説明

車両用補助電源装置

【課題】車両の減速時の途中で発電機が出力する回生電力が減少しても、車載電気負荷が動作不良を起こさず、バッテリの充電状態が低下しない車両用補助電源装置の提供。
【解決手段】エンジン2に連動する発電機1及びバッテリBに接続され、負荷3に供給する為の電力を蓄電する蓄電器Cと、発電機1及びバッテリBの出力電圧を検出する手段11と、発電機1及びバッテリBの出力電圧を変換して蓄電器Cに抵抗Rを通じて充電する変換器5と、蓄電器Cの端子電圧を検出する手段12とを備える車両用補助電源装置10。変換器5は、検出された発電機1及びバッテリBの出力電圧V1を、検出された蓄電器Cの端子電圧V2に所定の電圧V3を加算した電圧値に変換し、蓄電器Cに充電するように構成してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに連動する発電機及びバッテリに接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する蓄電器を備え、発電機及びバッテリの出力電圧を変換して蓄電器に充電する車両用補助電源装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気機関車及び電車では、制動時に車輪の回転により主電動機で発電し、発電した電力を架線に戻す回生ブレーキが以前から実用化され、発電した電力は回生電力と呼称されている。電気自動車及びハイブリッドカーでも、制動時に車輪の回転によりモータで回生電力を発電させ、車両に搭載した蓄電池を充電する回生ブレーキが実用化されている。
また、近年は、電気自動車及びハイブリッドカー以外の一般的なエンジン駆動自動車においても、オルタネータ(交流発電機、車載発電機)を特に減速時に高負荷で稼働させて回生電力を得ることで、加速時及び巡航時の稼働負荷を軽減し、燃費を向上させる車両用電源装置が有る。
【0003】
特許文献1には、車両の減速時においては、主蓄電手段である鉛バッテリ電圧が一定値以上である場合、車両用発電機にて発電された回生電力を、予備蓄電手段である電気二重層キャパシタに充電し、電気二重層キャパシタの耐電圧レベルまでDCDCコンバータを制御して定電流充電を行う車両用電力制御装置が開示されている。車両の減速時以外においては、電気二重層キャパシタに蓄えた回生電力を、車両電気負荷に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3465293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したような車両用電源装置及び車両用電力制御装置では、車両の減速の途中で、ブレーキが緩められるなどで、発電機が出力する電力が減少したときに、キャパシタへの定電流充電と車載電気負荷の駆動とが同時に行われると、電力不足により電源ラインの電圧が低下し、車載電気負荷が動作不良を起こす虞があるという問題がある。また、鉛バッテリからキャパシタへ電流が流れ、鉛バッテリの充電状態が低下する虞があり、これを防ぐ為に定電流充電の電流値を低めに設定すると、回生エネルギーを充分に回収できなくなるという問題がある。
【0006】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、車両の減速時の途中で発電機が出力する回生電力が減少しても、車載電気負荷が動作不良を起こさず、バッテリの充電状態が低下しない車両用補助電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明に係る車両用補助電源装置は、エンジンに連動する発電機及びバッテリに接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する蓄電器と、前記発電機及びバッテリの出力電圧を検出する手段と、前記出力電圧を変換して前記蓄電器に抵抗を通じて充電する変換器と、前記蓄電器の端子電圧を検出する手段とを備える車両用補助電源装置において、前記変換器は、検出された前記出力電圧V1を、検出された前記端子電圧V2に所定の電圧V3を加算した電圧値に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してあることを特徴とする。
【0008】
この車両用補助電源装置では、エンジンに連動する発電機及びバッテリに接続された蓄電器が、負荷に供給する為の電力を蓄電する。それぞれの検出する手段が、発電機及びバッテリの出力電圧を検出し、蓄電器の端子電圧を検出する。変換器が、出力電圧を変換して蓄電器に抵抗を通じて充電する。変換器は、検出された出力電圧V1を、検出された端子電圧V2に所定の電圧V3を加算した電圧値に変換し、蓄電器に充電する。
【0009】
第2発明に係る車両用補助電源装置は、前記出力電圧V1が所定の電圧V4以下であるか否かを判定する判定手段を更に備え、該判定手段が電圧V4以下であると判定したときに、前記変換器は、前記端子電圧V2に所定の電圧V5(<V3)を加算した電圧値に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してあることを特徴とする。
