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車両用表示装置
説明

車両用表示装置

【課題】ウォーニング部などの車両の情報を表示する部分においても装飾性豊かな表現が可能となる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】ウォーニング部が、ウォーニング意匠が設けられている第1ウォーニングレンズ3a、ウォーニング意匠を発光表示させる光源とは異なる第2光源7bからの光を導光するウォーニングプリズム3c、ウォーニング部の表面となる第2ウォーニングレンズ3dを順次重ねて構成し、ウォーニングプリズム3cの第1ウォーニングレンズ3aと向かい合う側に、ウォーニング意匠の周囲を囲むように切り込み3c2を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される計器等に用いられる車両用表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両に搭載される計器は、ステッパモータ等の内機を用いて指針を駆動し、文字板に印刷された目盛を指示させ、その周囲に印刷された数字を視認することにより、速度等の車両情報を運転手に与えている(例えば特許文献1、2を参照)。
【0003】
従来の計器としての自動車用メータを図4および図5を参照して説明する。自動車用メータ101は、速度計102と、ウォーニング部103と、見返し104と、表ガラス105と、ケース106と、配線板107と、を備えている。
【0004】
速度計102は、目盛、数字等が印刷された文字板102aと、文字板102aの正面に配置され図示しない内機により駆動される指針102bと、文字板102aの下部に配置され、液晶ディスプレイで構成されたODO/TRIPメータ102cと、を備えている。
【0005】
ウォーニング部103は、表示板103aを備え、表示板103aにはウォーニング103bが形成されている。表示板103aは、図5に示したように、その表面のうちウォーニング103b以外の部分が遮光印刷されており、ウォーニング103bは、ウォーニングの記号等が印刷された意匠部103b1と、後述する光源107aからの光が透過する出光部103b2と、から構成されている。
【0006】
見返し104は、速度計102とウォーニング部103以外の表示不要部分を覆う。表ガラス105は、速度計102、ウォーニング部103、見返し104などの正面を覆う。
【0007】
ケース106は、速度計102、ウォーニング部103、見返し104および配線板107などを収容する。また、ケース106は、ウォーニング103bに対応する部分が、後述する光源107aからの光を表示板103aに向かって出射できるようにするために孔が設けられている。また、この孔は、配線板107が位置付けられる部分よりも表示板103aが位置付けられる部分が大きくなるように、つまり、図5に示すように配線板107から表示板103aに向かって斜面を形成し、この斜面部分は、光源107aからの光を反射する反射面106aとなっている。
【0008】
配線板107は、自動車用メータ101を動作させるための電子回路を構成する電子部品等が搭載されている。また、配線板107は、ウォーニング103bを発光させるための光源107aが設けられている。
【0009】
図4および図5に示された自動車用メータ101のウォーニング部103は、図示しない各種センサ等によりウォーニングを発するべき状況が検出された場合は、当該ウォーニング103bに対応する光源107aが発光することで、ウォーニング103bが発光表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2007−17165号公報
【特許文献2】特開2006−317154号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上述した自動車用メータ101は、速度計102に関しては、特許文献1、2に示したように照明演出や文字板の立体化等により装飾が施されることが多いが、ウォーニング部103などの意匠等を点灯表示させて情報を表示する部分については、装飾のバリエーションが少なく乏しいものとなっていた。
【0012】
そこで、本発明は、ウォーニング部などの車両の情報を表示する部分においても装飾性豊かな表現が可能となる車両用表示装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、車両の情報を表示する表示部が設けられている表示手段と、前記表示部を発光表示させる第1の光源と、を備えた車両用表示装置において、前記表示部に装飾を施すための第2の光源と、前記表示手段の前面に配置されるとともに前記第2の光源の光を前記表示部まで導く導光手段と、を備え、前記導光手段には、前記表示部に対応する部分の周囲の少なくとも一部に溝部が形成されていることを特徴とする車両用表示装置である。