車載ナビゲーションの目的地検索装置及び車載ナビゲーションの目的地検索方法
【課題】目的地検索用のインデックスの使用するメモリ容量をストリート名に対応するインデックスに限定して少なくし、地図情報を用いることによって目的地を設定可能とすること。
【解決手段】目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。シティエリア選択部８３で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、また、ローカルエリア選択部８４によってシティエリア選択部８３で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、そして、ハウスナンバー選択部８５でローカルエリア選択部８４で選択されたパーセルＰからハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。
【解決手段】目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。シティエリア選択部８３で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、また、ローカルエリア選択部８４によってシティエリア選択部８３で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、そして、ハウスナンバー選択部８５でローカルエリア選択部８４で選択されたパーセルＰからハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両を目的地まで案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法に関し、特に、地図情報を主体として目的地設定し、インデックス情報を少なくした検索対応の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般に、従来の車載ナビゲーション装置としては、目的地検索のためにその検索データと該当する地図データとに分けて保持していた。ストリートアドレス検索やインタセクション検索においても，検索対象のストリートやハウスナンバー（Ｈｏｕｓｅ Ｎｏ）、セカンド（２ｎｄ）ストリート等が検索データ化され、それらのデータを参照することで検索機能を実現している。
【０００３】
この種のナビゲーション装置としては、特許文献１が公知である。
一般にナビゲーション装置は、特定の目的地を検索するために地域情報を検索用のインデックスとして持っている。特許文献１では、例えば、人が住所を正確に覚えていないような場合のインデックス入力及び検索のあり方を示している。
即ち、地域に対応する識別番号の全部または一部ごとのエリア（領域）、各エリア内のストリートの位置、形状及び名称が記憶される記憶媒体から、郵便番号の全部若しくは上位一部または電話番号の全部若しくは上位一部が入力されることによって、入力された番号をもとに検索エリアが特定されるものである。更に、このエリア内にあるストリート名称が読み出され、この出力されたストリート名称の中から特定のストリートが選択されると、このストリートを含む地図が画面に表示され、加えて、郵便番号等の番号でエリアが特定され、また、エリアが特定されると、このエリア内にあるストリートが列挙され、それによって目的地の検索を容易にする発明が開示されている。
【特許文献１】特開平９−２１０７１５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、特許文献１の技術に限らず、特定の目的地を検索するために地域情報を検索用のインデックスとして検索データ持つものは、描画表現される地図データ及びそれに付随する情報、即ち、地図情報のほかに、各種検索に対応する情報及びその情報に対応する地図データを対応付ける必要があり、検索のための情報量が多くなり、メモリ使用量を大きくすることになる。
例えば、特許文献１においては、地域、ストリートの位置及び形状及び名称、郵便番号、電話番号等のデータベースを具備しているのが前提となる発明であり、結果的に検索のための情報量が多くなり、メモリ使用量を大きくすることになる。
このように、ナビゲーション機能のためのデータは、その検索データサイズが増加し、ＣＤやＳＤ等記憶容量に限りがある媒体では、当該データを格納することができない可能性がある。また、データサイズの冗長性により、地図Ｄ／Ｂの更新時間も長くなる等の影響がでることになる。
【０００５】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、目的地検索用のインデックスの使用するメモリ容量をストリート名に対応するインデックスに限定して少なくし、地図情報を用いることによって目的地を設定可能な車載ナビゲーション装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルをストリート検索部で抽出する。また、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出し、第１シティエリア選択部で当該シティエリア名を選択自在とし、次いで、前記第１シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、第１ローカルエリア選択部で当該ローカルエリア名を選択自在とし、前記第１ローカルエリア選択部で選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバー選択部でハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート検索部は、地図データを所定の任意の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、特定のストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するものである。
また、上記第１シティエリア選択部は、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルから、特定のシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とするものである。
そして、上記第１ローカルエリア選択部は、前記第１シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルを抽出し、当該パーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
更に、上記ハウスナンバー選択部は、前記第１ローカルエリア選択部で選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルを抽出し、当該抽出したパーセルからハウスナンバーを選択自在とするものである。
なお、本発明を実施する場合には、第１シティエリア選択部、第１ローカルエリア選択部、ハウスナンバー選択部の各処理を前後させることもできる。
【０００７】
請求項２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルをストリート検索部で抽出する。また、２ｎｄストリート選択部において、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、そして、第２シティエリア選択部において前記２ｎｄストリート選択部で選択された前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものである。
ここで、上記ストリート検索部は、地図データを所定の任意の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、特定のストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するものである。
また、上記２ｎｄストリート選択部は、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルを抽出し、抽出したパーセルに含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、当該ストリート名と前記２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とするものである。
そして、上記第２シティエリア選択部は、前記２ｎｄストリート選択部で選択された前記ノード名が存在するパーセルを抽出し、抽出したパーセルから特定のシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするもので、上記第１シティエリア選択部と実質的に同じである。
更に、上記第２ローカルエリア選択部は、前記第２シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルを抽出し、抽出したパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするもので、上記第１ローカルエリア選択部と実質的に同じである。
なお、本発明を実施する場合には、２ｎｄストリート選択部、第２シティエリア選択部の各処理を前後させることもできる。
【０００８】
請求項３にかかる車載ナビゲーション装置は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルをストリート検索部で抽出する。また、ノード・ローカルエリア選択部において、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする。そして、前記ノード・ローカルエリア選択部によって、前記ノード・シティエリア選択部で前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、前記ノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする。また、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート検索部は、地図データを所定の任意の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、特定のストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するものである。
また、上記ノード・シティエリア選択部は、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれる前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該抽出したノード名を選択自在とする。また、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものであり、何れかを選択自在なものである。
そして、上記ノード・ローカルエリア選択部は、前記ノード・シティエリア選択部で前記ノード名が選択されたとき、選択された当該ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
更に、上記ローカル・ハウスナンバー選択部は、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを選択自在とするものである。
なお、本発明を実施する場合には、ノード・シティエリア選択部、ノード・ローカルエリア選択部、ローカル・ハウスナンバー選択部の各処理を前後させることもできる。
【０００９】
請求項４にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルの抽出は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けて抽出できるものであればよい。
また、上記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするのは、選択されたパーセルから、そこに含まれるシティエリアを抽出し、それを表示できるものであればよい。
そして、上記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするのは、選択されたパーセルからローカルエリア名を抽出し、それを表示できるものであればよい。
更に、上記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するのは、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを抽出し、それを表示し、選択できるものであればよい。
【００１０】
請求項５にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
ここで、上記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルの抽出は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けて抽出できるものであればよい。
また、上記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とするのは、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名からその交差する２ｎｄストリート名を抽出表示し、結果として当該ノード名を選択自在であればよい。勿論、２ｎｄストリート名を使用することなく、直接、ノードを使用することもできる。
そして、上記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするのは、特定のノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在であればよい。
更に、上記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものは、前記シティエリア名が存在するパーセルから当該ローカルエリア名を選択自在とするものであればよい。
【００１１】
請求項６にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記パーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とし、前記２ｎｄストリート名が選択されたときには、当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、また、前記シティエリア名が選択されたときには、当該シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルの抽出は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けて抽出できるものであればよい。
また、前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名の交差するノード名の抽出と、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアの抽出は、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれる２ｎｄストリート名を抽出し、そして、当該パーセルに含まれる前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名の交差するノード名を抽出し、当該ノード名を選択自在とすると共に、選択された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものであればよい。
そして、前記ノード名が選択されたとき、当該ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、そして、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。また、前記シティエリア名が選択されたとき、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。
【００１２】