【0010】
この車両用補助電源装置では、判定手段が、出力電圧V1が所定の電圧V4以下であるか否かを判定し、電圧V4以下であると判定したときに、変換器が、端子電圧V2に所定の電圧V5を加算した電圧値に変換し、蓄電器に充電する。
【0011】
第3発明に係る車両用補助電源装置は、前記端子電圧V2に電圧V3又はV5を加算した電圧値が、前記蓄電器の目標充電電圧V6(>V4)を超えているか否かを判定する手段を更に備え、該手段が電圧V6を超えていると判定したときに、前記変換器は、電圧V6に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してあることを特徴とする。
【0012】
この車両用補助電源装置では、判定する手段が、端子電圧V2に電圧V3又はV5を加算した電圧値が、蓄電器の目標充電電圧V6を超えているか否かを判定し、電圧V6を超えていると判定したときに、変換器が、電圧V6に変換し、蓄電器に充電する。
【0013】
第4発明に係る車両用補助電源装置は、前記端子電圧V2が、所定の電圧V7(<V4)−V3以上であるか否かを判定する手段を更に備え、該手段が電圧V7−V3以上でないと判定したときは、前記変換器は、電圧V7に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してあることを特徴とする。
【0014】
この車両用補助電源装置では、判定する手段が、端子電圧V2が、所定の電圧V7−V3以上であるか否かを判定し、電圧V7−V3以上でないと判定したときは、変換器が、電圧V7に変換し、蓄電器に充電する。
【0015】
第5発明に係る車両用補助電源装置は、前記判定手段が、前記出力電圧V1は電圧V4以下であると判定したときに、該出力電圧V1に基づき前記電圧V5を定める手段を更に備え、前記変換器は、該手段が定めた電圧V5を前記端子電圧V2に加算した電圧値に変換するように構成してあることを特徴とする。
【0016】
この車両用補助電源装置では、判定手段が、出力電圧V1は電圧V4以下であると判定したときに、定める手段が出力電圧V1に基づき電圧V5を定める。変換器は、その定めた電圧V5を端子電圧V2に加算した電圧値に変換する。これにより、発電機の出力電力及び負荷の消費電力の状況に応じて、蓄電器への受電量を細かく調節できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る車両用補助電源装置によれば、車両の減速時の途中で発電機が出力する回生電力が減少しても、車載電気負荷が動作不良を起こさず、バッテリの充電状態を低下させることなく、蓄電器に充電できる車両用補助電源装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る車両用補助電源装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す車両用補助電源装置の動作の例を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す車両用補助電源装置の動作の例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用補助電源装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
この車両用補助電源装置10は、スイッチSW、充電用DC/DCコンバータ5、抵抗R、蓄電器C、放電用DC/DCコンバータ4及び制御部6を備えている。
車両のエンジン2に連動して、オルタネータ(発電機、交流発電機)1が発電し整流した電力が、電源ライン9を通じて、バッテリB、車両用補助電源装置10及び負荷群3へ与えられる。
【0020】
充電制御部8は、図示しない車速センサからの車速信号及びブレーキ信号に基づき車両の走行状態を判定し、判定した走行状態に応じて、オルタネータ1の界磁電流を制御して、オルタネータ1の出力電圧を制御する。
充電制御部8は、ブレーキが操作されてタイヤ7が制動される際に、オルタネータ1の界磁電流を増加させて、又はタイヤ7が制動される際のみに、オルタネータ1に大きな界磁電流を通流させて、オルタネータ1に回生電力を発電させる。
【0021】
車両用補助電源装置10は、制御部6が、充電制御部8から回生電力を発電させる回生制御中であることを示す回生制御信号を与えられると、電源ライン9及び充電用DC/DCコンバータ5間をオン/オフにするスイッチSWをオンにし、充電用DC/DCコンバータ5をオンにする。
充電用DC/DCコンバータ(変換器)5が電源ライン9の電力を電圧変換して出力した電力は、抵抗Rを通じて蓄電器Cに充電される。蓄電器Cは、例えば、複数の電気二重層キャパシタを直列に接続して構成されている。
【0022】
蓄電器Cが放電した電力は、放電用DC/DCコンバータ4により電圧変換されて電源ライン9に与えられる。
制御部6は、オルタネータ1及びバッテリBが出力する電源ライン9の電圧値を検出する電圧検出手段11と、蓄電器Cの端子電圧値を検出する電圧検出手段12とを内蔵している。