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記表示部が前記車両におけるウォーニングを示す意匠であって、前記導光手段には、前記ウォーニングを示す意匠に相当する部分の周囲の少なくとも一部に前記溝部が形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記溝部が、前記表示手段と向かい合う側に形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、装飾用の第2の光源を導光する導光手段には、表示部に対応する部分の周囲の少なくとも一部に溝部が形成されているので、第2の光源からの光を溝部で反射して、第1の光源で発光している表示部の周囲が発光しているように視認でき、表示部の表示を害することなく、装飾性豊かな表現が可能となる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、車両のウォーニングを示す意匠であるので、ウォーニングの表示部分の周囲が第2の光源によって発光しているように視認でき、車両のウォーニングを示す意匠の表示を害することなく、装飾性豊かな表現が可能となる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、溝部が、表示手段と向かい合う側に形成されているので、溝部で反射された光が車両用表示装置の表面側に向かって反射することができ、第2の光源による発光がより明るく視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の一実施形態にかかる車両用表示装置としての自動車用メータの正面図である。
【図2】図1に示された自動車用メータの断面図である。
【図3】図1に示された自動車用メータの断面斜視図である。
【図4】従来の自動車用メータの正面図である。
【図5】図4に示された自動車用メータのウォーニング部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明の一実施形態を図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる車両用表示装置としての自動車用メータ1の正面図である。図2は、図1に示された自動車用メータ1の断面図である。図3は、図1に示された自動車用メータ1の断面斜視図である。
【0021】
本発明の一実施形態にかかる自動車用メータ1は図1ないし図3に示したように、速度計2と、ウォーニング部3と、見返し4と、表ガラス5と、ケース6と、配線板7と、裏カバー8と、を備えている。
【0022】
速度計2は、目盛、数字等が印刷された文字板2aと、文字板2aの正面に配置され図示しない内機により駆動される指針2bと、文字板2aの下部に配置され、液晶ディスプレイで構成されたODO/TRIPメータ2cと、を備えている。
【0023】
ウォーニング部3は、図2や図3に示すように第1ウォーニングレンズ3aと、ウォーニングプリズム3cと、第2ウォーニングレンズ3dと、を備えている。表示手段としての第1ウォーニングレンズ3aは、自動車におけるウォーニングを示す意匠であるウォーニング意匠3bが、例えば地色に対する抜き印刷などで形成されている。つまり、ウォーニング意匠が特許請求の範囲の表示部に相当する。
【0024】
導光手段としてのウォーニングプリズム3cは、第1ウォーニングレンズ3aの前面に設けられ(配置され)、クリア(透明)な材質で形成されて、後述する第2光源7bから光を導光する。ウォーニングプリズム3cは、その端部に第2光源7bからの光が入射する入射部3c1が設けられている。また、ウォーニングプリズム3cは、第1ウォーニングレンズ3aと向かい合う面にV字状の切り込み(溝部)3c2が形成されている。さらに、ウォーニングプリズムに3cには、第2光源7bからの光にムラ等が起こらないようにする調光用の孔3c3が設けられている。なお、調光用の孔3c3は、必ずしも設けなくてもよい。
【0025】
第2ウォーニングレンズ3dは、ウォーニングプリズム3cの前面に設けられている。第2ウォーニングレンズ3dは、図3に示したように、少なくとも第1ウォーニングレンズ3aのウォーニング意匠3bが設けられている部分に対応する部分3d1はクリア(透明)に形成されている。また、ウォーニング表示領域以外はケース6や第2光源7bなどを隠すための遮光印刷による覆い部3d2となっている。
【0026】
見返し4は、速度計2とウォーニング部3以外の表示不要部分を覆う。表ガラス5は、速度計2、ウォーニング部3、見返し4などの正面を覆う。
【0027】
ケース6は、速度計2、ウォーニング部3、見返し4および配線板7などを収容する。また、ケース6は、図2や図3に示したように、ウォーニング意匠3bに対応する部分に、後述する第1光源7aを通して、第1光源7aからの光が第1ウォーニングレンズ3aに向かって出射するウォーニング室6aが設けられている。即ち、表示すべきウォーニングに対応する第1光源7aが発光すると、その光はウォーニング室6aに入射して、対応するウォーニング意匠3bのみが発光表示される。
【0028】
