説明

車椅子電動化装置

【課題】手動車椅子に対して簡便に取付け可能であって容易に電動化可能とする装置を提供することにある。
【解決手段】 手動車椅子Kの後輪をすくい上げて載置する略平板状の基体101と、車軸が一直線上にあり基体101の左右に設けられた一対の電動車輪102と、基体101下面の後方に設けられた補助輪103と、を有する電動化装置100であって、基体101に手動車椅子Kの両後輪を固定する後輪載置孔112hを設け、単体では前記車軸より前方に重心があり、後輪載置孔112hにより両後輪を固定した際には当該両後輪の中心が前記車軸と補助輪との間に位置するようにしたことを特徴とする電動化装置100。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手動車椅子を簡便に電動化できる車椅子電動化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、足の不自由な者の移動のために、手動車椅子が広く使われている。手動車椅子は、利用者が手動車椅子の後輪に付設されたハンドリムを回して、または介護者が手押しハンドルを持ち押すことにより移動する。
【0003】
このような手動車椅子は、利用者や介護者が非力な場合には、移動の自由度が小さくなり、不便であるという問題を有している。
【0004】
そこで、このような問題点を解消するものとして電動車椅子も存在する。しかしながら、電動車椅子は高価であること、また、今まで使用していた手動車椅子を廃棄しなければならず、車椅子の利用者にとって経済的な負担も大きくなるという不都合が生じる。
【0005】
このような不都合をなくすべく、手動車椅子に取り付けて電動化できる動力化装置(特許文献1)および補助駆動装置(特許文献2)がそれぞれ提案されている。
【0006】
上記動力化装置(特許文献1)は、手動車椅子のシートを上部に有するフレーム本体の内部に対し、モータを取り付けた板部材を取り外し可能に取付け、上記モータの駆動力を手動車椅子の後輪の外周部に直接伝達することにより、電動化を実現する。
【0007】
また、上記補助駆動装置(特許文献2)は、手動車椅子のフレーム本体の下部における各自立歩行サイドリングの間に、駆動輪とそれを駆動するモータとを備えた補助フレーム部をバネによりフレーム本体の下部に取付け、駆動輪がバネによって走行面に付勢しながらモータにより駆動され、電動化を実現している。
【0008】
しかしながら、従来の技術では、取付けが煩雑であるという問題点があった。たとえば、特許文献1の装置では、たすき構造などにより剛性が強化されたフレーム本体の複雑なパイプ構造内に、モータを取り付けた板部材を装着するため、取付けに手間取る。また、特許文献2の装置では、比較的重い後輪側の複雑なパイプ構造を有するフレーム本体を裏返すなどして、補助フレーム部を取り付ける必要があり、取付けが簡便でない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平11−267157
【特許文献2】特開2002−301113
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、手動車椅子に対して簡便に取付け可能であって容易に電動化可能とする装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の車椅子電動化装置は、手動車椅子の後輪をすくい上げて載置する略平板状の基体と、車軸が一直線上にあり基体の左右に設けられた一対の電動車輪と、基体下面の後方に設けられた補助輪と、を有する車椅子電動化装置であって、基体に手動車椅子の両後輪を固定する固定部を設け、単体では前記車軸より前方に重心があり、前記固定部により前記両後輪を固定した際には当該両後輪の中心が前記車軸と前記補助輪との間に位置するようにしたことを特徴とする。
【0012】
すなわち、請求項1にかかる発明は、車椅子を引き入れる際には先端(前方が)地面につき円滑な導入(装着)が可能であると共に、導入後には基体が起き上がって安定的に後輪を固定し、代替後輪である電動車輪により簡便に電動化可能となる。
【0013】
なお、基体の左右に設けられた一対の電動車輪は、手動車椅子の両後輪の外側にあってもよく、内側に位置するようにしても良いものとする。また、電動車輪は車輪部とモータ部とバッテリ部とにより構成する態様を挙げることができるが、これに限定されず、電動で動く車輪であれば特に限定されない。また、別々に駆動制御することにより小回りも実現できる。車椅子後輪のような大輪でなく前輪程度の大きさとすれば、装置全体を小型軽量化することができる。補助輪は基体中心線の後端に一つ設ける態様であってもよく、基体中心線から等距離に左右一つずつ設ける態様であっても良い。また、補助輪は手動車椅子前輪と同様に首振り自在である態様を挙げることができる。なお、両後輪の中心が車軸と補助輪との間に位置するとは、両後輪の車軸を基体に垂直投影した位置が電動車輪の車軸線と補助輪との間に位置することを意味する。これにより、手動車椅子の後輪が電動車輪より後ろに移動したときに重心移動が生じ基体が水平となる。
【0014】
