説明

車載受信機用支持具

【課題】 汎用的に構成を変更することができ、サンバイザ,フロントガラス,ダッシュボードの何れにも適正に組み付けが行えてコスト面に有利性があり、組み付けの高さを低くでき、そして組み付けの姿勢,位置を調整できる車載受信機用支持具を提供すること
【解決手段】 支持具の本体1は略方形で板形態とし、車載受信機5の背面に設けた電池収納部の開口に嵌め合って爪片がロックして蓋をなす構成にする。この本体1は背面を略平坦面に形成し、一方の短辺に第1連係孔13を設けるとともに、他方の短辺に第2連係孔14を設け、クリップ部2と基台部とを選択的に連係させる。サンバイザ装着の際はクリップ部2を第1連係孔13に連係し、そのクリップ部2をサンバイザ7に挟み付ける。フロントガラス装着およびダッシュボード装着の際は基台部を第2連係孔14に連係し、その基台部を対応場所に組み付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載受信機用支持具に関するもので、より具体的には、マイクロ波検出器,GPS受信機などの車載受信機を支持して車室内の所定位置に組み付けるための車載受信機用支持具の構造の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両にあっては、いわゆるエレクトロニクス化が進んでおり、各種の電子装置を車両に搭載することが行われている。車載用電子装置のあるもの、例えば速度測定装置の発射電波を検出するマイクロ波検出器、あるいは人工衛星から送られてくる電波を利用するGPS装置などでは、マイクロ波等の電波や赤外線など、車外から伝播する伝播信号を受信する構成を有する車載受信機を備えている。この車載受信機は車室内の所定位置に取り付けるが、車外から伝播する伝播信号を捉えるものであることから、一般的にはフロントガラスやダッシュボードの上などに設置する。また、フロントガラスの上縁部に装備があるサンバイザに組み付ける設置も行われている。
【0003】
そして、車載受信機の設置には設置場所に対応した支持具を用意し、車載受信機は支持具に支持させた状態として当該支持具を対応場所へ組み付けるようにしている。つまり、フロントガラスに装着する方式では、例えば特許文献1に見られるように、ブラケット板に車載受信機を載せて支持し、そのブラケット板とアームを介して多軸に回転可能に連結したスタンドには吸盤を備えてフロントガラス面に吸着させる構成がある。サンバイザに装着する方式では、例えば特許文献2に見られるように、車載受信機の背面にクリップを備えて、そのクリップによりサンバイザを挟みつかんで固定する構成がある。
【特許文献1】特開2004−162844号公報
【特許文献2】特開2004−271425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、そうした従来の車載受信機用支持具では以下に示すような問題がある。特許文献1,2などに開示された各装着の方式では、当然ながらそれぞれ対応場所について専用の構成になるが、製品としては使用者が設置場所を適宜に選択できるようにする必要がある。このため、複数種類の支持具を製品に付属させなければならず、部品点数が多くなりコストが高くなる。
【0005】
ダッシュボードに装着するには、ダッシュボードの表面に適した略平坦な取付面が必要であり、その取付面に両面粘着性シード材などの接着部材を貼り付け、これをダッシュボード上に貼り合わせることになる。しかし、特許文献1,2の何れも取付面にし得る略平坦な面がなく、言うまでもなくダッシュボード装着を考慮した構成にはなっていない。
【0006】
特許文献2のようなサンバイザ装着の方式では、車載受信機に対するクリップの相対的な位置関係を適正に設定しないと、サンバイザとの間に隙間ができてしまい、このため、運転者の目の前にぶら下がり圧迫感があって運転の妨げになる問題がある。
【0007】
また、車載受信機にはアンテナを有するので、そのアンテナがフロントガラスの前方へ張り出して遮蔽物がない位置をとれるように調整する必要がある。しかし、特許文献2のものでは、アンテナの展開機構は有するものの、車載受信機の背面に付設したクリップには位置調整のための機構がなく、展開機構により展開させたアンテナは、クリップを挟み付けたサンバイザの姿勢,位置を変更することで前方への張り出し状態を多少は調整できるが、それではサンバイザが運転の妨げになる姿勢,位置をとることがあり調整が不十分になる問題がある。