請求項７にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記シティエリアを、日本国の県、米国の州、都市区画としたものである。
【００１３】
請求項８にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記ローカルエリアを、日本国の郡または市、町村、米国の街、市区画としたものである。
【発明の効果】
【００１４】
請求項１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する。第１シティエリア選択部で選択された前記パーセルに含まれるシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、また、第１ローカルエリア選択部によって前記第１シティエリア選択部で選択された前記パーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、そして、ハウスナンバー選択部によって第１ローカルエリア選択部で選択された前記パーセルからハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１５】
請求項２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する。２ｎｄストリート選択部によって、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、第２シティエリア選択部によって前記２ｎｄストリート選択部で選択された当該パーセルに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、そして、第２ローカルエリア選択部において前記第２シティエリア選択部で選択された当該パーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていない交差点（ノード）を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、ハウスナンバーを特定できないもの、ノード名を特定するものでは、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１６】
請求項３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する。ノード・シティエリア選択部において、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート検索部で選択された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする。
ここで、前記ノード・シティエリア選択部で前記ノード名が選択されたとき、シティ・ローカルエリア選択部で選択されたパーセルに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。
また、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、ローカル・ハウスナンバー選択部で選択されたパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１７】
請求項４にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。このように、ハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１８】
請求項５にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１９】
請求項６にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする。そして、前記ノード名が選択されたとき、当該ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、ハウスナンバーが付されていない交差点（ノード）を特定することができる。また、前記シティエリア名が選択されたとき、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
特に、この発明によれば、ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができ、また、特定のノードが含まれるパーセルに含まれるローカルエリア名を選択することにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００２０】
請求項７にかかる請求項１乃至請求項３の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記シティエリアを、日本国の県、米国の州、都市区画の概念としたものであるから、請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の効果に加えて、具体的運用は住所表示に近いものとなり馴染みやすくなる。
【００２１】
請求項８にかかる請求項１乃至請求項３の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記ローカルエリアを、日本国の郡または市町村、米国の街、市区画の概念としたものであるから、請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の効果に加えて、具体的運用は住所表示に近いものとなり馴染みやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２２】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図中、実施の形態の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
【００２３】
[実施の形態１]
図１は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図で、図２は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。また、図３は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のストリート名とパーセルとの対応関係を示すストリート用検索データのマップの図が使用される。図４は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。図５は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のシティエリアデータの説明図である。
【００２４】
図１において、本実施の形態１の車載ナビゲーション装置は、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うマイクロプロセッサからなる演算・制御部１と、ドライバ等の操作者からの操作を受け付ける各種キー入力、音声入力、タッチスイッチ等の操作部２と、操作者に対して操作情報、地図等の情報、地図データの書き込み情報等を表示する液晶からなるディスプレイ３と、ルート案内に関する音声ガイダンスを行うスピーカ４等を有している。なお、操作部２としては、キーボード、マウス、バーコードリーダ、遠隔操作用のリモートコントロール装置等を使用することも、ディスプレイ３の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
【００２５】
マイクロプロセッサからなる演算・制御部１は、全体の演算及び制御を行うＣＰＵ１１、及びＣＰＵ１１が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用するデータ等が記憶されるＲＡＭ１２、制御用プログラム等が記憶されたＲＯＭ１３、ＲＯＭ１３から書き出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ１４等の内部記憶装置や、日時を計測するタイマ１５等を有している。
【００２６】
ＲＯＭ１３には、各種のプログラムが記憶され、ＲＡＭ１２に各種のデータが書き込まれるようになっており、また、プログラム、データ等を外部記憶装置、メモリカード等からプログラム、データ等を書き出してフラッシュメモリ１４に書き込まれる。更に、メモリカード等を交換または外部から所定のプログラム、データ等をインストールすることによってプログラム、データ等を更新することができる。
演算・制御部１には、操作部２、ディスプレイ３、スピーカ４、通信部５等の各周辺装置が電気的に接続されている。操作部２は、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力する際の検索を行うのに操作さる各種キー等の操作スイッチから構成される。演算・制御部１は、操作部２の各スイッチの操作により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
【００２７】
ディスプレイ３には、操作案内、操作メニュー、キーの案内等が表示される。なお、ディスプレイ３として液晶ディスプレイの代わりに、ＣＲＴディスプレイ、プラズマディスプレイ、ＥＬ等を使用し、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することもできる。そして、ディスプレイ３は操作部２としてのタッチスイッチを兼ねてもよい。スピーカ４は、演算・制御部１からの指示に基づいて、音声ガイダンスや、ルート案内のルート変更を案内する音声案内を出力する。なお、スピーカ４より出力される音声としては、合成された音声の他に、各種効果音、予めメモリ等に録音された各種の案内情報を出力することもできる。
【００２８】
また、国内では、必要に応じて、日本道路交通情報センター（ＪＡＲＴＩＣ（登録商標）：Japan Road Traffic Information Center（以下、単に「ＪＡＲＴＩＣ」という））、道路交通情報通信システムセンター（ＶＩＣＳ（登録商標）：Vehicle Information and Communication System（以下、単に「ＶＩＣＳ」という））等の情報センターとの間で通信を行う通信部５を設けることもできる。無線通信で行う無線ＬＡＮ、高度道路交通システム（ＩＴＳ）において利用されるＥＴＣ（登録商標）、地域情報として用いられているＤＳＲＣ等の無線基地局との通信を行う構成とすることもできる。
【００２９】
自車の現在地を検出する現在地検出部７は、ＧＰＳセンサ７１、地磁気センサ７２、距離センサ７３、ステアリングセンサ７４、方位検出部としてのジャイロセンサ７５、更に、自車の走行速度及び走行距離を検出する車速センサ７６等からなる。なお、この距離センサ７３と車速センサ７６は単一のものとすることもできる。
特に、本実施の形態においては、ＧＰＳセンサ７１のみを使用し、現在地検出部７とすることもできる。ＧＰＳセンサ７１は、人工衛星から発生させられた電波を受信することにより、地球上における自車の現在地及び現在距離を検出する。地磁気センサ７２は、地磁気を測定することによって自車方位を検出する。距離センサ７３は、道路上の所定位置間の距離等を検出する。ここで、距離センサ７３としては、例えば、自車の車輪の回転速度を測定し、測定した回転速度に基づいて距離を検出するが、車速センサ７６の出力を積分して距離を検出してもよい。
【００３０】
また、ステアリングセンサ７４は自車の操舵角を検出するものである。ここで、ステアリングセンサ７４としては、例えば、ステアリングホイールの回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
そして、ジャイロセンサ７５は自車の旋回角を検出するものである。ここで、ジャイロセンサ７５としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。また、ジャイロセンサ７５によって検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検出することができる。
【００３１】
本実施の形態１の地図データ検索部８は、次のように構成されている。
地図データ格納部８１は、市販されている地図自体とその地図に説明を付した描画データを有するものであり、通常、本実施の形態のシティエリアとして、日本では県、米国では州、都市区画の概念の情報、ローカルエリアとして、日本の郡または市町村、米国の街市区画の概念の情報、ストリート名（道路名）として、日本においては高速道路、国道、県道、また、米国ではストリート（メインストリート）、セカンド（２ｎｄ）ストリート等の概念の情報を有している。また、共に、道路が交差する交差点の情報としてノード名を有している。これらを含めて、ここでは地図データという。
【００３２】
インデックスデータとしてのストリート検索部８２は、所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰ（特定しないパーセルを「Ｐ」と表わす）を抽出するものである。即ち、図３に示すように、ストリート名の入力によってストリート（ストリートＩＤ）は、パーセルＰを示す特定の座標（Ｘ1，・・・，Ｙ1，・・・）との間に対応をもたせている。即ち、パーセルＰは特定の面積を持っており、特定の座標（Ｘ1，Ｙ1）は、所定の縦横の幅を２次元空間として定義して使用している。
図３においては、ストリート名の入力によってストリートが「ＡＡＡ」と特定され、当該ストリートが存在するパーセルＰを当該座標から選択し、例えば、図４に示すように、当該ストリートはパーセルＰ1から開始して、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了している。したがって、ストリート名の特定により、当該ストリートが存在するパーセルＰ1〜Ｐ10が特定される。
【００３３】
シティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３は、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10に含まれるシティエリアデータを抽出する。このシティエリアデータは各パーセルＰ1〜Ｐ10の地図データにある日本では県、米国では州、都市区画の概念の情報を検索し、それを抽出し、それを表示することによって、ユーザが選択するシティエリアのデータとして提供するものである。
具体的には、図５に示すように、シティエリアは都市（ＩＤ）情報として、当該特定されたストリートに関するパーセルＰの始点アドレス、終点アドレスから当該シティエリアが選択されたパーセルＰが属するシティエリア（都市）が特定される。
【００３４】
ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４は、シティエリア選択部８３で選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10の特定のものに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在なように表示する。このローカルエリアデータは各パーセルＰ1〜Ｐ10の特定のものの地図データにある日本では郡または市町村、米国の街市区画の概念の情報を検索し、それを抽出し、それを表示することによって、ユーザが選択するローカルエリアのデータとして提供するものである。
【００３５】
ハウスナンバー選択部８５は、ローカルエリア選択部８４で選択されたローカルエリア名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10の特定のものからハウスナンバーを抽出表示し、当該ハウスナンバーを選択自在なように表示する。なお、米国におけるハウスナンバー、日本の何町目、何番地、何号は、選択されたパーセルＰ1〜Ｐ10の一部からの抽出とすることなくマニュアル入力とすることもできる。
【００３６】
次に、図２を用いて、本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のフローチャートについて説明する。