請求項2に記載の車椅子電動化装置は、手動車椅子の後輪をすくい上げて載置する略平板状の基体と、車軸が一直線上にあり基体の左右に設けられた一対の補助輪と、基体下面の後方に設けられた電動車輪と、を有する車椅子電動化装置であって、基体に手動車椅子の両後輪を固定する固定部を設け、単体では前記車軸より前方に重心があり、前記固定部により前記両後輪を固定した際には当該両後輪の中心が前記車軸と前記電動車輪との間に位置するようにしたことを特徴とする。
【0015】
すなわち、請求項2にかかる発明は、車椅子を引き入れる際には先端(前方が)地面につき円滑な導入(装着)が可能であると共に、導入後には基体が起き上がって安定的に後輪を固定し、代替後輪である電動車輪により簡便に電動化可能となる。
【0016】
なお、基体の左右に設けられた一対の補助輪は、手動車椅子の両後輪の外側にあってもよく、内側に位置するようにしても良いものとする。また、電動車輪は車輪部とモータ部とバッテリ部とにより構成する態様を挙げることができるが、これに限定されず、電動で動く車輪であれば特に限定されない。また、別々に駆動制御することにより小回りも実現できる。車椅子後輪のような大輪でなく前輪程度の大きさとすれば、装置全体を小型軽量化することができる。電動車輪は基体中心線の後端に一つ設ける態様であってもよく、基体中心線から等距離に左右一つずつ設ける態様であっても良い。なお、一つ設ける場合には電動で首振り自在とし、方向転換をするようにする。なお、両後輪の中心が車軸と電動車輪との間に位置するとは、両後輪の車軸を基体に垂直投影した位置が補助輪の車軸線と電動車輪との間に位置することを意味する。これにより、手動車椅子の後輪が補助輪より後ろに移動したときに重心移動が生じ基体が水平となる。
【0017】
また、請求項3に記載の車椅子電動化装置は、請求項1または2に記載の車椅子電動化装置において、固定部が、基体の左右に設けられた窪みないし孔であることを特徴とする。
【0018】
すなわち、請求項3にかかる発明は、簡便に後輪を固定でき、かつ、装置全体を軽量化することができる。なお、窪みないし孔の形状は限定されないが、後輪の車輪幅の位置に設ける縦長の窪みないし孔とすれば、速やかに後輪を導入ないし固定可能となる。
【0019】
また、請求項4に記載の車椅子電動化装置は、請求項1、2または3に記載の車椅子電動化装置において、基体下面前方の接地部分に滑り止めを施したことを特徴とする。
【0020】
すなわち、請求項4にかかる発明は、装置がすべって後ずさりするようなことがなく、円滑に装置を車椅子の下にくぐらせることが可能となる。なお、滑り止めは、ゴムシートを貼付する態様であっても良く、表面を荒らすような加工処理であっても良く、接地面との間の摩擦力が大きくなるものであれば特に限定されない。
【0021】
また、請求項5に記載の車椅子電動化装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の車椅子電動化装置において、基体形状をコ字状ないしC字状として中心から後端まで切り欠いた形状としたことを特徴とする。
【0022】
すなわち、請求項5にかかる発明は、重心設計が容易となり、また、装置全体を軽量化することが可能となる。なお、中心から後端まで切り欠いた形状とは、平板の中心から後端まで切り欠いて、略コ字状ないし略C字状となることをいう。
【0023】
また、請求項6に記載の車椅子電動化装置は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の車椅子電動化装置において、手動車椅子の肘掛け近傍で操作可能な、電動車輪を制御する制御ボックスを備えたことを特徴とする。
【0024】
また、請求項6にかかる発明は、手元で電動車輪の駆動が可能となる。なお、制御ボックスは操作ボックスと言い換えることもできる。有線制御であっても無線制御であってもよい。使用の態様によっては、ジョイスティック様のコントローラであってもよい。肘掛け近傍に位置させる態様も特に限定されず、基体からアームが立ち上がるような態様でも良いし、面ファスナーで肘掛けに制御ボックスを直接固定する態様であっても良い。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、手動車椅子に対して簡便に取付け可能であって容易に電動化する装置を提供することができる。より具体的には、本発明(請求項1および請求項2)によれば、車椅子を引き入れる際には先端(前方が)地面につき円滑な導入(装着)が可能であると共に、導入後には基体が起き上がって安定的に後輪を固定し、代替後輪である電動車輪により簡便に電動化可能となる。また、本発明(請求項3)によれば、簡便に後輪を固定でき、かつ、装置全体を軽量化することができる。また、本発明(請求項4)によれば、装置がすべって後ずさりするようなことがなく、円滑に装置を車椅子の下にくぐらせることが可能となる。また、本発明(請求項5)によれば、重心設計が容易となり、また、装置全体を軽量化することが可能となる。また、本発明(請求項6)によれば、手元で電動車輪の駆動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の車椅子電動化装置の一実施の形態を示した平面図である。