【0008】
この発明は上記した課題を解決するもので、その目的は、汎用的に構成を変更することができ、サンバイザ,フロントガラス,ダッシュボードの何れにも適正に組み付けが行えてコスト面に有利性があり、組み付けの高さを低くでき、そして組み付けの姿勢,位置を調整できる車載受信機用支持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した目的を達成するために、本発明に係る車載受信機用支持具は、薄厚な箱形状の車載受信機の背面に着脱可能に組み付けるものであって、略方形の板形態に形成した本体を有し、前記本体には一方の短辺にサンバイザ装着のためのクリップ部を連係する第1連係孔を設けるとともに、他方の短辺にフロントガラス装着およびダッシュボード装着のための基台部を連係する第2連係孔を設け、当該本体の背面を略平坦面に形成し、前記2つの連係孔に対して前記クリップ部あるいは前記基台部を選択的に連係させ、あるいは前記本体の背面に面ファスナや両面粘着性シート材などの接着部材を貼り付ける構成にする。
【0010】
また、前記クリップ部は金属板材から形成し、前記本体の背面に接面する取付板を有し、当該取付板の一方の辺縁は折り返して折れ曲がり、延長した部分が前記取付板と向き合う挟み板となり、前記取付板には前記第1連係孔と重畳する第3連係孔を設ける構成にする。また、前記第3連係孔は前記挟み板と連なる折れ曲がり部に向けて複数を並び列に形成したり、あるいは長孔に形成する構成にする。
【0011】
係る構成にすることにより本発明では、略方形で板形態の本体は、一方の短辺に第1連係孔を設けるとともに、他方の短辺に第2連係孔を設けるので、クリップ部と基台部とを選択的に連係できる。つまり、サンバイザ装着の際はクリップ部を連係し、そのクリップ部をサンバイザに挟み付けることで装着が行える。また、フロントガラス装着およびダッシュボード装着の際は基台部を連係し、その基台部を対応場所に組み付けることで装着が行える。
【0012】
また、支持具の本体は背面を略平坦面に形成するので、当該面に面ファスナや両面粘着性シート材などの接着部材を貼り付けることができ、これによりダッシュボードに直接に装着できる。そして、取付面が略平坦で突起がないので高さが低くなり、サンバイザ装着の際はサンバイザとの間に隙間なく組み付けでき、したがって、圧迫感がなく運転の妨げにならない。ダッシュボードに直接に装着する際も高さが低くなり、じゃまにならない。
【0013】
また、クリップ部は金属板材から形成するので、夏期などに直射日光により熱変形するようなことがなく、挟みつかむ力を安定に発現できる。さらにまた、クリップ部の第3連係孔は複数を並び列に形成したり、あるいは長孔に形成したりするので、支持具(本体)の第1連係孔と位置をズラして連係でき、位置調整が行える。したがって、車載受信機について、アンテナ側がフロントガラスに向けて張り出す状態に位置調整することが容易に行えて、最適な姿勢,位置を取り得る。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明に係る車載受信機用支持具では、クリップ部,基台部を選択的に連係でき、汎用的に構成を変更することができる。このため、サンバイザ,フロントガラス,ダッシュボードの何れにも適正に組み付けが行える。そして、何れの装着でも支持具の本体は共通部品となり、アダプタ部材だけを取り替えることからコスト面に有利性がある。
【0015】
また、支持具の本体は背面(取付面)が略平坦で突起がないので高さが低くなり、組み付けの高さを低くできる。
【0016】
また、クリップ部の第3連係孔は複数を並び列に形成し、あるいは長孔に形成するので、支持具(本体)の第1連係孔とは位置をズラして連係でき、組み付けの姿勢,位置を調整できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1〜図7は、本発明の好適な一実施の形態を示している。本実施の形態において、車載受信機用支持具は、薄厚な箱形状の車載受信機5の背面に着脱可能に組み付けるものであって、略方形の板形態に形成した本体1を有し、当該本体1に適宜なアダプタ部材を選択的に連係させ、サンバイザ,フロントガラス,ダッシュボード等の各場所に組み付け(装着)を行うようになっている。
