説明

車載報知メッセージ表示システム

【課題】タクシー運転者は、乗客の輸送に集中しつつも、タクシー利用者にシートベルト装着をスムーズに促し、安全な運行を推進する車載報知メッセージ表示システムを提供する。
【解決手段】メッセージ表示制御手段によって、前記各報知メッセージの表示を制御し、タクシー1が停止を判別し、前記着座判別手段が所定の座席にて利用者の着座を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで、当該座席に対応する表示手段4a、4bにてシートベルト着用を促す第1報知メッセージを表示させる。又は、タクシー1が走行を判別し、前記着座判別手段が所定の座席にて利用者の着座を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで、当該座席に対応する表示手段にてシートベルト着用を警告する前記第2報知メッセージを表示させるようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車載報知メッセージ表示システムに関し、特にタクシーにおける広告情報に関する端末装置などを利用し、タクシー利用者へのメッセージを表示するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タクシーにおける、利用者においてもシートベルトの着用が呼びかけられているものの、タクシーの運転手が直接利用者(乗客)に呼びかけると、わずらわしく感じる利用客も存在することから、タクシー運転手は、利用客の減少を懸念して、利用者へのシートベルトの着用を勧めないでいることが多い。
【0003】
シートベルトにおける運転手や助手席での未装着における警告表示は、速度計付近での表示パネルなどで表示する手段が周知の技術である。後部座席、特にタクシーなど利用客などへの未装着警告については、音声でアナウンスする以外は、知られていない。
【0004】
一方、タクシーは、防犯など犯罪を予防するために車両内に監視用カメラが設置される傾向にある。これら監視カメラについては、各種提案されており、特にタクシーなどの乗務員のセキュリティだけでなく、乗務員のマナー向上、顧客の忘れ物などのサービスにも貢献している。
【0005】
【特許文献1】特開2005−119631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
タクシー車内の画像を撮影する技術の一例が特開2005−119631号公報(以下、文献1という)に記載されている。この文献1には、後部座席の静止画や動画などとして車内を撮影しているもののこの映像は利用者には、提供されていない。
本発明は、これらの問題を解決するためにタクシー運転者が、乗客の輸送に集中しつつも、タクシー利用者にシートベルト装着をスムーズに促し、安全な運行を推進する車載報知メッセージ表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の車載報知メッセージ表示システムは、タクシー内にてシートベルトが付設された各座席において、所定の座席にて利用者の着座時に、当該利用者が視認可能としてなる表示手段にシートベルト着用を所定時間促す第1報知メッセージと、シートベルト未着用を所定時間警告する第2報知メッセージの少なくとも何れかの報知メッセージを表示するためのシステムであって、
走停判別手段と、着座判別手段と、シートベルト装着検知手段と、メッセージ表示制御手段とを有してなり、
前記走停判別手段は、前記車両が走行しているのか停止しているのかを判別し、
前記着座判別手段は、前記所定の座席の何れかに利用者が着座しているか否かを判別し、
前記シートベルト装着検知手段は、各座席それぞれに付設されたシートベルトの装着状態を検知し、
前記メッセージ表示制御手段は以下の処理を行い、前記各報知メッセージの表示を制御し、
処理1)前記走停判別手段が停止を判別している状態で、前記着座判別手段が所定の座席にて利用者の着座を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで、当該座席に対応する表示手段にて前記第1報知メッセージを表示させる。
処理2)前記走停判別手段が走行を判別した場合、前記着座判別手段が所定の座席にて利用者の着座を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで、当該座席に対応する表示手段にて前記第2報知メッセージを表示させる。
ことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、前記タクシー内にて、車内を撮影するカメラを設置し、乗客である利用者を前記表示手段に表示可能とし、前記メッセージ表示制御手段によって、当該座席に対応する表示手段に利用者の映像とともに前記第1または第2メッセージを表示させることを特徴とする。
【0009】
