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車両用荷物固定具
説明

車両用荷物固定具

【課題】荷物の固定作業が容易で、しかも、荷物のサイズ及び載置位置の自由度が高く、使い勝手が良い車両用荷物固定具を提供する。
【解決手段】車両に載置した荷物Aを固定する車両用荷物固定具10Aであって、バンド11とこの両端側にそれぞれ設けられたバックル12,13とを備え、両端側のバックル12,13に第1シートベルト4のロックプレートをそれぞれ係合することによって荷物Aを固定した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に載置した荷物を固定する車両用荷物固定具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用荷物固定具としては、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。特許文献1の車両用荷物固定具は、ネットと、このネットの一端に固定され、シートベルトのバックルに係合できるロックプレートと、ネットの他端に固定され、シートベルトに任意の途中位置に係合できるホルダとから構成されている。
【0003】
特許文献2の車両用荷物固定具は、ベルトと、ベルトの一端に固定され、シートクッションに掛止するフックと、ベルトの他端に固定され、シートクッションに固定するリトラクタと、ベルトに係合され、シートベルトのバックルに係合できるタングとから構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−158302号公報
【特許文献2】特開2004−203267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前者の従来例の車両用荷物固定具は、他端側のホルダ側の固定作業がシートベルトのバックルやロックプレートではない箇所に固定する必要があるため、固定作業が分かりづらい恐れがあり、使い勝手が悪いという問題がある。
【0006】
後者の従来例の車両用荷物固定具は、一端側のフックとタングをシールベルトのバックルやロックプレートではない箇所に固定する必要があるため、前者と同様に固定作業が分かりづらい恐れがあり、使い勝手が悪いという問題がある。
【0007】
その上、前記した双方の車両用荷物固定具は、その両端を固定する位置が固定されているので、荷物のサイズ及び載置位置がある程度限定されてしまい、この点からも使い勝手が悪いという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、荷物の固定作業が容易で、しかも、荷物のサイズ及び載置位置の自由度が高く、使い勝手が良い車両用荷物固定具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、車両に載置した荷物を固定する車両用荷物固定具であって、シートベルトのロックプレートにそれぞれ係合できる第1係合部と第2係合部を両端側に有することを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の車両用荷物固定具であって、前記第1係合部と前記第2係合部は、同じ係合構造であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用荷物固定具であって、前記第1係合部と前記第2係合部は、荷物保持体を介して連結されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3記載の車両用荷物固定具であって、前記荷物保持体は、長さが調整できるように構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用荷物固定具であって、前記第1係合部と前記第2係合部は、直に連結されていることを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、前記第1係合部と前記第2係合部は、前記ロックプレートを挿入することによって係合するバックルであることを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、前記第1係合部と前記第2係合部は、前記ロックプレートの掛止孔に引っ掛けるフックであることを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明は、請求項2〜請求項6のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、前記第1係合部と前記第2係合部は、前記ロックプレートの掛止孔に通した先端側の箇所と通さない箇所の双方を面密着させる面ファスナ密着部より構成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、荷物が当接する面側には、滑り止めを防止する滑り防止部が設けられていることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、荷物が当接する面側には、傷付きを防止する傷付き防止部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1の発明によれば、両端側の第1係合部と第2係合部を共に普段より使用しているシートベルトのロックプレートに係合させて荷物を固定するため、固定作業が分かりやすく、使い勝手が良い。又、両端側の第1係合部と第2係合部を共に伸縮性があり、且つ、引き戻し力が作用するシートベルトに固定するため、シートベルトに荷物固定機能を分担させることができると共に車両用荷物固定具の位置を自由に調整できるため、荷物のサイズ及び載置位置の自由度が高く、この点からも使い勝手が良い。
【0020】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、両端側の第1係合部と第2係合部で同じ固定作業を行えば良く、しかも、左右の方向性を意識する必要がないため、この点でも使い勝手が良い。
【0021】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、車両用荷物固定具の長さが長くなるため、対応できる荷物サイズが広がる。
【0022】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、荷物保持体の長さを荷物サイズに応じて調整できるため、対応できる荷物サイズが更に広がる。
【0023】
請求項5の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、車両用荷物固定具のコンパクト化、軽量化、低コスト化等になる。
【0024】
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項5の発明の効果に加え、固定作業がシートベルトの固定作業と同じになるため、固定作業が非常に分かりやすく、使い勝手が非常に良い。
【0025】
請求項7の発明によれば、請求項1〜請求項5の発明の効果に加え、第1係合部と第2係合部のコンパクト化、軽量化、低コスト化等になる。
【0026】
請求項8の発明によれば、請求項1〜請求項5の発明の効果に加え、第1係合部と第2係合部のコンパクト化、軽量化、低コスト化等になる。
【0027】
請求項9の発明によれば、請求項1〜請求項8の発明の効果に加え、荷物ずれを極力防止できる。
【0028】
請求項10の発明によれば、請求項1〜請求項9の発明の効果に加え、荷物の傷付きを極力防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、車両用荷物固定具で荷物をシートクッション上に固定した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、車両用荷物固定具の斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、(a)は車両用荷物固定具の正面図、(b)は車両用荷物固定具の断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、車両用荷物固定具で荷物をラゲッジ内に固定した斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、(a)は車両用荷物固定具の正面図、(b)は車両用荷物固定具の断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示し、(a)は車両用荷物固定具の正面図、(b)は車両用荷物固定具の断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示し、車両用荷物固定具の使用状態を示す正面図である。
【図8】本発明の第4実施形態を示し、車両用荷物固定具の斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示し、車両用荷物固定具の正面図である。
【図10】本発明の第4実施形態を示し、車両用荷物固定具の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】
(第1実施形態)
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示し、図1は車両用荷物固定具10Aで荷物Aをシートクッション1a上に固定した状態を示す斜視図、図2は車両用荷物固定具10Aの斜視図、図3(a)は車両用荷物固定具10Aの正面図、図3(b)は車両用荷物固定具10Aの断面図、図4は車両用荷物固定具10Aで荷物Aをラゲッジ内に固定した斜視図である。
