説明

車幅感覚支援マーカー

【課題】車両の外観デザインや前方視界に影響を与えることなく、自車両の幅方向の端部を運転者に確実に認識させることのできる車幅感覚支援マーカーを提供する。
【解決手段】車室内のドア開口部4の下方の、サイドシル12の立ち上がり壁12a等に車体前後方向に沿うようにマーカー表示面11を設ける。乗員はマーカー表示面11を視認することにより、自車両の幅方向の端部を把握し、さらにその端部の前方側の延長線をイメージすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、自車両の幅方向の端部を運転者に認識させる車幅感覚支援マーカーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
自車両の幅方向の端部を運転者に容易に認識させる手段としては、フロントバンパーのコーナー部分(車幅方向の端部)にポールを突出させたものや、フェンダーやヘッドライトの上部に運転席からの視認が可能な目印突起を設けたものが開発されている。
しかし、これらの手段においては、車両外部に突起部が付加されることになるため、外観デザインへの影響が大きい。このため、現在、外観デザインに影響を与えるこのない別の手段が案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
特許文献1,2に記載の手段は、車室内のウィンドシールドガラス下のダッシュボード上に点状の表示マークが付されたものであり、その表示マーク位置を目安に運転者が自車両と目標対象物との距離等を把握できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−203130号公報
【特許文献2】特許第4296593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、この従来の手段においては、表示マークがウィンドシールドガラスの下方に配置されているため、表示マークがウィンドシールドガラスに映り込み易く、特に、夜間に表示マークに光を照射させた場合には、ウィンドシールドガラスへの映り込みが強くなり易い。
【0006】
そこでこの発明は、車両の外観デザインや前方視界に影響を与えることなく、自車両の幅方向の端部を運転者に確実に認識させることのできる車幅感覚支援マーカーを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る車幅感覚支援マーカーでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、運転者に自車両の車幅方向の端部を認識させるための車幅感覚支援マーカー(例えば、実施形態の車幅感覚支援マーカー10)であって、車室内のドア開口部(例えば、実施形態のドア開口部4)の下方に、マーカー表示面(例えば、実施形態のマーカー表示面11)が、車体前後方向に沿って延出、若しくは、点在するように設けられていることを特徴とするものである。
これにより、運転者は、車体前後方向に沿って延出、若しくは、点在するマーカー表示面を視認することにより、その延出方向や点在方向の線上に車幅方向の端部が存在していることを把握できるようになる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車幅感覚支援マーカーにおいて、前記マーカー表示面は、車体のサイドシル(例えば、実施形態のサイドシル12)の車室内の立ち上がり壁に設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の車幅感覚支援マーカーにおいて、前記マーカー表示面は、車室内のフロア上に敷設されるフロアマット(例えば、実施形態のフロアマット20)に、このフロアマットの車幅方向外側の端縁に沿って設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の車幅感覚支援マーカーにおいて、光源(例えば、実施形態の紫外線LED25)と、この光源の光を照射面に導く導光体(例えば、実施形態の導光体26)と、を備え、前記マーカー表示面は、前記導光体の照射面(例えば、実施形態の照射面28)によって構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の車幅感覚支援マーカーにおいて、前記光源は、車両のヘッドライトの点灯と連動して点灯することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項4または5に記載の車幅感覚支援マーカーにおいて、前記光源は、車外の対象物を検知する検知手段(例えば、実施形態の検知装置33)が対象物を検知したときに点灯することを特徴とするものである。
【0013】
請求項7に係る発明は、請求項4〜6のいずれか1項に記載の車幅感覚支援マーカーにおいて、前記光源は発光色の異なる複数種の光源であり、これらの光源は、路面情報取得手段(例えば、実施形態のナビゲーション装置37)から得た車線色情報に基づいて、対応する色のものを発光させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る発明によれば、車室内のドア開口部の下方に、マーカー表示面が、車体前後方向に沿って延出、若しくは、点在するように設けられていることから、車両の外観デザインや前方視界に影響を与えずに自車両の幅方向の端部を確実に運転者に認識させることができる。