このルーチンは、車載ナビゲーションのメインプログラムでコールされるものである。まず、ステップＳ１１で、ストリート名が入力されるとこのルーチンの処理にはいる。ステップＳ１２でストリート用検索データとして入力されたストリート名を検索し、ステップＳ１３で抽出したストリート名に対応されているストリート名（ＩＤ）及びパーセルＰの座標を抽出、記憶する。ステップＳ１４でストリート名及び座標から特定のストリート名の道路が存在するパーセルＰを、例えば、パーセルＰ1から開始し、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了するまで抽出し、記憶する。
【００３７】
ステップＳ１５で、抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10からシティエリア名を抽出し、それを記憶し、ステップＳ１６で抽出した１以上のシティエリア名を表示する。例えば、パーセルＰ4〜Ｐ5が抽出される。ステップＳ１７で表示されたシティエリア名から、特定のシティエリア名を択一的に選択する。ステップＳ１８で選択されたシティエリアを共通とするパーセルＰ4〜Ｐ5から１以上のローカルエリア名を抽出し、記憶する。
ステップＳ１９で抽出した１以上のローカルエリア名を表示する。ステップＳ２０で表示された１以上のローカルエリア名から、特定のローカルエリア名を択一的に選択する。
【００３８】
ステップＳ２１で選択されたローカルエリア名の、例えば、パーセルＰ5からハウスナンバーを検索し、それを抽出、記録する。ステップＳ２２でパーセルＰ5から検索したハウスナンバーを表示し、ステップＳ２３でそれが択一的に選択されると、ステップＳ２４で目的地としてそれを地図に表示する。
したがって、ハウスナンバーで、各個人宅を特定することができるから、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけで、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスを使用するメモリ容量をストリート名に対応させるのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００３９】
[実施の形態２]
上記実施の形態では、ハウスナンバーで各個人宅を特定するものであるが、交差点等を特定するときは、次の構成によって実施できる。
図６は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図で、図７は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。また、図８は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。図９は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置の２ｎｄストリートとシティエリアとの関係を示す説明図である。
なお、本実施の形態においても、図３は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のストリート名とパーセルとの対応関係を示すストリート用検索データのマップが使用される。
【００４０】
本実施の形態の図６において、ストリート検索部８２は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、そのストリート名の入力によって当該ストリート名が存在する、例えば、パーセルＰ1〜Ｐ10を抽出するものである。２ｎｄストリート選択部８６は、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10に含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、当該ストリート名と２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とするものである。２ｎｄストリート名を選択することにより、パーセルＰ4が特定される。
シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３は、２ｎｄストリート選択部８６で選択されたノード名が存在する、例えば、パーセルＰ4に含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものである。ローカルエリア選択部（第２ローカルエリア選択部）８４は、シティエリア選択部８３で選択されたシティエリア名が存在する、例えば、パーセルＰ4に含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
具体的には、図８に示すように、２ｎｄストリート（ＩＤ）が存在するシティエリア情報を都市（ＩＤ）情報として地図データから抽出できる。
【００４１】
次に、図７を用いて、本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のフローチャートについて説明する。
このルーチンは、車載ナビゲーションのメインプログラムでコールされるものである。まず、ステップＳ３１で、ストリート名が入力されると、このルーチンの処理に入る。ステップＳ３２でストリート用検索データにおいて入力されたストリート名を検索し、ステップＳ３３で抽出したストリート名に対応されているストリート名及びパーセルＰの座標を抽出し、それを記憶する。ステップＳ３４でストリート名及び座標から特定のストリート名の道路が存在するパーセルＰを、例えば、図９に示すように、パーセルＰ1から開始し、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了するまで抽出し、記憶する。
【００４２】
ステップＳ３５で、抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から入力したストリートが交差するノード名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ３６で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から２ｎｄストリートを抽出し、それを記憶する。ステップＳ３７で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から２ｎｄストリートを表示する。ステップＳ３８で表示された２ｎｄストリート名から、特定の２ｎｄストリート名を択一的に選択する。ステップＳ３９で選択された２ｎｄストリート名により、例えば、パーセルＰ4を抽出し、記憶する。
ステップＳ４０で抽出した、例えば、パーセルＰ4からシティエリア名を抽出、それを記憶し、ステップＳ４１で、例えば、パーセルＰ4から抽出したシティエリア名を表示し、ステップＳ４２で表示されたシティエリア名から、特定のシティエリア名を択一的に選択すると、ステップＳ４３で目的地としてそれを地図に表示する。
【００４３】
したがって、ノード名で交差点を特定することができるから、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけで、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスを使用するメモリ容量をストリート名に対応させるのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００４４】
[実施の形態３]
ところが、実用的には、交差点の指定、ハウスナンバーの指定は、ユーザの意識しない設定行為である場合が多い。このような場合には、一連の選択動作として選択できるのが望ましい。実施の形態３はその事例である。
図１０は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図で、図１１は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
図１０において、実施の形態１及び実施の形態２との相違点は、実施の形態３は実施の形態１の構成に２ｎｄストリート選択部８６を付加したものである。
本実施の形態３においては、ストリート検索部８２は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出するものである。
【００４５】
シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成される実施の形態３のノード・シティエリア選択部は、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるノード名を抽出し、ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とするものである。
また、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部は、ノード・シティエリア選択部で２ｎｄストリート名が選択されたとき、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
【００４６】
そして、ハウスナンバー選択部８５で構成される実施の形態３のローカル・ハウスナンバー選択部は、ノード・シティエリア選択部でシティエリア名が選択されたとき、ノード・シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを抽出、記憶し、選択自在とするものである。
【００４７】
次に、図１１を用いて、本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のフローチャートについて説明する。
このルーチンは、車載ナビゲーションのメインプログラムでコールされるものである。まず、ステップＳ５１でストリート名が入力されるとこのルーチンの処理にはいる。ステップＳ５２でストリート用検索データとして入力されたストリート名を検索し、ステップＳ５３で抽出したストリート名に対応されているストリート名（ＩＤ）及びパーセルＰの座標を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５４でストリート名及び座標から特定のストリート名の道路が存在するパーセルＰを、パーセルＰ1から開始し、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了するまで抽出する。
【００４８】
ステップＳ５５で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10からシティエリア名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５６で、抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から入力したストリートが交差するノード名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５７で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から２ｎｄストリート名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５８でシティエリア名及び２ｎｄストリートを表示する。ステップＳ５９で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10からシティエリア名の一つを択一的に選択すると、ステップＳ６６で選択されたシティエリア名を共通とするパーセルＰ1〜Ｐ10の一部から１以上のローカルエリア名のパーセルＰを抽出し、記憶する。
【００４９】
また、ステップＳ６０で表示された２ｎｄストリート名から、特定の２ｎｄストリート名の一つを選択すると、ステップＳ６１で選択された２ｎｄストリートにより、パーセルＰ1〜Ｐ10の一部を抽出し、記憶する。
ステップＳ６２で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10の一部からシティエリア名を抽出、それを記憶し、ステップＳ６３でパーセルＰ1〜Ｐ10の一部から抽出したシティエリア名を表示し、ステップＳ６４で表示されたシティエリア名から、特定のシティエリア名を択一的に選択すると、ステップＳ６５で目的地としてそれを地図に表示する。
【００５０】
また、ステップＳ５９で抽出したパーセルＰからシティエリア名のいずれかを選択すると、ステップＳ６６で選択されたシティエリア名を共通とするパーセルＰ1〜Ｐ10から特定のローカルエリア名を抽出し、記憶する。ステップＳ６７で抽出したローカルエリア名を表示する。ステップＳ６８で表示されたローカルエリア名から、択一的に特定のローカルエリア名を選択する。ローカルエリア名の選択によって、パーセルＰ1〜Ｐ10が選択され、例えば、パーセルＰ5を選択し、それを抽出、記録する。ステップＳ６９で選択されたローカルエリア名のパーセルＰ5からハウスナンバーを検索し、それを抽出、記録する。ステップＳ７０でパーセルＰ5から検索したハウスナンバーを表示し、ステップＳ７１でそれが択一的に選択されると、ステップＳ６５で目的地としてそれを地図に表示する。
【００５１】
このように、上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によってシティエリア名または２ｎｄストリート（ノード）が選択されたとき、ローカルエリア選択部８４で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリア名、２ｎｄストリート名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。また、ローカルエリア選択部８４でシティエリア名が選択されたとき、ハウスナンバー選択部８５で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択されたローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
【００５２】
故に、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００５３】
以上のように、実施の形態１の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出するストリート検索部８２と、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするシティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３と、シティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３で選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４と、ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４で選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを特定するハウスナンバー選択部８５とを具備するものである。
【００５４】
即ち、実施の形態１の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する工程と、選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定する工程とを具備する車載ナビゲーションの目的地検索方法の発明として捉えることができる。
【００５５】
故に、実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。シティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、また、ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４によってシティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、そして、ハウスナンバー選択部８５においてローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４で選択されたパーセルＰからハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００５６】
