説明

車載機器の起動制御装置

【課題】運転者の意思を尊重しながら車室内環境が快適となるように複数の車載機器を起動することができる車載機器の起動制御装置を提供する。
【解決手段】車載機器の動作条件データベース17には、車室内の温度と湿度とで決定される車室内状態と起動対象となる車載機器及び当該車載機器の動作条件との対応関係が定義されている。処理部3は、運転者による操作に応じて現在の車室内環境を検出し、その車室内環境に対応して動作条件定義テーブルに記憶されている車載機器及び当該車載機器の動作条件を運転者に提案する。運転者が提案を受け入れたときは、提案した車載機器をその動作条件で起動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車室内状態に応じて所定の車載機器を起動制御する車載機器の起動制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば高温状態の車室内をクールダウンして運転者の不快感を低減するための車両用空調装置として、特許文献1のものが提案されている。この特許文献1のものは、車室内の冷房負荷が高い状態で、車両用空調装置をオートモードでクールダウンさせる際に、車両用空調装置を外気モードに切換えた状態で送風すると同時に、サイドウインドまたはサンルーフを開放する。この状態を、車室内の温度が設定温度以下となるまで続け、設定温度以下となったときは、車両用空調装置を内気モードに切換えてから、サイドウインドまたはサンルーフを閉じ、エバポレータにより冷却された内気を車室内に循環させるというものである。
【特許文献1】特開2004−106740号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1のものは、車室内の冷房負荷に応じて自動で車両用空調装置及びパワーウインドを起動するものであるから、運転者の好みによっては、おせっかいな動作となり、かえって運転者に不快感を与えてしまう虞がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、乗員の意思を尊重しながら車室内環境が快適となるように複数の車載機器を起動することができる車載機器の起動制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明によれば、提案手段は、検出手段が検出した車室内状態に基づいて起動する車載機器及び当該車載機器の動作条件を提案するので、乗員は、その提案が好みである場合は、提案を受理する。すると、起動手段が起動対象の車載機器を当該車載機器の動作条件で起動するので、乗員の意思を尊重しながら車室内環境が快適となるように車載機器を起動でき、車室内環境を乗員の好みの環境とすることができる。
【0006】
請求項2の発明によれば、推定手段が車室内環境を推定し、その推定結果に基づいて提案手段が起動する車載機器及び当該車載機器の動作条件を提案するので、請求項1のように車室内状態を検出する検出手段を設けることなく実施することが可能となる。
請求項3の発明によれば、乗員が提案を拒否した場合は、次の起動時に提案内容が変更されるので、次の起動時に乗員の好みとなるように提案内容を変更することが可能となる。
【0007】
請求項4の発明によれば、乗員が何ら操作しない場合は、次の動作に自動的に移行するので、動作の待機状態が無駄に継続してしまうことを防止できる。
請求項5の発明によれば、乗員が提案を複数回拒否した場合は、編集手段により提案手段による提案内容を編集することができるので、提案内容を乗員の好みに最終的に一致させることができる。
【0008】
請求項6の発明によれば、乗員が編集手段による編集を拒否した場合は、乗員が提案を受理することはないと判断できるので、車室内状態若しくは起動対象となる車載機器及びその動作条件を消去することにより無駄な提案を継続してしまうことを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図5を参照して説明する。
