説明

車番認識装置、及びそれを備えた違法車両判別通報システム、並びに車両照合方法、及びそれを適用した違法車両判別通報方法

【課題】盗難等による違法車両を可能な限り適確に発見し得る車番認識装置を提供する。
【解決手段】この違法車両通報システムにおける車番認識装置1は、路上を走行する車両を撮像した撮像情報に基づいてその車両に係る番号、形状、車名を含む外観情報を認識し、通信要求により車両情報管理センタ10における中央装置2の働きで車検証情報用データベース5から回線網6及び通信装置4を介して車検証情報を取得して車検証情報用データベース1aに格納する。そこで、車番認識装置1は、認識した外観情報に含まれる車両に係る車番及び車名と車検証情報用データベース1aに格納された車検証情報に含まれる車種別の車両に係る車番及び車名とについて、複数の項目内容の組み合わせで比較照合すると共に、その比較結果が異なるときに違法車両として判別し、通信装置4及び回線網6を介して車両情報管理センタ10の中央装置2へ違法車両である旨の情報を通報する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、路上設備の車番認識手段により認識した走行する車両を撮像した画像による外観情報と所有者に対応した車種別の車両に係る車検証情報とを比較照合した結果に基づいて、違法車両を判別する車番認識装置、及びそれを備えた違法車両判別通報システム、並びに車両照合方法、及びそれを適用した違法車両判別通報方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の違法車両判別に関連する周知技術としては、例えば走行中に前方あるいは後方の対象車両のナンバープレートを車載カメラで撮影して文字認識装置により画像処理と文字認識とを行ってナンバープレートに記載された車両ナンバーを読み取り、データベース装置に登録された登録データを検索してその車両ナンバーに対応する盗難車などの手配(捜索対象)中の車両を発見する「車両ナンバー認識システム」(特許文献1参照)が挙げられる。
【0003】
また、ナンバープレートを撮影した画像から文字を抽出・認識する技術として、ナンバープレートを構成する各文字を切り出し、切り出した文字を複数の項目毎に分離した後、複数の項目毎に項目を構成する文字の全てを一括して認識する他、複数の項目を構成する各文字の辞書パターンである個別辞書と、個別辞書の各文字の組み合わせリストである一括リストとに基づいて、各項目のそれぞれに存在する文字の組み合わせの辞書パターンである一括辞書を作成する「ナンバープレート認識システム及び一括辞書の作成照合用プログラムを記録した記録媒体」(特許文献2参照)が挙げられる。
【0004】
更に、撮影した画像から車両のナンバープレート及びライト部分を含むフロントグリルの外形形状等の特徴量を抽出し、車両DB(データベース)に登録されている各車両の特徴量と照合し、該当する車両情報(車名)を車両DBから読み出して照合結果として出力(車両情報としての車名を判別)する「車両認識装置」も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−296785号公報
【特許文献2】特許第3591583号公報
【特許文献3】特開2010−102466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した違法車両判別に関連する特許文献1〜特許文献3に係る技術は、何れも車両のナンバープレートや車両の一部分の外形形状を認識した結果に基づいて違法性を判別するものであるため、例えば車両の盗難等があった際、盗難車両のナンバープレートがそのまま変更されていなければ発見への効力を発揮するが、ナンバープレートを他の車両のナンバープレートと付け替えたり、或いはナンバープレート偽装をして車両番号を変更してしまうと、外形形状等の特徴量を抽出しても変更後のナンバープレートに記載されている車両の番号を判別できなければ該当する車両を適確に発見することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、盗難等による違法車両を可能な限り適確に発見し得る車番認識装置、及びそれを備えた違法車両判別通報システム、並びに車両照合方法、及びそれを適用した違法車両判別通報方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記技術的課題を達成するため、本発明の車番認識装置は、路上を走行する車両を撮像した撮像情報に基づいて当該車両に係る番号、形状、車名を含む外観情報を認識し、当該認識した外観情報と所有者に対応するように蓄積保持された車種別の車両に係る車検証情報とについて、複数の項目内容の組み合わせで比較照合し、当該比較照合の結果が異なるときに違法車両として判別することを特徴とする。
【0009】
上記車両認識装置の実施態様は、比較照合の結果が異なるときを、外観情報に含まれる車両に係る番号及び車名と車検証情報に含まれる車種別の車両に係る番号及び車名とを比較照合した結果が合致しない場合とし、違法車両である旨の情報は、車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装の情報を含むことを特徴とする。
【0010】