上記実施の形態２の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出するストリート検索部８２と、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、当該ストリート名と２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とする２ｎｄストリート選択部８６と、前記２ｎｄストリート選択部８６で選択された前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするシティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３と、前記シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするローカルエリア選択部（第２ローカルエリア選択部）８４とを具備するものである。
【００５７】
上記実施の形態２の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、前記ストリート名が存在するパーセルＰに含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、ストリート名と２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とする工程と、前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程とを具備する車載ナビゲーションの目的地検索方法の発明として捉えることができる。
【００５８】
故に、上記実施の形態２の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。２ｎｄストリート選択部８６によってストリート検索部８２で選択された当該パーセルＰに含まれる２ｎｄストリート名を抽出し、前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名からその交差するノード名を抽出し、当該ノード名を選択自在とし、シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３で２ｎｄストリート選択部８６において選択された当該パーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、そして、シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３でシティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３で選択された当該パーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていない交差点（ノード）を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００５９】
上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部８２と、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるノード名を抽出し、ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とするシティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部と、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で２ｎｄストリート名が選択されたとき、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部と、また、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部でシティエリア名が選択されたとき、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定するハウスナンバー選択部８５で構成されるローカル・ハウスナンバー選択部とを具備するものである。
【００６０】
上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する工程と、前記ストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルＰに含まれるノード名を抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする工程と、前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、また、前記シティエリア名が選択されたとき、当該シティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを特定する工程とを具備する車載ナビゲーションの目的地検索方法の発明として捉えることができる。
【００６１】
故に、上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・シティエリア選択部において、ストリート検索部８２で選択されたパーセルＰに２ｎｄストリート名及び当該パーセルＰに含まれるストリート名と２ｎｄストリート名のノード名を抽出し、当該ノード名を選択自在とすると共に、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする。
ここで、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・シティエリア選択部で前記ノード名が選択されたとき、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。また、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部でシティエリア名が選択されたとき、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００６２】
上記実施の形態の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法では、シティエリアの概念で説明したが、日本国の県、市または米国の州、都市区画とすることができる。また、ローカルエリアについても、日本国の郡または市、町村または米国の街、市区画とすることができる。何れにせよ、行政区画表現を用いることができればよい。
そして、ストリートは、ストリート（メインストリート）、２ｎｄストリート等の概念で説明しているが、本発明を実施する場合には、日本においては高速道路、国道とし、２ｎｄストリートを県道、市道とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００６３】
【図１】図１は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図である。
【図２】図２は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
【図３】図３は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のストリート名とパーセルとの対応関係を示すストリート用検索データのマップが使用される。
【図４】図４は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。
【図５】図５は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のシティエリアデータの説明図である。
【図６】図６は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図である。
【図７】図７は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
【図８】図８は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。
【図９】図９は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置の２ｎｄストリートとシティエリアとの関係を示す説明図である。
【図１０】図１０は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図である。
【図１１】図１１は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
【符号の説明】
【００６４】
３ ディスプレイ
８ 地図データ検索部
８１ 地図データ格納部
８２ ストリート検索部
８３ シティエリア選択部（第１シティエリア選択部、第２シティエリア選択部）
８４ ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部、第２ローカルエリア選択部）
８５ ハウスナンバー選択部
８６ ２ｎｄストリート選択部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両を目的地まで案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法に関し、特に、地図情報を主体として目的地設定し、インデックス情報を少なくした検索対応の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般に、従来の車載ナビゲーション装置としては、目的地検索のためにその検索データと該当する地図データとに分けて保持していた。ストリートアドレス検索やインタセクション検索においても，検索対象のストリートやハウスナンバー（Ｈｏｕｓｅ Ｎｏ）、セカンド（２ｎｄ）ストリート等が検索データ化され、それらのデータを参照することで検索機能を実現している。
【０００３】
この種のナビゲーション装置としては、特許文献１が公知である。
一般にナビゲーション装置は、特定の目的地を検索するために地域情報を検索用のインデックスとして持っている。特許文献１では、例えば、人が住所を正確に覚えていないような場合のインデックス入力及び検索のあり方を示している。
即ち、地域に対応する識別番号の全部または一部ごとのエリア（領域）、各エリア内のストリートの位置、形状及び名称が記憶される記憶媒体から、郵便番号の全部若しくは上位一部または電話番号の全部若しくは上位一部が入力されることによって、入力された番号をもとに検索エリアが特定されるものである。更に、このエリア内にあるストリート名称が読み出され、この出力されたストリート名称の中から特定のストリートが選択されると、このストリートを含む地図が画面に表示され、加えて、郵便番号等の番号でエリアが特定され、また、エリアが特定されると、このエリア内にあるストリートが列挙され、それによって目的地の検索を容易にする発明が開示されている。
【特許文献１】特開平９−２１０７１５号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、特許文献１の技術に限らず、特定の目的地を検索するために地域情報を検索用のインデックスとして検索データ持つものは、描画表現される地図データ及びそれに付随する情報、即ち、地図情報のほかに、各種検索に対応する情報及びその情報に対応する地図データを対応付ける必要があり、検索のための情報量が多くなり、メモリ使用量を大きくすることになる。
例えば、特許文献１においては、地域、ストリートの位置及び形状及び名称、郵便番号、電話番号等のデータベースを具備しているのが前提となる発明であり、結果的に検索のための情報量が多くなり、メモリ使用量を大きくすることになる。
このように、ナビゲーション機能のためのデータは、その検索データサイズが増加し、ＣＤやＳＤ等記憶容量に限りがある媒体では、当該データを格納することができない可能性がある。また、データサイズの冗長性により、地図Ｄ／Ｂの更新時間も長くなる等の影響がでることになる。
【０００５】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、目的地検索用のインデックスの使用するメモリ容量をストリート名に対応するインデックスに限定して少なくし、地図情報を用いることによって目的地を設定可能な車載ナビゲーション装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルをストリート検索部で抽出する。また、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出し、第１シティエリア選択部で当該シティエリア名を選択自在とし、次いで、前記第１シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、第１ローカルエリア選択部で当該ローカルエリア名を選択自在とし、前記第１ローカルエリア選択部で選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバー選択部でハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート検索部は、地図データを所定の任意の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、特定のストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するものである。
また、上記第１シティエリア選択部は、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルから、特定のシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とするものである。
そして、上記第１ローカルエリア選択部は、前記第１シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルを抽出し、当該パーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
更に、上記ハウスナンバー選択部は、前記第１ローカルエリア選択部で選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルを抽出し、当該抽出したパーセルからハウスナンバーを選択自在とするものである。
なお、本発明を実施する場合には、第１シティエリア選択部、第１ローカルエリア選択部、ハウスナンバー選択部の各処理を前後させることもできる。
【０００７】
請求項２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルをストリート検索部で抽出する。また、２ｎｄストリート選択部において、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、そして、第２シティエリア選択部において前記２ｎｄストリート選択部で選択された前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものである。
ここで、上記ストリート検索部は、地図データを所定の任意の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、特定のストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するものである。
また、上記２ｎｄストリート選択部は、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルを抽出し、抽出したパーセルに含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、当該ストリート名と前記２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とするものである。
そして、上記第２シティエリア選択部は、前記２ｎｄストリート選択部で選択された前記ノード名が存在するパーセルを抽出し、抽出したパーセルから特定のシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするもので、上記第１シティエリア選択部と実質的に同じである。