図1は、全体構成を概略的に示すブロック図である。この図1において、ワイパECU1は、ワイパ操作に応じてワイパ2を駆動すると共に、ワイパ2の動作状態を示すワイパ動作履歴を処理部(提案手段、起動手段、編集手段に相当)3へ通知する。レインセンサ4は、車両のフロントガラスに付着した水滴の有無を検出して雨滴有無情報を処理部3へ通知する。温度計(検出手段に相当)5は、車室内の温度を検出して処理部3へ通知する。湿度計(検出手段に相当)6は、車室内湿度を検出して処理部3へ通知する。時計7は、現在時刻を示す時刻情報を処理部3へ通知する。イグニッションスイッチ8は、イグニッションスイッチによるメイン電源のON/OFF状態を示す電源ON/OFF信号を処理部3へ通知する。
【0010】
個人特定装置9は、運転者(乗員)を識別するための個人情報、例えばシートポジションメモリに対する識別コード、個人情報が記憶されたICチップ内蔵免許証、カメラによる人物識別、個人識別情報を有したワイヤレスキーなどから取得した個人情報を処理部3へ通知する。
【0011】
通信端末10は、情報センタ11から送信される周辺地域、目的地、進行方向の天気情報を取得して処理部3へ通知する。
サービス選択/操作スイッチ12は、ステアリングスイッチ、センターコンソールに設けられた遠隔操作スイッチ、インストルメントパネルに設けられた表示部のタッチスイッチ、リモコンスイッチなどからなり、操作されたことを示すスイッチ入力情報を処理部3へ通知する。
【0012】
提示装置13は、ディスプレイ、スピーカからなり、処理部3からの映像信号、スイッチ操作/編集画面情報を受けて表示したり、音声案内したりする。
車載機器としてはエアコン、パワーウインドなどがあり、処理部3からの制御信号に応じてエアコンECU14、パワーウインドECU15がエアコン、パワーウインドをそれぞれ制御する。
【0013】
操作履歴データベース16は、処理部3とのデータ通信によりワイパECU1からのワイパ動作履歴を記憶する。
車室内状態・動作条件データベース17には、後述するように本発明に関連して車室内状態と起動する車載機器及び当該車載機器の動作状態との対応関係を示す車室内状態定義テーブル及び動作状態定義テーブルが記憶されている。
処理部3は、後述するように各装置からの情報に基づいて起動する車載機器及び当該車載機器の動作条件を決定して運転者に提案し、提案が受理されたときは、決定した動作条件でもって車載機器を起動する。
【0014】
さて、処理部3は、イグニッションスイッチがオンされたときは起動する。
図2及び図3は、処理部3の起動サービス処理を示している。これらの図2及び図3において、処理部3は、まず、温度計5及び湿度計6により車室内温度と湿度を測定してから(A1)、車室内状態・動作条件データベース17に記憶されている車室内状態定義テーブルに基づいて現在の車室内状態を判定する(A2)。
【0015】
図4は、車室内状態定義テーブルの一例を示している。この図4に示すように、車室内状態は、温度と湿度とのマトリクスで定義されており、状態Snn(nは正数)で示されている。具体的には、車室内湿度が50〜60%RHで、車室内温度が35℃の場合は、「状態S21」と判定される。
【0016】
処理部3は、車室内状態に対応して動作状態定義テーブルに記憶されている起動対象の車載機器及びその動作条件を決定する(A3)。
図5は、動作状態定義テーブルの一例を示している。この図5には、図4に示す車室内状態定義テーブルにおいて車室内の湿度が50〜60%RHの場合のエアコンとパワーウインドの動作条件が示されている。この例では、エアコンに関しては、車室内の温度が40℃を境界として内外気切替を内気から外気に切替え、車室内の温度が高いほど設定温度を低く設定するように動作条件が定義されている。また、パワーウインドに関しては、車室内の温度が高くなるほど開放するパワーウインドの枚数を増加するように動作条件が定義されている。具体的には、車室内状態定義テーブルにおいて「状態S21」と判定された場合は、エアコンの内外気切替を内気に切替え、設定温度を22℃に設定することを決定すると共に、運転席及び助手席のパワーウインドを開放するのに対して、後席のパワーウインドを閉鎖したままとすることを決定する。このような動作条件は、車室内温度によらず、高温状態を早く解消することを目的として設定されている。
【0017】