また、請求項3に係る発明は、前記請求項1又は2において、前記走停判別手段をドア開閉判別手段で構成し、このドア開閉判別手段によって、前記車両における任意のドアが開いている場合、前記走停判別手段が車両の停止を判別し、ドアが閉じている場合、前記走停判別手段が車両の走行を判別するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項4に係る発明は、前記請求項1又は2において、前記走停判別手段を賃走判別手段で構成し、この賃走判別手段によって、前記タクシー内に付設されている賃走スイッチ機構と連動し、賃送スイッチの入り切り状態を判別し、賃送スイッチが切り状態を判別した場合、前記走停判別手段が車両の停止を判別し、賃送スイッチが入り状態を判別した場合、前記走停判別手段が車両の走行を判別するようにしたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の車載報知メッセージ表示システムを設置したタクシー車内の説明図。
【図2】本発明の車載報知メッセージ表示システムを設置したタクシー車内を側面から見た説明図。
【図3】本発明の車載報知メッセージ表示システムを設置するタクシー車内を上面から見た説明図。
【図4】本発明の車載報知メッセージ表示システムの表示手段であるリアディスプレイを示す説明図。
【図5】本発明の車載報知メッセージ表示システムの制御状態を示すブロック説明図。
【図6】本発明の車載報知メッセージ表示システムの制御状態の処理フローを示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本発明の車載報知メッセージ表示システムを設置したタクシー1車内の状態を示すもので後列席から見た状態である。また、図2は、本発明の車載報知メッセージ表示システムを設置したタクシー車内を側面から見た状態の説明図である。さらに、図3は、本発明の車載報知メッセージ表示システムを設置するタクシー車内を上面から見た状態の説明図である。
【0013】
まず、本発明の車載報知メッセージ表示システムは、タクシー1内にてシートベルト15が付設された各座席(運転席のシートベルトは便宜上省略する)において、所定の座席にて利用者の着座時に、当該利用者が視認可能としてなる表示手段として、ディスプレイ4a、4bに、シートベルト15a、15bを着用を所定時間促す第1報知メッセージと、シートベルト未着用を所定時間警告する第2報知メッセージの少なくとも何れかの報知メッセージを表示するためのシステムが提供されるようになっている。
【0014】
本発明には、走停判別手段と、着座判別手段と、シートベルト装着検知手段と、メッセージ表示制御手段とを有している。走停判別手段は、タクシーが走行しているか、停止しているかを判断する手段であるが、ナビゲーションシステムからデータを受けることも可能であるが、ドアの開閉判別手段によって、車両本体から走行状態のデータを受信するようにしている。また、着座判別手段は、従来公知の重量センサーが座席シートに設けられ、着座信号が受信できるようになっている。また、シートベルト装着検知手段は、従来周知のシートベルト装着によって、発せられる装着信号を受けるようになっている。
【0015】
図中2は、車内を撮影するカメラがバックミラー付近に設置されており、図3に示す通り、車内の様子がほぼ撮影(図中Aの範囲)できるようになっている。運転席、助手席の背面に設けられたディスプレイ4a、4bには、利用者の声を録音するマイク10、及び映像にともなって、必要な音声を出力するスピーカ13が設けられている。
【0016】
5は、車両では周知のナビゲーションシステムである。3は、タクシーにおいては、必須の賃走メータで、本発明における、後述する第二実施例として、走停判別手段を賃走判別手段によって達成している。
【0017】
15a、15bは、シートベルトで、このシートベルトの装着状態は、周知のフックが閉じられたかの有無で装着信号が得られるようになっている。10は、車載データをタクシーの管理センターに送信するアンテナである。
【0018】
図5に示すように本発明の車載報知メッセージ表示システムの制御回路ブロック50(メッセージ表示制御手段を含む)を説明すると、メインの処理部51には、各種の装置が接続されており、まずカメラ2が画像処理部54を介して接続され、ディスプレイ4a、4bは、画像処理部55を介して接続されている。さらにマイク10及びスピーカ13は、音声処理部56を介してそれぞれ接続されている。また、ディスプレイ4a、4bは、タッチパネルになっており、操作ボタン11やこのディスプレイ4a、4bの側部に各種の状態を示すLED11がそれぞれ入出力制御部57を介して接続されている。シートベルト15は、シートベルトセンサー58を介して接続され各シートベルトの装着状態が検出できるようになっている。
【0019】
一方、利用者(乗客)が座席に着座した状態は、重量センサー(図示せず)からデータの供給をうけ、後部席に所定の重量負荷があった時、着座の状態を判別する着座判別手段72がメイン処理部51に接続されている。また、第一実施例においては、ドア開閉判別手段(図示せず)から開閉状態の信号を受け、便宜的に走行しているか停止しているか判別する走停判別手段71が接続されている。
【0020】
さらに、このメイン処理部51には、車内の映像や、音声をタクシーの管理センターとの間でデータ交換や、タクシー表示手段(ディスプレイ4a、4b)に前記タクシーの管理センターや、所望の基地局から配信される広告情報や商取引情報の送受信を行う通信手段として、テキスト処理部64、通信処理部65、無線通信インターフェース66が設けられている。外部へのデータは、アンテナ14を介して行われる。
【0021】
データの保存や管理は、通常、外部メモリ60に蓄積され、メイン処理部51に外部メモリインタフェース61を介して接続されている。また、内部メモリ62はデータ処理やデータの一時保存用として設けられてメイン処理部51に接続されている。