更に、上記第２ローカルエリア選択部は、前記第２シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルを抽出し、抽出したパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするもので、上記第１ローカルエリア選択部と実質的に同じである。
なお、本発明を実施する場合には、２ｎｄストリート選択部、第２シティエリア選択部の各処理を前後させることもできる。
【０００８】
請求項３にかかる車載ナビゲーション装置は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルをストリート検索部で抽出する。また、ノード・ローカルエリア選択部において、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする。そして、前記ノード・ローカルエリア選択部によって、前記ノード・シティエリア選択部で前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、前記ノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする。また、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート検索部は、地図データを所定の任意の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、特定のストリート名に対応付けておき、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するものである。
また、上記ノード・シティエリア選択部は、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれる前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該抽出したノード名を選択自在とする。また、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものであり、何れかを選択自在なものである。
そして、上記ノード・ローカルエリア選択部は、前記ノード・シティエリア選択部で前記ノード名が選択されたとき、選択された当該ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
更に、上記ローカル・ハウスナンバー選択部は、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを選択自在とするものである。
なお、本発明を実施する場合には、ノード・シティエリア選択部、ノード・ローカルエリア選択部、ローカル・ハウスナンバー選択部の各処理を前後させることもできる。
【０００９】
請求項４にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルの抽出は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けて抽出できるものであればよい。
また、上記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするのは、選択されたパーセルから、そこに含まれるシティエリアを抽出し、それを表示できるものであればよい。
そして、上記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするのは、選択されたパーセルからローカルエリア名を抽出し、それを表示できるものであればよい。
更に、上記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するのは、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを抽出し、それを表示し、選択できるものであればよい。
【００１０】
請求項５にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
ここで、上記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルの抽出は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けて抽出できるものであればよい。
また、上記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とするのは、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名からその交差する２ｎｄストリート名を抽出表示し、結果として当該ノード名を選択自在であればよい。勿論、２ｎｄストリート名を使用することなく、直接、ノードを使用することもできる。
そして、上記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするのは、特定のノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在であればよい。
更に、上記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものは、前記シティエリア名が存在するパーセルから当該ローカルエリア名を選択自在とするものであればよい。
【００１１】
請求項６にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記パーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とし、前記２ｎｄストリート名が選択されたときには、当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、また、前記シティエリア名が選択されたときには、当該シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定するものである。
ここで、上記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルの抽出は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けて抽出できるものであればよい。
また、前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名の交差するノード名の抽出と、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアの抽出は、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれる２ｎｄストリート名を抽出し、そして、当該パーセルに含まれる前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名の交差するノード名を抽出し、当該ノード名を選択自在とすると共に、選択された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものであればよい。
そして、前記ノード名が選択されたとき、当該ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、そして、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。また、前記シティエリア名が選択されたとき、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。
【００１２】
請求項７にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記シティエリアを、日本国の県、米国の州、都市区画としたものである。
【００１３】
請求項８にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記ローカルエリアを、日本国の郡または市、町村、米国の街、市区画としたものである。
【発明の効果】
【００１４】
請求項１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する。第１シティエリア選択部で選択された前記パーセルに含まれるシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、また、第１ローカルエリア選択部によって前記第１シティエリア選択部で選択された前記パーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、そして、ハウスナンバー選択部によって第１ローカルエリア選択部で選択された前記パーセルからハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１５】
請求項２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する。２ｎｄストリート選択部によって、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、第２シティエリア選択部によって前記２ｎｄストリート選択部で選択された当該パーセルに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、そして、第２ローカルエリア選択部において前記第２シティエリア選択部で選択された当該パーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていない交差点（ノード）を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、ハウスナンバーを特定できないもの、ノード名を特定するものでは、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１６】
請求項３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する。ノード・シティエリア選択部において、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート検索部で選択された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする。
ここで、前記ノード・シティエリア選択部で前記ノード名が選択されたとき、シティ・ローカルエリア選択部で選択されたパーセルに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。
また、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、ローカル・ハウスナンバー選択部で選択されたパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１７】
請求項４にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するものである。このように、ハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１８】
請求項５にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とし、前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００１９】
請求項６にかかる車載ナビゲーションの目的地検索方法は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、当該ストリート名が存在するパーセルを抽出し、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノード名を抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする。そして、前記ノード名が選択されたとき、当該ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、ハウスナンバーが付されていない交差点（ノード）を特定することができる。また、前記シティエリア名が選択されたとき、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
特に、この発明によれば、ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができ、また、特定のノードが含まれるパーセルに含まれるローカルエリア名を選択することにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。特に、地図データには検索に必要なデータ以外にも多くの情報を持っており、それを検索に使用するとなると、検索遅れが発生する可能性がある。しかし、本願発明では、パーセルという領域を特定するので、その検索速度を低下させることがない。
【００２０】
請求項７にかかる請求項１乃至請求項３の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記シティエリアを、日本国の県、米国の州、都市区画の概念としたものであるから、請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の効果に加えて、具体的運用は住所表示に近いものとなり馴染みやすくなる。
【００２１】
請求項８にかかる請求項１乃至請求項３の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索方法は、前記ローカルエリアを、日本国の郡または市町村、米国の街、市区画の概念としたものであるから、請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の効果に加えて、具体的運用は住所表示に近いものとなり馴染みやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２２】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図中、実施の形態の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
【００２３】
[実施の形態１]
図１は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図で、図２は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。また、図３は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のストリート名とパーセルとの対応関係を示すストリート用検索データのマップの図が使用される。図４は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。図５は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のシティエリアデータの説明図である。
【００２４】
図１において、本実施の形態１の車載ナビゲーション装置は、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うマイクロプロセッサからなる演算・制御部１と、ドライバ等の操作者からの操作を受け付ける各種キー入力、音声入力、タッチスイッチ等の操作部２と、操作者に対して操作情報、地図等の情報、地図データの書き込み情報等を表示する液晶からなるディスプレイ３と、ルート案内に関する音声ガイダンスを行うスピーカ４等を有している。なお、操作部２としては、キーボード、マウス、バーコードリーダ、遠隔操作用のリモートコントロール装置等を使用することも、ディスプレイ３の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。
【００２５】