【0018】
サンバイザ装着においては、図1〜3に示すように、本体1に対してクリップ部2を連係し、そのクリップ部2をサンバイザに挟み付ける構成である。そして、フロントガラス装着およびダッシュボード装着においては、図4〜6に示すように、本体1に対して基台部3を連係し、その基台部3をフロントガラスあるいはダッシュボードに貼り付ける構成を採り、あるいは図7に示すように、本体1には何も連係しなく、ダッシュボードに直接に貼り合わせる構成を採る。
【0019】
本体1は樹脂材料から形成してあり、外周縁を一体に立ち上げて補強のためのリブ11とし、その周回するリブ11には所定位置に爪片12を形成してある。この本体1は、車載受信機5の背面に設けた電池収納部の開口に嵌め合って爪片12がロックし、その電池収納部の蓋をなす構成になっている。
【0020】
この本体1には、一方の短辺に第1連係孔13を設けるとともに、他方の短辺に第2連係孔14を設けており、第1連係孔13にはサンバイザ装着のためのクリップ部2をネジ止めにより連係し、第2連係孔14にはフロントガラス装着およびダッシュボード装着のための基台部3をネジ止めにより連係する。そして、本体1の背面は、図4に示すように、略平坦面に形成している。
【0021】
クリップ部2は、金属板材からプレス加工等により形成し、本体1の背面に接面する取付板20を有し、当該取付板20の一方の辺縁は折り返して折れ曲がり、延長した部分が取付板20と向き合う挟み板21になっている。挟み板21の略中央には切り込みを設け、対面する取付板20側へ向けて突き出す押し片22を形成してあり、そして、取付板20には、本体1の第1連係孔13と重畳する第3連係孔23を設けている。
【0022】
第3連係孔23は、挟み板21と連なる折れ曲がり部に向けて複数を並び列に形成している。これは、第1連係孔13とは選択的にネジ止めにより連係させ、互いの位置をズラして位置調整するためであり、したがって、第3連係孔23としては、挟み板21と連なる折れ曲がり部に向けて長く延びる長孔に形成することもよい。
【0023】
つまり、クリップ部2は、帯状の金属板材を折り返し加工した板バネになっており、取付板20と挟み板21との狭間でサンバイザの表裏を挟みつかみ、このとき、折り返し部分が発現する挟み力および押し片22が発現する押さえ力とが作用するので、当該クリップ部2がサンバイザに組み付き固定することになる。
【0024】
車載受信機5は、コンパクト化のために薄厚な箱形状の形態を採るものが多い。本実施の形態ではマイクロ波検出器を例とし、マイクロ波検出器は、マイクロ波を受信するアンテナ50を備えて、そのアンテナ50により受信した電波を解析し、目的とする電波を受信時に警報を発する構成になっている。
【0025】
この車載受信機5では、受信機本体51の一方の短辺に表示パネルを配置して操作面とし、アンテナ50は逆側の短辺部分に内蔵している。受信機本体51の背面には電池収納部の開口があり、この電池収納部の開口に、本発明にかかる支持具の本体1が嵌め合い、蓋となる。なお、ここでは支持具の本体1は電池収納部の蓋を兼用しているが、必ずしも電池収納部の蓋の機能はなくてもよい。
【0026】
受信機本体51の天面には、アンテナ50側の短辺部分を回転軸とするプレート52を連結している。この回転軸には角度調整ネジ53を設けてあり、プレート52は角度調整ネジ53を緩めることで回転可能になり、角度調整ネジ53を締め付けた際に当該角度位置を保持する。そして、プレート52は表面に太陽電池セル54を有し、先端部分にはGPSアンテナ55を内蔵している。太陽電池セル54による電力は受信機の各回路に供給するとともに、電池収納部に装着した二次電池の充電を行うようになっている。また、GPSアンテナ55ではGPSデータを受信し、信号処理部において現在位置の検出を行う構成であるが、現在位置に関する情報は、警報処理部に取り込んで警報の制御等に利用している。
【0027】
(サンバイザ装着)
サンバイザ装着においては、車載受信機用支持具(本体1)に対してクリップ部2をネジ止めにより連係し、そのクリップ部2をサンバイザに挟み付ければよい。このとき、アンテナ50はフロントガラス側にあるので遮蔽なく車外を向き、車外からのマイクロ波等を適正に受信でき、報知が行える。
【0028】
