説明

車両用表皮材

【課題】スエード調の柔らかな風合を有し、車両用途に適した摩耗耐久性とホコリ付着防止性を有するスエード調車両用表皮材を提供する。
【解決手段】3枚の筬を有するトリコット編機を用いて編成されたトリコット編地のフロント糸1を起毛した車両用表皮材で、フロント糸1の単糸繊度が0.4〜0.6dtexのマルチフィラメント糸で、且つ該フロント糸1の起毛による完全カット率が25〜45%の範囲のものとする。起毛パイル3の密度は40000〜700000本/吋とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表皮材に関するもので、詳しくは、摩耗耐久性及びホコリ付着防止性の良好なスエード調表皮材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、風合が柔軟で高級感があるということから、車両用表皮材としてスエード調表皮材が用いられている。スエード調表皮材には柔らかな風合を得るために、極細繊維が多く用いられている。しかし、このような極細繊維を用いたスエード調表皮材は、その他の車両用表皮材、例えば、本革、塩化ビニルシート、織物、ベロアなどに比べて、ホコリが付着しやすく、また摩耗耐久性に劣るという問題があった。
【0003】
これらの問題を解決するべく、特許文献1では、スエード調表皮材の繊維質基体に対して、分子量が50,000以上のシリコーン系化合物を付与して表皮表面に平滑性のある強固な油膜を形成することによって、摩耗耐久性に優れたスエード調人工皮革を得る方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献2,3では、人工皮革にカチオン型フッ素樹脂エマルジョンを付着させ防汚被膜を形成させることによって、防汚性を有する人工皮革を得る方法が開示されている。
【0005】
しかし、上述の方法では、表皮材の表面触感がぬめり感のあるものに変わったり、シリコーン系化合物やフッ素樹脂が燃えやすいために、車両用表皮材として用いるに十分な難燃性が得られないという問題があった。
【0006】
また、特許文献4では、織編物の起毛糸において繊維断面の扁平度と、単繊維繊度を規定した長繊維を用いることによって、ホコリや獣毛、人毛が付着しにくい織編物が開示されている。しかし、起毛糸に扁平糸を用いた場合は、繊維断面と側面の色差が目立ちやすいためフィンガーマークを生じやすいという問題があった。
【特許文献1】特開2002−180380号公報
【特許文献2】特開2003−154307号公報
【特許文献3】特開2004−36018号公報
【特許文献4】特開2002−339186号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、スエード調の柔らかな風合を有し、且つ、車両用に適した摩耗耐久性とホコリ付着防止性を有するスエード調車両用表皮材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するためになしたものであり、(1)3枚の筬を有するトリコット編機を用いて編成されたトリコット編地のフロント糸を起毛した車両用表皮材であって、フロント糸の単糸繊度が0.4〜0.6dtexのマルチフィラメント糸で、且つ該フロント糸の起毛による完全カット率が25〜45%の範囲であることを特徴とする車両用表皮材である。
【0009】
また、(2)起毛パイルの密度が40000〜700000本/吋である(1)記載の車両用表皮材である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、3枚の筬を有するトリコット編機を用いて編成されたトリコット編地のフロント糸を起毛して得られるスエード調表皮材であって、該フロント糸が単糸繊度0.4〜0.6dtexのマルチフィラメント糸で、且つ該フロント糸の起毛による完全カット率を25〜45%の範囲としたことにより、摩耗耐久性及びホコリ付着防止性に優れたスエード調車両用内装材を提供できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
【0012】
本発明者らは、車両用途に適した摩耗耐久性とホコリ付着防止性を有するスエード調表皮材について鋭意検討を行った結果、スエード調表皮材の繊維質基材として、3枚の筬を有するトリコット編機を用いて編成されたトリコット編地を使用し、該トリコット編地のフロント糸に使用するマルチフィラメント糸の単糸繊度と、該フロント糸の起毛による完全カット率を特定の範囲、特には前記フロント糸の単糸繊度を0.4〜0.6dtex、前記完全カット率を25〜45%の範囲とすることにより、本発明の目的が達成されることを見出した。
【0013】
本発明の、起毛パイルの密度は40000〜700000本/吋が好ましい。密度が40000本/吋より少ないと触感が悪く、見栄えが悪くなるおそれがある。また密度が700000本/吋より多くなるとホコリが付着しやすくなり、また、パイルが多いためスエード調の触感が得られにくい。