また、上記技術的課題を達成するため、本発明の違法車両判別通報システムは、上記何れかの車両認識装置と、車検証情報を予め集積保持して管理する車両情報集積管理手段と、車番認識装置と車両情報集積管理手段との間で違法車両である旨の情報の通報を含む情報通信を行うための通信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
更に、上記違法車両判別通報システムの実施態様は、車検証情報を格納して保持する車検証情報用データベースを備え、車両情報集積管理手段は、車番認識装置からの通信要求に応じて情報通信として、通信手段を介して車検証情報を当該車番認識装置へ転送し、車番認識装置は、転送された車検証情報を車検証情報用データベースに格納すると共に、認識した外観情報と当該車検証情報用データベースに格納された当該車検証情報との間で比較照合を行い、当該比較照合の結果により違法車両と判別したときに通信手段を介して車両情報集積管理手段へ当該違法車両である旨の情報を警報として通報することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、路上設備の車番認識手段により認識した走行する車両を撮像した画像による外観情報と車両の所有者に対応するように蓄積保持された車種別の車両に係る車検証情報とについて、複数の項目内容の組み合わせで比較照合した結果が異なるときに違法車両として判別するため、盗難等による違法車両を可能な限り適確に発見し得るようになる。これにより、従来のナンバープレート(車番)や一部分の外形形状を認識した結果に基づいて違法性を判別する技術では対処できなかった盗難等により車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装が行われても、発見できる可能性が大になるため、産業上有益である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施例1に係る車名判別機能を具備した車番認識装置を備えた違法車両通報システムの概略構成を示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本発明の実施例1に係る車名判別機能を具備した車番認識装置を備えた違法車両通報システムの概略構成を示したブロック図である。
【0015】
この違法車両通報システムの基本構成は、路上を走行する車両を撮像した撮像情報に基づいてその車両に係る番号、形状、車名を含む外観情報を認識する車名判別機能を具備した車番認識装置1と、車両の所有者に対応するように車種別の車両に係る車検証情報を予め集積保持して管理する車両情報集積管理手段としての車両情報管理センタ10と、車番認識装置1と車両情報管理センタ10との間で違法車両である旨の情報の通報を含む情報通信を行うための通信手段としての通信装置4及び回線網6と、を備えたものである。
【0016】
このうち、車両情報管理センタ10は、道路設備から遠隔した遠隔地設備として配置されるもので、細部構成はホストコンピュータを持つ中央装置2と、この中央装置2に接続されると共に、運輸局等から取得した車両の所有者に対応するように車種別の車両に係る番号及び車名を含む車検証情報を予め集積保持(蓄積)して格納した車検証情報用データベース5と、中央装置2に接続されると共に、中央装置2経由で車検証情報用データベース5から取得した車検証情報、通信手段及び中央装置2経由で車番認識装置1から取得した外観情報、外観情報及び車検証情報を比較照合した結果に関連する情報、或いは利用者に対応した車種別の車両に係る登録情報等を操作指示に応じて表示可能な端末装置3と、を具備したものである。
【0017】
因みに、中央装置2及び端末装置3については、情報処理装置(コンピュータシステム)の基本構成として、よく知られているように、略図するCPU、補助記憶部(HDD)等による記憶装置、表示装置、及び操作指示を行うキーボード・マウス等の入出力装置を備えて構成されるため、両者は共通した機能を持たせるように構築することもできる。
【0018】
また、車番認識装置1と通信手段である通信装置4及び回線網6とは、道路設備として配置されるものである。
【0019】
車番認識装置1に付設される車検証情報用データベース1a(車番認識装置1への内蔵が可能)は、車両情報管理センタ10から回線網6及び通信装置4経由で転送された車検証情報を格納して保持する。但し、車両情報管理センタ10における車検証情報用データベース5に格納される車検証情報は、車両の所有者の私的データを含んだ多項目に及ぶ情報量の多い集積(蓄積)データであるのに対し、車検証情報用データベース1aに格納される車検証情報は、違法車両の判別に必要な範囲の情報を有していれば良いため、ここでは車種別な車両に係る番号及び車名のデータを蓄積して格納するものとする。
【0020】
このため、車両情報管理センタ10の中央装置2は、車番認識装置1からの通信装置4及び回線網6を介しての通信要求に応じて情報通信を行い、回線網6及び通信装置4を介して車検証情報用データベース5から読み込んだ車種別な車両に係る番号及び車名のデータを含む車検証情報を車番認識装置1へ転送し、車番認識装置1が転送された車検証情報を車検証情報用データベース1aに格納する。
【0021】
そこで、車番認識装置1は、後文で詳述する番号認識機能及び車名判別機能により認識した外観情報と車検証情報用データベース1aに格納された車検証情報とについて、複数の項目内容の組み合わせで比較照合すると共に、その比較結果が異なるときに違法車両として判別し、通信装置4及び回線網6を介して車両情報管理センタ10へ違法車両である旨の情報を通報する。