制御部6は、電圧検出手段11が検出した電源ライン9の電圧Vg(V1)、及び電圧検出手段12が検出した端子電圧Vc(V2)に基づき、充電用DC/DCコンバータ5及び放電用DC/DCコンバータ4の各出力電圧を制御する。
【0023】
制御部6は、端子電圧Vcに所定電圧a(V3)を加算した電圧値を、充電用DC/DCコンバータ5に出力させる。
例えば、蓄電器Cの内部抵抗が6mΩ、抵抗Rが1mΩで100Aの一定電流により蓄電器Cを充電する場合、a=0.001×100=0.1(V)で求められる。
バッテリBの出力電圧の下限値は、バッテリBが満充電であるときの開放電圧を少し上回る程度(例えば13V)とする。
オルタネータ1は、通常、発電する際は、内蔵するレギュレータにより一定の発電電圧(例えば14.5V)に保持されるように制御されている。
蓄電器Cの耐電圧は14Vとする。
【0024】
尚、スイッチSWは、充電用DC/DCコンバータ5に内蔵されていても良い。また、充電用DC/DCコンバータ5及び放電用DC/DCコンバータ4は、別体である必要はなく、双方向タイプのDC/DCコンバータで置き換えても良い。更に、放電用DC/DCコンバータ4を削除して、蓄電器Cに専用負荷を直接接続しても良い。また、蓄電器C及び放電用DC/DCコンバータ4間の配線の途中から分岐させて専用負荷を接続しても良い。
【0025】
以下に、このような構成の車両用補助電源装置10の動作の例を、それを示す図2のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部6は、先ず、オルタネータ1に回生電力を発電させる回生制御中であることを示す回生制御信号を、充電制御部8から与えられているか否かを判定する(S1)。制御部6は、回生制御信号を与えられていれば(S1)、図3Aに示すように、スイッチSWをオンにし(S3)、充電用DC/DCコンバータ5をオンにして、図3Eに示すように、電源ライン9からの電力を例えば5V(V7)に変換させて出力させる(S5)。
【0026】
蓄電器Cへの充電開始時から、前述したように、端子電圧Vcに所定電圧aを加算した電圧値を、充電用DC/DCコンバータ5に出力させると、端子電圧Vcが低いときは、電圧変換効率が低下するので、充電用DC/DCコンバータ5の出力電圧の下限値を5Vにしている。
制御部6は、回生制御信号を与えられていなければ(S1)、スイッチSWをオフにして(S2)、回生制御信号を与えられているか否かを再度判定する(S1)。
【0027】
制御部6は、次に、電圧検出手段12で検出した蓄電器Cの図3Dに示す端子電圧(キャパシタ電圧)Vc(V2)を読込み(S7)、読込んだ端子電圧Vcが(5−a)V以上であるか否かを判定する(S9)。制御部6は、端子電圧Vcが(5−a)V以上でなければ(S9)、充電制御部8から回生制御信号を与えられているか否かを判定する(S1)。
制御部6は、端子電圧Vcが(5−a)V以上であれば(S9)、充電用DC/DCコンバータ5が変換して出力する電圧値をVc+aに設定する(S11)。充電用DC/DCコンバータ5は、これにより、図3Eに示すように、電源ライン9からの電力を(Vc+a)Vに変換して出力し、図3Fに示すように、蓄電器(キャパシタ)Cへの充電電流を一定(上限定常電流)にする。
【0028】
制御部6は、次に、電圧検出手段11で検出した電源ライン9の電圧値(オルタネータ1の出力電圧値)Vg(V1)を読込み(S13)、電圧検出手段12で検出した蓄電器Cの端子電圧Vcを読込む(S15)。
制御部6は、次に、読込んだ電源ライン9の電圧値Vg(S13)が、例えば13.1V(V4)以下であるか否かを判定し(S17)、13.1V以下でなければ、読込んだ端子電圧Vc(S15)による充電用DC/DCコンバータ5の出力電圧(Vc+a)が、例えば14V(V6)を超えているか否かを判定する(S19)。
【0029】
制御部6は、充電用DC/DCコンバータ5の出力電圧(Vc+a)が、14Vを超えていなければ(S19)、回生制御信号を充電制御部8から与えられているか否かを判定する(S23)。制御部6は、回生制御信号を充電制御部8から与えられていれば(S23)、充電用DC/DCコンバータ5が変換して出力する電圧値をVc+aに設定する(S11)。充電用DC/DCコンバータ5は、これにより、図3Eに示すように、電源ライン9からの電力を(Vc+a)Vに変換して出力する。
【0030】
制御部6は、読込んだ電源ライン9の電圧値Vg(S13)が、13.1V以下であれば(S17)、充電用DC/DCコンバータ5が変換して出力する電圧値をVc+a′(a′(V5)<a)に設定する(S25)。これにより、充電用DC/DCコンバータ5は、図3Eに示すように、電源ライン9からの電力を(Vc+a′)Vに変換して出力する。
【0031】