【0032】
図1に示すように、車両の全ての座席1には、シートベルト装置2がそれぞれ設置されている。右側の座席1のシートベルト装置2は、座席1の右端側からシートベルトリフレクタ3(図4に示す)より引き出される第1シートベルト4と、シートクッション1aの左端側に固定された第2シートベルト(図示せず)とを備えている。第1シートベルト4は、シートベルトリフレクタ3によって引出し長さが自由に変更可能である。シートベルトリフレクタ3は、ブレーキの非作用時には第1シートベルト4に対し引き戻し力を作用させ、ブレーキの作用時には第1シートベルト4をロックさせる。第1シートベルト4の引出側の先端には、ロックプレート5が取り付けられている。ロックプレート5には、掛止孔5aが開口されている。
【0033】
第2シートベルト(図示せず)は、その基端側が車体側に固定され、先端にバックル(図示せず)が取り付けられている。
【0034】
左側の座席1のシートベルト装置2は、右側の座席1のものと同様に第1シートベルト4と第2シートベルト(図示せず)から構成されているが、第1シートベルト4と第2シートベルト(図示せず)の設置位置が左右逆に設定されている。
【0035】
右側の座席1の第1シートベルト4と左側の座席1の第1シートベルト4を利用してシートクッション1a上の荷物Aが車両用荷物固定具10Aによって固定されている。2つの第1シートベルト4を利用するため、前方の座席1より後方の座席1(セカンド座席、サード座席等)のシートベルト装置2を利用することになる。
【0036】
車両用荷物固定具10Aは、図2及び図3(a)、(b)に詳しく示すように、荷物保持体であるバンド11と、このバンド11の一端に固定され、第1シートベルト4のロックプレート5に係合できる第1係合部であるバックル12と、バンド11の他端に固定され、第1シートベルト4のロックプレート5に係合できる第2係合部であるバックル13とを備えている。つまり、車両用荷物固定具10Aは、両端側にバックル12,13を有している。
【0037】
バンド11は、アジャスタバックル14によって長さを調整できるよう構成されている。バンド11の両端には、その余長部分を利用して傷付き防止部15が設けられている。この両端側の傷付き防止部15は、両端側の各バックル12,13の荷物当接面側に配置されている。又、バンド11には、2つの滑り防止部である滑り防止用リング16が装着されている。滑り防止用リング16は、ゴムやシリコン系樹脂より形成されている。
【0038】
各バックル12,13は、ロックプレート5を差し込む差込み口12a,13aと、差し込まれたロックプレート5の掛止孔5aに掛止するロック掛止部(図示せず)と、掛止されたロックプレート5のロックを解除するロック解除部(図示せず)とを有する。各バックル12,13は、その差込み口12a,13aにロックプレート5を差し込むことによってロックプレート5と係合され、ロック解除部(図示せず)の操作によってロックプレート5との係合が解除される。
【0039】
次に、荷物Aの固定手順を説明する。座席1のシートクッション1a上に荷物Aを載置する。次に、右側座席1の第1シートベルト4と左側座席1の第1シートベルト4をそれぞれ引き出し、双方のロックプレート5を車両用荷物固定具10Aの各バックル12,13に挿入する。そして、バンド11の傷付き防止部15を荷物側として車両用荷物固定具10Aを荷物Aの前面にセットすれば完了する。双方の第1シートベルト4は、各シートベルトリフレクタ3による引き戻し力によって引き戻されて、引き戻し力によるテンションが車両用荷物固定具10Aに作用する。このテンションによって荷物Aが固定される。そして、車両走行中にブレーキが作用すると、各シートベルトリフレクタ3が第1シートベルト4をそれぞれロックするため、車両用荷物固定具10Aが荷物Aを確実に固定し、荷物Aがずれたり、脱落したりしない。
【0040】
以上説明したように、車両用荷物固定具10Aは、両端側にバックル12,13を有するため、普段より使用している第1シートベルト4のロックプレート5にバックル12,13を係合させて荷物Aを固定するため、固定作業が分かりやすく、使い勝手が良い。又、両端側のバックル12,13を共に伸縮性があり、且つ、引き戻し力が作用する第1シートベルト4に固定するため、第1シートベルト4に荷物固定機能を分担させることもできると共に車両用荷物固定具10Aの位置を自由に調整できるため、荷物Aのサイズ及び載置位置の自由度が高く、この点からも使い勝手が良い。例えば、図1に示すように、シートクッション1a上の荷物Aを固定するだけでなく、図4に示すように、車両のラゲッジに収容した荷物Aを固定することもできる。