処理部3は、レインセンサ4からの雨滴有無状態に基づいて降雨の有無を検出し(A4)、雨が降っていると判断したときは(A5:YES)、起動する車載機器から「ウインドOPEN」条件を削除する(A6)。これにより、降雨時にパワーウインドを開放してしまうという不具合を防止することができる。
【0018】
次に、以上のように決定した車載機器及び動作条件を提示装置13により運転者(乗員)に提案し(A7)、タイマをセットしてから(A8)、提案を受け入れたか(A9)、拒否したか(A14)、タイムアウトとなったかを判断する(A15)。つまり、表示部に「YES」ボタンと「NO」ボタンとを表示し、何れのボタンがタッチ操作されたかを判断する。
【0019】
運転者が「YES」ボタンにタッチ操作することにより提案を受け入れたときは(A9:YES)、起動対象の車載機器を提案した動作条件により起動する(A10)。現在の車室内状態が「状態S21」であるとすると、図5に示す動作条件定義テーブルに基づいて、エアコンの内外気切替を内気に切替えると共に、設定温度を22℃とする制御信号をエアコンECU14に送信し、さらに運転席及び助手席のウインドを開放する制御信号をパワーウインドECU15に送信する。これにより、エアコンECU14が内外気切替を内気に切替えた状態で、設定温度を22℃となるように送風空気の温度を調整する。同時に、パワーウインドECU15が運転席及び助手席のウインドを開放する。
以上のような動作により、エアコンからの冷気により車室内が内気循環状態で冷却されると同時に、車室内の蒸し暑い空気が運転席及び助手席側のウインドから車外に排気される。
【0020】
処理部3は、車室内温度及び湿度を測定し(A11)、蒸し暑さが解消されたかを判断し(A12)、解消された場合は(A12:YES)、エアコン及びパワーウインドを元の設定に戻す制御信号をエアコンECU14及びパワーウインドECU15に送信する(A13)。これにより、エアコンの設定が元の設定に復帰すると共に、ウインドが元の開閉状態に復帰する。
【0021】
一方、処理部3の提案をタイムアウトとなる前に運転者が拒否したときは(A14:YES)、拒否した回数をカウントする(A17)。また、運転者が拒否することなくタイムアウトとなったときは(A15:YES)、拒否したと判断し、タイマをリセットしてから(A16)、拒否した回数をカウントする(A17)。
【0022】
このようにして拒否した回数をカウントした場合は、拒否回数が規定値以内かを判断する(A18)。この場合、運転者による最初の拒否の場合は拒否回数は1回となるので、規定値以内であると判断し(A18:YES)、条件を自動更新する(A26)。例えば温度であれば、設定値±5℃の範囲内の所定温度だけ温度を変更するように設定するもので、カーナビゲーション装置により検出した現在位置が寒冷地域の場合は、提案温度を高くし、温暖地域の場合は、提案温度を低くする。
【0023】
このようにして自動更新された条件は、次の処理部3による提案時に反映されるもので、その際に提案がさらに拒否された場合は、条件をさらに自動更新する。つまり、1回目に拒否された提案温度が運転者の好みと合わないと判断し、さらに温度を変更する。このような自動更新としては、前回の自動更新した温度差だけさらに変更するようにしてもよいし、提案温度を初期提案温度に対して正負が逆となる温度差となるように変更するようにしてもよい。
【0024】
処理部3は、提案時における拒否回数が規定値を上回った場合は(A18:NO)、条件の自動更新により運転者の好みに合わせることは困難であると判断し、条件編集を提案してから(A19)、タイマをセットし(A20)、運転者が提案を受け入れたか(A21)、拒否したか(A22)、タイムアウトしたかを判断する(A23)。運転者が編集の提案を受け入れたときは(A21:YES)、運転者による編集結果に基づいて条件を変更する(A27)。つまり、図5に示した動作条件定義テーブルを変更可能とする。従って、以後からは、運転者の好みの条件となるように提案されることになる。
【0025】
このような条件編集の提案にかかわらず運転者が条件編集提案を拒否したときは(A22:YES)、運転者の好みを反映することは困難であると判断して、動作条件を消去する(A25)。同様に、運転者が拒否することなくタイムアウトとなったときは(A23:YES)、拒否と判断してタイマをリセットしてから(A24)、動作条件を消去する(A25)。
