説明

車両用灯具

【課題】半導体型光源からの光を反射面以外の箇所(部分)に入射させないようにすること。
【解決手段】この発明は、半導体型光源2と、放熱部材3と、リフレクタ4と、光入射範囲制御部材5と、を備える。リフレクタ4は、半導体型光源2からの光Lを所定の方向に反射させる反射面44を有する。光入射範囲制御部材5は、半導体型光源2からの光Lを反射面44に入射させる開口部50を有する。この結果、この発明は、半導体型光源2からの光Lが反射面44以外の箇所(部分)に入射するのを防止することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、半導体型光源を光源とする車両用灯具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、LEDランプと、このLEDランプからの光を所定の方向に反射させる反射面と、を備えるものである。
【0003】
かかる車両用灯具においては、LEDランプからの光を反射面以外の箇所(部分)に入射させないようにすることが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−123517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明が解決しようとする課題は、半導体型光源からの光を反射面以外の箇所(部分)に入射させないようにすることが重要である、という点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明(請求項1にかかる発明)は、半導体型光源と、半導体型光源が取り付けられている放熱部材と、放熱部材に取り付けられていて半導体型光源からの光を所定の方向に反射させる反射面を有するリフレクタと、半導体型光源からの光を反射面に入射させる開口部を有する光入射範囲制御部材と、を備える、ことを特徴とする。
【0007】
この発明(請求項2にかかる発明)は、リフレクタと光入射範囲制御部材とが一体構造をなす、ことを特徴とする。
【0008】
この発明(請求項3にかかる発明)は、リフレクタと光入射範囲制御部材とが別体構造をなす、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源から放射される光であって、光入射範囲制御部材の開口部を通過する光がリフレクタの反射面に入射する。一方、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源から放射される光であって、リフレクタの反射面以外の箇所(部分)に入射しようとする光が光入射範囲制御部材により遮蔽される。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、半導体型光源からの光が反射面以外の箇所(部分)に入射しないようにすることが確実にできるので、半導体型光源からの光が反射面以外の箇所(部分)に入射して迷光となるのを確実に防止することができる。
【0010】
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、光入射範囲制御部材の開口部の周縁部により、半導体型光源の発光部の周囲を覆って目隠しすることができるので、見栄えを向上させることができる。
【0011】
この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、リフレクタと光入射範囲制御部材とが一体構造をなすので、部品点数や組付工数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
【0012】
この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、リフレクタと光入射範囲制御部材とが別体構造をなすので、リフレクタと光入射範囲制御部材とを色や形状などの意匠を容易に変えることができ、デザイン設計の自由度が増す。しかも、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具は、リフレクタと光入射範囲制御部材とが別体構造をなすので、異なる材質のものを容易に使用することができ、製造コストを安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施例1を示す要部の組立状態の斜視図である。
【図2】図2は、同じく、要部の半導体型光源、放熱部材、リフレクタ、光入射範囲制御部材を示す分解斜視図である。
【図3】図3は、同じく、図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】図4は、同じく、図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図5は、この発明にかかる車両用灯具の実施例2を示す要部の組立状態の斜視図である。
【図6】図6は、同じく、要部の半導体型光源、放熱部材、リフレクタ、光入射範囲制御部材を示す分解斜視図である。
【図7】図7は、同じく、図5におけるVII−VII線断面図である。
【図8】図8は、この発明にかかる車両用灯具の実施例3を示す要部の縦断面図(垂直断面図、図3および図7に対応する断面図)である。
【図9】図9は、この発明にかかる車両用灯具の実施例4を示す要部の縦断面図(垂直断面図、図3および図7に対応する断面図)である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施例のうちの4例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