また、この発明の場合、自車両の幅方向の端部の前方側の延長線を運転者にイメージさせることができるため、自車両の幅方向の端部の予測直進軌道と路上の障害物や歩行者との位置関係を運転者に把握させ易いという利点がある。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、マーカー表示面がサイドシルの車室内の立ち上がり壁に設けられていることから、マーカー表示面を強固に安定的に車両に設置することができる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、マーカー表示面がフロアマットの車幅方向外側の端縁に沿って設けられていることから、フロアマットの交換のみによって車幅感覚支援マーカーを容易に追加することができる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、光源の光が導かれる導光体の照射面によってマーカー表示面が構成されているため、夜間等の周囲の暗い環境下であってもマーカー表示面を確実に運転者に認識させることができる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、マーカー表示面を発光させるための光源がヘッドライトに連動していることから、夜間等にヘッドライトスイッチの操作のみによってヘッドライトと併せてマーカー表示面を光らせることができる。
【0019】
請求項6に係る発明によれば、車外の対象物を検知する検知手段が対象物を検知したときに、マーカー表示面を発光させるための光源が点灯するため、自車両が歩行者や障害物等の対象物に接近したときに、自車両の幅方向の端部を再把握すべきことを運転者に警告することができる。
【0020】
請求項7に係る発明によれば、路面情報取得手段から得た車線色情報に基づいて、マーカー表示面を発光させる光源の色を変更するため、マーカー表示面を自車両の端部の把握だけでなく、車線色情報の伝達にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】この発明の第1の実施形態の車幅感覚支援マーカーを採用した車両の車室内の概略構成を示す斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態の車幅感覚支援マーカーと車幅の認識イメージを示す図である。
【図3】この発明の第1の実施形態の車幅感覚支援マーカーの変形例のイメージを示す図である。
【図4】この発明の第1の実施形態の車幅感覚支援マーカーの別の変形例のイメージを示す図である。
【図5】この発明の第1の実施形態の車幅感覚支援マーカーのさらに別の変形例のイメージを示す図である。
【図6】この発明の第2の実施形態の車幅感覚支援マーカーと車幅の認識イメージを示す図である。
【図7】この発明の第3の実施形態の車幅感覚支援マーカーの概略構成を示す図である。
【図8】この発明の第4の実施形態の車幅感覚支援マーカーの概略構成を示す図である。
【図9】この発明の第5の実施形態の車幅感覚支援マーカーの概略構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態においては、同一部分に同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
最初に、図1,図2に示す第1の実施形態について説明する。
図1は、この実施形態に係る車幅感覚支援マーカー10を採用した車両の車室内を示す図である。同図中1は、運転席と助手席の前方に配置されたインストルメントパネルであり、2は、ウィンドシールドガラス、3L,3Rは、車体の左右のフロントピラー、4は、助手席側のドア開口部である。この助手席側のドア開口部4の下方には、車体前後方向に沿って延出するように車幅感覚支援マーカー10が設置されている。
【0023】
図2は、車幅感覚支援マーカー10とその設置部の詳細を示す図である。この実施形態の場合、車幅感覚支援マーカー10は、樹脂や布、紙等から成る帯状のベース部材の一面がマーカー表示面11とされ、そのマーカー表示面11には、白色やその他の明色系の塗料が付されている。ここに付す塗料は蛍光塗料であっても良い。
車幅感覚支援マーカー10は、車体側部の骨格部材であるサイドシル12の車室内の立ち上がり面12aに、マーカー表示面11が車体前後方向に沿って延出するようにして取り付けられている。なお、このとき車幅感覚支援マーカー10はマーカー表示面11が若干上方に傾斜するように設置することが望ましい。
なお、図2中15は、ドア開口部4を閉じた助手席側のドアである。
【0024】
こうしてサイドシル12の車室内の立ち上がり面12aに設置された車幅感覚支援マーカー10は、助手席側の車幅端の近傍に位置され、そのマーカー表示面11の延出方向の延長線が助手席側の前輪タイヤを通る位置となる。したがって、図2に示すように、車両を運転する運転者Dが車幅感覚支援マーカー10のマーカー表示面11を視認し、マーカー表示面11の延出方向をイメージすることで、運転者Dは自車両の左前方側の端部の幅をほぼ正確に把握することができる。
【0025】
以上のように、この車幅感覚支援マーカー10においては、車室内のドア開口部4の下方にマーカー表示面11が車体前後方向に延出するように配置されることから、車両の外観デザインや前方視界に影響を与えることなく、自車両の左前方側の端部の幅を運転者に確実に認識させることができる。
また、この実施形態の場合、マーカー表示部11が剛性の高い車室内のサイドシル12の立ち上がり面12aに設置されるため、マーカー表示面11を強固に安定的に車両に設置できるという利点もある。