【0041】
車両用荷物固定具10Aは、両端側に同じ係合手段であるバックル12,13を有するので、同じ固定作業を行えば良く、又、左右の方向性を意識する必要がないため、この点でも使い勝手が良い。特に、固定作業がシートベルトの固定作業と同じになるため、固定作業が非常に分かりやすく、使い勝手が非常に良い。
【0042】
両端側のバックル12,13は、バンド11を介して連結されているので、車両用荷物固定具10Aの長さが長くなるため、対応できる荷物サイズが広がる。
【0043】
バンド11は、長さが調整できるように構成されているので、バンド11の長さを荷物サイズに応じて調整できるため、対応できる荷物サイズが更に広がる。
【0044】
傷付き防止部15が荷物Aに当接し、バックル12,13が直接荷物Aに当接しないので、バックル12,13による傷付きを防止できる。
【0045】
滑り防止用リング16が荷物Aに当接するので、荷物ずれを極力防止できる。
【0046】
(第2実施形態)
図5(a)、(b)は本発明の第2実施形態を示し、図5(a)は車両用荷物固定具10Bの正面図、図5(b)は車両用荷物固定具10Bの断面図である。
【0047】
図5(a)、(b)に示すように、第2実施形態に係る車両用荷物固定具10Bは、荷物保持体であるバンド11と、このバンド11の一端に固定され、第1シートベルト4のロックプレート5に係合できる第1係合部であるフック20と、バンド11の他端に固定され、第1シートベルト4のロックプレート5に係合できる第2係合部であるフック21とを備えている。つまり、車両用荷物固定具10Bは、両端側にフック20,21を有している。
【0048】
バンド11は、アジャスタバックル14によって長さを調整できるよう構成されている。尚、バンド11には、前記第1実施形態と同様に、滑り防止部である滑り防止用リング16を装着しても良い。
【0049】
各フック20,21は、ロックプレート5の掛止孔5aに引っ掛けることによってロックプレート5に係合させることができる。
【0050】
次に、荷物の固定手順を説明する。シートクッション上の荷物を載置する。次に、右側の座席の第1シートベルト4と左側の座席の第1シートベルト4をそれぞれ引き出し、双方のロックプレート5に車両用荷物固定具10Bの各フック20,21を引っ掛ける。そして、車両用荷物固定具10Bを荷物の前面にセットすれば完了する。双方の第1シートベルト4は、各シートベルトリフレクタ(図示せず)による引き戻し力によって引き戻されて、引き戻し力によるテンションが車両用荷物固定具10Bに作用する。このテンションによって荷物が固定される。
【0051】
以上説明したように、第2実施形態に係る車両用荷物固定具10Bは、両端側にフック20,21を有するため、普段より使用している第1シートベルト4のロックプレート5にフック20,21を係合させて荷物を固定するため、固定作業が分かりやすく、使い勝手が良い。又、両端側のフック20,21を共に伸縮性があり、且つ、引き戻し力が作用する第1シートベルト4に固定するため、第1シートベルト4に荷物固定機能を分担させることもできると共に車両用荷物固定具10Bの位置を自由に調整できるため、荷物のサイズ及び載置位置の自由度が高く、この点からも使い勝手が良い。
【0052】
車両用荷物固定具10Bは、両端側に同じ係合手段であるフック20,21を有するので、同じ固定作業を行えば良く、又、左右の方向性を意識する必要がないため、この点でも使い勝手が良い。特に、固定作業がシートベルトの固定作業と同じになるため、固定作業が非常に分かりやすく、使い勝手が非常に良い。
【0053】
両端側のフック20,21は、バンド11を介して連結されているので、車両用荷物固定具10Bの長さが長くなるため、対応できる荷物サイズが広がる。
【0054】
バンド11は、長さが調整できるように構成されているので、バンド11の長さを荷物サイズに応じて調整できるため、対応できる荷物サイズが更に広がる。
【0055】
第1係合部と第2係合部は、共にフック20,21であるので、前記第1実施形態に較べて車両用荷物固定具10Bのコンパクト化、軽量化、低コスト化等になる。
【0056】
(第3実施形態)
図6(a)、(b)及び図7は本発明の第3実施形態を示し、図6(a)は車両用荷物固定具10Cの正面図、図6(b)は車両用荷物固定具10Cの断面図、図7は車両用荷物固定具10Cの使用状態を示す正面図である。
【0057】
図6(a)、(b)に示すように、第3実施形態に係る車両用荷物固定具10Cは、荷物保持体であるバンド11と、このバンドの一端側に設けられ、第1シートベルト4のロックプレート5に係合できる第1係合部である面ファスナ密着部22と、バンド1の他端側に設けられ、第1シートベルト4のロックプレート5に係合できる第2係合部である面ファスナ密着部23とを備えている。つまり、車両用荷物固定具10Cは、両端側に面ファスナ密着部22,23を有している。