【0022】
具体的に云えば、車番認識装置1は、比較照合の結果が異なるときを、外観情報に含まれる車両に係る番号及び車名と車検証情報に含まれる車両に係る番号及び車名とを比較照合した結果が合致しない場合とする。また、違法車両である旨の情報は、車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装の情報を含むものである。
【0023】
この違法車両通報システムにおける基本的な動作機能を説明すれば、車両情報管理センタ10では、中央装置2が運輸局等から取得した車両の所有者に対応する車種別の車両に係る番号及び車名を含む車検証情報を車検証情報用データベース5に登録すると共に、車番認識装置1に対して回線網6及び通信装置4を経由して車種別の車両に係る番号及び車名を含む車検証情報を転送する。尚、このときの車検証情報の転送は、端末装置3から操作者(例えば監視員)が入出力装置により操作入力して行わせることも可能である。
【0024】
回線網6及び通信装置4を経由して車検証情報を受信した車番認識装置1では、その車検証情報を車検証情報用データベース1aに格納すると共に、内部メモリで外観情報における車両に係る番号及び車名の組み合わせを記憶しておき、車両が通過して番号の認識及び車名の判別を行う都度、記憶した外観情報における車両に係る番号及び車名を車検証情報用データベース1aに格納された車検証情報における車種別の車両に係る番号及び車名と比較照合し、合致しているか否かをチェックする。
【0025】
比較照合の結果、合致していなかった場合には、通信装置4及び回線網6を経由して車両情報管理センタ10の中央装置2へ違法車両である旨の情報を警報として通報する。中央装置2では、警報付きで受信した違法車両である旨の情報に該当する車両の番号及び車名、その車両の通過日時等の関連情報を端末装置3に伝送し、端末装置3の操作者が表示画面上の表示内容等を通して違法車両を認識する。
【0026】
車番認識装置1による車両の特定は、周知技術の機能を適用すれば良く、路上に設置されたカメラにより路面を撮影し、撮影された路面上を走行した車両の番号を認識する番号認識機能と、撮影した車両の画像情報からライトを含むフロントグリル部分を切り出して車両の部分的な形状(例えば箱型)等の特徴量を抽出し、略図した特徴量データベースに登録されている特徴量情報と比較照合した結果、一番特徴が近い車両の情報を走行車両の車名として判別する車名判別機能と、により行われるもので、これらの各機能で得られた車両に係る番号及び車名を外観情報とする。
【0027】
更に、車番認識装置1では、上述したように、外観情報として認識された車両に係る番号及び車名を車両情報管理センタ10から取得した車検証情報用データベース1aに格納された車検証情報における車種別の車両に係る番号及び車名と比較照合し、その結果が異なっていることが判別(検出)された場合、違法車両の旨を示す情報を警報として車両情報管理センタ10へ通報する。
【0028】
実施例1に係る違法車両通報システムによれば、車番認識装置1で認識した車両に係る番号及び車名を含む外観情報と、車両情報管理センタ10から取得した車種別の車両に係る番号及び車名を含む車検証情報と、について、複数の項目内容の組み合わせで比較照合した結果が異なるときに違法車両を判別(検出)するため、従来のナンバープレート(車番)や一部分の外形形状を認識した結果に基づいて違法性を判別する技術では対処できなかった盗難等により車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装が行われた場合でも、そうした違法車両を発見することが可能になる。
【0029】
また、車検証情報の有効期限切れとなっている車両を発見する用途等、車検証情報に記載されている別の情報を用いて違法車両を発見することも可能となる。
【0030】
更に、車番認識装置1で認識された外観情報の対象とされた車両が実際の車検証情報と合致しており、車名判別機能に間違いがあった場合には、特徴量データベースにその車両の特徴量を登録する等、登録情報をフィードバックして特徴量データベースの質を向上させることが可能になる。
【0031】
加えて、高速道路の自動料金収受システムであるETC(Electronic Toll Collection System)に適用すれば、車載器の載せ替えやナンバープレート偽装を行った不正(違法)車両を発見することが可能となる。
【0032】
その他、車検証情報には車両の所有者の私的な個人情報が含まれるので、上述したように違法車両の判別に必要な範囲の情報を有していれば良いものであるが、法規上の制約により容易に取り込めない事情も想定される。そうした場合には、過去に車番認識装置1で認識した車両に係る番号及び車名のリストを中央装置2の内部メモリで記憶保持しておき、通過した車両に係る番号及び車名が中央装置2で記憶保持しているリストの内容と合致するか否かを車番認識装置1により比較照合した結果、中央装置2が記憶保持しているリストの内容と車名が一致しなかった場合に違法車両として判別し、その違法車両である旨の情報を警報として車両情報管理センタ10へ通報する機能構成とすれば、実施例1に係る違法車両通報システムの基本機能と同等な違法車両判別通報機能が得られる。
【0033】