【0014】
本発明のスエード調車両用表皮材は、3枚の筬を有するトリコット編機により製造され、天然スエードに近い外観で、表皮材を構成する基布の編目や畝などが見えない優れたものである。2枚の筬を有するトリコット編機により製造されたトリコット編地を用いた場合は、起毛されたフロント糸がかたまって粒感がでやすく表面品位が悪くなるおそれがある。また、4枚の筬を有するトリコット編機により製造されたトリコット編地を用いた場合は、目付けが大きくなり、コストアップのおそれがある。
【0015】
使用するトリコット編機のゲージについて特に制限はないが、28〜36ゲージの編機を使用することが好ましい。28ゲージ未満の場合、表皮材の密度が粗くなるためスエード調の緻密な表面外観が得られない虞がある。36ゲージを越えた場合、使用する糸が細くなるため車両用途に適した強度が得られない虞がある。
【0016】
また、トリコット編成時の編機上でのコースは、55〜70コース/インチが好ましい。55コース/インチ未満では、立毛の密度が低くスエード調の緻密な外観が得られない虞があり、70コース/インチを超える場合は、得られたスエード調表皮材が硬くなる虞がある。
【0017】
本発明のトリコット編地を構成する繊維としては、特に制限するものではなく、従来公知のポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維、レーヨンなどの再生繊維、綿、麻などの天然繊維が使用でき、混紡、混繊、交撚、交編などにより、2種以上の繊維を混合して使用することも可能である。なかでも車両用途に適した強度、耐光性の観点からポリエステルを用いることが好ましい。
【0018】
トリコット編地の地組織を形成するミドル糸とバック糸は、フィラメント糸の生糸(なまいと)および加工糸を用いることができ、目的に応じて適宜選択可能である。また、ミドル糸とバック糸に用いられる糸の繊度は、56〜167dtexの範囲が好ましい。56dtex未満の場合、車両用途に適した強度が得られない虞がある。また、167dtexより大きい場合、スエード調表皮材の風合が硬くなる虞がある。
【0019】
トリコット編地のフロント糸に用いられる糸は、起毛によりスエード調の立毛を得るため、マルチフィラメント糸であることが必要である。該マルチフィラメント糸の繊度は、56〜220dtexの範囲が好ましい。56dtex未満の場合、立毛の密度が低くなりスエード調の良好な表面外観が得られない虞がある。220dtexより大きい場合、起毛時に針布の抵抗が大きくなり表面外観が粗くなる虞がある。
【0020】
さらに、本発明においては、トリコット編地のフロント糸の単糸繊度が0.4〜0.6dtexの範囲であるマルチフィラメント糸を用いることを必須とする。上記範囲の糸を用いることにより、摩耗耐久性及びホコリ付着防止性が良好で、且つ表面触感が柔軟で天然皮革に近似した外観を得ることができる。フロント糸の単糸繊度が0.4dtex未満である場合、糸(繊維)が細いために車両用途に適した摩耗耐久性が得られない虞がある。0.6dtexより大きい場合には、風合が硬くなりスエード調の柔らかな触感が得られない虞がある。
【0021】
また、トリコット編地の組織は従来技術を参考に適宜決定すればよいが、フロント糸は起毛されるため、フロント糸の組織は2針間以上の振りを有する組織とすることが好ましい。さらには2〜3針間の範囲の振りを有する組織とすることが好ましい。2針間未満の場合、立毛の密度が粗くなるため表面外観が悪くなる虞があり、3針間を超える場合、生産性が悪く、コストアップの虞がある。
【0022】
上記のようにトリコット編地を編成した後、公知の方法で精練、リラックス、染色処理等を施し、起毛加工を行う。必要に応じて、起毛加工の前処理剤として、トリコット編地に、帯電防止剤、平滑剤などをパディング処理により付与したり、ポリウレタン樹脂の含浸処理等を行ってもよい。
【0023】
本発明では、3枚の筬を有するトリコット編機を用いて編成したトリコット編地のフロント糸を起毛加工することによりスエード調の外観と触感を得るが、このとき該フロント糸の起毛加工による完全カット率を25〜45%の範囲とすることを必須とする。より好ましくは、28〜38%である。フロント糸の起毛加工による完全カット率を上記範囲とすることにより、摩耗耐久性及びホコリ付着防止性が良好で、風合のよいスエード調表皮材を得ることができる。完全カット率が25%未満の場合、立毛の密度が粗くスエード調の表面外観が劣る虞があり、また起毛加工により完全にカットされていないフロント糸の部分に付着したホコリが除去されにくくなる虞がある。一方、完全カット率が45%を超える場合、車両用途に適した摩耗耐久性が得られない虞がある。
【0024】