【実施例1】
【0015】
(構成の説明)
図1〜図4は、この発明にかかる車両用灯具の実施例1を示す。以下、この実施例1における車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施例1における車両用灯具(たとえば、ヘッドランプやフォグランプなどの車両用前照灯、フロントコンビネーションランプ、リヤコンビネーションランプ、デイタイムランニングランプ、オーバーヘッドサインランプなどの自動車用灯具)である。
【0016】
前記車両用灯具1は、半導体型光源2と、放熱部材(ヒートシンク部材)3と、リフレクタ4と、光入射範囲制御部材5と、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、から構成されている。前記半導体型光源2および前記放熱部材3および前記リフレクタ4および前記光入射範囲制御部材5は、ランプユニットを構成する。前記ランプユニット2、3、4、5は、前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズにより区画されている灯室(図示せず)内に、たとえば光軸調整機構(図示せず)を介して配置されている。なお、前記灯室内には、前記ランプユニット2、3、4、5以外に、フォグランプ、コーナリングランプ、クリアランスランプ、ターンシグナルランプなどの他のランプユニットが配置されている場合がある。
【0017】
前記半導体型光源2は、基板(図示せず)と、前記基板に設けられている発光チップ(図示せず)と、前記発光チップを封止する薄い直方体形状の封止樹脂部材(図示せず)と、から構成されている。前記発光チップは、複数個の正方形のチップを水平軸方向に配列してなるものである。なお、1個の長方形のチップを使用しても良い。
【0018】
前記半導体型光源2は、ホルダ部材(ベース部材)20に搭載されている。前記ホルダ部材20は、コネクタ部(図示せず)を有し、前記コネクタ部を介して電流を前記半導体型光源2に供給するものである。前記ホルダ部材20は、絶縁性を有し、かつ、熱伝導率が高い部材から構成されている。
【0019】
前記放熱部材3は、たとえば、アルミダイキャスト(アルミダイカスト)から構成されている。前記放熱部材3は、上部の水平部30と、中部から下部にかけての垂直なフィン部31と、からなる。
【0020】
前記半導体型光源2は、前記ホルダ部材20を介して前記放熱部材3の前記水平部30の上面のほぼ中央にスクリュー6により取り付けられている。すなわち、前記ホルダ部材20の左右両端部が前記放熱部材3の前記水平部30の上面にスクリュー6により取り付けられている。前記半導体型光源2において発生した熱は、前記ホルダ部材20および前記放熱部材3を介して外部に放射(放出)される。
【0021】
前記リフレクタ4は、たとえば、合成樹脂などの光不透過性の部材から構成されている。前記リフレクタ4は、正面(前面)が開口し、その他の面(背面(後面)、平面(上面)、底面(下面)、左右両側面)が閉塞した形状をなす。前記リフレクタ4の正面には、開口部40が設けられている。前記リフレクタ4の平面から背面にかけては、反射部41が設けられている。前記リフレクタ4の底面には、底部42が設けられている。前記リフレクタ4の左右両側面には、左右両側の立壁部43が設けられている。
【0022】
前記リフレクタ4の前記反射部41の内面には、前記半導体型光源2から放射される光を所定の配光パターン(図示せず)で反射させる反射面44が設けられている。前記反射面44は、所定の配光パターンを形成する任意の面(自由曲面、放物面、双曲面、楕円面など)からなり、アルミ蒸着や銀塗装が施されている。
【0023】
前記リフレクタ4の前記底部42の内面および前記立壁部43の内面は、前記反射部41の前記反射面44と同様にアルミ蒸着や銀塗装を施しても良いし、また、黒塗装などの低反射層を施しても良いし、あるいは、ローレットやシボなどの光拡散(光乱反射、光分散)層を施しても良い。
【0024】
前記リフレクタ4の前記立壁部43の下面には、凸部45が一体に設けられている。前記リフレクタ4の前記凸部45を前記放熱部材3の前記水平部30の上面に搭載することにより、前記リフレクタ4の前記底部42の下面と前記放熱部材3の前記水平部30の上面との間に隙間が形成される。前記隙間の高さは、前記半導体型光源2の高さとほぼ同等もしくは若干大きい。
【0025】
前記リフレクタ4の正面の前記開口部40の下縁部の左右両端部、および、前記リフレクタ4の後部には、取付片部46が一体に設けられている。前記リフレクタ4の前記取付片部46は、前記放熱部材3にスクリュー6により取り付けられている。これにより、前記リフレクタ4は、前記放熱部材3に取り付けられている。
【0026】
前記光入射範囲制御部材5は、前記リフレクタ4と一体構造をなす。すなわち、前記光入射範囲制御部材5は、前記リフレクタ4の前記底部42と一体である。前記光入射範囲制御部材5には、前記半導体型光源2からの光Lを前記リフレクタ4の前記反射面44に入射させる開口部50が設けられている。前記開口部50は、前記半導体型光源2から放射される光Lであって、前記リフレクタ4の前記反射面44以外の箇所(部分)、たとえば、前記立壁部43の内面に入射する光を遮蔽し、かつ、前記半導体型光源2の前記ホルダ部材20の両端部の前記スクリュー6の取付部を覆い隠す大きさおよび形状をなす。前記リフレクタ4の前記底部42と一体構造の前記光入射範囲制御部材5は、前記半導体型光源2よりも上側(前記半導体型光源2からの光の放射方向側)に位置するので、前記半導体型光源2からの光の入射範囲を制御することができ、かつ、前記半導体型光源2の周囲を覆い隠すことができる。