ところで、上述した違法車両判別通報システムにおける車両認識装置の基本機能(比較照合機能)は、車両照合方法として換言することができる。
【0034】
この場合の本発明の車両照合方法は、車両認識手段(車両認識装置1)により路上を走行する車両を撮像した撮像情報に基づいて認識したその車両に係る番号、形状、車名を含む外観情報と、データ蓄積手段(車両情報管理センタ10の車両検証情報用データベース5又は車両認識装置1に付設された車両検証情報用データベース1a)に所有者に対応するように蓄積保持された車種別の車両に係る車検証情報と、について、複数の項目内容の組み合わせで比較照合した結果が異なるときに違法車両として判別するものである。
【0035】
ここでの比較照合の結果が異なるときは、外観情報に含まれる車両に係る番号及び車名と車検証情報に含まれる車種別の車両に係る番号及び車名とを比較照合した結果が合致しない場合であり、違法車両である旨の情報には、車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装の情報が含まれるものである。
【0036】
また、係る車両照合方法を適用した違法車両判別通報方法としても換言することができる。この場合には、更に、上記違法車両と判別したときに通信手段を介して車検証情報を予め集積保持して管理する車両情報集積管理手段(車両情報管理センタ10)へ違法車両である旨の情報を警報として通報する過程を加えれば良いものである。
【符号の説明】
【0037】
1 車番認識装置
1a、5 車検証情報用データベース
2 中央装置
3 端末装置
4 通信装置
6 回線網
10 車両情報管理センタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
路上を走行する車両を撮像した撮像情報に基づいて当該車両に係る番号、形状、車名を含む外観情報を認識し、当該認識した外観情報と所有者に対応するように蓄積保持された車種別の車両に係る車検証情報とを複数の項目内容の組み合わせで比較照合し、当該比較照合の結果が異なるときに違法車両として判別することを特徴とする車番認識装置。
【請求項2】
請求項1記載の車両認識装置において、前記比較照合の結果が異なるときを、前記外観情報に含まれる前記車両に係る番号及び車名と前記車検証情報に含まれる前記車種別の車両に係る番号及び車名とを比較照合した結果が合致しない場合とし、前記違法車両である旨の情報は、前記車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装の情報を含むことを特徴とする車番認識装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の車両認識装置と、前記車検証情報を予め集積保持して管理する車両情報集積管理手段と、前記車番認識装置と前記車両情報集積管理手段との間で前記違法車両である旨の情報の通報を含む情報通信を行うための通信手段と、を備えたことを特徴とする違法車両判別通報システム。
【請求項4】
請求項3記載の違法車両判別通報システムにおいて、前記車検証情報を格納して保持する車検証情報用データベースを備え、
前記車両情報集積管理手段は、前記車番認識装置からの通信要求に応じて前記情報通信として、前記通信手段を介して前記車検証情報を当該車番認識装置へ転送し、
前記車番認識装置は、前記転送された車検証情報を前記車検証情報用データベースに格納すると共に、前記認識した外観情報と当該車検証情報用データベースに格納された当該車検証情報との間で前記比較照合を行い、当該比較照合の結果により前記違法車両と判別したときに前記通信手段を介して前記車両情報集積管理手段へ当該違法車両である旨の情報を警報として通報することを特徴とする違法車両判別通報システム。
【請求項5】
車番認識手段により路上を走行する車両を撮像した撮像情報に基づいて認識した当該車両に係る番号、形状、車名を含む外観情報と、データ蓄積手段に予め所有者に対応するように蓄積保持された車種別の車両に係る車検証情報と、について、複数の項目内容の組み合わせで比較照合した結果が異なるときに違法車両として判別することを特徴とする車両照合方法。
【請求項6】
請求項5記載の車両照合方法において、前記比較照合の結果が異なるときは、前記外観情報に含まれる前記車両に係る番号及び車名と前記車検証情報に含まれる前記車種別の車両に係る番号及び車名とを比較照合した結果が合致しない場合であり、前記違法車両である旨の情報には、前記車両に対するナンバープレート付け替え又はナンバープレート偽装の情報が含まれることを特徴とする車両照合方法。
【請求項7】
請求項5又は6記載の車両照合方法を適用した違法車両判別通報方法であって、前記違法車両と判別したときに通信手段を介して前記車検証情報を予め集積保持して管理する車両情報集積管理手段へ当該違法車両である旨の情報を警報として通報することを特徴とする違法車両判別通報方法。

【図1】
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【公開番号】特開2012−83996(P2012−83996A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−230490(P2010−230490)
【出願日】平成22年10月13日(2010.10.13)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】