車両用衝撃吸収体
【課題】 凹状リブの接合部に樹脂溜まりが生じることに起因する衝撃吸収性のバラツキをなくし、衝撃吸収性にすぐれた車両用衝撃吸収体を提供する。
【解決手段】 車両用衝撃吸収体1は、車両構成部材に内設することによって内部または外部からの衝撃を吸収するためのものである。車両用衝撃吸収体1は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製である。車両用衝撃吸収体1は、中空部を有する本体3と、この本体3の互いに対向する一方の面4および他方の面5をそれぞれ他方へ向けて窪ませて互いの先端部を接合させた対をなす凹状リブ6,7を有する。凹状リブ6,7の先端部は押圧されて接合した接合部8に、中空部を有する膨出部を形成する。
【解決手段】 車両用衝撃吸収体1は、車両構成部材に内設することによって内部または外部からの衝撃を吸収するためのものである。車両用衝撃吸収体1は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製である。車両用衝撃吸収体1は、中空部を有する本体3と、この本体3の互いに対向する一方の面4および他方の面5をそれぞれ他方へ向けて窪ませて互いの先端部を接合させた対をなす凹状リブ6,7を有する。凹状リブ6,7の先端部は押圧されて接合した接合部8に、中空部を有する膨出部を形成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構成部材、例えばドアあるいはボディーサイドパネルに内設することによって搭乗者が車両構成部材の内壁へ衝突するような内部または他の車両との衝突のような外部からの衝撃を吸収するための車両用衝撃吸収体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用衝撃吸収体として、熱可塑性樹脂をブロー成形して中空二重壁構造で中空部を有し、その表面壁と裏面壁から凹状リブを形成してその互いの先端部を接合して一体化し、衝撃吸収性の向上を企図したものなどは、特開2000−108826号公報、特開2002−187508号公報に記載されている。
【特許文献1】特開2000−108826号公報
【特許文献2】特開2002−187508号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特開2000−108826号公報、特開2002−187508号公報に示す車両用衝撃吸収体はブロー成形され、表面壁と裏面壁から凹状リブを形成してその互いの先端部を溶着して接合部が形成されるが、この接合部は、金型により溶融状態のパリソンを押圧して形成されるため、接合部の外周には溶融状態の樹脂が押し出されて樹脂溜まりが生じてしまう。そして、これによりノッチ部が形成されたり、凹リブの肉厚が不均一となって、衝撃吸収体の衝撃吸収性能が低下し、所要の衝撃収集効果を得ることができない。図10にはその態様が例示されており、a,bは凹状リブ、cは接合部であり、接合部cには外部に膨出する樹脂溜まりdが生じている。
【0004】
そこで、本発明は、パリソンの押圧にともなって凹状リブの接合部に中空部を有する膨出部を形成することにより、パリソンの押圧にともなって生じる樹脂の流れを中空部を有する膨出部の形成によって吸収し、接合部の外周に樹脂が押し出されるのを防止して、凹状リブの接合部に樹脂溜まりが生じることに起因する衝撃吸収性のバラツキをなくし、衝撃吸収性にすぐれた車両用衝撃吸収体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る車両用衝撃吸収体は、車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の互いに対向する一方の面および他方の面をそれぞれ対向方向へ向けて窪ませて互いの先端部を接合させた対をなす凹状リブを形成し、前記対をなす凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
本発明の請求項2に係る車両用衝撃吸収体は、車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の一方の面を対向する他方の面方向へ向けて窪ませて先端部を他方の面に接合させるか、または他方の面を対向する一方の面方向へ向けて窪ませて先端部を当接面に接合させた凹状リブを形成し、前記凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、凹状リブの接合部に中空部を有する膨出部を形成することにより、パリソンの押圧にともなって生じる樹脂の流れを膨出部の形成によって吸収し、接合部の外周に樹脂が押し出されるのを防止して、凹状リブの接合部に樹脂溜まりが生じることに起因する衝撃吸収性のバラツキをなくし、衝撃吸収性にすぐれた車両用衝撃吸収体を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は本発明の一実施の形態に係る車両用衝撃吸収体の斜視図、図2は同上平面図、図3は図2のA−A線拡大断面図、図4は同上一部の拡大断面図、図5は本発明に係る車両用衝撃吸収体を車両のドアパネルに内設した態様を示す断面図、図6は本発明に係る車両用衝撃吸収体を自動車のリヤーピラーに内設した態様を示す断面図、図7は本発明に係る車両用衝撃吸収体を内設したリヤーバンパーの背面図である。図8は本発明に係る車両用衝撃吸収体のブロー成形態様を示す一部の断面図、図9は同上型閉めしブロー成形した態様を示す一部の断面図である。
