説明

車両用荷物棚

【課題】車両走行時の荷物棚の振動を効果的に抑制することができる車両用荷物棚を提供する。
【解決手段】ルーフ(2)上にエアコンユニット(4)を備えた車両(1)の車両用荷物棚(10)であって、前記ルーフを支持するフレーム(12,14)と、荷物棚の棚本体(18)を支持するラックブラケット(16,34)と、ラックブラケットとルーフとの間に取り付けられ、エアコンユニットと連通されたエアコンダクト(20)を区画するパネル(22,24,26,36)とを備え、ラックブラケットとフレームとの間に架設される補強部材(32,40)を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用荷物棚に関し、特にバスの車内に設置する荷物棚に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の荷物棚として、ルーフ上にエアコンユニットを備えた車両の車両用荷物棚が知られている。ルーフはフレームに支持され、荷物棚の棚本体を支持するラックブラケットはルーフに直接取り付けられる。更に、ラックブラケットとルーフとの間にはパネルが取り付けられ、パネルはエアコンユニットと連通するエアコンダクトを区画形成している(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−308046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、エアコンユニット下部に位置するラックブラケットは一般に何れも樹脂製であるエアコンダクトパネルに取り付けられるだけであるため、荷物棚の剛性不足を招き、バス走行時に荷物棚が振動し易いとの問題がある。
また、エアコンダクトはパネルによって区画された連通路によってエアコンユニットと連通され、この連通路の存する位置においてラックブラケットはパネルのみによって支持されるため、荷物棚の剛性が著しく低下し、荷物棚の振動が特に激しいとの問題がある。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、車両走行時の荷物棚の振動を効果的に抑制することができる車両用荷物棚を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の車両用荷物棚は、ルーフ上にエアコンユニットを備えた車両の車両用荷物棚であってルーフを支持するフレームと、荷物棚の棚本体を支持するラックブラケットと、ラックブラケットとルーフとの間に取り付けられ、エアコンユニットと連通されたエアコンダクトを区画するパネルとを備え、ラックブラケットとフレームとの間に架設される補強部材を具備することを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、補強部材はエアコンダクト内に設けられることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、フレームは車体側部に配されるサイドフレームであり、パネルはラックブラケットからサイドフレームに向け車幅方向に延設されるローアーパネルであり、補強部材はラックブラケットとサイドフレームとの間に架設されることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、フレームは車体頂部に配されるアッパーフレームであり、パネルはラックブラケットからアッパーフレームに向け車高方向に延設される天井室内パネルであり、補強部材はラックブラケットとアッパーフレームとの間に架設されることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、エアコンダクトは天井室内パネルによって区画された連通路によってエアコンユニットと連通され、補強部材は連通路の存する位置に設けられることを特徴としている。
【0009】
請求項6記載の発明は、補強部材はエアコンダクトを流れる空気の空気流に沿って開口した開口部を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の車両用荷物棚によれば、ラックブラケットとフレームとの間に架設される補強部材を備えるため、ラックブラケットがパネルのみによって支持されるのを防止し、補強部材によって荷物棚の剛性を高めることができ、車両走行時の荷物棚の振動を効果的に抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、補強部材はエアコンダクト内に設けられるため、補強部材を設置するためのスペースを要することなく、また、見栄え良く荷物棚の振動を抑制することができる。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、補強部材はラックブラケットとサイドフレームとの間に架設されるため、荷物棚の特に車幅方向の振動を効果的に抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、補強部材はラックブラケットとアッパーフレームとの間に架設されるため、荷物棚の特に車高方向の振動を効果的に抑制することができる。
【0012】