【図2】本発明の車椅子電動化装置を用いて手動車椅子を電動化する前後の様子を示した模式図である。
【図3】基体の内側に電動車輪を設けた車椅子電動化装置の例を示した平面図である。
【図4】補助輪が前、電動車輪がその後ろについた車椅子電動化装置の例を示した側面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の車椅子電動化装置の一実施の形態を示した平面図である。なお、図では、手動車椅子の前輪、後輪およびハンドリムも補助的に示している。図2は、本発明の車椅子電動化装置を用いて手動車椅子を電動化する前後の様子を示した模式図である。
【0028】
図示したように、電動化装置100は、平板状の基体101に、左右一対の電動車輪102と補助輪103とが取り付けられた構成であり、コントローラ104により駆動制御される。
【0029】
基体101は、前板部111、側板部112(左側板部112L、右側板部112R)とからなり、これらでコ字状を形成して重心を前よりに位置させるように構成している。これにより、電動車輪102の車軸との位置関係に基づき、手動車椅子Kを乗せない場合には、電動化装置100は、前のめりの姿勢となり、前板部111先端が接地する。この姿勢によって、手動車椅子Kを後退させれば自然に電動化装置100に乗り上げるので円滑な導入(車椅子載置)が可能となる。また、前板部111の先端裏側すなわち接地面には、ゴムシート113が貼着してあり手動車椅子Kを引き上げるときの滑り止めとなるようにしている。
【0030】
側板部112には縦長の長方形形状の後輪載置孔112hを設け、電動化装置100が後輪をすくい上げた後にこれを落とし込み安定的に固定するようにしている。なお、手動車椅子Kの後輪間隔の違いに幅広く対応するため、後輪載置孔112hの短辺にはある程度広めにしておく。また、後輪載置孔112hの長辺は、手動車椅子Kの後輪は落とし込み、ハンドリムは短辺に接触しない長さとする。ハンドリムは通常金属製であり、後輪はゴム製であるので、摩擦係数の大きなゴム部分のみが後輪載置孔112h前後の短辺に接触するようにして、より安定的に固定するためである。また、ハンドリムが短辺に接触して載置される態様であると、路面の凹凸を拾い、乗り心地が悪くなり、この点からも、後輪のみが接触する長さとする。
【0031】
なお、使用の態様によっては、この後輪載置孔112hは短辺が地面に向かって狭くなるようにして後輪の接触面積をより広く確保するようにしても良いし、ゴムなどの摩擦係数の大きな素材でコーティングするようにしても良い。これにより、手動車椅子Kがより安定的に固定される。また、短辺間隔(長辺長さ)が調整できるアジャスタを設けるようにしても良い。これにより、ハンドリムが接触しない間隔に簡便に調整可能となる。
【0032】
電動車輪102は、基体101の左右両側に車軸が揃うように設置され、車輪部121と、モータ122と、バッテリ123とから構成される。電動車輪102は、手元のコントローラ104により駆動制御され、たとえば左側の電動車輪102Lを順方向に、右側の電動車輪102Rを逆方向に回転させて、手動車椅子Kを電動で小回り可能にしている。
【0033】
電動化装置100は、手動車椅子Kをすくい上げるように載置するため必然的に高さが制限される。すなわち、車輪部121の直径は、15cm〜40cm程度であることが好ましい。なお、車輪部121が小さければ、駆動に必要なトルクも小さくてすみ、モータ122も小型化でき、バッテリ123の容量も小さくできるので、車輪部121は小径であることが好ましい。なお、バッテリ123は、電動化装置100の用途に応じて様々な容量のものが使えるが、図示しない着脱機構により容易に交換できスペアバッテリにより実質的な長時間駆動も実現可能としている。なお、このバッテリ123は、充電式電池として家庭用電源を用いて充電可能に構成してもよい。
【0034】
なお、後輪載置孔112h(の中心)は、車輪部121の車軸より後ろに位置するようにし、安定的に手動車椅子Kを保持するようにしている。
【0035】
補助輪103は、車輪部121の後方であって基体101の裏面後端にそれぞれ設けられている。補助輪103は鉛直方向を軸として自由に回動し(首振り)、電動化装置100の円滑な小回りを実現すると共に、手動車椅子Kが電動化装置100に乗り上げたときに接地し、電動化装置100の姿勢(基体101の姿勢)を略平行に保つ役割を担う。
【0036】
コントローラ104は、面ファスナーにより手動車椅子Kの手すりに貼り付けられる。コントローラ104の操作形式ないし態様は特に限定されないが、ジョイスティックによる直感的な操作を実現するようにしても良い。
【0037】
電動化装置100の手動車椅子Kへの装着の様子について説明する。まず、手動車椅子Kの後方に電動化装置100を位置させる。このとき、前板部111と手動車椅子Kの後輪とが対向する向きにする。すなわち、手動車椅子Kと電動化装置100の向きとを揃える。このとき、電動化装置100は前板部111が接地している。
【0038】
手動車椅子Kの持ち手を持ち、操作者が手動車椅子Kを後退させる。場合によっては、手動車椅子Kの利用者が車椅子に乗ったままハンドリムを操作して後退しても良い。手動車椅子Kの後輪が前板部111を踏みそのまま乗り上げる。このとき、ゴムシート113の摩擦力により電動化装置100はすべらず手動車椅子Kの乗り上げを許可する。