【0058】
各面ファスナ密着部22,23は、バンド11の両端側に間隔を置いて設けられた雌ファスナ22a,23aと雄ファスナ22b,23bとから構成されている。雌ファスナ22a,23aと雄ファスナ22b、23bの設置位置は逆でも良い。
【0059】
バンド11の両側の雌ファスナ22a,23aより中央寄りの各位置には、スリット24がそれぞれ設けられている。又、バンド11にはネット収容部材25が付設されている。ネット収容部材25内には、荷物保持体であるネット27とネット保持紐26が収容されている。
【0060】
次に、荷物Aの固定手順を説明する。シートクッション1a上の荷物Aを載置する。次に、右側の座席の第1シートベルト4と左側の座席の第1シートベルト4をそれぞれ引き出し、双方のロックプレート5の掛止孔5aに車両用荷物固定具10Cのバンド11の両方の端部を通し、雌ファスナ22a,23aと雄ファスナ22b,23bを面接着させ、バンド11の先端側をスリット24に差し込む。そして、車両用荷物固定具10Cを荷物Aの前面にセットすれば完了する。また、図7に示すように、ネット27を使用する場合には、ネット収容部材25よりネット27及びネット保持紐26を取り出し、ネット保持紐26をヘッドレスト7に掛け、荷物Aを被うようにしてネット27をかぶせるようにすれば良い。双方の第1シートベルト4は、各シートベルトリフレクタ(図示せず)による引き戻し力によって引き戻されて、引き戻し力によるテンションが車両用荷物固定具10Cに作用する。このテンションによって荷物Aが固定される。
【0061】
以上説明したように、第3実施形態に係る車両用荷物固定具10Cは、両端側に面ファスナ密着部22,23を有するため、普段より使用している第1シートベルト4のロックプレート5の掛止孔5aにバンド11の両方の端部を通して面ファスナ密着部22,23で密着させて荷物Aを固定するため、固定作業が分かりやすく、使い勝手が良い。又、両端側の面ファスナ密着部22,23を共に伸縮性があり、且つ、引き戻し力が作用する第1シートベルト4に固定するため、第1シートベルト4に荷物固定機能を分担させることもできると共に車両用荷物固定具10Cの位置を自由に調整できるため、荷物Aのサイズ及び載置位置の自由度が高く、この点からも使い勝手が良い。
【0062】
車両用荷物固定具10Cは、両端側に同じ係合手段である面ファスナ密着部22,23を有するので、同じ固定作業を行えば良く、又、左右の方向性を意識する必要がないため、この点でも使い勝手が良い。
【0063】
車両用荷物固定具10Cは、バンド11を有するので、車両用荷物固定具10Cの長さが長くなるため、対応できる荷物サイズが広がる。
【0064】
バンド11は、雌ファスナ22a,23aと雄ファスナ22b,23bの密着位置を可変することにより長さが調整できるので、バンド11の実質長さを荷物サイズに応じて調整できるため、対応できる荷物サイズが更に広がる。
【0065】
第1係合部と第2係合部は、共に面ファスナ密着部22,23であるので、前記第1実施形態に較べて車両用荷物固定具10Cのコンパクト化、軽量化、低コスト化等になる。
【0066】
(第4実施形態)
図8〜図10は本発明の第4実施形態を示し、図8は車両用荷物固定具10Dの斜視図、図9は車両用荷物固定具10Dの正面図、図10は車両用荷物固定具10Dの側面図である。
【0067】
図8及び図9(a)、(b)に示すように、車両用荷物固定具10Dは、第1シートベルト4のロックプレート5の差込み口30a,30bを左右両側に有する連結バックル30と、連結バックル30に固定され、その荷物当接面側に配置された滑りと傷付きを共に防止する滑り・傷付き防止部31とを備えている。
【0068】
連結バックル30は、前記第1実施形態の2つのバックルを連結させた構造であって、第1シートベルト4のロックプレート5にそれぞれ固定できる第1係合部及び第2係合部である。連結バックル30は、その両側の各差込み口30a,30bにロックプレート5をそれぞれ挿入することによって係合することができる。
【0069】
滑り・傷付き防止部31は、連結バックル30の両端よりも外にはみ出す寸法に設定されている。これにより、連結バックル30のみならずロックプレート5も荷物に干渉しないようになっている。滑り・傷付き防止部31は、ゴムやシリコン系樹脂より形成されている。
【0070】
この第4実施形態の車両用荷物固定具も、前記第1実施形態と同様にして荷物を固定するすることができる。そして、普段より使用している第1シートベルト4のロックプレート5に連結バックル30を係合させて荷物を固定するため、固定作業が分かりやすく、使い勝手が良い。又、連結バックル30を共に伸縮性があり、且つ、引き戻し力が作用する第1シートベルト4に固定するため、第1シートベルト4に荷物固定機能を分担させることもできると共に車両用荷物固定具10Dの位置を自由に調整できるため、荷物のサイズ及び載置位置の自由度が高く、この点からも使い勝手が良い。