【0027】
(作用の説明)
以下、この実施例1における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
【0028】
車両用灯具1の半導体型光源2を点灯発光させる。すると、半導体型光源2から光Lが放射される。この光Lは、リフレクタ4の底部42と一体構造の光入射範囲制御部材5の開口部50を通過して、リフレクタ4の反射面44に入射する。リフレクタ4の反射面44に入射した光Lは、この反射面44で反射される。その反射光L1は、所定の配光パターンで車両の外部に照射される。
【0029】
一方、半導体型光源2から放射される光のうち、反射面44以外の箇所(部分)、たとえば、リフレクタ4の立壁部43に入射する光は、リフレクタ4の底部42と一体構造の光入射範囲制御部材5の開口部50の周縁部において、遮蔽(カット)される。
【0030】
半導体型光源2の点灯発光により発生する熱は、半導体型光源2からホルダ部材20を介して放熱部材3の水平部30およびフィン部31を経て外部に放射(放出)される。
【0031】
(効果の説明)
この実施例1における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
【0032】
この実施例1における車両用灯具1は、半導体型光源2から放射される光であって、光入射範囲制御部材5の開口部50を通過する光Lがリフレクタ4の反射面44に入射する。一方、この実施例1における車両用灯具1は、半導体型光源2から放射される光であって、リフレクタ4の反射面44以外の箇所(部分)に入射しようとする光が光入射範囲制御部材5により遮蔽される。この結果、この実施例1における車両用灯具1は、半導体型光源2からの光が反射面44以外の箇所(部分)に入射しないようにすることが確実にできるので、半導体型光源2からの光が反射面44以外の箇所(部分)に入射して迷光となるのを確実に防止することができる。
【0033】
しかも、この実施例1における車両用灯具1は、光入射範囲制御部材5の開口部50の周縁部により、半導体型光源2の周囲であって、ホルダ部材20の両端部のスクリュー6の取付部を覆って目隠しすることができるので、見栄えを向上させることができる。すなわち、図3中の破線矢印に示すように、斜め上のアイポイントEから斜め下のこの実施例1における車両用灯具1内を見たとしても、光入射範囲制御部材5の開口部50の周縁部により、半導体型光源2のホルダ部材20のスクリュー6の取付部を覆って目隠しすることができるので、見栄えを向上させることができる。
【0034】
その上、この実施例1における車両用灯具1は、光入射範囲制御部材5と一体構造のリフレクタ4の底部42の内面および立壁部43の内面を、黒塗装などの低反射層とし、あるいは、ローレットやシボなどの光拡散(光乱反射、光分散)層とすることにより、半導体型光源2からの光が光入射範囲制御部材5の開口部50を通過してリフレクタ4の底部42の内面および立壁部43の内面に入射したとしても、迷光を極力抑制することができる。
【0035】
この実施例1における車両用灯具1は、リフレクタ4の底部42と光入射範囲制御部材5とが一体構造をなすので、部品点数や組付工数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができる。
【実施例2】
【0036】
(実施例2の説明)
図5〜図7は、この発明にかかる車両用灯具の実施例2を示す。以下、この実施例2における車両用灯具について説明する。図中、図1〜図4と同符号は、同一のものを示す。
【0037】
前記の実施例1の車両用灯具1は、リフレクタ4の底部42と光入射範囲制御部材5とが一体構造をなすものである。この実施例2の車両用灯具100は、リフレクタ4の底部42と光入射範囲制御部材5とが別体構造をなすものである。すなわち、この実施例2の車両用灯具100は、前記の実施例1の車両用灯具1と比較して、半導体型光源2および放熱部材3の構造が同一であり、リフレクタ4および光入射範囲制御部材5の構造が相違する。
【0038】
前記リフレクタ4の前記底部42は、前記光入射範囲制御部材5と別体構造をなすので、半導体型光源2よりも上側に位置して、前記半導体型光源2からの光の入射範囲を制御し、かつ、前記半導体型光源2の周囲を覆い隠す必要が無い。このために、前記リフレクタ4の凸部45をなくして、前記リフレクタ4の前記底部42の下面を前記放熱部材3の水平部30の上面に直接載置する。
【0039】
前記リフレクタ4の前記底部42を前記放熱部材3の水平部30に直接載置するので、前記底部42のうち前記半導体型光源2およびホルダ部材20に対応する部分には、窓部47が設けられている。前記半導体型光源2およびホルダ部材20は、前記窓部47より露出する。
【0040】
前記リフレクタ4の前記底部42と別体構造の前記光入射範囲制御部材5の正面側(前面側)の縁部の左右両端部には、取付片部51が前記リフレクタ4の正面側の取付片部46と対応して一体に設けられている。前記光入射範囲制御部材5の前記取付片部51は、前記リフレクタ4の前記取付片部46と共に、前記放熱部材3にスクリュー6により取り付けられている。これにより、別体構造の前記リフレクタ4と前記光入射範囲制御部材5とは、前記放熱部材3に取り付けられている。
【0041】