【0039】
そのまま後退し、後輪が車輪部121の車軸高さを超えると、電動化装置100の重心移動により前板部111が浮き、補助輪103が接地し、基体101が水平の姿勢となる。なお、これに先立ち、後輪が後輪載置孔112hにさしかかったとき手動車椅子Kの重さにより後輪が後輪載置孔112hに引き込まれるように案内され、そのまま、左右それぞれの後輪が孔の前後の短辺に接触し、固定される。
【0040】
以上の構成であるので、電動化装置100によれば、手動車椅子に簡便に取付け可能であってこれを容易に電動化することができる。
【0041】
なお、上記は一実施の形態であり、種々の態様を採用することができる。たとえば、基体101の内側に電動車輪102を設けるようにしても良い。図3は、基体の内側に電動車輪を設けた車椅子電動化装置の例を示した平面図である。図示したように、内側に電動車輪102があると車椅子電動化装置100がコンパクトになる。
【0042】
このほか、電動車輪102と補助輪103との位置関係を反対にすることもできる。図4は、補助輪が前、電動車輪がその後ろについた車椅子電動化装置の例を示した側面模式図である。この場合は、手動車椅子の後輪をすくい上げる関係から、補助輪103の径をある程度大きくする必要がある。また、手動車椅子を載置する前には前のめりの姿勢とするため、必要に応じて、適宜前板部111を重くするようにする。
【0043】
このほか、たとえば、基体101はコ字状でなく、C字状やU字状であってもよい。また、手動車椅子Kの後輪を固定するのは孔でなく窪みであってもよい。また、車輪の重みがかかるとこれに連動して車輪を両側からアームないしバーが車輪を挟む機構であっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、たとえば、長時間の使用とはならない状況下であって、床面が比較的平滑な百貨店やスーパー、図書館、美術館などに備えることにより、簡便かつ効率的な実用が実現できる。また、これらの場所では、適宜誘導線を床面に描画し、これを電動化装置が検知して車椅子を誘導するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0045】
100 電動化装置
101 基体
102 電動車輪(102L:左側電動車輪、102R:右側電動車輪)
103 補助輪
104 コントローラ
111 前板部
112 側板部(112L:左側板部、112R:右側板部)
112h 後輪載置孔
113 ゴムシート
121 車輪部
122 モータ
123 バッテリ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
手動車椅子の後輪をすくい上げて載置する略平板状の基体と、
車軸が一直線上にあり基体の左右に設けられた一対の電動車輪と、
基体下面の後方に設けられた補助輪と、
を有する車椅子電動化装置であって、
基体に手動車椅子の両後輪を固定する固定部を設け、
単体では前記車軸より前方に重心があり、前記固定部により前記両後輪を固定した際には当該両後輪の中心が前記車軸と前記補助輪との間に位置するようにしたことを特徴とする車椅子電動化装置。
【請求項2】
手動車椅子の後輪をすくい上げて載置する略平板状の基体と、
車軸が一直線上にあり基体の左右に設けられた一対の補助輪と、
基体下面の後方に設けられた電動車輪と、
を有する車椅子電動化装置であって、
基体に手動車椅子の両後輪を固定する固定部を設け、
単体では前記車軸より前方に重心があり、前記固定部により前記両後輪を固定した際には当該両後輪の中心が前記車軸と前記電動車輪との間に位置するようにしたことを特徴とする車椅子電動化装置。
【請求項3】
固定部は、基体の左右に設けられた窪みないし孔であることを特徴とする請求項1または2に記載の車椅子電動化装置。
【請求項4】
基体下面前方の接地部分に滑り止めを施したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の車椅子電動化装置。
【請求項5】
基体形状をコ字状ないしC字状として中心から後端まで切り欠いた形状としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車椅子電動化装置。
【請求項6】
手動車椅子の肘掛け近傍で操作可能な、電動車輪を制御する制御ボックスを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車椅子電動化装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−87728(P2011−87728A)
【公開日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−242920(P2009−242920)
【出願日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(391029819)株式会社オーエム製作所 (34)
【出願人】(504136568)国立大学法人広島大学 (924)