【0071】
連結バックル30は、第1係合部と第2係合部が直に連結されている構造であるので、車両用荷物固定具10Dのコンパクト化、軽量化、低コスト化等になる。
【0072】
(その他)
第1〜第4実施形態にあって、シートベルト装置2のALR(オートマチック・ロッキング・リトラクタ)機能を使用すれば、強固に固定することができる。第1及び第2実施形態にあって、荷物保持体はバンド11であるが、荷物を保持できるものであれば良く、従来例のようにネットであっても良い。
【符号の説明】
【0073】
A 荷物
4 第1シートベルト(シートベルト)
5 ロックプレート
10A〜10D 車両用荷物固定具
11 バンド(荷物保持体)
12,13 バックル(第1係合部、第2係合部)
15 傷付き防止部
16 滑り防止用リング(滑り防止部)
20,21 フック(第1係合部、第2係合部)
22,23 面ファスナ密着部(第1係合部、第2係合部)
27 ネット(荷物保持体)
30 連結バックル(第1係合部、第2係合部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に載置した荷物を固定する車両用荷物固定具であって、
シートベルトのロックプレートにそれぞれ係合できる第1係合部と第2係合部を両端側に有することを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項2】
請求項1記載の車両用荷物固定具であって、
前記第1係合部と前記第2係合部は、同じ係合構造であることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の車両用荷物固定具であって、
前記第1係合部と前記第2係合部は、荷物保持体を介して連結されていることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項4】
請求項3記載の車両用荷物固定具であって、
前記荷物保持体は、長さが調整できるように構成されていることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の車両用荷物固定具であって、
前記第1係合部と前記第2係合部は、直に連結されていることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項6】
請求項2〜請求項5のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、
前記第1係合部と前記第2係合部は、前記ロックプレートを挿入することによって係合するバックルであることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項7】
請求項2〜請求項5のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、
前記第1係合部と前記第2係合部は、前記ロックプレートの掛止孔に引っ掛けるフックであることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項8】
請求項2〜請求項6のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、
前記第1係合部と前記第2係合部は、前記ロックプレートの掛止孔に通した先端側の箇所と通さない箇所の双方を面密着させる面ファスナ密着部より構成されていることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項9】
請求項1〜請求項8のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、
荷物が当接する面側には、滑り止めを防止する滑り防止部が設けられていることを特徴とする車両用荷物固定具。
【請求項10】
請求項1〜請求項9のいずれかに記載の車両用荷物固定具であって、
荷物が当接する面側には、傷付きを防止する傷付き防止部が設けられていることを特徴とする車両用荷物固定具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−213192(P2011−213192A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−81709(P2010−81709)
【出願日】平成22年3月31日(2010.3.31)
【出願人】(504136889)株式会社ファルテック (57)
【Fターム(参考)】