【0022】
上記のように構成された、車載報知メッセージ表示システムにおいて、前記走停判別手段は、前記車両が走行しているのか停止しているのかを判別するとともに、前記着座判別手段は、前記所定の座席の何れかに利用者が着座しているか否かを判別し、さらに前記シートベルト装着検知手段は、各座席それぞれに付設されたシートベルトの装着状態を検知し、前記メッセージ表示制御手段は次の処理を行い、前記各報知メッセージの表示を制御するものである。その状態を図6のメッセージ表示システムの処理フローを説明図に従って説明する。
【0023】
まず処理1としては、前記走停判別手段(ステップ101)が停止を判別している状態で、前記着座判別手段(ステップ102)が所定の座席にて利用者の着座(Yes)を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで(ステップ103)、当該座席に対応する表示手段にて前記第1報知メッセージを表示させる(ステップ104)。表示内容は、「お客様の安全のためシートベルトをお締めください。」と表示される(図4(a)参照)。また、この表示は、フロー図のステップ101に戻って、前記シートベルト装着検知手段が装着状態(Yes)を検知するまで(ステップ103)ループを形成し表示される。
【0024】
一方、処理2としては、ステップ101で前記走停判別手段が、走行を判断して、ステップ106の着座判別手段では、再度利用者の着座を判別し(ステップ106)、当該座席に対応する表示手段にて、前記シートベルト装着検出手段でシートベルト未装着の場合、前記第2報知メッセージを表示させる(ステップ108)。このときの表示内容は、「シートベルトが未装着です。」と表示される(図4(b)参照)。また、この表示はもフロー図のステップ106に戻って、前記シートベルト装着検知手段が装着状態(Yes)を検知するまで(ステップ107)ループを形成し表示されるが、ステップ109で所定時間(設定時間であり、数秒〜数分)が経過したら、表示をやめ処理を停止するようになっている。
【0025】
本発発明では、前記第1報知メッセージ及び前記第2報知メッセージの表示は、
必ずしも両方表示しなくてはならないものではなく、少なくとも一方であってもよく、それぞれのメッセージのうち走行してからのメッセージは、あらかじめ設定された所定時間が望ましい。たとえば数秒から数分間の時間内で、 (ステップ109)で、たとえシートベルトの装着がなされなくても所定時間の限度で表示をやめる。また、フロー図における、前記シートベルト装着検知手段が装着状態(Yes)を検知するまで(ステップ103)及び(ステップ107)表示及びアナウンスされるようにコントロールされている。これらの表示やアナウンスは、音声などアナウンスを伴うボリュームの大きさにもよるが、お客様の安全を確保するという安全上のアナウンスであり、利用客がうっとうしく思わない程度に多少ボリュームを下げていくという方法もある。
【0026】
本発明は、このように、運転手が常に乗客である利用者にシートベルトの装着を促さずとも確実に利用者にアナウンスされ、シートベルトの装着率を高めることができ、運転手は運転に専念でき、安全性を高めることができる。
【0027】
本発明の他の実施例としては、前記タクシー1内にて、車内を撮影するカメラ2を設置し、乗客である利用者を前記表示手段に表示可能とし、前記メッセージ表示制御手段によって、当該座席に対応する表示手段に利用者毎の映像とともに前記第1または第2メッセージを表示させるようにしている。
【0028】
カメラ2で撮影した映像のうち当該座席に対応する表示手段に対応する利用者を表示しながら、前記第1または第2メッセージを表示させることにより、表示された利用者は自分のシートベルトが装着されていない点が問題であることを強く認識し、シートベルトの装着率が高まる。
さらに、タクシー内で強盗、窃盗などをもくろむ悪意の利用者が存在した場合、自分の映像が撮影されていることで、潜在的に犯罪を抑止する別の効果も出てくる。
【0029】
前述の実施例において、前記走停判別手段をドア開閉判別手段で構成し、このドア開閉判別手段によって、前記車両における任意のドアが開いている場合、前記走停判別手段が車両の停止を判別し、ドアが閉じている場合、前記走停判別手段が車両の走行を便宜的に判別している。
【0030】
またさらに、他の実施例として、前記走停判別手段を賃走判別手段で構成し、この賃走判別手段によって、前記タクシー内に付設されている賃走スイッチ機構と連動し、賃送スイッチの入り切り状態を判別し、賃送スイッチが切り状態を判別した場合、前記走停判別手段が車両の停止を判別し、賃送スイッチが入り状態を判別した場合、前記走停判別手段が車両の走行を判別するようになっているが、この場合は、利用者が利用していない着座判別手段が、利用者の着座を検出していない状態は、すなわち利用客を乗せていない状態は常に賃送スイッチは、切り状態を判別しているので、便宜上、停止と判断されているが、タクシーが実際に停止して、利用客が着座して初めて、図6のフローのステップ102から、ステップ103に移り、シートベルト装着がNOであれば、フローのステップ104で「お客様の安全のためシートベルトをお締めください。」と表示される。そして、賃送スイッチが入り状態を判別した場合、フローのステップ101からステップ106を通過し、ステップ107に移り、それでもシートベルト装着がNOであれば、「シートベルトが未装着です。」と表示される。