図6、図7中における符号「500」は、光入射範囲制御部材の変形例を示す。この変形例の光入射範囲制御部材500は、前記の光入射範囲制御部材5と比較して、幅が前記半導体型光源2および前記ホルダ部材20を覆い隠し得る程度に狭い幅であり、正面側(前面側)にデザインされた流線形形状の凸部が形成されている。この変形例の光入射範囲制御部材500には、前記取付片部51が一体に設けられている。この変形例の光入射範囲制御部材500は、前記取付片部51を介して前記リフレクタ4共に前記放熱部材3に取り付けられる。
【0042】
この実施例2の車両用灯具100は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1の車両用灯具1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。この実施例2の車両用灯具100は、リフレクタ4と光入射範囲制御部材5、500とが別体構造をなすので、リフレクタ4と光入射範囲制御部材5、500とを色や形状などの意匠を容易に変えることができ、デザイン設計の自由度が増す。しかも、この実施例2の車両用灯具100は、リフレクタ4と光入射範囲制御部材5、500とが別体構造をなすので、異なる材質のものを容易に使用することができ、製造コストを安価にすることができる。
【実施例3】
【0043】
(実施例3の説明)
図8は、この発明にかかる車両用灯具の実施例3を示す。以下、この実施例2における車両用灯具について説明する。図中、図1〜図7と同符号は、同一のものを示す。
【0044】
前記の実施例1の車両用灯具1は、半導体型光源2が下側に位置し、一方、リフレクタ4の反射面44が上側に位置するものである。この実施例3の車両用灯具101は、半導体型光源2が上側に位置し、一方、リフレクタ4の反射面44が下側に位置するものである。
【0045】
この実施例3の車両用灯具101は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例1の車両用灯具1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。すなわち、この実施例3の車両用灯具101は、図8中の破線矢印に示すように、斜め上のアイポイントEから斜め下のこの実施例3における車両用灯具101内を見たとしても、リフレクタ4の反射面44には、リフレクタ4の底部(天部42)と一体構造の光入射範囲制御部材5の下面(表面)、および、開口部50、および、半導体型光源2が写し込まれるだけであって、光入射範囲制御部材5の開口部50の周縁部により、半導体型光源2のホルダ部材20のスクリュー6の取付部を覆って目隠しすることができるので、見栄えを向上させることができる。
【0046】
また、この実施例3の車両用灯具101は、リフレクタ4の反射面44に光入射範囲制御部材5の下面が写し込まれるので、光入射範囲制御部材5の下面を、反射面44と同様にアルミ蒸着や銀塗装としてデザインの統一性を図ることができ、しかも、反射面44と色彩や形状など異なる表面処理を施すことにより、デザイン設計の自由度が増す。
【実施例4】
【0047】
(実施例4の説明)
図9は、この発明にかかる車両用灯具の実施例4を示す。以下、この実施例4における車両用灯具について説明する。図中、図1〜図8と同符号は、同一のものを示す。
【0048】
前記の実施例2の車両用灯具100は、半導体型光源2が下側に位置し、一方、リフレクタ4の反射面44が上側に位置するものである。この実施例4の車両用灯具102は、半導体型光源2が上側に位置し、一方、リフレクタ4の反射面44が下側に位置するものである。
【0049】
この実施例4の車両用灯具102は、以上のごとき構成からなるので、前記の実施例2の車両用灯具100および前記の実施例3の車両用灯具101とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
【符号の説明】
【0050】
1、100、101、102 車両用灯具
2 半導体型光源
20 ホルダ部材
3 放熱部材(ヒートシンク部材
30 水平部
31 フィン部
4 リフレクタ
40 開口部
41 反射部
42 底部(天部)
43 立壁部
44 反射面
45 凸部
46 取付片部
47 窓部
5、500 光入射範囲制御部材
50 開口部
51 取付片部
6 スクリュー
L 半導体型光源からの光
L1 反射面からの反射光
E アイポイント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体型光源を光源とする車両用灯具において、
半導体型光源と、
前記半導体型光源が取り付けられている放熱部材と、
前記放熱部材に取り付けられていて、前記半導体型光源からの光を所定の方向に反射させる反射面を有するリフレクタと、
前記半導体型光源からの光を前記反射面に入射させる開口部を有する光入射範囲制御部材と、
を備える、
ことを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記リフレクタと前記光入射範囲制御部材とは、一体構造をなす、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記リフレクタと前記光入射範囲制御部材とは、別体構造をなす、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−216348(P2012−216348A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−79723(P2011−79723)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000000136)市光工業株式会社 (774)
【Fターム(参考)】