請求項5記載の発明によれば、補強部材は天井室内パネルによって区画された連通路の存する位置に設けられるため、連通路が区画された位置において荷物棚の剛性を効果的に高めることができ、車両走行時の荷物棚の振動をより一層効果的に抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、補強部材はエアコンダクトを流れる空気の空気流に沿って開口した開口部を有するため、補強部材の重量を低減し、荷物棚の軽量化を図りつつその剛性を高めることができ、また、エアコンダクトを流れる空気の空気流を妨げることなく荷物棚の振動を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る荷物棚を備えた観光バスの外観斜視図である。
【図2】図1のバスの一部を上方から透視した平面図である。
【図3】図2のA−Aにおいて車両の進行方向を向いて左側の荷物棚を車両の後方からみた断面図である。
【図4】図2のB−Bにおいて車両の進行方向を向いて左側の荷物棚を車両の後方からみた断面図である。
【図5】荷物棚の組み立て段階において図3をC方向からみた斜視図である。
【図6】荷物棚の組み立て段階において図4をC及びD方向からみた斜視図である。
【図7】図6の次の組み立て段階を図4のC及びD方向からみた斜視図である。
【図8】図7の次の組み立て段階を図4のE方向からみた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る荷物棚を備えた車両の一例として、観光バス1の外観斜視図を示している。この観光バス1は、車両のルーフ2上にエアコンユニット4を備え、車両前方の左側側部にドア6を有し、車両前方右側に運転席8を有する。ドア4を開けて図示しないステップを上がった右手側には、車両の略中心を通って後方まで延びた図示しない通路がある。そして、通路を挟んで車幅方向両側に図示しない複数の座席が設けられている。
【0015】
本実施形態に係る荷物棚10は、車室内の車幅方向両側の座席の上方のルーフ2近傍に配置され、車両前後方向に沿って延設されている。従って、乗員は荷物棚10に対する荷物の出し入れを通路に立って行う。
図2は、図1の上方からバス1の一部を透視した平面図である。ルーフ2は車両前後方向に延びるサイドフレーム12と、アッパーフレーム14とを含む複数のフレームで支持されている。サイドフレーム12は車体側部に配置され、窓ガラスが嵌め込まれる窓枠部材としても利用されている。また、アッパーフレーム14は車体頂部に配置され、ルーフ2本体、及びルーフ2上に配置されるエアコンユニット4の荷重を支えている。尚、本実施形態の説明で詳述するのは図2中aで示す領域であり、エアコンユニット4はルーフ2上の2つの領域a間に配置される。
【0016】
図3は、図2のA−Aにおいて車両の進行方向を向いて左側の荷物棚10を車両の後方からみた断面図である。尚、車幅方向右側の荷物棚も左右対称な形で同じ構造を有するため、ここでは進行方向左側の荷物棚10だけを代表して説明する。
荷物棚10は、ラックブラケット16とラックパネル(棚本体)18とから構成されている。ラックブラケット16は、アルミダイキャスト等の金属により形成され、A−A断面でみて略U字形をなしている。また、ラックブラケット16は、その略U字形における開口が車室の通路側に向けられ、サイドフレーム12側の車両側部との間にエアコンユニット4と連通するエアコンダクト20のスペースを確保し、車両前後方向に沿って互いに間隔を開けて複数本車体に取り付けられている。
【0017】
ラックパネル18は、車両前後方向に延び、樹脂等により一体に形成された1枚板構造をなし、複数本のラックブラケット16の下部16aに取り付けられ、車体に固定される。尚、ラックパネル16は車両前後方向に複数に分割されていても良い。
エアコンダクト20は、何れも樹脂製のアッパーパネル22、ローアーパネル24、サイドパネル26によって区画形成される。アッパーパネル22は、サイドフレーム12の上端部からラックブラケット16の上部16bに至るまでルーフ2に沿うように湾曲して車幅方向に延設されている。
【0018】
ローアーパネル24は、サイドフレーム12に取り付けられたカーテンレール28の内側端部からラックパネル18に至るまでを下方から覆うように車幅方向に延設されている。ローアーパネル24には、照明光の照射方向を調整可能な読書灯、読書灯をON/OFFするスイッチ、及びエアコンダクト20に連通する空気吹出口等を有するサービスユニット30が取り付けられている。
【0019】
サイドパネル26は、ローアーパネル24からルーフ2に至るまでラックブラケット16の側部16cに沿うように車高方向に延設されている。ラックブラケット16の上部16b、側部16cはそれぞれルーフ2、サイドパネル26にネジ止めされ、換言するとラックブラケット16はエアコンダクト20の外壁と車両のルーフ2とを利用して取り付けられている。
【0020】
更に、ラックブラケット16の側部16cとサイドフレーム12との間には第1リンフォース(補強部材)32が架設されている。第1リンフォース32は、エアコンダクト20内に設けられ、ラックブラケット16をサイドフレーム12によって支持し、荷物棚10を構成する構造体を補強してその剛性を高めている。