マイクロプロセッサからなる演算・制御部１は、全体の演算及び制御を行うＣＰＵ１１、及びＣＰＵ１１が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用するデータ等が記憶されるＲＡＭ１２、制御用プログラム等が記憶されたＲＯＭ１３、ＲＯＭ１３から書き出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ１４等の内部記憶装置や、日時を計測するタイマ１５等を有している。
【００２６】
ＲＯＭ１３には、各種のプログラムが記憶され、ＲＡＭ１２に各種のデータが書き込まれるようになっており、また、プログラム、データ等を外部記憶装置、メモリカード等からプログラム、データ等を書き出してフラッシュメモリ１４に書き込まれる。更に、メモリカード等を交換または外部から所定のプログラム、データ等をインストールすることによってプログラム、データ等を更新することができる。
演算・制御部１には、操作部２、ディスプレイ３、スピーカ４、通信部５等の各周辺装置が電気的に接続されている。操作部２は、案内開始地点としての出発地及び案内終了地点としての目的地を入力する際の検索を行うのに操作さる各種キー等の操作スイッチから構成される。演算・制御部１は、操作部２の各スイッチの操作により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
【００２７】
ディスプレイ３には、操作案内、操作メニュー、キーの案内等が表示される。なお、ディスプレイ３として液晶ディスプレイの代わりに、ＣＲＴディスプレイ、プラズマディスプレイ、ＥＬ等を使用し、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することもできる。そして、ディスプレイ３は操作部２としてのタッチスイッチを兼ねてもよい。スピーカ４は、演算・制御部１からの指示に基づいて、音声ガイダンスや、ルート案内のルート変更を案内する音声案内を出力する。なお、スピーカ４より出力される音声としては、合成された音声の他に、各種効果音、予めメモリ等に録音された各種の案内情報を出力することもできる。
【００２８】
また、国内では、必要に応じて、日本道路交通情報センター（ＪＡＲＴＩＣ（登録商標）：Japan Road Traffic Information Center（以下、単に「ＪＡＲＴＩＣ」という））、道路交通情報通信システムセンター（ＶＩＣＳ（登録商標）：Vehicle Information and Communication System（以下、単に「ＶＩＣＳ」という））等の情報センターとの間で通信を行う通信部５を設けることもできる。無線通信で行う無線ＬＡＮ、高度道路交通システム（ＩＴＳ）において利用されるＥＴＣ（登録商標）、地域情報として用いられているＤＳＲＣ等の無線基地局との通信を行う構成とすることもできる。
【００２９】
自車の現在地を検出する現在地検出部７は、ＧＰＳセンサ７１、地磁気センサ７２、距離センサ７３、ステアリングセンサ７４、方位検出部としてのジャイロセンサ７５、更に、自車の走行速度及び走行距離を検出する車速センサ７６等からなる。なお、この距離センサ７３と車速センサ７６は単一のものとすることもできる。
特に、本実施の形態においては、ＧＰＳセンサ７１のみを使用し、現在地検出部７とすることもできる。ＧＰＳセンサ７１は、人工衛星から発生させられた電波を受信することにより、地球上における自車の現在地及び現在距離を検出する。地磁気センサ７２は、地磁気を測定することによって自車方位を検出する。距離センサ７３は、道路上の所定位置間の距離等を検出する。ここで、距離センサ７３としては、例えば、自車の車輪の回転速度を測定し、測定した回転速度に基づいて距離を検出するが、車速センサ７６の出力を積分して距離を検出してもよい。
【００３０】
また、ステアリングセンサ７４は自車の操舵角を検出するものである。ここで、ステアリングセンサ７４としては、例えば、ステアリングホイールの回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
そして、ジャイロセンサ７５は自車の旋回角を検出するものである。ここで、ジャイロセンサ７５としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。また、ジャイロセンサ７５によって検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検出することができる。
【００３１】
本実施の形態１の地図データ検索部８は、次のように構成されている。
地図データ格納部８１は、市販されている地図自体とその地図に説明を付した描画データを有するものであり、通常、本実施の形態のシティエリアとして、日本では県、米国では州、都市区画の概念の情報、ローカルエリアとして、日本の郡または市町村、米国の街市区画の概念の情報、ストリート名（道路名）として、日本においては高速道路、国道、県道、また、米国ではストリート（メインストリート）、セカンド（２ｎｄ）ストリート等の概念の情報を有している。また、共に、道路が交差する交差点の情報としてノード名を有している。これらを含めて、ここでは地図データという。
【００３２】
インデックスデータとしてのストリート検索部８２は、所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰ（特定しないパーセルを「Ｐ」と表わす）を抽出するものである。即ち、図３に示すように、ストリート名の入力によってストリート（ストリートＩＤ）は、パーセルＰを示す特定の座標（Ｘ1，・・・，Ｙ1，・・・）との間に対応をもたせている。即ち、パーセルＰは特定の面積を持っており、特定の座標（Ｘ1，Ｙ1）は、所定の縦横の幅を２次元空間として定義して使用している。
図３においては、ストリート名の入力によってストリートが「ＡＡＡ」と特定され、当該ストリートが存在するパーセルＰを当該座標から選択し、例えば、図４に示すように、当該ストリートはパーセルＰ1から開始して、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了している。したがって、ストリート名の特定により、当該ストリートが存在するパーセルＰ1〜Ｐ10が特定される。
【００３３】
シティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３は、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10に含まれるシティエリアデータを抽出する。このシティエリアデータは各パーセルＰ1〜Ｐ10の地図データにある日本では県、米国では州、都市区画の概念の情報を検索し、それを抽出し、それを表示することによって、ユーザが選択するシティエリアのデータとして提供するものである。
具体的には、図５に示すように、シティエリアは都市（ＩＤ）情報として、当該特定されたストリートに関するパーセルＰの始点アドレス、終点アドレスから当該シティエリアが選択されたパーセルＰが属するシティエリア（都市）が特定される。
【００３４】
ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４は、シティエリア選択部８３で選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10の特定のものに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在なように表示する。このローカルエリアデータは各パーセルＰ1〜Ｐ10の特定のものの地図データにある日本では郡または市町村、米国の街市区画の概念の情報を検索し、それを抽出し、それを表示することによって、ユーザが選択するローカルエリアのデータとして提供するものである。
【００３５】
ハウスナンバー選択部８５は、ローカルエリア選択部８４で選択されたローカルエリア名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10の特定のものからハウスナンバーを抽出表示し、当該ハウスナンバーを選択自在なように表示する。なお、米国におけるハウスナンバー、日本の何町目、何番地、何号は、選択されたパーセルＰ1〜Ｐ10の一部からの抽出とすることなくマニュアル入力とすることもできる。
【００３６】
次に、図２を用いて、本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のフローチャートについて説明する。
このルーチンは、車載ナビゲーションのメインプログラムでコールされるものである。まず、ステップＳ１１で、ストリート名が入力されるとこのルーチンの処理にはいる。ステップＳ１２でストリート用検索データとして入力されたストリート名を検索し、ステップＳ１３で抽出したストリート名に対応されているストリート名（ＩＤ）及びパーセルＰの座標を抽出、記憶する。ステップＳ１４でストリート名及び座標から特定のストリート名の道路が存在するパーセルＰを、例えば、パーセルＰ1から開始し、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了するまで抽出し、記憶する。
【００３７】
ステップＳ１５で、抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10からシティエリア名を抽出し、それを記憶し、ステップＳ１６で抽出した１以上のシティエリア名を表示する。例えば、パーセルＰ4〜Ｐ5が抽出される。ステップＳ１７で表示されたシティエリア名から、特定のシティエリア名を択一的に選択する。ステップＳ１８で選択されたシティエリアを共通とするパーセルＰ4〜Ｐ5から１以上のローカルエリア名を抽出し、記憶する。
ステップＳ１９で抽出した１以上のローカルエリア名を表示する。ステップＳ２０で表示された１以上のローカルエリア名から、特定のローカルエリア名を択一的に選択する。
【００３８】
ステップＳ２１で選択されたローカルエリア名の、例えば、パーセルＰ5からハウスナンバーを検索し、それを抽出、記録する。ステップＳ２２でパーセルＰ5から検索したハウスナンバーを表示し、ステップＳ２３でそれが択一的に選択されると、ステップＳ２４で目的地としてそれを地図に表示する。
したがって、ハウスナンバーで、各個人宅を特定することができるから、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけで、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスを使用するメモリ容量をストリート名に対応させるのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００３９】
[実施の形態２]
上記実施の形態では、ハウスナンバーで各個人宅を特定するものであるが、交差点等を特定するときは、次の構成によって実施できる。
図６は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図で、図７は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。また、図８は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。図９は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置の２ｎｄストリートとシティエリアとの関係を示す説明図である。
なお、本実施の形態においても、図３は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のストリート名とパーセルとの対応関係を示すストリート用検索データのマップが使用される。
【００４０】
本実施の形態の図６において、ストリート検索部８２は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、そのストリート名の入力によって当該ストリート名が存在する、例えば、パーセルＰ1〜Ｐ10を抽出するものである。２ｎｄストリート選択部８６は、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰ1〜Ｐ10に含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、当該ストリート名と２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とするものである。２ｎｄストリート名を選択することにより、パーセルＰ4が特定される。
シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３は、２ｎｄストリート選択部８６で選択されたノード名が存在する、例えば、パーセルＰ4に含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするものである。ローカルエリア選択部（第２ローカルエリア選択部）８４は、シティエリア選択部８３で選択されたシティエリア名が存在する、例えば、パーセルＰ4に含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
具体的には、図８に示すように、２ｎｄストリート（ＩＤ）が存在するシティエリア情報を都市（ＩＤ）情報として地図データから抽出できる。
【００４１】
次に、図７を用いて、本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のフローチャートについて説明する。
このルーチンは、車載ナビゲーションのメインプログラムでコールされるものである。まず、ステップＳ３１で、ストリート名が入力されると、このルーチンの処理に入る。ステップＳ３２でストリート用検索データにおいて入力されたストリート名を検索し、ステップＳ３３で抽出したストリート名に対応されているストリート名及びパーセルＰの座標を抽出し、それを記憶する。ステップＳ３４でストリート名及び座標から特定のストリート名の道路が存在するパーセルＰを、例えば、図９に示すように、パーセルＰ1から開始し、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了するまで抽出し、記憶する。
【００４２】
ステップＳ３５で、抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から入力したストリートが交差するノード名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ３６で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から２ｎｄストリートを抽出し、それを記憶する。ステップＳ３７で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から２ｎｄストリートを表示する。ステップＳ３８で表示された２ｎｄストリート名から、特定の２ｎｄストリート名を択一的に選択する。ステップＳ３９で選択された２ｎｄストリート名により、例えば、パーセルＰ4を抽出し、記憶する。
ステップＳ４０で抽出した、例えば、パーセルＰ4からシティエリア名を抽出、それを記憶し、ステップＳ４１で、例えば、パーセルＰ4から抽出したシティエリア名を表示し、ステップＳ４２で表示されたシティエリア名から、特定のシティエリア名を択一的に選択すると、ステップＳ４３で目的地としてそれを地図に表示する。
【００４３】
したがって、ノード名で交差点を特定することができるから、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけで、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスを使用するメモリ容量をストリート名に対応させるのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００４４】
[実施の形態３]
ところが、実用的には、交差点の指定、ハウスナンバーの指定は、ユーザの意識しない設定行為である場合が多い。このような場合には、一連の選択動作として選択できるのが望ましい。実施の形態３はその事例である。
図１０は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図で、図１１は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