【0009】
図1ないし図4において、1は車両用衝撃吸収体である。この車両用衝撃吸収体1は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部2を有する本体3の互いに対向する一方の面4および他方の面5の両方をそれぞれ対向方向へ向けて窪ませて形成された対をなす凹状リブ6,7を多数有しており、これら凹状リブ6,7の先端部が互いに当接して接合部8をなしている。そして、接合部8には、膨出部9が一体状に形成されており、この膨出部9には中空部10が形成されている。
【0010】
図1ないし図4に示す車両用衝撃吸収体1は、図8および図9に示すようにブロー成形される。図8および図9において、12,12は一対の分割金型であり、13,13はキャビティ、14,14は凹状リブ形成部である。凹状リブ形成部14,14の一方は膨出部形成部15を有している。16はパリソン、17は押出ヘッドである。
【0011】
図8に示すように、一対の分割金型12,12間にパリソン16を配置し、図9に示すように型閉めをし、パリソン16内に圧力流体を吹き込んでブロー成形すると、凹状リブ形成部14,14の先端面で押圧されて形成される接合部8には、押圧される樹脂が膨出部形成部15に流入して膨出部9が形成される。そして、このように凹状リブ形成部14,14の先端面で押圧されて流動する樹脂が膨出部形成部15に流入することにより、その樹脂が接合部8の外周に逃げるのを防止できるので、接合部8の外周に樹脂溜まりが生ぜず、接合部8に肉厚のバラツキも生じない。そして、膨出部9には中空部10を形成することで、接合部8の肉厚を均一に成形することができ、安定した衝撃吸収性を有する衝撃吸収体を形成することができる。
【0012】
本発明に係る車両用衝撃吸収体1を構成する熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)、アクリルニトリル・スチレン樹脂(AS樹脂)、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン共重合体(AAS樹脂)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPO樹脂)またはこれらのブレンド体などである。
【0013】
本発明に係る車両用衝撃吸収体1は、自動車等のドア、ボディサイドパネル、ルーフパネル、ピラー、バンパーなどに内設される。図5にはドア18のドアトリム19に、図6は自動車のリヤピラー20に、図7はリヤーバンパー21に、それぞれ本発明に係る車両用衝撃吸収体1を内設した例を示している。図6においてAは搭乗者の頭部を示している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用衝撃吸収体の斜視図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】同上一部の拡大断面図である。
【図5】本発明に係る車両用衝撃吸収体を自動車のドアに内設した態様を示す断面図である。
【図6】本発明に係る車両用衝撃吸収体を自動車のリヤピラーに内設した態様を示す断面図である。
【図7】本発明に係る車両用衝撃吸収体を内設したリヤーバンパーの背面図である。
【図8】本発明に係る車両用衝撃吸収体のブロー成形態様を示す一部の断面図である。
【図9】同上型閉めしブロー成形した態様を示す一部の断面図である。
【図10】従来の車両用衝撃吸収体の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
【0015】
1 車両用衝撃吸収体
2 中空部
3 本体
4 一方の面
5 他方の面
6,7 凹状リブ
8 接合部
9 膨出部
10 中空部
12,12 一対の分割金型
13,13 キャビティ
14,14 凹状リブ形成部
15 膨出部形成部
16 パリソン
17 押出ヘッド
18 ドア
19 ドアトリム
20 リヤピラー
21 リヤバンパー
A 頭部
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構成部材、例えばドアあるいはボディーサイドパネルに内設することによって搭乗者が車両構成部材の内壁へ衝突するような内部または他の車両との衝突のような外部からの衝撃を吸収するための車両用衝撃吸収体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の車両用衝撃吸収体として、熱可塑性樹脂をブロー成形して中空二重壁構造で中空部を有し、その表面壁と裏面壁から凹状リブを形成してその互いの先端部を接合して一体化し、衝撃吸収性の向上を企図したものなどは、特開2000−108826号公報、特開2002−187508号公報に記載されている。
【特許文献1】特開2000−108826号公報