図4は、図2のB−Bにおいて車両の進行方向を向いて左側の荷物棚10を車両の後方からみた断面図である。
【0021】
荷物棚10は、ラックパネル18と、B−B断面でみてラックパネル18とほぼ同範囲に亘って略平板形状をなして形成されるラックブラケット34とから構成されている。ラックブラケット34は上述したA−A断面で見たラックブラケット16の下部16aに相当する下部34aと、側部16cの一部に相当する側部34cしか有しておらず、上部16bと側部16cの大部分とを有さない断面形状をなしており、ラックブラケット34の側部34cからルーフ2に至るまで湾曲させた天井室内パネル36で荷物棚10を形成している。
【0022】
ラックブラケット34は、ラックブラケット16と同様の金属により形成され、サイドフレーム12側の車両側部との間にエアコンダクト20のスペースを確保可能な位置において、図2の領域aの車両前後方向に沿って互いに間隔を開けて複数本車体に取り付けられている。
エアコンユニット4から延設されるダクト39は、アッパーパネル22、ローアーパネル24と共にエアコンダクト20を区画しつつ、ルーフ2に沿って湾曲されることによってエアコンユニット4に連通される連通路38を区画している。ダクト39はルーフ2の開口に向けて連通路38を区画しながら車室の通路側に延設され、ルーフ2に取り付けられていない。このように形成された連通路38を介し、エアコンユニット4で空調された空気が車両前後方向に延びるエアコンダクト20に送風され、各空気吹出口から吹き出される。
【0023】
更に、ラックブラケット34の側部34cとアッパーフレーム14との間には第2リンフォース(補強部材)40が架設されている。第2リンフォース40は、第1リンフォース32と同様に、エアコンダクト20内に設けられ、ラックブラケット34をアッパーフレーム14によって支持し、荷物棚10を構成する構造体を補強してその剛性を高めている。
【0024】
以下、図5乃至図8を参照し、荷物棚10の組み立て方法の説明とあわせて荷物棚10の詳細構造について説明する。
図5は、荷物棚10の組み立て段階において図3をC方向からみた斜視図である。本段階においては、先ず、カーテンレール28の上からサイドフレーム12に第1リンフォース32のサイドフレーム側取付部品42をネジ止めで仮固定する。
【0025】
図6は、荷物棚10の組み立て段階において図4をC及びD方向からみた斜視図である。本段階においては、サイドフレーム12、アッパーフレーム14にそれぞれ予め形成された隙間部44,46には、それぞれ第1リンフォース32のサイドフレーム側取付部品42、第2リンフォース40のアッパーフレーム側取付部品50が埋め込まれ、ネジ止めで仮固定されている。
【0026】
図7は、図6の次の組み立て段階を図4のC及びD方向からみた斜視図である。本段階においては、先ず図7中の右側に示すように、第1リンフォース32をサイドフレーム側取付部品42にネジ止めで仮固定する。図7に示すように、第1リンフォース32は金属製の断面視レール形部材であり、3つの開口部52が軽量化のために開口され、第1リンフォース32のラックブラケット16及び34側の端部には第2リンフォース取付部54が設けられている。
【0027】
次に図7中の左側に示すように、第2リンフォース40の両端をそれぞれアッパーフレーム側取付部品50と、第1リンフォース32の第2リンフォース取付部54とにネジ止めで仮固定し、更に第2リンフォース取付部54には角度規定部品56をネジ止めで固定する。角度規定部品56にはラックブラケット34を装着する際の角度を規定する突出部58が形成されている。突出部58は斜め下方向に上突部58a、横突部58bからなる断面視T字形をなして形成されている。そして、各パネル22,24,26,36及びダクト39を取り付けてエアコンダクト20を区画形成した後に、上記段階で仮止めしたネジを調整することで第1及び第2リンフォース32,40の角度調整を行う。
【0028】
図7に示すように、第2リンフォース40は金属製の平面視台形及び断面視レール形の部材であり、2つの開口部60がエアコンダクト20を流れる空気の空気流に沿って開口されている。アッパーフレーム側取付部品50には平面視台形をなす第2リンフォース40の末広端部40aが取り付けられる。
図8は、図7の次の組み立て段階を図4のE方向からみた斜視図である。角度規定部品56にはラックブラケット34の側部34cがネジ止めで仮固定される。ラックブラケット34の側部34cから下部34aにかけての下面34dには溝62が形成され、溝62には上突部58aが嵌め合わされ、下面34dには横突部58bが当接される。そして、角度規定部品56及びラックブラケット34の位置及び角度を調整することによりラックブラケット34が正規の角度で取り付けられる。更に図3における箇所の第1リンフォース32もラックブラケット16にネジ止めで仮固定し、第1及び第2リンフォース32,40及びラックブラケット34,16の位置及び角度調整が終了すると、仮止めしている各ネジを本締めし、荷物棚10の組立が完了する。
【0029】
以上のように本実施形態では、第1及び第2リンフォース32,40を備えることにより、ラックブラケット16、34がルーフ2本体や各パネル22,24,26,36のみによって支持されるのを防止し、第1及び第2リンフォース32,40によって荷物棚10の剛性を高めることができ、バス走行時の荷物棚10の振動を効果的に抑制することができる。