図１０において、実施の形態１及び実施の形態２との相違点は、実施の形態３は実施の形態１の構成に２ｎｄストリート選択部８６を付加したものである。
本実施の形態３においては、ストリート検索部８２は、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出するものである。
【００４５】
シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成される実施の形態３のノード・シティエリア選択部は、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるノード名を抽出し、ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とするものである。
また、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部は、ノード・シティエリア選択部で２ｎｄストリート名が選択されたとき、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするものである。
【００４６】
そして、ハウスナンバー選択部８５で構成される実施の形態３のローカル・ハウスナンバー選択部は、ノード・シティエリア選択部でシティエリア名が選択されたとき、ノード・シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを抽出、記憶し、選択自在とするものである。
【００４７】
次に、図１１を用いて、本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のフローチャートについて説明する。
このルーチンは、車載ナビゲーションのメインプログラムでコールされるものである。まず、ステップＳ５１でストリート名が入力されるとこのルーチンの処理にはいる。ステップＳ５２でストリート用検索データとして入力されたストリート名を検索し、ステップＳ５３で抽出したストリート名に対応されているストリート名（ＩＤ）及びパーセルＰの座標を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５４でストリート名及び座標から特定のストリート名の道路が存在するパーセルＰを、パーセルＰ1から開始し、パーセルＰ2、パーセルＰ3、・・・、パーセルＰ9を経て、パーセルＰ10で終了するまで抽出する。
【００４８】
ステップＳ５５で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10からシティエリア名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５６で、抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から入力したストリートが交差するノード名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５７で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10から２ｎｄストリート名を抽出し、それを記憶する。ステップＳ５８でシティエリア名及び２ｎｄストリートを表示する。ステップＳ５９で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10からシティエリア名の一つを択一的に選択すると、ステップＳ６６で選択されたシティエリア名を共通とするパーセルＰ1〜Ｐ10の一部から１以上のローカルエリア名のパーセルＰを抽出し、記憶する。
【００４９】
また、ステップＳ６０で表示された２ｎｄストリート名から、特定の２ｎｄストリート名の一つを選択すると、ステップＳ６１で選択された２ｎｄストリートにより、パーセルＰ1〜Ｐ10の一部を抽出し、記憶する。
ステップＳ６２で抽出したパーセルＰ1〜Ｐ10の一部からシティエリア名を抽出、それを記憶し、ステップＳ６３でパーセルＰ1〜Ｐ10の一部から抽出したシティエリア名を表示し、ステップＳ６４で表示されたシティエリア名から、特定のシティエリア名を択一的に選択すると、ステップＳ６５で目的地としてそれを地図に表示する。
【００５０】
また、ステップＳ５９で抽出したパーセルＰからシティエリア名のいずれかを選択すると、ステップＳ６６で選択されたシティエリア名を共通とするパーセルＰ1〜Ｐ10から特定のローカルエリア名を抽出し、記憶する。ステップＳ６７で抽出したローカルエリア名を表示する。ステップＳ６８で表示されたローカルエリア名から、択一的に特定のローカルエリア名を選択する。ローカルエリア名の選択によって、パーセルＰ1〜Ｐ10が選択され、例えば、パーセルＰ5を選択し、それを抽出、記録する。ステップＳ６９で選択されたローカルエリア名のパーセルＰ5からハウスナンバーを検索し、それを抽出、記録する。ステップＳ７０でパーセルＰ5から検索したハウスナンバーを表示し、ステップＳ７１でそれが択一的に選択されると、ステップＳ６５で目的地としてそれを地図に表示する。
【００５１】
このように、上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によってシティエリア名または２ｎｄストリート（ノード）が選択されたとき、ローカルエリア選択部８４で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリア名、２ｎｄストリート名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。また、ローカルエリア選択部８４でシティエリア名が選択されたとき、ハウスナンバー選択部８５で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択されたローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
【００５２】
故に、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００５３】
以上のように、実施の形態１の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出するストリート検索部８２と、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするシティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３と、シティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３で選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４と、ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４で選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを特定するハウスナンバー選択部８５とを具備するものである。
【００５４】
即ち、実施の形態１の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する工程と、選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定する工程とを具備する車載ナビゲーションの目的地検索方法の発明として捉えることができる。
【００５５】
故に、実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。シティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、また、ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４によってシティエリア選択部（第１シティエリア選択部）８３で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、そして、ハウスナンバー選択部８５においてローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部）８４で選択されたパーセルＰからハウスナンバーを特定することにより、各個人宅を特定することができる。このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を検索することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００５６】
上記実施の形態２の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出するストリート検索部８２と、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、当該ストリート名と２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とする２ｎｄストリート選択部８６と、前記２ｎｄストリート選択部８６で選択された前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とするシティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３と、前記シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするローカルエリア選択部（第２ローカルエリア選択部）８４とを具備するものである。
【００５７】
上記実施の形態２の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、前記ストリート名が存在するパーセルＰに含まれる２ｎｄストリート名を抽出表示し、ストリート名と２ｎｄストリート名とが交差するノード名を抽出表示し、当該ノード名を選択自在とする工程と、前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程とを具備する車載ナビゲーションの目的地検索方法の発明として捉えることができる。
【００５８】
故に、上記実施の形態２の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。２ｎｄストリート選択部８６によってストリート検索部８２で選択された当該パーセルＰに含まれる２ｎｄストリート名を抽出し、前記ストリート名と前記２ｎｄストリート名からその交差するノード名を抽出し、当該ノード名を選択自在とし、シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３で２ｎｄストリート選択部８６において選択された当該パーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、そして、シティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３でシティエリア選択部（第２シティエリア選択部）８３で選択された当該パーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていない交差点（ノード）を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００５９】
上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部８２と、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるノード名を抽出し、ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とするシティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部と、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で２ｎｄストリート名が選択されたとき、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部と、また、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部でシティエリア名が選択されたとき、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定するハウスナンバー選択部８５で構成されるローカル・ハウスナンバー選択部とを具備するものである。
【００６０】
上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する工程と、前記ストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルＰに含まれるノード名を抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする工程と、前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、また、前記シティエリア名が選択されたとき、当該シティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルＰからハウスナンバーを特定する工程とを具備する車載ナビゲーションの目的地検索方法の発明として捉えることができる。
【００６１】
故に、上記実施の形態３の車載ナビゲーションの目的地検索装置は、予め、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておき、ストリート検索部８２によって当該ストリート名が存在するパーセルＰを抽出する。ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・シティエリア選択部において、ストリート検索部８２で選択されたパーセルＰに２ｎｄストリート名及び当該パーセルＰに含まれるストリート名と２ｎｄストリート名のノード名を抽出し、当該ノード名を選択自在とすると共に、ストリート検索部８２で選択されたストリート名が存在するパーセルＰに含まれるシティエリアを抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする。
ここで、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・シティエリア選択部で前記ノード名が選択されたとき、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部で選択されたパーセルＰに含まれるシティエリア名を抽出し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択されたシティエリア名が存在するパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出し、当該ローカルエリア名を選択自在とすることにより、ハウスナンバーが付されていないノード名を特定することができる。また、シティエリア選択部８３及び２ｎｄストリート選択部８６によって構成されるノード・シティエリア選択部でシティエリア名が選択されたとき、ローカルエリア選択部８４で構成されるノード・ローカルエリア選択部で選択されたパーセルＰに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定し、各個人宅を特定することができる。
このとき、目的地検索用のインデックスデータとして、地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルＰをストリート名に対応付けておくだけであり、他は、地図データの情報を元に目的地を選択することができるから、目的地検索用のインデックスが使用するメモリ容量をストリート名に対応するのみであり、インデックスに使用するメモリ容量を少なくし、地図情報を用いることによって廉価な目的地検索が可能となる。
【００６２】
