果、スポット配光パターンSPが左右方向(水平方向)に移動する。
【0032】
一方、拡散ランプユニット5の半導体型光源を点灯発光させる。すると、半導体型光源からの光(図示せず)が拡散ランプユニット5の第1反射面で反射する。この反射光(図示せず)が拡散ランプユニット5の第2反射面で反射する。この反射光L4が図5(B)に示す拡散配光パターンWPとして車両Cの前方側Fに照射される。
【0033】
図5(A)に示すスポット配光パターンSPと図5(B)に示す拡散配光パターンWPとが重畳されて図5(C)に示す合成配光パターンが車両Cの前方側Fに照射される。
【0034】
(効果の説明)
この実施例における車両用前照灯1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
【0035】
この実施例における車両用前照灯1Rは、スポットランプユニット4が拡散ランプユニット5に対して車両Cの外側(右側R)でかつ車両Cの上方側Uに位置するので、ランプレンズ3の表面形状が所謂「上がり目」形状をなしている車両デザイン(図1、図2参照)にマッチする。
【0036】
また、この実施例における車両用前照灯1Rは、スポットランプユニット4が拡散ランプユニット5に対して車両Cの外側(右側R)でかつ車両Cの後方側Bに位置するので、車両Cの前部の左右両端部形状が所謂「スラント」形状をなしている車両デザイン(図1、図3参照)にマッチする。
【0037】
しかも、この実施例における車両用前照灯1Rは、スポットランプユニット4が拡散ランプユニット5に対して車両Cの外側(右側R)に位置するので、スポットランプユニット4から照射されるスポット光(反射光L3)がスポットランプユニット4よりも車両Cの前方側Fに位置する拡散ランプユニット5により遮蔽されることが無いので(図3(A)参照)、スポットランプユニット4から照射されるスポット光(反射光L3)を有効に利用することができる。ここで、図3(B)に示すように、拡散ランプユニット5をスポットランプユニット4に対して車両Cの外側(右側R)に位置させた車両用前照灯100Rの場合においては、拡散ランプユニット5から照射される拡散光(反射光L4)が拡散ランプユニット5よりも車両Cの前方側Fに位置するスポットランプユニット4により遮蔽される場合があるので、拡散ランプユニット5から照射される拡散光(反射光L4)を有効に利用することができない場合がある。
【0038】
この実施例における車両用前照灯1Rは、スポットランプユニット4を垂直軸V−V回りに回転させるスイブル装置6がスポットランプユニット4に対して車両Cの下方側Dに位置するので、スポットランプユニット4を拡散ランプユニット5に対して車両Cの上方側Uに位置させた分、スイブル装置6の下部と拡散ランプユニット5の下部とを左右水平方向に合わせることができる(図2(A)参照)。この結果、この実施例における車両用前照灯1Rは、灯室11内のスペースを有効に利用することができる。ここで、図2(B)に示すように、スポットランプユニット4と拡散ランプユニット5とを上下させずに左右水平方向に合わせて位置させた車両用前照灯100Rの場合においては、スポットランプユニット4の下方側に位置するスイブル装置6が拡散ランプユニット5に対して車両Cの下方側Dに位置するので、灯室11内のスペースが二点鎖線で示すスペース(図2(A)に示すスペース)と比較して大きくなり、有効に利用されない場合がある。
【0039】
この実施例における車両用前照灯1Rは、1個のブラケット7でスポットランプユニット4および拡散ランプユニット5およびスイブル装置6を光軸調整機構8、9、10を介してランプハウジング2に取り付けることができるので、部品点数を軽減することができ、製造コストを安価にすることができる。また、この実施例における車両用前照灯1Rは、1個のブラケット7を介してスポットランプユニット4の光軸と拡散ランプユニット5の光軸とを同時にかつ高精度に調整することができる。
【0040】
しかも、この実施例における車両用前照灯1Rは、スイブル装置6の下部と拡散ランプユニット5の下部とを左右水平方向に合わせることができるので(図2(A)参照)、ブラケット7の形状を単純化することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。ここで、図2(B)に示すように、スイブル装置6が拡散ランプユニット5に対して車両Cの下方側Dに位置する車両用前照灯100Rの場合においては、取付ブラケット7の形状が凹凸形状となり複雑化する場合がある。
【0041】
(実施例以外の例の説明)
なお、前記の実施例においては、スポットランプユニット4および拡散ランプユニット5として、2回反射タイプのランプユニットを使用するものである。ところが、この発明においては、その他のランプユニット、たとえば、1回反射タイプのランプユニット、3回以上反射タイプのランプユニット、直射タイプのランプユニット、プロジェクタタイプのランプユニットを使用しても良い。
【0042】
また、前記の実施例においては、光源として半導体型光源13を使用するものである。ところが、この発明においては、その他の光源、たとえば、白熱光源、ハロゲン光源、放電光源を使用しても良い。
【符号の説明】
【0043】
1L、1R、100R 車両用前照灯
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 スポットランプユニット
5 拡散ランプユニット
6 スイブル装置
7 ブラケット
8 ピボット機構(光軸調整機構)
9 上下用のアジャストスクリューおよびスクリューマウンティング(光軸調整機構)
10 左右用のアジャストスクリューおよびスクリューマウンティング(光軸調整機構)
11 灯室
12 リフレクタ
13 半導体型光源
14 ヒートシンク部材
15 回転軸
16 第1反射面
17 第2反射面
C 車両
F 前方側
B 後方側
U 上方側
D 下方側
L 左側
R 右側
HL−HR スクリーンの左右の水平線
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
V−V 垂直軸
SP スポット配光パターン
CL1 15°カットオフライン
CL2 水平カットオフライン
WP 拡散用配光パターン
L1 スポットランプユニットの半導体型光源からの光
L2 スポットランプユニットの第1反射面からの反射光
L3 スポットランプユニットの第2反射面からの反射光
L4 拡散ランプユニットの第2反射面からの反射光

【特許請求の範囲】
【請求項1】
灯室を画成するランプハウジングおよびランプレンズと、
前記灯室内に配置されているスポットランプユニットおよび拡散ランプユニットと、
を備え、
前記スポットランプユニットは、前記拡散ランプユニットに対して、車両後方側に、かつ、車両外側に、かつ、車両上方側に、位置する、
ことを特徴とする車両用前照灯。
【請求項2】
前記スポットランプユニットを垂直軸回りに回転させるスイブル装置を備え、
前記スイブル装置は、前記スポットランプユニットに対して車両下方側に位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記スポットランプユニットおよび前記拡散ランプユニットは、1個のブラケットに取り付けられていて、
前記ブラケットは、光軸調整機構を介して前記ランプハウジングに取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−216349(P2012−216349A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−79724(P2011−79724)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000000136)市光工業株式会社 (774)
【Fターム(参考)】