本発明でいう完全カット率とは、フロント糸に用いられているマルチフィラメント糸が起毛加工によって切断された割合を示す値であり、以下の方法にて算出する。
【0025】
図1及び図2のように、起毛前のトリコット編地の幅方向断面(図1)と、起毛後のトリコット編地の幅方向断面(図2)の電子顕微鏡写真をとり、起毛前のトリコット編地のフロント糸1の高さ(A)と、起毛後のトリコット編地の起毛加工によって切断されていないフロント糸1の高さ(B)を測定する。測定された値から完全カット率を下記式にて算出する。図中の2はミドル糸とバック糸による地組織を示し、3はフロント糸の起毛パイルを示す。
完全カット率(%)=(A−B)/A × 100
【0026】
起毛加工に用いられる起毛機としては針布起毛機、エメリー起毛機などが挙げられるが、本発明においてはスエード調の表面外観を得るという観点から、針布起毛機を用いる起毛方法が好ましい。シリンダーの回転する方向に針先が向いているパイルロールと反対に向いているカウンターパイルロールが1本おきに交互に配置されている針布起毛機が好ましく、また起毛は0.4〜0.6dtexの極細繊維を使用していることと、上述するフロント糸の完全カット率の所定の範囲にコントロールするため、弱い起毛条件で数回以上の起毛を繰返すことが好ましい。
【0027】
上述のようにして得られたトリコット編地に、吸湿性、難燃性、防臭性、抗菌性などの機能を付与してさらに付加価値を高めたスエード調表皮材とすることも可能である。その付与方法は適宜選択可能であり、例えば、難燃性を付与する場合には、難燃剤をグラビア処理することにより、表面外観に影響を与えず難燃性を得ることができる。
【0028】
また本発明のスエード調表皮材の仕上がり時の密度は、32〜40ウエル/インチ、55〜70コース/インチが好ましい。32ウエル/インチ或いは55コース/インチより小さい場合は立毛の密度が低く畝感が強くなり見た目の品位が悪くなる虞がある。仕上がり時の密度が40ウエル/インチより大きくなる場合は、フロント糸の起毛される部分の長さが短くなるため起毛性が悪くなる虞がある。また、70コース/インチより大きくなる場合は、目付が大きくなり風合が硬くなる虞がある。
【0029】
このようにして得られたスエード調車両用表皮材は、天然皮革調の表面外観に優れ、且つ車両用途に適した摩耗耐久性とホコリ付着防止性を有するものとなる。
【実施例】
【0030】
<摩耗耐久性>
試験は、図3のように平面摩耗試験機を用いて行う。幅70mm、長さ300mmの大きさでタテ、ヨコ各方向から前記トリコット編地の試験片4をそれぞれ1枚採取し、裏面に幅70mm、長さ300mm、厚み10mmの大きさのウレタンフォ−ム8を添える。この試験片4を広げて押さえ具7にて保持した状態で、該試験片4の表面を、綿布をかぶせた摩擦子6により錘5で荷重9.8Nを掛けて摩擦し摩耗させる。図4は摩擦子6を示し、所定半径の曲面をなす先端部に綿布6aが被せられている。この摩擦子6は、試験片4の表面上の140mmの間(ストローク)を60往復/分の速さで10,000回往復して摩擦し摩耗させる。
評価は、下記のように行った。4級以上を合格とする。
5級 … 状態変化がないもの
4級 … やや摩耗面が目立つもの、パイル切れのあるもの
3級 … パイルが摩耗面に沿って倒れるもの、パイル切れのあるもの
2級 … パイルが集まり絡み合ったもの、パイル抜けがあるが地糸が見えないもの
1級 … パイル抜けがあり、地糸が見えるもの
【0031】
<ホコリ付着防止性>
幅100mm、長さ100mmの大きさで試験片を3枚採取する。0.3gの綿を直径5cm位の球状に整えて試験片の表面にのせ、綿球を試験片で包み込む。綿球を包み込んだ試験片3枚一組をピリングメーター(大栄化学精機製作所製)の筒に入れ蓋をし、1分間回転させる。試験片を取り出し、試験片の端を持ちホコリを振り払う感じで10回振る。試験片に残った5mm以上の大きな綿屑をピンセットで取り除く。得られた試験片について、下記のように評価を行った。4級以上を合格とする。
5級 … ホコリの付着が全く認められない
4級 … ホコリの付着がわずかに認められる
3級 … ホコリの付着が明らかに認められる
2級 … ホコリの付着がやや著しい
1級 … ホコリの付着がかなり著しい
【0032】
<表面外観>
目視にて判断した。
スエード調 … 天然スエードに近い外観で、表皮材の基布の編み目や畝などが見えない状態のもの。
ファブリック調 … 表皮材の基布の編目や畝が見えたり、明らかに人工物とわかる状態のもの。
【0033】
[実施例1]
28ゲージで3枚の筬を有するトリコット編機を使用し、フロント筬にはポリエステル84dtex/144fの双糸(単糸繊度0.57dtex)を、ミドル筬、バック筬にはポリエステル84dtex/36fの糸を使い、組織はフロント筬1−0/3−4、ミドル筬1−0/1−2、バック筬2−3/1−0で、編機上においてコース70コース/インチでトリコット編地を編成した。得られた編地を液流染色機により、分散染料を用いて130℃で30分間染色した。