上記実施の形態の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法では、シティエリアの概念で説明したが、日本国の県、市または米国の州、都市区画とすることができる。また、ローカルエリアについても、日本国の郡または市、町村または米国の街、市区画とすることができる。何れにせよ、行政区画表現を用いることができればよい。
そして、ストリートは、ストリート（メインストリート）、２ｎｄストリート等の概念で説明しているが、本発明を実施する場合には、日本においては高速道路、国道とし、２ｎｄストリートを県道、市道とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【００６３】
【図１】図１は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図である。
【図２】図２は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
【図３】図３は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のストリート名とパーセルとの対応関係を示すストリート用検索データのマップが使用される。
【図４】図４は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。
【図５】図５は本発明の実施の形態１にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のシティエリアデータの説明図である。
【図６】図６は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図である。
【図７】図７は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
【図８】図８は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のパーセルの説明図である。
【図９】図９は本発明の実施の形態２にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置の２ｎｄストリートとシティエリアとの関係を示す説明図である。
【図１０】図１０は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置を機能表現した全体構成を示すブロック図である。
【図１１】図１１は本発明の実施の形態３にかかる車載ナビゲーションの目的地検索装置のアドレス検索のフローチャートである。
【符号の説明】
【００６４】
３ ディスプレイ
８ 地図データ検索部
８１ 地図データ格納部
８２ ストリート検索部
８３ シティエリア選択部（第１シティエリア選択部、第２シティエリア選択部）
８４ ローカルエリア選択部（第１ローカルエリア選択部、第２ローカルエリア選択部）
８５ ハウスナンバー選択部
８６ ２ｎｄストリート選択部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部と、
前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする第１シティエリア選択部と、
前記第１シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする第１ローカルエリア選択部と、
前記第１ローカルエリア選択部で選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するハウスナンバー選択部と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索装置。
【請求項２】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部と、
前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、かつ、前記ノード名に関係するセカンドストリート（以下、『２ｎｄストリート』と記す）名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とする２ｎｄストリート選択部と、
前記２ｎｄストリート選択部で選択された前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする第２シティエリア選択部と、
前記第２シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする第２ローカルエリア選択部と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索装置。
【請求項３】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部と、
前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とするノード・シティエリア選択部と、
前記ノード・シティエリア選択部で前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、前記ノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするノード・ローカルエリア選択部と、
また、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、前記ノード・シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定するローカル・ハウスナンバー選択部と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索装置。
【請求項４】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索方法において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、
前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、
前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、
前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定する工程と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項５】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索方法において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、
前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とする工程と、
前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、
前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項６】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索方法において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、
前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする工程と、
前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、
また、前記シティエリア名が選択されたとき、当該シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定する工程と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項７】
前記シティエリアとは、日本国の県、米国の州、都市区画の概念とすることを特徴とする請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項８】
前記ローカルエリアとは、日本国の郡または市町村、米国の街、市区画の概念とすることを特徴とする請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項１】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部と、
前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする第１シティエリア選択部と、
前記第１シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする第１ローカルエリア選択部と、
前記第１ローカルエリア選択部で選択された前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定するハウスナンバー選択部と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索装置。
【請求項２】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部と、
前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、かつ、前記ノード名に関係するセカンドストリート（以下、『２ｎｄストリート』と記す）名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とする２ｎｄストリート選択部と、
前記２ｎｄストリート選択部で選択された前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする第２シティエリア選択部と、
前記第２シティエリア選択部で選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする第２ローカルエリア選択部と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索装置。
【請求項３】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索装置において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出するストリート検索部と、
前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート検索部で抽出された前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とするノード・シティエリア選択部と、
前記ノード・シティエリア選択部で前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、前記ノード・シティエリア選択部で選択された当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とするノード・ローカルエリア選択部と、
また、前記ノード・シティエリア選択部で前記シティエリア名が選択されたとき、前記ノード・シティエリア選択部で選択されたシティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定するローカル・ハウスナンバー選択部と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索装置。
【請求項４】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索方法において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、
前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、
前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、
前記ローカルエリア名が存在する前記パーセルからハウスナンバーを特定する工程と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項５】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索方法において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、
前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、かつ、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記ノード名を特定する前記２ｎｄストリート名を選択自在とする工程と、
前記ノード名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とする工程と、
前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項６】
車両の出発地から目的地の間のルートを探索すると共に、該探索されたルートに従ってルート案内する車載ナビゲーションの目的地検索方法において、
地図データを所定の座標で囲まれる面積に対応付けたパーセルを、ストリート名に対応付け、前記ストリート名の入力によって当該ストリート名が存在するパーセルを抽出する工程と、
前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、かつ、前記ストリート名が存在するパーセルに含まれるノードを抽出し、前記ノード名に関係する２ｎｄストリート名を抽出表示し、前記シティエリア名または２ｎｄストリート名を選択自在とする工程と、
前記２ｎｄストリート名が選択されたとき、当該２ｎｄストリート名が存在するパーセルに含まれるシティエリア名を抽出表示し、当該シティエリア名を選択自在とし、選択された前記シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とする工程と、
また、前記シティエリア名が選択されたとき、当該シティエリア名が存在するパーセルに含まれるローカルエリア名を抽出表示し、当該ローカルエリア名を選択自在とし、選択された前記ローカルエリア名が存在するパーセルからハウスナンバーを特定する工程と
を具備することを特徴とする車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項７】
前記シティエリアとは、日本国の県、米国の州、都市区画の概念とすることを特徴とする請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【請求項８】
前記ローカルエリアとは、日本国の郡または市町村、米国の街、市区画の概念とすることを特徴とする請求項１乃至請求項３または請求項４乃至請求項６の何れか１つに記載の車載ナビゲーションの目的地検索装置または車載ナビゲーションの目的地検索方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【公開番号】特開２０１０−１０７４６８（Ｐ２０１０−１０７４６８Ａ）
【公開日】平成２２年５月１３日（２０１０．５．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−２８２０７８（Ｐ２００８−２８２０７８）
【出願日】平成２０年１０月３１日（２００８．１０．３１）
【出願人】（０００１００７６８）アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年５月１３日（２０１０．５．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１０月３１日（２００８．１０．３１）
【出願人】（０００１００７６８）アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Ｆターム（参考）】
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