【特許文献2】特開2002−187508号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特開2000−108826号公報、特開2002−187508号公報に示す車両用衝撃吸収体はブロー成形され、表面壁と裏面壁から凹状リブを形成してその互いの先端部を溶着して接合部が形成されるが、この接合部は、金型により溶融状態のパリソンを押圧して形成されるため、接合部の外周には溶融状態の樹脂が押し出されて樹脂溜まりが生じてしまう。そして、これによりノッチ部が形成されたり、凹リブの肉厚が不均一となって、衝撃吸収体の衝撃吸収性能が低下し、所要の衝撃収集効果を得ることができない。図10にはその態様が例示されており、a,bは凹状リブ、cは接合部であり、接合部cには外部に膨出する樹脂溜まりdが生じている。
【0004】
そこで、本発明は、パリソンの押圧にともなって凹状リブの接合部に中空部を有する膨出部を形成することにより、パリソンの押圧にともなって生じる樹脂の流れを中空部を有する膨出部の形成によって吸収し、接合部の外周に樹脂が押し出されるのを防止して、凹状リブの接合部に樹脂溜まりが生じることに起因する衝撃吸収性のバラツキをなくし、衝撃吸収性にすぐれた車両用衝撃吸収体を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る車両用衝撃吸収体は、車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の互いに対向する一方の面および他方の面をそれぞれ対向方向へ向けて窪ませて互いの先端部を接合させた対をなす凹状リブを形成し、前記対をなす凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
本発明の請求項2に係る車両用衝撃吸収体は、車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の一方の面を対向する他方の面方向へ向けて窪ませて先端部を他方の面に接合させるか、または他方の面を対向する一方の面方向へ向けて窪ませて先端部を当接面に接合させた凹状リブを形成し、前記凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、凹状リブの接合部に中空部を有する膨出部を形成することにより、パリソンの押圧にともなって生じる樹脂の流れを膨出部の形成によって吸収し、接合部の外周に樹脂が押し出されるのを防止して、凹状リブの接合部に樹脂溜まりが生じることに起因する衝撃吸収性のバラツキをなくし、衝撃吸収性にすぐれた車両用衝撃吸収体を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は本発明の一実施の形態に係る車両用衝撃吸収体の斜視図、図2は同上平面図、図3は図2のA−A線拡大断面図、図4は同上一部の拡大断面図、図5は本発明に係る車両用衝撃吸収体を車両のドアパネルに内設した態様を示す断面図、図6は本発明に係る車両用衝撃吸収体を自動車のリヤーピラーに内設した態様を示す断面図、図7は本発明に係る車両用衝撃吸収体を内設したリヤーバンパーの背面図である。図8は本発明に係る車両用衝撃吸収体のブロー成形態様を示す一部の断面図、図9は同上型閉めしブロー成形した態様を示す一部の断面図である。
【0009】
図1ないし図4において、1は車両用衝撃吸収体である。この車両用衝撃吸収体1は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部2を有する本体3の互いに対向する一方の面4および他方の面5の両方をそれぞれ対向方向へ向けて窪ませて形成された対をなす凹状リブ6,7を多数有しており、これら凹状リブ6,7の先端部が互いに当接して接合部8をなしている。そして、接合部8には、膨出部9が一体状に形成されており、この膨出部9には中空部10が形成されている。
【0010】
図1ないし図4に示す車両用衝撃吸収体1は、図8および図9に示すようにブロー成形される。図8および図9において、12,12は一対の分割金型であり、13,13はキャビティ、14,14は凹状リブ形成部である。凹状リブ形成部14,14の一方は膨出部形成部15を有している。16はパリソン、17は押出ヘッドである。
【0011】
図8に示すように、一対の分割金型12,12間にパリソン16を配置し、図9に示すように型閉めをし、パリソン16内に圧力流体を吹き込んでブロー成形すると、凹状リブ形成部14,14の先端面で押圧されて形成される接合部8には、押圧される樹脂が膨出部形成部15に流入して膨出部9が形成される。そして、このように凹状リブ形成部14,14の先端面で押圧されて流動する樹脂が膨出部形成部15に流入することにより、その樹脂が接合部8の外周に逃げるのを防止できるので、接合部8の外周に樹脂溜まりが生ぜず、接合部8に肉厚のバラツキも生じない。そして、膨出部9には中空部10を形成することで、接合部8の肉厚を均一に成形することができ、安定した衝撃吸収性を有する衝撃吸収体を形成することができる。
【0012】
本発明に係る車両用衝撃吸収体1を構成する熱可塑性樹脂としては、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)、アクリルニトリル・スチレン樹脂(AS樹脂)、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン共重合体(AAS樹脂)、ポリフェニレンエーテル樹脂(PPO樹脂)またはこれらのブレンド体などである。