【0030】
しかも、第1及び第2リンフォース32,40をエアコンダクト20内に設けることにより、第1及び第2リンフォース34,40を設置するためのスペースを要することなく、また、見栄え良く荷物棚10の振動を抑制することができる。
【0031】
具体的には、第1リンフォース32によって荷物棚10の特に車幅方向の振動を効果的に抑制することができ、第2リンフォース40によって荷物棚10の特に車高方向の振動を効果的に抑制することができる。
特に第2リンフォース40は天井室内パネル36によって区画された連通路38の存する位置に設けられることにより、連通路38が区画される位置において荷物棚10の剛性を効果的に高めることができ、バス走行時の荷物棚10の振動をより一層効果的に抑制することができる。
【0032】
第1及び第2リンフォース32,40はエアコンダクト20を流れる空気の空気流に沿って開口した開口部52,60をそれぞれ有することにより、第1及び第2リンフォース32,40の重量を低減し、軽量化を図りつつその剛性を高めることができ、しかも、エアコンダクト20を流れる空気の空気流を妨げることなく荷物棚10の振動を効果的に抑制することができる。
【0033】
以上で本発明の実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、本実施形態の第1及び第2リンフォース32,40の配置に限定されるものではなく、図3の箇所において第2リンフォース40を設けても良いし、図4の箇所において第1及び第2リンフォース32,40の何れか1つだけ設けるようにしても良い。更に、3つ以上のリンフォースを設けるようにしても良い。
【0034】
また、本実施形態の第1及び第2リンフォース32,40の形状には限定されない。
更に、本発明は観光バス1以外の路線バスやバス以外の車両用の荷物棚にも適用可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0035】
1 バス(車両)
2 ルーフ
4 エアコンユニット
10 荷物棚
12 サイドフレーム(フレーム)
14 アッパーフレーム(フレーム)
16 ラックブラケット
18 ラックパネル(棚本体)
20 エアコンダクト
22 アッパーパネル(パネル)
24 ローアーパネル(パネル)
26 サイドパネル(パネル)
32 第1リンフォース(補強部材)
34 ラックブラケット
36 天井室内パネル(パネル)
38 連通路
39 ダクト
40 第2リンフォース(補強部材)
52 開口部
60 開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ルーフ上にエアコンユニットを備えた車両の車両用荷物棚であって、
前記ルーフを支持するフレームと、
前記荷物棚の棚本体を支持するラックブラケットと、
前記ラックブラケットと前記ルーフとの間に取り付けられ、前記エアコンユニットと連通されたエアコンダクトを区画するパネルとを備え、
前記ラックブラケットと前記フレームとの間に架設される補強部材を具備することを特徴とする車両用荷物棚。
【請求項2】
前記補強部材は前記エアコンダクト内に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷物棚。
【請求項3】
前記フレームは車体側部に配されるサイドフレームであり、
前記パネルは前記ラックブラケットから前記サイドフレームに向け車幅方向に延設されるローアーパネルであり、
前記補強部材は前記ラックブラケットと前記サイドフレームとの間に架設されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用荷物棚。
【請求項4】
前記フレームは車体頂部に配されるアッパーフレームであり、
前記パネルは前記ラックブラケットから前記アッパーフレームに向け車高方向に延設される天井室内パネルであり、
前記補強部材は前記ラックブラケットと前記アッパーフレームとの間に架設されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両用荷物棚。
【請求項5】
前記エアコンダクトは前記天井室内パネルによって区画された連通路によって前記エアコンユニットと連通され、
前記補強部材は前記連通路の存する位置に設けられることを特徴とする請求項4に記載の車両用荷物棚。
【請求項6】
前記補強部材は前記エアコンダクトを流れる空気の空気流に沿って開口した開口部を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車両用荷物棚。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−96665(P2012−96665A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−246148(P2010−246148)
【出願日】平成22年11月2日(2010.11.2)
【出願人】(303002158)三菱ふそうトラック・バス株式会社 (1,037)
【Fターム(参考)】