以上の動作により、運転者に提案する条件を運転者の好みに極力近づけることができると共に、無駄な提案を継続して行うことを防止できる。
【0026】
このような実施例によれば、処理部3は、現在の車室内の温度及び湿度を測定し、その測定結果に基づいて起動対象となる車載機器及び当該車載機器の動作状態を決定して運転者に提案し、運転者が提案を受理した場合に限って、提案した起動対象の車載機器を当該車載機器の動作条件で起動するので、運転者の意思を反映させることができる。従って、車室内の冷房負荷に応じて自動で車両用空調装置及びパワーウインドを起動する従来例のものと違って、運転者の意思を尊重しながら車室内環境が快適となるように車載機器を制御することができる。
【0027】
また、運転者が提案を拒否した場合は、動作条件を自動更新し、次の起動時に変更した動作条件を提案するようにしたので、運転者の好みの起動条件に合わせることが可能となる。
また、運転者による提案の拒否回数が規定値を上回った場合は、自動更新では運転者の好みに合わせることができないと判断し、運転者に条件編集を提案し、運転者が提案を受け入れて条件を編集した場合は、その編集結果に基づいて条件を変更するようにしたので、運転者の好みとなるように提案を変更することが可能となる。
【0028】
(第2実施例)
次に本発明の第2実施例について図6ないし図8を参照して説明する。この第2実施例は、第1実施例とは処理部3の動作が異なるもので、湿度計を用いることなく車室内の蒸し暑さを推測することを特徴とする。尚、本実施例では、処理部3は、間欠動作しており、車室内の温度を時間経過に伴って記憶するようになっている。また、本実施例では、処理部3が推定手段として機能し、レインセンサ4が検出手段として機能するようになっている。
図6は、処理部3の動作を示すフローチャートである。この図6において、処理部3は、運転席のドア状態を監視しており(B1)、運転席ドアが開閉されたかを判断する(B2)。
【0029】
運転者が車両に乗車して運転席ドアを開閉すると、処理部3は、ステップB2で「YES」と判断し、図示しない着座センサ或いは運転者監視用カメラにより運転者の状態を監視し(B3)、運転者が乗車したかを判断する(B4)。運転者が乗車したと判断したときは(B4:YES)、前回の降車直前のワイパ動作履歴を操作履歴データベース16からデータ収集する(B5)。前回の降車直前にワイパが動作していなかったときは(B6:NO)、そのまま終了し、ワイパ動作していたときは(B6:YES)、降車前の天候は雨と推定する(B7)。
次に、再乗車直前までの累積時間と温度推移データを収集してから(B8)、車室内の蒸し暑さを推定し(B9)、起動する車載機器及び当該車載機器の動作条件を決定する(B10)。
【0030】
図7は、温度・湿度による車室内状態の定義テーブルの一例を示している。この図7に示すように、車室内状態は、温度と湿度とのマトリクスで定義されており、状態Snn(nは正数)で示されている。この場合、車室内温度が高く、再乗車までの累積時間が長いほど、車室内の蒸し暑さが増していると推定し、推定した蒸し暑さを短時間で解消するように起動する車載機器及び当該車載機器の動作条件を決定している。
尚、フローチャートには示していないが、処理部3は、車室内温度が規定温度(例えば20℃以上)に達した場合に、図7に示す車室内定義テーブルに基づいて車室内状態を推定するようになっている。
【0031】
また、車室内の温度が変動し、再乗車までに一定時間温度低かった状態が継続した場合には、蒸し暑さが解消されたと推定する。つまり、処理部3は、車室内温度を常に検出しており、図8に示すように、運転者が降車後、20℃以上の状態が60分間継続したものの、その後温度が下降し、再乗車前に20℃未満の状態(図7に示す状態SO3に対応)が60分間継続した場合は、蒸し暑さが解消されたと推定する。
以後の動作は、第1実施例における図2のステップA7以降と同一であるので、その説明を省略する。
【0032】
このような実施例によれば、運転者が降車した際に降雨であったと推定した場合は、再乗車までの累積時間と温度との関係に基づいて車室内の蒸し暑さを推定するようにしたので、湿度センサが設けられていなくとも、本発明を実施することが可能となる。