【0013】
本発明に係る車両用衝撃吸収体1は、自動車等のドア、ボディサイドパネル、ルーフパネル、ピラー、バンパーなどに内設される。図5にはドア18のドアトリム19に、図6は自動車のリヤピラー20に、図7はリヤーバンパー21に、それぞれ本発明に係る車両用衝撃吸収体1を内設した例を示している。図6においてAは搭乗者の頭部を示している。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用衝撃吸収体の斜視図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】同上一部の拡大断面図である。
【図5】本発明に係る車両用衝撃吸収体を自動車のドアに内設した態様を示す断面図である。
【図6】本発明に係る車両用衝撃吸収体を自動車のリヤピラーに内設した態様を示す断面図である。
【図7】本発明に係る車両用衝撃吸収体を内設したリヤーバンパーの背面図である。
【図8】本発明に係る車両用衝撃吸収体のブロー成形態様を示す一部の断面図である。
【図9】同上型閉めしブロー成形した態様を示す一部の断面図である。
【図10】従来の車両用衝撃吸収体の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
【0015】
1 車両用衝撃吸収体
2 中空部
3 本体
4 一方の面
5 他方の面
6,7 凹状リブ
8 接合部
9 膨出部
10 中空部
12,12 一対の分割金型
13,13 キャビティ
14,14 凹状リブ形成部
15 膨出部形成部
16 パリソン
17 押出ヘッド
18 ドア
19 ドアトリム
20 リヤピラー
21 リヤバンパー
A 頭部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、
衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の互いに対向する一方の面および他方の面をそれぞれ対向方向へ向けて窪ませて互いの先端部を接合させた対をなす凹状リブを形成し、
前記対をなす凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成した
ことを特徴とする車両用衝撃吸収体。
【請求項2】
車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、
衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の一方の面を対向する他方の面方向へ向けて窪ませて先端部を他方の面に接合させるか、または他方の面を対向する一方の面方向へ向けて窪ませて先端部を当接面に接合させた凹状リブを形成し、
前記凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成した
ことを特徴とする車両用衝撃吸収体。
【請求項1】
車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、
衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の互いに対向する一方の面および他方の面をそれぞれ対向方向へ向けて窪ませて互いの先端部を接合させた対をなす凹状リブを形成し、
前記対をなす凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成した
ことを特徴とする車両用衝撃吸収体。
【請求項2】
車両構成部材に内設する車両用の衝撃吸収体において、
衝撃吸収体は、ブロー成形によって一体に成形された熱可塑性樹脂製であって中空部を有する本体と、この本体の一方の面を対向する他方の面方向へ向けて窪ませて先端部を他方の面に接合させるか、または他方の面を対向する一方の面方向へ向けて窪ませて先端部を当接面に接合させた凹状リブを形成し、
前記凹状リブの先端部が押圧されて接合した接合部に、中空部を有する膨出部を形成した
ことを特徴とする車両用衝撃吸収体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2009−12765(P2009−12765A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−265788(P2008−265788)
【出願日】平成20年10月14日(2008.10.14)
【分割の表示】特願2002−319162(P2002−319162)の分割
【原出願日】平成14年10月31日(2002.10.31)
【出願人】(000104674)キョーラク株式会社 (292)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年10月14日(2008.10.14)
【分割の表示】特願2002−319162(P2002−319162)の分割
【原出願日】平成14年10月31日(2002.10.31)
【出願人】(000104674)キョーラク株式会社 (292)
【Fターム(参考)】
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