【0034】
次に、この編地をヒートセッターにより150℃で乾燥し、その後、パイル針布ローラー12本、カウンターパイル針布ローラー12本を有する針布起毛機により、針布ローラートルク2.5Mpa、布速12m/分にて編終わり方向からと編始め方向からの起毛を交互に12回行い、190℃にて1分間仕上げセットを行い、フロント糸の完全カット率35%、仕上がり時の密度38ウエル/インチ、62コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。摩耗耐久性、ホコリ付着防止性等の評価を表1に示す。
【0035】
[実施例2]
起毛回数のみ11回とし、それ以外は全て実施例1と同様に行い、フロント糸の完全カット率28%、仕上がり時の密度37ウエル/インチ、61コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。評価を表1に示す。
【0036】
[実施例3]
フロント筬に用いる糸をポリエステル65dtex/144fの双糸(単糸繊度0.45dtex)、起毛回数を13回とした以外は全て実施例1と同様に行い、フロント糸の完全カット率42%、仕上がり時の密度38ウエル/インチ、63コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。評価を表1に示す。
【0037】
[比較例1]
起毛回数のみ10回とし、それ以外は全て実施例1と同様に行い、フロント糸の完全カット率20%、仕上がり時の密度34ウエル/インチ、66コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。完全カット率が低いため基布の畝が見える状態であった。評価を表1に示す。
【0038】
[比較例2]
起毛回数のみ14回とし、それ以外は全て実施例1と同様に行い、フロント糸の完全カット率50%、仕上がり時の密度41ウエル/インチ、60コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。フロント糸の完全カット率が大きいので摩耗耐久性が悪かった。評価を表1に示す。
【0039】
[比較例3]
28ゲージ3枚筬トリコット編機を使用し、フロント筬にはポリエステル56dtex/72f(単糸繊度0.77dtex)の3本引き揃えた糸を使用し、それ以外は全て実施例1と同様に行い、フロント糸の完全カット率32%、仕上がり時の密度38ウエル/インチ、62コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。パイル糸が太く天然獣毛には見えなかった。評価を表1に示す。
【0040】
[比較例4]
28ゲージ3枚筬トリコット編機を使用し、フロント筬にはポリエステル75dtex/288f(単糸繊度0.26dtex)を使用し、それ以外は全て実施例1と同様に行い、フロント糸の完全カット率36%、仕上がり時の密度38ウエル/インチ、62コース/インチのスエード調車両用表皮材を得た。フロント糸の単糸繊度が小さいので摩耗耐久性が悪かった。評価を表1に示す。
【表1】

【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】起毛前のトリコット編地断面の略示拡大図。
【図2】起毛後のトリコット編地断面の略示拡大図。
【図3】平面摩耗機の説明図。
【図4】平面摩耗機の摩擦子の拡大図。
【符号の説明】
【0042】
1 ・・・ フロント糸
2 ・・・ トリコット編地の地組織
3 ・・・ 起毛パイル
4 ・・・ 試験片
5 ・・・ 錘
6 ・・・ 摩擦子
6a・・・ 綿布
7 ・・・ 押さえ具
8 ・・・ ウレタンフォーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
3枚の筬を有するトリコット編機を用いて編成されたトリコット編地のフロント糸を起毛した車両用表皮材であって、
フロント糸の単糸繊度が0.4〜0.6dtexのマルチフィラメント糸で、且つ該フロント糸の起毛による完全カット率が25〜45%の範囲であることを特徴とする車両用表皮材。
【請求項2】
起毛パイルの密度が40000〜700000本/吋である請求項1記載の車両用表皮材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−2370(P2007−2370A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−185639(P2005−185639)
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【出願人】(000107907)セーレン株式会社 (462)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】