【0026】
ところで、マーカー表示面11は、車体前後方向に連続して延出するものに限らず、図3〜図5にそれぞれ示す変形例のように車体前後方向に沿って点在するものであっても良い。
図3に示す変形例は、矩形状のマーカー表示面11aが車体前後方向に沿って並ぶように配置されるたものであり、図4に示す変形例は、円形状のマーカー表示面11bが、図5に示す変形例は、星形状のマーカー表示面11cが、それぞれ車体前後方向に沿って並ぶように配置されたものである。
【0027】
つづいて、図6に示す第2の実施形態について説明する。
図6は、車幅感覚支援マーカー110とその設置部の詳細を示す図2と同様の図である。この実施形態の場合、車幅感覚支援マーカー110は助手席側のフロア19に敷設されるフロアマット20の車幅方向外側の端縁に沿って設置されている。マーカー表示面11を含む車幅感覚支援マーカー110の全体は帯状形状に形成され、フロアマット20の車幅方向外側の折り返し部分20aに縫い付け等によって取り付けられている。マーカー表示面11は、表面に白色等の蛍光塗料が塗布され、フロアマット20が正規にフロア19に設置された状態において、蛍光塗料の塗布部分が車体前後方向に沿って延出するようになっている。
なお、車幅感覚支援マーカー110(マーカー表示面11)は、蛍光材の入った布地によって構成することも可能である。また、車幅感覚支援マーカー110(マーカー表示面11)は、蛍光材の入った糸自体によって構成し、その糸によってフロアマット20の車幅方向外側の端縁にステッチを施すようにしても良い。
【0028】
また、インストルメントパネル1のグローブボックス21の下方部分には、マーカー表示面11の蛍光塗料に励起光を照射するための紫外線LED22が設置されている。
【0029】
この実施形態の場合も、車幅感覚支援マーカー110のマーカー表示面11が、ドア開口部4の下方において、車体前後方向に延出して配置されるため、運転者Dは、マーカー表示面11を視認して、その延出方向をイメージすることで、自車両の左前方側の端部の幅をほぼ正確に把握することができる。
特に、この実施形態の場合、マーカー表示面11に蛍光塗料が塗布されるとともに、その近傍に紫外線LED22が設置されているため、マーカー表示面11に対する運転者の視認性を高めることができる。
【0030】
また、この実施形態においては、車幅感覚支援マーカー110(マーカー表示面11)がフロアマット20の端縁に沿って取り付けられていることから、フロアマット20の交換のみによって車幅感覚支援マーカー110を容易に追加できるという利点がある。
【0031】
図7は、第3の実施形態に係る車幅感覚支援マーカー210の概略構成を示す図である。
この車幅感覚支援マーカー210は、光源である紫外線LED25と、アクリル樹脂等から成る角柱状の導光体26と、を備え、紫外線LED25の光が導光体26の一部から入光されるようになっている。そして、導光体26は、長手方向が車体前後方向に向くようにして、車室内のドア開口部4の下方の、例えば、サイドシルの立ち上がり壁に取り付けられる。導光体26の主な照射面は長手方向に沿う一面、若しくは、隣接する二面となるが、その主な照射面には蛍光塗料27が塗布されている。この実施形態においては、光源として紫外線LED25が用いられているため、蛍光塗料27の塗られた照射面28のみが運転者から光って見えることになる。この実施形態では、蛍光塗料の塗られた照射面28がマーカー表示面を構成している。
【0032】
また、光源である紫外線LED25の点灯回路29は、ヘッドライト・スイッチ30によってON・OFF操作されるようになっている。したがって、紫外線LED25はヘッドライト(スモールランプも含む)の点灯と連動して点灯する。
【0033】
この車幅感覚支援マーカー210は、マーカー表示面である照射面28がドア開口部の下方に車体前後方向に沿うように配置されるため、車両の外観デザインや前方視界に影響を与えることなく、自車両の左前方側の端部の幅を運転者に確実に認識させることができるという同様の効果を得ることができる。
【0034】
そして、この車幅感覚支援マーカー210においては、蛍光塗料27を塗布された導光体26の照射面28によってマーカー表示面が構成されているため、夜間等の周囲の暗い環境下においても、マーカー表示面を運転者により確実に認識させることができる。
【0035】
また、この実施形態の車幅感覚支援マーカー210の場合、光源である紫外線LED25がヘッドライトの点灯と連続して点灯するため、夜間等にヘッドライト・スイッチ30のON操作のみによってヘッドライトと併せてマーカー表示面(照射面28)を光らせることができる。
【0036】
なお、ここで説明した実施形態においては、光源である紫外線LED25をヘッドライト・スイッチ30によってON・OFF操作するようになっているが、紫外線LED25専用のスイッチを設けるようにしても良い。この場合、乗員の好みに応じてマーカー表示面を光らせることができ、例えば、夜間に足元が光るのを好まない運転者は、専用スイッチをOFFにすることで、マーカー表示面を消灯状態にすることができる。
【0037】
図8は、第4の実施形態に係る車幅感覚支援マーカー310の概略構成を示す図である。
この車幅感覚支援マーカー310は、第3の実施形態と同様に、光源と導光体26とを備えたものであるが、光源には可視光のLED31が用いられている。そして、導光体26は、長手方向に沿う一面が車室内に臨む照射面とされ、残余の面は適宜遮蔽されている。