例えば、図3Aに示すように、減速の途中でブレーキが緩められ、回生電力の電圧が低下し、電源ライン9の電圧値Vgが下限値(ここでは、例えば13V)を下回りそうになった場合、制御部6は、図3Eに示すように、充電用DC/DCコンバータ5の出力電圧を低下させる。これにより、図3Fに示すように、充電用DC/DCコンバータ5の出力電流(蓄電器Cの充電電流)は削減され、図3Bに示すように、電源ライン9の下限値を13V以上に維持できる。
【0032】
尚、制御部6は、例えば2種類の電圧値a′(例えば、0.05V,0.01V)を記憶しておき、電圧値Vg(S13)が、13.1V以下である場合(S17)、電圧値Vgが13.1V〜13.05Vであれば、a′=0.05Vに定め、電圧値Vgが13.05V未満であれば、a′=0.01Vに定めるようにすることも可能である。これにより、電源ライン9の電圧値Vgが下限値13Vに近付く程、蓄電器Cへの充電量を削減でき、電源ライン9の下限値を13V以上に維持することが容易になる。
【0033】
制御部6は、次に、回生制御信号を充電制御部8から与えられているか否かを判定し(S27)、回生制御信号を充電制御部8から与えられていれば、電圧検出手段11で検出した電源ライン9の電圧値Vgを読込む(S13)。
制御部6は、充電用DC/DCコンバータ5の出力電圧(Vc+a)が、14Vを超えていれば(S19)、充電用DC/DCコンバータ5が変換して出力する電圧値を14Vに設定する(S21)。これにより、充電用DC/DCコンバータ5は、図3Eに示すように、電源ライン9からの電力を14Vに変換して出力する。これにより、充電用DC/DCコンバータ5の出力電圧値を、図3Dに示すように、蓄電器Cの耐電圧14Vを超えないように保持することができる。
【0034】
制御部6は、次に、回生制御信号を充電制御部8から与えられているか否かを判定する(S27)。
制御部6は、回生制御信号を充電制御部8から与えられていなければ(S23,S27)、スイッチSWをオフにして(S2)、回生制御信号を与えられているか否かを再度判定する(S1)。
【符号の説明】
【0035】
1 オルタネータ(発電機、交流発電機)
2 エンジン
3 負荷群
4 放電用DC/DCコンバータ
5 充電用DC/DCコンバータ(変換器)
6 制御部(定める手段)
7 タイヤ
8 充電制御部
9 電源ライン
10 車両用補助電源装置
11,12 電圧検出手段
B バッテリ
C 蓄電器
R 抵抗
SW スイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンに連動する発電機及びバッテリに接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する蓄電器と、前記発電機及びバッテリの出力電圧を検出する手段と、前記出力電圧を変換して前記蓄電器に抵抗を通じて充電する変換器と、前記蓄電器の端子電圧を検出する手段とを備える車両用補助電源装置において、
前記変換器は、検出された前記出力電圧V1を、検出された前記端子電圧V2に所定の電圧V3を加算した電圧値に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してあることを特徴とする車両用補助電源装置。
【請求項2】
前記出力電圧V1が所定の電圧V4以下であるか否かを判定する判定手段を更に備え、該判定手段が電圧V4以下であると判定したときに、前記変換器は、前記端子電圧V2に所定の電圧V5(<V3)を加算した電圧値に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してある請求項1記載の車両用補助電源装置。
【請求項3】
前記端子電圧V2に電圧V3又はV5を加算した電圧値が、前記蓄電器の目標充電電圧V6(>V4)を超えているか否かを判定する手段を更に備え、該手段が電圧V6を超えていると判定したときに、前記変換器は、電圧V6に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してある請求項1又は2記載の車両用補助電源装置。
【請求項4】
前記端子電圧V2が、所定の電圧V7(<V4)−V3以上であるか否かを判定する手段を更に備え、該手段が電圧V7−V3以上でないと判定したときは、前記変換器は、電圧V7に変換し、前記蓄電器に充電するように構成してある請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用補助電源装置。
【請求項5】
前記判定手段が、前記出力電圧V1は電圧V4以下であると判定したときに、該出力電圧V1に基づき前記電圧V5を定める手段を更に備え、前記変換器は、該手段が定めた電圧V5を前記端子電圧V2に加算した電圧値に変換するように構成してある請求項2乃至4の何れか1項に記載の車両用補助電源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−110940(P2013−110940A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−256464(P2011−256464)
【出願日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】