【0033】
本発明は、上記各実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
起動する車載機器及び当該車載機器の動作条件を運転者に提案する際に、現在の季節或いは時刻に基づいて補正するようにしてもよい。つまり、季節が冬の場合は提案温度が高くなるように補正し、季節が夏の場合は提案温度が低くなるように補正する。また、昼間の場合は提案温度が低くなるように補正し、夜間の場合は提案温度が高くなるように補正する。
【0034】
運転者の好みを学習し、車室内状態定義テーブル及び動作条件定義テーブルの一方或いは両方を自動的に編集するようにしてもよい。
運転者毎に車載機器及びその動作条件の提案を行ったり、編集を許可したりするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の第1実施例における全体構成を示すブロック図
【図2】処理部の動作を示すフローチャート(その1)
【図3】処理部の動作を示すフローチャート(その2)
【図4】温度・湿度による車室内状態定義テーブルの一例を示す図
【図5】動作条件定義テーブルの一例を示す図
【図6】本発明の第2実施例における処理部の動作の一部を示すフローチャート
【図7】図4相当図
【図8】提案しない場合における車室内温度の変化を示す図
【符号の説明】
【0036】
図面中、3は処理部(提案手段、起動手段、編集手段、推定手段)、4はレインセンサ(検出手段)、5は温度計(検出手段)、6は湿度計(検出手段)、17は車室内状態・動作条件データベースである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内状態と起動対象となる複数の車載機器及び当該車載機器の動作条件との対応関係を記憶した記憶手段と、
車室内状態を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に対応して前記記憶手段に記憶された車載機器及び当該車載機器の動作条件を乗員に提案する提案手段と、
前記提案手段による提案が受理された場合は、前記提案手段が提案した車載機器を前記動作条件で起動する起動手段とを備えたことを特徴とする車載機器の起動制御装置。
【請求項2】
車室内環境と起動対象となる複数の車載機器及び当該車載機器の動作条件との対応関係を記憶した記憶手段と、
車室内状態を推定する推定手段と、
前記推定手段による推定結果に対応して前記記憶手段に記憶された車載機器及び当該車載機器の動作条件を乗員に提案する提案手段と、
前記提案手段による提案が受理された場合は、前記提案手段が提案した車載機器を前記動作条件で起動する起動手段とを備えたことを特徴とする車載機器の起動制御装置。
【請求項3】
前記提案手段は、乗員が提案を拒否した場合は、次の提案時に提案内容を変更することを特徴とする請求項1または2記載の車載機器の起動制御装置。
【請求項4】
前記提案手段は、提案してから受理されない状態または拒否されない状態が所定時間経過したときは、提案は拒否されたと判断することを特徴とする請求項3記載の車載機器の起動制御装置。
【請求項5】
前記提案手段による提案内容を乗員により変更可能な編集手段を備え、
前記提案手段は、提案が所定回数拒否された場合は、前記編集手段を起動することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の車載機器の起動制御装置。
【請求項6】
前記提案手段は、前記編集手段を起動した場合に編集が拒否された場合は、前記車室内状態若しくは起動対象となる車載機器及びその動作条件を消去することを特徴とする請求項5記載の車載機器の起動制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−238861(P2008−238861A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−78952(P2007−78952)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】