配線板7は、自動車用メータ1を動作させるための電子回路等を構成する電子部品等が搭載され、各電子部品等が配線で接続されている。また、配線板7は、ウォーニング意匠3bを発光表示させるための第1光源7aが各ウォーニング意匠3bに対応して設けられている。第1光源7aの発光色は表示すべきウォーニングの発光色に合わせて設定すればよい。また、配線板7には、ウォーニングプリズム3cの入射部3c1に対応する位置に第2光源7bが設けられている。第2光源7bは、ウォーニングプリズム3cの入射部3c1へ光を出射する。第2光源7bは、例えば白色の光源とするが、別の色でも構わない。
【0029】
裏カバー8は、配線板7の裏側、即ち、第1光源7a、第2光源7bの設けられていない側から配線板7等を覆うカバーである。
【0030】
上述した構成の自動車用メータ1のウォーニング部3における発光動作を説明する。図示しない各種センサ等によりウォーニングを発するべき状況が検出された場合は、当該ウォーニング意匠3bに対応する第1光源7aが発光することで、ウォーニング意匠3bが発光表示される。この際、ウォーニングプリズム3cと、第2ウォーニングレンズ3dはクリアに形成されているので、ウォーニング意匠3bの表示を妨げない。
【0031】
一方、第2光源7bから出射した光は、入射部3c1からウォーニングプリズム3cに入射する。ウォーニングプリズム3cに入射した光はウォーニングプリズム3c内に導光される。導光された光のうち、切り込み3c2に衝突した光はウォーニング部3の表面に向かって反射される。切り込み3c2は、図1に示したように、ウォーニング意匠3bの周囲に設けられているので、ウォーニング意匠3bの周りに第2光源の発光色である白色の光が環状に光るように視認される。つまり、第2光源7bは、ウォーニング意匠3bに装飾を施すために設けられている。
【0032】
本実施形態によれば、ウォーニング部3が、ウォーニング意匠3bが設けられている第1ウォーニングレンズ3a、ウォーニング意匠3bを発光表示させる光源とは異なる第2光源7bからの光を導光するウォーニングプリズム3c、ウォーニング部3の表面となる第2ウォーニングレンズ3dを順次重ねて構成し、ウォーニングプリズム3cの第1ウォーニングレンズ3aと向かい合う側に、ウォーニング意匠3bの周囲を囲むように切り込み3c2を設けているので、ウォーニング意匠3bの発光とは別に、ウォーニング意匠3bの周囲に発光が行われる。ウォーニングプリズム3cや第2ウォーニングレンズ3dはクリアであるために、ウォーニング意匠3bを害することなくウォーニング部3の装飾が実現できる。
【0033】
なお、第2光源7bは1つに限らず、複数設けてもよい。また、ウォーニングプリズム3cを複数に分割し、それぞれに第2光源7bを設けるようにしてもよい。
【0034】
また、1つの環状の発光が1つのウォーニング意匠3bの周囲に行われるように切り込み3c2を設けるに限らず、図1に示したように、1つの環状の発光が複数のウォーニング意匠3bの周囲に行われるように切り込み3c2を設けてもよい。また、囲む形状も円状に限らず、四角形などの多角形や他の形状でもよい。また、完全にウォーニング意匠3bを囲まない形状でもよく、要するに、少なくともウォーニング意匠の周囲の一部が発光するように切り込み3c2(溝部)を設ければよい。
【0035】
また、切り込み3c2は、V字状に限らずU字状などウォーニング部3表面、つまり、運転者などと対面する側に向かって光を反射できる形状であればよい。
【0036】
なお、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 自動車用メータ(車両用表示装置)
3 ウォーニング部
3a 第1ウォーニングレンズ(表示手段)
3b ウォーニング意匠(表示部)
3c ウォーニングプリズム(導光手段)
3c2 切り込み(溝部)
3d 第2ウォーニングレンズ
7a 第1光源(第1の光源)
7b 第2光源(第2の光源)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の情報を表示する表示部が設けられている表示手段と、前記表示部を発光表示させる第1の光源と、を備えた車両用表示装置において、
前記表示部に装飾を施すための第2の光源と、
前記表示手段の前面に配置されるとともに前記第2の光源の光を前記表示部まで導く導光手段と、を備え、
前記導光手段には、前記表示部に対応する部分の周囲の少なくとも一部に溝部が形成されている
ことを特徴とする車両用表示装置。
【請求項2】
前記表示部が前記車両におけるウォーニングを示す意匠であって、
前記導光手段には、前記ウォーニングを示す意匠に対応する部分の周囲の少なくとも一部に前記溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記溝部が、前記表示手段と向かい合う側に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−96843(P2013−96843A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−239965(P2011−239965)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】