この場合、車載受信機5は天地が逆になるので、図2,3に示すように、プレート52を受信機本体51から引き出して回転させ、フロントガラス6に沿う姿勢にする。これにより、プレート52の表面がフロントガラス面(車外)に正対し、太陽電池セル54が上方を向くことになる。
【0029】
したがって、天地を逆転した車載受信機5であっても、太陽光線を適正に受光でき、高効率に発電作用が行える。そして、GPSアンテナ55は、プレート52の先端に位置するので遮蔽なく露呈し、GPSデータを適正に受信でき、信号処理部において現在位置の検出が行える。
【0030】
また、本体1とクリップ部2とは、互いの連係孔13,23を重ね合わせてネジ止めすることで連係していることから、そのネジ軸回りに回転させて平面における位置の調整が可能であり、このためGPSアンテナ55の向きを調整することができ、受信機本体51の表示パネルの向きも調整できる。
【0031】
そして、クリップ部2の第3連係孔23は複数を並び列に形成し、あるいは長孔に形成するので、本体1の第1連係孔13とは位置をズラして連係でき、位置調整が行える。例えば図2は乗用車での装着例を示しており、図3はワンボックスタイプの車での装着例を示している。サンバイザ7の装備位置は、フロントガラス6の傾斜が違う乗用車(図2)とワンボックスタイプの車(図3)とでは大きく相違し、フロントガラス6の上縁からの距離が乗用車では100mm程度、ワンボックスタイプの車では60mm程度になっている。しかし、本発明のものでは第3連係孔23と第1連係孔13との連係を位置調整できることから、図2に示すような乗用車での装着であっても、車載受信機5について、アンテナ50側がフロントガラス6に向けて張り出す状態に位置調整することが容易に行えて、最適な姿勢,位置を取り得る。
【0032】
また、クリップ部2は金属板材から形成するので、夏期などに直射日光により熱変形するようなことがなく、挟みつかむ力を安定に発現できる。この場合、支持具の本体1は背面(取付面)が略平坦で突起がなく、クリップ部2の取付板20も平坦であるので高さが低くなり、サンバイザ7との間に隙間なく組み付けでき、したがって、圧迫感がなく運転の妨げにならない。
【0033】
(フロントガラス装着およびダッシュボード装着)
フロントガラス装着およびダッシュボード装着においては、支持具の本体1に対して図4に示す基台部3をネジ止めにより連係させる構成を採る。基台部3は樹脂材料から形成してあり、装着対象に対面する取付板30を有し、取付板30の一方の辺縁からアーム31を延長し、アーム31の先端には連結軸32および連係片33を一連に設ける構成になっている。つまり、アーム31の先端では連結軸32に連係片33が軸回りに回転可能に連結し、そして、連係片33には、本体1の第2連係孔14と軸回りに回転可能に連係する第4連係孔34を設けている。
【0034】
取付板30の取付面は略平坦に形成してあるが、図5に示すように、先端側には半球状の突起35を装着するとともに、アーム31の側には吸盤36を装着する構成になっている。したがって、フロントガラス装着では、吸盤36をフロントガラスの内面に吸着させることでよく、取付板30は先端側の突起35がガラス面に接面し、フロントガラス面に対して安定した姿勢に固定できる。これら突起35,吸盤36は着脱できるように構成してあり、図6に示すように、ダッシュボード装着においては取り外すことになる。
【0035】
つまり、フロントガラス装着においては、図5に示すように、車載受信機用支持具(本体1)に対して基台部3をネジ止めにより連係し、基台部3の取付板30には突起35,吸盤36を装着した状態とし、その吸盤36をフロントガラスに吸着させればよい。
【0036】
さらに、本実施形態では、本体1に、前後方向の両端の2カ所に第1,第2連係孔13,14を設けたが、特に図5に示すようにフロントガラスに取付ける態様を採った場合、先端の第2連係孔14と、連係片33の第4連係孔34とを接続することになり、連係片33を短くすることが出来る。その結果、強度ならびに安定性の面でも有利になるとともに、部品も小さくすることが出来る。一方、仮にクリップ側の穴に連結片33の第4連係孔34と接続するための部位を設けた場合、連係片は非常に細長くする必要があり、不安定なものになる。
【0037】