【0031】
以後は、シートベルトが装着される所定時間経過まで、表示、アナウンスが継続される。本実施例では、走停判別手段をドア開閉判別手段や賃走判別手段で構成したが、車本体の走行メータやナビゲーションシステムから得ることも可能であり、複合的に情報を得て処理フローを形成しても良いが、便宜的にドアの開閉や賃走メータなどから信号を受けることで情報の処理が軽減できシステムを安価にできる。
【0032】
このようにタクシーには、標準の賃走スイッチ機構と連動し、賃走スイッチの入り切り状態で、タクシーが停止状態、走行状態と仮定して、メッセージの表示を制御するので、システムを簡便にできる。
【0033】
なお、本発明の実施例では、少なくとも、後部座席について記載した例を示しており、タクシーの場合、運転席の脇の助手席に利用者が載ることもあり、その場合、助手席の前面の所望位置にディスプレイを設置すればよく、利用者ごとに表示するとは、少なくとも後部座席にあればよい。また、後部座席に3名の利用者を乗せることもあり、その場合、着座判別手段は、後部座席のシートの真ん中にも設置されればよい。但し、後部座席の中央前面は、運転席と助手席の間にディスプレイを設置できないので、後部座席に3名が座った時には、ディスプレイ4a、4bのどちらかを分割して表示し、利用者ごとのメッセージ表示を行うこともできる。
【0034】
以上、本発明によれば、運転手は、運転に専念し、利用客には、自動でシートベルトの装着を促すことができ、利用者保護を目指して安全性を高めることができ産業上有益な運営ができる。
【符号の説明】
【0035】
1・・・タクシー
2・・・カメラ
3・・・賃走メータ
4a、4b・・・ディスプレイ
5・・・ナビゲーションシステム
10・・・マイク
13・・・スピーカ
14・・・アンテナ
15a、15b・・・シートベルト
71・・・走停判別手段
72・・・着座判別手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タクシー内にてシートベルトが付設された各座席において、所定の座席にて利用者の着座時に、当該利用者が視認可能としてなる表示手段に、シートベルト着用を所定時間促す第1報知メッセージとシートベルト未着用を所定時間警告する第2報知メッセージの少なくとも何れかの報知メッセージを表示するためのシステムであって、
走停判別手段と、着座判別手段と、シートベルト装着検知手段と、メッセージ表示制御手段とを有してなり、
前記走停判別手段は、前記車両が走行しているのか停止しているのかを判別し、
前記着座判別手段は、前記所定の座席の何れかに利用者が着座しているか否かを判別し、
前記シートベルト装着検知手段は、各座席それぞれに付設されたシートベルトの装着状態を検知し、
前記メッセージ表示制御手段は以下の処理を行い、前記各報知メッセージの表示を制御し、
処理1)前記走停判別手段が停止を判別している状態で、前記着座判別手段が所定の座席にて利用者の着座を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで、当該座席に対応する表示手段にて前記第1報知メッセージを表示させる。
処理2)前記走停判別手段が走行を判別した場合、前記着座判別手段が所定の座席にて利用者の着座を判別すると、当該判別された座席につき、前記シートベルト装着検知手段が装着状態を検知するまで、当該座席に対応する表示手段にて前記第2報知メッセージを表示させる。
ことを特徴とする車載報知メッセージ表示システム。
【請求項2】
前記タクシー内にて、車内を撮影するカメラを設置し、乗客である利用者を前記表示手段に表示可能とし、前記メッセージ表示制御手段によって、当該座席に対応する表示手段に利用者の映像とともに前記第1または第2メッセージを表示させることを特徴とする前記請求項1記載の車載報知メッセージ表示システム。
【請求項3】
車載報知メッセージ表示システム前記走停判別手段をドア開閉判別手段で構成し、このドア開閉判別手段によって、前記車両における任意のドアが開いている場合、前記走停判別手段が車両の停止を判別し、ドアが閉じている場合、前記走停判別手段が車両の走行を判別するようにしたことを特徴とする前記請求項1乃至2記載の車載報知メッセージ表示システム。
【請求項4】
前記走停判別手段を賃走判別手段で構成し、この賃走判別手段によって、前記タクシー内に付設されている賃走スイッチ機構と連動し、賃送スイッチの入り切り状態を判別し、賃送スイッチが切り状態を判別した場合、前記走停判別手段が車両の停止を判別し、賃送スイッチが入り状態を判別した場合、前記走停判別手段が車両の走行を判別するようにしたことを特徴とする前記請求項1乃至2記載の車載報知メッセージ表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−126374(P2011−126374A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−285285(P2009−285285)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【出願人】(502402685)株式会社情報システム総合研究所 (7)
【Fターム(参考)】