また、LED31の点灯回路29は、コントローラ32によって制御されるようになっている。コントローラ32には、路側の歩行者や障害物等の車体外部の対象物体を検知するレーダー等の検知装置33(検知手段)が接続されている。コントローラ32は、検知装置33が対象物体を検知したときに、点灯回路29をONにする。
【0038】
この車幅感覚支援マーカー310は、やはりマーカー表示面である照射面28がドア開口部の下方に車体前後方向に沿うように配置されるため、上記の他の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができる。
そして、特に、この実施形態の車幅感覚支援マーカー310においては、検知装置33が路側の歩行者や障害物等の対象物体を検知したときに、光源であるLED31が点灯する構造とされているため、車両が対象物体に接近したときに、助手席側のドア開口部の下方のマーカー表示面(照射面28)に運転者の注意を向けさせ、確実に自車両の左側端部と対象物との位置関係を運転者に把握させることができる。
【0039】
図9は、第5の実施形態に係る車幅感覚支援マーカー410の概略構成を示す図である。
この車幅感覚支援マーカー410は、第3,第4の実施形態と同様に、光源と導光体26とを備えたものであるが、光源には発光色の異なる2つのLED34A,34Bが用いられている。この実施形態では、一方のLED34Aは白色のものが用いられ、他方のLED34Bは黄色のものが用いられている。導光体28は、第4の実施形態と同様のものが用いられている。
また、LED34A,34Bの点灯回路35は、コントローラ36によって制御され、LED34Aと34Bが選択的に切り換えられるようになっている。コントローラ36には、ナビゲーション装置37(路面情報取得手段)が接続されている。コントローラ36は、ナビゲーション装置37から現在走行している道路の車線色(センターラインの色)の情報を取得し、その取得情報に基づいて車線色と同色のLED34A若しくは34Bを点灯させるようになっている。
【0040】
この車幅感覚支援マーカー410は、上記の他の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができるうえ、ナビゲーション装置37から取得した車線色情報に基づいて現在走行している道路の車線色と同色の光でマーカー表示面(照射面28)を光らせ、運転者に車線色の情報を同時に知らせることができる。
【0041】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の各実施形態においては、車室内の助手席側のドア開口部の下方にのみマーカー表示面が設けられている例について説明したが、運転席側のドア開口部の下方にも同様にマーカー表示面を設けるようにしても良い。
【符号の説明】
【0042】
4…ドア開口部
10,110,210…車幅感覚支援マーカー
11,11a,11b,11c…マーカー表示面
12…サイドシル
12a…立ち上がり面
20…フロアマット
25…紫外線LED(光源)
26…導光体
28…照射面(マーカー表示面)
31…LED(光源)
33…検知装置(検知手段)
34A,34B…LED(光源)
37…ナビゲーション装置(路面情報取得手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転者に自車両の車幅方向の端部を認識させるための車幅感覚支援マーカーであって、
車室内のドア開口部の下方に、マーカー表示面が、車体前後方向に沿って延出、若しくは、点在するように設けられていることを特徴とする車幅感覚支援マーカー。
【請求項2】
前記マーカー表示面は、車体のサイドシルの車室内の立ち上がり壁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車幅感覚支援マーカー。
【請求項3】
前記マーカー表示面は、車室内のフロア上に敷設されるフロアマットに、このフロアマットの車幅方向外側の端縁に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車幅感覚支援マーカー。
【請求項4】
光源と、この光源の光を照射面に導く導光体と、を備え、前記マーカー表示面は、前記導光体の照射面によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車幅感覚支援マーカー。
【請求項5】
前記光源は、車両のヘッドライトの点灯と連動して点灯することを特徴とする請求項4に記載の車幅感覚支援マーカー。
【請求項6】
前記光源は、車外の対象物を検知する検知手段が対象物を検知したときに点灯することを特徴とする請求項4または5に記載の車幅感覚支援マーカー。
【請求項7】
前記光源は発光色の異なる複数種の光源であり、これらの光源は、路面情報取得手段から得た車線色情報に基づいて、対応する色のものを発光させることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の車幅感覚支援マーカー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−171416(P2012−171416A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−33530(P2011−33530)
【出願日】平成23年2月18日(2011.2.18)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】