また、ダッシュボード装着においては、図6に示すように、車載受信機用支持具(本体1)に対して基台部3をネジ止めにより連係するが、基台部3の取付板30には突起35,吸盤36を装着しないで略平坦な当該面に面ファスナや両面粘着性シート材などの接着部材を貼り付けてダッシュボードに貼り合わせればよい。
【0038】
さらに、ダッシュボード装着においては、図7に示すように、車載受信機用支持具(本体1)には何も連係しないで略平坦な当該面に面ファスナや両面粘着性シート材などの接着部材を貼り付けてダッシュボードに直接に貼り合わせることもよい。
【0039】
この場合、支持具の本体1は背面を略平坦面に形成するので、当該面に面ファスナや両面粘着性シート材などの接着部材を貼り付けることができ、これによりダッシュボードに直接に装着できる。そして、取付面が略平坦で突起がないので高さが低くなり、ダッシュボードに直接に装着する際はじゃまにならず好ましい。
【0040】
このように、車載受信機用支持具(本体1)は、一方の短辺に第1連係孔13を設けるとともに、他方の短辺に第2連係孔14を設けるので、クリップ部2と基台部3とを選択的に連係できる。つまり、サンバイザ装着の際はクリップ部2を連係し、そのクリップ部2をサンバイザに挟み付けることで装着が行える。また、フロントガラス装着およびダッシュボード装着の際は基台部3を連係し、その基台部3を対応場所に組み付けることで装着が行える。
【0041】
したがって、汎用的に構成を変更することができ、サンバイザ,フロントガラス,ダッシュボードの何れにも適正に組み付けが行える。そして、何れの装着でも本体1は共通部品となり、アダプタ部材だけを取り替えることからコスト面に有利性がある。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係る車載受信機用支持具を示し、サンバイザ装着における構成例の斜視図である。
【図2】サンバイザ装着における構成例の側面図であり、乗用車での装着例を示している。
【図3】サンバイザ装着における構成例の側面図であり、ワンボックスタイプの車での装着例を示している。
【図4】フロントガラス装着およびダッシュボード装着における構成例の斜視図である。
【図5】フロントガラス装着における構成例の側面図である。
【図6】ダッシュボード装着における構成例の側面図である。
【図7】ダッシュボード装着における他の構成例の側面図である。
【符号の説明】
【0043】
1 本体
2 クリップ部
3 基台部
5 車載受信機
6 フロントガラス
7 サンバイザ
11 リブ
12 爪片
13 第1連係孔
14 第2連係孔
20,30 取付板
21 挟み板
22 押し片
23 第3連係孔
31 アーム
32 連結軸
33 連係片
34 第4連係孔
35 突起
36 吸盤
50 アンテナ
51 受信機本体
52 プレート
53 角度調整ネジ
54 太陽電池セル
55 GPSアンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄厚な箱形状の車載受信機の背面に着脱可能に組み付けるものであって、
略方形の板形態に形成した本体を有し、
前記本体には一方の短辺にサンバイザ装着のためのクリップ部を連係する第1連係孔を設けるとともに、
他方の短辺にフロントガラス装着およびダッシュボード装着のための基台部を連係する第2連係孔を設け、
当該本体の背面を略平坦面に形成し、
前記2つの連係孔に対して前記クリップ部あるいは前記基台部を選択的に連係させ、あるいは前記本体の背面に面ファスナや両面粘着性シート材などの接着部材を貼り付けることを特徴とする車載受信機用支持具。
【請求項2】
前記クリップ部は金属板材から形成し、前記本体の背面に接面する取付板を有し、当該取付板の一方の辺縁は折り返して折れ曲がり、延長した部分が前記取付板と向き合う挟み板となり、前記取付板には前記第1連係孔と重畳する第3連係孔を設けることを特徴とする請求項1に記載の車載受信機用支持具。
【請求項3】
前記第3連係孔は前記挟み板と連なる折れ曲がり部に向けて複数を並び列に形成する、あるいは長孔に形成することを特徴とする請求項2に記載の車載受信機用支持具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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